JP6214909B2 - 超電導磁石 - Google Patents

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Description

本発明は、超電導コイルを有する超電導磁石に関する。
従来、このような分野の技術として、たとえば特許文献1が知られている。特許文献1に記載された超電導磁石は、円筒状の真空容器を備えており、真空容器の中央部には、上下方向に貫通する空間が形成されている。真空容器内には、その空間に高磁場を発生させるための超電導コイルが配置されている。超電導コイルが巻かれる巻枠は、円筒状の内枠と、内枠の両端に形成された一対のフランジとから構成されている。超電導コイルの上方には、GM(ギフォード・マクマホン)冷凍機と一体化された冷却手段が設けられている。この冷却手段のコールドヘッドが、冷却ステージを介して上部のフランジに接続されている。冷却手段によって超電導コイルが冷却されることで、高磁場を発生させることができる。
特許文献1に記載の超電導磁石は、シリコン単結晶引き上げ装置に適用され、いわゆるMCZ(磁場印加チョクラルスキー)法における高磁場源として用いられる。MCZ法によるシリコン単結晶引き上げ装置として、たとえば特許文献2に記載の装置が知られている。この装置は、単結晶シリコン原料を収容するるつぼを備えており、るつぼの側方に、高磁場源としての磁石が設けられている。特許文献2に記載された磁石は、内枠を有しない空芯コイルからなる。
特開2004−319777号公報 特開昭63−297292号公報
コイルを超電導状態にするために、コイルを極低温に冷却する必要がある。コイルを形成する線材が収縮して動揺するワイヤームーブメントが発生すると、ある線材と隣接する線材や内枠との相対位置がずれる際に摩擦熱が発生する。この摩擦熱により、コイルの温度が臨界温度を超えると、超電導状態が破壊される。この超電導状態の破壊は、クエンチと呼ばれる。クエンチの発生を抑制するために、空芯コイルを採用することが求められている。空芯コイルでは、内枠が無くコイルの内周側での機械的拘束力が無いので、コイルの内周側で拘束力を生じさせる部材を設ける必要がある。
また、超電導磁石を設計する場合には、超電導磁石による磁場及びこの磁場を生じさせるための電流などの設計条件が算出され、この設計条件に応じて、コイルの巻き数及び内径などの設計事項が決定される。これらの設計事項が決定された後、コイルを保持するための部品の配置が決定されるので、コイルの内周側において部品が配置されるスペースが限定されることになる。コイルの内周側において、部品の配置スペースを確保するために、コイルの内径を大きくするように設計変更を行うと磁場が小さくなってしまい、コイルの巻き数を増やしたり、コイルに流す電流を増加させたりする必要が生じて不具合が生じるおそれがある。コイルの設計変更を行うことで、例えば、超電導磁石の小型化の妨げとなる。
そこで、本発明は、空芯コイルである超電導コイルを備えた超電導磁石において、超電導コイルの内周側で部品の配置スペースが狭い場合であっても機械的な拘束部材を配置して超電導コイルを拘束することが可能であり、クエンチの発生のおそれを低減することが可能な超電導磁石を提供することを目的とする。
本発明の超電導磁石は、空芯コイルからなる超電導コイルと、超電導コイルの中心軸線方向の両側から、一の超電導コイルを挟んで支持する円環状の一対の枠体と、超電導コイルの外周側で中心軸線方向に延在して一対の枠体を拘束する外周側拘束部と、超電導コイルの内周側で中心軸線方向に延在して一対の枠体に接続され、中心軸線方向に張力が付与された帯状又は線状の内周側張力付与部と、を備え、内周側張力付与部は、超電導コイルの径方向において、超電導コイルの内周より内方に張り出さない位置で枠体に接続され、外周側拘束部及び内周側張力付与部のうち、内周側張力付与部のみが帯状又は線状を成し、超電導コイルの径方向において、超電導コイルの内周から内周側張力付与部の内周までの距離は、超電導コイルの外周から外周側拘束部の外周までの距離と比較して短い
