JP2006224565A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吐出信頼性に優れた液体吐出装置を提供すること。
【解決手段】 吐出ヘッド14にインクを供給する圧力調整機構17aは、管状の流路251,253に対して拡幅された流路である圧力室240と、圧力室240と連通路52を介して連通するバッファ部61を有している。また、バッファ部61は、圧力室240の内圧に応じて容量可変に構成されている。メンテナンスユニット25により、吐出ヘッド14のノズル45から吸引を行ってバッファ部61の容量を縮小させ、縮小した容量が回復するときに連通口51から圧力室240の空気が排出する効果により、圧力室240のインク充填性を高める。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インクジェット式記録装置、ディスプレー製造装置、電極形成装置、あるいは、バイオチップ製造装置など、液体を吐出して描画等を行う液体吐出装置に関する。
従来、吐出ヘッドのノズルから液体を吐出する液体吐出装置として、インクジェット式プリンタが知られている。このインクジェット式プリンタ(プリンタ)には、液体容器(インクカートリッジ)をキャリッジ以外の場所に搭載する、いわゆるオフキャリッジタイプの供給システムを備えるものがあり、具体的には、インクカートリッジと吐出ヘッドとを接続する管状の流路を形成して、液体(インク)を供給するものである。また、近年では、流路の途中に、キャリッジの移動に伴うインクの供給圧変動を緩衝する圧力ダンパ機構を備えた構成のもの(例えば、特許文献1)や、インクカートリッジ側からの供給圧を減圧して適度な負圧を吐出ヘッド側に発生させる圧力調整機構を備えた構成のもの(例えば、特許文献2)も知られている。
ところで、上述のような供給システムを備える液体吐出装置は、液体を扱うことによる特有の課題を有している。例えば、供給流路内に気泡が残留する場合、このような気泡が吐出ヘッドの微細流路に流出して流路を閉塞することで、液体の吐出が正常に行えなくなることがある。このため、液体吐出装置において供給流路内の液体の充填性を高めることは、重要な技術課題の一つである。
特開2003−211688号公報 特開2003−220711号公報
ところが、特許文献1,2に係る圧力ダンパ機構や圧力調整機構は、供給チューブのような管状流路に対して拡幅された液室(拡幅部)を有しているため、構造的に拡幅部の上部に空気が滞留しやすくなっている。滞留した空気が気泡となって吐出ヘッドに流れ込むのを回避するため、拡幅部から吐出ヘッドへの連通口は当該拡幅部の下部に設けられてはいるものの、なんらかのきっかけで気泡が吐出ヘッドに流れ出す危険性は残っており、吐出信頼性について十分な対策がなされているとは言い難い。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、吐出信頼性に優れた液体吐出装置を提供することを目的としている。
本発明は、液体容器から吐出ヘッドに液体を供給する管状の流路と、当該管状の流路と連通して拡幅された流路を形成する拡幅部とを備えた液体吐出装置であって、前記拡幅部と連通路を介して連通し、内圧に応じて容量可変に構成されたバッファ部を備えることを特徴とする。
この発明の液体吐出装置によれば、バッファ部が縮小状態から拡張するときに発生する拡幅部からバッファ部への積極的な流れを、拡幅部からの新たな排気経路として利用することにより、拡幅部への液体の充填性を向上させることが可能である。バッファ部の容量は内圧により制御可能であるため、ノズルからの吸引等によって、充填動作における一連の手順と組み合わせて簡単に行うことができる。
また、前記液体吐出装置が設置された状態において、前記連通路の前記拡幅部側の開口は、当該拡幅部内における重力方向上方に設けられていることを特徴とする。
連通路を介した拡幅部からバッファ部への排気経路を有効に利用する場合には、拡幅部における当該連通路の開口と拡幅部における液体の液位との関係が重要である。すなわち、当該開口の位置よりも液体の液位が上昇した状態においては、連通路から空気を排出することができなくなるからである。
