JPS6244502Y2 - - Google Patents

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JPS6244502Y2
JPS6244502Y2 JP1981048506U JP4850681U JPS6244502Y2 JP S6244502 Y2 JPS6244502 Y2 JP S6244502Y2 JP 1981048506 U JP1981048506 U JP 1981048506U JP 4850681 U JP4850681 U JP 4850681U JP S6244502 Y2 JPS6244502 Y2 JP S6244502Y2
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container
superconducting coil
superconducting
cryogenic container
cryogenic
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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は超電導コイルと液体ヘリウムを収納す
る極低温容器に係り、特に超電導コイルに損傷を
与えないようにした極低温容器に関する。
超電導マグネツト装置等の超電導装置に用いら
れる超電導線は、通常液体ヘリウム内に浸漬冷却
されると、電気抵抗零の超電導状態となる。この
ため通常の超電導機器は、超電導線と安定化材と
から成る超電導導体を巻回した超電導コイルおよ
び液体ヘリウムを収納する極低温容器、極低温容
器へのふく射をしや閉するふく射シールド、極低
温容器およびふく射シールドを真空断熱するため
の真空容器、および支持装置等から成り立つてい
る。この様子を第1図に示す。第1図において、
1は超電導コイル、2は液体ヘリウム、3は超電
導コイル1および液体ヘリウムを収納し、液体ヘ
リウム圧力に耐える極低温容器、4はふく射シー
ドル、5は空間6を高真空に保つための真空容
器、7は極低温容器3およびふく射シールドを断
熱支持する支持装置である。第2図は第1図の
ー線に沿う矢視拡大断面図である。第2図にお
いて、1は超電導コイル、2は液体ヘリウム、3
aは超電導コイル1の巻枠を兼ねた極低温容器3
の一部、3bは超電導コイル1の外側を被う極低
温容器3の一部で、各部3a,3bは溶接部3c
により一体化され、極低温容器3を形成してい
る。
さて、超電導マグネツト装置は、例えば該融合
装置に使用される超電導マグネツトのように、大
形で、かつ、高磁界を発生させる必要が近年増々
要望されてきている。超電導コイルを励磁する
と、超電導線には、流れる電流と発生する磁界の
相互作用により、電磁力が作用する。前述のよう
な大形で、かつ、高磁界発生用の超電導コイルに
は、強大な電磁力が作用し、超電導コイルだけで
は、その電磁力に耐えることが出来ないことが多
い。
この対策として、極低温容器3の板厚を厚くし
て丈夫にし、超電導コイル1に作用する電磁力の
一部を極低温容器に分担させ、超電導コイル1自
身で受持つ電磁力を軽減させる構造が考えられて
いる。この構造によれば、超電導コイルと極低温
容器は第1図、第2図には図示しないが、何らか
の形状のスペーサを介して密着させることが必要
である。
しかるに大形で高磁界発生用の超電導マグネツ
ト装置の極低温容器を、第1図および第2図に示
した従来例のように、溶接によつて一体化させる
ことは、前述のように極低温容器と超電導コイル
が近接していると、極低温容器の板厚が厚くなる
にしたがつて、溶接熱量が大きくなることによ
り、超電導コイルが高温にさらされることにな
る。
超電導コイルに使用される超電導線は、高温に
さらされると、損傷劣化され易いので、第1図お
よび第2図に示した従来例のような溶接構造は不
適当である。このため、強大な電磁力を分担で
き、超電導コイルの損傷がなく、組立てが容易な
構造の極低温容器が要求されている。
本考案の目的は、強大な電磁力を分担できる極
低温容器で、かつ、超電導コイルに過大な温度上
昇を与えないで、体化を行ない、真空シール性能
を十分持たせることができる極低温容器を提供す
ることにある。
以下本考案を第3図,第4図および第5図に示
す一実施例について説明する。第4図は第3図の
ー線に沿う矢視拡大断面図、第5図は第4図
の“V”部拡大図である。これらの図において第
1図および第2図と同一部分には同一符号を付し
て説明を省略する。尚この極低温容器3も第1図
と同様にふく射シールド4、真空容器5の中に入
れるのであるが、図示を省略する。
この実施例においては、超電導コイル1に通電
した際の電磁力を受けるに十分な厚さで断面コ字
状、即ち一端開放の環状の容器本体8に、同様厚
さの環状の蓋9をボルト10で取付ける。そし
て、断面がL字状をした環状をなし、薄くて可撓
性を有するキヤツプ11で容器本体8と蓋9の接
合部12およびボルト10を被うようにして、溶
接部13にて溶接結合して密閉した極低温容器3
とする。14は穴であり、15は煙突部であつ
て、ここを介して、液体ヘリウム2を供給し、気
化したヘリウムを抜き取るのであるが、これは従
来と同じであるので詳細は図示しない。16はス
ペーサであつて、超電導コイル1の外周と容器本
体8の間に介在させる。
次に、上記のように構成した極低温容器の作用
について説明する。超電導コイル1に電流を流す
と、強大な電磁力が作用するが、超電導コイル1
と極低温容器3の容器本体8はスペーサ16を介
