JP6229284B2 - タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤトレッド用ゴム組成物に関し、更に詳しくは操縦安定性、ドライ性能及びウェット性能を従来レベル以上に向上するようにしたタイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
競技用自動車向けや高性能自動車向けの空気入りタイヤに求められる性能は多岐にわたり、特に高速走行時の操縦安定性、乾燥路面および湿潤路面での安定性(ドライ性能およびウェット性能)が優れることに加え、アウトバーンやサーキットで高速走行を長時間行ったときのタイヤ性能の変化(摩耗肌や熱ダレ)を抑制することが要求されている。例えば雨が上がったときのサーキットなどのように、走行路面がウェット状態からセミウェット状態に刻々と変化する場合においても、高速走行性能、グリップ性能が持続的に優れることが求められている。
特許文献1は、ウェット状態からセミウェット状態、更にドライ状態に変化するときのグリップ性能維持を改良するため、ガラス転移温度(Tg)が−30℃〜0℃のスチレンブタジエン共重合体ゴム(SBR)の単独、或いは二種以上のSBRを混合した平均Tgが−30℃〜0℃のブレンドからなるSBR100重量部に、シリカ50重量部以上を含む充填剤80〜180重量部、100〜150℃の軟化点を有する樹脂5〜60重量部を配合したゴム組成物を提案している。しかしながら、特許文献1に記載されたゴム組成物では、高速走行時の操縦安定性、その持続性、ドライ性能及びウェット性能に対する需要者の要求に十分に応えるには必ずしも十分ではなかった。
特開2007−321046号公報
本発明の目的は、操縦安定性、ドライ性能及びウェット性能を従来レベル以上に向上するようにしたタイヤトレッド用ゴム組成物を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、スチレン−ジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマーを5〜30重量%とジエン系ゴム1を95〜70重量%との合計で100重量%になるゴム成分100重量部に、無機充填剤を80〜160重量部、芳香族変性テルペン樹脂を2〜30重量部配合したゴム組成物であって、前記エラストマーが、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマーであり、かつ前記エラストマーの水素添加率が、ポリブタジエンセグメントの5〜60重量%であり、前記ジエン系ゴム1のうち、ガラス転移温度が−30℃〜−5℃であるスチレンブタジエンゴムSBR1が95〜40重量%であり、前記無機充填剤が、シリカを40〜90重量部及び窒素吸着比表面積が90〜200m2/gのカーボンブラックを40〜80重量部からなることを特徴とする。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、スチレン−ジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマーを5〜30重量%と、ガラス転移温度が−30℃〜−5℃であるスチレンブタジエンゴムSBR1を95〜40重量%含むジエン系ゴム1を95〜70重量%との合計で100重量%になるゴム成分100重量部に、芳香族変性テルペン樹脂を2〜30重量部と、シリカを40〜90重量部及び窒素吸着比表面積が90〜200m2/gのカーボンブラックを40〜80重量部からなる無機充填剤を80〜160重量部配合したことにより、操縦安定性、ドライ性能及びウェット性能を従来レベル以上に向上することができる。
前記エラストマーとしては、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマーが好ましい。
競技用自動車向けのタイヤトレッド用ゴム組成物としては、前記スチレンブタジエンゴムSBR1が、ガラス転移温度が−30℃〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万である溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBRであり、該S−SBRの含有量が前記ゴム成分100重量%中95〜60重量%であると共に、前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積が130〜200m2/g、前記芳香族変性テルペン樹脂の配合量が10重量部以下にすることが好ましく、競技及び市販用のウェットタイヤや、ウェット−ドライ兼用溝付タイヤに好適に使用することができる。
