JP2005333171A - 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラム - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005333171A
JP2005333171A JP2004147110A JP2004147110A JP2005333171A JP 2005333171 A JP2005333171 A JP 2005333171A JP 2004147110 A JP2004147110 A JP 2004147110A JP 2004147110 A JP2004147110 A JP 2004147110A JP 2005333171 A JP2005333171 A JP 2005333171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
date
image
time
time information
image file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004147110A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Hirai
佳行 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004147110A priority Critical patent/JP2005333171A/ja
Publication of JP2005333171A publication Critical patent/JP2005333171A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】 画像ファイル中に記録された日時データと画像ファイルの更新日時データのうち、ユーザが適切と考える日時データを利用して画像ファイルのソートないし選択を行なえるようにする。
【解決手段】 カードインターフェース9などから入力した複数の画像ファイルをソートするに際して、画像ファイル内部に記録された画像ファイルの生成に関する第1の日時情報、または画像ファイル管理情報として記録された画像ファイルに関するファイル処理に関する第2の日時情報のいずれを画像ファイルのソート処理のキーに用いるかの優先順位を操作部4などを介してユーザ設定できるようにする。優先設定された日時情報が利用できない、あるいは当該日時情報の信頼性が低い場合は他の日時情報をソート処理のキーに用いる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の画像ファイルをソートする画像処理方法、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラムに関するものである。
近年、デジタルスチルカメラの普及によって、デジタル写真画像をユーザーが容易に楽しめる提案がされている。たとえば、デジタルスチルカメラで撮影された画像ファイルを、PCを介さずにプリンタでダイレクトにプリントする技術(デジタルカメラダイレクトプリント)が提案されている。
このデジタルカメラダイレクトプリントは、デジタルスチルカメラとプリンタとの間で所定のインターフェース規格に基づくケーブルを介して、あるいはメモリカード等の記録媒体を介して画像データを交換することにより行なわれる。
ユーザはメモリカード等に記録された画像ファイルから任意の画像ファイルをプリントするために、1画像のみ指定する「1コマ指定」や、複数の画像を選択する「範囲指定」によって、希望する画像ファイルを選択することができる。
このとき、ユーザは任意の画像の指定をするために、ソートされた順番にしたがって割り振られた画像番号等を入力することで、前述の画像ファイルの選択を行なう。たとえば、画像番号について第1の起点から第2の起点を入力することにより記録すべき画像ファイルの範囲の指定を行なうことができる。
ところで、画像番号を付与するためのソートは画像ファイルのファイル名順で行なわれていることが多い。しかし、デジタルカメラダイレクトプリントにおいては、プリントしようとする対象が写真であることから、一般的なファイル名順よりも日時順であるほうが適しているという考え方もあった。
たとえば、下記の特許文献1においては、デジタルカメラダイレクトプリントにおいて、ファイル名ソートではなく日時ソートにより並び替えられた画像から選択する提案がされている。
特開2001−111928号公報 特許第3045154号公報
上記特許文献1に記載の技術では、日時順にソートされた画像ファイルに対して画像番号を割り当てることにより、日時を基準とした画像選択を行なうことができる。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、「画像の日付」は明細書中に漠然と示されているだけで実際に「画像の日付」としてどのようなデータを取得し用いるのかは判然としていない。たとえば、画像ファイルの「画像の日付」に関しては次のような複数の日付データが考えられる。
