JP6214329B2 - インクジェット記録装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット記録装置およびその制御方法に関する。
一般的な液体吐出装置は、紙などの記録媒体の上を往復移動するキャリッジに搭載された液体吐出ヘッドを有し、キャリッジの往復移動に連動して液体吐出ヘッドの吐出口から液滴を吐出する。それにより、例えば、記録媒体上に文字などを含む画像を形成する。液体吐出ヘッドには液体補給容器(以下「液体タンク」という)から適宜に液体が補給される。この液体吐出装置では、交換可能な液体タンクが装置本体に装着され、柔軟な材料からなる中空の液体供給管によって液体タンクは液体吐出ヘッドに接続されている。
このような液体吐出装置では、記録媒体の上方に液体吐出ヘッドが配置され、液体吐出ヘッドが下方に液滴を吐出する。液体吐出ヘッドは、吐出口内の液体が外気との境界に良好なメニスカスを形成している状態で、良好な液滴を吐出できる。吐出口内の液体に良好なメニスカスを形成させることは、たとえば液体吐出ヘッド内を所定の微負圧に維持することにより実現できる。この微負圧を一定に維持しながら液滴を記録媒体に吐出することで、液滴の量と飛翔方向を安定させることができる。そのため、液体吐出装置には、液体吐出ヘッド内を微負圧にするための圧力調整機構が設けられているものがある。
一方、近年の液体吐出装置では、色材として直径が数百ナノメートル程度の大きさの顔料粒子を含む顔料インクを記録媒体に吐出することが多い。液体タンク内に貯蔵された顔料インク内の顔料粒子は、溶媒等の液体よりも比重が重い固形成分であるため、液体吐出装置内で長期保存される間に液体タンクの下部に沈降してしまう。顔料粒子が液体タンク内で沈降すると、液体タンク内の顔料インクに色材濃度差が生じてしまう。色材濃度差が生じた顔料インクを液体吐出ヘッドへ供給すると、液体吐出により形成される画像の品位が低下する。
そこで、液体タンクの内部に液体を流入することによって液体の流れを生じさせて液体タンクの内部の液体の撹拌を行なう方策が特許文献1に提案されている。この方策では、液体吐出ヘッドに液体インクを加圧供給する液体供給装置において、液体吐出ヘッド内のインクの圧力を調整する圧力調整機構が設けられている。具体的には、流路途中に位置するサブタンク(バッファタンク)と、流路内でインクタンクとサブタンクとの間に位置する開閉弁と、サブタンクを加圧するポンプとを有している。液体タンクの内部の撹拌効果を上げるために、開閉弁を閉じた状態でサブタンク内を加圧した後に開閉弁を開くことで、液体タンク内に流入するインクの流速を高めている。
特開2010−143050号公報
特許文献1に示されている構成では、液体タンク内のインクの残量によっては撹拌動作を行なうことができない状況が生じてしまう。例えば、液体タンクがインクで満たされている場合には、液体タンクの内部にインクをさらに流入させることができないため、インクの流れが生じず、撹拌動作を行なえない。また、撹拌動作を行うためには、開閉弁の開閉およびポンプの加減圧制御を行なわなくてはならないため、液体吐出と同時に撹拌動作を連続的に行なうことができないことがある。従って、特許文献1に示されているような、加圧しながら液体吐出ヘッドへ液体を供給する液体供給装置(加圧系の液体供給装置)における撹拌機構では、撹拌動作を行なう時に液体吐出を一旦中断しなければならない。
そこで本発明は、インク吐出動作中にもインクタンク内のインクの撹拌動作を行なうことが可能であり、しかも高い撹拌効果が得られるインクジェット記録装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出ヘッドと、吐出ヘッドへ供給されるインクを収容するバッファタンクと、バッファタンクへ供給されるインクを収容するインクタンクと、インクタンクからバッファタンクへインクを供給するための供給流路と、バッファタンクからインクタンクへインクを戻すための復帰流路と供給流路に配されバッファタンクの内部を加圧するポンプと、バッファタンクの内部の圧力を検知する検知手段と、復帰流路に配されバッファタンクとインクタンクとが連通した開状態とバッファタンクとインクタンクとが連通しない閉状態とに切り替え可能な開閉弁と、を備えるインクジェット記録装置であって、開閉弁が閉状態のときにポンプを駆動してバッファタンクの内部を加圧し検知手段によりバッファタンクの内部の圧力が所定値より大きくなったことが検知されたら開閉弁を開状態に切り替える制御手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録装置の制御方法は、インクを吐出する吐出ヘッドと、吐出ヘッドへ供給されるインクを収容するバッファタンクと、バッファタンクへ供給されるインクを収容するインクタンクと、インクタンクからバッファタンクへインクを供給するための供給流路と、バッファタンクからインクタンクへインクを戻すための復帰流路と、供給流路に配されバッファタンクの内部を加圧するポンプと、バッファタンクの内部の圧力を検知する検知手段と、復帰流路に配されバッファタンクとインクタンクとが連通した開状態とバッファタンクとインクタンクとが連通しない閉状態とに切り替え可能な開閉弁と、を備えるインクジェット記録装置の制御方法であって、開閉弁が閉状態のときにポンプを駆動してバッファタンクの内部を加圧する加圧ステップと、加圧ステップにおいて検知手段によりバッファタンクの内部の圧力が所定値より大きくなったことが検知されたら開閉弁を開状態に切り替える切替ステップと、を有することを特徴とする。
このインクジェット記録装置およびその制御方法によると、まず、第1の開閉弁を閉じることによってバッファタンクからインクタンクへインクを戻せない状態にしておいて、ポンプを駆動してインクタンクからバッファタンクへインクを移動させる。従って、インクタンク内のインクが減少して圧力が低下し、バッファタンク内のインクが増加して圧力が上昇する。そこで、第1の開閉弁を開くことにより、バッファタンク内のインクインクタンクに向けて一気に流れる。その際のインクの激しい流れが、インクタンク内のインクを撹拌する。