公道を走行する高性能自動車向けのタイヤトレッド用ゴム組成物としては、前記ジエン系ゴム1が、ガラス転移温度が−30℃〜−15℃であるスチレンブタジエンゴムSBR2及びガラス転移温度が−50℃以下であるジエン系ゴム2からなり、前記スチレンブタジエンゴムSBR2の含有量が前記ゴム成分100重量%中85〜40重量%であると共に、前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積が90〜130m2/gであることが好ましい。
上述したゴム組成物をトレッド部に使用した空気入りタイヤは、操縦安定性、ドライ性能及びウェット性能を従来レベル以上に向上することができる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物において、ゴム成分は、スチレン−ジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマー(以下「部分水添エラストマー」という)とジエン系ゴム1とからなり、これらの合計を100重量%にする。
部分水添エラストマーは、スチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−スチレンなどのスチレン−ジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマーである。スチレン−ジエン−スチレン共重合体のポリジエンブロックを部分的に水添することにより、加硫可能なセグメントによりウェット性能(0℃のtanδ)を改良するとともに、高温状態でのゴム硬度、弾性率、ゴム強度を改良することができる。これにより、ウェットグリップ性能を優れたものにしながら、ドライグリップ性能及び操縦安定性を従来レベル以上に改良することができる。一方、スチレン−ジエン−スチレン共重合体を完全に水添したスチレン−エチレン・ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン・プロピレン−スチレン(SEPS)などのエラストマーを配合したゴム組成物は、加硫可能なセグメントを有していないので、ウェット性能(0℃のtanδ)、ドライ性能(60℃のtanδ)、高温状態でのゴム硬度、弾性率、ゴム強度を改良することができない。
本発明において、スチレン−ジエン−スチレン共重合体を部分水添するとは、ポリジエンセグメントのうち、5〜60重量%、好ましくは8〜60重量%を水素添加することをいう。ポリジエンセグメントを上記の範囲で水添することにより、加硫可能なセグメントによりウェット性能(0℃のtanδ)、ドライ性能(60℃のtanδ)を改良しながら、かつ高温状態でのゴム硬度、弾性率、ゴム強度を改良することができる。
本発明のタイヤ用ゴム組成物が含有する部分水添エラストマーとしては、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体の部分水添エラストマーが好ましい。
本発明で配合する部分水添エラストマーとしては、数平均分子量(以下「Mn」という)が好ましくは10万〜20万、より好ましくは10万〜15万であるとよい。部分水添エラストマーのMnを10万以上にすることにより、高温状態でのゴム硬度、弾性率、ゴム強度を高いレベルで確保することができる。また部分水添エラストマーのMnを
20万以下にすることにより、ゴム組成物の加工性を良好なレベルに維持することができる。なお本明細書において部分水添エラストマーのMnはゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により標準ポリスチレン換算により測定するものとする。
本発明で配合する部分水添エラストマーは、スチレン量が好ましくは40〜65重量%、より好ましくは45〜60重量%であるとよい。部分水添エラストマーのスチレン量を40重量%以上にすることにより、高温状態でのゴム硬度、弾性率、ゴム強度を確保することができる。また部分水添エラストマーのスチレン量を65重量%以下にすることにより、ゴム強度を高いレベルで確保し耐摩耗性を維持することができる。なお部分水添エラストマーのスチレン量は赤外分光分析(ハンプトン法)により測定するものとする。
本発明において、部分水添エラストマーの含有量は、ゴム成分100重量%中、5〜30重量%、好ましくは7〜15重量%にする。部分水添エラストマーの含有量を5重量%以上にすることにより、ウェット性能(0℃のtanδ)、ドライ性能(60℃のtanδ)を優れたものにすることができる。部分水添エラストマーの含有量を30重量%以下にすることにより、高温状態でのゴム硬度、弾性率、ゴム強度を確保することができる。