この超電導磁石によれば、超電導コイルは空芯コイルであるため、超電導コイルの内周側に内枠は存在しない。これにより、超電導コイルと内枠とが擦れて摩擦熱が発生することがないので、クエンチの発生のおそれが低減される。また、この超電導磁石は、一の超電導コイルを、超電導コイルの中心軸線方向の両側から挟んで支持する一対の枠体を備え、一対の枠体は、超電導コイルの外周側で中心軸線方向に延在する外周側拘束部によって拘束されると共に、超電導コイルの内周側で中心軸線方向に延在する帯状又は線状の内周側張力付与部によって拘束されている。内周側張力付与部は帯状又は線状であるので、超電導コイルの内周側の配置スペースが少ない場合であっても、内周側に張力付与部を配置することができる。また、内周側張力付与部は、中心軸線方向に張力が付与され一対の枠体に接続されているので、一対の枠体を拘束して一の超電導コイルを中心軸線方向の両側から保持することができる。
超電導磁石は、内周側張力付与部に付与される張力を調整可能な張力調整部を更に備えている構成でもよい。この構成の超電導磁石によれば、内周側張力付与部に付与される張力を調整して、超電導コイルを好適に拘束することができる。張力を増加させることで、一対の枠体を引き寄せて締付け力を増加させることができ、張力を減少させることで、一対の枠体による締付け力を緩和することができる。これにより、超電導コイルを確実に拘束することができる。
また、張力調整部は、内周側張力付与部の長手方向の端部を枠体に締結する棒状の締結部材を有し、締結部材による締付けを調整することで、内周側張力付与部に付与される張力を調整してもよい。この構成の超電導磁石によれば、棒状の締結部材を締め付けたり、緩めたりすることで、内周側張力付与部の端部を移動させて張力を調整することができる。
また、本発明の超電導磁石は、空芯コイルからなる超電導コイルと、超電導コイルの中心軸線方向の両側から、超電導コイルを挟んで支持する一対の枠体と、超電導コイルの内周側で中心軸線方向に延在して一対の枠体に接続され、中心軸線方向に張力が付与された帯状又は線状の内周側張力付与部と、内周側張力付与部に付与される張力を調整可能な張力調整部と、を備え、張力調整部は、内周側張力付与部の長手方向の端部を枠体に締結する棒状の締結部材を有し、締結部材による締付けを調整することで、内周側張力付与部に付与される張力を調整し、締結部材は、枠体の中心軸線方向の外面側で、超電導コイルの径方向に延在し、内周側張力付与部の長手方向の端部は、枠体の中心軸線方向の外面側に配置され、内周側張力付与部は、枠体の内周側の端部に当接して、枠体の中心軸線方向の外面側から超電導コイルの内周側に屈曲され、内周側張力付与部と接触する枠体の内周側の端部には、R面取り加工が施されているこのように、枠体の内周側の端部に、R面取り加工が施されているので、この端部の曲面に沿って内周側張力付与部を湾曲させることができ、内周側張力付与部と枠体の内周側の端部とが擦れて摩擦熱が生じるおそれを低減し、クエンチの発生を抑制することができる。
超電導磁石は、超電導コイルの径方向において、超電導コイルと内周側張力付与部との間に隙間が設けられていることが好適である。これにより、超電導コイルと内周側張力付与部とが、接触しない構成とすることができるので、超電導コイルと内周側張力付与部とが擦れて摩擦熱が生じるおそれがなくなり、クエンチの発生を抑制することができる。
枠体の超電導コイルの内周側の端部は、超電導コイルの内周面よりも内方に張り出している構成でもよい。これにより、内周側張力付与部を枠体の内周側の端部に当接させて位置を規制することで、超電導コイルと内周側張力付与部との間に容易に隙間を設けることができる。
本発明によれば、空芯コイルである超電導コイルを備えた超電導磁石において、クエンチの発生のおそれを低減することができ、超電導コイルの内周側の部品配置スペースの縮小を図りつつ超電導コイルを拘束することができる。
本発明に係る第1実施形態の超電導磁石を示す概略断面図である。 図1の超電導磁石を示す斜視図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 超電導コイルの径方向Dに沿う断面図である。 本発明に係る第2実施形態の超電導磁石を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明では、本発明に係る超電導磁石がサイクロトロンに適用される場合について説明する。