この発明の液体吐出装置によれば、拡幅部における連通路の開口が拡幅部の上部に設けられているため、上述の課題を有効に回避することができる。
また、前記液体吐出装置が設置された状態において、前記連通路の少なくとも一部は、前記拡幅部から前記バッファ部に向かって重力方向上方に傾斜して形成されていることを特徴とする。
この発明の液体吐出装置によれば、拡幅部から連通路を通して無用な液体がバッファ部に流入しにくくなる。
また、前記液体吐出装置において、前記バッファ部は、当該バッファ部の内圧が所定値より大きいときにはほぼ一定の容量であることを特徴とする。
拡幅部の内圧は、吐出動作時やいわゆるメンテナンス動作時における液体の消費によっても若干低下する。しかし、このような内圧低下に伴ってバッファ部の容量が減少すると、バッファ部に溜めていた空気を拡幅部に吐き出させることになってしまい、バッファ部を設けたことが逆効果となってしまう。
この発明の液体吐出装置によれば、バッファ部の内圧が一定レベルより大きいときにはほとんど容量変化しない構成としているので、上述のような若干の圧力変動(圧力低下)の下でも一定の容量が維持され、バッファ部から拡幅部への空気の流出が妨げられる。
また、前記液体吐出装置は、前記連通路を選択的に開閉可能な連通路開閉手段を備えることを特徴とする。
この発明の液体吐出装置によれば、上述のような空気の再流出を必要に応じて確実に防ぐことができ、また、拡幅部との圧力同期を必要に応じて切り替えることができるので、バッファ部の内圧制御の自由度を高めることができる。
また、前記液体吐出装置において、前記バッファ部は、当該バッファ部の外郭の少なくとも一部をなすと共に当該バッファ部の内圧変化に応じて変形ないし移動する受圧手段と、前記受圧手段の当該変形ないし移動に対する復元力を発生する復元手段と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記液体吐出装置において、前記復元手段は、定荷重ばねであることを特徴とする。
この発明の液体吐出装置によれば、簡単な仕組みでバッファ部を構成することができる。
また、復元手段を定荷重ばねとすることで、バッファ部の内圧が一定レベルより大きいときには容量を一定に保つ構成を、簡単に実現できる。
また、前記液体吐出装置は、前記吐出ヘッドのノズルから前記液体ないし空気を吸引する吸引手段を備えることを特徴とする。
この液体吐出装置によれば、拡幅部の内圧制御や、(供給)流路への液体の充填を簡単に行うことができる。
また、前記液体吐出装置は、前記吸引手段の動作と連動して前記液体容器から前記拡幅部への前記液体の供給を制限可能な供給制限手段を備えることを特徴とする。
拡幅部の内圧制御は、上述の吸引手段を用いたいわゆる吸引動作により行うことができる。しかし通常の吸引動作においては、液体容器側からの液体の供給により吸引動作で生じた減圧分が補償されるため、所定の圧力(真空度)に到達するまでに時間と液体の浪費を要し、また、容量を変化させるのに十分な真空度を得ることも困難である。
この発明の液体吐出装置によれば、供給制限手段を用いて液体容器からの液体の供給を制限した状態で吸引動作を行うことにより、拡幅部の減圧を効率的に且つ効果的に行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(液体吐出装置の全体構成)
まずは、図1を参照して、液体吐出装置の全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係る液体吐出装置の一例を表す概略平面図である。
液体吐出装置としてのプリンタ10は、筐体の外郭をなすフレーム11a,11b,11cと、フレーム11a〜11cで囲まれた領域にプラテン16を備えている。プラテン16は、紙等の記録媒体を支持し、支持した位置において液体としてのインクを記録媒体上に着弾させるために設けられている。記録媒体は、図示しない搬送機構によって図の上方から下方に向かって搬送される。
