JP5111279B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の画像を含むファイルを処理する画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
近年のデジタルカメラの普及に伴い、メモリカード内の画像を印刷する機能として、様々な印刷形態が提供されている。たとえばメモリカード内には、複数の画像ファイルが保存され、また、各画像ファイルには、サムネイル画像や主画像が含まれている。ユーザの指示によって、これらの画像ファイルから1つの画像を印刷し、また複数画像をインデックス形式で印刷する形態もある。
また、画像に対して、赤目除去や明るさを調整する機能も提供されている。これらの印刷機能に使用される画像ファイルは、上記のように、1つの主画像とサムネイルとで構成されているが、複数の画像を1つのファイルに保存するデータも考えられる。
一方で、これら画像データの用途は様々であり、上記印刷機能のみならず、画像データをメールに添付して送信する機能があり、FAX画像として送信する機能もある。
多くの画像データから任意の画像を選択する必要から、メモリカードの中のファイルを効率的に検索する方法が考案されている。
たとえば、複数の記憶媒体から取得したファイルについて、Exifの撮影日時に基づいて、ファイルソートし、その順番で表示する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007−184712号公報
しかし、特許文献1記載の方法では、撮影日時に基づいてソートするので、先頭にくる画像は、必ずしもユーザが望む画像であるとは限らないという問題がある。
また、記憶媒体を抜き差しするなどして、ファイル構成が変わった場合、その都度ファイルソートをする必要があり、ファイルソートに時間がかかるという問題がある。
本発明は、ファイルに含まれる複数の画像のうちの、優先して出力される画像を適切に決定することができる画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を鑑み、本発明の画像処理装置は、複数の画像を含むファイルであって、当該複数の画像のうちの、当該ファイルに含まれる画像が出力されるときに優先して出力される画像を、当該ファイルにおいて指定可能な画像処理装置であって、撮影装置により連続的に順次撮影され、上記ファイルに含まれる複数の画像を取得する取得手段と、上記取得手段により取得された複数の画像のそれぞれにおける、上記撮影装置により撮影されたときにフォーカスが合った位置に基づき、画像間で移動した被写体に対して所定の領域においてフォーカスが合った画像を特定し、当該特定された画像を、上記ファイルに含まれる優先して出力される画像として決定する決定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ファイルに含まれる複数の画像のうちの、優先して出力される画像を適切に決定することができる。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1であるMFP100の概観を示す装置外観図である。
MFP100は、画像処理装置の例であり、操作部101と、カードインタフェース102と、読取部103と、記録部104とを有する。
通常は、図1に示すように、読取部103、記録部104を閉じた状態で設置する。そして、読み取りを実行するときや、コピーを実行するとき、カードからの印刷を実行するときは、読取部103または記録部104、もしくは読取部103及び記録部104を開いて、ユーザが所望する機能を実行する。
図2は、MFP100の構成を示すブロック図である。
なお、同一の構成には、同一の符号を付してある。
MFP100は、操作部101と、カードインタフェース102と、読取部103と、記録部104とを有する。また、MFP100は、CPU200と、ROM201と、RAM202と、不揮発性RAM203と、表示部204と、画像処理部205と、圧縮/解凍部206と、駆動部207と、センサ部208とを有する。
CPU200は、MFP100が備える様々な機能を制御し、操作部101における所定の操作に従い、ROM201に記憶されている画像処理のプログラムを実行する。ROM201は、MFP100の制御命令プログラム等を格納している。