(第1実施形態)
図1に示されるように、サイクロトロンAは、イオン源(図示せず)から供給される荷電粒子を加速して荷電粒子線(荷電粒子ビーム)を出力する円形加速器である。荷電粒子としては、たとえば陽子、重粒子(重イオン)などが挙げられる。サイクロトロンAは、超電導磁石1を有している。
超電導磁石1は、冷凍機6により冷却され超電導状態とされた超電導コイル8,9に電流を流すことにより、強力な磁場を発生させる。サイクロトロンAは、超電導磁石1によって磁場を発生させ、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出力する。
超電導磁石1は、同軸上に配置された2個の超電導コイル8,9を有する超電導コイル体2と、超電導コイル8,9を収容する円環状の真空容器3と、超電導コイル8,9の空芯部8a,9aにそれぞれ配置された上ポール(上磁極)4および下ポール(下磁極)5と、超電導コイル8,9を冷却するための冷凍機(冷却手段)6と、ヨーク7と、を備えている。ヨーク7は、中空の円盤型ブロックであり、その内部に真空容器3、上ポール4、および下ポール5が配置されている。
超電導コイル体2は、中心軸線Cを中心として配置された円環状の超電導コイル8,9と、中心軸線C方向における超電導コイル8の上端に配置された円環板状の上リング部材10aと、超電導コイル8と超電導コイル9との間に介在する円環状の中間枠体10bと、中心軸線C方向における超電導コイル9の下端に配置された円環板状の下リング部材10cとを備えている。中間枠体10bは、その上端に位置するフランジ部10dと、その下端に位置するフランジ部10fと、フランジ部10dとフランジ部10fとを連結する円筒部10eとを有している。上リング部材10a、中間枠体10b、および下リング部材10cは、金属製であり、たとえば鉄製、ステンレス製、または銅製とすることができる。フランジ部10dは円筒部10eの上端で外方に張り出し、フランジ部10fは円筒部10eの下端で外方に張り出している。
図1および図2に示されるように、超電導コイル8および超電導コイル9は、内周側に内枠(または内巻枠)が設けられておらず、コイル(線材及び線材を固着する接着材)の内周面が他の部材によって接着・固定されていない空芯コイルである。超電導コイル8および超電導コイル9は、中心軸線C方向に並んで配置されている。空芯コイルを製造する場合には、筒状の内枠に対して線材を巻回してコイルを形成し、線材をエポキシ樹脂などの接着剤によって固着し、その後内枠を抜き取ることにより空芯コイルを得ることができる。
上リング部材10aおよび円筒部10eは、中心軸線C方向の両側に対向して配置され超電導コイル8を挟んでいる。円筒部10eおよび下リング部10cは、中心軸線C方向の両側に対向して配置され超電導コイル9を挟んでいる。上リング部材10a、中間枠体10b、および下リング部材10cは、超電導コイル8,9を支持する支持部材である。
超電導コイル体2は、超電導コイル8,9を外周側から覆う補強リング31,32を備えている。なお、図2では、補強リング31,32の図示を省略している。補強リング31,32は、例えば円筒体であり、超電導コイル8,9の中心軸線Cと同軸上に配置されている。
補強リング31は、中心軸線C方向の両側に配置された上リング部材10aとフランジ部10dとを接続している。上リング部材10aは、補強リング31の上端面31aに固定され、フランジ部10dは、補強リング31の下端面31bに固定されている。上リング部材10a及びフランジ部10dは、補強リング31に対して例えばボルト結合されている。超電導コイル8の径方向Dにおいて、補強リング31と超電導コイル8との間には、隙間G31が形成されている。
補強リング32は、中心軸線C方向の両側に配置されたフランジ部10fと下リング部材10cとを接続している。フランジ部10fは、補強リング32の上端面32aに固定され、下リング部材10cは、補強リング32の下端面32bに固定されている。フランジ部10f及び下リング部材10cは、補強リング32に対して例えばボルト結合されている。超電導コイル9の径方向Dにおいて、補強リング32と超電導コイル9との間には、隙間G32が形成されている。
