JP2006303678A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 適応的に画像処理を切り替えるために画像データに付属する属性フラグデータを持つ画像データの合成時においても高画質の出力画像を提供する。
【解決手段】 画像データを入力する画像入力手段と、上記画像入力手段によって入力される上記画像データを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された複数の画像データの中から少なくとも1つの画像データを選択する選択手段と、上記選択手段で選択された選択画像データと、上記画像入力手段から入力される画像データまたは上記記憶手段に記憶される画像データとを合成する画像合成手段を持ち、上記画像合成手段によって合成を施す際に、画像データの各画素の属性を示す属性フラグに関しても合成を行なうフラグ合成手段とを持つ。
【選択図】 図15
【解決手段】 画像データを入力する画像入力手段と、上記画像入力手段によって入力される上記画像データを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された複数の画像データの中から少なくとも1つの画像データを選択する選択手段と、上記選択手段で選択された選択画像データと、上記画像入力手段から入力される画像データまたは上記記憶手段に記憶される画像データとを合成する画像合成手段を持ち、上記画像合成手段によって合成を施す際に、画像データの各画素の属性を示す属性フラグに関しても合成を行なうフラグ合成手段とを持つ。
【選択図】 図15
Description
本発明は、複合機において画像合成機能を使用する際の適応的な画像処理制御に関するものである。
近年、オフィスやコピーショップにおいて、複合機が設置されるケースが増加している。複合機とは、一台で複写機能(以下スキャン)、プリント機能(以下PDL)、送信機能(以下SEND)を持ち合わせた画像処理装置(以下、MFP)を示す。MFPは、スキャンデータを内部のハードディスクなどの記憶装置に一時的に保存することが可能である。これを利用して、予め保存してあるスキャンデータと、これからスキャンするスキャンデータとを合成して出力することが可能である。(特許文献1)
また、PDLデータの保持も可能であることから、スキャンデータとPDLデータ、PDLデータ同士の合成も可能である。
特開平10-145583号公報
また、PDLデータの保持も可能であることから、スキャンデータとPDLデータ、PDLデータ同士の合成も可能である。
しかしながら、画像データに対して、適応的に画像処理を切り替えるために画像データに付属する属性フラグデータを持つ画像データの合成の場合には、画像データの合成の他に属性フラグデータの合成も行なわなければならない。属性データは、その画像データの画素ごとの属性を示すデータであり、合成によって適当なフラグ値に変わってしまうと、合成後の画像処理を施す際に、その画素に対して最適な画像処理を施すことができなくなってしまう。画像合成機能とは、ユーザにより予めMFP内部の記憶部に登録されているフォーム画像と複写出力もしくはPDL出力する画像とを重ね合わせることにより、合成画像を生成する機能である。
そこで本発明は、合成する画像データの属性フラグのうち、ある所定のフラグ値を選択し、そのフラグ値に関して合成する画像データを比較することで、そのあとの画像処理を施す際に画質を劣化させない属性フラグを自動的に合成後の属性フラグとして生成することでき、また、合成する画像のどちらの属性フラグを合成後の属性フラグとして割り当てるのかを選択するスイッチを持ち、さらには上述の自動的に生成するか否かを選択するスイッチを持つことで、適応的に画像処理を切り替えるために画像データに付属する属性フラグデータを持つ画像データの合成時においても高画質の出力画像を提供することが出来る。
以上説明したように、本発明によれば、合成する画像データの属性フラグのうち、ある所定のフラグ値を選択し、そのフラグ値に関して合成する画像データを比較することで、そのあとの画像処理を施す際に画質を劣化させない属性フラグを自動的に合成後の属性フラグとして生成することでき、また、合成する画像のどちらの属性フラグを合成後の属性フラグとして割り当てるのかを選択するスイッチを持ち、さらには上述の自動的に生成するか否かを選択するスイッチを持つことで、適応的に画像処理を切り替えるために画像データに付属する属性フラグデータを持つ画像データの合成時においても高画質の出力画像を提供することが出来る。
(第一の実施例)
<画像合成機能を利用可能なシステム構成>
図1に画像合成機能の構成図を示す。
