JP6214388B2 - 繊維用染色助剤、及び染色物の製造方法 - Google Patents

繊維用染色助剤、及び染色物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、繊維用染色助剤及びそれを用いた染色物の製造方法に関する。
ポリエステル繊維の染色においては、130℃以上の温度と高圧の条件下で30分以上の時間をかける染色方法が一般的である。これはポリエステルのガラス転移温度以上でないと、分散染料が繊維内部に染着できないためであるが、このような染色方法においては多くのエネルギーを必要としている。
ポリエステル繊維を通常よりも低い温度と常圧で染色する方法も知られている。例えば、ポリエステル繊維への濃染効果が得られるキャリヤーを併用して染色する方法がある。この方法は、耐熱性が低い繊維との混合素材、例えば、羊毛との混合素材の染色において採用されている。
従来、キャリヤーとして、トリクロロベンゼンやオルトフェニルフェノール、メチルナフタレン等が使用されているが、これらは繊維中に残存し易いため、耐光堅牢度が著しく低下するという問題がある。
また、他のキャリヤーや染色用の薬剤も提案されている。例えば、下記特許文献1には、アルキルアルコキシベンゾエート、あるいはそれとN−アルキルフタルイミドとの混合物、あるいはアリールアルコキシベンゾエートとN−アルキルフタルイミドとの混合物を含む疎水性繊維材料を染色するための担体が開示されている。また、下記特許文献2には、安息香酸エステルとノニオン活性剤とを含むキャリヤー組成物が開示されている。更に、下記特許文献3には、安息香酸エステル及びジベンジルエーテルから選択された1種又は2種以上と、特定のポリアルキレングリコール脂肪酸ジエステルと、スチレン化フェノール又はα−メチルスチレン化フェノールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物についての硫酸エステル塩またはリン酸エステル塩とを、特定の量で含有するポリエステル繊維用均染剤が開示されている。また、下記特許文献4には、テトラリンおよび(または)アルキルベンゼン、陰イオン性界面活性剤、水非混和性の非芳香族の溶媒、および場合により極性溶媒および(または)非イオン性活性剤を含む染色助剤が開示されている。
特開平2−229280号公報 特開2007−100284号公報 特開2010−90498号公報 特開昭55−57080号公報
しかしながら、上記特許文献1〜4の剤であっても未だ低温での染色性及び得られる染色物の耐光堅牢度が不十分であった。そこで、通常よりも低い温度で染色した場合であっても染色性を十分維持でき、且つ耐光堅牢度に優れる染色物を得ることができる染色助剤が望まれていた。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、通常よりも低い温度においても十分な染色性を発現でき、且つ優れた耐光堅牢度を有する染色物を得ることができる繊維用染色助剤、及びその繊維用染色助剤を用いた染色物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定のエステル化合物とアニオン界面活性剤及び/又は特定の脂肪族アミンのアルキレンオキサイド付加物とを含む染色助剤が、通常の温度及び通常よりも低い温度において十分な染色濃度及び優れた耐光堅牢度を有する染色物を得ることができることを見出し、その知見に基づいて本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で表されるエステル化合物(A)と、アニオン界面活性剤(B1)及び/又は脂肪族アミンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物(B2)と、を含有することを特徴とする繊維用染色助剤を提供する。
Figure 0006214388


式(1)中、Rは炭素数1〜3のアルキル基を表し、Rは炭素数3〜8のアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいアラルキル基、又は−AO−Rで表される基を表し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基、Rは炭素数1〜5のアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、又は置換されていてもよいアラルキル基を表す。
本発明の繊維用染色助剤によれば、上記構成を有することにより、通常よりも低い温度においても十分な染色性を発現でき、且つ優れた耐光堅牢度を有する染色物を得ることができる。