補強リング31,32は、中心軸線C方向に離間する一対の枠体を、超電導コイル8,9の外周側で拘束する外周側拘束部として機能する。
図2及び図3に示されるように、超電導コイル体2には、超電導コイル8の内周側で上リング部材10aと円筒部10eとを繋ぐ複数本のバンド22(帯状の内周側張力付与部)が設けられている。超電導コイル体2には、超電導コイル9の内周側で円筒部10eと下リング部材10cとをつなぐ複数本のバンド23(帯状の内周側張力付与部)が設けられている。バンド22およびバンド23は、中心軸線C方向に延びる細長の薄板状をなす。バンド22およびバンド23は、周方向において等間隔に配置されている。バンド22およびバンド23は、例えば、金属製でもよく樹脂製でもよい。金属としては、鉄、ステンレス、銅など使用することができる。樹脂としては、FRP(Fiber Reinforced Plastics)を使用することができる。なお、図1に示される断面は、バンド22およびバンド23が配置されていない断面である。
バンド22の上端部22aは、上リング部材10aの内周側に固定されている。バンド22の上端部22aには、例えば中実のブロック体である接続具24が設けられている。また、接続具24にはボルト穴24aが形成され、このボルト穴24aにボルト25(棒状の締結部材)が挿通され、ボルト25は径方向Dに延在している。接続具24は、ボルト25によって上リング部材10aに締結されている。
図3に示されるように、上リング部材10aの上端面10gには、接続具24を収容する受容部41が形成されている。受容部41は、径方向Dにおいて所定の長さを有し、上リング部材10aの内周側に開口している。接続具24は、受容部41の底面41a上に配置されている。また、受容部41の径方向Dに対して交差する面41bには、ボルト25を螺着させるめねじ部41cが設けられている。
接続具24に接続されたバンド22は、上リング部材10aの上端面10gで径方向Dに沿って配置され、受容部41の内周側の縁部41dに当接して下方に湾曲し、超電導コイル8の内周側で、中心軸線C方向に沿って延在している。なお、バンド22と当接する内周側の縁部41dにはR面取り加工が施さている。バンド22は、内周側の縁部41dのR部に沿って湾曲している。
バンド22の下端部22bは、円筒部10eの内周側に固定されている。バンド22の下端部22bには、例えば中実のブロック体である接続具26が設けられている。また、接続具26には、ボルト穴26aが形成され、ボルト穴26に挿通されて中心軸線C方向に延在するボルト27によって、円筒部10eに締結されている。
円筒部10eの上面10hには、接続具26を収容する受容部42が形成されている。受容部42は、円筒部10eの内周面17側に開口している。接続具26は、受容部42の底面42a上に配置されている。受容部42の底面42aには、ボルト27を螺着させるめねじ部42bが設けられている。
また、接続具26は、円筒部10eの内周面17よりも径方向Dにおいて内方に張り出している。接続具26に接続されたバンド22の下端部22bは、接続具26によって径方向Dの位置が規制されているので、超電導コイル8の内周面8bとバンド22との間に隙間G22が形成されている。
なお、バンド23の上端部及び下端部の構造は、バンド22が上下反転された構造であるため、説明を省略する。
下リング部材10cには冷凍機6の一部が接続されており(接続部分は不図示)、超電導コイル8,9が約4.2Kの極低温に冷却される。冷凍機6としては、例えば小型のGM冷凍機を採用することができる。冷却手段としての冷凍機6は、上リング部材10aに接続されてもよく、上リング部材10aおよび下リング部材10cの両方に接続されてもよい。冷凍機6は、上リング部材10a、中間枠体10b、下リング部材10cの少なくとも1つに接続されてもよい。
なお、本実施形態では、中心軸線Cが上下方向に延在する姿勢(横置きの姿勢)でサイクロトロンAが配置された場合について説明するが、サイクロトロンAは、たとえば中心軸線Cが水平方向に延在する姿勢(縦置きの姿勢)で配置することも可能である。すなわち、説明中における「上下左右」は、部材の配置方向などを限定するものではなく、「上下」と「左右」を置き換えることも可能である。たとえば、上ポール4および下ポール5は、縦置き姿勢のサイクロトロンの場合、左ポールや右ポールとして表現することができる。