すなわち、画像データを記録した画像ファイルに関して取得の対象となる日時情報の値としては、画像処理システムが採用するファイルシステム上における対象の画像ファイルのファイル更新日の値、あるいは画像ファイルそのものの内部に日時タグとして記録された撮影時刻の2つが考えられる。
なお、上記のファイル更新日データはシステムが採用するファイルシステム上における対象の画像ファイルに対応する管理データ中に記録されるが、このような管理データはファイルシステムの規格ごとに「FAT」、「iノード」など名称が様々であるので以下では「ラベル」という用語によりこの管理データを表現するものとする。
ここで、画像ファイルの日時タグについて簡単に説明する。主にデジタルカメラなどの写真画像ファイルに用いられているDCF規格、Exif2.2規格には、画像ファイル内に付加情報を記録するフォーマットが規定されている。DCF/Exif画像はJPEG方式の画像データのタグ形式により種々の管理データを記録できる。たとえば、Exif2.2には、原画像データの生成日時(Date Time Original)を示すタグ(Tag=9003.H)(日時タグ)がある。
このような日時タグを、画像ファイル内に記録することによって、その画像ファイルに加工が行なわれ、画像ファイルのラベルに記録されたファイル更新日時(ファイル更新日)が変更されても、日時タグの値が保持されることによって、画像ファイルの生成日時を失うことがないというメリットがある。
このように一般的な画像ファイルとは異なり、デジタルスチルカメラによって作成された写真画像ファイルは、ファイル更新日時よりも、ユーザが撮影した撮影日時がより重要であるので、できる限り、ファイル更新日よりは日時タグの日時を、ソートする日時情報とすることが望ましい。
一方で、DCF/Exif等の規格に準拠しない画像ファイルも存在するので、画像ファイルによっては、日時タグが存在しないものもある。また、画像ファイルが生成されると、日時タグがあったとしても、日時タグに対応しないPCのアプリケーション等によって、画像ファイルが編集保存されると日時タグが失われることもある。
したがって、特許文献1のように画像ファイルのソートを行なおうとすれば、画像ファイルから上記のようなファイル更新日時または日時タグの日時情報を適切に取得する手段が必要である。たとえば、上記の特許文献2では、画像ファイルに画像を撮影した日時データが記録されていない場合、画像ファイルのラベルとして記録された日時データを取得することが提案されている。
しかしながら、上述の特許文献2の技術は画像ファイルの日時を表わす文字情報をどのように印刷するかに関するもので、画像ファイルのソートに関して特に規定されておらず、したがって、ユーザが画像ファイルを選択する以前に、適切な日時を基準に画像ファイルのソートを行なうことはできなかった。
また、特許文献2では、画像ファイル中の日時データが常時優先されており、この画像ファイル中の日時データが利用できない場合にしか画像ファイルの更新日時データは利用されない。しかし、ユーザによっては画像ファイル中の日時データよりも画像ファイルの更新日時データを画像ファイルのソートないし選択基準として用いたい、という需要も当然発生しうると考えられるが、特許文献2のような従来技術においてはこのようなユーザの需要を満たすことはできなかった。
本発明の課題は、上記のような問題点を解決し、画像ファイル中に記録された日時データと画像ファイルの更新日時データのうち、ユーザが適切と考える日時データを利用して画像ファイルのソートないし選択を行なえるようにすることにある。
本発明は、複数の画像ファイルをソートする画像処理方法において、
前記画像ファイル内部に記録された前記画像ファイルの生成に関する第1の日時情報を取得する第1の日時情報取得過程と、
前記画像ファイル管理情報として記録された前記画像ファイルに関するファイル処理に関する第2の日時情報を取得する第2の日時情報取得過程と、
第1または第2の日時情報取得過程で取得される第1または第2の日時情報のいずれを前記画像ファイルのソート処理のキーに用いるかの優先順位をユーザ設定するユーザ設定過程と、
前記ユーザ設定過程において設定された優先順位に基づき、第1または第2の日時情報をキーに用いて前記画像ファイルのソート処理を行なうソート処理過程を含む構成を採用し、また、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラムにおいて上記画像処理方法を実施するものとした。
本発明によれば、画像ファイル内部に記録された前記画像ファイルの生成に関する第1の日時情報、または画像ファイル管理情報として記録された前記画像ファイルに関するファイル処理に関する第2の日時情報のいずれかを画像ファイルのソート処理のキーに用いるかの優先順位をユーザが設定することができ、これにより画像ファイル中に記録された日時データと画像ファイルの更新日時データのうち、ユーザが適切と考える日時データを優先的にキーとして利用し画像ファイルのソートないし選択をより効率的に行なうことができる。
以下では、デジタルカメラとケーブルや記憶メディアを介して画像ファイルを交換し、画像記録(ダイレクトプリント)を行なう画像処理装置に関する実施例を示す。