プラテン16と対向する位置には、吐出ヘッド14を搭載するキャリッジ15が備えられている。キャリッジ15は、フレーム11a,11cの内面に連結されたキャリッジガイド軸12によって支持され、またその移動が規定されており、キャリッジ駆動モータ19によりベルト13を介して動力が伝達されて、キャリッジガイド軸12に沿って往復運動できるようになっている。この構成において、吐出ヘッド14が、記録媒体に対して縦横に相対移動しつつインクを吐出することにより、所望の印刷が行われる。
プリンタ10は、含まれる色材の異なった数種のインクを使用してカラー印刷を行うようになっており、例えば、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色のインクを使用する。これら各色インクは、着脱可能な液体容器としてのインクカートリッジ22a〜22dに収容されて、図面右側に位置するカートリッジホルダ20に挿着されている。このインクカートリッジ22a〜22dは、例えば、プラスチックケース内に可撓性フィルムで形成された袋状容器を備えた構成となっている。
カートリッジホルダ20からは、インクカートリッジ22a〜22dと連通するように構成された供給管18a〜18dが引きまわされており、供給制御機構30a〜30d、圧力調整機構17a〜17dを介して吐出ヘッド14と接続されて、一連の供給流路を形成している。尚、各色インクに対応する供給管18a〜18d、供給制御機構30a〜30d、圧力調整機構17a〜17dの構造はそれぞれ共通しているため、以降におけるこれらについての説明は、供給管18a、供給制御機構30a、圧力調整機構17aで代表させて行うものとする。
プリンタ10は、カートリッジホルダ20の上面に加圧ポンプユニット28を備えており、通気管21a〜21d、カートリッジホルダ20を介して、インクカートリッジ22a〜22d内部に加圧空気を送り込み、インクを加圧状態で吐出ヘッド14に供給できるようになっている。この加圧ポンプユニット28は、例えば、ダイヤフラムポンプと圧力調整のためのレギュレータとから構成されている。
プリンタ10は、プラテン16の図面右方に、メンテナンスユニット25を備えており、図1においては、キャップ26とワイパ24とが図示されている。キャップ26は、吐出ヘッド14の吐出面を封止可能な部材であり、未使用状態における吐出ヘッド14の保全や後述する吸引動作に用いられる。ワイパ24は、ゴムなどで形成された板状の部材であり、吐出ヘッド14の吐出面に当接させた状態でキャリッジ15を移動させることにより、吐出面に付着したインクや汚れなどを払拭するために用いられる。
(供給系および廃液系の構成)
次に、図2、図3を参照して、プリンタの供給系および廃液系の構成について説明する。図2は、プリンタの供給系および廃液系に係る構成を一部模式的に示した断面図である。図3は、圧力調整機構の要部構成を示す図2のA−A断面図である。
尚、図2、図3は、上下方向が重力方向に対応するとして図示しており、また、流路の形状や寸法比率等は、便宜上、実際のものとは異なって表されている場合がある。
図2において、供給管18aと連通する供給制御機構30aの流路32は、供給制限手段としての開閉弁31によって開閉可能となっており、具体的には、例えば、流路32を形成する可撓性チューブを機械的に押し潰すように構成されている。開閉弁31の開閉動作は制御部35によって制御され、制御部35からの命令により、インクカートリッジ22aからのインクの供給を強制的に遮断することができる。
インクカートリッジ22aから供給制御機構30aを介して送られてきたインクは、圧力調整機構17aを経て吐出ヘッド14に供給される。
