JP6225714B2 - 両面接着部材、該部材で接合された筐体を有する情報処理装置及び情報処理装置の解体方法 - Google Patents

両面接着部材、該部材で接合された筐体を有する情報処理装置及び情報処理装置の解体方法 Download PDF

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本出願は両面接着部材、該部材で接合された筐体を有する情報処理装置及び情報処理装置の解体方法に関する。
従来、携帯電話機などの電子装置では、一部の機能部品について交換や修理、又は部品の再利用等のために、ケースを解体処理して部品の取り出しが行われることがある。ケースから外して取り出される機能部品は、例えば、ネジなどの締結部品で固定される場合や、近接位置にある他の部品との間に挟んで固定される。また、ケースの外装側に設置されるパネル等は、ケースに対して接着剤や粘着テープを利用して接合されている。
そして、携帯端末においてパネルをケースに接合する場合は、接着剤や粘着テープ等で接着して固定されるものが製品の100%を占める。また、市場から不具合等で返却される製品のうち、故障状況に依存し、故障診断や故障修理のためにパネルをケースから取り外す作業は、製品の約70%を占める。一方、市場ではパネルとケースに対して高い接着信頼性が要求されるために、解体作業では2つの被着体の一方(パネルかケース)を破壊し、他方を救済する方法が採られることが多い。
ところが、パネルかケースのどちらか一方を破壊し、他方を救済する方法においても、パネルとケースとの間の強固な接着強度により、ケースからパネルを取り外す際に、救済すべき部品に対してもダメージを与えて破壊することがある。このため、ケース解体時の部品の救済率は、60〜70%の範囲に留まってしまう。また、費用面では、解体費用は部品単価以下に抑える必要がある。更に、ケース解体時の部品の救済率の向上、廃棄処分量の削減は企業の損益改善だけでなく、地球環境の保護、資源の有効活用の観点からも、今後益々重要視されることが予想される。
一般に、ケースにパネルを接合する際に使用される接着剤や粘着テープは、例えば、部品の組立時の作業性の良さや低コストの観点から採用されている。しかし、ケースからパネルを取り外す時に、接着剤の材質や経年変化等によって接着部分が強固となったり密着性が高くなって、ケースからパネルを剥離するのが困難になる場合がある。このような接着面の剥離処理では、例えば、熱を加えることにより接着剤を融解させて、接着力の低下を図る手法が知られている。このような接着剤の融解による剥離処理としては、特許文献に幾つか開示されているが、本願とは直接関係がないので、文献名の開示は省略する。
一方、接着剤や粘着テープによって接合された2つの被着体を分離するに際して、加熱を用いない方法が特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1に開示の解体方法では、2つの被着体の接着時に、予め接着層を切断する刃となるピアノ線等の線材を接着層に内包させておき、2つの被着体の分離時には刃となる線材を引きながら接着層を上下方向に切断することで、2つの被着体を分離している。また、特許文献2には、製品の筐体の外面に貼付した粘着シートが容易に剥離できるように、粘着シートに一端が固定された線材を粘着シートの粘着層に埋め込み、他端が筐体にある貫通孔を通じて筐体内面に露出する粘着シートが開示されている。特許文献2には、筐体から粘着シートを分離する際は、筐体の内面から線材の他端を押し出して他端を筐体の外面から露出させ、外面側から端部を掴んで引っ張ることにより、筐体外面から粘着シートを剥離する方法が開示されている。
特開2004−2548号公報
特開2003−295772号公報
しかし、特許文献1の開示技術では、2つの被着体の分離時には刃となる線材を引いて接着層を上下に切断するので接着剤層の動的せん断弾性率に上限があり、接着剤層が硬すぎる場合には接合体を加熱して動的せん断弾性率を下げなければならないという課題がある。また、特許文献2の開示技術は、筐体に貼付された粘着シートを剥がすものであり、接着剤で接着された2つの被着体を分離する方法に応用できないという課題がある。
1つの側面では、本出願は、両面接着部材で接合された2つの被着体を分離するに際して、両面接着部材の接着層を破壊せず、また両面接着部材を加熱することなく2つの被着体を容易に分離することが出来る両面接着部材を提供することを目的とする。他の側面では、接着層を破壊せず、また加熱することなく容易に分離して、2つの被着体を分離可能な両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置を提供することを目的とする。更に他の側面では、筐体が両面接着部材を用いて接合された情報処理装置の解体方法を提供することを目的とする。
第1の形態によれば、面状基材と、面状基材の両面に形成された接着層を備え、接着層により対向する2つの被着体を面接着するのに使用される両面接着部材であって、面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置し、線状体の隣接部を線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合して形成され、線状体の両端部の少なくとも一方が接着層から露出する両面接着部材が提供される。
第2の形態によれば、面状基材の両面に接着層を備えた両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置であって、筐体は、両面接着部材により第1と第2筐体が接合されたものであり、面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置してその隣接部を線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合されて形成され、線状体の両端部の少なくとも一方が接着層から露出しており、接着層から露出する線状体の端部を、線状体の長手方向に垂直な方向に引っ張ることにより接合部材をせん断方向に引き裂くことが可能であり、接合部材をせん断方向に引き裂いて、両面接着部材から線状体を除去することにより第1と第2筐体とを分離できる、両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置が提供される。