本発明のゴム組成物において、ゴム成分は上述した部分水添エラストマーとジエン系ゴム1とからなる。ジエン系ゴム1の含有量は、ゴム成分100重量%中、95〜70重量%、好ましくは93〜85重量%にする。ジエン系ゴム1の含有量を70重量%以上にすることにより、高温状態でのゴム硬度、弾性率、ゴム強度を確保することができる。ジエン系ゴム1の含有量を95重量%以下にすることにより、ウェット性能(0℃のtanδ)、ドライ性能(60℃のtanδ)を改良することができる。
本発明において、ジエン系ゴム1は、ガラス転移温度(以下「Tg」という)が−30℃〜−5℃であるスチレンブタジエンゴムSBR1を必ず含む。スチレンブタジエンゴムSBR1を含有することにより、ゴム組成物のウェット性能(0℃のtanδ)と、ゴム硬度、弾性率、ゴム強度とのバランスをより優れたものにすることができる。
スチレンブタジエンゴムSBR1の含有量は、ゴム成分100重量%中、95〜40重量%、好ましくは85〜55重量%にする。スチレンブタジエンゴムSBR1の含有量を40重量%以上にすることにより、高温状態でのゴム硬度、ゴム強度を確保し、操縦安定性及びグリップ性能を優れたものにすることができる。また特定のSBR1の含有量を95重量%以下にすることにより、ウェット性能(0℃のtanδ)を確保することができる。
スチレンブタジエンゴムSBR1のTgは−30℃〜−5℃、好ましくは−30℃〜−15℃、より好ましくは−25〜−10℃である。SBR1のTgを−30℃以上にすることにより、グリップ性能を確保することができる。またSBR1のTgを−5℃以下にすることにより、耐摩耗性を確保することができる。
SBR1のMwは、好ましくは100万〜180万、より好ましくは110万〜150万である。SBR1のMwを100万以上にすることにより、ゴム硬度、弾性率、ゴム強度を高いレベルで確保することができる。またSBR1のMwを180万以下にすることにより、ゴム組成物の加工性を確保することができる。
とくに、本発明のゴム組成物を、競技用自動車向けのタイヤトレッドにするとき、スチレンブタジエンゴムSBR1としては、ガラス転移温度が−30℃〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万である溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBRが好ましく、このS−SBRの含有量をゴム成分100重量%中95〜60重量%にするとよい。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、ジエン系ゴム1として、上述したSBR1以外の他のジエン系ゴムを任意に含有することができる。他のジエン系ゴムとしては、例えばTgが−30℃より低いジエン系ゴム、例えばTgが−30℃より低いスチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム等が例示される。他のジエン系ゴムの含有量は、ゴム成分100重量%中、好ましくは55〜0重量%、より好ましくは38〜0重量%である。
本発明において、他のジエン系ゴムとしては、Tgが−50℃以下のジエン系ゴム2が好ましい。Tgが−50℃以下のジエン系ゴム2を配合することにより、タイヤトレッド用ゴム組成物の粘度を小さくし加工性を改良するとともに、高温でのゴム硬度を高くすることができる。ジエン系ゴム2のTgは、好ましくは−50℃以下、より好ましくは
−75℃〜−55℃にするとよい。
このようなジエン系ゴム2としては、低Tgのスチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム等を例示することができる。なかでも低Tgのスチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴムが好ましい。
ジエン系ゴム2を配合するとき、上記SBR1としては、Tgをより限定することが好ましい。なかでもガラス転移温度が−30℃〜−15℃であるスチレンブタジエンゴムSBR2をジエン系ゴム2と組み合わせて含有するとよく、このSBR2の含有量をゴム成分100重量%中85〜40重量%にするとよい。更に、SBR2は、末端変性されたスチレンブタジエンゴムであるとよい。末端変性する官能基としては、タイヤ用ゴム組成物に通常適用される官能基であれば特に制限されるものではない。好ましい官能基としては例えばヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基等を例示することができる。