超電導コイル体2は、引張型の支持部材11,12によって支持されている。支持部材11は、真空容器3の内面と上リング部材10aとの間に設けられている。支持部材12は、真空容器3の内面と下リング部材10cとの間に設けられている。支持部材11および支持部材12は、上下一対として超電導コイル体2を挟むように配置されており、互いに反対方向へ超電導コイル体2を引っ張ることで超電導コイル体2の位置を保持している。なお、支持部材11および支持部材12の数、配置、構造等は特に限定されず、サイクロトロンAの大きさその他の設計事項に応じて適切に選択される。
なお、真空容器3のうち、支持部材11,12が固定される面の裏側(すなわち中心軸線C方向における外面側)には、ヨーク7の一部を構成するブロック体7aが配置されている。ブロック体7aは、中心軸線Cの外側から真空容器3に押し当てられて真空容器3のうち支持部材11,12が固定される部分を補強している。
図4に示されるように、超電導コイル8の内周8bには、その略全面にわたって接着剤20が塗布されている。超電導コイル9の内周9bには、その略全面にわたって接着剤21が塗布されている。接着剤20,21は、超電導コイル8,9が膨張または収縮した場合であっても、超電導コイル8,9に対する密着性を保つ。接着剤20,21は、たとえば極低温用のエポキシ樹脂系接着剤である。接着剤20,21は、エポキシ樹脂系接着剤に限られず、他の接着剤であってもよい。
このように構成された超電導磁石1では、上リング部材10a及び円筒部10eによって、超電導コイル8を中心軸線Cの両側から挟んで支持している。上リング部材10a及びフランジ部10は、超電導コイル8の外周側に配置された補強リング31に固定され位置が拘束されている。
超電導コイル8の内周側には、バンド22が中心軸線C方向に沿って延在し、上リング部材10a及び円筒部10eを接続している。バンド22の下端部22bは、接続具26によって円筒部10eに固定され、バンド22の上端部22aは、接続具24によって上リング部材10aに固定されている。
接続具24は、径方向Dに延在するボルト25によって上リング部材10aに取り付けられている。ボルト25を締め付けることで、接続具24は受容部41の底面41a上をスライドして径方向Dの外側に移動する。これにより、バンド22に中心軸線C方向の張力を付与することができる。バンド22に張力が作用して上リング部材10a及び円筒部10eが引き寄せられるので、上リング部材10a及び円筒部10eによって超電導コイル8を締め付けて拘束することができる。
さらにボルト25を締め付けることで、バンド22に付与される張力を増加させることができる。これにより、バンド22に付与される張力を調整して、超電導コイル8を強固に拘束することができる。
一方、ボルト25を緩めることで、接続具24は受容部41の底面41a上をスライドして径方向Dの内側に移動する。これにより、バンド22に付与される張力を減少させることができる。このようにバンド22に付与される張力を調整して、超電導コイル8の拘束を緩和することができる。超電導コイル9も超電導コイル8と同様に、バンド23によって拘束されている。
超電導磁石1は、冷凍機6によって超電導コイル8,9が冷却され極低温状態となる。このとき、バンド22,23も冷却されて収縮し、バンド22,23の張力が増加する。
極低温に冷却されて超電導状態になった超電導コイル8,9に電流を流すことで、超電導磁石1は、高磁場を発生させる。サイクロトロンAは、超電導磁石1によって高磁場を発生させ、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出力することができる。
超電導磁石1によれば、超電導コイル8,9が空芯コイルであるので、超電導コイル8,9と内枠とが擦れて摩擦熱が発生することがないので、クエンチの発生を低減することができる。また、バンド22,23は、帯状に形成されているので、超電導コイル8,9の内周側の狭いスペースに配置することが可能である。これにより、超電導磁石1の大型化を抑えることができ、超電導コイル8,9を内周側から拘束して、超電導コイル8,9のワイヤームーブメントを防止し、クエンチの発生を抑えることができる。その結果、超電導磁石1の信頼性を向上させることができる。