本発明の繊維用染色助剤においては、上記アニオン界面活性剤(B1)が、炭素数6〜24の高級アルコール又はその炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル、モノ、ジ、若しくはトリスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル、モノ、ジ、若しくはトリα−メチルスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル、油脂類の炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル、炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数8〜14のアルキル基を有するジフェニルエーテルのモノ若しくはジスルホン酸、炭素数6〜24の高級アルコールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物のリン酸のモノ若しくはジエステル、及びそれらの塩から選ばれる少なくとも1種のアニオン界面活性剤であることが好ましい。
ここで、本発明におけるモノ、ジ、若しくはトリスチレン化フェノールとは、それぞれ、1モルのフェノールに対し、1、2又は3モルのスチレンを反応させて得られるものを表す。また、本発明におけるモノ、ジ、若しくはトリα−メチルスチレン化フェノールとは、それぞれ、1モルのフェノールに対し、1、2又は3モルのα−メチルスチレンを反応させて得られるものを表す。
また、本発明の繊維用染色助剤は、下記一般式(2)で表される化合物(C)を更に含有することが好ましい。
−O−[(EO)(AO)]−H (2)
式(2)中、Rは炭素数6〜10のアルキル基、EOはエチレンオキシ基、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基、aは0〜10、bは0〜2の整数を表し、a及びbはa≧bの関係を満たす。
本発明はまた、上記本発明に係る繊維用染色助剤の存在下、繊維を染色する工程を備えることを特徴とする染色物の製造方法を提供する。
本発明の繊維用染色助剤によれば、通常の染色温度での染色だけでなく、通常より低温での染色においても十分な染色性を発現できる。そのため、特に、耐熱性の低い繊維、例えば羊毛を含む繊維を低温で染色した場合に、良好に染色された染色物を得ることができる。更に、本発明の繊維用染色助剤によれば、優れた耐光堅牢度を有する染色物を得ることができる。
本発明によれば、通常よりも低い温度においても十分な染色性を発現でき、且つ優れた耐光堅牢度を有する染色物を得ることができる繊維用染色助剤、及びその繊維用染色助剤を用いた染色物の製造方法を提供することができる。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。
本実施形態の繊維用染色助剤は、下記一般式(1)で表されるエステル化合物(A)(以下、(A)成分という場合もある)と、アニオン界面活性剤(B1)(以下、(B1)成分という場合もある)及び/又は脂肪族アミンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物(B2)(以下、(B2)成分という場合もある)と、を含有する。
Figure 0006214388


式(1)中、Rは炭素数1〜3のアルキル基を表し、Rは炭素数3〜8のアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいアラルキル基、又は−AO−Rで表される基を表し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基、Rは炭素数1〜5のアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、又は置換されていてもよいアラルキル基を表す。
で表される炭素数1〜3のアルキル基としては、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられる。アルキル基の炭素数が3を超える場合、染色性が不十分となる傾向にある。染色性がより優れるという観点から、メチル基が好ましい。
で表される炭素数3〜8のアルキル基としては、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、例えば、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等が挙げられる。アルキル基の炭素数が上記範囲外であると染色性が不十分となる傾向にある。染色性がより優れるという観点から、炭素数4〜6のアルキル基が好ましい。