すなわち、ジエン系ゴム1が、ガラス転移温度が−30℃〜−15℃であるスチレンブタジエンゴムSBR2及びガラス転移温度が−50℃以下であるジエン系ゴム2からなり、スチレンブタジエンゴムSBR2の含有量をゴム成分100重量%中85〜40重量%にすることが好ましい。これにより、ゴム組成物の粘度を小さくし加工性を良好にするとともに、より高温状態でのゴム強度(100℃)を改良することができる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、芳香族変性テルペン樹脂を配合することによりグリップ性能を向上する。芳香族変性テルペン樹脂の配合量は、ゴム成分100重量部に対し2〜30重量部、好ましくは5〜20重量部である。芳香族変性テルペン樹脂の配合量を2重量部以上にすることにより、操縦安定性及びウェット性能を改良することができる。芳香族変性テルペン樹脂の配合量を30重量部以下にすることにより、ゴム組成物の粘着性の増大を抑制し、成形ロールへの密着を抑え、良好な成形加工性及び取り扱い性を維持することができる。
芳香族変性テルペン樹脂は、テルペンと芳香族化合物とを重合することにより得られる。テルペンとしては、例えばα−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、リモネンなどが例示される。芳香族化合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、インデンなどが例示される。なかでも芳香族変性テルペン樹脂としてスチレン変性テルペン樹脂が好ましい。このような芳香族変性テルペン樹脂は、ジエン系ゴムとの相溶性が良好であるため、ゴム組成物の0℃のtanδを高くし、ウェットグリップ性能が向上する。
芳香族変性テルペン樹脂としては、軟化点が好ましくは70〜160℃、より好ましくは85〜150℃であるものを使用するとよい。芳香族変性テルペン樹脂の軟化点が70℃未満であると、グリップ性能を改良する効果が十分に得られない。また、芳香族変性テルペン樹脂の軟化点が160℃を超えると、耐摩耗性が悪化する傾向がある。なお、芳香族変性テルペン樹脂の軟化点はJIS K6220−1(環球法)に準拠し測定したものとする。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、ゴム成分100重量部に対し、窒素吸着比表面積が90〜200m2/gのカーボンブラックを40〜80重量部、シリカを40〜90重量部配合し、これらカーボンブラックおよびシリカを含む無機充填剤の配合量を80〜160重量部にする。
本発明のゴム組成物に使用するカーボンブラックとしては、窒素吸着比表面積(N2SA)が90〜200m2/g、好ましくは95〜180m2/gである。カーボンブラックのN2SAを90m2/g以上にすることにより、グリップ性能を確保することができる。またカーボンブラックのN2SAを200m2/g以下にすることにより、耐摩耗性を確保することができる。カーボンブラックのN2SAはJIS K6217−2に準拠して求めるものとする。
カーボンブラックの配合量は、ゴム成分100重量部に対し40〜80重量部、好ましくは40〜70重量部である。カーボンブラックの配合量が40重量部未満であると、ゴム強度及び発熱性が悪化する。またカーボンブラックの配合量が80重量部を超える耐摩耗性が悪化し、ウェット性能も悪化する。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、シリカをゴム成分100重量部に対し40〜90重量部、好ましくは50〜85重量部配合する。シリカの配合量を40重量部以上にすることにより、tanδ(0℃)を大きくしウェットグリップ性能を改良することができる。またシリカの配合量を90重量部以下にすることにより、ゴム組成物のゴム強度、剛性を確保し、操縦安定性及び耐摩耗性を良好にすることができる。シリカとしては、タイヤトレッド用ゴム組成物に通常使用されるシリカ、例えば湿式法シリカ、乾式法シリカあるいは表面処理シリカなどを使用することができる。
またカーボンブラックおよびシリカを含む無機充填剤の合計は、ゴム成分100重量部に対し80〜160重量部、好ましくは85〜130重量部配合する。カーボンブラックおよびシリカを含む無機充填剤の合計を80重量部以上にすることにより、ウェットグリップ性能を確保することができる。また無機充填剤の合計を160重量部以下にすることにより、耐摩耗性及び加工性を確保することができる。なおカーボンブラック及びシリカ以外の他の無機充填剤として、例えばクレー、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン等を配合することもできる。
本発明のゴム組成物において、シリカと共にシランカップリング剤を配合することにより、シリカの分散性を向上しジエン系ゴムとの補強性をより高くする。シランカップリング剤は、シリカ配合量に対して好ましくは2〜20重量%、より好ましくは5〜15重量%配合するとよい。シランカップリング剤の配合量がシリカ重量の2重量%未満の場合、シリカの分散性を向上する効果が十分に得られない。また、シランカップリング剤が20重量%を超えると、シランカップリング剤同士が重合してしまい、所望の効果を得ることができなくなる。
