JP5900036B2 - タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤトレッド用ゴム組成物に関し、更に詳しくは低転がり抵抗性、ウェット性能、操縦安定性及び耐摩耗性と共に、加工性を従来レベル以上に向上するようにしたタイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
高性能車両向けの空気入りタイヤに対する要求性能として、湿潤路面走行時のグリップ性能、操縦安定性及び耐摩耗性が優れることに加え、地球環境問題への関心の高まりに伴い燃費性能にも優れることが求められている。このためトレッド部を構成するゴム組成物にシリカを配合することにより、トレッドゴムの損失正接(tanδ)等の動的粘弾性特性を改質して、発熱を抑え転がり抵抗を低減し燃費性能を高くすると共に、ウェット性能を改良することが行われている。しかしシリカはジエン系ゴムとの親和性が乏しく分散不良を起こし易く、低転がり抵抗性及びウェット性能を改良する所期の効果が必ずしも十分に得られなかった。シリカの分散不良を改良し、かつ低発熱にするため、シリカ及び補強性充填剤の配合量を削減すると、ゴム強度やタイヤ剛性、すなわち耐摩耗性や操縦安定性を確保するのが困難であった。
特許文献1は、ウェット性能、耐摩耗性及び加工性を改良するため、重量平均分子量が100万以上の溶液重合のスチレンブタジエンゴムにシリカを50〜300重量部、特定の無機剤を10〜80重量部配合したゴム組成物を提案している。しかしながら、乗用車用の高性能タイヤでは、当時と比較して低転がり抵抗性に対する要求が強いため、特許文献1に記載されたゴム組成物では、需要者の要求に応えることは困難であった。
特開2005−213483号公報
本発明の目的は、低転がり抵抗性、ウェット性能、操縦安定性及び耐摩耗性と共に、加工性を従来レベル以上に向上するようにしたタイヤトレッド用ゴム組成物を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、スチレンブタジエンゴムSBR1を50〜70重量%とスチレンブタジエンゴムSBR2を50〜30重量%とからなるジエン系ゴム100重量部に、補強性充填剤を80〜130重量部配合し、この補強性充填剤中シリカが80重量%以上であり、シランカップリング剤を前記シリカ量に対し2〜20重量%配合したゴム組成物であって、前記SBR1のスチレン量が30〜38重量%、ビニル量が60〜80重量%、ガラス転移温度が−20〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万であり、前記SBR2のガラス転移温度が−80〜−35℃、重量平均分子量が50万〜80万であり、前記シリカの窒素吸着比表面積が140〜270m2/gであることを特徴とする。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、スチレン量が30〜38重量%、ビニル量が60〜80重量%、ガラス転移温度が−20〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万のSBR1を50〜70重量%とガラス転移温度が−80〜−35℃、重量平均分子量が50万〜80万のSBR2を50〜30重量%とからなるジエン系ゴム100重量部に、補強性充填剤を80〜130重量部配合し、この補強性充填剤中窒素吸着比表面積が140〜270m2/gのシリカが80重量%以上であり、シランカップリング剤を前記シリカ量に対し2〜20重量%配合したことにより、低転がり抵抗性、ウェット性能、操縦安定性及び耐摩耗性と共に、加工性を従来レベル以上に向上することができる。
前記ジエン系ゴムは、その平均ガラス転移温度を−60〜−40℃にすることが好ましい。
軟化点が100〜150℃の芳香族変性テルペン樹脂を、前記ジエン系ゴム100重量部に対し3〜40重量部配合することが好ましい。
炭素数7〜20のアルキル基を有するアルキルトリエトキシシランを、前記シリカ量に対し0.1〜20重量%配合することが好ましい。これによりゴム組成物の粘度が増大するのを抑制し、ゴム組成物の加工性を一層向上することができる。
このゴム組成物をトレッド部に使用した空気入りタイヤは、低転がり抵抗性、ウェット性能、操縦安定性及び耐摩耗性と共に、加工性を従来レベル以上に向上することができる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物において、ゴム成分は、高分子量かつ高ガラス転移温度を有するスチレンブタジエンゴム(以下「SBR1」という)と低分子量かつ低ガラス転移温度を有するスチレンブタジエンゴム(以下「SBR2」という)とで構成されたジエン系ゴムである。すなわち50〜70重量%のSBR1と50〜30重量%のSBR2の合計がジエン系ゴム100重量%になる。