読取部103は、CCDを備え、このCCDは、原稿画像を読み取り、赤(R)、緑(G)及び青(B)色のアナログ輝度データを出力する。なお、読取部103は、CCDの代わりに、密着型イメージセンサ(CIS)を使用するようにしてもよい。
カードインタフェース102は、操作部101の操作に応じて、読取部103が読み取った画像を、メモリカード等に記憶する。また、カードインタフェース102は、たとえばデジタルスチルカメラで撮影されメモリカード等に記録されている画像を、操作部101の操作に応じて読み込む機能を備える。
なお、カードインタフェース102を介して記録される画像データと、上記インタフェースを介して読み込みが行われる画像データとについて、画像処理部205が、所望の画像処理を施すことができる。
読取部103が読み取った画像と、記録部104が出力する画像とを、圧縮/解凍部206が圧縮/解凍処理する。JPEGなどによって、圧縮画像を生成し、解凍処理する。画像処理部205は、読取部103が読み取った画像と、圧縮/解凍部206が解凍した画像とを、入力画像処理する。また、カードインタフェース102を介して読み取られた画像を、圧縮/解凍部206が解凍し、この解凍された画像を、画像処理する。
入力画像処理と出力画像処理とにおいて、デジタルカメラ等に用いられている色空間(たとえばYCbCr)と、標準的なRGB色空間(たとえばNTSC−RGBやsRGB)との間で変換する。また、画像データの解像度の変換処理、画像データを包括する画像ファイルに含まれているヘッダ情報の生成及び解析処理、画像の解析処理及び画像補正処理、サムネイル画像生成、補正処理等の機能を備えている。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM202に格納され、カードインタフェース102を介して、メモリカードに記録する場合、必要な所定量に達すると、記録処理を実行する。また、記録部104が印刷する場合にも、必要な所定量に達すると、記録部104が記録動作を実行する。
また、不揮発性RAM203は、バッテリバックアップされたSRAMなどであり、MFP100に固有のデータなどを記憶する。
操作部101は、記憶媒体に記憶されている画像データを選択し、記録をスタートするためのダイレクト写真印刷スタートキーを有する。また、操作部101は、モノクロ画像やカラー画像の読取を開始するときのスキャンスタートキー、コピー時に使用するモノクロコピースタートキー、カラーコピースタートキーを有する。また、操作部101は、コピーやスキャンの解像度や画質などのモードを指定するモードキー、コピー等の動作を停止するためのストップキー、コピー数を入力するテンキーや登録キー、印刷する画像ファイル選択手段を指定するカーソルキー等も有する。CPU200は、これらのキーの押下状態を検出し、この押下状態に応じて、各部を制御する。
記録部104は、インクジェット方式のインクジェットヘッド、汎用ICなどによって構成され、CPU200の制御によって、RAM202に格納されている記録データを読み出し、ハードコピーとして印刷出力する。
駆動部207は、読取部103、記録部104のそれぞれの動作において、給排紙ローラを駆動するためのステッピングモータと、ステッピングモータの駆動力を伝達するギヤと、ステッピングモータを制御するドライバ回路などによって構成されている。
センサ部208は、記録紙幅センサ、記録紙有無センサ、原稿幅センサ、原稿有無センサ、記録媒体検知センサ等によって構成されている。CPU200は、これらセンサから得られた情報に基づいて、原稿と記録紙との状態を検知する。
表示部204は、操作部101のキー押下状態に応じて内容を表示し、MFP100が行っている処理の内容等を表示する。つまり、表示部204は、上記決定手段が決定した画像を表示する表示手段の例である。
なお、読取部103は、1つのファイルに、第1から第nまでの複数の画像を含む複数画像形式ファイルを読み込むファイル読み込み手段の例である。また、CPU200は、上記ファイル読み込み手段が読み込んだファイルから、第1から第nのそれぞれの画像付属情報に基づいて、優先的に表示する画像を決定する決定手段の例である。
図3は、実施例1において、複数画像形式を説明する図である。