本発明によると、仮にインクタンクがインクで満たされていたとしても、そのインクタンク内のインクの一部をバッファタンクに一旦移動させてから、バッファタンクからインクタンクに向けてインクを一気に流れ込ませることができる。従って、インクタンク内のインクを強く撹拌してインクの濃度を均一化することができる。
また、本発明では、インクタンクとバッファタンクとの間の循環流路を利用して、バッファタンクから吐出ヘッドへのインク供給に大きな影響を及ぼすことなく撹拌動作を行える。従って、インク吐出動作の続行中にもインクタンク撹拌を実行できる。
本発明の第1の実施形態の液体吐出装置の概略斜視図である。 図1に示す液体吐出装置の液体供給装置と回復装置を示す模式図である。 図2に示す液体供給装置のポンプを示す模式図である。 図1に示す液体吐出装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 図2に示す液体供給装置の初期充填動作を示す模式図である。 図2に示す液体供給装置の液体タンクの撹拌動作を示す模式図である。 図5に示す撹拌動作のフローチャートである。 図6〜7に示す撹拌動作のための駆動電圧を示す波形図と、バッファタンクと液体タンクの内部の圧力を示す波形図である。 図2に示す液体供給装置の長期放置後の撹拌動作のフローチャートである。 図9に示す長期放置後の撹拌動作のための駆動電圧を示す波形図と、バッファタンクと液体タンクの内部の圧力を示す波形図である。 本発明の第1の実施形態の変形例の液体供給装置と回復装置を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態の液体供給装置と回復装置を示す模式図である。 図12に示す液体供給装置の初期充填動作を示す模式図である。 図12に示す液体供給装置の液体タンクの撹拌動作を示す模式図である。 図14に示す撹拌動作のフローチャートである。 図14〜15に示す撹拌動作のための駆動電圧を示す波形図と、バッファタンクと液体タンクの内部の圧力を示す波形図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液体吐出装置の概略斜視図である。図1に示す液体吐出装置はインクジェット記録装置であり、液体吐出ヘッド44(図2参照)と、液体供給装置5と、記録媒体搬送装置6と、回復装置16等を含む。液体吐出ヘッド44は、液体供給装置5の一部である圧力調整機構(詳細な構成については後述する)45とともに、液体吐出ヘッドユニット1(以下「ヘッドユニット1」と称する)を構成している。すなわち、ヘッドユニット1は、図2に示すように、吐出口19から液体を吐出する液体吐出ヘッド44と圧力調整機構45を含む。ヘッドユニット1は、キャリッジ10に着脱可能に取り付けられている。キャリッジ10は、キャリッジモータ11、キャリッジベルト12、およびプーリー13によって、スライド軸9に沿って往復移動可能である。従って、キャリッジ10に搭載されたヘッドユニット1は、キャリッジ10の移動に伴って、記録媒体搬送装置6のプラテン7の上方を往復移動する。記録媒体搬送装置6は、プラテン7と、ガイド14と、LFローラ群15を備えている。ロール状に巻回されてプラテン7の下方に回転自在に配置された記録媒体8は、ロールから順次引き出され、ガイド14およびLFローラ群15によってプラテン7上に間欠的に送り出される。この液体吐出装置では、ヘッドユニット1をプラテン7上で往復移動させながら、ヘッドユニット1からプラテン7上の記録媒体8に向けて液体インク等の液体を吐出する。その結果、プラテン7上の記録媒体8に連続的に記録が行われる。なお、キャリッジ10の往復移動および液体吐出と記録媒体8の搬送とを交互に行いながら記録を行うこのような液体吐出装置は、シリアル型インクジェット記録装置と呼ばれる。
液体吐出装置は、ヘッドユニット1が液体吐出動作時に往復移動する範囲よりも外側に、ヘッドユニット1の吐出不良を回復するための回復装置16を備えている。図2に示すように、回復装置16は吸引ポンプ17とキャップ18を有する。ヘッドユニット1の吐出不良を回復する場合には、まず、ヘッドユニット1が回復装置16上に移動してキャップ18が液体吐出ヘッド44の吐出口面に押し当てられる。その後、吸引ポンプ17が負圧を発生させることにより、液体吐出ヘッド44の吐出口19内の液体が吸引除去される。仮に、液体が吐出口19内に残ったまま放置されると、吐出口19内の液体が増粘して吐出不良を引き起こすことがあるが、回復装置16によって吐出口19内に液体が残らなくなり、液体の増粘による吐出不良を防止できる。
本実施形態の液体供給装置5は、液体タンク2と、バッファタンク(サブタンク)24と、第1〜3の液体供給管(第1〜3の流路)3,28,38と、ポンプ(第1のポンプ)29と、開閉弁(第1の開閉弁)23と、圧力調整機構45を含む。液体タンク2は液体吐出装置の筐体に着脱交換可能に取り付けられている。液体タンク2とバッファタンク24は、第1の液体供給管(第1の流路)3および第3の液体供給管(第3の流路)38を介して互いに接続されて循環流路を構成している。第1の液体供給管3内(供給流路内)には第1のポンプ29が配置され、第3の液体供給管38内(復帰流路内)には第1の開閉弁23が配置されている。この循環流路において、液体タンク2の内部の液体を、第1のポンプ29によって、液体タンク2から第1の液体供給管3を通してバッファタンク24へ供給することが可能である。また、バッファタンク24の内部の液体を、バッファタンク24から第3の液体供給管38を通して液体タンク2へ戻すことも可能である。バッファタンク24に供給された液体は、回復装置16の吸引ポンプ17によりヘッドユニット1内を減圧することによって、ヘッドユニット1の液体吐出ヘッド44の吐出口19まで供給される。液体吐出ヘッド44に供給された液体は、制御部100(図4参照)に制御されながら、プラテン7上に搬送された記録媒体8に向けて吐出される。
液体供給装置5のより詳細な構造について図2を参照して説明すると、液体タンク2は、樹脂モールドなどで形成された容器20内に、液体が充填された可撓性の袋状の液体パック65が収容された構成である。液体パック65は、液体を導出するための第1の導出口21と、バッファタンク24から送り返された液体を受け入れるための第1の導入口22とを有する。第1の導出口21と第1の導入口22はいずれもゴム栓で封じられている。