して十分密着状態になつているので、その電磁力
は極低温容器3に分担され、極低温容器3の容器
本体8と蓋9は十分強固となるような厚板で構成
されるので、超電導コイル1の損傷を防止するこ
とが可能である。この電磁力の大きさは液体ヘリ
ウム圧力の数十倍となるので、容器本体8と蓋9
の厚さは、上述のように、その電磁力に耐える厚
さが必要であるが、キヤツプ11は液体ヘリウム
の漏出を防止すれば、役目は済むので、十分薄い
板厚でよいことになる。このため、溶接部13の
熱量も小さくできるので、溶接の際の超電導コイ
ル1の温度上昇も小さくてすみ、超電導線の過熱
による損傷劣化を防止することができる。一方前
述の電磁力により、容器本体8および蓋9の小さ
な変形が生じることはまぬがれない。特にボルト
10による結合部は他の場所に比較し、強度的に
弱いので、小さなずれ、変形等を考慮する必要が
あるが、キヤツプ11が薄いことのみならず、断
面がL字状となつていて、十分な可撓性を存して
いるので、この小さなずれ、変形等に対して追従
でき、密封が破れる危険性がない。
尚、本考案は上記し、かつ図面に示した実施例
のみに限定されるものではなく、その要旨を変更
しない範囲で、種々変形して実施できることは勿
論である。
以上説明したように、本考案によれば次のよう
な効果がある。
(a) 電磁力を分担する容器本体8および蓋9を十
分厚くし、ボルト10による結合としたので、
組立てが容易で、電磁力による超電導コイル1
の損傷を防止できる。
(b) 液体ヘリウム圧力の密封には、薄く、断面が
L字状をした可撓性のある環状のキヤツプ11
を用いたので、容器本体8および蓋9のずれや
変形に対して追従可能となり、液体ヘリウムの
密封が確実である。
(c) キヤツプ11は薄板で構成されているので、
溶接による一体化の際に、溶接熱量は小さいの
で、超電導コイルの温度上昇が軽減され、超電
導線の過熱による損傷劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の極低温容器を備えた超電導機器
の断面図、第2図は第1図の−線に沿う矢視
拡大断面図、第図は本考案の極低温容器の一実施
例を示す断面図、第4図は第3図の−線に沿
う矢視拡大断面図、第5図は第4図の“V”部拡
大図である。 1……超電導コイル、2……液体ヘリウム、3
……極低温容器、8……容器本体、9……蓋、1
0……ボルト、11……キヤツプ、12……接合
部、13……溶接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 超電導コイルと液体ヘリウムを収納する極低温
    容器において、超電導コイルの通電による電磁力
    を受けるに十分な厚さを有し、一端開放の環状の
    容器本体に、その容器本体の開放面を塞ぐ同様厚
    さの環状の蓋をボルトで取付け、断面がL字状を
    した環状をなし可撓性を有する薄板のキヤツプ
    で、容器本体と蓋の接合部およびボルトを被うよ
    うに溶接結合して密封したことを特徴とする極低
    温容器。
JP1981048506U 1981-04-06 1981-04-06 Expired JPS6244502Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981048506U JPS6244502Y2 (ja) 1981-04-06 1981-04-06

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JP1981048506U JPS6244502Y2 (ja) 1981-04-06 1981-04-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57161213U JPS57161213U (ja) 1982-10-09
JPS6244502Y2 true JPS6244502Y2 (ja) 1987-11-25

Family

ID=29845237

Family Applications (1)

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JP1981048506U Expired JPS6244502Y2 (ja) 1981-04-06 1981-04-06

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JP (1) JPS6244502Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55160481A (en) * 1979-05-31 1980-12-13 Toshiba Corp Superconductive coil containing tank

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55160481A (en) * 1979-05-31 1980-12-13 Toshiba Corp Superconductive coil containing tank

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Publication number Publication date
JPS57161213U (ja) 1982-10-09

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