図1は、本発明を採用した画像記録装置100の制御系の構成を図2は図1の画像記録装置100の外観を示している。
図1の画像記録装置100の制御系は、CPU20、ROM1、RAM2、不揮発性RAM3、各種ファンクションキーなどを含むキーボードにより構成された操作部4、LCDなどの表示素子を用いて構成された表示部5、インクジェット方式や電子写真方式など所定の画像記録方式により構成された記録部6、画像データに関する各種の画像処理(画像フォーマット変換、ビットマップへのラスタライズ、色変換など)を行なうための画像処理部7、CCDや密着型イメージセンサ(CIS)のような画像読取素子と、画像読取素子と原稿との相対移動手段などから構成された読取部8、メモリカードやメモリスティックのようなメモリ素子に対する読み書きを行なうためのカードインターフェース9、読取部8、記録部6の可動部を制御するための駆動部10、および読取部8、記録部6の原稿や記録紙の位置や状態を検出するためのセンサ部11とを含む構成を有している。
このうち、CPU20は、画像記録装置100が備える様々な機能を制御し、操作部4における所定の操作にしたがい、ROM1に記憶されている画像処理のプログラムを実行する。ROM1は、画像記録装置100の制御命令プログラム等を格納している。後述の制御手順も、たとえばこのROM1に格納して供給することができる。
記録部6で記録すべき画像データは読取部8あるいはカードインターフェース9(あるいは不図示のUSBやネットワークケーブルなど)から入力することができる。読取部8は、原稿画像を読み取り、赤(R)、緑(G)および青(B)色のアナログ輝度データを出力する。カードインターフェース9は、たとえばデジタルスチルカメラで撮影され、メモリカードなどに記録された画像ファイルを、操作部4の所定の操作にしたがい読み込む。
読み込まれた画像ファイルは、RAM2(あるいはHDDなど他の記憶媒体)上に格納される。このとき、画像ファイルのラベルに管理データとして記録された当該画像ファイルの更新日時情報もRAM2にコピーされる。当然ながら当該画像ファイル内部の日時情報はそのままコピーされる。画像ファイルのRAM2上の格納方式は任意であるが、たとえばいわゆるRAMディスク形式によりFAT/VFATのようなファイルシステムをRAM2上に形成しておき、メモリカードや他のインターフェースから読み込んだ画像ファイルをそのままコピーするような構成が考えられる。あるいは、画像ファイルはRAM2にコピーしなくてもメモリカードのようにファイルシステムが画成されたメディアを用いる場合にはデータが必要になる毎にカードインターフェース9を介してメモリカード上の画像ファイルおよびそのラベルにアクセスしてもよい。
カードインターフェース9を介して読み込まれて画像ファイルとして格納された画像データの色空間は、必要ならば、画像処理部7によって、デジタルスチルカメラの色空間(たとえばYCbCr)から、標準的なRGB色空間(たとえばNTSC−RGBやsRGB)に変換される。また、そのヘッダ情報に基づいて、読み込まれた画像データは、有効な画素数への解像度変換など、アプリケーションに必要な様々な処理が必要に応じて施される。
画像処理部7においては、画像解析、サムネイル作成、サムネイル補正、出力画像補正等の画像処理が行なわれ、これらの画像処理によって得られた印刷データは、RAM2に格納される。RAM2に格納された印刷データが、記録部6で記録する場合に必要な所定量に達すると、記録部6による記録動作が実行される。
また、不揮発性RAM3は、バッテリバックアップされたSRAMなどであり、画像記録装置100に固有のデータなどを記憶する。操作部4は、記憶媒体に記憶された画像データを選択し、記録をスタートするために、フォトダイレクトプリントスタートキー、モノクロコピー時やカラーコピー時におけるモノクロコピースタートキー、カラーコピースタートキー、コピー解像度や画質などのモードを指定するモードキー、コピー動作などを停止するためのストップキー、コピー数を入力するテンキーや登録キーなどによって構成されている。CPU20は、これらキーの押下状態を検出し、この押下状態に応じて、各部を制御する。
表示部5は、ドットマトリクスタイプの液晶表示部(LCD)とLCDドライバとを備え、CPU20の制御に基づいて、各種の表示を行なう。記録部6は、インクジェット方式のインクジェットヘッド、汎用ICなどによって構成され、CPU20の制御によって、RAM2に格納されている記録データを読み出し、ハードコピーとしてプリント出力する。
駆動部10は、読取部8、記録部6のそれぞれの動作において、給排紙ローラを駆動するためのステッピングモータ、ステッピングモータの駆動力を伝達するギヤと、ステッピングモータを制御するドライバ回路などによって構成されている。
センサ部11は、記録紙幅センサ、記録紙有無センサ、原稿幅センサ、原稿有無センサ、記録媒体検知センサ等によって構成されている。CPU20は、これらセンサから得られた情報に基づいて、原稿と記録紙との状態を検知する。