<画像合成機能を利用可能なシステム構成>
図1に画像合成機能の構成図を示す。
ユーザは、ホストコンピュータA102から画像データ105をMFP101内部の記憶装置108にフォーム画像として登録する。ユーザがMFP101の操作パネルにおいて画像合成機能を使用する際には、MFP101の原稿台に原稿104を乗せスキャンする。フォーム画像には、先ほど記憶装置108に登録してある画像データ105を選択する。画像合成出力時に必要な設定を行われると、MFP101内で画像合成処理が行われ、合成画像107が生成され、プリント出力される。プリント出力以外にもネットワークを介してホストコンピュータA102やホストコンピュータB103にSENDすることも可能である。また、MFP101内部の記憶装置108内部に記憶させることも可能である。
MFP101でのスキャン以外にホストコンピュータB103からの画像データ106とフォーム画像105との画像合成も可能である。
<画像合成機能の概略>
図2に画像合成機能の概略図、図3、図4に画像合成機能使用時のユーザインターフェース画面の一例を示す。
図2に画像合成機能の概略図、図3、図4に画像合成機能使用時のユーザインターフェース画面の一例を示す。
ユーザがスキャンかPDLにより原稿画像204をフォーム画像データ201と合成し、出力する際には、図3のフォーム画像選択のユーザインターフェース画面がスキャン時には、MFP101の操作パネル上に、PDL時には、ホストコンピュータA102かホストコンピュータB103のモニタ上に表示される。その画面上でユーザは、フォーム画像を301のように選択し、ボタン302によりフォーム画像として使用することを決定する。次に202の透かし率設定部で設定する透かし率を、図4のようなユーザインターフェースで設定する。画面上に401のようなサブ画面が現れ、402のスライダーバーを利用し、透かし率を設定する。設定された透かし率に応じてフォーム画像201は、濃度もしくは輝度変換され、透かし後フォーム画像203が生成される。透かし後フォーム画像203と原稿画像204は画像合成部205により画像合成され、合成画像206が生成される。合成画像206は、画像圧縮207により圧縮され、記憶部A208に記憶される。
<画像合成の種類>
画像合成部205では、様々な合成方法が実施できる。その一例として、掛け算合成や足し算合成が挙げられる。
画像合成部205では、様々な合成方法が実施できる。その一例として、掛け算合成や足し算合成が挙げられる。
掛け算合成とは、以下の式で現され、透かし合成時に有効な合成方法である。
Output=Input×Input÷255 (数式1)
足し算合成とは、フォーム画像の上から原稿画像を乗せてしまう合成方法である。
足し算合成とは、フォーム画像の上から原稿画像を乗せてしまう合成方法である。
<システム構成>
図5にMFP101内部のシステム構成図を示す。
図5にMFP101内部のシステム構成図を示す。
ここでは、画像合成の一例として、PDLがフォーム画像として登録されていて、スキャンにより原稿画像にフォーム画像を合成する際の動作について説明する。
PDLにより生成された画像データは、ネットワークI/F504を介して、PDL画像処理部503にて、適切な画像処理が行われた後、画像圧縮部506にて画像圧縮されて、記憶部507にフォーム画像登録される。次に、スキャンにより合成画像を生成する場合には、コントロールパネル510からフォーム画像の選択と透かし率の設定が行われ、UI解析部511により、情報が解析される。まず、フォーム画像が、記憶部507より圧縮されたデータで呼出され、画像圧縮部506で解凍され、透かし画像生成部512で設定されている透かし率に応じた画像を生成する。その後、合成部505に送信される。スキャンにより得られた画像はスキャナI/F501を介して、スキャナ画像処理部502にて、適切な画像処理が行われた後、合成部505に入力され、先に生成されている透かし後フォーム画像データと合成される。合成後、画像圧縮部506にて画像圧縮され、記憶部507に合成画像データが記憶される。このまま、一時的に、記憶部507に保存することも可能である。その後、画像圧縮部506にて画像解凍されて、プリンタ画像処理部508により画像処理され、プリンタ出力するか、送信画像処理部509により画像処理され、送信出力することが可能である。
<機器特有の圧縮手段>