図3(a)は、複数画像形式を示す図であり、SOIマーカで始まり、EOIマーカで終わるJPEGが、複数、連結されている。ファイル先頭のSOIマーカの後には、第1画像のExif付属情報401と、第1画像の複数画像形式付属情報402と、JPEGで圧縮された第1画像とが存在している。JPEGで圧縮された第1画像の後には、EOIマーカが存在する。
第1画像のEOIマーカの後には、第2画像のSOIマーカが存在し、その後に、第2画像のExif付属情報、第2画像の複数画像形式付属情報403、JPEGで圧縮された第2画像が存在する。第1画像のEOIマーカと、第2画像のSOIマーカとの間に、別の情報が存在するようにしてもよい。
第2画像のEOIマーカの後に、第3画像のSOIマーカが存在し、その後に、第3画像のExif付属情報、複数画像形式付属情報403、JPEGで圧縮された第3画像が存在する。第2画像のEOIマーカと第3画像のSOIマーカとの間に、別の情報が存在するようにしてもよい。
上記と同様に、第2画像、第3画像、……と続き、第n画像まで存在する。
図3(b)は、実施例1において、第1画像の複数画像形式付属情報を示す図である。
第1画像の複数画像形式付属情報402として、APP2マーカ、複数画像形式であることを示す識別子がある。この識別子は、図(b)では、複数画像形式として記載されている。さらに、ヘッダ、インデックスIFD404、第1画像IFDがある。このインデックスIFD404は、第1画像から第n画像までの全体構成を示す。
図3(c)は、実施例1において、第1画像以外の複数画像形式付属情報403を示す図である。
第1画像以外の複数画像形式付属情報403として、APP2マーカ、複数画像形式であることを示す識別子がある。識別子は、図3(c)では、複数画像形式として記載されている。さらに、ヘッダ、第n画像IFDがある。この第n画像IFDには、第n画像の固有の情報が含まれ、たとえば、その画像がファイルの中で何番目の画像であるのかを示す情報である。
図4は、実施例1において、複数画像形式のインデックスIFDの説明図である。この複数画像形式のインデックスIFDは、第1画像の複数画像形式付属情報のみが有する。
図4(a)は、インデックスIFDの内部構造を示す図である。図4(a)に示すインデックスIFDは、図3に示すインデックスIFD404に対応している。
インデックスIFD404には、複数画像形式のバージョン、ファイルに含まれる画像数、第1画像のエントリへのオフセット、第1画像〜第n画像のそれぞれのユニークIDリスト、総コマ数、次のIFDへのオフセット値が記録されている。
さらに、IFDの値として、第1画像〜第n画像のそれぞれのエントリ406、第1画像〜第n画像のユニークIDが記録されている。
第1画像における複数画像形式付属情報と、第2画像以降における複数画像形式付属情報とは、内部に含まれている情報が異なる。
図4(b)は、第1画像〜第n画像のそれぞれのエントリ406の構造を示す図である。第1画像〜第n画像のそれぞれのエントリ406には、画像の種別407、画像データオフセット、下位画像1エントリ番号、下位画像2エントリ番号が記憶されている。
なお、下位画像は、該画像(着目している画像)に対して、従属的な関係にある画像であり、たとえば、モニタに表示するための表示用画像である。この表示用画像は、上位にある画像(以下、上位画像という)と同じ内容であるが、低い解像度で作成されている。モニタ表示は、印刷に比べて高い解像度が求められず、さらには、表示するまでの処理時間を短縮することが求められるので、同じファイル内に、このような表示用画像を、下位画像として含むことは有効である。
下位画像1エントリ番号、下位画像2エントリ番号は、該画像(着目している画像)に対して、下位画像となる画像が、何番目の画像であるかを示す番号である。
図4(c)は、画像の種別407の内部構造を示す図である。画像の種別407には、メイン画像フラグ、下位画像フラグ、上位画像フラグが記憶されている。