で表される置換されていてもよいフェニル基又はアラルキル基としては、例えば、フェニル基又はアラルキル基のベンゼン環の1〜3個の水素原子がメチル基やエチル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基等の置換基により置換されている基が挙げられる。このような基としては、例えば、トリル基、ヒドロキシフェニル基、メチルベンジル基、ジメチルベンジル基、トリメチルベンジル基、エチルベンジル基等が挙げられる。
アラルキル基としては、例えば、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、2−フェニルプロピル基、フェニルブチル基が挙げられる。
置換されていてもよいフェニル基又はアラルキル基としては、染色性がより優れるという観点から、フェニル基、ベンジル基が好ましい。
で表される−AO−Rで表される基におけるAOとしては、例えば、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、ブチレンオキシ基等が挙げられる。染色性がより優れるという観点から、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基が好ましい。
で表される炭素数1〜5のアルキル基としては、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等が挙げられる。染色性がより優れるという観点から、炭素数2〜4のアルキル基が好ましい。
で表される置換されていてもよいフェニル基又はアラルキル基としては、上記Rで表される置換されていてもよいフェニル基又はアラルキル基と同様の基が挙げられる。
式(1)中のRとしては、染色性がより優れるという観点から、炭素数3〜8のアルキル基、置換されていてもよいアラルキル基、又は−AO−Rで表される基が好ましく、置換されていてもよいアラルキル基がより好ましい。
上記一般式(1)で表されるエステル化合物(A)の具体例としては、ギ酸イソペンチル、プロピレングリコールモノフェニルエーテルのギ酸エステル等のギ酸エステル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソペンチル、酢酸フェニル、酢酸ベンジル、プロピレングリコールモノフェニルエーテルの酢酸エステル、酢酸2−ブトキシエチル、酢酸1−メチル−2−ブトキシエチル、酢酸3−メトキシブチル等の酢酸エステル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イソペンチル、プロピオン酸ベンジル等のプロピオン酸エステル、酪酸ブチル、酪酸イソペンチル等の酪酸エステル等が挙げられる。
上記の中でも、染色性がより優れるという観点から、酢酸エステルが好ましく、その中でも酢酸ベンジル、酢酸ブチル、酢酸イソペンチル、酢酸2−ブトキシエチルがより好ましく、酢酸ベンジルが更に好ましい。
本実施形態の繊維染色助剤に含まれるアニオン界面活性剤(B1)としては、従来公知のものを使用でき、例えば、硫酸エステル又はその塩;スルホン酸又はその塩;リン酸エステル又はその塩;炭素数6〜22の高級アルコール、炭素数8〜14のアルキル基を有するフェノール又はモノ、ジ若しくはトリスチレン化フェノールと、モノクロル酢酸との反応物であるアルキルエーテル酢酸型化合物又はそれらの塩;炭素数6〜22の高級アルコール、炭素数8〜14のアルキル基を有するフェノール又はモノ、ジ若しくはトリスチレン化フェノールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの1〜10モル付加物と、モノクロル酢酸との反応物であるポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸型化合物又はそれらの塩;等が挙げられる。
これらの中でも染色性がより優れるという観点から、硫酸エステル、スルホン酸、リン酸エステル、アルキルエーテル酢酸型化合物、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸型化合物及びそれらの塩が好ましく、硫酸エステル、スルホン酸及びそれらの塩がより好ましい。
また、塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩等を挙げることができる。これらの中でも染色性がより優れるという観点からナトリウム塩、アンモニウム塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。