第3の形態によれば、面状基材の両面に接着層を備える両面接着部材により第1と第2筐体とが接合され、面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置してその隣接部を線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合されて形成され、線状体の両端部の少なくとも一方が接着層から露出する情報処理装置の解体方法であって、接着層から露出する線状体の端部を、線状体の長手方向に垂直な方向に引っ張ることにより接合部材をせん断方向に引き裂き、接合部材が引き裂かれた部分の線状体を、接着層の間から順次外部に取り出すことにより、面状基材の面積を徐々に減らし、接着層の間に位置する線状体を全て除去することにより、第1と第2筐体を分離して情報処理装置を解体する情報処理装置の解体方法が提供される。
開示の両面接着部材、該部材を有する情報処理装置及び情報処理装置の解体方法によれば、両面接着部材で接合された2つの被着体、或いは両面接着部材で接合された情報処理装置の筐体を、両面接着部材の接着層の破壊、加熱によらずに分離することが出来る。
(a)は金属線を樹脂で被覆した第1形態の線状体を引張強度が弱い接合部材で結合して形成された面状基材の一例の斜視図、(b)は第1形態の線状体を用いた第1実施例の面状基材の側面図、(c)は第1形態の線状体を用いた第2実施例の面状基材の側面図、(d)は第1形態の線状体を用いた面状基材の第3実施例の面状基材の側面図、(e)は第1形態の線状体を用いた面状基材の第4実施例の面状基材の側面図、(f)は第1形態の線状体を用いた面状基材の第5実施例の面状基材の側面図、(g)は第1形態の線状体を用いた面状基材の第6実施例の面状基材の側面図、(h)は(c)に示した第2実施例の面状基材の変形例の側面図である。 (a)は図1(b)に示した第1実施例の面状基材を使用した両面接着部材の側面図、(b)は図1(c)に示した第2実施例の面状基材を使用した両面接着部材の側面図、(c)は図1(d)に示した第3実施例の面状基材を使用した両面接着部材の側面図、(d)は図1(e)に示した第4実施例の面状基材を使用した両面接着部材の側面図、(e)は図1(f)に示した第5実施例の面状基材を使用した両面接着部材の側面図、(f)は図1(g)に示した第6実施例の面状基材を使用した両面接着部材の側面図である。 (a)は図2(b)に示した両面接着部材の具体例を示す斜視図、(b)は(a)に示した両面接着部材によって被着体が接着された状態を示す側面図である。 (a)は図3(a)に示した両面接着部材で接合された被着体から線状体が1本分離される状態を示す平面図、(b)は(a)の側面図である。 (a)は図4(a)に示した状態から線状体の半数が除去された状態を示す平面図、(b)は(a)に示した状態を側面から見た側面図、(c)は(b)に示した状態から線状体の全数が除去され、被着体が分離可能になった状態を示す側面図である。 (a)は本出願の第2形態の線状体を平行に結合して形成された第7実施例の面状基材の斜視図、(b)は(a)に示した第7実施例の面状基材を使用した両面接着部材の断面図、(c)は(a)に示した面状基材の変形例の第8実施例の面状基材を使用した両面接着部材の側面図、(d)は(b)に示した面状基材の変形例の第9実施例の面状基材を使用した両面接着部材の側面図、(e)は(b)に示した面状基材の変形例の第10実施例の面状基材を使用した両面接着部材の側面図である。 本出願の第1形態又は第2形態の線状体を使用して形成された第11実施例の面状基材の構造を示す平面図である。 (a)は本出願の第1形態又は第2形態の線状体を使用して形成された第12実施例の面状基材の構造を示す斜視図、(b)は(a)に示した第12実施例の面状基材の両面に接着層が形成されて両面接着部材が形成される状態を示す組立斜視図、(c)は本出願の(b)に示した両面接着部材の両面に被着体が取り付けられる状態を示す組立斜視図、(d)は(c)に示した被着体が両面接着部材で接着された状態を示す斜視図、(e)は(d)に示した両面接着部材から線状体が分離されて引き出される状態を示す斜視図、(f)は(d)に示した両面接着部材から線状体が殆ど分離されて引き出された状態を示す斜視図、(g)は(d)に示した両面接着部材から線状体が全て引き出されて被着体が分離された状態を示す斜視図である。 (a)は図8(a)に示した第12実施例の面状基材の平面図、(b)は(a)に示した面状基材から線状体が引き出される状態を示す平面図である。 (a)は図8(c)に示した第12実施例の面状基材を用いた両面接着部材が壁掛けフックに適用された実施例を示す側面図、(b)は(a)に示した壁掛けフックの正面図、(c)は(a)に示した壁掛けフックの背面図、(d)は(a)から(c)に示した壁掛けフックが壁に取り付けられた状態を示す側面図、(e)は(d)に示す壁掛けフックの両面接着部材から線状体が除去された壁掛けフックが壁から取り外された状態を示す側面図である。 (a)はスマートフォンと、スマートフォンの筐体にパネルを接着する本出願の第13実施例の面状基材を用いた両面接着部材を示す斜視図、(b)は(a)に示した両面接着部材のB−B線における断面図、(c)は(a)に示したスマートフォンのA−A線における局部断面図である。 (a)は図11(a)に示したスマートフォンの端面から収縮チューブ部材を除去した状態のスマートフォンの斜視図、(b)は(a)に示したスマートフォンの側面から両面接着部材の線状体を引き出す状態を説明する斜視図、(c)は図11(a)のC部の構造を示す部分拡大断面図、(d)は(a)のD部の構造を示す部分拡大断面図、(e)は(b)のE部の構造を示す部分拡大断面図、(f)は(e)に示した状態から更に線状体が除去された状態を示す部分拡大断面図、(g)は(f)に示した状態から線状体が全て除去された状態を示す部分拡大断面図、(h)は(g)に示した状態からパネルが分離された状態を示す部分拡大断面図である。 (a)は本出願の第13実施例の面状基材がインサート成型機の雄金型に載置された状態を示す断面図、(b)は(a)に示した雄金型に雌金型が嵌め合わされたた状態を示す断面図、(c)は(b)に示した金型内の空間にインジェクタから樹脂が射出される状態を示す断面図、(d)は(c)に示した樹脂が固化し、雌金型が雄金型から離れる状態を示す断面図、(e)は雄金型から取り出された面状基材が埋め込まれた筐体の断面図、(f)はインサート成型によって形成された面状基材に接着層が形成された両面接着部材を備える筐体の断面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。本出願の両面接着部材は、面状基材と、この面状基材の両面に形成された接着層を備えるものであり、接着層により対向する2つの被着体を面接合するのに使用されるが、本出願では面状基材の構造がこれまでの面状基材と大きく異なる。
図1(a)は本出願の両面接着部材に使用する面状基材1の一実施例を示すものであり、この実施例には第1形態の線状体11が使用されている。第1形態の線状体11は、金属線13の表面を被覆樹脂14で被覆して形成された被覆ワイヤである。線状体11は金属線13を備えるので、大きな引張強度を有する。複数の線状体11は等間隔で平行に並べられており、線状体11の間が金属線13の被覆樹脂14よりも引張強度の弱い別の樹脂12Aで隙間なく充填されている。図1(a)には後述する第2実施例の面状基材が描かれている。