圧力調整機構17aは、流路が形成された合成樹脂等からなる基材50に、各種機構部品を組み合わせたものであり、供給管18aからインクを導入する導入路251と、導入路251と連通する導入室250と、導入室250と貫通孔245を介して連通する拡幅部としての圧力室240と、吐出ヘッド14と連通する導出路253とを備えている。導入室250と圧力室240との間には圧力調整弁241が設けられ、この圧力調整弁241は、圧力室240の内圧に応じた自己開閉動作を行い、圧力室240の内圧を一定に保つようになっている。この構成において、供給管18aから加圧供給されてきたインクは、導入路251、導入室250、圧力調整弁241を経て適度に減圧され、圧力室240から導出路253を通じて吐出ヘッド14に供給されることになる。
圧力調整機構17aはまた、圧力室240と連通路52を介して連通した分室であり、可撓性容器60で容量可変に構成されたバッファ部61を有している。このバッファ部61は、圧力室240におけるインクの充填性を高めるために設けられており、詳しい構成と機能については後述する。
吐出ヘッド14は、圧力調整機構17aと連通する導入路41と、インクを一時的に蓄えるリザーバ42と、リザーバ42から供給口43を介して複数に分岐して形成されたキャビティ44と、各キャビティ44に対応して形成されたノズル45とを備えている。キャビティ44には、圧電素子等の圧力発生手段(図示せず)が設けられており、ノズル45からインクを液滴として吐出することが可能となっている。ところで、正常な吐出を行うためには、キャビティ44におけるインクの液圧が大気圧よりも低くなったいわゆる負圧状態となっている必要があり、上述した圧力調整弁241は、この負圧状態を生成するために設けられているものである。
ここで、図3を参照して、圧力調整弁241に係る圧力調整機構17aの要部構成について説明する。
図3に示すように、圧力調整機構17aは、基材50と、基材50の両面に溶着されたフィルム248、フィルム249と、フィルム249に張り合わされた受圧板254とを備えている。そして、導入路251、導入室250、圧力室240、貫通孔245、導出路253および、連通路52、連通口51が形成されている。
圧力調整機構17aにおける圧力調整弁241は、次のように構成される。すなわち、圧力調整弁241は、貫通孔245に挿通された軸部255aと、軸部255aの一端側に形成された円板部255bとからなる弁体255を備えている。弁体255の円板部255bの一面は、バネ257の一端に当接しており、バネ257の他端はバネ座258に当接している。そして、図示するように、圧縮されたバネ257の弾性力によって弁体255は、図の右方に付勢され、円板部255bの他面は、シール部材259を圧接して、導入室250と圧力室240の間の連通を遮断している(閉弁状態)。弁体255の軸部255aの他端側の面は、可撓性膜としてのフィルム249を介して受圧板254に対向している。
受圧板254は、フィルム249の撓みに連動して移動可能となっている。ここで、インク等が導出路253から吐出ヘッド14に供給されて、圧力室240の内圧が下がると、フィルム249が内側に撓んで、受圧板254が矢印Mの向きに移動する。このとき、受圧板254はバネ260によって反力を受けるので、直ちに弁体255の軸部255aが押されることはないが、圧力室240の内圧と大気圧との差圧が大きくなるにつれて、受圧板254の変位量は大きくなって、やがて、弁体255が矢印Mの向きに押され始める。そして、圧力室240の内圧と大気圧との差圧が所定値よりも大きくなると、受圧板254の押し付け力はバネ257による付勢力に打ち勝ち、円板部255bをシール部材259から離間させる(開弁状態)。このとき、インクが導入室250から貫通孔245を通じて圧力室240内に流入し、圧力室240の内圧が補償され、再び閉弁状態に戻る。
このように、閉弁状態、圧力室240の内圧低下、開弁状態、圧力室240の内圧補償、閉弁状態、を繰り返すことにより、圧力室240は一定の負圧状態に維持される。ただし、後述する吸引動作により、あるいは吐出のデューティ(単位時間あたりの打ち込み量のこと)が著しく高くなるなどしてインクの消費速度が大きい場合には、圧力調整弁241を介した圧力室240へのインクの供給が間に合わず、圧力調整弁241の作動圧力以下にまで圧力室240が減圧されることもある。