シランカップリング剤としては、特に制限されるものではないが、硫黄含有シランカップリング剤が好ましく、例えばビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシラン等を例示することができる。なかでもビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドが好ましい。
タイヤトレッド用ゴム組成物には、加硫又は架橋剤、加硫促進剤、老化防止剤、可塑剤、加工助剤、液状ポリマー、熱硬化性樹脂などのタイヤトレッド用ゴム組成物に一般的に使用される各種配合剤を配合することができる。このような配合剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの配合剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。タイヤトレッド用ゴム組成物は、公知のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用して、上記各成分を混合することによって製造することができる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、操縦安定性、ドライ性能及びウェット性能を従来レベル以上に向上することができる。このゴム組成物は、競技用自動車向けのウェット−ドライ兼用溝付タイヤや、公道を走行する高性能乗用車向けの空気入りタイヤに好適に使用することができる。
特に競技用自動車向けのウェット−ドライ兼用溝付タイヤのトレッドに使用するときは、スチレン−ジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマーを5〜30重量%とジエン系ゴム1を95〜70重量%との合計で100重量%になるゴム成分100重量部に、無機充填剤を80〜160重量部、芳香族変性テルペン樹脂を2〜10重量部配合したゴム組成物であって、前記ジエン系ゴム1のうち95〜60重量%が、ガラス転移温度が−30℃〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万である溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBRであり、前記無機充填剤が、シリカを40〜90重量部及び窒素吸着比表面積が130〜200m2/gのカーボンブラックを40〜80重量部からなるタイヤトレッド用ゴム組成物が好ましい。このゴム組成物を使用した競技用自動車向けのウェット−ドライ兼用溝付タイヤは、高速域における操縦安定性、ドライグリップ性能及びウェットグリップ性能を優れたものにするとともに、耐摩耗性を改良することができる。
また高性能乗用車向けの空気入りタイヤのトレッドに使用するときは、スチレン−ジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマーを5〜30重量%とジエン系ゴム1を95〜70重量%との合計で100重量%になるゴム成分100重量部に、無機充填剤を80〜160重量部、芳香族変性テルペン樹脂を2〜30重量部配合したゴム組成物であって、前記ジエン系ゴム1が、ガラス転移温度が−30℃〜−15℃であるスチレンブタジエンゴムSBR2及びガラス転移温度が−50℃以下であるジエン系ゴム2からなり、前記スチレンブタジエンゴムSBR2の含有量が前記ゴム成分100重量%中85〜40重量%であると共に、前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積が90〜130m2/gであるタイヤトレッド用ゴム組成物が好ましい。このゴム組成物を使用した高性能乗用車向け空気入りタイヤは、高速域における操縦安定性、乾燥路面及び湿潤路面に対するグリップ力を優れたものにすることができる。またゴム組成物の粘度が小さく、加工性が優れるため、高品質の乗用車用タイヤを安定的に製造することができる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
表5に示す配合剤を共通配合とし、表1〜4に示す配合からなる22種類のタイヤトレッド用ゴム組成物(実施例1〜8、比較例1〜16)を、硫黄及び加硫促進剤を除く成分を、1.8Lの密閉型ミキサーで160℃、5分間混練し放出したマスターバッチに、硫黄及び加硫促進剤を加えてオープンロールで混練することにより調製した。なお表1〜4において、油展オイルを含むSBRについて、括弧内に各ゴム成分の正味の配合量を記載した。また表5に記載した共通配合剤の添加量は、表1〜4に記載したゴム成分100重量部(正味のゴム量100重量部)に対する重量部で表わした。