硫酸エステル又はその塩としては、炭素数6〜24、好ましくは炭素数8〜20の高級アルコール又はその炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの1〜25モル、好ましくは2〜10モル付加物の硫酸エステル、モノ、ジ若しくはトリスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの3〜30モル、好ましくは5〜25モル付加物の硫酸エステル、モノ、ジ若しくはトリα−メチルスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの3〜30モル、好ましくは5〜25モル付加物の硫酸エステル、ポリアルキレングリコールの硫酸エステル、炭素数6〜24、好ましくは炭素数8〜22の脂肪酸又はその炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの1〜25、好ましくは2〜10モル付加物の硫酸エステル、ひまし油、落花生油、オリーブ油、ナタネ油、牛脂、羊脂等の油脂類の炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの10〜60モル、好ましくは30〜50モル付加物の硫酸エステル、及びそれらの塩が挙げられる。上記高級アルコール又は上記脂肪酸は天然物由来のものでも合成されたものでもよい。
炭素数2〜4のアルキレンオキサイドとしては、染色性がより優れるという観点から、エチレンオキサイドが好ましい。
硫酸エステル又はその塩としては、染色性がより優れるという観点から、炭素数6〜24の高級アルコール又はその炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの1〜25モル付加物の硫酸エステル、モノ、ジ若しくはトリスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの3〜30モル付加物の硫酸エステル、モノ、ジ若しくはトリα−メチルスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの3〜30モル付加物の硫酸エステル、油脂類の炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの10〜60モル付加物の硫酸エステル、及びそれらの塩が好ましい。
具体的には、2−エチルヘキサノールの硫酸エステル、ドデシルアルコールの硫酸エステル、ドデシルアルコールのエチレンオキサイドの2〜4モル付加物の硫酸エステル、オレイルアルコールのエチレンオキサイドの2〜4モル付加物の硫酸エステル、ひまし油のエチレンオキサイドの35〜45モル付加物の硫酸エステル、トリスチレン化フェノールのエチレンオキサイドの5〜15モル付加物及びそれらのナトリウム塩等が挙げられる。
スルホン酸又はその塩としては、炭素数8〜24のα−オレフィンのスルホン酸化物、炭素数6〜24の高級アルコールのスルホコハク酸のモノ若しくはジエステル、炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数8〜14のアルキル基を有するジフェニルエーテルのモノ若しくはジスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、アルキル基を有していてもよいナフタレンスルホン酸又はそのホルマリン縮合物、石油スルホネート、リグニンスルホン酸、及びそれらの塩が挙げられる。なお、上記高級アルコールは天然物由来のものでも合成されたものでもよい。
スルホン酸又はその塩としては、染色性がより優れるという観点から、炭素数6〜24の高級アルコールのスルホコハク酸のモノ若しくはジエステル、炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数8〜14のアルキル基を有するジフェニルエーテルのモノ若しくはジスルホン酸、及びそれらの塩が好ましく、炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数8〜14のアルキル基を有するジフェニルエーテルのモノ若しくはジスルホン酸、及びそれらの塩がより好ましい。
具体的には、ドデシルベンゼンスルホン酸、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸、及びそれらのナトリウム塩が挙げられる。
硫酸エステル、スルホン酸及びそれらの塩の中でも、染色性がより優れるという観点から、炭素数6〜24の高級アルコールの硫酸エステル、油脂類の炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの10〜60モル付加物の硫酸エステル、炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数8〜14のアルキル基を有するジフェニルエーテルのモノ若しくはジスルホン酸及びそれらの塩が好ましく、炭素数6〜24の高級アルコールの硫酸エステル、炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数8〜14のアルキル基を有するジフェニルエーテルのモノ若しくはジスルホン酸及びそれらの塩がより好ましい。