第1の液体供給管3の一端には、先端が鋭利な中空管である第1の液体針41が設けられており、第1の液体針41が第1の導出口21のゴム栓に差し込まれることで、第1の液体供給管3と液体タンク2が連通している。第1の液体供給管3の他端はバッファタンク24の第2の導入口25に接続されている。こうして、第1の液体供給管3は、後述する第2の液体供給管(第2の流路)28とともに、液体タンク2からバッファタンク24を介してヘッドユニット1へ液体を供給するための供給流路を構成している。また、第3の液体供給管38の一端にも先端が鋭利な中空管である第2の液体針42が設けられており、第2の液体針42が第1の導入口22のゴム栓に差し込まれることで、第3の液体供給管38と液体タンク2が連通している。第3の液体供給管38の他端はバッファタンク24の第2の導出口37に接続されている。こうして、第3の液体供給管38は、バッファタンク24から液体タンク2へ液体を返送するための復帰流路を構成している。そして、前記した通り、第1の液体供給管3と第3の液体供給管38とによって液体タンク2とバッファタンク24を含む循環流路が構成されている。
第1の液体供給管3には、液体タンク2とバッファタンク24の間に、液体タンク2からバッファタンク24へ液体を加圧しながら供給する第1のポンプ29が配設されている。本実施形態の第1のポンプ29は、図3に示すダイアフラムポンプである。第1のポンプ29は、容積可変室61と、容積可変室61の上流側に配設された第1の逆止弁60と、下流側に配設された第2の逆止弁62とを有する。容積可変室61は、壁の一部が可撓性のダイアフラムゴム30によって構成されており、ダイアフラムゴム30は伸縮変位量を大きくするために、肉厚部34と薄肉部35とから構成されている。ダイアフラムゴム30には、それを変形させるためのダイアフラム駆動部63が付属している。ダイアフラム駆動部63は、回転するカム33と、カム33に追従して揺動するレバー59と、レバー59に係合するとともにダイアフラムゴム30に固定されている係合部64とからなる。
第1の逆止弁60と第2の逆止弁62は、液体タンク2からバッファタンク24へ向かう方向の液体の流れを可能にし、その反対方向への液体の逆流を阻止するように配設された弁体31,32をそれぞれ有している。図3(a)には、ダイアフラムゴム30が萎んで容積可変室61が縮小した状態の第1のポンプ29が示されている。この状態から、図3(b)に示すようにカム33およびレバー59が矢印P2方向に揺動してダイアフラムゴム30を伸張させる(矢印Q2で示す)。すると、容積可変室61が拡張して、容積可変室61内が減圧されて第2の逆止弁62が閉じられるとともに、上流側に位置する液体タンク2内の液体が、容積可変室61の容積増大量だけ第1のポンプ29へ流入する(矢印R2で示す)。その後に、図3(a)に示すようにカム33およびレバー59が矢印P1方向に揺動してダイアフラムゴム30が収縮すると(矢印Q1で示す)、容積可変室61が縮小して内部が正圧になる。すると、第1の逆止弁60が閉じられ、第1のポンプ29内の液体がバッファタンク24へ流れる(矢印R1で示す)。このように、第1のポンプ29は、ダイアフラムゴム30の伸縮を繰り返す(図3(a)の状態と図3(b)の状態を交互に繰り返す)ことで、液体が流通し、液体供給装置の初期充填動作と液体タンク2の撹拌動作が実施される。ただし、第1のポンプ29はダイアフラムポンプに限られず、その他の方式のポンプ、例えばチューブポンプ等であっても構わない。
第3の液体供給管38の途中には、液体タンク2とバッファタンク24の間に位置して、第3の液体供給管38を開閉する第1の開閉弁23が配設されている。本実施形態の第1の開閉弁23は、駆動源がソレノイドであり、ソレノイドの通電時に開いてソレノイドの非通電時に閉じる、いわゆるノーマルクローズ(NC)タイプである。
バッファタンク24には、第2の開閉弁54と、バッファタンク24の内部の圧力を検出する圧力センサ(圧力検出手段)55と、バッファタンク24内の液面の高さを検出する液面センサ(液面検出手段)27が設けられている。第2の開閉弁54は、バッファタンクの内部を大気に開放可能かつ閉鎖可能である。本実施形態の液面センサ27は、バッファタンク24内の液面の高さを2段階で検出できる構成であり、バッファタンク24内が空の場合と液体で満たされている場合とを検出可能である。本実施形態の液面センサ27は、1対の電極間に電圧を印加して、導電性の液体が電極間に介在しているときには微電流が流れ、液体が介在していないときには電流が流れないことで液体の有無を検出する方式(ピン残検方式)である。ただし、それ以外の液面検出方式のセンサであっても構わない。
ヘッドユニット1には、第2の液体供給管28によってバッファタンク24の第3の導出口26と接続されている第3の導入口39が設けられている。具体的には、第3の導入口39はゴム栓で塞がれており、第2の液体供給管28の一端に設けられた中空の第3のインク針43が、第3の導入口39を塞ぐゴム栓に差し込まれて、第2の液体供給管28とヘッドユニット1が連通している。第2の液体供給管28の他端は、バッファタンク24の第3の導出口26に接続されている。本実施形態は、ヘッドユニット1が記録媒体8の幅方向に移動しながら液体吐出動作を行なうシリアル方式であるため、第2の液体供給管28は可撓性を有する材料からなるチューブ、例えばポリエチレンチューブなどであることが好ましい。
このように、本実施形態では、第1の液体供給管3と第2の液体供給管28が、バッファタンク24を介して液体タンク2からヘッドユニット1につながる供給流路を構成している。そして、第3の液体供給管38が、バッファタンク24から液体タンク2につながる復帰流路を構成している。