SBR1は、スチレン量が30〜38重量%、ビニル量が60〜80重量%、ガラス転移温度(以下「Tg」という)が−20〜−5℃、重量平均分子量(以下「Mw」という)が100万〜180万のスチレンブタジエンゴムである。
SBR1のスチレン量は30〜38重量%、好ましくは32〜37重量%である。SBR1のスチレン量が30重量%未満であると、ゴム組成物の破断強度低下により操縦安定性が悪化する。またSBR1のスチレン量が38重量%を超えると、ゴム組成物のガラス転移温度(Tg)が上昇し、粘弾性特性のバランスが悪化する。なおSBR1のスチレン量は赤外分光分析(ハンプトン法)により測定するものとする。
SBR1のビニル量は60〜80重量%、好ましくは62〜70重量%である。SBR1のビニル量が60重量%未満であると、ウェット性能が低下する。またSBR1のビニル量が80重量%を超えると、耐摩耗性が悪化する。なおSBR1のビニル量は赤外分光分析(ハンプトン法)により測定するものとする。
SBR1のTgは−20〜−5℃、好ましくは−18〜−7℃である。SBR1のTgが−20℃より低いと、ゴム組成物のTgが低くなり、ウェット性能の指標である0℃における動的粘弾性特性の損失正接(tanδ)が低下してしまう。またSBR1のTgが−5℃より高いと、ゴム組成物において転がり抵抗性の指標である60℃における動的粘弾性特性の損失正接(tanδ)が大きくなる。なお本明細書においてSBR1及びSBR2のTgは示差走査熱量測定(DSC)により20℃/分の昇温速度条件によりサーモグラムを測定し、転移域の中点の温度とする。また、SBR1及びSBR2が油展品であるときは、油展成分(オイル)を含まない状態におけるSBR1及びSBR2のガラス転移温度とする。
SBR1のMwは100万〜180万、好ましくは120万〜160万である。SBR1のMwが100万未満であると、ゴム組成物の破断強度低下により操縦安定性が悪化する。またMwが180万を超えると、粘度が高くなり加工性が悪化する。なお本明細書においてSBR1及びSBR2のMwはゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により標準ポリスチレン換算により測定するものとする。
ジエン系ゴム100重量%中のSBR1の含有量は50〜70重量%、好ましくは50〜65重量%である。SBR1の含有量が50重量%未満であると、ゴムの破断強度が低下し操縦安定性が悪化する。またSBR1の含有量が70重量%を超えると、ゴム組成物の粘度が高くなり加工性が悪化すると共に、発熱性が大きくなりタイヤにしたときの転がり抵抗が悪化する。
低Mwかつ低TgのSBR2は、Tgが−80〜−35℃、Mwが50万〜80万のスチレンブタジエンゴムである。
SBR2のTgは−80〜−35℃、好ましくは−78〜−38℃である。SBR2のTgが−80℃より低いと、ウェット性能が悪化する。またSBR2のTgが−35℃より高いと、耐摩耗性を確保できない。
SBR2のMwは50万〜80万、好ましくは55万〜75万である。SBR2のMwが50万未満であると、ゴム組成物の破断強度低下により操縦安定性が悪化する。またMwが80万を超えると、粘度が高くなり加工性が悪化する。
ジエン系ゴム100重量%中のSBR2の含有量は50〜30重量%、好ましくは
50〜35重量%である。SBR2の含有量が30重量%未満であると、ゴム組成物の粘度が高くなり加工性が悪化すると共に、発熱性が大きくなりタイヤにしたときの転がり抵抗が悪化する。またSBR2の含有量が50重量%を超えると、ゴムの破断強度が低下し操縦安定性が悪化する。
本発明のゴム組成物において、高Tgで高MwのSBR1と低Tgで低MwのSBR2とで構成されるジエン系ゴムは、その平均ガラス転移温度(以下「平均Tg」という)が好ましくは−60〜−40℃である。ジエン系ゴムの平均Tgが−60℃より低いと、ウェット性能が低下する。またSBR2のTgが−40℃より高いと、転がり抵抗性および耐摩耗性が悪化する。なおジエン系ゴムの平均Tgは、SBR1のTgとSBR1の重量分率の積とSBR2のTgとSBR2の重量分率の積との合計で算出される。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、ジエン系ゴム100重量部に対し補強性充填剤を80〜130重量部、好ましくは85〜125重量部配合する。補強性充填剤の配合量が80重量部未満であると、操縦安定性及び耐摩耗性が悪化する。また補強性充填剤の配合量が130重量部を超えると、ゴム組成物の粘度が高くなり加工性が悪化すると共に、発熱性が悪化する。補強性充填剤としては、例えばシリカ、カーボンブラック、クレー、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン等が例示される。好ましくはシリカ、カーボンブラック、クレーがよい。
本発明において、補強性充填剤100重量%中、シリカの重量割合を80重量%以上にする。補強性充填剤中のシリカの割合を80重量%以上にすることにより、ゴム組成物の低転がり抵抗性及びウェット性能をより高いレベルでバランスさせることができる。