ここでは、上記上位画像、下位画像に加え、メイン画像が定義されている。複数画像形式ファイルにおいて、全ての画像が並列の関係ではないことが有効であることが考えられるので、メイン画像が定義されている。たとえば、モニタ表示をする際に、ユーザは、ファイルに含まれている複数の画像から表示される画像を選択できるものの、ユーザにとっては、初めに表示される画像が重要である。たとえば、ブラケット撮影機能を利用して、ホワイトバランスを+、−に数段階変えて撮影して保存したファイルである場合、ユーザが画像を選択するためには、まず、ホワイトバランスが、基準となる0の位置にある画像が表示されることが望ましいと考えられる。このように、複数ある画像の中で中心となる画像を、他の画像と区別する必要がある。そこで、上記中心となる画像を、メイン画像として定義する。
メイン画像フラグは、該画像がメイン画像である場合に、1を記憶し、そうでない場合に、0を記憶するフラグである。下位画像フラグは、該画像が他の画像の下位に位置付けられている場合に、1を記憶し、そうでない場合に、0を記憶するフラグである。上位画像フラグは、該画像が他の画像の上位に位置付けられている場合に、1を記憶し、そうでない場合に、0を記憶するフラグである。
デジタルカメラの中には、被写体の動きに合わせてピント距離を合わせ続けるサーボAFの機能を持つものがある。また、オートフォーカスが有効になる点が、画面中央のみではなく、画面内の複数の点で有効になるものがある。このようなデジタルカメラの中には、たとえば被写体が右にあると検出した場合に、右のポイントで自動的にピントを合わせ、左にあると検出した場合に、左のポイントで自動的にピントを合わせる機能を持つデジタルカメラがある。さらに、それらを組み合わせて、被写体の動きに合わせて、画面内のピントを合わせる点を変更し、かつ、ピント距離を合わせ続けることができる機能を持つデジタルカメラがある。
このようなデジタルカメラの機能設定情報は、Exifフォーマット構造として、画像ファイルに埋め込まれている。メーカノートを利用し、各メーカで、独自の拡張を施し、Exif情報として様々な情報をファイルに格納している。
これらの情報を参照することによって、MFP100は、選択した画像について、撮影時における撮影モード(風景、スポーツ、夜景など)、ドライブモード(高速連写、1枚撮影など)、オートフォーカスポイント(左、右、中央など)などを知ることができる。
図5は、実施例1における複数画像形式ファイルを示す図である。
この複数画像形式ファイルには、デジタルカメラで撮影された画像が保存されている。
高速連写モードを使用し、レーシングカーが通過するシーンを撮影し、ファイル中には、全部で4枚の画像が格納されている。撮影したデジタルカメラには、全部で7点のオートフォーカスが有効になる点があり、それぞれ、画面の右端、右より、中央、左より、左端、上、下の点である。
第1画像は、右端でピントが合わせられ、第2画像は、中央でピントが合わせられ、第3画像は、左端でピントが合わせられ、第4画像は、中央でピントが合わせられていることが、Exif規格に従って、ファイルに記憶されている。
さらに、図5において、第1画像のメイン画像フラグが1であり、その他の画像のメイン画像フラグが0である。複数画像形式の画像の種別407によれば、メイン画像フラグは、メイン画像であるか否かを示しているので、第1画像がメイン画像であり、他の画像はメイン画像ではない。
画像ファイルが記録されているメモリカードを、カードインタフェース102に挿入すると、MFP100は、ROM201に記録されているプログラムに従って、メモリカードに格納されている画像データを、表示部204に表示する。
<選択された画像を表示するプログラム>
図6は、実施例1において、選択されたファイルを表示する動作を示すフローチャートである。
S601で、ユーザが選択したファイルが複数画像形式であるかどうかを調べる。ファイルの先頭に記録されているファイルに、複数画像形式付属情報402があるかどうかを調べ、あれば複数画像形式であると判断とする。ファイルが複数画像形式であれば、S602に進み、そうでなければ、S604に進む。
S602で、メイン画像フラグが1である画像を検索し、検索された画像を表示する。図5に示すファイルでは、第1画像のメイン画像フラグが1であるので、第1画像のJPEGをデコードし、表示する。表示したら、S603に進む。S603で、UI画面に、ガイドを表示する。
複数画像形式であることを示すガイドアイコンを、表示部204に表示し、操作キーを押すことによって、ファイル中のほかの画像を表示可能であることをユーザに提示する。ガイドを表示したら、画像表示するプログラムを終了する。