液体吐出ヘッドユニット内には、液体吐出ヘッド44と、液体吐出ヘッド44内の圧力を調整する圧力調整機構45と、圧力調整機構45から液体吐出ヘッド44へインクを供給するためのヘッドユニット内流路40と、前記した第3の導入口39が存在する。第3の導入口39は、ヘッドユニット1の外部からゴム栓で塞がれるとともに、ヘッドユニット1の内部では開閉可能なヘッドユニット内流路弁50が挿入されている。圧力調整機構45は、もう1つのサブタンクとして作用する圧力調整室46と、バネ機構(弾性部材)48と、アーム49を有している。圧力調整室46は、壁の一部が可撓膜47により構成されており、可撓膜47は、液体の消費(減少)に伴う液体吐出ヘッド44内の圧力変化に応じて伸縮する。この可撓膜47は、図2に示すようにヘッドユニット1の外方へ膨らんだ(伸張した)状態を維持するようにバネ機構48により圧力調整室46の内側から外側に向けて常に付勢されている。可撓膜47の伸縮動作は、可撓膜47に接続されたアーム49を介してヘッドユニット内流路弁50に伝達され、圧力調整室46の液体が一定量未満になった場合にヘッドユニット内流路弁50が開かれる。
液体吐出ヘッド44内には、液体を吐出する吐出口19まで液体を導く液体流路と、液体流路の途中に位置し吐出口19へのゴミの侵入を阻止するフィルタと、液体流路の一部を構成し吐出口19へ液体を供給する共通液室とが配設されている(図示せず)。吐出口19内には液体のメニスカスが形成され、圧力調整機構45のバネ機構48のバネ力により吐出口19内の液体は常に微負圧になっている。本実施形態では、吐出口19内の液体の圧力を大気圧−1kPa〜大気圧−3kPa程度に保つことが望ましい。
次に、本実施形態の液体吐出装置の制御系の概略構成を、図4のブロック図に基づいて説明する。図4に示すように、制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)105などを有する。CPU101は装置全体の制御を行い、ROM103はプログラムや所要のテーブルやその他の固定データを格納し、RAM105は画像データを展開する領域や作業用の領域等を設ける。この制御部100は、画像データの供給源であるホスト装置110と、インタフェース(I/F)112を介して接続されている。ホスト装置110は、記録画像等のデータの作成や処理などを行うとともに、入力および設定処理などを行うプリンタドライバなどを備えたコンピュータによって構成されている。ただし、ホスト装置はコンピュータに限られず、画像読み取り用リーダ部等の形態のものであってもよい。そして、画像データやその他のコマンドやステータス信号等が、ホスト装置110と制御部100との間で、インタフェース(I/F)112を介して送受信される。また、制御部100には、操作部120と、センサ群130と、ヘッドドライバ140と、モータドライバ150,160,170,180,190,200,210が接続されている。
ヘッドドライバ140は、ヘッドユニット1の液体吐出ヘッド44に多数配列されている液体吐出用の吐出口19のそれぞれに対応して配置された吐出用ヒータ(図示せず)を記録データ等に応じて駆動するドライバである。ヘッドドライバ140によって駆動された吐出用ヒータは熱エネルギーを発生し、その熱エネルギーによって吐出口19内の液体に気泡を発生させ、気泡発生エネルギーによって液滴を吐出口19から外部へ吐出する。モータドライバ150はキャリッジモータ11を駆動して、ヘッドユニット1を保持するキャリッジ10をX方向へと移動させる。モータドライバ160は給送モータ161を駆動して、自動給送装置の給紙ローラを回転させる。モータドライバ170はLFモータ171を駆動して、記録媒体8を搬送させる。モータドライバ180は吸引ポンプモータ181を駆動して、吸引ポンプ17を作動させる。モータドライバ190は開閉弁カムモータ191を駆動して、第1の開閉弁23を開閉する。モータドライバ200はキャップ機構モータ201を駆動して、キャップ18をヘッドユニット1に対して進退させる。モータドライバ210は第1のポンプモータ211を駆動して、第1のポンプ29のカム33を回転させる。
センサ群130は、液体吐出装置の状態を検出するための各種のセンサを含む。具体的なセンサの例は以下の通りである。キャリッジ10がホームポジションに有るか否かを検出するホームポジションセンサ131。記録媒体の有無を検出するペーパーセンサ132。第1のポンプ29のカム33の位置を検出するカム位置センサ134。バッファタンク24の内部の圧力を検出する圧力センサ55。バッファタンク内の液面の高さを検出する液面センサ27。液体吐出装置の温度を検出する温度センサ133。制御部100は、これらのセンサ群130(例えば圧力センサ55や液面センサ27)の検出結果を利用して、第1のポンプ29のカム33の動作や第1の開閉弁23の動作を制御することができる。
操作部120は、操作者による指示入力を受容するスイッチ群、例えば、電源スイッチ122、吸引回復動作の起動を指示するための回復スイッチ126、連続給送記録スイッチ121などを有する。連続給送記録スイッチ121は、自動給送装置の給送トレイに積載されている記録媒体8を1枚ずつ給送して順次記録することを指示するためのスイッチである。具体的には、連続給送記録スイッチ121によって、記録時において先行する記録媒体8の後端をペーパーセンサ132が検知する前に、後続の記録媒体8の給送を行うか否かを設定することができる。
(初期充填動作)
次に、本実施形態の液体吐出装置の動作について、図5〜10に基づいて説明する。まず、液体タンク2からヘッドユニット1へ液体を初期充填する動作について、図5(a)〜5(d)を用いて説明する。図5(a)は液体吐出装置において液体を初期充填するために、液体タンク2を液体供給装置に装着した状態の流路配管図である。図5(b)はバッファタンク24に液体を初めて充填する状態を示す流路配管図である。図5(c)はヘッドユニット1に液体を初めて充填する状態を示す流路配管図である。図5(d)はバッファタンク24に液体を再充填する状態を示す流路配管図である。なお、各図面の開閉弁の近傍に記載された「○」は開閉弁が開いた状態を表し、開閉弁の近傍に記載された「×」は開閉弁が閉じた状態を表す。また、各図面のポンプの近傍に記載された「○」はポンプが駆動されている状態を表し、ポンプの近傍に記載された「×」はポンプが駆動されていない状態を表す。
図5(b)に示すように、第2の開閉弁54を開いてバッファタンク24内を大気に開放した状態で、第1の開閉弁23を閉じて第3の液体供給管38(バッファタンク24と液体タンク2の間の流路)を遮断し、第1のポンプ29を作動させる。これにより、液体タンク2内の液体がバッファタンク24に移動する(図3の矢印R1,R2参照)。液面センサ27によりバッファタンク24が液体で満たされたことを検知したら、第1のポンプ29を停止する。こうしてバッファタンク24への液体の充填動作を終了する。