再び図2に戻って、吐出ヘッド14に対向する位置には、吸引手段としてのメンテナンスユニット25が設けられており、ノズル面46を封止可能なキャップ26と、キャップ26の内底部に形成された貫通孔27およびこれと連通する廃液チューブ33を介してキャップ26の内部空間29を減圧可能な吸引ポンプ34とを備えている。吸引ポンプ34は、例えばチューブポンプであり、制御部35により駆動制御される。また、廃液チューブ33のキャップ26とは反対側の一端は、廃液タンク(図示せず)に繋がっている。
この構成において、キャップ26をノズル面46に密着させ、内部空間29を封止した状態で吸引ポンプ34を駆動すると、ノズル45からインク(インクが未充填の場合は空気)が吸引、排出され、インクカートリッジ22aからノズル45に至る一連の流路内をインクが連続的に流動する。このように、ノズル45からインクないし空気を吸引する動作のことを、以後、吸引動作と呼ぶ。
吸引動作は、上述した供給系の流路(吐出ヘッド14内の流路も含む)にインクを初期的に充填する初期充填動作や、供給系の流路に後発的に混入する気泡を排出し、再充填を行う再充填動作や、ノズル45内における劣化インクの除去、メニスカスの再形成等を目的とするクリーニング動作などに用いられる。これらの各動作においては、その目的に応じ、吸引ポンプ34による吸引速度、吸引量などが適宜設計されている。例えば、初期充填動作においては、多量のインクの流動と大きな流速を発生させる必要があるため、高速かつ多量の吸引を行う必要がある。他方、クリーニング動作においては、ノズル45近傍のインクをわずかに吸引すれば済むので、低速、微量の吸引でよい。
初期充填動作や再充填動作において、供給管18aや導入路251などの管状の流路にあっては、インクの充填は比較的容易である。しかし、圧力室240のような大きく拡幅された流路(液室)にあっては、導入路251や貫通孔245の位置とインクの液位との関係から当該液室の上部に空気が滞留しやすく、インクの充填が困難である。バッファ部61は、このような事情に鑑み、圧力室240におけるインク充填性の向上を図るために設けられたものである。
(バッファ部の詳細説明)
次に、図2、図4、図5を参照して、バッファ部の構成および機能について詳細に説明する。図4は、圧力調整機構の要部構成を示す図2のB−B断面図である。図5は、バッファ部の内圧と容量の関係を示す図である。
図2、図4において、バッファ部61を形成する可撓性容器60は、基材50に形成された凹部70と合成樹脂等からなる天板71とで囲まれた空間72内に収容されている。天板71には貫通孔73が形成されていて、この貫通孔73を通して空間72は大気開放されている。
可撓性容器60は、プラスチックフィルム等の可撓性部材で袋状に形成されたものであり、扁平な形状を有している。可撓性容器の扁平な一面は基材50に接着固定されて固定面60aとなっており、固定面60aに対向する他方の一面は、板状部材の受圧板65が接着固定されて剛性を有した受圧手段としての可動面60bとなっている。側面60cには、折り目62が形成され、可撓性容器60は、この折り目62によって折りたたみ可能に構成されている。これらの構成により、可動面60bは図面左右方向に移動し、また、当該移動によってバッファ部61の容量を再現良く変化させることができる。
可撓性容器60の固定面60aには、円筒状の連通口部材63が取り付けられており、基材50に形成された連通路52と連通してバッファ部61に通じる連通口64を形成している。また、連通路52の他端の開口は圧力室240の上部に形成されて連通口51となっている。かくして、バッファ部61と圧力室240との間で、連通路52を介して流体(空気やインク)の移動が可能となっている。
連通路52には、供給制御機構30aの開閉弁31と同様に構成された連通路開閉手段としての開閉弁53が設けられており、制御部35によって連通路52の開閉制御を行うことができる。これにより、バッファ部61と圧力室240との間における流体の授受は、開閉弁53の開閉制御によって確実に制御することができる。また、この開閉制御を利用して、バッファ部61の内圧を圧力室240の内圧に同期させたり、または圧力室240とは独立に維持させたりすることができ、バッファ部61の内圧制御の自由度を高めている。