本発明のゴム組成物に使用するシリカとしては、窒素吸着比表面積(N2SA)が140〜270m2/gである。
本発明においてシリカの窒素吸着比表面積(N2SA)は140〜270m2/g、好ましくは145〜265m2/gにする。シリカのN2SAが140m2/g未満であると操縦安定性及び耐摩耗性が悪化する。またシリカのN2SAが270m2/gを超えると、混合性が悪化し、練りが不均一となり安定したゴム材料が得られない。シリカのN2SAはJIS K6217−2に準拠して求めるものとする。
シリカとしては、タイヤトレッド用ゴム組成物に通常使用されるシリカ、例えば湿式法シリカ、乾式法シリカあるいは表面処理シリカなどを使用することができる。
本発明のゴム組成物において、シリカと共にシランカップリング剤を配合することにより、シリカの分散性を向上しジエン系ゴムとの補強性をより高くする。シランカップリング剤は、シリカ配合量に対して好ましくは2〜20重量%、より好ましくは5〜15重量%配合するとよい。シランカップリング剤の配合量がシリカ重量の2重量%未満の場合、シリカの分散性を向上する効果が十分に得られない。また、シランカップリング剤が20重量%を超えると、シランカップリング剤同士が重合してしまい、所望の効果を得ることができなくなる。
シランカップリング剤としては、特に制限されるものではないが、硫黄含有シランカップリング剤が好ましく、例えばビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシラン等を例示することができる。なかでもビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドが好ましい。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、炭素数7〜20のアルキル基を有するアルキルトリエトキシシランを配合することが好ましい。このアルキルトリエトキシシランは、下記式(I)で表されるシラン化合物である。
Figure 0005900036
(式中、R1は炭素数7〜20のアルキル基、OEtはエトキシ基を表す。)
1で表わされる炭素数7〜20のアルキル基としては、具体的には、例えば、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基等が挙げられる。なかでもジエン系ゴムとの相溶性の観点から、炭素数8〜10のアルキル基が好ましく、オクチル基、ノニル基がより好ましい。
アルキルトリエトキシシランを配合することにより、シリカの凝集や粘度上昇を抑制し、ウェット性能および転がり抵抗に優れたタイヤを作製することができる。特にゴム組成物の粘度が大きくなるのを抑制し加工性を優れたものにすることができる。
この理由は明らかでないが、炭素数7〜20のアルキルトリエトキシシランが、シリカとシランカップリング剤との反応(シラニゼーション)を促進してシリカの分散性を向上させるためと考えられる。
炭素数7〜20のアルキルトリエトキシシランの配合量は、シリカ配合量に対して0.1〜20質量%、好ましくは0.5〜10質量%、より好ましは1〜6質量%である。アルキルトリエトキシシランの配合量をこのような範囲にすることにより、シリカの分散性が向上し、良好な転がり抵抗となるだけでなく、ゴム組成物の粘度増加が抑制されることでシリカを多量に配合することができ、これにより良好なドライおよびウェット性能を確保できる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、芳香族変性テルペン樹脂を配合することにより低転がり抵抗性を維持しながらウェット性能、特に湿潤路面における操縦安定性を一層向上することができる。芳香族変性テルペン樹脂の配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し好ましくは3〜40重量部、より好ましくは5〜35重量部にするとよい。芳香族変性テルペン樹脂の配合量が3重量部未満であると、所望の効果を発現できない。芳香族変性テルペン樹脂の配合量が40重量部を超えると、低転がり抵抗性や耐摩耗性が悪化するだけでなく、ゴム組成物の粘着性が増大し、成形ロールに密着するなど成形加工性及び取り扱い性が悪化する。
芳香族変性テルペン樹脂は、テルペンと芳香族化合物とを重合することにより得られる。テルペンとしては、例えばα−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、リモネンなどが例示される。芳香族化合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、インデンなどが例示される。なかでも芳香族変性テルペン樹脂としてスチレン変性テルペン樹脂が好ましい。このような芳香族変性テルペン樹脂は、ジエン系ゴムとの相溶性が良好であるため、ゴム組成物の0℃のtanδを高くし、ウェットグリップ性能が向上する。
