JP7102165B2 - インクジェット記録装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents
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<記録装置の内部構成について>
図1は、インクジェット記録装置1(以下、記録装置1)の内部構成図である。図において、x方向は水平方向、y方向(紙面垂直方向)は後述する記録ヘッド8において吐出口が配列される方向、z方向は鉛直方向をそれぞれ示す。
図2は、記録装置1における制御構成を示すブロック図である。記録装置1は、主にプリント部2を統括するプリントエンジンユニット200と、スキャナ部3を統括するスキャナエンジンユニット300と、記録装置1全体を統括するコントローラユニット100によって構成されている。プリントコントローラ202は、コントローラユニット100のメインコントローラ101の指示に従ってプリントエンジンユニット200の各種機構を制御する。スキャナエンジンユニット300の各種機構は、コントローラユニット100のメインコントローラ101によって制御される。以下、制御構成の詳細について説明する。
図3は、記録装置1が記録状態にあるときを示す。図1に示した待機状態と比較すると、キャップユニット10が記録ヘッド8の吐出口面8aから離間し、吐出口面8aがプラテン9と対向している。プラテン9の平面は水平方向に対して約45度傾いており、記録位置における記録ヘッド8の吐出口面8aも、プラテン9との距離が一定に維持されるように水平方向に対して約45度傾いている。
図4は、本実施形態のインクジェット記録装置1で採用するインク供給ユニット15を含む図である。図4を用いて本実施形態のインク循環系の流路構成を説明する。インク供給ユニット15は、インクタンクユニット14から記録ヘッド8へインクを供給する構成である。ここでは、1色のインクについての構成を示しているが、実際にはこのような構成が、インク色ごと(例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各色)に用意されている。インク供給ユニット15は、基本的に図2で示したインク供給制御部209によって制御される。以下、ユニットの各構成について説明する。
以下、本実施形態における、電源OFF時のソレノイド弁の開動作を伴う、インク補給処理について、図5を用いて説明する。尚、以下に示すインク補給処理は、上述した循環経路内においてインクの循環が停止している状態で開始する。インクの循環が停止している状態とは具体的には、減圧ポンプP0、供給ポンプP1、および回収ポンプP2が停止し、大気開放弁V0、タンク供給弁V1、供給弁V2、回収弁V4、ヘッド交換弁V5、ソレノイド弁V6、および減圧弁V7が閉じた状態である。
本実施形態では、メインタンク141からサブタンク151へインクを補給する最中に記録装置1の電源が切断された場合、外気とサブタンク151内の空気層とを連通する流路C6に配したソレノイド弁V6が、閉状態から開状態になる。その結果、サブタンク151内の圧力は、負圧でなくなり大気圧と等しくなる。従って、これ以降、メインタンク141からサブタンク151にインクが引き込まれない。よって、サブタンク151からインクが溢れてしまうことを防止できる。
第1実施形態では、1色のインクに関する構成を示した(図4参照)。本実施形態は、複数色のインクに対するインク供給ユニットの構成に関する。尚、以下では既述の実施形態との差分について重点的に説明し、既述の実施形態と同様の内容については説明を適宜省略する。
本実施形態における記録装置1のインク供給ユニットは、色毎のインク供給ユニットで構成される。色毎のインク供給ユニットとは具体的には、Cのインク供給ユニット、Mのインク供給ユニット、Yのインク供給ユニット、及びBkのインク供給ユニットである。
本実施形態により、色毎のインク供給ユニットを記録装置が備える構成において、減圧ポンプおよびソレノイド弁については、各色の減圧弁の上流側の流路に1つ配すれば足りるため、色毎に配する必要がなくなる。よって、これらの部品の数を低減できる。
<インク供給ユニットについて>
図9は、本実施形態におけるインク供給ユニット90を含む図である。図示するように、本実施形態におけるインク供給ユニット90は第1実施形態におけるインク供給ユニット15とほぼ同様の構成を有するが、ソレノイド弁V6と減圧弁V7との間の流路に、逆止弁V8が配される点で相違する。また、ソレノイド弁V6に関して、電源ON時に閉じる一方、電源OFF時に開く点は第1実施形態と同様であるが、本実施形態では、記録装置1の電源ON時に任意のタイミングで、インク供給制御部209がソレノイド弁V6の開閉を制御することができる。
逆止弁V8は、差圧が発生したときのみ開く構成を有する。従って、逆止弁V8の閉状態が長期間続くと、逆止弁V8内部のシール部材が壁面に貼り付いてしまい、差圧が発生しても逆止弁V8が開かなくなることが想定される。つまり、逆止弁V8内部のシール部材が壁面に貼り付いてしまい、PV6-P151≧Cを満たす場合であっても、逆止弁V8が開状態とならないことが想定される。このようなシール部材の貼り付きを未然に防ぐため、インク補給動作を実行する前に、壁面に張り付いたシール部材を剥がす処理を行う。かかる処理を張り付き解消処理と称する。張り付き解消処理により、逆止弁V8内部のシール部材の貼り付きが解消され、逆止弁V8が開閉可能な状態になる。
本実施形態では、サブタンク151にインクを補給する最中に記録装置1の電源が切断された場合、ソレノイド弁V6が開いてサブタンク151内の圧力が大気圧と等しくなるとともに、逆止弁V8が閉じることで、サブタンク151が密閉される。これにより、サブタンク151よりもメインタンク141が重力方向上側に位置するような構成であっても、メインタンク141からサブタンク151へのインク流を止めることができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
8 記録ヘッド(ヘッドユニット)
141 メインタンク
151 サブタンク
C1 タンク接続流路
C6 流路
V1 タンク供給弁
V6 ソレノイド弁
P0 減圧ポンプ
Claims (10)
- インクを吐出して記録媒体に記録する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドへ供給されるインクを貯留するサブタンクと、
前記サブタンクへ補給されるインクを貯留するメインタンクと、
前記メインタンクと前記サブタンクを接続するインク流路と、
前記インク流路を開閉可能な第1の弁と、
前記サブタンク内の空気層に連通し、大気開放されている空気流路と、
前記空気流路を開閉可能な第2の弁と、
前記サブタンク内を負圧にする負圧発生手段と
を有するインクジェット記録装置であって、
前記第1の弁が開いた状態で前記負圧発生手段により内部が負圧となっている前記サブタンク内へ前記メインタンクからインクを補給しているときに前記インクジェット記録装置の電源が切断された場合、前記第2の弁が開き、
前記空気流路の前記第2の弁と前記サブタンクとの間であり、かつ前記負圧発生手段と前記サブタンクとを直接つなぐ流路上ではない位置に配される第3の弁をさらに備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記第2の弁は、装置の電源オン時に閉じ、装置の電源オフ時に開くソレノイド弁であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1の弁は、電気的駆動弁であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記メインタンクと、前記サブタンクと、前記インク流路と、前記第1の弁と、前記空気流路とは、インクの色毎に設けられ、
前記色毎の空気流路は統合され、前記第2の弁と前記負圧発生手段は該統合された空気流路に配されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記第3の弁は、前記空気流路において前記サブタンクへ空気が供給される方向に制限するための逆止弁であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記メインタンクから前記サブタンクへインクを補給している間に前記電源が切断された場合、前記第2の弁が開き、その後、前記第3の弁が閉じることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1の弁、前記第2の弁、及び前記第3の弁の開閉を制御する制御手段を更に有することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
- コンピュータに、請求項9に記載の方法を実行させるための、プログラム。
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