受圧板65には、復元手段としての定荷重ばね66の可動端66aが固定されており、定荷重ばね66の基部66bは、天板71に固定されている。この定荷重ばね66は、所定値以上の負荷までは可動端66aがほとんど変位せず、負荷が当該所定値を超えると可動端66aが大きく変位する特性を有している。
上述の構成において、バッファ部61が大気開放された定常状態においては、可撓性容器60は定荷重ばね66の付勢力によって十分に膨らんだ状態となっている(大容量状態)。そして、バッファ部61の内圧が低下すると、可撓性容器60の内外の圧力差によって可動面60bが図面左向きの力を受け、さらに当該圧力差が一定値を超えると、定荷重ばね66の可動端66aが延びて可撓性容器60は小さく押し潰された状態となる(小容量状態)。図5は、バッファ部61の容量−内圧特性を示しており、図示するように、バッファ部61は、臨界圧力Pcの前後で容量変化するようになっている。尚、図4は、可撓性容器60が大容量状態から小容量状態へ移行する過渡状態を示している。
図2に戻り、バッファ部61が小容量状態から大容量状態に変化するときには、圧力室240から連通路52を介してバッファ部61へ至る流体の流れが発生する。この積極的な流れを、導出路253からの排出経路とは別の、新たな空気の排出経路(排気経路)として利用することにより、圧力室240におけるインク充填性を向上させることが可能である。つまり、バッファ部61は、圧力室240から空気を吸入して蓄えておく空気溜めとしての機能を果たしている。
連通路52を、圧力室240からの排気経路とする場合には、圧力室240における連通口51の位置とインクの液位との関係が重要である。すなわち、圧力室240において連通口51の位置よりもインクの液位が上昇した状態においては、連通口51は空気の排出口として機能できなくなるからである。従って、連通口51の位置はこの点に配慮して設けられていることが好ましく、本実施形態では、圧力室240の上部に連通口51が形成されている。また、圧力室240から連通路52を通して無用なインクがバッファ部61に流入しにくいように、連通路52は、連通口51から上向きに傾斜して形成されている。
連通路52を圧力室240からの排気経路とする場合においては、インクの充填に先立ってバッファ部61を減圧し、小容量状態にする必要がある。この減圧は、吸引動作により行うことができ、充填動作における一連の手順と組み合わせて簡単に行うことができる。かくして、吸引動作によりバッファ部61を小容量状態としておいた状態から、当該吸引を停止してバッファ部の内圧を回復させることで、圧力室240から連通路52を介してバッファ部61に空気が排出され、圧力室240にインクが良好に充填される。
他方、充填動作時以外においては、バッファ部61はその容量を維持することが望ましい。例えば、吐出のデューティが著しく高くなったときや、クリーニング動作における低速、微量の吸引によって圧力室240の内圧が低下した場合にバッファ部61の容量が縮小すると、連通路52を通じて圧力室240に空気が再流出してしまう可能性があるからである。
本実施形態におけるバッファ部61は、定荷重ばね66を用いることにより、内圧が臨界圧力Pc以上であるときには容量がほとんど変化しない構成としているため、臨界圧力Pcの適切な設計により、上述のような課題に対する対応がなされている。
また、本実施形態のプリンタ10は、連通路52に開閉弁53を備えているので、充填動作時以外は連通路52の開閉弁53を常時閉じておくことによって、上述のような再流出を積極的に禁止することも可能である。
尚、バッファ部61の内圧−容量特性(図5参照)に関して、定荷重ばね66を用いて構成した上述の対応は、プリンタ10における吐出信頼性の向上を図るための加重要件であって、本願発明の必須要件ではない。すなわち、本発明において、定荷重ばね66に代えて線形ばねを用いたバッファ部61の構成を否定するものではない。
(充填動作)