図6は、前述したMFP101のシステム構成を示す図5の506の内部であり、601〜603は、夫々、機器特有の圧縮手段、機器特有の伸長手段、送信時の圧縮手段である。機器特有の圧縮手段601は、例えば、MFP101内の記憶装置507に画像を保存する際に、使用される圧縮手段であり、汎用的な圧縮方式ではなく、画像を回転する際などのメモリ資源の効率化を理由として、機器特有の圧縮方式を用いている。具体的には、画像をタイル分割し、タイル毎に圧縮を行っている。機器特有の伸長手段602は、前述した機器特有の圧縮手段601によって圧縮された画像を伸長するための手段である。また、送信時の圧縮手段603は、例えば、一般にカラー符号化方式としてよく知られるJPEG圧縮であり、603で圧縮された画像は、任意のホストコンピュータのビューアで閲覧可能である。以下、機器特有の圧縮手段601、及び伸長手段602の詳細について説明する。
図6は、前述したMFP101のシステム構成を示す図5の506の内部であり、601〜603は、夫々、機器特有の圧縮手段、機器特有の伸長手段、送信時の圧縮手段である。機器特有の圧縮手段601は、例えば、MFP101内の記憶装置507に画像を保存する際に、使用される圧縮手段であり、汎用的な圧縮方式ではなく、画像を回転する際などのメモリ資源の効率化を理由として、機器特有の圧縮方式を用いている。具体的には、画像をタイル分割し、タイル毎に圧縮を行っている。機器特有の伸長手段602は、前述した機器特有の圧縮手段601によって圧縮された画像を伸長するための手段である。また、送信時の圧縮手段603は、例えば、一般にカラー符号化方式としてよく知られるJPEG圧縮であり、603で圧縮された画像は、任意のホストコンピュータのビューアで閲覧可能である。以下、機器特有の圧縮手段601、及び伸長手段602の詳細について説明する。
まず、機器特有の圧縮手段601は、内部に圧縮ブロックラインバッファを備え、圧縮ブロックラインバッファでは,画像をタイル分割し、(タイルの大きさをM×Nとすると)このタイルM×N画素毎にカラー情報の符号化方式である離散コサイン変換符号化(JPEG)と属性フラグデータ情報の符号化であるランレングス符号化に分けて符号化される。ただしM、Nは離散コサイン変換符号化のためのウィンドウサイズの倍数でなければならない。この実施例で用いるJPEG圧縮方式では圧縮のためのウィンドウサイズは8×8画素であるので例えばM=N=32とすると32×32画素タイルの中をさらに16個の8×8画素に分割して8×8画素単位でJPEG圧縮を行う。(以後、M=N=32として説明するが、もちろんその値に限定されるわけではない)
符号化部では32×32画素のタイル画像に含まれる16個の8×8画素ウィンドウに対し周知のDCT変換を施して量子化する。このときに用いる量子化係数(量子化マトリクスと呼ぶ)をタイルごとに切り替えて設定できるようになっている。切り替え信号は属性フラグ符号化部に入力される、上記画像データに対応した32×32画素の属性フラグデータを参照し、判定部で判定処理を行い、量子化係数の選択信号を発生して符号化部に送出する。属性フラグデータは,各画素毎につけられるものであるが、本発明のようにM×N画素タイル内の符号化方法は一定とするのでタイル内の属性フラグデータを判定部で解析してタイルを代表する属性を決定する必要があるわけである。
符号化部では32×32画素のタイル画像に含まれる16個の8×8画素ウィンドウに対し周知のDCT変換を施して量子化する。このときに用いる量子化係数(量子化マトリクスと呼ぶ)をタイルごとに切り替えて設定できるようになっている。切り替え信号は属性フラグ符号化部に入力される、上記画像データに対応した32×32画素の属性フラグデータを参照し、判定部で判定処理を行い、量子化係数の選択信号を発生して符号化部に送出する。属性フラグデータは,各画素毎につけられるものであるが、本発明のようにM×N画素タイル内の符号化方法は一定とするのでタイル内の属性フラグデータを判定部で解析してタイルを代表する属性を決定する必要があるわけである。
次に、機器特有の伸長手段602は、まず圧縮して記憶された属性フラグデータのM×N画素分のデータを読み出し、属性フラグ復号器で復号する。次に復号器は,属性フラグデータの復号結果により,画像データの復号化パラメータ(本発明では逆量子化マトリクス)を切り替えて画像データを復号処理し、その結果をラインバッファに出力する。このとき、まず属性フラグデータを復号し復号されたM×N画素内の属性フラグデータに対し判定部で解析、判定処理を行い、復号器で対応するM×N画素の画像データを復号するための逆量子化マトリクスを設定して復号する。また属性フラグデータはデータの劣化しないランレングス符号化のような可逆圧縮方式で圧縮されているので、符号化時と復号化時で同一タイルに対応する判定結果は全く等しいものとなる。従ってタイルごとに異なる量子化係数で量子化されていても復号時にはそれぞれに適した逆量子化係数が設定されるので、正しい復号画像データが得られることになる。
