JP6214356B2 - 撹拌装置、液体吐出装置、撹拌方法、インクジェット記録装置、およびインクジェット記録装置の制御方法 - Google Patents

撹拌装置、液体吐出装置、撹拌方法、インクジェット記録装置、およびインクジェット記録装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、撹拌装置、液体吐出装置、撹拌方法、インクジェット記録装置、およびインクジェット記録装置の制御方法に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置が知られている。液体吐出装置は液体を収容する容器(「メインタンク」とも呼ばれる)をさらに備えており、メインタンクから液体吐出ヘッドに液体が適宜供給される。
近年の液体吐出装置から吐出される液体として、数百ナノメートル径ほどの大きさの顔料粒子が色材として使用された顔料インクが用いられることがある。このような顔料粒子は、溶媒に比べて重く、メインタンクの内部で沈降しやすい。
顔料粒子がメインタンクの内部で沈降すると、メインタンク内の上側と下側とにおいて顔料インクの色材濃度差が生じる。その結果、所定の色材濃度よりも濃いまたは薄い顔料インクが液体吐出ヘッドへ供給され、吐出される液体の色材濃度が変動してしまう。
特許文献1には、メインタンク内の液体を撹拌する撹拌装置が開示されている。当該撹拌装置は、メインタンクと連通する容器(「サブタンク」とも呼ばれる)と、サブタンクからメインタンクへ液体を移送するポンプ(「減圧機構」とも呼ばれる)と、を備える。ポンプを駆動することでサブタンクからメインタンクへ液体が流入し、その流れによってメインタンクの内部の液体が撹拌される。
特開2007−261160号公報
しかしながら、特許文献1に開示される撹拌装置では、撹拌効果はポンプの送液能力に依存する。したがって、撹拌効果を高めるためにはより高い送液能力を有するポンプが必要とされる。ポンプの送液能力の増強に伴い、ポンプが大型化し、撹拌装置の大型化が懸念される。
そこで、本発明は、装置の大型化を招くことなく撹拌効果を高めることを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の一態様は、密閉された第1の容器と、大気開放された第2の容器と、密閉された第3の容器と、ポンプと、遮断弁と、制御部と、を備える撹拌装置に係る。第1の容器は液体を収容する。第2の容器は第1の容器と連通する。第3の容器は第1および第2の容器と連通する。ポンプは、第2の容器と第3の容器との間で液体を移送することで第3の容器の内部の圧力を上げるまたは下げる。遮断弁は、第1の容器と第3の容器との間の連通を遮断する。そして、制御部は、遮断弁を閉じて第1の容器と第3の容器との間の連通を遮断させた状態でポンプを駆動し、その後、遮断弁を開いて第1の容器と第3の容器との間を連通させる。
また、本発明の他の態様は、密閉された第1の容器、大気開放された第2の容器、密閉された第3の容器、およびポンプを用意するステップと、遮断ステップと、ポンプ駆動ステップと、連通ステップと、を含む撹拌方法に係る。第1の容器は液体を収容する。第2の容器は第1の容器と連通する。第3の容器は第1および第2の容器と連通する。ポンプは、第2の容器と前記第3の容器との間で液体を移送することで前記第3の容器の内部の圧力を上げるまたは下げる。遮断ステップでは、前記第1の容器と前記第3の容器との間の連通が遮断される。ポンプ駆動ステップでは、ポンプが作動することで第3の容器の内部の圧力が上がるまたは下がる。連通ステップでは、第1の容器と第3の容器とが互いに連通する。
上記各発明においては、第1の容器と第3の容器との間の連通が遮断された状態でポンプが作動する。したがって、ポンプの送液能力に拘わらず、第1の容器の圧力と第3の容器の圧力との差を十分に大きくすることができる。
また、上記の遮断状態でポンプが作動した後、第1の容器が第3の容器と連通する。ポンプの作動によって第1の容器の圧力と第3の容器の圧力との差が十分に大きくされているので、第1の容器から第3の容器へ(または第3の容器から第1の容器へ)液体が勢いよく流入する。
さらに、第1の容器は密閉されており、第2の容器は大気開放されている。したがって、ポンプが作動した後第1の容器が第3の容器と連通することで、第2の容器から第1の容器へ(または第1の容器から第2の容器へ)液体が勢いよく流入する。
液体が勢いよく第1の容器へ流入することで、第1の容器において流れが生じて液体が撹拌される。
このように、本発明によれば、ポンプの送液能力に拘わらず、第1の容器へ液体を勢いよく流入させることができる。ポンプの送液能力を増強する必要がないので、撹拌装置の大型化を招くことなく撹拌効果を高めることができる。
本発明によれば、装置の大型化を招くことなく撹拌効果を高めることが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る撹拌装置を備えた液体吐出装置の概略図。 液体供給系および回復装置を示す模式図。 ダイアフラムポンプの構造および動作を説明するための図。 液体吐出装置の制御系の概略を示すブロック図。 初期充填動作を説明するための図。 撹拌動作を説明するための図。 撹拌動作のフローを示すチャート。 ポンプおよび遮断弁に加えられる電圧の時系列変化、並びに第3および第1の容器の内部の圧力の時系列変化を示すグラフ。 第2の実施形態に係る撹拌装置を示す模式図。 初期充填動作を説明するための図。 撹拌動作を説明するための図。 撹拌動作のフローを示すチャート。 ポンプおよび遮断弁に加えられる電圧の時系列変化、並びに第3および第1の容器の内部の圧力の時系列変化を示すグラフ。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撹拌装置を備えた液体吐出装置の概略図である。ここでは、インクを吐出して記録を行うインクジェットプリンタの例を用いて本実施形態について説明する。
図1に示されるように、液体吐出装置1は、インクといった液体を収容する第1の容器2と、第1の容器2と連通する第2の容器3と、第1および第2の容器2,3と連通する第3の容器4と、第2の容器3と連通する液体吐出ヘッド5と、を備える。液体は、第1の容器2から第3の容器4および第2の容器3を経由して液体吐出ヘッド5へ供給される。液体吐出ヘッド5は、プラテン6上に搬送された記録媒体7へ向けて液体を吐出する。