図1(b)から図1(h)は、図1(a)に示した面状基材1の第1から第6実施例の構造を示すものであり、全ての実施例に第1形態の線状体11が使用されている。また、図1(b)から図1(h)には、線状体11を5本しか示していないが、実際の面状基材1に含まれる線状体11の数は、図1(a)に示すようにこれよりも多い。
図1(b)は第1実施例の面状基材1Aの構造を示すものである。第1実施例の面状基材1Aでは、線状体11の間が金属線13の被覆樹脂14よりも引張強度の弱い接合部材である樹脂12Aで隙間なく接続されている。従って、図1(b)に示される面状基材1Aの表側の面と裏側の面は平坦面である。樹脂12Aの引張強度が被覆樹脂14より弱いので、面状基材1Aの両端にある線状体11が外側に引っ張られると、面状基材1Aは樹脂12Aの部分で引き裂かれる。
図1(c)は、第2実施例の面状基材1Bの構造を示すものであり、面状基材1Bの構造は、図1(a)に示し面状基材1と同じである。樹脂12Bの引張強度が被覆樹脂14と同じであるので、第2実施例の面状基材1Bでは、樹脂12Bの厚さが線状体11の直径よりも小さく形成されている。このため、面状基材1Bの両面には凹凸があり、面状基材1Bの両端にある線状体11を外側に引っ張ると、面状基材1Aは厚さの薄い樹脂12Bの部分(凹部)で引き裂かれる。なお、図1(c)に示される面状基材1Bでは、樹脂12Bが線状体11の中心を結ぶ線に沿って中央部に設けられているが、樹脂12Bは、図1(h)に示すように、面状基材1Bの何れかの面を平坦にするように設けることができる。
図1(d)は図1(b)に示した面状基材1Aの第3実施例の面状基材1Cを示すものである。第1実施例の面状基材1Aでは、隣接する線状体11の間に所定の隙間があり、この隙間に接合部材として樹脂12Aが充填されていた。一方、第3実施例の面状基材1Cでは、隣接する線状体11の間に隙間がなく、上下方向にある隙間だけに接合部材として樹脂12Aが充填されて面状基材1Cの両面が平坦になっている。第3実施例でも樹脂12Aの引張強度が被覆樹脂14より弱いので、面状基材1Cの両端にある線状体11を外側に引っ張ると、面状基材1Cは樹脂12Aの部分で引き裂かれる。
図1(e)は図1(c)に示した面状基材1Bの第4実施例の面状基材1Dを示すものである。第2実施例の面状基材1Bでは、隣接する線状体11の間に所定の隙間があり、この隙間が接合部材である肉厚の薄い樹脂12Bで結合されていた。一方、第4実施例の面状基材1Dでは、隣接する線状体11の間に隙間がなく、上下方向にある隙間の一部分だけ充填された接合部材である樹脂12Bで線状体11が結合されて面状基材1Dが形成されている。面状基材1Dの両面には凹凸がある。第4実施例では樹脂12Bの肉厚が薄いので、面状基材1Dの両端にある線状体11を外側に引っ張ると、面状基材1Dは樹脂12Bの部分で引き裂かれる。
図1(f)は図1(b)に示した第1実施例の面状基材1Aの第5実施例の面状基材1Eを示すものである。第1実施例の面状基材1Aでは、隣接する線状体11の間に所定の隙間があり、この隙間に接合部材として樹脂12Aが充填されていた。一方、第5実施例の面状基材1Eでは、隣接する線状体11の間に充填された接合部材の樹脂12Aの両面にV溝15が形成されている。このため、第5実施例では樹脂12Aに形成されたV溝15の部分の引張強度が非常に弱くなり、面状基材1Eの両端にある線状体11を外側に引っ張ると、面状基材1EはV溝15の部分で引き裂かれる。
図1(g)は図1(c)に示した面状基材1Bの第6実施例の面状基材1Fを示すものである。第2実施例の面状基材1Bでは、隣接する線状体11の間に所定の隙間があり、この隙間が接合部材である肉厚の薄い樹脂12Bで結合されていた。一方、第6実施例の面状基材1Fでは、隣接する線状体11の間に充填された接合部材の樹脂12Bの両面にV溝15が形成されている。このため、第6実施例では樹脂12Bに形成されたV溝15の部分の引張強度が非常に弱くなり、面状基材1Fの両端にある線状体11を外側に引っ張ると、面状基材1FはV溝15の部分で引き裂かれる。
図2(a)は図1(b)に示した第1実施例の面状基材1Aを使用した両面接着部材10Aを側面から見たものである。両面接着部材10Aは、第1実施例の面状基材1Aの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。
図2(b)は図1(c)に示した第2実施例の面状基材1Bを使用した両面接着部材10Bを側面から見たものである。両面接着部材10Bは、第2実施例の面状基材1Bの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。第2実施例の面状基材1Bには両面に凹凸があるので、両面接着テープを使用する場合にはテープ基材が厚いものを使用すれば良い。
図2(c)は図1(d)に示した第3実施例の面状基材1Cを使用した両面接着部材10Cを側面から見たものである。両面接着部材10Cは、第3実施例の面状基材1Cの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。
図2(d)は図1(e)に示した第4実施例の面状基材1Dを使用した両面接着部材10Dを側面から見たものである。両面接着部材10Dは、第4実施例の面状基材1Dの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。第4実施例の面状基材1Dには両面に凹凸があるので、両面接着テープを使用する場合にはテープ基材が厚いものを使用すれば良い。
図2(e)は図1(f)に示した第5実施例の面状基材1Eを使用した両面接着部材10Eを側面から見たものである。両面接着部材10Eは、第5実施例の面状基材1Eの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。
図2(f)は図1(g)に示した第6実施例の面状基材1Fを使用した両面接着部材10Fを側面から見たものである。両面接着部材10Fは、第6実施例の面状基材1Fの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。第6実施例の面状基材1Fには両面に凹凸があるので、両面接着テープを使用する場合にはテープ基材が厚いものを使用すれば良い。
図3(a)は図2(b)に示した第2実施例の面状基材1Bを使用した両面接着部材10Bの具体例を示すものである。面状基材1Bの上下の面には面状基材1Bの両端部を除いて接着層2が形成され、接着層2の外側に剥離紙5が貼り付けられている。この実施例の両面接着部材10Bは平面視矩形であり、対向する面から面状基材1Bの両端部が露出している。面状基材1Bの両端部の露出長さは、面状基材1Bを形成する線状体11を掴んで横方向に引っ張れる長さとなっている。