芳香族変性テルペン樹脂としては、好ましくは軟化点が100〜150℃、より好ましくは110〜140℃であるものを使用するとよい。芳香族変性テルペン樹脂の軟化点が100℃未満であると、ウェット性能を改良する効果が十分に得られない。また、芳香族変性テルペン樹脂の軟化点が150℃を超えると、ジエン系ゴムに対する分散性が悪化し、ウェット路面でのグリップ性能が低下すると共に、ゴム強度が低下する。なお、芳香族変性テルペン樹脂の軟化点はJIS K6220−1(環球法)に準拠し測定したものとする。
芳香族変性テルペン樹脂の水酸基価は、好ましくは30KOHmg/g以下、より好ましくは0〜25KOHmg/gにする。芳香族変性テルペン樹脂の水酸基価を30KOHmg/g以下にすることにより、0℃のtanδが増加し、ウェットグリップ性能が向上する。なお、芳香族変性テルペン樹脂の水酸基価は、JIS K1557−1に準拠して測定するものとする。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、シリカ以外の他の充填剤を配合することができる。シリカ以外の他の充填剤としては、例えばカーボンブラック、クレー、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン等が例示される。なかでもカーボンブラックが好ましい。カーボンブラックを配合することによりゴム強度を高くすることができる。
タイヤトレッド用ゴム組成物には、加硫又は架橋剤、加硫促進剤、老化防止剤、可塑剤、加工助剤、液状ポリマー、熱硬化性樹脂などのタイヤトレッド用ゴム組成物に一般的に使用される各種配合剤を配合することができる。このような配合剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの配合剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。タイヤトレッド用ゴム組成物は、公知のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用して、上記各成分を混合することによって製造することができる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、空気入りタイヤに好適に使用することができる。このゴム組成物をトレッド部に使用した空気入りタイヤは、低転がり抵抗性、ウェット性能及び操縦安定性を従来レベル以上に向上することができる。また本発明のゴム組成物は、加工性が優れるため、上述した優れた性能を有する空気入りタイヤを、高い品質を保持させて安定的に生産することができる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1,2に示す配合からなる20種類のタイヤトレッド用ゴム組成物(実施例1,2,4〜7、比較例1〜13、参考例1)を、硫黄、加硫促進剤を除く成分を表3に示す共通配合成分と共に、1.8Lの密閉型ミキサーで160℃、5分間混練し放出したマスターバッチに、硫黄、加硫促進剤を加えてオープンロールで混練することにより調製した。なお表1及び2において、油展オイルを含むSBRについて、括弧内に各ゴム成分の正味の配合量を記載した。シリカ及びカーボンブラックの合計を「補強性充填剤合計」、補強性充填剤合計中のシリカの重量割合を「シリカの割合」の欄にそれぞれ記載した。またジエン系ゴムの平均Tgを「ゴム成分Tg」の欄に記載した。
得られた20種類のタイヤトレッド用ゴム組成物について、下記に示す方法でムーニー粘度を測定することにより加工性を評価した。
ムーニー粘度
得られたゴム組成物のムーニー粘度をJIS K6300に準拠して、ムーニー粘度計にてL型ロータ(38.1mm径、5.5mm厚)を使用し、予熱時間1分、ロータの回転時間4分、100℃、2rpmの条件で測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数で表わし表1,2に示した。この指数が小さいほど、粘度が小さく加工性が優れることを意味する。なお指数105以下を許容範囲とする。
得られた20種類のタイヤトレッド用ゴム組成物を所定形状の金型中で、160℃、20分間プレス加硫して加硫ゴムサンプルを作製し、下記に示す方法でゴム硬度、引張り破断強度、ウェット性能(0℃のtanδ)及び転がり抵抗(60℃のtanδ)並びに耐摩耗性を評価した。
ゴム硬度
得られた試験片のゴム硬度を、JIS K6253に準拠し、デュロメータのタイプAにより温度20℃で測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数として、表1,2の「ゴム硬度」の欄に示した。この指数が大きいほど、特に指数が102以上であると、ゴム硬度が高く機械的特性が優れること、また空気入りタイヤにしたとき操縦安定性が優れることを意味する。