<属性フラグ>
上述の原稿画像、フォーム画像、あるいはスキャン画像、PDL画像によらず、各画像データには属性フラグが付加されている。属性フラグは、画像データの各画素がどのようなオブジェクトに属すのかを示すフラグである。
上述の原稿画像、フォーム画像、あるいはスキャン画像、PDL画像によらず、各画像データには属性フラグが付加されている。属性フラグは、画像データの各画素がどのようなオブジェクトに属すのかを示すフラグである。
図7は、スキャン画像データ中に含まれる画素の属性を検出し、その属性を示す属性フラグデータを生成する具体的な手順を示した図である。
図7は、先に説明した入力画像データ中に含まれる各々の画像データの属性を検出し、それを識別するための属性フラグデータを生成する具体的な手順を示した図である。
同図においては701は入力された原稿画像データの一例を示すものであり、この原稿画像データ701内には、銀塩写真領域702、黒文字領域703、網点印刷領域704、カラーのグラフィック領域705が混在している様子を示している。
ここでスキャナー部はこの原稿画像をカラーのCCDセンサーによって走査し画素ごとのカラーデジタル信号(R、G、B)として読み取る。読み取られたRGB信号は画像の領域ごとの属性によって決まる特徴を持っている。各領域においてCCDセンサーが読み取る信号値(R、G、B)のうちのG信号をCCDの並び方向にプロットしてみると例えば図8のようになる。
図8は、各画像属性をCCDセンサーが読み取った際の読み取り信号値の特徴を示す表である。
同図において820、830、840、850はそれぞれ図7の702から705までの領域を読み取った場合に特徴的に現れる特性の一例であり横軸はCCDならび方向の画素位置、縦軸は読みとり信号値で上に行くほど白に近い(明るい)画素であることを表している。
各領域ごとの特徴を説明すると、820は銀塩写真領域であるので、読み取られる画像信号の位置による変化は比較的ゆるやかであり、近距離の画素値の差分821は小さな値となる。
830は黒文字領域703の特性であり、白地に黒い文字が書かれているので、その信号値のプロットは白地部831から文字部832にかけて急激に読み取り信号値が変化するような特性となる。
840は網点領域704の特性であり、網点領域というのは白地841とその上に印刷された網点842との繰り返しとなるので信号値のプロットしたものは図のように白と黒が高い頻度で繰り返す特性となる。
850はグラフィック領域のプロット図である。グラフィックのエッジ部851では信号値は急激に小さくなり、内部の色塗り部分852は一定の中間レベルがつづくような特性となる。
これらの属性を判定するためには、上で説明したような領域ごとの特徴を読みとり信号値から検出して判定するようにすればよい。そのためには注目画素近傍での画像データの変化量あるいは変化量の一定区間内の積算値、周辺画素の輝度値(白地か色のついた背景か)、一定区間内の画像データの白から黒への変化の回数、など周知の手法を用いた特徴抽出手法を用い、それに基づいた周知の属性判別手法を用いることができる。
このようにして図7の原稿画像に対して生成された属性フラグの一例を図9に示す。
図9は、図7で説明した入力画像201の属性フラグデータの一例を示す図である。
同図においては属性フラグデータとして文字フラグ、図形フラグ、網点フラグの3種類のフラグを生成しているが、もちろんそれに限定されるわけではない。
901は文字フラグであり図中の黒で表す画素が文字属性を持つ画素であり文字フラグ=1が生成され、それ以外は文字フラグ=0(図では白い部分)となっている。
902は図形フラグであり、グラフィック領域で1となりそれ以外で0となる領域である。
903は網点フラグであり網点領域で1となりそれ以外で0となるような領域を表している。
904は写真領域であるが、写真領域は上述の901、902、903のいずれにもあてはまらないので、つまり文字以外、グラフィック以外、網点以外の領域になるので、すべてのフラグが0となり、図9の例では、すべて白ということになる。
これらを3bitの信号としてまとめると、以下のような関係になる。
bit2 bit1 bit0
1 文字 グラフィック 網点
0 文字以外 グラフィック以外 網点以外
以上の像域分離処理により画像の属性が画素ごとに検出されると、先に説明したように、各画像処理部によって、画像属性に応じた画像処理が施され、先にも述べた通り、文字領域に対して画像の高周波成分を強調して文字の鮮鋭度を強調し、また網点領域に対してはいわゆるローパスフィルター処理を行い、デジタル画像に特有のモアレ成分を除去する、といった処理を行うことができる。これらの処理の切り替えを属性フラグデータに応じて画素単位で行うことが可能である。