S604で、JPEG形式ファイルを表示する。表示したら画像表示するプログラムを、終了する。
<画像を検索するプログラム>
図7は、選択されたファイルから、ユーザにとって最適と考えられる画像を検索し、表示する動作を示すフローチャートである。
S603で表示されたガイドに従って、ユーザが検索ボタンを押すことによって、プログラムは起動し、S701に進む。S701で、ファイルの撮影時設定を調べ、検索方法を決定する。
実施例1では、スポーツ写真を連写で撮影した場合に、移動する被写体を中央で捉えた画像を表示する。第1画像のExif付属情報401を調べ、ドライブモードが高速連写モードであるのか、撮影モードがスポーツモードであれば、S702に進む。そうでなければ、S704に進む。
S702で、画像を検索する。第1画像のExif付属情報401から、どの位置でピントを合わせているのかを調べる。第2画像のExif付属情報から、どの位置でピントを合わせているのかを調べる。順番に、第n画像(n=4)まで調べる。
この結果、第1画像は、右端でピントを合わせ、第2画像は、中央でピントを合わせ、第3画像は、左端でピントを合わせ、第4画像は、中央でピントを合わせていることがわかる。そこで、移動する被写体が右から中央、左に移動し、画面外に移動したので、中央の別の個所にピントを合わせたのであると推定できる。この推定から、被写体が中央に配置されている第2画像を、メイン画像として選択する(優先的に表示する)。
実施例1では、右、中央、左、中央へと、移動した情報から、第2画像を選択したが、これに限定される必要はなく、左から右に移動した場合や、上から下に移動した場合、画面を斜めに移動した場合にも、適応可能である。
また、オートフォーカスが有効になる点が、7点ではなく15点や45点など、より多い場合であっても、被写体の移動を推定し、中央に近い画像を選択することができる。中央の位置でピントが合った画像が存在しない場合でも、より中央に近い画像を、メイン画像として選択する(優先的に表示する)ことができる。
中央の位置でピントが合った画像を優先的に表示する例を説明したが、中央以外の画像を、優先して表示することもできる。中央の位置でピントが合った画像が多数存在する場合、よりファイルの先頭近くに配置されている画像を、メイン画像として優先することができる。
ここの処理は、複数画像形式のファイルを対象とするので、多数のファイルを検索する場合に比べて、ファイルオープンの回数が少なく、画像データの検索が容易である。
S703では、S702で検索された画像を表示する。今回は第2画像が選択されたので、第2画像JPEGをデコードして表示する。
表示が完了したら、S704へ進む。S704では、ユーザによる手動設定を行う。
ユーザは、キー操作によって、複数画像形式ファイル中に格納されている任意の画像を選択することができる。S703で表示されている画像が、ユーザの所望の画像ではない場合、S704で修正することができる。S703で表示された画像が、ユーザ所望の画像であれば、修正せずに次のステップに進むことができ、ユーザの操作が簡略化される。また、S701から、直接S704に進んだ場合にも、任意の画像を手動で選択することができる。手動設定が完了し、完了ボタンを押すと、S705に移動する。
S705では、S704で選択した画像を、メイン画像に設定するかどうかのダイアログボックスを画面に表示する。
実施例1では、「選択された画像をメイン画像にして保存しますか」というメッセージを表示し、「はい、保存します」または「いいえ、保存しません」を、ユーザに選択させる。
ダイアログボックスを表示したら、S706に進む。S706では、S705でどちらの選択肢が選択されたかを判断する。「はい、保存します」が選択された場合、S707に遷移する。「いいえ、保存しません」が選択された場合、画像を検索するプログラムは終了する。
S707で、メイン画像フラグを書き換える。S704で設定された画像に対応するメイン画像フラグを1にし、これまでメイン画像に設定されていた画像に対応するメイン画像フラグを0にする。新しくなったファイルを、メモリカードに保存する。フラグを書き換え、メモリカードにファイルを保存したら、画像を検索するプログラムを終了する。
その後に、メイン画像を印刷する画面に遷移するようにしてもよい。