次に図5(c)に示すように、第1の開閉弁23を閉じて第2の開閉弁54を開いた状態で、キャップ18で液体吐出ヘッド44の吐出口面を密閉するとともに、吸引ポンプ17により吐出口19内の液体を減圧する。それにより、バッファタンク24内の液体を吐出口19まで導く。こうしてヘッドユニット1まで液体を供給することで、バッファタンク24内の液面が一旦下がる。
その後、図5(d)に示すように、第1の開閉弁23を閉じて第2の開閉弁54を開いた状態で第1のポンプ29を再び駆動する。前記したのと同様に液体タンク2の液体をバッファタンク24まで再び供給して、バッファタンク24の液面を充満位置まで再び上昇させる。以上の動作がヘッドユニット1への初期充填動作である。
(液体吐出中の液体タンク内の液体の撹拌動作)
次に、本実施形態の主な特徴である液体タンク2の内部の液体の撹拌動作について詳細に説明する。液体吐出装置の一例であるインクジェット記録装置では、顔料粒子などの固形成分が含有された液体インク、特に顔料インクを用いる場合に、長期放置時に顔料粒子成分が沈降してしまうことがある。顔料成分が沈降すると、液体タンク2の上部のインクと下部のインクに濃度差が生じ、画像品位を低下させてしまう原因となる。このような顔料粒子の沈降の問題を解消するためにインクの撹拌動作を行う。この攪拌動作の詳細を、図6〜8を参照して説明する。
図6(a)は、液体吐出中にバッファタンク24を加圧した状態の液体供給装置の動作を示す流路配管図である。図6(b)は、液体タンク2を撹拌しているときの流路配管図である。なお、図6のバッファタンク24の近傍に記載された「+」はバッファタンク24に加圧する状態を表し、バッファタンク24の近傍に記載された「−」はバッファタンク24を減圧する状態を表す。図7は、本実施形態の液体タンク内の液体の撹拌動作のフローチャートである。図8は、本実施形態の撹拌動作時に第1のポンプ29と第1の開閉弁23に与える駆動電圧を示す波形図と、その撹拌動作時のバッファタンク24と液体タンク2の内部の圧力値を示すグラフである。
まず、制御部100に含まれている不図示のタイマーが前回の撹拌動作からの経過時間を計測し(S101)、その経過時間が予め設定した閥値を超えたか否かを判断する(S102)。経過時間が閥値を超えたと判断された場合には、制御部100のCPU101が経過時間に基づいて撹拌動作の繰り返し動作回数を決定し(S103)、撹拌動作を開始する。
撹拌動作の開始にあたって、まず第1の開閉弁23を閉じた状態にする(S104)。本実施形態の第1の開閉弁29はNCタイプなので、ソレノイドに通電しないことによって閉じた状態にする。さらに第2の開閉弁54も閉じた状態にする(S105)。その後、第1のポンプ29に駆動電圧(V1)を与えて第1のポンプ29を駆動する(S106)。具体的には、前記したように、第1のポンプ29のダイアフラムゴム30の伸縮動作を連続的に行ない、液体タンク2内の液体をバッファタンク24へ供給する。液体タンク2内の液体をバッファタンク24へ供給することでバッファタンク24内の液面は上昇し、液面センサ27はバッファタンクが満たされていることを検知する(図6(a)参照)。その後、第1のポンプ29の駆動をさらに続行して、圧力センサ55の検出値、すなわちバッファタンク27の内部の圧力値Phを、大気圧よりも高い所定の圧力Piまで上昇させる(S107)。すなわち、図8に示す時間T1から時間T2まで第1のポンプ29を駆動し(S106)、圧力センサ55の検出値がPiになったら(S107)、第1のポンプ29を一旦停止する(S108)。
その後、第1の開閉弁23に駆動電圧(V2)を与えて第1の開閉弁23を開く(S109、時間T3)。第3の液体供給管38が遮断されていた状態から第1の開閉弁23を開くと、高圧(Pi)になっていたバッファタンク24内の液体が第3の液体供給管38を通って、第1の導入口22から液体タンク2内に一気に流入する(図6(b)参照)。液体タンク2の内部の圧力がバッファタンク24の内部の圧力と平衡するように高くなるまで、バッファタンク24から液体タンク2へ向かって一気に液体が流入する。この液体の激しい流入によって、液体タンク2内の下部に沈降していた顔料粒子などの固形成分が液体タンク2の上部へ上昇し、液体タンク2内の液体が撹拌される(時間T3〜T4)。なお、第1の開閉弁23を開くとバッファタンク24内の液体が一気に流れ出るため、バッファタンク24の内部の圧力値Phは、開放直前の圧力値Piから一気に下がる。そして、バッファタンク24の内部の圧力値がPjまで低下したことが圧力センサ55によって検出されたら(S110)、第1の開閉弁23を閉じて液体タンク2への液体の流入動作を停止する(S111)。以上の一連の動作S104〜S111が、1回目の液体タンクの撹拌動作である。そして、ステップS103において設定された撹拌動作回数だけ、撹拌動作(S104〜S111)を繰り返し行なう。
設定された回数の撹拌動作が終了したら(S112)、第1のポンプ29を再度駆動し(S113)、バッファタンク24の内部の圧力値がPiまで上昇したことが圧力センサ55によって確認されたら(S114)、第1のポンプ29を停止させる(S115)。このようにすることで、バッファタンク24の内部の圧力値Phを、液体吐出動作に必要な圧力値の範囲(PjからPiまでの範囲)に保つことができ、それによって液体吐出動作(例えば記録動作)を継続して行なうことができる。本実施形態において、バッファタンク24の内部の圧力値Phは、液体吐出動作時にヘッドユニット1の圧力調整機構45への液体供給に最適な圧力値であって、かつ液体吐出動作中の撹拌動作にも最適な圧力値でなければならない。具体例としては、液体吐出動作中に圧力調整機構45に液体を良好に供給するためには、バッファタンク24の内部の圧力を+1.1atm〜+1.3atm(ゲージ圧:大気圧を1.0atmとする)の範囲内にすることが望ましい。また、液体タンク内の液体を良好に撹拌するためには、バッファタンク24の内部の圧力を+1.1atm以上にすることが好ましい。従って、液体吐出中に撹拌動作を行う上で、バッファタンク24の圧力値Phを+1.1atm≦Ph≦+1.3atmにすることが好ましい。すなわち、前記した圧力値Piを+1.3atm、圧力値Pjを1.1atmに設定することが好ましい。