引張り破断強度
得られた試験片から、JIS K6251に準拠してJIS3号ダンベル型試験片(厚さ2mm)を打ち抜き、500mm/分の引張り速度で試験を行い、引張り破断強度を測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数として、表1,2の「破断強度」の欄に示した。この指数が大きいほど、特に指数が102以上であると、引張り破断強度が大きく機械的特性が優れること、また空気入りタイヤにしたとき耐摩耗性及び操縦安定性が優れることを意味する。
ウェット性能(0℃のtanδ)及び転がり抵抗(60℃のtanδ)
得られた加硫ゴムサンプルのウェット性能及び転がり抵抗を、それぞれの指標であることが知られている損失正接tanδ(0℃)及びtanδ(60℃)により評価した。tanδは、東洋精機製作所社製粘弾性スペクトロメーターを用いて、初期歪み10%、振幅±2%、周波数20Hz、温度0℃及び60℃の条件下で測定した。得られた結果は比較例1の値を100とする指数として、表1,2の「tanδ(0℃)」及び「tanδ(60℃)」の欄に示した。tanδ(0℃)の指数が大きいほど、特に指数が102以上であると、ウェット性能が優れることを意味する。またtanδ(60℃)の指数が小さいほど、特に指数が98以下であると、発熱が小さく空気入りタイヤにしたとき転がり抵抗が小さく燃費性能が優れることを意味する。
耐摩耗性
得られた加硫ゴムサンプルのランボーン摩耗を、JIS K6264−2に準拠して、岩本製作所社製ランボーン摩耗試験機を使用し、温度20℃、荷重15N、スリップ率50%の条件で測定した。得られた結果は、比較例1を100とする指数として、表1,2の「耐摩耗性」の欄に示した。この指数が大きいほど、特に指数が102以上であると、耐摩耗性が優れることを意味する。
Figure 0005900036
Figure 0005900036
なお、表1及び2において使用した原材料の種類を下記に示す。
・S−SBR1:溶液重合スチレンブタジエンゴム(SBR1)、スチレン量が36重量%、ビニル量が64重量%、Mwが147万、Tgが−13℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、旭化成ケミカルズ社製タフデンE680
・S−SBR2:溶液重合スチレンブタジエンゴム(SBR2)、Mwが71万、Tgが−71℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、旭化成ケミカルズ社製タフデン1834
・S−SBR3:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が37重量%、ビニル量が42重量%、Mwが126万、Tgが−27℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、旭化成ケミカルズ社製タフデンE581
・S−SBR4:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が27重量%、ビニル量が69重量%、Mwが78万、Tgが−18℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、日本ゼオン社製NS460
・S−SBR5:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が47重量%、ビニル量が52重量%、Mwが66万、Tgが−6℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、日本ゼオン社製NS462
・S−SBR6:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が41重量%、ビニル量が41重量%、Mwが116万、Tgが−19℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、JSR社製HP755B
・S−SBR7溶液重合スチレンブタジエンゴム、Mwが29万、Tgが−73℃、非油展品、旭化成ケミカルズ社製タフデン1000R
・NR:天然ゴム、RSS#3、Tgが−65℃
・BR:ブタジエンゴム、日本ゼオン社製Nipol BR1220、Tgが−106℃
・アロマオイル:昭和シェル石油社製エキストラクト 4号S
・シリカ1:ローディア社製Zeosil 1165MP、窒素吸着比表面積(N2SA)が160m2/g
・シリカ2:ローディア社製Zeosil 115GR、窒素吸着比表面積(N2SA)が114m2/g
・カーボンブラック:東海カーボン社製シーストKH
・テルペン樹脂:軟化点が125℃の芳香族変性テルペン樹脂、ヤスハラケミカル社製YSレジンTO−125
・カップリング剤:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、エボニックデグサ社製Si69