1 文字 グラフィック 網点
0 文字以外 グラフィック以外 網点以外
以上の像域分離処理により画像の属性が画素ごとに検出されると、先に説明したように、各画像処理部によって、画像属性に応じた画像処理が施され、先にも述べた通り、文字領域に対して画像の高周波成分を強調して文字の鮮鋭度を強調し、また網点領域に対してはいわゆるローパスフィルター処理を行い、デジタル画像に特有のモアレ成分を除去する、といった処理を行うことができる。これらの処理の切り替えを属性フラグデータに応じて画素単位で行うことが可能である。
上記ではスキャン画像に関する属性フラグに関して説明を行なったが、PDL画像に関しても同様に、アプリケーション上で作成されたオブジェクトの属性に従い、MFP内でRIPを行なう際に、ラスター画像データと共に画素毎の属性を示す属性フラグデータがMFP内の記憶装置にスプールされる。PDL画像では通常、イメージ、グラフィック、ライン、テキストなどの属性に分割されるケースが多い。
<属性フラグの合成>
上述のように、画像データには属性フラグが付加されている。そのため、画像データの合成を行なう際には、属性フラグに関しても合成を行ない、合成後の画像データ内の画素の属性を示す属性フラグとして生成する必要がある。
上述のように、画像データには属性フラグが付加されている。そのため、画像データの合成を行なう際には、属性フラグに関しても合成を行ない、合成後の画像データ内の画素の属性を示す属性フラグとして生成する必要がある。
<属性フラグの合成方法を示すUIとフロー>
属性フラグを合成する際の方法として、以下の3つがあり、
1.フォーム画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする。
属性フラグを合成する際の方法として、以下の3つがあり、
1.フォーム画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする。
2.フォーム画像と原稿画像を比較して生成される属性フラグを合成後の属性フラグにする。
3.原稿画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする。
これらの中からオペレータが任意に選択可能なUIを持つ。このUIの一例を図10に示す。
同図において、1001は操作画面全体を示し、属性フラグの合成方法を選択する画面である。1002は“フォーム優先”指定キーであり、これを選択すると、フォーム画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする。1003は“自動”指定キーであり、これを選択すると、フォーム画像と原稿画像を比較して生成される属性フラグを合成後の属性フラグにする。1004は“原稿優先”指定キーであり、これを選択すると、原稿画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする。
図11は、属性フラグ合成方法を選択するまでのフローを示すフロー図である。
同図において、機能を始める(S1101)際には、まず合成機能を選択(S1102)し、その後、フォーム画像の選択(S1103)、原稿画像の選択(S1104)を行なう。属性フラグ合成方法は、予め設定しておき、ここで設定された方法に従って(S1105)、属性フラグの合成を行なう。属性フラグ合成方法の設定は、予め行なっていても良いし、S1105のタイミングで図10で示したUIから設定を行ない指定するフローでも良い。S1105以降のフローに関して、以下で説明する。
<1.フォーム画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする>
図12はフォーム画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする場合のフローを示す図である。
図12はフォーム画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする場合のフローを示す図である。
同図において、S1201においてフォーム画像と原稿画像とが上述したように画像合成される。その後S1202においてフォームの属性フラグを合成後の属性フラグとして割り当てる。S1201、S1202で生成された合成画像と合成属性フラグがS1203において出力される。
図15はフォーム画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする場合の画像合成と属性フラグ合成の画像パスを示す図である。