なお、表1,2に記載した4種類のタイヤトレッド用ゴム組成物(実施例1〜4は、競技用自動車向けのウェット−ドライ兼用溝付タイヤのトレッドに好適なゴム組成物であり、表3,4に記載した4種類のタイヤトレッド用ゴム組成物(実施例5〜8)は、高性能乗用車向けの空気入りタイヤのトレッドに好適なゴム組成物である。
加工性
得られたゴム組成物のうち、13種類のタイヤトレッド用ゴム組成物(実施例5〜8、比較例8〜16)の粘度を、JIS K6300に準拠して、ムーニー粘度計にてL型ロータ(38.1mm径、5.5mm厚)を使用し、予熱時間1分、ロータの回転時間4分、100℃、2rpmの条件で測定した。得られた結果は、比較例8の値を100として、表3,4の「加工性」の欄に示した。この指数が104以下で値が小さいほどゴム粘度が低く、加工性が優れることを意味する。
得られた24種類のタイヤトレッド用ゴム組成物を所定形状の金型中で、160℃、20分間プレス加硫して試験片を作製し、下記に示す方法で高温状態でのゴム硬度(60℃)及び引張り破断強度(60℃または100℃)、並びにtanδ(0℃および60℃)を評価した。
ゴム硬度(60℃)
得られた試験片のゴム硬度を、JIS K6253に準拠し、デュロメータのタイプAにより温度60℃で測定した。得られた結果は、表1,2では比較例1の値を100、表3,4では比較例8の値を100とする指数として、表1〜4の「ゴム硬度(60℃)」の欄に示した。この指数が97以上で値が大きいほど、ゴム硬度が高く機械的特性が優れること、また空気入りタイヤにしたとき操縦安定性、グリップ性能が優れることを意味する。
引張り破断強度(60℃、100℃)
得られた試験片から、JIS K6251に準拠してJIS3号ダンベル型試験片(厚さ2mm)を打ち抜き、温度60℃または100℃で500mm/分の引張り速度で試験を行い、引張り破断強度を測定した。表1,2に記載した11種類のタイヤトレッド用ゴム組成物(実施例1〜4、比較例1〜7)の試験片は、60℃での引張り破断強度を測定し、得られた結果は、比較例1の値を100とする指数として、表1,2の「破断強度(60℃)」の欄に示した。表3,4に記載した18種類のタイヤトレッド用ゴム組成物(実施例5〜8、比較例8〜16)の試験片は、100℃での引張り破断強度を測定し、得られた結果は、比較例8の値を100とする指数として、表3,4の「破断強度(100℃)」の欄に示した。これらの指数が大きいほど、高温状態での引張り破断強度が大きく機械的特性が優れること、また空気入りタイヤにしたときに操縦安定性、グリップ性能及び耐摩耗性が優れることを意味する。
ウェット性能(0℃のtanδ)、ドライ性能(60℃のtanδ)
得られた試験片を使用しウェット性能及びドライ性能の指標として、損失正接tanδ(0℃及び60℃)を評価した。tanδは、東洋精機製作所社製粘弾性スペクトロメーターを用いて、初期歪み10%、振幅±2%、周波数20Hz、温度0℃及び60℃の条件下で測定した。得られた結果は、表1,2では比較例1の値を100、表3,4では比較例8の値を100とする指数として、表1〜4の「tanδ(0℃)」「tanδ(60℃)」の欄に示した。tanδ(0℃)の指数が大きいほど、ウェット性能が優れることを意味する。またtanδ(60℃)の指数が大きいほど、ドライ性能が優れることを意味する。
Figure 0006229284
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Figure 0006229284
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なお、表1〜4において使用した原材料の種類を下記に示す。
・S−SBR1:ヒドロキシル基で末端変性された溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が36重量%、ビニル量が64重量%、Mwが147万、Tgが−13℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、旭化成ケミカルズ社製タフデンE680
・S−SBR2:ヒドロキシル基で末端変性された溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が37重量%、ビニル量が42重量%、Mwが126万、Tgが−27℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、旭化成ケミカルズ社製タフデンE581