液体吐出ヘッド5は、スライド軸8に沿って往復動可能なキャリッジ9に搭載されている。キャリッジ9は、キャリッジモータ10、キャリッジベルト11およびプーリー12を用いてスライド軸8に沿って移動させられる。キャリッジ9の移動に伴いキャリッジ9に搭載された液体吐出ヘッド5がプラテン6の上方を往復動する。
プラテン6の下方には、ロール状に巻き回された記録媒体7が回転自在に支持されている。記録媒体7は、ガイド13および送りローラ14を用いてプラテン6上に搬送される。
送りローラ14は記録媒体7をプラテン6上に間欠的に送り出す。液体吐出ヘッド5は、プラテン6上で往復動しながら液体を吐出する。液体が液体吐出ヘッド5から吐出されることで、プラテン6上の記録媒体7に連続的に記録が行われる。
なお、本実施形態では、液体吐出装置1を、キャリッジ9の往復動と記録媒体7の搬送を交互に行いながら記録を行うシリアル型インクジェットプリンタとしているが、本発明は、これに限られない。
また、液体吐出装置1は、液体吐出ヘッド5のインク詰まりや印字かすれ等の吐出不良を回復させる回復装置15を備える。回復装置15は、液体吐出ヘッド5が記録動作において往復動する範囲よりも外側に配置されている。
図2を参照して、液体吐出装置1の液体供給系および回復装置15について説明する。図2は、液体供給系および回復装置15を示す模式図である。
まず、回復装置15について説明する。
図2に示すように、回復装置15は、吸引ポンプ16とキャップ17を含む。液体吐出ヘッド5の吐出不良を回復させる場合には、まず、液体吐出ヘッド5が回復装置15上に移動してキャップ17が液体吐出ヘッド5に押し当てられる。その後、吸引ポンプ16が負圧を発生させることで、液体吐出ヘッド5の吐出口18の近傍にある液体が吸引除去される。
吐出口18の近傍に残った液体は、長時間経過すると固まり、吐出不良を引き起こすことがある。回復装置15が吐出口18の近傍の液体を除去することで、吐出口18の近傍で液体が固まるのを抑制することができる。その結果、液体の増粘に起因する吐出不良が防止される。
続いて、液体供給系について説明する。
第1の容器2は、第1の導管19を介して第3の容器4と連通している。第3の容器4は、第2の導管20を介して第2の容器3と連通している。そして、第2の容器3は、第3の導管21を介して第1の容器2と連通している。加えて、第2の容器3は、第4の導管22を介して液体吐出ヘッド5と連通している。
なお、本実施形態の説明において、第1および第2の導管19,20をまとめて第1の流路とも称する。第3の導管21を第2の流路とも称する。第4の導管22を第3の流路とも称する。
第1の容器2は、モールドなどを用いて形成された密閉された容器本体23と、容器本体23に収容された液体を導出するための第1の導出口24と、容器本体23へ液体を導入するための第1の導入口25と、を含む。第1の導出口24および第1の導入口25の各々は、ゴム栓で密閉されている。
第1の導管19の一端には先端が鋭利な中空管からなる第1の針部材26が設けられている。第3の導管21の一端にも、第1の針部材26と同様の構成の第2の針部材27が設けられている。第1の針部材26が第1の導出口24に設けられたゴム栓に差し込まれることで、第1の導管19が第1の容器2に接続される。第2の針部材27が第1の導入口25に設けられたゴム栓に差し込まれることで、第3の導管21が第1の容器2に接続される。
第2の容器3は、容器本体28と、容器本体28へ液体を導入するための第2の導入口29と、容器本体28から液体を導出するための第2の導出口30と、を含む。第2の導入口29には第2の導管20が接続されており、第2の導出口30には第3の導管21が接続されている。
また、第2の容器3には大気連通口31が形成されており、第2の容器3は大気開放されている。
第3の容器4は、密閉された容器本体32と、容器本体32へ液体を導入するための第3の導入口33と、容器本体32から液体を導出するための第3の導出口34と、を含む。第3の導入口33には第1の導管19が接続されており、第3の導出口34には第2の導管20が接続されている。
第1の導管19には遮断弁35が配されている。遮断弁35が閉じることで、第1の容器2と第3の容器4との間の連通が遮断される。
遮断弁35として、ノーマリークローズ(NC)タイプのソレノイド弁を用いることができる。ソレノイド弁はソレノイドを駆動源とする弁であり、NCタイプのソレノイド弁では、ソレノイドに電流が流れることで弁が開放され、ソレノイドへの電流の流れが止められることで弁が閉じられる。
第3の容器4には液面検出センサ36と圧力センサ37とが設けられている。液面検出センサ36は、第2の容器3における液面位置を検出する液面位置検出手段として機能する。圧力センサ37は、第2の容器3における圧力を測定する圧力測定手段として機能する。
本実施形態では、液面検出センサ36は、第3の容器4における液面位置を複数段階(本例では2段階)で検出できるように形成されている。本例では、液面検出センサ36は、第3の容器4がほぼ空になった状態の液面位置と、第3の容器4が液体でほぼ満たされた状態の液面位置と、を検出可能である。
液体吐出ヘッド5へ供給される液体が導電性を有する場合、液面検出センサ36として一対の電極を備えたセンサを用いることができる。このようなセンサは、一対の電極に電圧を加え、一対の電極間に流れる電流を検出することで、液面の位置を検出する。液体が一対の電極間に介在する場合には一対の電極間に電流が流れるので、当該電流を検出することで、液面が一対の電極の位置まで達しているか否かが検出される。
もちろん、液面検出センサ36は、一対の電極を備えたセンサに限られず、他の液面の位置を検出することができれば他のセンサであってもよい。
液体吐出装置1は、第2の導管20に配されたポンプ38をさらに備える。ポンプ38が作動することで、第2の容器3から第3の容器4へ液体が移送され、第3の容器4の内部の圧力が低まる。
ポンプ38としては、ダイアフラムポンプを用いることができる。図3(a)および(b)を用いてダイアフラムポンプについて説明する。図3(a)および(b)は、ダイアフラムポンプの構造および動作を説明するための図である。
図3(a)および図3(b)に示されるように、ダイアフラムポンプは、流路部材39と、流路部材39に設けられたダイアフラムゴム40と、ダイアフラムゴム40を伸縮するダイアフラム駆動部41と、を含む。ダイアフラムゴム40の周縁が流路部材39に固定されており、流路部材39とダイアフラムゴム40とでチャンバ42が形成されている。ダイアフラムゴム40が伸縮することで、チャンバ42の容積が変化する。