リン酸エステル又はその塩としては、炭素数6〜24、好ましくは炭素数8〜20の高級アルコール又はその炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの1〜25モル、好ましくは2〜10モル付加物のリン酸のモノ若しくはジエステル、モノ、ジ若しくはトリスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの3〜30モル、好ましくは5〜25モル付加物のリン酸のモノ若しくはジエステル、モノ、ジ若しくはトリα−メチルスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの3〜30モル、好ましくは5〜25モル付加物のリン酸のモノ若しくはジエステル、ポリアルキレングリコールのリン酸のモノ若しくはジエステル、炭素数6〜24、好ましくは炭素数8〜22の脂肪酸又はその炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの1〜25、好ましくは2〜10モル付加物のリン酸のモノ若しくはジエステル、及びそれらの塩が挙げられる。なお、上記高級アルコールは天然物由来のものでも合成されたものでもよい。
炭素数2〜4のアルキレンオキサイドとしては、染色性がより優れるという観点から、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドが好ましい。
染色性がより優れるという観点から、炭素数6〜24の高級アルコールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの1〜25モル付加物のリン酸のモノ若しくはジエステル及びそれらの塩が好ましい。
具体的には、2−エチルヘキサノールリン酸エステル、ドデシルアルコールのエチレンオキサイド2〜4モル及びプロピレンオキサイド2〜4モル付加物のリン酸エステル、トリスチレン化フェニルエーテルリン酸エステル、及びそれらのナトリウム塩等が挙げられる。
本実施形態の繊維染色助剤に含まれる脂肪族アミンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物(B2)の脂肪族アミンとしては、第1級アミン又は第2級アミンが挙げられる。第1級アミン又は第2級アミンとしては、直鎖状又は分枝鎖状の炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基を有するアミンが挙げられる。染色性がより優れるという観点から、上記アルキル基又はアルケニル基の炭素数は12〜22が好ましい。
第1級アミンとしては、例えば、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、ノナデシルアミン、イコシルアミン、ヘンイコシルアミン、ドコシルアミン、トリコシルアミン、テトラコシルアミン等や、これらの混合物である牛脂アミン、硬化牛脂アミン、ヤシ油アミン、パーム油アミン、大豆油アミン等の動植物由来の第1級アミンが挙げられる。これらの第1級アミンは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、第1級アミンは蒸留精製したものでもよく、未精製のものでもよい。
第2級アミンとしては、例えば、ジオクチルアミン、ジデシルアミン、ジウンデシンアミン、ジドデシルアミン、ジトリデシルアミン、ジテトラデシルアミン、ジペンタデシルアミン、ジヘキサデシルアミン、ジヘプタデシルアミン及びジオクタデシルアミンが挙げられる、これらの第2級アミンは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
上記炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの付加数は、染色性がより優れるという観点から、第1級アミンの場合、10〜80が好ましく、15〜50がより好ましい。また、第2級アミンの場合、付加数は15〜160が好ましく、30〜100がより好ましい。付加数が上記の範囲であると、染料の分散性がより優れ、染色班が発生し難くなる傾向にあり、また染色性がより優れる傾向にある。