次に、上記構成にカードインターフェース9経由で接続されたメモリカード等の記憶媒体に記録された複数の画像ファイル(本実施例では24個の画像ファイルを取り扱うものとする)から任意の選択手段によって任意の画像ファイルを選択するまでの動作について説明する。
図3は、記憶装置(たとえば前述のようにして画像ファイルを読み込んだRAM2)内の複数の画像ファイルを日時情報をキーとしてソートする処理の流れを示している。
図3のステップS301では、画像ファイルをソートする時、ソート基準に使用する日時情報の優先順位を設定する。すなわち、本実施例では、画像ファイルのラベルに記録されたファイル更新日時と、画像ファイルの内部に日時タグとして記録された撮影日時のように異なる日時情報のいずれかを優先的に使用するようユーザ設定を行なえるようにする。
図4はステップS301の日時優先順位設定の内容を模式的に示している。デジタルカメラの画像ファイルの場合、前述のように画像ファイルから日時情報を取得する対象として、画像ファイルのラベルに記録されたファイル更新日時と、画像ファイルの内部に日時タグとして記録された撮影日時とがある。図4の符号401と402は後述する日時ソートの対象とする日時情報についてどちらを優先にするかをあらかじめ設定する内容を示している。
たとえば、符号401に示すように「優先順位設定A」とした場合は、第1優先を日時タグの撮影日として、第2優先をラベルのファイル更新日としている。つまり、この「優先順位設定A」が有効であるときは、できるかぎり画像ファイル内部に記録された日時タグを取得して、画像ファイルのソート基準に利用するが、画像ファイルによっては上記日時タグが存在しない場合もあるため、そのときは、第2優先のラベルに記録されたファイル更新日を取得して、画像ファイルのソート基準に利用する。
また、符号402に示すように「優先順位設定B」とした場合は、第1優先としてラベルに記録されたファイル更新日を取得して、画像ファイルのソート基準に利用する。このとき、画像ファイルにはラベルに記録されたファイル更新日が必ず存在するため、上記設定においては第2優先順位はなくてもよいこととしている。
なお、図3のステップS301における日時優先順位設定の操作手順は特に規定しないが、たとえば、図1の操作部4からユーザがキー入力等により選択してもよいし、あらかじめ記録装置等に定められたただ1つの設定値をもってもよい。
また、日時優先順位の設定が実行されるタイミングについても本実施例では特に規定しないが、たとえば、記録装置の機能設定項目に含めてもよいし、記憶媒体が記録装置と接続された後に任意の操作から設定されてもよい。
次に、図3のステップS302においてステップS301で設定された優先順位にしたがって画像ファイルの日時情報を取得する。
ここで、図5に設定された優先順位にしたがって画像ファイルの任意の日時情報を取得する処理を示す。まず、図5の処理で用いられる設定情報およびカウント値の意味につき説明する。
設定値500は、本実施例における画像記録装置100における日時データの取得に関する取り扱いを定める設定値である。
優先順位を示す値Nは、画像ファイルから取得しようとする複数種類の日時データに与える優先順位を示す値であり、0から始まるシリアルな数値が付与される。たとえば、日時タグの値を、日時データとして最優先に扱うのであれば、日時タグの優先順位は1(N=1)であり、ファイル更新日を日時データの次に優先させたいのであれば、ファイル更新日の優先順位は、2(N=2)である。また、ある種類の日時データを無視するのであれば、その日時データの優先順位は、0(N=0)であるとする。たとえば、ファイル更新日を日時データとして扱わないのであれば、ファイル更新日の優先順位は、0(N=0)である。
日時を取得した回数Cntは、画像ファイルから取得した日時データの総数を示す値である。所定の画像ファイルから、1種類の日時データ(たとえばファイル更新日)しか取得できなければ、日時を取得した回数Cntは1であるが、2種類の日時データ(たとえば日時タグとファイル更新日)を取得できれば、日時を取得した回数Cntは2である。
MAX1は、優先順位を示す値Nの最大値であり、優先順位の上限を示す値である。第2優先順位までの日時データを取得する場合(たとえば、第1優先の日時タグと第2優先のファイル更新日とを取得する場合)は、優先順位を示す値Nの最大値MAX1が2になるが、第1優先の日時データしか取得しない場合(たとえば、第1優先の日時タグだけ取得する場合)は、優先順位を示す値Nの最大値MAX1が1になる。
画像ファイル内に記録されている日時データと、画像ファイルのラベルの日時データの2種類(優先順位を示す値Nの最大値MAX1=2)以外にも画像ファイルの日時データを取得できる場合が考えられるので、優先順位を示す値Nの最大値MAX1は必ずしも2に限定されない。たとえば、画像ファイル内に、日時タグ以外にも日時に関する情報が記録されていれば、それを取得する対象に加えるように、最大値MAX1を対応する値に変更すればよい。
最大値MAX2は、日時を取得した回数Cntの最大値であり、実際に印刷する日時データの上限を示す値である。たとえば、取得できた日時データを、2つまで印刷する場合、日時を取得した回数Cntの最大値MAX2が2になるが、取得できた日時データの総数に関わらず、日時を常に1つしか印刷しない場合、日時を取得した回数Cntの最大値MAX2が1になる。