図3(b)は図3(a)に示した両面接着部材10Bの両面から剥離紙5が剥がされ、両面接着部材10Bによって対向する2つの被着体3、4が接着された状態を、側面から見たものである。但し、両面接着部材10Bに含まれる線状体11の数は減らして描いてある。対向する2つの被着体3、4は、両面接着部材10Bの接着層2によって強固に接着されている。なお、接着強度は従来の両面接着部材による接着強度と同等の強度が得られ、被着体ごとに適正な樹脂材料、金属芯材、凹凸形状を選定すれば、必要な強度を設定できる。
ここで、両面接着部材10Bの接着層2によって強固に接着されている2つの被着体3、4を分離する方法を図4、図5を用いて説明する。図4(a)は図3(a)に示した両面接着部材10Bで接合された被着体3,4から、両面接着部材10Bの一方の外側に位置する1本の線状体11が引っ張られ、1本の線状体11が両面接着部材10Bの接着層2から分離される状態を示すものである。また、図4(b)は図4(a)に示した状態を側面から見たものであるが、両面接着部材10Bに含まれる線状体11の数は減らして描いてある。
前述のように、両面接着部材10Bによって接着された被着体3,4の対向する面からは面状基材1Bの両端部が露出しているので、面状基材1Bの最も外側にある線状体11の1本を掴んで横方向に引っ張ることができる。面状基材1Bの最も外側にある線状体11の1本を掴んで横方向に引っ張ると、線状体11と線状体11を結合している結合部材である肉厚の薄い樹脂12Bがせん断破壊されて裂け、線状体11を面状基材1Bから引き剥がすことができる。1本目の線状体11を面状基材1Bから引き剥がした後は、2本目の線状体11を面状基材1Bから引き剥がし、この作業を順次行う。
図5(a)は図4(a)に示した状態から線状体11の半数が除去された状態を示すものであり、図5(b)は図5(a)の状態を側面から見たものである。面状基材1Bから半数の線状体11が除去された後は、今度は面状基材1Bの反対側の最も外側にある線状体11の1本を掴んで横方向に引っ張り、面状基材1Bから除去する。外側の1本目の線状体11を面状基材1Bから引き剥がした後は、2本目の線状体11を面状基材1Bから引き剥がし、この作業を順次行う。
図5(c)は図5(b)に示した状態の面状基材1Bから線状体11の全数が除去された状態を示している。この状態では、被着体3の下面に貼り付けられた接着層2と、被着体4の上面に貼り付けられた接着層2の間には線状体11が存在しないので、被着体3、4を分離することができる。
このように、以上説明した実施例の面状基材を備える両面接着部材では、面状基材以外の構造は変えていないので、接着構造を維持する際は必要な接着面積を確保でき、必要な機能、例えば、耐久性、防水性、防塵性などが保てる。一方、修理或いはリサイクル、部材、部品のリユースの際の解体時は、強固な接着層の接着面積を減少、或いは除去することにより、接着した被着体同士を容易に分離できる。これにより、材料毎の資源分別や、部品毎の分類を容易に行うことが可能になる。そして、解体時に加熱溶融や特殊な道具による切断や切削を必要としないので、構成部材、部品への負荷を抑制した被着体の解体が可能になる。
以上説明した本出願の第1形態では、線状体11として金属線13が被覆樹脂14で被覆された被覆ワイヤを説明した。一方、第2形態の線状体11として、金属線13を含まないものが可能である。図6(a)は本出願の両面接着部材の第2形態の線状体11Aを使用した第7実施例の面状基材1Gを示すものである。第2形態の線状体11Aは、引張強度の強い樹脂で形成されている。
第7実施例の面状基材1Gは、複数の線状体11Aを等間隔で平行に並べ、線状体11Aの間を、線状体11Aを形成する樹脂よりも引張強度の弱い別の樹脂12Aで隙間なく充填して形成される。樹脂12Aは線状体11Aの接合部材であり、面状基材1Gの表側の面と裏側の面は平坦面である。樹脂12Aの引張強度が線状体11Aを形成する樹脂より弱いので、面状基材1Gの両端にある線状体11Aを外側に引っ張ると、面状基材1Gは樹脂12Aの部分で引き裂かれる。
図6(b)は図6(a)に示した第7実施例の面状基材1Gを使用した両面接着部材10Gを側面から見たものである。両面接着部材10Gは、第7実施例の面状基材1Gの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。
図6(c)は、第8実施例の面状基材1Hを使用した両面接着部材10Hを側面から見たものである。第8実施例の面状基材1Hは、単独の図示は省略するが、隣接する線状体11Aの間を接合する接合部材として、線状体11Aと同じ引張強度を備える樹脂12Cが用いられている。一方、第8実施例の面状基材1Hでは、線状体11Aを接続する樹脂12Cの肉厚が線状体11Aの上下方向の厚さに比べて薄く形成され、横方向の引張強度が弱くなっており、面状基材1Hの両面には凹凸がある。第8実施例の面状基材1Hでは、樹脂12Cの肉厚が薄いので、面状基材1Hの両端にある線状体11Aを外側に引っ張ると、面状基材1Hは樹脂12Cの部分で引き裂かれる。
図6(c)に示した両面接着部材10Hは、第8実施例の面状基材1Hの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。第8実施例の面状基材1Hには両面に凹凸があるので、両面接着テープを使用する場合にはテープ基材が厚いものを使用すれば良い。
図6(d)は、第9実施例の面状基材1Iを使用した両面接着部材10Iを側面から見たものである。第9実施例の面状基材1Iは、単独の図示は省略するが、隣接する線状体11Aの間を接合する接合部材として、線状体11Aより弱い引張強度を備える樹脂12Aが用いられている。樹脂12Aは隣接する線状体11Aの間に隙間なく充填され、面状基材1Iの表側の面と裏側の面は平坦面である。一方、第9実施例の面状基材1Iでは、隣接する線状体11Aの間に充填された接合部材の樹脂12Aの両面にV溝15が形成されている。このため、第9実施例では樹脂12Aに形成されたV溝15の部分の引張強度が非常に弱くなり、面状基材1Iの両端にある線状体11Aを外側に引っ張ると、面状基材1IはV溝15の部分で引き裂かれる。
図6(d)に示した両面接着部材10Iは、第9実施例の面状基材1Iの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。