以下では、図2を参照しつつ、図6の時間軸に沿って、具体的な充填動作の流れについて説明する。図6は、初期充填動作における制御部の制御タイミングと、圧力室の内圧およびバッファ部の容量の変化を示す図である。
先に述べたように、充填動作には未充填状態のプリンタ10に最初にインクを充填する初期充填動作と、インクカートリッジ22aの交換等によって供給系の流路に後発的に気泡が混入した際に、このような気泡を排出する再充填動作とがある。両者は、吸引量などのパラメータについての差はあるものの、シーケンスの主構成については共通しているため、ここでは、初期充填動作で代表させて説明を行うことにする。
図6に示すように、初期段階(図6のステップS0)において、開閉弁53、開閉弁31は開いた状態であり、吸引ポンプ34は停止した状態である。また、圧力室240はノズル45を介して大気開放されており、このときのバッファ部61は大容量状態である。
ステップS0の状態から、キャップ26を吐出ヘッド14のノズル面46に当接させ、開閉弁31を閉じ、吸引ポンプ34を高速駆動して吸引動作を開始する。この吸引動作により、図6に示すように圧力室240の内圧は大きく低下する(図6のステップS1)。開閉弁31を閉じた状態で吸引動作を行うのは、吸引動作による圧力室240の減圧効率を高めるためである。すなわち、開閉弁31を開いた状態で吸引動作を行った場合には、圧力室240に空気やインクが連続的に供給されて圧力の低下が補償されるため、一定レベルまでの減圧に時間を要し、また、十分な圧力(真空度)まで到達できないため、開閉弁31を閉じてインクの供給を遮断するものである。このように、インクカートリッジ22aからのインクの供給を制限(チョーク)して行う吸引動作のことを、特にチョーク吸引動作と呼ぶ。
圧力室240の内圧、すなわちバッファ部61の内圧が臨界圧力Pc(図5参照)に達すると、バッファ部61の容量は減少を始め、大容量状態から小容量状態へと変化する(図6の容量減少ステップS2)。そして、圧力室240の内圧は、チョーク吸引動作での到達限界圧力であるP1に漸近する。この容量減少ステップS2により、バッファ部61を構成する定荷重ばね66には、バッファ部61を大容量状態に復元させるための弾性エネルギーが蓄えられる。
容量減少ステップS2は、上述のようにチョーク吸引動作を用いず、通常の吸引動作によっても行うこともできる。この場合、到達限界圧力は、P1よりも大きくなるため、吸引動作の能力に合わせてバッファ部61の容量変化の臨界圧力Pcを本実施形態よりも高く設定する必要がある。ただしこの場合、非充填動作時(印刷時やクリーニング動作時)におけるバッファ部61(圧力室240)の内圧を、臨界圧力Pcから十分に高く保つことが困難となり、場合によっては、印字安定性等に影響を及ぼす可能性もある。すなわち、本実施形態では、容量減少ステップS2においてチョーク吸引動作を行う構成とすることで、臨界圧力Pcの設計の自由度を高め、ひいては、非充填動作時におけるバッファ部61の安定性の向上を図っているのである。
圧力室240の内圧がP1に到達したら、開閉弁53を閉じて圧力室240とバッファ部61との圧力同期を止め、開閉弁31を開いて圧力制御機構17aおよび吐出ヘッド14における一連の流路にインクを流入させる(図6の予備充填ステップS3)。この予備充填ステップS3においては、圧力室240からノズル45を通じて空気が排出され、代わりに導入路251、圧力調整弁241を通じて圧力室240にインクが充填される。
この予備充填ステップS3においては、連通路52が排気経路としての機能を果たさないため、圧力室240における充填性は、バッファ部61を有さない従来の圧力調整機構17aと変わりない。すなわち、一定時間以上吸引動作を続けても、貫通孔245より上位にインクを充填することは困難であり、圧力室240の上部に空気が残ることになる。そこで、吸引ポンプ34を低速駆動に切り替え、ノズル45からのインクの排出量を抑えることになる。かくして、圧力室240の内圧はP2に漸近し、流路におけるインクの流速は緩やかになる(図6のステップS4)。