・アルキルシラン:オクチルトリエトキシシラン、信越化学工業社製KBE−3083
Figure 0005900036
表3の共通配合において使用した原材料の種類を下記に示す。なお表3の配合量は、表1,2に記載したジエン系ゴム100重量部に対する配合量[重量部]を記載した。
・ステアリン酸:千葉脂肪酸社製ビーズステアリン酸 桐
・老化防止剤:住友化学社製アンチゲン6C
・ワックス:大内新興化学工業社製サンノック
・亜鉛華:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
・硫黄:鶴見化学工業社製金華印油入微粉硫黄
・加硫促進剤1:加硫促進剤CBS、大内新興化学工業社製ノクセラーCZ−G
・加硫促進剤2:加硫促進剤DPG、大内新興化学工業社製ノクセラーD
表1から明らかなように実施例1,2,4〜7のタイヤトレッド用ゴム組成物は、加工性(ムーニー粘度)を維持又は改良しながら、低転がり抵抗性(60℃のtanδ)、ウェット性能(0℃のtanδ)、操縦安定性(ゴム硬度及び引張り破断強度)及び耐摩耗性が向上することが確認された。
比較例2のゴム組成物は、S−SBR4のスチレン量が30重量%未満、Mwが100万未満であるので、ゴム硬度、引張り破断強度、tanδ(60℃)及び耐摩耗性が悪化する。比較例3のゴム組成物は、S−SBR5のスチレン量が38重量%を超え、ビニル量が60重量%未満、Mwが100万未満であるので、引張り破断強度、tanδ(60℃)及び耐摩耗性が悪化する。
表2から明らかなように、比較例4のゴム組成物は、S−SBR2(SBR2)の代わりに天然ゴムを配合したので、ムーニー粘度及びtanδ(60℃)が悪化する。比較例5のゴム組成物は、S−SBR2(SBR2)の代わりにブタジエンゴムを配合したので、ゴム硬度、tanδ(0℃)が悪化する。比較例6のゴム組成物は、S−SBR2(SBR2)の代わりに配合したS−SBR7のMwが50万未満であるので、引張り破断強度、tanδ(60℃)及び耐摩耗性が悪化する。比較例7のゴム組成物は、S−SBR1(SBR1)の代わりに配合したS−SBR6のスチレン量が38重量%を超え、ビニル量が60重量%未満であるためムーニー粘度及びtanδ(0℃)が悪化する。
比較例8のゴム組成物は、S−SBR1(SBR1)の含有量が30重量%未満であるので、引張り破断強度が悪化する。比較例9のゴム組成物は、S−SBR1(SBR1)の含有量が70重量%を超えるので、ムーニー粘度、tanδ(60℃)が悪化する。比較例10のゴム組成物は、シリカ2のN2SAが140m2/g未満であるので、引張り破断強度、耐摩耗性が悪化する。比較例11のゴム組成物は、補強性充填剤合計が130重量部を超えるので、ムーニー粘度、tanδ(60℃)が悪化する。比較例12のゴム組成物は、補強性充填剤合計が80重量部未満であるので、ゴム硬度、引張り破断強度、耐摩耗性が悪化する。比較例13のゴム組成物は、補強性充填剤合計中のシリカの割合が80重量%未満であるので、tanδ(0℃)、tanδ(60℃)が悪化する。

Claims (5)

  1. スチレンブタジエンゴムSBR1を50〜70重量%とスチレンブタジエンゴムSBR2を50〜30重量%とからなるジエン系ゴム100重量部に、補強性充填剤を80〜130重量部配合し、この補強性充填剤中シリカが80重量%以上であり、シランカップリング剤を前記シリカ量に対し2〜20重量%配合したゴム組成物であって、前記SBR1のスチレン量が30〜38重量%、ビニル量が60〜80重量%、ガラス転移温度が−20〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万であり、前記SBR2のガラス転移温度が−80〜−35℃、重量平均分子量が50万〜80万であり、前記シリカの窒素吸着比表面積が140〜270m2/gであることを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物。
  2. 前記ジエン系ゴムの平均ガラス転移温度が−60〜−40℃であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  3. 前記ジエン系ゴム100重量部に対し、軟化点が100〜150℃の芳香族変性テルペン樹脂を3〜40重量部配合したことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  4. 前記シリカの配合量に対し、炭素数7〜20のアルキル基を有するアルキルトリエトキシシランを0.1〜20重量%配合したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤトレッド用ゴム組成物を使用した空気入りタイヤ。
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