超電導磁石1では、バンド22,23に付与される張力を調整することができるので、超電導コイル8,9を確実に拘束して、ワイヤーブームメントを防止し、クエンチの発生を抑えることができる。
さらに、超電導磁石1では、受容部41の内周側の縁部41dにR面取り加工が施されているので、この縁部41dに沿ってバンド22,23を湾曲させることができ、バンド22,23と縁部41dとが擦れて摩擦熱が生じるおそれを低減し、クエンチの発生を抑えることができる。
また、超電導磁石1では、超電導コイル8の径方向Dにおいて、超電導コイル8とバンド22との間に隙間が設けられているので、超電導コイル8とバンド22とが接触しない構成であり、摩擦熱が生じるおそれを無くし、クエンチの発生を防止することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の超電導磁石51が、第1実施形態の超電導磁石1と違う点は、バンド22に代えて線状の内周側張力付与部を備える点、及び内周側張力付与部に付与される張力を調整可能な張力調整部の構成が異なる点である。
図5に示されるように、超電導磁石51は、超電導コイル8の内周側で、上リング部材10aと円筒部10eとを接続する無端の線状部材52を備えている。線状部材52は、中心軸線C方向に延在している。線状部材52は、上下方向に離間して配置されたピン53およびピン54に掛け渡されている。
下側のピン54は、円筒部10eに固定された接続具55に支持されている。ピン54は、例えば径方向Dと直交する方向に配置されている。接続具55は、円筒部10eの内周面17よりも中心軸線Cに張り出し、ピン54は、超電導コイル8よりも中心軸線C側で線状部材52の下端側の位置を規制している。
上側のピン53は、上リング部材10aに設けられた張力調整部60に支持されている。張力調整部60は、上リング部材10aに固定された回転軸61回りに回転移動して、ピン53の位置を調整可能な位置調整部材62を備えている。回転軸61は、上リング部材10aより上方に離間して配置されている。位置調整部材62の上リング部材10aに対向する面は、曲面として形成されている。この曲面62aの曲率半径は、周方向の位置に応じて徐々に変化するように形成されている。すなわち、位置調整部材62を回転移動させることで、上リング部材10aと当接する位置調整部材62の曲面62の位置を変えて、位置調整部材62が上リング部材10aを押し付ける力を調整することができる。
位置調整部材62は、上下方向に延在するボルト63によって上方から押し付けられている。ボルト63は、めねじ部64が設けられた支持部材65に支持されている。支持部65は、上リング部材10aに固定され、ボルト63は、めねじ部64に螺着している。ボルト63をねじ込むことで、ボルト63は下方に移動して位置調整部材62の回転位置を変化させる。ボルト63がねじ込まれると、回転軸61を支点として位置調整部材62が回転移動して、ピン53が上方へ移動し、線状部材52に付与される張力を増加させることができる。これにより、上リング部材10a及び円筒部10eを中心軸線C方向に引き寄せて、超電導コイル8を両側から締め付けることができる。
このような超電導磁石51は、超電導コイル8の内周側に、中心軸線C方向に張力が付与された線状部材52を備えているので、超電導コイル8のワイヤームーブメントを抑制して、クエンチの発生を低減することができる。なお、超電導磁石51は、無端の線状部材52に代えて、無端ベルトからなる内周側張力付与部を備える構成でもよい。また、長手方向の端部に接続具が設けられた帯状又は線状の内周側張力付与部をピン53,54に接続してもよい。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、下記のような種々の変形が可能である。
超電導コイルの外周側で中心軸線C方向に延在して一対の枠体を拘束する外周側拘束部として、筒状の補強リング31を備える構成としているが、外周側拘束部は、周方向に所定の間隔で配置された棒状の部材でもよい。
超電導磁石1,51は、超電導コイル8,9を断熱材によって覆うことで、冷却効率を向上させてもよい。