(長時間放置後の撹拌動作)
液体タンク2を撹拌してから長時間経過した後に再び撹拌動作を行なう長時間放置後の撹拌動作について、図9〜10を参照して説明する。図9は本実施形態の長時間放置後の撹拌動作のフローチャートである。図10は本実施形態の長時間放置後の撹拌動作時のポンプ29と第1の開閉弁23に与える駆動電圧を示す波形図と、その撹拌動作時のバッファタンク24と液体タンク2の内部の圧力値を示すグラフである。
液体タンク2を攪拌後に長時間放置すると、放置時間に応じて液体タンク2の底部への顔料粒子などの沈降が進む。液体タンク2内で顔料粒子の沈降が起こると、液体タンク2内の液体の濃度差が生じてしまうため、液体吐出により形成される画像の品位が保てない。また、沈降した顔料粒子を撹拌して濃度を均一にするためには、かなり長時間の撹拌動作時間が必要である。例えば、液体吐出中の液体タンク2の撹拌動作を行なった後に液体吐出装置の電源を切ってから、翌日以降に再び液体吐出装置の電源を入れるような場合には、前記したように攪拌後の長時間放置による濃度不均一の問題が生じる。そのような場合には、液体吐出装置の電源を入れてから液体吐出動作が開始されるまでの間に、液体吐出ヘッド44の回復動作などの立上げ動作が一定時間(数分間)行なわれるため、その間に、濃度が不均一になった液体タンク2内の液体の撹拌動作を行なう。
図9のフローチャートでは、図6のフローチャート内の各ステップと実質的に同様なステップには同じ符号を付与し、類似しているが僅かな変更点があるステップには「’」を付け加えた符号を付与している。本実施形態では、液体吐出装置の電源を入れると、制御部100に含まれている不図示のタイマーが、前回の撹拌動作からの経過時間を計測する(S101)。計測した経過時間が予め設定した閾値を超えたと判断された場合(S102)には、制御部100のCPU101が、経過時間に基づいて撹拌動作時の圧力値Pmと撹拌動作の繰り返し動作回数を決定し(S103’)、撹拌動作を開始する。
図6に示す初期充填時と同様に、第1の開閉弁23と第2の開閉弁54を閉じた状態にし(S104〜S105)、第1のポンプ29に駆動電圧(V1)を与えて第1のポンプ29を駆動する(S106)。第1のポンプ29を駆動することで、液体タンク2内の液体をバッファタンク24へ供給し、圧力センサ55の検出値、すなわちバッファタンク27の内部の圧力値Phを、設定された圧力Pmまで上昇させる(S107)。すなわち、図10に示す時間T1から時間T2まで第1のポンプ29を駆動し(S106)、圧力センサ55の検出値がPmになるまでバッファタンク24の内部の圧力を上昇させる(S107)。この圧力値Pmが前記した圧力値Piよりも高い圧力値であると(図10参照)、撹拌能力をより高めることが可能である。
その後、第1の開閉弁23を開くと(S109、時間T3)、バッファタンク24内の液体が液体タンク2に一気に流れて液体タンク2内の液体は攪拌される(時間T3〜T4)。そして、バッファタンク24内の圧力値がPnまで低下したことが圧力センサ55によって検出されたら(S110’)、第1の開閉弁23を閉じて、液体タンク2への液体の流入動作を停止する(S111)。このような液体タンク2の撹拌動作(S109〜S111)を、S103’において設定された撹拌動作回数だけ繰り返す。設定された回数だけ攪拌動作を行ったことが確認されたら(S112)、第1のポンプ29を停止させる(S115)。そして、第2の開閉弁54を開いてバッファタンク24の内部を大気に開放する(S116)。これが本実施形態の長期放置後の撹拌動作の一連の動作である。
以上説明した本実施形態の長期放置後の撹拌動作では、バッファタンク24内の液体の圧力値Pmと撹拌動作回数の設定値とが一定ではなく、放置時間に応じてそれぞれ変更することができる。また、撹拌動作時に第1のポンプ29を連続的に常時駆動することで、撹拌動作時間を短縮でき、前記したように液体吐出装置の電源を入れてから始まる回復動作などの立上げ動作の間に撹拌動作を行なうことが可能である。
(変形例)
本実施形態の変形例における液体供給装置について図11を参照して説明する。図11に示す液体供給装置は、図2に示す液体供給装置と比べて液体タンク2の構成が異なり、液体パック65を持たず、密閉された容器20内にインクが直接収容されている構成である。そして、液体吐出動作中に液体タンク2内の液体を撹拌するために、第3の液体供給管38の途中の第1の開閉弁23と液体タンク2の間に、大気に開放するための大気連通弁51が配設されている。大気連通弁51は、第3の液体供給管38の内部の圧力が所定の圧力値以下に減圧された場合に、流路内部を大気に連通させて大気を第3の液体供給管38内に流入させて圧力を高める構成である。
本変形例では、液体吐出動作により消費された液体をヘッドユニット1内に補充するため、大気連通弁51から大気を液体タンク2内に流入させながら液体タンク2内の液体をバッファタンク24を介してヘッドユニット1へ向けて流し出すことができる。これ以外の構成は、図2に示す液体吐出装置と同一であるため説明を省略する。
この液体タンク2を用いて、前記した撹拌動作(S104〜S111)を複数回繰り返し実施すると、液体の強い流れにより、液体タンク2の下部に沈降した顔料粒子などの固形成分が液体タンク2の上部の低濃度の部分まで流され、効果的な撹拌が行なえる。
また本変形例の構成によると、液体吐出動作中に撹拌動作を実施することができ、液体吐出動作のダウンタイムを少なくすることができる。
[第2の実施形態]
図12に、本発明の第2の実施形態の液体供給装置を示している。本実施形態のインク供給装置は、第2の液体供給管28の途中に第3の逆止弁70と加圧発生機構66が配置されていることを特徴とする。第3の逆止弁は、バッファタンク24からヘッドユニット1に向かう方向に見て加圧発生機構66の上流側に配置され、バッファタンク24からヘッドユニット1に向かう方向にのみ液体を流れさせ、逆方向の流れは遮断する弁構造である。加圧発生機構66は、加圧発生室67と、バネ機構68と、位置センサ69とを含む。加圧発生室67は、例えばゴム部材などでできたジャバラ部材からなり、内部の液体容量やその液体に加わる圧力により、バネ機構68の付勢力に従って、または第2のバネ機構68の付勢力に抗して上下方向に伸縮して容積が変化する。位置センサ69は、その加圧発生室67の伸縮移動状態を検知する。これ以外の構成は、図2に示す液体吐出装置と同一であるため説明を省略する。