同図において、1501は入力されるフォーム画像、1502はその属性フラグである。1503は入力される原稿画像、1504はその属性フラグである。フォーム画像1501、原稿画像1503は1505において先に説明した画像合成手段により、画像合成処理が施される。フォーム属性フラグ1502、原稿属性フラグ1504は1506において、この場合にはフォーム属性フラグ1502を選択する。その後、合成画像1507、合成属性フラグ1508として出力される。
<2.比較して生成される属性フラグを合成後の属性フラグにする>
図13はフォーム画像と原稿画像を比較して生成される属性フラグを合成後の属性フラグにする場合のフローを示す図である。
図13はフォーム画像と原稿画像を比較して生成される属性フラグを合成後の属性フラグにする場合のフローを示す図である。
同図において、S1301においてフォーム画像と原稿画像とが上述したように画像合成される。その後S1302においてフォームの属性フラグと原稿の属性フラグから合成後の属性フラグを生成し、合成後属性フラグとして割り当てる。S1301、S1302で生成された合成画像と合成属性フラグがS1303において出力される。
図16はフォーム画像と原稿画像との属性フラグを比較して生成される属性フラグを合成後の属性フラグにする場合の画像合成と属性フラグ合成の画像パスを示す図である。
同図において、1601は入力されるフォーム画像、1602はその属性フラグである。1603は入力される原稿画像、1604はその属性フラグである。フォーム画像1601、原稿画像1603は1605において先に説明した画像合成手段により、画像合成処理が施される。フォーム属性フラグ1602、原稿属性フラグ1604は1606において、画素ごとにどちらの属性フラグを使用するのか比較処理を行なう。ここでは、先に示した以下の3ビットの属性フラグを例にして説明する。
bit2 bit1 bit0
1 文字 グラフィック 網点
0 文字以外 グラフィック以外 網点以外
フォーム属性フラグ1602と、原稿属性フラグ1604の同じ画素位置での属性フラグを比較して、ビット2の文字、文字以外フラグが、1になっている方の属性を選択する。例えば、ある所定の画素位置での属性フラグ値を比較した場合、フォーム属性フラグ1602の属性フラグ値が、
bit2 bit1 bit0
1 1 0
原稿属性フラグ1604の属性フラグ値が、
bit2 bit1 bit0
0 0 1
であった場合には、この画素位置に割り当てられる属性フラグ値は、ビット2が1になっているフォーム属性フラグ1602の方を選択することになるので、
bit2 bit1 bit0
1 1 1
となり、この画素の属性の意味としては、文字、グラフィック、網点以外という属性となる。つまりこの場合、この画像位置での画素の意味として、フォームの方は文字あるいは細線であることを示しており、原稿の方は網点写真であることを示している。出力の際の画像処理としては、文字部は黒単色化をしたり、エッジ強調を施すなど、写真とは異なる処理を行なう。そのため、合成後の属性を示す属性フラグは文字であることを示すフラグを優先的に残す方が、後処理の画像処理を考慮した場合には有利になる。これを全ての画素に対して行なうことで、自動的に合成後の属性フラグを生成する。もちろん、ビット2以外のフラグを比較しても良いし、これを設定するUIを別途設ける構成としても良い。
1 文字 グラフィック 網点
0 文字以外 グラフィック以外 網点以外
フォーム属性フラグ1602と、原稿属性フラグ1604の同じ画素位置での属性フラグを比較して、ビット2の文字、文字以外フラグが、1になっている方の属性を選択する。例えば、ある所定の画素位置での属性フラグ値を比較した場合、フォーム属性フラグ1602の属性フラグ値が、
bit2 bit1 bit0
1 1 0
原稿属性フラグ1604の属性フラグ値が、
bit2 bit1 bit0
0 0 1
であった場合には、この画素位置に割り当てられる属性フラグ値は、ビット2が1になっているフォーム属性フラグ1602の方を選択することになるので、
bit2 bit1 bit0
1 1 1
となり、この画素の属性の意味としては、文字、グラフィック、網点以外という属性となる。つまりこの場合、この画像位置での画素の意味として、フォームの方は文字あるいは細線であることを示しており、原稿の方は網点写真であることを示している。出力の際の画像処理としては、文字部は黒単色化をしたり、エッジ強調を施すなど、写真とは異なる処理を行なう。そのため、合成後の属性を示す属性フラグは文字であることを示すフラグを優先的に残す方が、後処理の画像処理を考慮した場合には有利になる。これを全ての画素に対して行なうことで、自動的に合成後の属性フラグを生成する。もちろん、ビット2以外のフラグを比較しても良いし、これを設定するUIを別途設ける構成としても良い。