設定値500は、ユーザがあらかじめ設定できるが、画像記録装置100によって、固有の値があらかじめ設定されているようにしてもよい。
次に、図5の日時情報の取得処理について説明する。図5のステップS501では、優先順位を示す値N=1と、日時を取得した回数Cnt=0を初期化する。本実施例においては、優先順位を示す値N=0に設定されると日時データを無視する仕様であるので、ステップS501の初期化では優先順位を示す値N=1に設定される。
次に、ステップS502では、優先順位を示す値Nとして設定された日時データが画像ファイルに存在するか否かを判別する。たとえば、第1優先が日時タグ(Tag=9003.H)であるとすれば、ステップS502では画像ファイル内部に記録された日時タグが参照される。
ステップS502で参照した日時データ(たとえば日時タグの値)が存在していなければ、次の優先順位の日時データ(たとえばファイル更新日)を参照するために、ステップS503では優先順位を示す値Nに1が加算される。
ステップS506では、優先順位を示す値Nの値と優先順位を示す値Nの最大値MAX1とが比較され、優先順位を示す値Nが優先順位を示す値Nの最大値MAX1よりも小さければまだ参照すべき日時データが存在するので、ステップS502で一連の処理を続ける。
優先順位を示す値NがステップS503で加算され、優先順位を示す値Nの最大値MAX1を超えるまで、ステップS506からステップS509への移行は生じない。ステップS502で日時データがあれば、ステップS504でその第N優先の日時データの取得処理が行なわれる。この時図4に示したAないしBのような優先順位設定を格納したテーブルが参照され、第N優先の日時データを取得する。取得された日時データは画像ファイルごとに設けられた記憶領域に格納される。
なお、日時データの取得処理の細部の構成は任意であるが、たとえばステップS504で取得する日時データが画像ファイルのラベルに記録された情報であれば画像ファイルを展開することなく日時データを取得できる。また、ステップS504で取得する日時データが日時タグであればExifの規定にしたがって日時データを示す文字コード列を取得するために画像ファイルを展開する必要がある。
ステップS504において、日時データが取得できた場合はステップS505で取得した日時データの総数を示す日時を取得した回数Cntに1を加算し、同じ画像ファイルのうちで次に優先順位の高い日時データ(たとえばファイル更新日)を参照するために優先順位を示す値Nに1が加算される。ステップS507では日時を取得した回数Cntと日時を取得した回数Cntの最大値MAX2とを比較する。
日時を取得した回数Cntの最大値MAX2は印刷する日時データの上限を示す値であり、たとえば、1つの画像ファイルについて1つの日時データを印刷する時、日時を取得した回数Cntの最大値MAX2が1であるのでステップS507では「No」になり、日時データの取得処理を終了しステップS509へ移行する。
ステップS507において日時を取得した回数Cntが日時を取得した回数Cntの最大値MAX2より小さければ、ステップS508でステップS506の動作と同様に、優先順位を示す値Nと優先順位を示す値Nの最大値MAX1とを比較する。
ここで、優先順位を示す値Nが優先順位を示す値Nの最大値MAX1よりも大きければ、日時データの取得処理を終了しステップS509へ移行するが、ステップS508において優先順位を示す値Nの値が優先順位を示す値Nの最大値MAX1よりも小さければ次の優先順位の日時データの取得を行なうためにステップS502に移行して一連の処理が続けられる。
上記のように、ステップS501〜ステップS508の動作により、あらかじめ設定された優先順位と取得する日時データの上限とにしたがって日時データが取得される。
次に、ステップS509において日時を取得した回数Cntが参照される。日時を取得した回数Cntが0であれば、ステップS501〜ステップS508の一連の処理で有効な日時データを取得できなかったものとし、ステップS510において日時データなしの処理が実行される。
なお、日時データを取得できなかったときの処理の細部は任意であるが、たとえば日時データを取得できなかった画像ファイルについては、画像ファイルのソート時に先頭または後尾に配列するようにしてもよい。また設定された日時データを取得できなかった旨の表示を図1の5に示す表示部で行ないエラー終了するようにしてもよい。
また、本実施例では優先順位を示す値Nを用い、日時データを無視するときは、優先順位を示す値N=0にしているが、無効にするときの優先順位を示す値Nの値は0でなくてもよい。たとえば優先順位を示す値N=優先順位を示す値Nの最大値MAX1にするようにしてもよい。
また、本実施例において、ステップS502で判別される日時データあり/なしの判別基準を規定していないが、たとえば日時タグに対応していない画像ファイル等において、日時データが取得できなければデータが「なし」と判別される。なお、データが「なし」と判別される基準の中に、データの信頼性があるか否かを判断する基準を含めるようにしてもよい。