上記の脂肪族アミンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物の中でも、染色性がより優れるという観点から、第1級アミンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物が好ましく、動植物由来の第1級アミンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物がより好ましく、硬化牛脂アミンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物が更に好ましい。
本実施形態の繊維用染色助剤は、染色性がより優れるという観点から、上記(B1)成分及び上記(B2)成分のうちの上記(B2)成分を含むことが好ましい。
本実施形態の繊維用染色助剤における上記(A)成分と、上記(B1)成分及び/又は上記(B2)成分との配合比は、染色性及び得られる染色物の耐光堅牢度がより優れるという観点から、(A)成分の質量と、(B1)成分及び(B2)成分の総質量との比(A):(B1+B2)が99.5:0.5〜60:40が好ましく、98:2〜75:25がより好ましい。
本実施形態の繊維用染色助剤は、染色性がより向上し、特に低温での染色性がより優れるという観点から、下記一般式(2)で表される化合物(C)を更に含有することが好ましい。
−O−[(EO)(AO)]−H (2)
式(2)中、Rは、分岐鎖状であっても直鎖状であってもよい炭素数6〜10のアルキル基を表し、EOはエチレンオキシ基を表し、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基を表す。
としては、例えば、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基等が挙げられる。Rの炭素数が上記範囲外であると併用による染色性の向上が得られない傾向にある。併用による染色性向上がより優れるという観点から、Rは炭素数8〜10の分岐鎖状のアルキル基が好ましい。
Oとしては、例えば、プロピレンオキシ基、ブチレンオキシ基等が挙げられる。併用による染色性の向上がより優れるという観点から、AOはプロピレンオキシ基であることが好ましい。
式(2)中、aは0〜10の整数を表し、bは0〜2の整数を表し、a及びbはa≧bの関係を満たす。a及びbが上記範囲外であると併用による染色性の向上が得られない傾向にある。また、bがaより大きくなると併用による染色性の向上が得られない傾向にある。
併用による染色性の向上がより優れるという観点から、aが0〜8の整数であり、bが0であることが好ましく、aが0〜5の整数であり、bが0であることがより好ましく、a及びbが0であることがさらに好ましい。
なお、[(EO)(AO)]の配列は特に制限はなく、ランダムでも、ブロックでも、交互でもかまわない。
上記一般式(2)で表される化合物(C)としては、例えば、2−エチルヘキサノール、2−エチルヘキサノールのエチレンオキサイド1〜10モル付加物が挙げられる。
本実施形態の繊維用染色助剤における上記(C)成分の配合量としては、上記(A)成分、上記(B1)成分及び上記(B2)成分の総質量と、上記(C)成分の質量との比(A+B1+B2):(C)が、99:1〜75:25であることが好ましく、併用による染色性の向上がより優れるという観点から、97:3〜85:15がより好ましい。
本実施形態の繊維用染色助剤における上記(A)成分、上記(B1)成分、上記(B2)成分及び上記(C)成分の総含有量は適宜調整され得るが、例えば、繊維用染色助剤全量に対し10〜100質量%という量が挙げられる。
上述した各成分以外に本実施形態の繊維用染色助剤に配合可能なその他の成分としては、例えば、水や溶剤、分散均染剤、精練剤、キレート剤、柔軟剤、難燃剤、吸汗加工剤、耐光向上剤などが挙げられる。
溶剤としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、3−メトキシ−3−メチルブタノール等のアルコール系溶剤、モノ若しくはジエチレングリコール、モノ、ジ若しくはトリプロピレングリコール、ヘキシレングリコール等のグリコール系溶剤、コハク酸ジアルキルエステル等のエステル系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤、ジメチルホルムアミド、リモネン、キシレン等が挙げられる。中でもアルコール系溶剤、グリコール系溶剤が好適である。
本実施形態の繊維用染色助剤が適用できる繊維に特に制限はなく、天然繊維、化学繊維及びこれらの混紡交編織繊維に適用できる。