(初期充填動作)
本実施形態における液体吐出装置の動作について、図13〜16を参照して説明する。まず、液体タンク2からヘッドユニット1へ液体を初期充填する動作について、図13(a)〜13(d)を参照して説明する。図13(a)は、液体吐出装置の液体タンク2からバッファタンク24へ液体を初期充填する状態を示す流路配管図である。図13(b)は、バッファタンク24から加圧発生機構66を介して液体吐出ヘッド44へ液体を初期充填する状態を示す流路配管図である。図13(c)は、バッファタンク24へ液体を再充填する状態を示す流路配管図である。図13(d)は、加圧発生室67への液体充填状態を示す流路配管図である。
図13(a)に示すように、第1の開閉弁23を閉じて第2の開閉弁54を開いた状態で、第1のポンプ29を駆動し、液体タンク2内の液体をバッファタンク24へ移動させる。液面センサ27によりバッファタンク24が満たされたことが検出されたら、第1のポンプ29を停止する。続いて、バッファタンク24からヘッドユニット1へ液体を供給するために、図13(b)に示すように、回復装置16のキャップ18により液体吐出ヘッド44の吐出口面を密閉して、吸引ポンプ17により吸引して減圧する。それにより、バッファタンク24内の液体が吸引されて吐出口19まで供給される。このようにヘッドユニット1への液体供給動作を行なうことにより、バッファタンク24内の液面の高さが一旦下がる。
それから、図13(c)に示すように、第1の開閉弁23を閉じて第2の開閉弁54を開いた状態で第1のポンプ29を再び駆動すると、バッファタンク24に液体が再充填されて液面が再上昇する。
続いて、図13(d)に示すように、第1の開閉弁23と第2の開閉弁54を閉じた状態で第1のポンプ29を駆動すると、バッファタンク24の内部の圧力が上昇し、バッファタンク24内の液体が第3の逆止弁70を通過して加圧発生室67へ流入する。加圧発生室67へ液体が流入すると、バネ機構68を圧縮させながら加圧発生室67が膨張する。そして、圧力センサ55の検出値、すなわちバッファタンク24の内部の圧力値Phが、液体吐出動作に必要な圧力値以上(Pi以上)になったら、第1のポンプ29を停止する。バッファタンク24の内部の圧力値Phが圧力値Piまで上昇すると、バネ機構68の圧縮弾性力を受ける加圧調整室67の内部の圧力値もPiまで上昇して圧力が均衡する。こうして、本実施形態の液体供給装置における液体の初期充填動作が行われる。
(液体吐出中の液体タンク内の液体の撹拌動作)
前記した第1の実施形態では、バッファタンク24の内部の圧力値Phを圧力センサ55で検出しながら、液体吐出時に液体吐出ヘッド44へ液体を供給するために必要な範囲内に抑えつつ、液体タンク2の撹拌動作を行なう。これに対し本実施形態では、バッファタンク24の下流側に第3の逆止弁70と加圧発生機構66が配設されていることで、撹拌動作中にバッファタンク24内に生じる圧力変動が、加圧発生機構66(例えばジャバラ部材)の変形によって吸収される。その結果、バッファタンク24内に生じる圧力変動が液体吐出ヘッド44への液体供給動作に悪影響を及ぼすことを防止できる。
本実施形態の主な特徴である液体タンク2の内部の液体撹拌動作について、図14〜16を参照して説明する。図14(a)は、本実施形態において液体タンク2の内部の撹拌動作を行なうためにバッファタンク24内の圧力を予め上昇させた状態を示す流路配管図である。図14(b)は、本実施形態の液体タンク2の内部の撹拌動作を行なっている状態を示す流路配管図である。図15は、本実施形態の液体タンク2の内部の撹拌動作のフローチャートである。図16は、本実施形態の液体タンク2の内部の撹拌動作時に第1のポンプと第1の開閉弁に与える駆動電圧を示す波形図と、その撹拌動作時のバッファタンク24内と加圧発生室67の内部の圧力値を示すグラフである。図15のフローチャートでは、図6のフローチャート内の個々のステップと実質的に同様なステップには同じ符号を付与し、類似しているが僅かな変更点があるステップには「’」を付け加えた符号を付与している。そして、第1の実施形態と実質的に同様なステップについては説明を簡略化する。
本実施形態では、前回の撹拌動作からの経過時間を計測し(S101)、それが閥値を超えたら(S102)、撹拌動作の繰り返し回数を決定し(S103)、撹拌動作を開始する。まず、第1の開閉弁23と第2の開閉弁54を閉じ(S104,S105)、第1のポンプ29を駆動する(S106、時間T1〜時間T2)。それにより、バッファタンク24内の圧力値Ph(圧力センサ55の検出値)を所定の圧力値Pi(液体吐出時の液体吐出ヘッド44への液体供給に必要な圧力)にする(S107、図14(a)参照)。バッファタンク24内の圧力値Phが所定の圧力値Pi以上になったら、第1のポンプ29を停止し(S108)、第1の開閉弁23を開く(S109)。このように第1の開閉弁23を開くと、バッファタンク24から液体タンク2に向けて液体が一気に流れ込み、液体タンク2の内部の液体に流れが生じて撹拌される(図14(b)参照、時間T3〜時間T4)。それから第1の開閉弁23を閉じる(S111)。この撹拌動作(S104〜S111)を、設定された回数だけ繰り返す。そして、攪拌動作の繰り返し回数が、設定された回数に到達したら(S112)、第1のポンプ29を再度駆動し(S113)、バッファタンク24内の圧力値がPiまで上昇したら(S114)、第1のポンプ29を停止させる(S115)。このようにすることで、バッファタンク24内の圧力値Phを液体吐出動作に必要な圧力値の範囲(Pi以下)に保つことができ、液体吐出動作(例えば記録動作)を継続して行なうことができる。
本発明はインクジェット記録装置に限られず、液体吐出ヘッドから液体を吐出する様々な種類の液体吐出装置に適用可能である。
1 液体吐出ヘッドユニット(ヘッドユニット)