この日時データの信頼性の基準としては任意の基準を採用すればよい。たとえば、ステップS502において、日時データが数字を示す文字コードでなかった時に信頼性がないと判別する、あるいは日時タグが存在していたとしてもタグの値が空白文字コードのみであれば日時データの信頼性が低いので日時データ「なし」と判別するような処理が考えられる。
なお、日時データの信頼性の判断に関しては前述の特許文献2に
(1)呼び出された全ての日時データの値に少なくとも2つの異なる値が含まれる
(2)デジタルカメラによって無効とされる値を含まない
(3)13月1日、25時22分などの不正な値を含まない
(4)Null値を含まない
のような基準が列挙されているが、このような判断基準を用いてもよいのはいうまでもない。
以上のようにして、図3のステップS302(図5)の処理によって、ステップS301で設定された優先順位にしたがって画像ファイルの日時情報を取得することができる。
再び図3において、ステップS303ではソートする対象となる画像ファイルの日時データ取得がすべて行なわれたか否かの判定がされる。まだ日時を取得していない画像があれば、ソートの対象とする全画像ファイルの日時情報取得処理が終了するまで、ステップS302の処理を繰り返す。
ステップS303で全画像ファイルの日時取得処理が完了すると、ステップS304に移行し、ステップS302(図5)のようにして取得された日時のうち最も優先順位の高い日時情報をキーとして画像ファイルの日時ソートを行なう。ある優先順位の日時データが取得できていない場合には、次の優先順位の日時データをソートのキーに用いる。日時情報のソートのアルゴリズムの細部に関しては公知であるからここでは詳細に説明しないが、多くの場合、この種の日時情報のデータ表現は所定日時(1970年1月1日など)からの経過秒数などの整数表現であり、この日時情報のソート処理は整数値のソート処理として実行することができる。
図6は、以上の処理により得られたソート結果を模式的に示している。図6の符号601は記録媒体に記録された画像ファイルを示している。図6の例は、A.jpg〜F.jpgの6つの画像ファイルを図4に示した優先順位設定Aおよび優先順位設定B(401および402)にしたがってソートした結果である。
符号602は、優先順位設定Aにしたがってソートされた例を示している。優先順位設定Aでは、日時タグを最優先とし、もし日時タグがなければラベルのファイル更新日を日時とするように設定されている。したがって、たとえばC.jpgでは日時タグが存在しないので、次に優先順位の高いラベルのファイル更新日が日時情報として取得される。その結果、取得された日時情報から古い日時からの昇順ソートが行なわれ、結果として、「A.jpg」「C.jpg」「B.jpg」「E.jpg」「F.jpg」「D.jpg」の順に、記録媒体の画像ファイルがソートされる。
この符号602に示す例は、日時タグの日時をできるだけソートの基準として用いようとするものである。デジタルカメラによって撮影されたDCF/Exif規格による画像ファイルでは、仮に画像の加工やファイル名の変更等の編集処理が行なわれファイル更新日が変更されたとしても、撮影時刻を基準にソートすることができるため、写真画像をソートする用途に効果がある。
一方、符号603は、優先順位設定Bにしたがってソートされた例を示す。優先順位設定Bではラベルのファイル更新日を日時とするように設定されているので、取得された日時情報から古い日時からの昇順ソートが行なわれ、結果として、「A.jpg」「C.jpg」「F.jpg」「B.jpg」「D.jpg」「E.jpg」の順に、記録媒体の画像ファイルがソートされる。
なお、符号602に示した画像に記録された日付けタグからの日時情報を取得する例は正確な撮影日時を取得できるというメリットがあるが、画像に埋め込まれているタグ情報を取得するために画像を展開する手順が必要である。一方で、符号603に示したラベル(ファイルシステム上のファイル管理データ)に記録されたファイル更新日から日時情報を取得する例は、必ずしも画像の撮影日を取得できるわけではないが、ラベル情報は画像ファイルに対応した管理情報を用いるだけなので画像を展開する手順が必要ないというメリットがある。
以上のように、本実施例によれば、画像ファイルのソートのキーとして用いる日時情報について優先順位をあらかじめ定めておくことができ、画像ファイル中に記録された日時データと画像ファイルの更新日時データのうち、ユーザが適切と考える日時データを優先的にキーとして利用し画像ファイルのソート、あるいはさらに画像ファイル選択を行なうことができる。
本実施例によれば、ユーザはデジタルカメラプリント等の写真画像のプリントにおいて画像選択の基準となるソートについて、たとえば日時タグのようなより写真用途を意識された日時情報を優先的にキーとして利用するように設定することができる。また、もし、画像ファイルに日時タグが存在しなくとも、画像ファイルのラベル(管理情報)に記録されたファイル更新日を利用することでリーズナブルなソート結果を得ることができる。