メイン画像フラグを書き換えることによって、同じ複数画像形式のファイルを選択した場合、S602で、前回メイン画像に選択した画像が表示される。S704でユーザが選択した画像は、ファイル中の画像の中でも、ユーザが特に所望している画像であると考えられるので、優先的に表示することによって、ユーザの利便性が向上する。
実施例1によれば、複数画像形式のファイルに多数の画像が格納されている場合、それぞれの画像のExif付属情報を、自動的に参照し、適切である推定される画像を、簡単な操作で表示することができる。
また、一度に撮影した複数の画像が、1つのファイルに存在するので、多数のファイルを検索する場合に比べて、ファイルオープンの回数が少なくて済み、画像データの検索が容易である。
さらに、自動または手動で選択した画像を、メイン画像フラグとして、メモリカードに記憶するので、再表示する場合に、少ない操作で同じ画像を表示することができ、ユーザの利便性が向上する。また、表示までの時間が短い。
実施例1における図1〜図4の説明は、実施例2においても同じであるので、それらの説明を省略する。
図8は、実施例2における複数情報形式ファイルである。
図8に示す複数情報形式ファイルには、デジタルカメラで撮影された画像が保存されている。
高速連写モードを使用し、レーシングカーが通過するシーンを撮影し、ファイルには、全部で4枚の画像が格納されている。撮影したデジタルカメラには、全部で7点のオートフォーカスが有効になる点があり、それぞれ、画面の右端、右より、中央、左より、左端、上、下、である。
それぞれの画像に、0個、1個、複数のピントが合っている場所が、ファイルに記録されている。
第1画像は、右端でピントが合わせられ、第2画像は、中央と左よりと右よりと下とでピントが合わせられ、第3画像は、左端と左よりとでピントが合わせられていることが、Exif規格に従って、ファイルに記録されている。また、第4画像は、中央と上とでピントが合わせられていることが、Exif規格に従って、ファイルに記憶されている。
さらに、複数画像形式の画像の種別407によれば、第1画像がメイン画像であり、他の画像はメイン画像ではない。
画像ファイルが記録されているメモリカードを、カードインタフェース102に挿入すると、MFP100は、ROM201に記録されているプログラムに従って、メモリカードに格納されている画像データを、表示部204に表示する。
図6に示す動作は、実施例2でも同じであるので、その説明を省略する。
図7のS701、S703〜S707の処理は、実施例2でも同じであるので、異なる部分に限って説明する。
実施例2では、S702で、画像を検索する。第1画像のExif付属情報401から、どの位置でピントを合わせているかを調べる。第2画像のExif付属情報から、どの位置でピントを合わせているかを調べる。そして、順番に、第n画像(n=4)まで調べる。
第1画像は、右端でピントを合わせ、第2画像は、中央と左よりと右よりと下とでピントを合わせ、第3画像は、左端と左よりとでピントを合わせ、第4画像は、中央と上とで、ピントを合わせていることがわかる。
そこで、実施例2では、第1〜第nのそれぞれの画像毎に、ピントが合っている位置の加重平均を算出し、最も中心に近いものを選択する。
ここで加重平均の算出に使用するそれぞれのピント位置の座標(X,Y)は、次の通りである。
右端の座標は、座標(2,0)、
右よりの座標は、座標(1,0)、
中央の座標は、座標(0,0)、
左よりの座標は、座標(−1,0)、
左端の座標は、座標(−2,0)、
上の座標は、座標(0,1)、
下の座標は、座標(0,−1)である。
ピントを合わせている場所の加重平均(XA,YA)は、次の通りである。
第1画像において、ピントを合わせている場所(右端)の加重平均の座標は、座標(2,0)である。つまり、ここでは、右端の座標(2,0)での加重平均であるので、そのまま(2,0)になる。
第2画像において、ピントを合わせている場所(中央と左よりと右より下)の加重平均の座標は、座標(0,−0.25)である。
第3画像において、ピントを合わせている場所(左端と左より)の加重平均の座標は、座標(−1.5,−0)である。
第4画像において、ピントを合わせている場所(中央と上)の加重平均の座標は、座標(0,0.5)である。
中央からの距離の二乗は、中央の座標値を(Xo,Yo)とすれば、
