JPS603555Y2 - 超電導コイル - Google Patents
超電導コイルInfo
- Publication number
- JPS603555Y2 JPS603555Y2 JP8682478U JP8682478U JPS603555Y2 JP S603555 Y2 JPS603555 Y2 JP S603555Y2 JP 8682478 U JP8682478 U JP 8682478U JP 8682478 U JP8682478 U JP 8682478U JP S603555 Y2 JPS603555 Y2 JP S603555Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- container
- insulating spacer
- superconducting
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、超電導コイルの液体ヘリウム容器の構造に関
するものである。
するものである。
第1図は、従来の超電導コイルの構造の一例を示す縦断
図面である。
図面である。
第2図は、第1図の■−■線における矢印方向に見た断
面図を示す。
面図を示す。
第1図および第2図において、1は超電導々体を巻回形
成してなる単位コイル、2は単位コイル1を冷却するた
めの冷却通路の形成および各単位コイル間の絶縁、電磁
力を支えるためのスペーサ、3は各単位コイル1および
スペーサ2を締付は固定する押え板、4は締付用の締付
ボルトである。
成してなる単位コイル、2は単位コイル1を冷却するた
めの冷却通路の形成および各単位コイル間の絶縁、電磁
力を支えるためのスペーサ、3は各単位コイル1および
スペーサ2を締付は固定する押え板、4は締付用の締付
ボルトである。
起電導コイルは、液体ヘリウムのような寒剤の中に浸漬
され極低温に冷却される。
され極低温に冷却される。
6は、起電導コイルおよび液体ヘリウムを収納するコイ
ルヘリウム容器である。
ルヘリウム容器である。
第1図から判るように、従来の超電導コイルは、コイル
軸方向11は押え板3と締付ボルト4で締付けて固定し
ていたが、コイル半径方向10については、特に支持機
構はなく、半径方向電磁力8が作用すると、単位コイル
自身の剛性および、各単位コイル間のまさっ力(絶縁ス
ペーサを介して)によって支持していた。
軸方向11は押え板3と締付ボルト4で締付けて固定し
ていたが、コイル半径方向10については、特に支持機
構はなく、半径方向電磁力8が作用すると、単位コイル
自身の剛性および、各単位コイル間のまさっ力(絶縁ス
ペーサを介して)によって支持していた。
小型のコイルではあまり問題とならないが、コイルが大
型化すると電磁力8も大きくなり、コイル自身の剛性の
みでは支持出来なくなり、各単位コイルのずれが生じた
り、さらには、コイルは塑性変形し、破損するような危
険性があった。
型化すると電磁力8も大きくなり、コイル自身の剛性の
みでは支持出来なくなり、各単位コイルのずれが生じた
り、さらには、コイルは塑性変形し、破損するような危
険性があった。
又、押え板3を介して各単位コイルを締付ける構造のた
め、ヘリウム容器とコイル間に大きな空間が生じ(実際
は液体ヘリウム)、コイル冷却効率は良い反面、容器を
含めたコイル断面が大きくなる傾向があった。
め、ヘリウム容器とコイル間に大きな空間が生じ(実際
は液体ヘリウム)、コイル冷却効率は良い反面、容器を
含めたコイル断面が大きくなる傾向があった。
このため、核融合装置のように狭いスペースに多数のコ
イルを配置する機器への適用は、空間的に無理が生じる
ことがあった。
イルを配置する機器への適用は、空間的に無理が生じる
ことがあった。
本考案は、超電導コイルにおいて、寒剤の流路遮断によ
る冷却効果の低減を起こすことなく、容器内壁部材によ
って、コイル電磁力を支持するヘリウム容器を得ること
を目的としている。
る冷却効果の低減を起こすことなく、容器内壁部材によ
って、コイル電磁力を支持するヘリウム容器を得ること
を目的としている。
第3図は、本考案の一実施例を示すコイル断面図である
。
。
各単位コイル1間をコイル軸方向11に絶縁スペーサ2
を挟み込んだ全体コイルの半径方向内外周表面に、絶縁
スペーサ7を周方向に分割して取り付ける。
を挟み込んだ全体コイルの半径方向内外周表面に、絶縁
スペーサ7を周方向に分割して取り付ける。
さらにこの半径方向の絶縁スペーサ7を介してコイル周
囲にヘリウム容器6の内壁を密着させる構造とする。
囲にヘリウム容器6の内壁を密着させる構造とする。
ヘリウム容器内壁は全面複数個の冷却溝9を施こした構
造とする。
造とする。
冷却溝9はコイルの巻線方向に等間隔に設けられる。
ここで電磁力8がコイル半径方向10に作用するとコイ
ル外周に密着(半径方向絶縁スペーサ7を介して)した
ヘリウム容器6のリングで支持されるので、各単位コイ
ル間のずれは生じない。
ル外周に密着(半径方向絶縁スペーサ7を介して)した
ヘリウム容器6のリングで支持されるので、各単位コイ
ル間のずれは生じない。