なお、図3(a)はダイアフラムゴム40が縮んでいる状態のダイアフラムポンプの図であり、図3(b)はダイアフラムゴム40が伸びている状態のダイアフラムポンプの図である。
ダイアフラムゴム40は、肉厚部43と薄肉部44とを含む。ダイアフラムゴム40に肉厚部43と薄肉部44を設けることで、流路部材39へ近づく方向(図3(a)に示されるQ1方向)および流路部材39から離れる方向(図3(b)に示されるQ2方向)へのダイアフラムゴム40の変位量をより大きくすることができる。
肉厚部43は、駆動レバー45を介してダイアフラム駆動部41に連結されている。ダイアフラム駆動部41が駆動することで、肉厚部43の位置が変わり、ダイアフラムゴム40が伸縮する。その結果、チャンバ42の容積が変化する。
流路部材39は、第1および第2のポンプ流路46a,46bを含む。第1のポンプ流路46aの一端は第3の容器4(図2参照)と連通しており、第1のポンプ流路46aの他端はチャンバ42と連通している。第2のポンプ流路46bの一端は第2の容器3(図2参照)と連通しており、第2のポンプ流路46bの他端はチャンバ42に連通している。
第1および第2のポンプ流路46a,46bには、それぞれ、第1および第2の弁収容室47a,47bが形成されている。そして、第1および第2の弁収容室47a,47bには、それぞれ、第1および第2の逆止弁48a,48bが収容されている。
第1の逆止弁48aは、第1のポンプ流路46aからチャンバ42へ流入するR1方向へのみ液体を流し、R1方向とは逆方向への液体の流れを妨げる。第2の逆止弁48bは、チャンバ42から第2のポンプ流路46bへ流入するR2方向へのみ液体を流し、R2方向とは逆方向への液体の流れを妨げる。
ダイアフラムポンプの動作について説明する。
図3(a)に示される状態では、ダイアフラムゴム40は縮んでいる。ダイアフラム駆動部41が駆動することで、駆動レバー45がP2方向へ移動し、ダイアフラムゴム40が伸びる(図3(b))。ダイアフラムゴム40が伸びることで、チャンバ42の容積が膨張し、R1方向への液体の流れが生じる。その結果、第3の容器4(図2参照)内の液体が第1のポンプ流路46aを通ってチャンバ42へ流入する。
ダイアフラム駆動部41がさらに駆動すると、駆動レバー45はP1方向へ移動し、ダイアフラムゴム40が縮む(図3(a))。チャンバ42の容積が縮小し、R2方向への液体の流れが生じる。その結果、チャンバ42の液体が第2のポンプ流路46bを通って第2の容器3(図2参照)へ流入する。
なお、本実施形態で使用されるポンプ38(図2参照)は、ダイアフラムポンプに限られない。例えば、チューブポンプをポンプ38として用いることもできる。
再び図2を参照する。
第2の導出口30は、容器本体28の底からある距離だけ上方に位置している。したがって、液体は、第2の容器3における液面が第2の導出口30の位置に達した場合にのみ第2の容器3から第3の導管21を通って第1の容器2へ返送される。
以上のように、第1の容器2から第3の容器4を経て第2の容器3へ液体を送り、さらには第2の容器3から第1の容器2へと液体を送ることで、第2の容器3における液体の液面位置を一定に保つことができる。
液体吐出ヘッド5はキャリッジ9(図1参照)に対して着脱可能に形成されている。そして、第4の導管22は、液体吐出ヘッド5に対して挿抜可能に形成されている。
本実施形態では、液体吐出ヘッド5に第4の導入口49が設けられており、第4の導入口49はゴム栓で密閉されている。第4の導管22の一端には先端が鋭利な中空管からなる第3の針部材50が設けられている。第4の導管22の他端は第2の容器3の内部に配されている。第3の針部材50が第4の導入口49に設けられたゴム栓に差し込まれることで、第2の容器3が第4の導管22を介して液体吐出ヘッド5と連通する。
液体吐出ヘッド5が記録媒体の上方を移動しながら液体を吐出するシリアル印字方式の液体吐出装置1では、第4の導管22は、可撓性を有する材質からなる部材、例えばポリエチレンチューブであるのが好ましい。
液体吐出ヘッド5は、第4の導入口49から吐出口18まで液体を導くための流路(不図示)と、当該流路に配されたフィルタ(不図示)と、を含む。フィルタは、液体に含まれるゴミを捕集し、吐出口18へのゴミの流入を抑制する。流路の一部は複数の吐出口18と連通する共通液室(不図示)として形成されている。フィルタは、共通液室よりも上流側に配されている。
第2の容器3における液面位置は吐出口18に対して低くされている。第2の容器3には大気連通口31が形成されているので、第2の容器3の内部は大気圧で維持されている。したがって、第2の容器3における液面位置を吐出口18に対して低くすることで、吐出口18における液体に負圧が与えられ、当該液体の表面に良好なメニスカスが形成される。
良好なメニスカスを形成するには、吐出口18における液体の圧力が大気圧に対して1kPa〜3kPa程度低いことが好ましい。このような微負圧が液体に作用するには、第2の容器3における液面位置を吐出口18に対して10cm〜30cm低くしておくことが望ましい。
次に、液体吐出装置1の制御系について図4を用いて説明する。図4は、液体吐出装置1の制御系の概略を示すブロック図である。
図4に示されるように、制御部51は、例えばCPU(Central Processing Unit)52、ROM(Read Only Memory)53、およびRAM(Random Access Memory)54などを含む。ROM53は、プログラムや所要のテーブルその他の固定データを格納する。RAM54は、画像データを展開する領域や作業用の領域等を形成する。
また、制御部51は、インタフェース(I/F)55を介して画像データの供給源であるホスト装置56と接続されている。ホスト装置56は、記録に係る画像等のデータの作成、処理などを行うと共に入力・設定処理などを行うプリンタドライバなどを備えたコンピュータで構成されている。
なお、ホスト装置56は、パーソナルコンピュータに限られず、画像を読み取るコンピュータ(「リーダ」とも呼ばれる)などであってもよい。画像データや、その他のコマンド、ステータス信号等は、インタフェース(I/F)55を介して制御部51とホスト装置56との間で送受信される。
操作部57は、操作者による指示入力を受容するスイッチ群である。スイッチ群は、電源スイッチ58、吸引回復動作の起動を指示するための回復スイッチ59、連続給紙切替スイッチ(不図示)などを含む。連続給紙切替スイッチは、自動給紙装置の給紙トレイに積載されている記録媒体を一枚ずつ給送して順次記録するか否かを切り替えるスイッチである。