超電導磁石1の超電導コイル体2は、2個の超電導コイル8,9を有する場合に限られず、1個または3個以上の超電導コイルを有してもよい。
また、本発明に係る超電導磁石は、サイクロトロンに限られず、MCZ法によるシリコン単結晶引き上げ装置に適用することもできる。超電導磁石は、高磁場が求められる装置であれば、どのような装置にでも適用可能である。
1,51…超電導磁石、2…超電導コイル体、6…冷凍機(冷却手段)、8,9…超電導コイル、8a,9a…空芯部、8b…内周、10a…上リング部材(枠体)、10b…中間枠体、10c…下リング部材(枠体)、10f…フランジ部、10d…フランジ部、20,21…接着剤、22,23…バンド、25…ボルト(棒状の締結部材)、52…線状部材、60…張力調整部、A…サイクロトロン、C…中心軸線。

Claims (6)

  1. 空芯コイルからなる超電導コイルと、
    前記超電導コイルの中心軸線方向の両側から、一の前記超電導コイルを挟んで支持する円環状の一対の枠体と、
    前記超電導コイルの外周側で前記中心軸線方向に延在して前記一対の枠体を拘束する外周側拘束部と、
    前記超電導コイルの内周側で前記中心軸線方向に延在して前記一対の枠体に接続され、
    前記中心軸線方向に張力が付与された帯状又は線状の内周側張力付与部と、を備え
    前記内周側張力付与部は、前記超電導コイルの径方向において、前記超電導コイルの内周より内方に張り出さない位置で前記枠体に接続され、
    前記外周側拘束部及び前記内周側張力付与部のうち、前記内周側張力付与部のみが帯状又は線状を成し、
    前記超電導コイルの径方向において、前記超電導コイルの内周から前記内周側張力付与部の内周までの距離は、前記超電導コイルの外周から前記外周側拘束部の外周までの距離と比較して短いことを特徴とする超電導磁石。
  2. 前記内周側張力付与部に付与される前記張力を調整可能な張力調整部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の超電導磁石。
  3. 前記張力調整部は、前記内周側張力付与部の長手方向の端部を前記枠体に締結する棒状の締結部材を有し、前記締結部材による締付けを調整することで、前記内周側張力付与部に付与される前記張力を調整することを特徴とする請求項2に記載の超電導磁石。
  4. 空芯コイルからなる超電導コイルと、
    前記超電導コイルの中心軸線方向の両側から、前記超電導コイルを挟んで支持する一対の枠体と、
    前記超電導コイルの内周側で前記中心軸線方向に延在して前記一対の枠体に接続され、
    前記中心軸線方向に張力が付与された帯状又は線状の内周側張力付与部と、
    前記内周側張力付与部に付与される前記張力を調整可能な張力調整部と、を備え、
    前記張力調整部は、前記内周側張力付与部の長手方向の端部を前記枠体に締結する棒状の締結部材を有し、前記締結部材による締付けを調整することで、前記内周側張力付与部に付与される前記張力を調整し、
    前記締結部材は、前記枠体の前記中心軸線方向の外面上で、前記超電導コイルの径方向に延在し、
    前記内周側張力付与部の長手方向の前記端部は、前記枠体の前記中心軸線方向の外面上に配置され、
    前記内周側張力付与部は、前記枠体の前記内周側の端部に当接して、前記枠体の前記中心軸線方向の外面側から前記超電導コイルの内周側に屈曲され、
    前記内周側張力付与部と接触する前記枠体の前記内周側の端部には、R面取り加工が施されていることを特徴とする超電導磁石。
  5. 前記超電導コイルの径方向において、前記超電導コイルと前記内周側張力付与部との間に隙間が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の超電導磁石。
  6. 前記枠体の前記超電導コイルの内周側の端部は、前記超電導コイルの内周面よりも内方に張り出していることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の超電導磁石。
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