・E−SBR:未変性の乳化重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が40重量%、ビニル量が14重量%、Mwが75万、Tgが−23℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、日本ゼオン社製Nipol 1739
・S−SBR3:溶液重合スチレンブタジエンゴム、Tgが−71℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、日本ゼオン社製Nipol 1834
・BR:ブタジエンゴム、Tgが−106℃、日本ゼオン社製Nipol BR1220
・エラストマー1:スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン量が48重量%、Mnが65800、旭化成ケミカルズ社製タフプレン126S
・エラストマー2:スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体を部分水添したエラストマー、スチレン量が57重量%、Mnが103000、旭化成ケミカルズ社製S.O.E. S1611
・エラストマー3:スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体を完全水添したエラストマー、スチレン量が61重量%、Mnが96700、旭化成ケミカルズ社製S.O.E. L605
・シリカ:ローディア社製Zeosil 1165MP、CTAB比表面積が1592m2/g
・カップリング剤:シランカップリング剤、エボニックデグサ社製Si69
・カーボンブラック1:カーボンブラック、東海カーボン社製シースト9、N2SA=142m2/g
・カーボンブラック2:カーボンブラック、東海カーボン社製シースト7HM、N2SA=123m2/g
・カーボンブラック3:カーボンブラック、東海カーボン社製シーストKHA、N2SA=77m2/g
・テルペン樹脂:軟化点が125℃の芳香族変性テルペン樹脂、ヤスハラケミカル社製YSレジンTO−125
・オイル:昭和シェル石油社製エキストラクト 4号S
Figure 0006229284
表5において使用した原材料の種類を下記に示す。
・亜鉛華:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
・ステアリン酸:日油社製ビーズステアリン酸YR
・硫黄:鶴見化学工業社製金華印油入微粉硫黄
・加硫促進剤:加硫促進剤CBS、大内新興化学工業社製ノクセラーCZ−G
表1,2から明らかなように実施例1〜8のタイヤトレッド用ゴム組成物は、ゴム硬度(60℃)、引張り破断強度(60℃または100℃)、ウェット性能tanδ(0℃)及びドライ性能tanδ(60℃)が高いことが確認され、操縦安定性、ドライ性能及びウェット性能に優れることが確認された。
比較例1のゴム組成物は、部分水添エラストマー2を配合せずに、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(水添していないエラストマー1)を配合したので、引張り破断強度(60℃)、ウェット性能tanδ(0℃)及びドライ性能tanδ(60℃)を改良することが、実施例2にようには、できない。
比較例2のゴム組成物は、部分水添エラストマー2を配合せずに、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体を完全水添したエラストマー3を配合したので、引張り破断強度(60℃)及びドライ性能tanδ(60℃)が悪化する。
比較例3のゴム組成物は、部分水添エラストマー2を配合しないのでウェット性能tanδ(0℃)及びドライ性能tanδ(60℃)が悪化する。
比較例4のゴム組成物は、部分水添エラストマー2の配合量が30重量を超えたので、ゴム硬度(60℃)及び引張り破断強度(60℃)が悪化する。
比較例5のゴム組成物は、芳香族変性テルペン樹脂を配合しないので、ウェット性能tanδ(0℃)及びドライ性能tanδ(60℃)が悪化する。
比較例6のゴム組成物は、カーボンブラックの配合量が40重量部未満であるので、ドライ性能tanδ(60℃)が悪化する。
比較例7のゴム組成物は、シリカの配合量が40重量部未満、カーボンブラックの配合量が80重量部を超えるので、ウェット性能tanδ(0℃)が悪化する。
表3から明らかなように、比較例8のゴム組成物は、部分水添エラストマー2を配合せずに、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(水添していないエラストマー1)を配合したので、引張り破断強度(100℃)、ウェット性能tanδ(0℃)及びドライ性能tanδ(60℃)を改良することが、実施例5にようには、できない。