センサ群60は、液体吐出装置1(図1参照)の状態を検出する。例えば、センサ群60は、圧力センサ37、ホームポジションセンサ61、記録媒体7(図1参照)の有無を検出するペーパセンサ62、ポンプ38に含まれるダイアフラム駆動部41(図3参照)の位置を検出するカム位置センサ63等を含む。
なお、制御部51は、液体吐出時において先行する記録媒体7(図1参照)の後端がペーパセンサ62を用いて検出される前に後続の記録媒体7の給送を行うか否かを設定する機能を備えていてもよい。
ヘッドドライバ64は、記録データ等に応じて複数の吐出ヒータ(不図示)を駆動する。吐出ヒータは、液体吐出ヘッド5に配列されている複数の吐出口18(図2参照)に対応して液体吐出ヘッド5に配置されている。ヘッドドライバ64が吐出ヒータを駆動することで吐出ヒータは熱エネルギーを発生する。熱エネルギーの発生に応じて吐出口18近傍の液体に気泡が発生し、気泡の発生エネルギーのために液滴が吐出口18から吐出される。
モータドライバ65は、キャリッジモータ10を駆動し、液体吐出ヘッド5を保持するキャリッジ9(図1参照)を移動させる。モータドライバ66は、送りモータ67を駆動し、記録媒体7(図1参照)を搬送する。モータドライバ68は、給送モータ69を駆動し、自動給紙装置の給紙ローラ(不図示)を回転させる。
モータドライバ70は、吸引ポンプモータ71を駆動し、吸引ポンプ16(図2参照)を動かす。モータドライバ72は、カムモータ73を駆動し、ポンプ38(図2参照)のダイアフラム駆動部41(図3参照)を回転させる。モータドライバ74は、キャップ機構モータ75を駆動し、キャップ17(図2参照)を液体吐出ヘッド5に対して進退させる。
次に、本実施形態に係る液体吐出装置の初期充填動作および撹拌動作について、図5ないし図8を用いて説明する。
(初期充填動作)
まず、第1の容器2から液体吐出ヘッド5へ液体を充填するときの初期充填動作について、図4および図5(a)ないし図5(d)を用いて説明する。
図5(a)は第1の容器2に第1および第3の導管19,21を接続した直後の図である。図5(b)は、図5(a)に示される状態から第2および第3の容器3,4へ液体を供給したときの図である。図5(c)は、第2の容器3内の液体を液体吐出ヘッド5へ充填するときの図である。図5(d)は、第2の容器3へ液体を再び供給したときの図である。
第1の容器2に第1および第3の導管19,21が接続された直後では、図5(a)に示されるように、第2および第3の容器3,4は空のままである。第2および第3の容器3,4に液体を供給するには、制御部51は、まず、遮断弁35を閉じて第1の容器2と第3の容器4との間の連通を遮断する。
その後、制御部51はポンプ38を駆動する。ポンプ38として図3に示されるダイアフラムポンプが用いられる場合には、制御部51は、ダイアフラムゴム40を複数回伸縮させる。
ポンプ38が作動することで、密閉された第3の容器4の内部の気体が第2の容器3へ排出される。その結果、第3の容器4の内部の圧力が低下する。このとき、第1の容器2は第2の容器3と連通しかつ第2の導出口30が大気開放されているので、第1の容器2の内部の圧力は大気圧となっている。
第3の容器4の内部の圧力が所定の値まで低下したところで、制御部51は遮断弁35を開放する。第1の容器2と第3の容器4との間で圧力差が生じているので、液体は第1の容器2の内部から第3の容器4へ勢いよく供給され、第3の容器4における液面が第3の導出口34よりも高くなる。
続いて、制御部51は、遮断弁35を開放したままポンプ38を駆動し、第3の容器4の内部の液体を第2の容器3へ供給する。ポンプ38を連続的に駆動することで、第2の容器3における液面は第2の導出口30の位置まで上がる。更にポンプ38を駆動することで、第2の容器3に供給された液体の一部は、第3の導管21を通って第1の容器2へ戻される。
以上のようにポンプ38を連続的に作動させて第1の容器2と第2の容器3との間で液体を循環させることで、液体は第1の容器2から第2の容器3および第3の容器4へ供給される(図5(b))。
第2の容器3へ液体が供給されたところで、制御部51は遮断弁35を閉じ、ポンプ38を止める。そして、制御部51は、図5(c)に示すように、液体吐出ヘッド5の、吐出口18が形成された面をキャップ17で覆うとともに、吸引ポンプ16を作動させて液体吐出ヘッド5の内部の圧力を下げる。その結果、液体は、第2の容器3から液体吐出ヘッド5の吐出口18まで導かれ、液体吐出ヘッド5の内部が液体で満たされる。このとき、遮断弁35が閉じられているので、液体は第1の容器2から第3の容器4を介して第2の容器3へ供給されず、第2の容器3における液面が下がる。
液体吐出ヘッド5の内部が液体で満たされたところで、制御部51は、図5(d)に示すように、吸引ポンプ16を止めるとともに、キャップ17を液体吐出ヘッド5から離す。そして、制御部51は、遮断弁35を再び開放してポンプ38を一定時間駆動する。その結果、液体は第1の容器2から第3の容器4を介して第2の容器3へ供給され、第2の容器3における液面が第2の導出口30の位置まで再び上がる。
以上の動作が行われることで、液体吐出ヘッド5への液体の充填が完了する。
(撹拌動作)
次に液体吐出装置1の撹拌動作について、図6(a)ないし図6(c)、図7および図8を用いて詳細に説明する。
なお、本実施形態に係る撹拌装置76は、第1、第2および第3の容器2,3,4と、ポンプ38と、遮断弁35と、制御部51と、を備える(図2参照)。本実施形態に係る撹拌方法では、第1、第2および第3の容器2,3,4と、ポンプ38とが用意される。
図6(a)ないし図6(c)は、液体吐出装置1の撹拌動作を説明するための図である。図7は、撹拌動作のフローを示すチャートである。図8は、撹拌動作中にポンプ38の駆動手段(カムモータ73)および遮断弁35の駆動手段(ソレノイド)に加えられる電圧の時系列変化、並びに撹拌動作中の第3および第1の容器4,2の内部の圧力の時系列変化を示すグラフである。
制御部51に含まれるタイマー(不図示)は、前回の撹拌動作からの経過時間を計測する(S101)。そして、制御部51は、タイマーを用いて計測された経過時間が予め設定された閾値を超えたか否かを判断する(S102)。
経過時間が閾値を超えていないと制御部51が判断した場合には、制御部51は撹拌動作を行わない。経過時間が閾値を超えていると制御部51が判断した場合には、制御部51は、経過時間に基づいて撹拌動作の実行回数を決定する(S103)。