図6(e)は、第10実施例の面状基材1Jを使用した両面接着部材10Jを側面から見たものである。第10実施例の面状基材1Jは、単独の図示は省略するが、隣接する線状体11Aの間を接合する接合部材として、線状体11Aより弱い引張強度を備える樹脂12Aが用いられている。更に、第10実施例の面状基材1Jでは、線状体11Aを接続する樹脂12Aの肉厚が線状体11Aの上下方向の厚さに比べて薄く形成され、横方向の引張強度が非常に弱くなっており、面状基材1Jの両面には凹凸がある。第10実施例の面状基材1Jでは、引張強度の弱い樹脂12Aの肉厚が薄いので、面状基材1Jの両端にある線状体11Aを外側に引っ張ると、面状基材1Jは樹脂12Aの部分で引き裂かれる。
図6(e)に示した両面接着部材10Jは、第10実施例の面状基材1Jの両面に接着層2が形成され、接着層2の外側に、使用時に剥がすことが可能な剥離紙5が貼り付けられて形成される。接着層2は接着剤の塗布によって形成することが可能であるが、両面接着テープを貼り付けることによっても形成することができる。第10実施例の面状基材1Jには両面に凹凸があるので、両面接着テープを使用する場合にはテープ基材が厚いものを使用すれば良い。
なお、図6(c)に示した第8実施例の面状基材1Hと、図6(e)に示した第10実施例の面状基材1Jには、接合部材である樹脂12Cと樹脂12Aを線状体11の表面又は裏面側にシフトした図1(h)と同様の構造が可能である。
以上説明した第2形態の線状体11Aを備える面状基材を使用した両面接着部材は、前述の第1形態の線状体11を備える面状基材を使用した両面接着部材と同様の効果を備える。即ち、接着構造を維持する際は必要な接着面積を確保でき、必要な機能、例えば、耐久性、防水性、防塵性などが保てる。一方、修理或いはリサイクル、部材、部品のリユースの際の解体時は、強固な接着層の接着面積を減少、或いは除去することにより、接着した被着体同士を容易に分離できる。これにより、材料毎の資源分別や、部品毎の分類を容易に行うことが可能になる。そして、加熱溶融や特殊な道具による切断や切削を必要としないので、構成部材、部品への負荷を抑制した被着体の解体が可能になる。
図7は、本出願の第1形態又は第2形態の線状体11,11Aを用いて形成された第11実施例の面状基材1Kを使用する両面接着部材10Kの構造を示す平面図である。ここでは、面状基材1Kに第1形態の線状体11が使用されている例を説明する。線状体11と線状体11の間を接続する樹脂12には、引張強度が線状体11よりも弱いものや、引張強度は線状体11と同等であるが肉厚が薄いものが使用できる。第11実施例の面状基材1Kの構造が第1から第10実施例の面状基材1A〜1Jと異なる点は、線状体11がU字状に並んで配置されており、線状体11の両面接着部材10Kからの露出部が両面接着部材10Kの一辺にだけある点である。
両面接着部材10Kを用いて接着された被着体3,4を分離する場合は、第11実施例の面状基材1Kの外側にある線状体11を、線状体11の両面接着部材10Kからの露出部がある辺を除く3つの辺を周回するように剥がせば良い。よって、第11実施例の面状基材1Kを使用する両面接着部材10Kを用いて接着された被着体3,4も容易に分離することが可能である。
図8(a)は、本出願の第1形態又は第2形態の線状体11,11Aを使用して形成された第12実施例の面状基材1Lの構造を示すものである。ここでは、面状基材1Lに線状体11が使用されている例を説明する。線状体11と線状体11の間を接続する樹脂12には、引張強度が線状体11よりも弱いものや、引張強度は線状体11と同等であるが肉厚が薄いものが使用できる。第12実施例の面状基材1Lの構造が第1から第11実施例の面状基材1A〜1Kと異なる点は、線状体11が所定間隔を隔てて螺旋状に並んで配置されている点である。
図8(b)は図8(a)に示した第12実施例の面状基材1Lの両面に接着層2が形成されて両面接着部材10Lが形成される状態を示すものである。また、図8(c)は図8(b)に示した両面接着部材10Lの両面に被着体3,4が取り付けられる状態を示すものである。更に、図8(d)は図8(c)に示した被着体3、4が両面接着部材10Lで接着された状態を示すものである。第12実施例の面状基材1Lの構造では、線状体11の両面接着部材10Kからの露出部が一点にだけある。図8(d)に示す状態を平面視すると図9(a)に示すようになる。
図8(e)は、被着体3,4の分離時に、図8(d)に示した両面接着部材10Lから線状体11が分離されて引き出される状態を示すものである。線状体11は両面接着部材10Kからの露出部から引出し、被着体3,4の周囲を周回させて接着層2から引き剥がす。図9(b)は図8(e)に示す状態を平面視したものである。そして、図8(f)は図8(d)に示した両面接着部材10Lから線状体11が殆ど分離されて引き出された状態を示すものである。両面接着部材10Lから線状体11が全て引き出されて除去されると、図8(g)に示すように、被着体3,4が分離できる。
図10(a)は、図8(c)に示した第12実施例の面状基材1Lを用いた両面接着部材10Lが壁掛けフック20に適用された実施例を示すものである。壁掛けフック20はベース21にフック部22が設けられたものであり、フック部22が設けられたベース21の反対側の面に両面接着部材10Lが取り付けられており、使用前には接着層2に剥離紙5が貼り付けられている。図10(b)は図10(a)に示した壁掛けフック20を正面から見たものであり、図10(c)は図10(a)に示した壁掛けフック20を背面側から見たものである。
壁掛けフック20は剥離紙5が外されて壁23に貼り付けて使用される。そして、壁掛けフック20を壁23から外す時は、図10(d)に示す線状体11の端部を引張り、ベース21の回りを周回させて、図8で説明したように除去すると、図10(e)に示すように、壁掛けフック20を壁23から取り外すことができる。
図11(a)はスマートフォン30と、スマートフォン30に内蔵されて筐体32にパネル部31を接着するのに使用される本出願の第13実施例の面状基材1Mを用いた両面接着部材10Mを示すものである。面状基材1Mは枠状をしており、図11(a)のB−B線における断面を描いた図11(b)に示されるように、面状基材1Mの両面には接着層2が設けられて両面接着部材10Mが形成されている。また、図11(a)に示されるように、枠状の面状基材1Mの外周面から線状体11の一端が露出している。
なお、図11(b)に示される枠状の面状基材1Mの線状体11と樹脂12の構造は、第1実施例の面状基材1Aにおける線状体11と樹脂12Aの構造と同様になっている。しかし、枠状の面状基材1Mの線状体11と樹脂12の構造はこれに限定されるものではなく、前述の第2実施例から第10実施例の線状体11と樹脂12Aの構造の何れの構造を採用しても良いものである。