(XA−Xo)^2+(YA−Yo)^2
で求められる。ここで、「^」はべき乗を表している。
中央の座標値は、(0,0)であるので、それぞれの画像の中央からの距離の二乗は次のとおりである。
第1画像 4
第2画像 0.0625
第3画像 2.25
第4画像 0.25
これによって、第2画像のピント位置の加重平均が最も小さく、最も中央に近いことがわかるので、優先的に表示する画像として、第2画像を選択する。
また、オートフォーカスが有効になる点が、7点ではなく、15点や45点など、より多い場合であっても、それぞれのオートフォーカスが有効になる点の座標値を、適当に設定することによって、対応することができる。
本発明の実施例1であるMFP100の概観を示す装置外観図である。 MFP100の構成を示すブロック図である。 実施例1において、複数画像形式を説明する図である。 実施例1において、複数画像形式のインデックスIFDの説明図である。 実施例1における複数画像形式ファイルを示す図である。 実施例1において、選択されたファイルを表示する動作を示すフローチャートである。 選択されたファイルから、ユーザにとって最適と考えられる画像を検索し、表示する動作を示すフローチャートである。 実施例2における複数情報形式ファイルである。
符号の説明
100…MFP、
101…操作部、
102…カードインタフェース、
103…読取部、
104…記録部、
200…CPU、
201…ROM、
202…RAM、
203…不揮発性RAM、
204…表示部
205…画像処理部、
206…圧縮/解凍部、
207…駆動部、
208…センサ部、
401…複数画像形式に含まれる第1画像のExif付属情報、
402…第1画像の複数画像形式付属情報、
403…第1画像以外の複数画像形式付属情報、
404…インデックスIFD、
406…エントリ、
407…画像の種別。

Claims (5)

  1. 複数の画像を含むファイルであって、当該複数の画像のうちの、当該ファイルに含まれる画像が出力されるときに優先して出力される画像を、当該ファイルにおいて指定可能な画像処理装置であって、
    撮影装置により連続的に順次撮影され、上記ファイルに含まれる複数の画像を取得する取得手段と;
    上記取得手段により取得された複数の画像のそれぞれにおける、上記撮影装置により撮影されたときにフォーカスが合った位置に基づき、画像間で移動した被写体に対して所定の領域においてフォーカスが合った画像を特定し、当該特定された画像を、上記ファイルに含まれる優先して出力される画像として決定する決定手段と;
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    上記決定手段は、画像間で移動した被写体に所定の中央の領域においてフォーカスが合った画像を、優先して出力される画像として決定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2において、
    上記ファイルに含まれる画像を出力する出力手段を有し、
    上記出力手段は、上記ファイルに含まれる複数の画像のうちの、優先して出力される画像として指定されている画像を、当該複数の画像のうちの他の画像よりも優先して出力することを特徴とする画像処理装置。
  4. 複数の画像を含むファイルであって、当該複数の画像のうちの、当該ファイルに含まれる画像が出力されるときに優先して出力される画像を、当該ファイルにおいて指定可能な画像処理方法であって、
    撮影装置により連続的に順次撮影され、上記ファイルに含まれる複数の画像を取得する取得工程と;
    上記取得工程において取得された複数の画像のそれぞれにおける、上記撮影装置により撮影されたときにフォーカスが合った位置に基づき、画像間で移動した被写体に対して所定の領域においてフォーカスが合った画像を特定し、当該特定された画像を、上記ファイルに含まれる優先して出力される画像として決定する決定工程と;
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項4に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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