図6(a)は撹拌動作前の状態を示している。撹拌動作では、制御部51は、まず遮断弁35を閉じ、第1の容器2と第3の容器4との間の連通を遮断する(S104)。本実施形態では、NCタイプのソレノイド弁が遮断弁35として用いられているので、ソレノイドへの電流の流れを止めることで遮断弁35が閉じられる。
その後、制御部51は、カムモータ73(図4参照)に駆動電圧(V1)を加えることでポンプ38を駆動する(ポンプ駆動ステップ)。ポンプ38が作動することで、液体が第3の容器4から第2の容器3へ送られる。ポンプ38としてダイアフラムポンプが用いられている場合には、ダイアフラムゴム40(図3参照)を連続的に伸縮させればよい。
第3の容器4が密閉されておりかつ遮断弁35が閉じられているので、液体が第3の容器4から第2の容器3へ送られることで、第3の容器4における液面が下がるとともに、第3の容器4の内部の圧力が下がる(図8の期間T1−T2参照)。
液体が第3の容器4から第2の容器3へ送られることで、第2の容器3における液面位置が上昇する。第1の容器2が密閉されかつ遮断弁35が閉じられているので、第2の容器3における液面位置が第2の導出口30に達しても液体は第1の容器2から第3の容器4へ送られない。したがって、第2の容器3における液面は、第2の導出口30よりも上になる(図3(b))。
なお、第1の容器2の内部に気体が存在する場合には、第1の容器2の内部の圧力が上がって当該気体が圧縮することで液体が第2の容器3から第3の導管21を通って第1の容器2へ送られる。当該気体の圧縮量は、第2の導出口30の位置に対する第2の容器3における液面の位置に依存する。したがって、第2の容器3から第1の容器2へ送られる液体の量は第3の容器4から第2の容器3へ送られた液体の量よりも少なく、第3の容器4における液面位置は第2の導出口30よりも高い位置まで上昇する(図3(b))。
制御部51は、圧力センサ37を用いて測定される第2の容器3の内部の圧力が予め定められた設定値(Ph)になるまで、ポンプ38を駆動する(S106)。制御部51は、圧力センサ37を用いて測定される第2の容器3の内部の圧力が設定値(Ph)に達したところで、ポンプ38を止める(S107)。
本実施形態における撹拌動作において、予め設定される設定値(Ph)を、大気圧(1.0atm)に対してゲージ圧で−0.9atm以下とすることが好ましい。
制御部51は、ポンプ38を止めたところで、遮断弁35を開放する(S108)。遮断弁35としてソレノイド弁が用いられている場合には、ソレノイドに駆動電圧(V2)を加えることで遮断弁35が開放される(図8の期間T3−T4参照)。
遮断弁35が開放されることで、第1の容器2が第1の導管19を介して第3の容器4と連通する。その結果、液体が第1の容器2から第3の容器4へ流入するとともに、第1の容器2の内部の圧力がある圧力(Pk)まで低下する(図8のT3参照)。第2の容器3の内部は大気圧に維持されているので、液体(特に、第2の導出口30よりも上方に位置する液体)は、第2の容器3から第3の導管21を通って第1の容器2へ勢いよく流入する(図6(c))。
液体が第1の容器2へ勢いよく流入することで、第1の容器2の内部の液体が比較的激しく流動する。その結果、第1の容器2における液体が十分に撹拌される。
その後、液体が第1の容器2から第3の容器4へ流入するとともに第2の容器3から第1の容器2へ流入することで、第1および第3の容器2,4の内部の圧力が上昇する(図8の期間T4−T5参照)。
制御部51は、S104からS108までのステップを1回の撹拌動作として、S103において決定された設定回数行われたかを判断する(S109)。撹拌動作の回数が設定回数行われていないと判断された場合には、制御部51は再び撹拌動作(S104からS105までのステップ)を行う。撹拌動作が設定回数分行われたと判断された場合には、制御部51は撹拌動作を終了する(S110)。
本実施形態では、撹拌動作前の第3の容器4の内部の液体の量が一定であることを前提としている。液体吐出動作を行う際、第1の容器2の内部の液体を予め第3の容器4へ移しておき第3の容器4の内部の液体を増やした状態で液体吐出動作を行う場合も考えられる。この場合には、撹拌動作前の第3の容器4の内部の液体の量および気体の量が一定でないので、撹拌効果に影響を与える。
液体吐出動作において第3の容器4の内部の液体の量が変動する場合には、S106において用いられる設定値(Ph)を第3の容器4の内部の液体の量毎に変化させておくことが望ましい。設定値(Ph)を第3の容器4の内部の液体の量毎に変化させておくことで、撹拌動作前の第3の容器4の内部の液体の量および気体の量によらず撹拌効果を一定にすることができる。
第3の容器4の内部の液体の量を検知する方法としては、例えば、液面検出センサ36を用いて第3の容器4における液面位置を検知すればよい。
本実施形態によれば、第1の容器2と第3の容器4との間の連通が遮断された状態でポンプ38が作動する。したがって、ポンプ38の送液能力に拘わらず、第1の容器2の圧力と第3の容器4の圧力との差を十分に大きくすることができる。
また、第3の容器4の内部の圧力が第1の容器2の内部の圧力と比べて十分下がったところで第1の容器2が第3の容器4と連通するので、第1の容器2の内部の液体は第3の容器4へ勢いよく流入する。
さらに、第1の容器2は密閉されており、第2の容器3は大気開放されている。したがって、第1の容器2の内部の液体が第3の容器4へ勢いよく流入するのに伴って、第2の容器3の内部の液体が第1の容器2へ勢いよく流入する。その結果、第1の容器2において液体が十分に撹拌される。
このように、本発明によれば、ポンプの送液能力に拘わらず、第1の容器へ液体を勢いよく流入させることができる。ポンプの送液能力を増強する必要がないので、撹拌装置の大型化を招くことなく撹拌効果を高めることができる。
第1の導入口25は、第1の容器2の底部に位置していることが望ましい。このようにすることで、液体は、第1の導入口25から上方へ向かって流れ、第1の容器2における液体の撹拌効果をより高めることができる。
特に、インクジェットプリンタでは、顔料粒子など固形成分を含有する顔料インクが吐出用の液体として用いられることがある。顔料インクは、インクジェットプリンタが長期間放置されたときに顔料粒子が第1の容器2の内部で沈降してしまう。顔料成分が沈降すると、第1の容器2における上部と下部でインクに濃度差が生じ、画像品位を低下させてしまう原因となる。