図11(c)は図11(a)に示したスマートフォン30のA−A線における局部断面を示しており、スマートフォン30における両面接着部材10Mを使用した筐体32とパネル部31の接着状態が示されている。スマートフォン30の筐体32の外周部には両面接着部材10Mを取り付ける領域32Mがあり、枠状の両面接着部材10Mは、下側にある接着層2によりこの領域32Mに接着されている。そして、領域32Mに接着された両面接着部材10Mの上側にある接着層2にパネル部31が接着されて固定されている。なお、図11(c)にはスマートフォン30のパネル部31と筐体32とに囲まれる領域にある機能部品の図示は省略してある。更に、両面接着部材10Mによって接着されたパネル部31と筐体32の外周部は収縮チューブ33によって補強されている。
ここで、以上のように筐体32にパネル部31が接着されたスマートフォン30を解体して、筐体32からパネル部31を分離する方法について図12(a)から図12(h)を用いて説明する。図12(c)は図11(a)のC部の断面を部分的に拡大して示すものである。スマートフォン30を解体する際には、まず、両面接着部材10Mによって接着されたパネル部31と筐体32の外周部に取り付けられた収縮チューブ33が除去される。図11(a)に示したスマートフォン30から収縮チューブ33が除去されると、図12(a)に示す状態になり、スマートフォン30の外周部に線状体11の端部が露出した状態となる。図12(d)は図12(a)のD部の断面を部分的に拡大して示すものである。
次に、スマートフォン30の外周部に露出する線状体11の端部が図12(b)に示すように外側に引張られ、線状体11が両面接着部材10Mの接着層2と接着層2の間から引き剥がされる。線状体11の引き剥がしがスマートフォン30の外周部に沿って1周だけ行われると、図12(e)に示す状態になり、2周行うと図12(f)に示す状態になり、3周行って線状体11を全て除去すると図12(g)に示す状態になる。図12(g)に示す状態では、両面接着部材10Mの接着層2と接着層2の間の線状体11が全て除去されているので、図12(h)に示すようにパネル部31を筐体32から分離することができる。
このように、スマートフォン30の筐体32にパネル部31を本出願の両面接着部材10Mを用いて接着すれば、スマートフォン30の解体時に、容易にパネル部31を筐体32から分離することができる。なお、両面接着部材10Mにおける線状体11の巻数は、スマートフォン30の構造、パネル部31と筐体32との必要強度に応じて設定すれば良い。
図11(a)から図11(c)及び図12(a)から図12(h)において説明した実施例における両面接着部材10Mは、第13実施例の面状基材1Mの両面に接着層2が設けられた構造をしている。一方、スマートフォンのような情報処理装置の筐体にパネルを接着する場合に、インサート成型によって面状基材1Mを筐体の成形時に予め筐体に取り付けて両面接着部材10Nを形成することが可能である。インサート成型によって両面接着部材10Nが予め取り付けられた筐体を製造する方法を図13(a)から図13(f)を用いて説明する。
図13(a)は本出願の第13実施例の面状基材1Mがインサート成型機40の雄金型41に載置された状態を示すものである。雄金型41には段差部43と凸部44があり、面状基材1Mは段差部43に載置される。一方、雄金型41に嵌め合わされる雌金型42には凹部45と樹脂導入用のパイプ46が設けられている。図13(b)は図13(a)に示した雄金型41に雌金型42が嵌め合わされた状態を示すものである。雌金型42は雄金型41に対して、空間(キャビティ)49を残した状態で嵌め合わされる。雄金型41に雌金型42が嵌め合わされると、インジェクタ47がパイプ46に接続される。
図12(c)は図12(b)に示した雌金型42のパイプ46にインジェクタ47が接続され、パイプ46を通じて溶融した樹脂がインジェクタ47から射出され、キャビティ49内に樹脂が充填される状態を示している。樹脂としては、PP(ポリプロピレン)材やPET(ポリエチレンテレフタレート)材等を使用できる。この射出により、面状基材1Mが樹脂内に埋め込まれる。インジェクタ47からの樹脂の射出が終了するとインジェクタ47とパイプ46との接続が解除され、樹脂が固化すると、図13(d)に示すようにパイプ46を残した状態で雄金型41から雌金型42が分離される。
図13(e)は雄金型41から取り出された筐体48を示すものである。インサート成型機40から取り出された筐体48にはパイプ46がまだ残っているので、この後にパイプ46の部分が筐体48から除去される。インサート成型によって作られた筐体には面状基材1Mが埋め込まれている。図13(f)は、図13(e)に示す筐体48からパイプ46が除去されて上下が逆にされ、インサート成型によって筐体48に埋め込まれた面状基材1Mに接着層2が形成されて、筐体48に両面接着部材10Mが取り付けられた状態を示している。図13(f)に示される筐体48は、図11(c)に示した筐体32に対応しているので、筐体48は筐体32と同様にスマートフォン30の筐体として使用することができるので、これ以上の説明を省略する。
本出願の両面接着部材では、両面接着部材で接着された被着体を分離するきっかけとなる線状体の先端部は、露出させたままとする、必要時に引張り出せるように内部に収めておく等のように、両面接着部材の用途に応じて処理しておけば良い。即ち、使用者が積極的に被着体の分離、解体の利便性を活用する場合、例えば、屋内外の壁に、両面粘着テープで物を固定する用途では線状体の先端部を露出させておけば良い。また、メーカーが製品故障等で、修理や廃棄をする際に分離解体の利便性を活用する場合は、線状体の先端部を製品内部に収める等の使い方を選択することができる。
以上説明した本出願の両面接着部材は、例えば以下の用途に使用することができる。
(1)自動車の外装部品(エンブレム、サイドモール、エアロパーツ)の固定
(2)自動車の内装部品(ルーフ、トリム、シートの緩衝フォーム、インストルメントパネルの周辺部品、ETC機器)の固定
(3)建築、建具、家具(ドアモール、力骨、飾り縁、システムキッチンの扉、パネル化粧板、シンク、バスルームの給湯リモコン、便座の暖房機能部材、家具の化粧板)の固定
(4)家電(銘板、断熱材、化粧板)の固定
(5)音響、映像機器(パネル、スピーカネット、液晶パネルとケース)の固定
(6)通信、情報処理端末(前面カバーレンズ、ITOフィルム)の固定
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 面状基材と、該面状基材の両面に形成された接着層を備え、前記接着層により対向する2つの被着体を面接合するのに使用される両面接着部材であって、
前記面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置し、前記線状体の隣接部を前記線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が前記第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合して形成され、