天然繊維としては、木綿、麻および羊毛などが挙げられ、化学繊維としてはレーヨン、キュプラ等の再生繊維、アセテートなどの半合成繊維、ポリエステル、ポリアミド、アクリル及びスパンデックスなどの合成繊維が挙げられる。これらの混紡交編織繊維としては、木綿や麻と他の繊維(羊毛、ポリエステル、ポリアミド繊維及びアクリルなど)、羊毛と他の繊維(ポリエステル、ポリアミド及びアクリルなど)、ポリエステル繊維と他の繊維(レーヨン、アセテート、ポリアミド、アクリル及びスパンデックスなど)、ポリアミド繊維と他の繊維(レーヨン、アセテート、アクリル及びスパンデックスなど)が挙げられる。
また、繊維の形態にも特に制限はなく、例えば、糸、織物、編物、不織布、組物等を挙げることができる。
本実施形態の繊維用染色助剤は、低温での染色においても優れた染色性を得られることから、特に、耐熱性の低い羊毛を含む繊維を低温で染色する場合に有効である。
本実施形態の染色物の製造方法は、本実施形態に係る繊維用染色助剤の存在下、繊維を染色する繊維染色工程を備える。
本実施形態においては、通常の繊維染色に用いられる染色浴に本実施形態に係る繊維用染色助剤を添加することができる。この場合、染色浴を構成する染色液における繊維用染色助剤の添加量は、繊維に対し、上記(A)成分、上記(B1)成分、上記(B2)成分及び上記(C)成分の総質量が0.1〜15%o.w.f.であるのが好ましく、0.5〜13%o.w.f.であるのがより好ましい。
染色に用いる染料としては、従来の染料を繊維の種類にあわせて適宜選択して使用することができ、例えば、直接染料、反応染料、酸性染料(レベリング系やハーフミーデング系、ミーデング系)及び分散染料(アゾ系やキノン系)などが挙げられる。染料の使用量は適宜選択することができるが、例えば、繊維に対し0.001〜15%o.w.f.という量が挙げられる。
また、本実施形態においては、pH調整のための酸、染料の分散性や移染性向上のための分散均染剤、キレート剤、しわ防止剤としての界面活性剤なども従来通り使用できる。
染色に用いる染色機械に特に制限はなく、従来のものを使用することができ、例えば、液流染色機、ウィンス染色機、ジッガー染色機、ビーム染色機、チーズ染色機、オーバーマイヤー染色機等が挙げられる。
染色温度としては繊維の種類等により適宜選択され得るが、例えば、90〜140℃という温度が挙げられ、90〜115℃が好適である。
染色時間としては繊維の種類や温度等により適宜選択され得るが、例えば、90〜115℃の場合は60〜120分間、120〜140℃の場合は10〜60分間という範囲が挙げられる。
繊維と染色液との浴比は目的とする染色度合い等によって異なるが、1:3〜1:20という範囲が挙げられる。
染色圧力や染色後のソーピング方法に特に制限はなく、従来のものを採用することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら制限されるものではない。
(実施例1〜31及び比較例1〜19)
(1)染色助剤の調製
表1〜9に示す組成で染色助剤を調製した。
なお、表中のB1−1〜B1−11、B2−1〜B2−2、C1〜3、及びD1〜D3はそれぞれ下記の化合物を意味する。また、下記において「EO」及び「PO」とはそれぞれ「エチレンオキサイド」及び「プロピレンオキサイド」を表し、「EO」及び「PO」の後の()内の数字は付加モル数を表す。
B1−1:ひまし油のEO(42)付加物の硫酸エステルのNa塩
B1−2:2−エチルヘキサノールの硫酸エステルのNa塩
B1−3:ドデシルアルコールのEO(2)付加物の硫酸エステルNa塩
B1−4:オレイルアルコールのEO(4)付加物の硫酸エステルNa塩
B1−5:ドデシル硫酸ナトリウム
B1−6:トリスチレン化フェノールのEO(10)付加物の硫酸エステルNa塩
B1−7:ドデシルベンゼンスルホン酸Na塩
B1−8:ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸Na塩
B1−9:ドデシルアルコールのEO(2)PO(2)付加物のリン酸エステルNa塩
B1−10:オクチルフェノールのEO(4)付加物とモノクロル酢酸との反応物のNa塩
B1−11:ノニルフェノールのEO(2)付加物の硫酸エステルのアンモニウム塩
B2−1:硬化牛脂アミンのEO(50)付加物
B2−2:硬化牛脂アミンのEO(15)付加物
C1:2−エチルヘキサノール
C2:2−エチルヘキサノールのEO(3)付加物
C3:2−エチルヘキサノールのEO(8)付加物
D1:炭素数12〜14の第2級アルコールのEO(5)付加物(製品名:ソフタノール50、(株)日本触媒社製)
D2:ポリエチレングリコール(数平均分子量1000)のトール油脂肪酸のジエステル
D3:トリスチレン化フェノールのEO(20)付加物
(2)染色布の作成
まず、下記に示す組成で染色浴及び還元洗浄浴を調製した。
(染色浴の組成)
染色助剤:表1〜9に記載の使用量(%o.w.f.)
Dianix UN−SE(Dystar(株)製):1.5%o.w.f.