本実施形態に係る撹拌装置を用いることで、第1の容器2において顔料インクが十分に撹拌される。具体的には、第1の容器2の撹拌動作(図7に示されるS104〜S109)を実行することで、第1の容器2の内部で沈降した顔料粒子などの固形成分は、第1の容器2の上部にある顔料粒子密度が低い部分までインクの強い流れにより流される。したがって、インクジェットプリンタが長期間放置されても、第1の容器2における上部と下部でインクに濃度差が生じにくくなる。その結果、画像品位の低下を抑制することができる。
また、撹拌動作を複数回実施することで、第1の容器2の内部における液体の撹拌だけでなく、第2の容器3、更には第3の容器4における液体の撹拌も同時に行なうことができる。
さらに、本実施形態では、液体吐出ヘッド5が連通する第2の容器3は大気開放されている。したがって、撹拌動作を実行している間であっても第2の容器3の内部の圧力は大気圧に維持される。その結果、液体吐出ヘッド5の内部の圧力が所定の負圧に保たれ、良好なメニスカスが吐出口18における液体に形成される。
このように、撹拌装置76を備えた液体吐出装置1によれば、撹拌動作を行いながら液体吐出動作を行うことができるので、液体吐出動作の停止時間を減少させること(ダウンタイムレス化を図ること)ができる。
なお、本実施形態では、ポンプ38を止めた後(S107)に遮断弁35を開放している(S108)が、ポンプ38を駆動したまま遮断弁35を開放してもよい。
また、制御部51は圧力センサ37を用いて測定された第2の容器3の内部の圧力が設定値(Ph)になったところで遮断弁35を開放しているが、本発明はこの形態に限られない。例えば、制御部51は、ポンプ38を駆動してから予め定められた設定時間経過後に遮断弁35を開放してもよい。
ポンプ38を駆動してから遮断弁35を開放するまでの時間は、液面検出センサを用いて測定された第3の容器4における液面位置に基づいて決定されてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る撹拌装置について、図9ないし図13を用いて説明する。なお、第1の実施形態の要素と同じ要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9は、第2の実施形態に係る撹拌装置を備えた液体吐出装置の液体供給系を示す模式図である。図9に示されるように、本実施形態に係る撹拌装置76では、第1の容器2は、第1の導管19を介して第2の容器3と連通するとともに、第3の導管21を介して第3の容器4と連通している。そして、遮断弁35は第3の導管21に配されており、ポンプ38は第2の容器3から第3の容器4へ向けて液体を送る。
なお、本実施形態の説明において、第1の導管19を第1の流路とも称する。第2および第3の導管20,21をまとめて第2の流路とも称する。第4の導管22を第3の流路とも称する。
また、撹拌装置76は、第3の容器4を大気開放するための大気開放弁77をさらに備える。
次に、本実施形態に係る液体吐出装置1の初期充填動作および撹拌動作について、図10ないし図13を用いて説明する。
(初期充填動作)
まず、第1の容器2から液体吐出ヘッド5へ液体を充填するときの初期充填動作について、図4、図10(a)ないし図10(c)を用いて説明する。
図10(a)は第1の容器2に第1および第3の導管19,21を接続した後に第2および第3の容器3,4へ液体を供給したときの図である。図10(b)は、第2の容器3内の液体を液体吐出ヘッド5へ充填するときの図である。図10(c)は、第2の容器3へ液体を再び供給したときの図である。
制御部51は、遮断弁35を開放した状態でポンプ38を駆動する。その結果、第2の容器3から第3の容器4を経て第1の容器2へ気体が供給され、液体は第1の容器2から第2の容器3へ供給される。
第2の容器3に液体が供給されることで、第2の容器3における液面は、第2の容器3の第2の導出口30と略同一の高さまで上昇する(図10(a))。当該液面が第2の導出口30に達した後は、液体が第2の容器3へ供給されても当該液体は第2の導出口30から第2の導管20を経て第3の容器4へ供給される。第3の容器4へ供給された液体は、第3の導管21を経て、再び第1の容器2へ流入する。
続いて、制御部51は、液体吐出ヘッド5の、吐出口18が形成された面をキャップ17で覆うとともに、吸引ポンプ16を駆動して液体吐出ヘッド5の内部の圧力を下げる。その結果、液体は、第2の容器3から液体吐出ヘッド5の吐出口18まで導かれ、液体吐出ヘッド5の内部が液体で満たされる。このとき、第2の容器3における液面が下がる(図10(b))。
液体吐出ヘッド5の内部が液体で満たされたところで、制御部51は、遮断弁35を開放した状態でポンプ38を駆動する。その結果、液体は第1の容器2から第2の容器3へ供給され、第2の容器3における液面が第2の導出口30の位置まで再び上がる(図10(c))。
以上の動作が行われることで、液体吐出ヘッド5への液体の充填が完了する。
(撹拌動作)
第1の実施形態に係る撹拌装置76(図2参照)は、第1の容器2に液体を流入させることで第1の容器2における液体を撹拌している。本実施形態に係る撹拌装置76は、液体に加えて気体を第1の容器2に流入させることで第1の容器2における液体を撹拌する。
第1の容器2の底部から流入した気体は、浮力が作用することで液面まで確実に上昇する。第1の容器2の底部にある液体が気体とともに液面まで上昇するので、撹拌効率がより高まる。
本実施形態に係る撹拌動作について図4、図11ないし図13を用いて詳細に説明する。なお、本実施形態において、遮断弁35はノーマリークローズタイプのソレノイド弁である。
図11(a)ないし図11(c)は、液体吐出装置1の撹拌動作を説明するための図である。図12は、撹拌動作のフローを示すチャートである。図13は、撹拌動作においてポンプ38の駆動手段(カムモータ73)および遮断弁35の駆動手段(ソレノイド)に加えられる電圧の時系列変化、並びに撹拌動作における第3および第1の容器4,2の内部の圧力の時系列変化を示すグラフである。
図11(a)に示すように、制御部51は、遮断弁35を閉じるとともに(S204)、ポンプ38を連続的に駆動する(S205、ポンプ駆動ステップ)。第1の容器2と第3の容器4との間の連通が遮断された状態でポンプ38が作動することで、第2の導出口30および第2の導管20を経て気体が第3の容器4に流入し、第3の容器4の内部の圧力が上がる。このとき、遮断弁35が閉じているので、第1の容器2の内部の圧力は上がらない(図13に示される期間T1−T2)。