前記線状体の両端部の少なくとも一方が前記接着層から露出する両面接着部材。
(付記2) 前記線状体と前記接合部材が異種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体の厚さと同じに形成され、前記面状基材の両面が平坦面である付記1に記載の両面接着部材。
(付記3) 前記線状体と前記接合部材が異種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体の厚さよりも薄く形成され、前記面状基材の少なくとも一方の表面に凹凸が形成されている付記1に記載の両面接着部材。
(付記4) 前記線状体と前記接合部材が同種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体よりも薄く形成され、前記面状基材の少なくとも一方の表面に凹凸が形成されている付記1に記載の両面接着部材。
(付記5) 前記線状体が金属線が樹脂で被覆されて形成され、前記接合部材が前記被覆樹脂と異種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体と同じに形成され、前記面状基材の両面が平坦面である付記1に記載の両面接着部材。
(付記6) 前記線状体が金属線が樹脂で被覆されて形成され、前記接合部材が前記被覆樹脂と同種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体よりも薄く形成され、前記面状基材の少なくとも一方の表面に凹凸が形成されている付記1に記載の両面接着部材。
(付記7) 前記面状基材が矩形状をしており、前記線状体の両端部が、前記面状基材の対向する辺から突出する付記1から6の何れかに記載の両面接着部材。
(付記8) 前記面状基材が矩形状をしており、前記線状体は隣接する3辺を周回して配置され、前記線状体の両端部が、前記面状基材の残りの1辺から突出する付記1から6の何れかに記載の両面接着部材。
(付記9) 前記面状基材が円形状であり、前記線状体は1本で、その一端が前記面状基材の中心部に固定され、周回配置されて他端が前記円形状面状基材の外周部から突出する付記1から6の何れかに記載の両面接着部材。
(付記10) 面状基材の両面に接着層を備えた両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置であって、
前記筐体は、前記両面接着部材により第1と第2筐体が接合されたものであり、
前記面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置してその隣接部を前記線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が前記第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合されて形成され、前記線状体の両端部の少なくとも一方が前記接着層から露出しており、
前記接着層から露出する前記線状体の端部を、前記線状体の長手方向に垂直な方向に引っ張ることにより前記接合部材をせん断方向に引き裂くことが可能であり、
前記接合部材をせん断方向に引き裂いて、前記両面接着部材から前記線状体を除去することにより前記第1と第2筐体とを分離できる、両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置。
(付記11) 面状基材の一方の面がインサート成型によって第1筐体に埋め込まれ、他方の面に接着層を備えた両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置であって、
前記筐体は、前記両面接着部材により前記第1筐体に第2筐体が接合されたものであり、
前記面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置してその隣接部を前記線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が前記第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合されて形成され、前記線状体の両端部の少なくとも一方が前記接着層から露出しており、
前記接着層から露出する前記線状体の端部を、前記線状体の長手方向に垂直な方向に引っ張ることにより前記接合部材をせん断方向に引き裂くことが可能であり、
前記接合部材をせん断方向に引き裂いて、前記両面接着部材から前記線状体を除去することにより前記第1と第2筐体とを分離可能な、両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置。
(付記12) 前記線状体と前記接合部材が異種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体の厚さと同じに形成され、前記面状基材の両面が平坦面である付記10又は11に記載の両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置。
(付記13) 前記線状体と前記接合部材が異種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体の厚さよりも薄く形成され、前記面状基材の少なくとも一方の表面に凹凸が形成されている付記10又は11に記載の両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置。
(付記14) 前記線状体と前記接合部材が同種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体の厚さよりも薄く形成され、前記面状基材の少なくとも一方の表面に凹凸が形成されている付記10又は11に記載の両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置。
(付記15) 前記線状体が金属線が樹脂で被覆されて形成され、前記接合部材が前記被覆樹脂と異種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体の厚さと同じに形成され、前記面状基材の両面が平坦面である付記10又は11に記載の両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置。