比較例9のゴム組成物は、部分水添エラストマー2を配合せずに、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体を完全水添したエラストマー3を配合したので、引張り破断強度(100℃)が悪化する。
比較例10のゴム組成物は、部分水添エラストマー2を配合しないので加工性、ウェット性能tanδ(0℃)及びドライ性能tanδ(60℃)が悪化する。
比較例11のゴム組成物は、部分水添エラストマー2の配合量が30重量を超えたので、ゴム硬度(60℃)及び引張り破断強度(100℃)が悪化する。
比較例12のゴム組成物は、シリカの配合量が90重量部を超え、かつ無機充填剤の合計が160重量部を超えるので、加工性が悪化する。
比較例13のゴム組成物は、シリカの配合量が40重量部未満、かつ無機充填剤の合計が80重量部未満であるので、ゴム硬度(60℃)、ウェット性能tanδ(0℃)及びドライ性能tanδ(60℃)が悪化する。
比較例14のゴム組成物は、芳香族変性テルペン樹脂を配合しないので、ウェット性能tanδ(0℃)が悪化する。
比較例15のゴム組成物は、芳香族変性テルペン樹脂の配合量が30重量部を超えるので、引張り破断強度(100℃)が悪化する。
比較例16のゴム組成物は、カーボンブラック3のN2SAが90m2/g未満であるので、ゴム硬度(60℃)、引張り破断強度(100℃)、ウェット性能tanδ(0℃)及びドライ性能tanδ(60℃)が悪化する。

Claims (6)

  1. スチレン−ジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマーを5〜30重量%とジエン系ゴム1を95〜70重量%との合計で100重量%になるゴム成分100重量部に、無機充填剤を80〜160重量部、芳香族変性テルペン樹脂を2〜30重量部配合したゴム組成物であって、前記エラストマーが、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体を部分的に水添したエラストマーであり、かつ前記エラストマーの水素添加率が、ポリブタジエンセグメントの5〜60重量%であり、前記ジエン系ゴム1のうち、ガラス転移温度が−30℃〜−5℃であるスチレンブタジエンゴムSBR1が95〜40重量%であり、前記無機充填剤が、シリカを40〜90重量部及び窒素吸着比表面積が90〜200m2/gのカーボンブラックを40〜80重量部からなることを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物。
  2. 前記スチレンブタジエンゴムSBR1が、ガラス転移温度が−30℃〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万である溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBRであり、該S−SBRの含有量が前記ゴム成分100重量%中95〜60重量%であると共に、前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積が130〜200m2/g、前記芳香族変性テルペン樹脂の配合量が10重量部以下であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  3. 前記ジエン系ゴム1が、ガラス転移温度が−30℃〜−15℃であるスチレンブタジエンゴムSBR2及びガラス転移温度が−50℃以下であるジエン系ゴム2からなり、前記スチレンブタジエンゴムSBR2の含有量が前記ゴム成分100重量%中85〜40重量%であると共に、前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積が90〜130m2/gであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  4. 前記ジエン系ゴム2が、ガラス転移温度が−50℃以下のスチレンブタジエンゴムまたはブタジエンゴムであることを特徴とする請求項に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  5. 前記スチレンブタジエンゴムSBR2が、末端変性されたスチレンブタジエンゴムであることを特徴とする請求項またはに記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載のタイヤトレッド用ゴム組成物を使用した空気入りタイヤ。
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