制御部51は、圧力センサ37を用いて測定される第3の容器4の内部の圧力が予め定められた設定値(Ph)になるまで、ポンプ38を駆動する(S206)。そして、制御部51は、圧力センサ37を用いて測定される第2の容器3の内部の圧力が設定値(Ph)になったところで、ポンプ38を止める(S207)。
制御部51は、ポンプ38を止めたところで、図11(b)に示されるように、遮断弁35を開放する(S208)。遮断弁35としてNCタイプのソレノイド弁が用いられている場合には、ソレノイドに駆動電圧(V2)を加えることで遮断弁35が開放される(図13の期間T3−T4参照)。
遮断弁35が開放されることで、第1の容器2が第3の導管21を介して第3の容器4と連通する。第3の容器4の内部の圧力は第1の容器2の内部の圧力よりも十分に高くなっているので、第3の容器4内の液体と気体が勢いよく第1の容器2へ流入する。その結果、第1の容器2における液体が撹拌される。
また、遮断弁35を開放すると、第3の容器4の内部の液体および気体が第1の容器2に流入するので、第3の容器4の内部の圧力は設定値(Ph)から大気圧(ゲージ圧で1atm)まで下がる(図12に示されるT3後)。それに伴い第1の容器2の内部の圧力値は瞬間的にPkまで上がる。そして、液体は第1の容器2から第1の導管19を通って第2の容器3に勢いよく流入する。その結果、第2の容器3における液面は第2の導出口30よりも高くなる。
続いて、制御部51は、遮断弁35を閉じるとともに大気開放弁77を開放する(S209)。その後、制御部51はポンプ38を駆動する(S210)。第2の容器3における液面は第2の導出口30よりも上に位置しているので、液体は第2の容器3から第2の導管20を通って第3の容器4へ供給される。
第3の容器4における液面が所定の位置に達したことを液面検出センサ36が検出したところで(S211)、制御部51はポンプ38を止めるとともに(S212)、大気開放弁77を閉じる(S213)。
その後、制御部51はポンプ38を駆動して(S214)、第2および第3の容器3,4における液体の量を調整する。液体の量が調整されたところで、制御部51は、ポンプ38を止める(S215)。
制御部51は、S204からS215までのステップを1回の撹拌動作として、S203において決定された設定回数行われたかを判断する(S216)。撹拌動作が設定回数分行われたと判断された場合には、制御部51は撹拌動作を終了する(S217)。
本実施形態では、撹拌動作時の、第2の容器3の内部の圧力値(Ph)は、大気圧(1.0atm)に対してゲージ圧で+1.1atm以上とすることが好ましい。
上述のように第1の容器2内を正圧(加圧)の状態で撹拌動作を行うことで、第2の容器3の内部の液体とエアを勢いよく第1の容器2の内部に流入させることができる。その結果、第1の実施形態よりもさらに効率的な撹拌動作を実現することができる。
1 液体吐出装置
2 第1の容器
3 第2の容器
4 第3の容器
5 液体吐出ヘッド
31 大気連通口
35 遮断弁
38 ポンプ
51 制御部
76 撹拌装置

Claims (18)

  1. 液体を収容する密閉された第1の容器と、
    前記第1の容器と連通する大気開放された第2の容器と、
    前記第1および第2の容器と連通する密閉された第3の容器と、
    前記第2の容器と前記第3の容器との間で前記液体を移送することで前記第3の容器の内部の圧力を調整するポンプと、
    前記第1の容器と前記第3の容器との間の連通を遮断する遮断弁と、
    前記遮断弁を閉じて前記第1の容器と前記第3の容器との間の連通を遮断させた状態で前記ポンプを駆動し、その後、前記遮断弁を開いて前記第1の容器と前記第3の容器との間を連通させる制御部と、を備える、撹拌装置。
  2. 前記ポンプは、前記液体のほかに前記第2の容器の内部の気体を前記第3の容器へ送ることで前記第3の容器の内部の圧力を上げるものである、請求項1に記載の撹拌装置。
  3. 前記第3の容器における液面位置を検出する液面位置検出手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記液面位置検出手段を用いて測定された前記第3の容器における液面位置に基づいて、前記ポンプを駆動してから前記遮断弁を開いて前記第1の容器と前記第3の容器との間を連通させるまでの時間を決定する、請求項1または2に記載の撹拌装置。
  4. 前記第3の容器を大気開放する大気開放弁をさらに備え、
    前記制御部は、前記遮断弁を開いて前記第1の容器と前記第3の容器との間を連通させている間、前記大気開放弁を開いて前記第3の容器を大気開放させる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撹拌装置。
  5. 前記第3の容器の内部の圧力を測定する圧力測定手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記圧力測定手段を用いて測定された前記第3の容器の内部の圧力が予め定められた設定値に達した際に、前記遮断弁を開いて前記第1の容器と前記第3の容器との間を連通させる、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撹拌装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撹拌装置と、
    前記第2の容器と連通し、該第2の容器から供給された液体を吐出する液体吐出ヘッドと、を備えた、液体吐出装置。
  7. 液体を収容する密閉された第1の容器と、前記第1の容器と連通する大気開放された第2の容器と、前記第1および第2の容器と連通する密閉された第3の容器と、前記第2の容器と前記第3の容器との間で前記液体を移送することで前記第3の容器の内部の圧力を調整するポンプと、を用意するステップと、
    前記第1の容器と前記第3の容器との間の連通を遮断する遮断ステップと、
    前記遮断ステップの後、前記ポンプを駆動して前記第3の容器の内部の圧力を調整するポンプ駆動ステップと、
    前記ポンプ駆動ステップの後、前記第1の容器と前記第3の容器との間を連通させる連通ステップと、を含む、撹拌方法。
  8. 前記ポンプ駆動ステップにおいて、前記液体のほかに前記第2の容器の内部の気体を前記第3の容器へ移送することで前記第3の容器の内部の圧力を上げる、請求項7に記載の撹拌方法。