上記実施例では、画像ファイルをソートする装置として画像記録装置を例示したが、本発明は複数の画像ファイルをソートする処理を行なう装置であれば任意の画像処理装置に実施することができる。たとえば、この種の画像処理装置には、デジタルスチルカメラやファクシミリ装置や複合プリンタが含まれる。また、本発明を実施する画像処理装置は必ずしも記録出力を行なう装置である必要はなくファクシミリ装置や複合プリンタ、PCのような画像処理装置であってよい。本発明を実施する制御プログラムは、あらかじめROM1(あるいはHDDなど)に実装しておく他、ネットワーク経由など任意の経路を介して供給することができる。
本発明を採用した画像記録装置の制御系の構成を示したブロック図である。 図1の画像記録装置の外観を示した概略斜視図である。 本発明において画像ファイルを任意の日時からソートする一連の処理を示したフローチャート図である。 本発明において画像ファイルから取得する日時情報の取得手段優先順位を示した模式図である。 本発明において日時情報を所定の優先順位にしたがって取得する処理の詳細を示したフローチャート図である。 本発明において所定の優先順位設定に基づき画像ファイルがソートされた結果を示した模式図である。
符号の説明
1 ROM
2 RAM
3 不揮発性RAM
4 操作部
5 表示部
6 記録部
7 画像処理部
9 カードインターフェース
11 センサ部
20 CPU
100 画像記録装置

Claims (5)

  1. 複数の画像ファイルをソートする画像処理方法において、
    前記画像ファイル内部に記録された前記画像ファイルの生成に関する第1の日時情報を取得する第1の日時情報取得過程と、
    前記画像ファイル管理情報として記録された前記画像ファイルに関するファイル処理に関する第2の日時情報を取得する第2の日時情報取得過程と、
    第1または第2の日時情報取得過程で取得される第1または第2の日時情報のいずれを前記画像ファイルのソート処理のキーに用いるかの優先順位をユーザ設定するユーザ設定過程と、
    前記ユーザ設定過程において設定された優先順位に基づき、第1または第2の日時情報をキーに用いて前記画像ファイルのソート処理を行なうソート処理過程を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 請求項1に記載の画像処理方法において、第1または第2の日時情報取得過程で前記ユーザ設定過程により高い優先順位を設定された第1または第2の日時情報が正常に取得できない場合、第2または第1の日時情報取得過程で取得した優先順位がより低い第2または第1の日時情報を前記画像ファイルのソート処理のキーに用いることを特徴とする画像処理方法。
  3. 請求項1に記載の画像処理方法において、第1または第2の日時情報取得過程で取得される第1または第2の日時情報の信頼性を判断する信頼性判断過程を含み、前記信頼性判断過程において前記ユーザ設定過程により高い優先順位を設定された第1または第2の日時情報の信頼性が低いと判断された場合、第2または第1の日時情報取得過程で取得した優先順位がより高い第2または第1の日時情報を前記画像ファイルのソート処理のキーに用いることを特徴とする画像処理方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理方法を実施すべく動作することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理方法を実施すべく画像処理装置を制御することを特徴とする画像処理装置の制御プログラム。
JP2004147110A 2004-05-18 2004-05-18 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラム Withdrawn JP2005333171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147110A JP2005333171A (ja) 2004-05-18 2004-05-18 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147110A JP2005333171A (ja) 2004-05-18 2004-05-18 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005333171A true JP2005333171A (ja) 2005-12-02

Family

ID=35487557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004147110A Withdrawn JP2005333171A (ja) 2004-05-18 2004-05-18 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005333171A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221506A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Sanyo Electric Co Ltd 画像管理装置及び画像管理方法