また、フォーム、原稿の属性フラグが共にビット2=1である場合には、フォーム側の属性フラグを割り当てる。もちろん、これは原稿側の属性フラグを割り当てる設定にしても良いし、またこれを指定するUIを別途設ける構成としても良い。
フォームと原稿の属性フラグ1602、1604を比較して後、合成画像1607、合成属性フラグ1608として出力される。
<3.原稿画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする>
図14は原稿画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする場合のフローを示す図である。
図14は原稿画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする場合のフローを示す図である。
同図において、S1401においてフォーム画像と原稿画像とが上述したように画像合成される。その後S1402においてフォームの属性フラグを合成後の属性フラグとして割り当てる。S1401、S1402で生成された合成画像と合成属性フラグがS1403において出力される。
図17は原稿画像の属性フラグを合成後の属性フラグにする場合の画像合成と属性フラグ合成の画像パスを示す図である。
同図において、1701は入力されるフォーム画像、1702はその属性フラグである。1703は入力される原稿画像、1704はその属性フラグである。フォーム画像1701、原稿画像1703は1705において先に説明した画像合成手段により、画像合成処理が施される。フォーム属性フラグ1702、原稿属性フラグ1704は1706において、この場合には原稿属性フラグ1704を選択する。その後、合成画像1707、合成属性フラグ1708として出力される。
Claims (6)
- 画像データを入力する画像入力手段と、
上記画像入力手段によって入力される上記画像データを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された複数の画像データの中から少なくとも1つの画像データを選択する選択手段と、
上記選択手段で選択された選択画像データと、上記画像入力手段から入力される画像データまたは上記記憶手段に記憶される画像データとを合成する画像合成手段を持ち、
上記画像合成手段によって合成を施す際に、画像データの各画素の属性を示す属性フラグに関しても合成を行なうフラグ合成手段とを持つ事を特徴とする画像処理装置。 - 画像データを入力する画像入力手段と、
上記画像入力手段によって入力される上記画像データを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された複数の画像データの中から少なくとも1つの画像データを選択する選択手段と、
上記選択手段で選択された選択画像データと、上記画像入力手段から入力される画像データまたは上記記憶手段に記憶される画像データとを合成する画像合成手段を持ち、
上記画像合成手段によって合成を施す際に、画像データの各画素の属性を示す属性フラグに関しても合成を行なうフラグ合成手段と、
上記フラグ合成手段によって属性フラグの合成方法を指定するフラグ合成指定手段と、
上記フラグ合成指定手段で指定される方法に従って、上記フラグ合成手段によって属性フラグの合成方法を切り替えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1、2において画像入力手段は、光学スキャナ、デジタルカメラ、フィルムスキャナなどの撮像装置からの入力の他、クライアントPCなどから送付されるPDLデータもしくはラスタービットマップ画像データなどの画像データの入力であることを特徴とする画像処理装置。
- 請求項2においてフラグ合成指定手段は、合成される画像データのどちらか一方の属性フラグを使用することを指定する手段であることを特徴とする画像処理装置。
- 請求項2においてフラグ合成指定手段は、合成される画像データの両者の属性フラグの比較参照して生成するか否かを指定する手段であることを特徴とする画像処理装置。
- 請求項2においてフラグ合成指定手段は、合成される画像データの両者の属性フラグの比較参照して生成するか、もしくはどちらか一方の属性フラグを使用するかを指定する手段であることを特徴とする画像処理装置。
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