(付記16) 前記線状体が金属線が樹脂で被覆されて形成され、前記接合部材が前記被覆樹脂と同種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体の厚さよりも薄く形成され、前記面状基材の少なくとも一方の表面に凹凸が形成されている付記10又は11に記載の両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置。
(付記17) 前記面状基材が矩形状であり、前記線状体の両端部が、前記面状基材の対向する辺から突出する付記10から16の何れかに記載の両面接着部材を有する情報処理装置。
(付記18) 前記面状基材が枠体状であり、前記線状体は前記面状基材の四辺を周回して配置され、前記線状体の少なくとも一方の端部が、前記面状基材の内周部又は外周部から突出する付記10から16の何れかに記載の両面接着部材。
(付記19) 面状基材の両面に接着層を備える両面接着部材により第1と第2筐体とが接合され、前記面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置してその隣接部を前記線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が前記第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合されて形成され、前記線状体の両端部の少なくとも一方が前記接着層から露出する情報処理装置の解体方法であって、
前記接着層から露出する前記線状体の端部を、前記線状体の長手方向に垂直な方向に引っ張ることにより前記接合部材をせん断方向に引き裂き、
前記接合部材が引き裂かれた部分の前記線状体を、前記接着層の間から順次外部に取り出すことにより、前記面状基材の面積を徐々に減らし、
前記接着層の間に位置する前記線状体を全て除去することにより、前記第1と第2筐体を分離して前記情報処理装置を解体する情報処理装置の解体方法。
(付記20) 面状基材の一方の面がインサート成型によって第1筐体に埋め込まれ、他方の面に接着層を備えた両面接着部材により第1筐体に第2筐体が接合され、前記面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置してその隣接部を前記線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が前記第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合されて形成され、前記線状体の両端部の少なくとも一方が前記接着層から露出する情報処理装置の解体方法であって、
前記接着層から露出する前記線状体の端部を、前記線状体の長手方向に垂直な方向に引っ張ることにより前記接合部材をせん断方向に引き裂き、
前記接合部材が引き裂かれた部分の前記線状体を、前記接着層の間から順次外部に取り出すことにより、前記面状基材の面積を徐々に減らし、
前記接着層と前記第1筐体との間に位置する前記線状体を全て除去することにより、前記第1と第2筐体を分離して前記情報処理装置を解体する情報処理装置の解体方法。
1A〜1M 面状基材
2 接着層
3、4 被着体
5 剥離紙
10A〜10L 両面接着部材
11 線状体
12 接合部材(樹脂)
13 金属線
14 被覆樹脂
20 壁掛けフック
30 スマートフォン
31 パネル部
32 筐体
33 収縮チューブ
40 インサート成型機
47 インジェクタ

Claims (5)

  1. 面状基材と、該面状基材の両面に形成された接着層を備え、前記接着層により対向する2つの被着体を面接合するのに使用される両面接着部材であって、
    前記面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置し、前記線状体の隣接部を前記線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が前記第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合して形成され、
    前記線状体の両端部の少なくとも一方が前記接着層から露出する両面接着部材。
  2. 前記線状体と前記接合部材が異種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体の厚さと同じに形成され、前記面状基材の両面が平坦面である請求項1に記載の両面接着部材。
  3. 前記線状体が金属線が樹脂で被覆されて形成され、前記接合部材が前記被覆樹脂と同種材料の樹脂で形成され、前記接合部材は前記面状基材の肉厚方向の厚さが前記線状体よりも薄く形成され、前記面状基材の少なくとも一方の表面に凹凸が形成されている請求項1に記載の両面接着部材。
  4. 面状基材の両面に接着層を備えた両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置であって、
    前記筐体は、前記両面接着部材により第1と第2筐体が接合されたものであり、
    前記面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置してその隣接部を前記線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が前記第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合されて形成され、前記線状体の両端部の少なくとも一方が前記接着層から露出しており、
    前記接着層から露出する前記線状体の端部を、前記線状体の長手方向に垂直な方向に引っ張ることにより前記接合部材をせん断方向に引き裂くことが可能であり、
    前記接合部材をせん断方向に引き裂いて、前記両面接着部材から前記線状体を除去することにより前記第1と第2筐体とを分離できる、両面接着部材で接合された筐体を有する情報処理装置。
  5. 面状基材の両面に接着層を備える両面接着部材により第1と第2筐体とが接合され、前記面状基材が、第1の引張強度を備えた線状体を隣接配置してその隣接部を前記線状体の長手方向に垂直な方向の引張強度が前記第1の引張強度よりも弱い第2の引張強度を備えた接合部材を用いて接合されて形成され、前記線状体の両端部の少なくとも一方が前記接着層から露出する情報処理装置の解体方法であって、
    前記接着層から露出する前記線状体の端部を、前記線状体の長手方向に垂直な方向に引っ張ることにより前記接合部材をせん断方向に引き裂き、
    前記接合部材が引き裂かれた部分の前記線状体を、前記接着層の間から順次外部に取り出すことにより、前記面状基材の面積を徐々に減らし、
    前記接着層の間に位置する前記線状体を全て除去することにより、前記第1と第2筐体を分離して前記情報処理装置を解体する情報処理装置の解体方法。
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