2 液体タンク
3 第1の液体供給管(供給流路)
23 第1の開閉弁(開閉弁)
24 バッファタンク(サブタンク)
27 液面センサ(液面検出手段)
28 第2の液体供給管(供給流路)
29 ポンプ(第1のポンプ)
38 第3の液体供給管(復帰流路)
39 第3の導入口
40 ヘッドユニット内流路
44 液体吐出ヘッド
45 圧力調整機構
46 圧力調整室
47 可撓膜
48 バネ機構(弾性部材)
50 ヘッドユニット内流路弁
51 大気連通弁
54 第2の開閉弁
55 圧力センサ(圧力検出手段)
66 加圧発生機構
70 第3の逆止弁
100 制御部

Claims (12)

  1. インクを吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドへ供給されるインクを収容するバッファタンクと、前記バッファタンクへ供給されるインクを収容するインクタンクと、前記インクタンクから前記バッファタンクへインクを供給するための供給流路と、前記バッファタンクから前記インクタンクへインクを戻すための復帰流路と、前記供給流路に配され前記バッファタンクの内部を加圧するポンプと、前記バッファタンクの内部の圧力を検知する検知手段と、前記復帰流路に配され前記バッファタンクと前記インクタンクとが連通した開状態と前記バッファタンクと前記インクタンクとが連通しない閉状態とに切り替え可能な開閉弁と、を備えるインクジェット記録装置であって、
    前記開閉弁が前記閉状態のときに前記ポンプを駆動して前記バッファタンクの内部を加圧し前記検知手段により前記バッファタンクの内部の圧力が所定値より大きくなったことが検知されたら前記開閉弁を前記開状態に切り替える制御手段をさらに備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記開閉弁が前記閉状態のときに前記ポンプを駆動して前記バッファタンクの内部を加圧し前記検知手段により前記バッファタンクの内部の圧力が前記所定値より大きくなったことが検知されたら前記ポンプの駆動を停止し前記開閉弁を前記開状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記開閉弁を前記開状態に切り替えた後、前記検知手段により前記バッファタンクの内部の圧力が第2の所定値より小さくなったことが検知されたら前記前記開閉弁を前記閉状態に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記バッファタンクを大気と連通させるための大気連通路と、前記大気連通路に配され前記バッファタンクと大気とが連通した状態と前記バッファタンクと大気とが連通しない状態とに切り替え可能な第2の開閉弁と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記バッファタンクの内部のインクの液面を検出する液面検出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記液面検出手段の検出結果に基づいて、前記閉弁および前記ポンプ制御することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記復帰流路に配され前記復帰流路の内部を大気に開放するための大気連通弁をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記バッファタンクと前記吐出ヘッドとの間に配置され、前記バッファタンクから前記吐出ヘッドへ向かう方向にのみインクの流れを許容する逆止弁と、
    前記逆止弁と前記吐出ヘッドとの間に配置され、前記吐出ヘッドへ供給されるインクを収容する容積変化可能な加圧発生室と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記吐出ヘッドに接続され吐出ヘッドの内部の圧力を調整するための圧力調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記圧力調整機構は壁の一部が可撓膜で構成された圧力調整室と、前記バッファタンクから供給されたインクが流入する入口と、該流入口に設けられた開閉可能な路弁と、前記可撓膜を前記圧力調整室の内側から外側に向けて付勢する付勢部材とを有し、前記路弁は、前記圧力調整室の内部のインクの減少に伴う前記可撓膜の変形によって開くことを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  11. インクを吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドへ供給されるインクを収容するバッファタンクと、前記バッファタンクへ供給されるインクを収容するインクタンクと、前記インクタンクから前記バッファタンクへインクを供給するための供給流路と、前記バッファタンクから前記インクタンクへインクを戻すための復帰流路と、前記供給流路に配され前記バッファタンクの内部を加圧するポンプと、前記バッファタンクの内部の圧力を検知する検知手段と、前記復帰流路に配され前記バッファタンクと前記インクタンクとが連通した開状態と前記バッファタンクと前記インクタンクとが連通しない閉状態とに切り替え可能な開閉弁と、を備えるインクジェット記録装置の制御方法であって、
    前記開閉弁が前記閉状態のときに前記ポンプを駆動して前記バッファタンクの内部を加圧する加圧ステップと、
    該加圧ステップにおいて前記検知手段により前記バッファタンクの内部の圧力が所定値より大きくなったことが検知されたら前記開閉弁を前記開状態に切り替える切替ステップと、を有することを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
  12. 前記切替ステップにおいて、前記検知手段により前記バッファタンクの内部の圧力が前記所定値より大きくなったことが検知されたら前記ポンプの駆動を停止し前記開閉弁を前記開状態に切り替えることを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
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