80質量%酢酸:0.4g/L
浴比=1:10
(還元洗浄浴の組成)
サンモールRC−700Eコンク(ソーピング剤、日華化学(株)製):2.0g/L
48質量%苛性ソーダ:2.0g/L
ハイドロサルファイトナトリウム:2.0g/L
浴比=1:30
ミニカラー染色機(テクサム技研(株)製)を用いて、精練済みのポリエステルジャージを上記染色浴中、実施例1〜5及び比較例1〜5については130℃で30分間の染色条件(条件1)で染色し、実施例6〜31及び比較例6〜23については100℃で60分間の染色条件(条件2)で染色した。
次に、染色液を排液し、50〜80℃で湯洗後、水洗を行い、上記還元洗浄浴中、80℃で15分間、還元洗浄を行った。その後、還元洗浄処理液を排液し、50〜80℃で湯洗後、水洗し、浴比で1:30となるよう水を加え、酢酸を用いてpHを6〜7にした。遠心脱水機(栄光産業(株)、H−120A型)を用いて1分間脱液した。ピンテンター(上野山鉄工(株)製)を用いて120℃で2分間の乾熱乾燥を行い、同じピンテンターを用いて180℃で30秒間、加熱し、染色布を得た。
(3)染色性
上記方法で得られた染色布について、分光測色計CM−3700d(コニカミノルタ(株)製)を用い、400〜700nmのK/S値を10nm毎に求め、その積分値を求めた。K/S値は、比較例1の染色助剤を用いて得られた染色布のK/S値を100としたときの相対値で表した。その値を表1〜9に示す。K/S値が大きいほど濃色に染まっていることを表す。
(4)耐光堅牢度
上記方法で得られた染色布に対し、フェード・オ・メーター(スガ試験機(株)製)を用いて63℃で20時間、紫外線を照射した後、変褪色の度合いを変褪色グレースケール(JIS 0804(2004))により級数で判定した。その結果を表1〜9に示す。級数が大きいほど耐光堅牢度が良好であることを表す。
Figure 0006214388

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表1及び表3〜6に示されるように、本発明に係る繊維用染色助剤を用いることにより、優れた染色性を発現でき、更に得られる染色物は優れた耐光堅牢度を有することが分かった。また、表3〜6に示されるように、従来の温度での染色だけなく、従来よりも低温の染色においても、本発明に係る繊維用染色助剤を用いることにより、優れた染色性を発現でき、更に得られる染色物は優れた耐光堅牢度を有することが分かった。
本発明の繊維用染色助剤によれば、従来の染色温度での染色だけでなく、従来よりも低温での染色においても優れた染色性を発現できる。また、本発明の繊維用染色助剤を用いた染色方法により得られる染色物は優れた耐光堅牢度を有することができる。そのため、本発明の繊維用染色助剤は、繊維の染色、特に、耐熱性の低い繊維、例えば羊毛を含む繊維の低温での染色において好適に使用することができる。また、本発明の繊維用染色助剤によれば、従来よりも低温で染色することが可能であるため、染色に要するエネルギーの低減化に貢献できる。

Claims (4)

  1. 下記一般式(1)で表されるエステル化合物(A)と、アニオン界面活性剤(B1)及び/又は脂肪族アミンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物(B2)と、を含有することを特徴とする繊維用染色助剤。
    Figure 0006214388


    [式(1)中、Rメチル基を表し、Rは炭素数3〜8のアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいアラルキル基、又は−AO−Rで表される基を表し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基、Rは炭素数1〜5のアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、又は置換されていてもよいアラルキル基を表す。]
  2. 前記アニオン界面活性剤(B1)が、炭素数6〜24の高級アルコール又はその炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル、モノ、ジ、若しくはトリスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル、モノ、ジ、若しくはトリα−メチルスチレン化フェノール又はそれらの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル、油脂類の炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル、炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数8〜14のアルキル基を有するジフェニルエーテルのモノ若しくはジスルホン酸、炭素数6〜24の高級アルコールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物のリン酸のモノ若しくはジエステル、及びそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のアニオン界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載の繊維用染色助剤。
  3. 下記一般式(2)で表される化合物(C)を更に含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の繊維用染色助剤。
    −O−[(EO)(AO)]−H (2)
    [式(2)中、Rは炭素数6〜10のアルキル基を表し、EOはエチレンオキシ基を表し、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基を表し、aは0〜10の整数を表し、bは0〜2の整数を表し、a及びbはa≧bの関係を満たす。]
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の繊維用染色助剤の存在下、繊維を染色する工程を備えることを特徴とする染色物の製造方法。
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