  9. 前記第3の容器における液面位置を検出する液面位置検出ステップを前記遮断ステップの前にさらに含み、
    前記液面位置検出ステップにおいて検出された前記第3の容器における液面位置に基づいて、前記ポンプ駆動ステップから前記連通ステップまでの時間を決定する、請求項に記載の撹拌方法。
  10. 前記連通ステップの後に前記第3の容器を大気開放するステップをさらに含む、請求項7ないし9のいずれか1項に記載の撹拌方法。
  11. 前記連通ステップでは、前記第3の容器の内部の圧力を測定し、測定された前記第3の容器の内部の圧力が予め定められた設定値に達したときに前記第1の容器と前記第3の容器との間を連通させる、請求項7ないし10のいずれか1項に記載の撹拌方法。
  12. インクを吐出する吐出ヘッドと、インクを収容する第1の容器と、大気と連通し前記吐出ヘッドへ供給されるインクを収容する第2の容器と、前記第1の容器から供給され前記第2の容器へ供給されるインクを収容する第3の容器と、前記第1の容器から前記第3の容器へインクを供給するための第1の流路と、前記第3の容器から前記第2の容器へインクを供給するための第2の流路と、前記第2の容器から前記第1の容器へインクを戻すための第3の流路と、前記第2の流路に配され前記第3の容器の内部を減圧するポンプと、前記第1の流路に配され前記第1の容器と前記第3の容器とが連通した開状態と前記第1の容器と前記第3の容器とが連通しない閉状態とに切り替え可能な開閉弁と、を備えたインクジェット記録装置であって、
    前記開閉弁が前記閉状態のときに前記ポンプを駆動し前記第3の容器の内部を減圧してから前記開閉弁を前記開状態に切り替える制御手段をさらに備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. インクを吐出する吐出ヘッドと、インクを収容する第1の容器と、大気と連通し前記第1の容器から供給され前記吐出ヘッドへ供給されるインクを収容する第2の容器と、前記第2の容器から流入し前記第1の容器へ戻されるインクを収容する第3の容器と、前記第1の容器から前記第2の容器へインクを供給するための第1の流路と、前記第2の容器から前記第3の容器へインクを流入させるための第2の流路と、前記第3の容器から前記第1の容器へインクを戻すための第3の流路と、前記第2の流路に配され前記第3の容器の内部を加圧するポンプと、前記第3の流路に配され前記第3の容器と前記第1の容器とが連通した開状態と前記第3の容器と前記第1の容器とが連通しない閉状態とに切り替え可能な開閉弁と、を備えたインクジェット記録装置であって、
    前記開閉弁が前記閉状態のときに前記ポンプを駆動し前記第3の容器の内部を加圧してから前記開閉弁を前記開状態に切り替える制御手段をさらに備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  14. 前記ポンプは、インクのほかに前記第2の容器の内部の気体を前記第3の容器へ送ることによって前記第3の容器の内部を加圧することを特徴とする請求項13に記載のインクジェット記録装置。
  15. 前記第3の容器の内部のインクの液面を検出する液面検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記液面検出手段による検出結果に基づいて、前記ポンプを駆動してから前記開閉弁を前記開状態に切り替えるまでの時間を決定することを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  16. 前記第3の容器の内部の圧力を測定する圧力測定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記圧力測定手段により測定された前記第3の容器の内部の圧力が所定値に達したら前記開閉弁を前記開状態に切り替えることを特徴とする請求項12ないし15のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  17. インクを吐出する吐出ヘッドと、インクを収容する第1の容器と、大気と連通し前記吐出ヘッドへ供給されるインクを収容する第2の容器と、前記第1の容器から供給され前記第2の容器へ供給されるインクを収容する第3の容器と、前記第1の容器から前記第3の容器へインクを供給するための第1の流路と、前記第3の容器から前記第2の容器へインクを供給するための第2の流路と、前記第2の容器から前記第1の容器へインクを戻すための第3の流路と、前記第2の流路に配され前記第3の容器の内部を減圧するポンプと、前記第1の流路に配され前記第1の容器と前記第3の容器とが連通した開状態と前記第1の容器と前記第3の容器とが連通しない閉状態とに切り替え可能な開閉弁と、を備えたインクジェット記録装置の制御方法であって、
    前記開閉弁が前記閉状態のときに前記ポンプを駆動し前記第3の容器の内部を減圧する減圧ステップと、
    前記減圧ステップの後に前記開閉弁を前記開状態に切り替える切替ステップと、を有することを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
  18. インクを吐出する吐出ヘッドと、インクを収容する第1の容器と、大気と連通し前記第1の容器から供給され前記吐出ヘッドへ供給されるインクを収容する第2の容器と、前記第2の容器から流入し前記第1の容器へ戻されるインクを収容する第3の容器と、前記第1の容器から前記第2の容器へインクを供給するための第1の流路と、前記第2の容器から前記第3の容器へインクを流入させるための第2の流路と、前記第3の容器から前記第1の容器へインクを戻すための第3の流路と、前記第2の流路に配され前記第3の容器の内部を加圧するポンプと、前記第3の流路に配され前記第3の容器と前記第1の容器とが連通した開状態と前記第3の容器と前記第1の容器とが連通しない閉状態とに切り替え可能な開閉弁と、を備えたインクジェット記録装置の制御方法であって、
    前記開閉弁が前記閉状態のときに前記ポンプを駆動し前記第3の容器の内部を加圧する加圧ステップと、
    前記加圧ステップの後に前記開閉弁を前記開状態に切り替える切替ステップと、を有することを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
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