又コイル自身も外周をヘリウム容器のリングで支持され
コイルは一体化構造となるので、強度的にも安全な構造
となる。
コイルは一体化構造となるので、強度的にも安全な構造
となる。
又、コイルに容器内壁を密着させることによって、コイ
ル周囲の寒剤による冷却効果低減を防ぐため、容器内壁
に冷却溝を設はコイル周囲の寒剤および寒剤の泡の流れ
を、スムーズにしている。
ル周囲の寒剤による冷却効果低減を防ぐため、容器内壁
に冷却溝を設はコイル周囲の寒剤および寒剤の泡の流れ
を、スムーズにしている。
第4図は本考案の他の実施例で容器内壁とコイル間に配
された半径方向絶縁スペーサ7のコイル接触面又は背面
に冷却溝を設けた構造である。
された半径方向絶縁スペーサ7のコイル接触面又は背面
に冷却溝を設けた構造である。
更に他の実施例として第3図、第4図において溝をスパ
イラル構造にすることにより本考案の効果を得ることが
できる。
イラル構造にすることにより本考案の効果を得ることが
できる。
超電導コイルのヘリウム容器に本考案の構造を用いるこ
とによって、コイル全体の断面積をコンパクトに出来、
かつ、寒剤の流路を妨げることなく、即ち冷却効率を下
げることなく、コイル電磁力を支持出来、強度的にも安
全で信頼性の高い超電導コイルが供給される。
とによって、コイル全体の断面積をコンパクトに出来、
かつ、寒剤の流路を妨げることなく、即ち冷却効率を下
げることなく、コイル電磁力を支持出来、強度的にも安
全で信頼性の高い超電導コイルが供給される。
第1図は従来の超電導コイルの縦断面図、第2図は、従
来の超電導コイルの横断面図、第3図は本考案による超
電導コイルの縦断面図、第4図は本考案の他の実施例を
示した超電導コイルの部分断面図である。 1・・・・・・超電導単位コイル、2・・・・・・フィ
ル軸方向絶縁スペーサ、3・・・・・・押え板、4・・
・・・・締付はボルト、5・・・・・・空間(液体ヘリ
ウム)、6・・・・・・コイルヘリウム容器、7・・・
・・・コイル半径方向絶縁スペーサ、8・・・・・・半
径方向電磁力、9・・・・・・冷却溝、10・・・・・
・コイル半径方向、11・・・・・・コイル軸方向。
来の超電導コイルの横断面図、第3図は本考案による超
電導コイルの縦断面図、第4図は本考案の他の実施例を
示した超電導コイルの部分断面図である。 1・・・・・・超電導単位コイル、2・・・・・・フィ
ル軸方向絶縁スペーサ、3・・・・・・押え板、4・・
・・・・締付はボルト、5・・・・・・空間(液体ヘリ
ウム)、6・・・・・・コイルヘリウム容器、7・・・
・・・コイル半径方向絶縁スペーサ、8・・・・・・半
径方向電磁力、9・・・・・・冷却溝、10・・・・・
・コイル半径方向、11・・・・・・コイル軸方向。
Claims (1)
- 超電導線を巻回した円環状の単位コイルを積層してなる
円筒状のコイル本体と、このコイル本体の表面に密着す
る絶縁スペーサと、この絶縁スペーサの表面に密着する
コイル容器とを備え、前記絶縁スペーサの内面あるいは
外面あるいは前記コイル容器の内面の少くとも1つに前
記コイル本体を冷却する冷却剤の通る溝を設けたことを
特徴とする超電導コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8682478U JPS603555Y2 (ja) | 1978-06-26 | 1978-06-26 | 超電導コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8682478U JPS603555Y2 (ja) | 1978-06-26 | 1978-06-26 | 超電導コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS554562U JPS554562U (ja) | 1980-01-12 |
JPS603555Y2 true JPS603555Y2 (ja) | 1985-01-31 |
Family
ID=29011766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8682478U Expired JPS603555Y2 (ja) | 1978-06-26 | 1978-06-26 | 超電導コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603555Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6214909B2 (ja) * | 2013-04-19 | 2017-10-18 | 住友重機械工業株式会社 | 超電導磁石 |
-
1978
- 1978-06-26 JP JP8682478U patent/JPS603555Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS554562U (ja) | 1980-01-12 |
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