EP2083564A2 (en) 2008-01-23 2009-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and control method thereof

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221506A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Sanyo Electric Co Ltd 画像管理装置及び画像管理方法
JP4716892B2 (ja) * 2006-02-17 2011-07-06 三洋電機株式会社 画像管理装置
EP2083564A2 (en) 2008-01-23 2009-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and control method thereof
US8386582B2 (en) 2008-01-23 2013-02-26 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007181029A (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御方法
US8355060B2 (en) Image data management apparatus and method, image data search apparatus and method, and recording medium
JP2009033530A (ja) 画像形成装置
JP4785628B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP4853163B2 (ja) 画像送信装置、画像送信方法および画像送信プログラム
JP4948069B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
US20080018929A1 (en) Image forming apparatus and method of controlling the same apparatus
JP2005333171A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラム
JP2010035096A (ja) 画像選択装置及び画像選択方法
JP4307217B2 (ja) 画像形成装置
JP2007336414A (ja) 画像処理装置および画像処理の制御方法
JP2004312487A (ja) 画像記録装置、画像記録方法および記憶媒体
JP2005316053A (ja) 画像処理装置
JP5116595B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP4560392B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、およびプログラム
US8199345B2 (en) Method for controlling printing apparatus and method for controlling image processing apparatus connected to printing apparatus
JP2005339217A (ja) 印刷管理装置およびこれに用いるプログラム
JP5039658B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2005229199A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP2006197567A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理装置の制御プログラム
US20060187494A1 (en) Image processing method, image processing apparatus, and control program for image processing apparatus
JP2004128837A (ja) 複写装置
JP2010041296A (ja) 手書き原稿シートを用いた画像処理装置および画像処理方法
JP2010247477A (ja) 印刷装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2006092420A (ja) 印刷情報保存装置および印刷情報保存装置におけるグループ名称決定方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070209

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807