ステップS3,S4では、開閉弁53が閉じられることでバッファ部61の内圧が圧力室240の内圧と非同期の状態となっているので、バッファ部61の内圧はP1に保たれ、その容量は小容量状態を維持することになる。これにより、バッファ部61の容量制御に拘束されることなく、ステップS3,S4において吸引ポンプ34の駆動条件を自由に変化させることが可能となっている。
ステップS4において圧力室240の内圧がP2になったら、開閉弁53を開いてバッファ部61の内圧を圧力室240の内圧に同期させ、バッファ部61を小容量状態から大容量状態に変化させる。このとき、圧力室240の上部に残っていた空気が連通口51から排出され、圧力室240のインク充填が行われる(図6の付加充填ステップS5)。
付加充填ステップS5によって、圧力室240内にインクが良好に充填されたら、吸引ポンプ34の駆動を停止して吸引動作を止める(図6のステップS6)。このときの圧力室240の内圧は、圧力調整弁241の作動圧力であるP3(<大気圧)となる。この後、吸引ポンプ34による微量吸引動作や、ワイパ24(図1参照)によるノズル面46の払拭動作などを適宜行い、初期充填動作が終了する。
本実施形態において、付加充填ステップS5に先立って予備充填ステップS3を行う構成としたのは、連通路52を排気経路とするインク充填(付加充填ステップS5)には、バッファ部61の容量に依存して時間的、排気量的に限りがあることに鑑みたものである。すなわち、導出路253を排気経路とする通常の充填(予備充填ステップS3)を前もって行い、圧力室240にある程度インクを満たしておいてから付加充填ステップS5を行うことで、付加充填ステップS5の優れた充填性を効果的に利用できるようにしたものである。つまり、予備充填ステップS3は、付加充填ステップS5の充填性そのものに影響を与えるのではなく、付加充填ステップS5の利用タイミングを適切に図るために設けられた加重要件である。
本実施形態の充填動作では、開閉弁53を開く際に、圧力室240の内圧P2がバッファ部61の内圧P1よりも高くなるようにしている。これにより、圧力室240からバッファ部61への排気が勢い良くなされ、圧力室240の充填性をより高めることができる。このように、付加充填ステップS5に臨んで開閉弁53を用い、ステップS3,4において圧力室240とバッファ部61との内圧制御を非同期としたことで、付加充填ステップS5の効果を高めるようにしたものである。
また、本実施形態の充填動作では、付加充填ステップS5において、吸引ポンプ34を低速駆動して吸引動作を行いつつ、圧力室240へのインク充填を行っている。このようにすることで、圧力室240からバッファ部61への排気が行われる過程で、圧力調整弁241を介したインクの供給が間に合わなくなることによる吐出ヘッド14側からのインクの逆流を、未然に防ぐことができる。
また、このような課題に鑑みて、圧力調整弁241からのインク供給速度と連通路52からの排気速度のバランスが、圧力調整機構17aの設計において配慮されていることが望ましい。例えば、連通路52の形状等により適度な流動抵抗(圧力損失)が生じるようにしておくことや、可撓性容器の縮小、拡張に対して適度な負荷がかかるようにしておくことなどが考えられる。
本発明は上述の実施形態に限定されない。
例えば、本発明におけるバッファ部は、剛性容器とピストン様の可動壁部材を用いて構成されていてもよい。また、弾性膜のような、壁面が復元力を発生する復元手段として機能すると共に、内圧に応じて容量を可変する受圧手段としても機能するものを用いてバッファ部が構成されていてもよい。
また、本発明における拡幅部およびバッファ部の態様は、圧力調整機構17aについて適用された上述の実施形態に限定されない。例えば、特許文献1に係る圧力ダンパ機構もまた、管状の流路と連通して拡幅された拡幅部を備えており、当該拡幅部についてバッファ部を構成した態様も本発明に含まれる。この他、供給系に係る同様の流路構造を有する液体吐出装置について、本発明は適用される。
また、連通路52を開閉可能な開閉弁53は、本発明におけるプリンタ10の必須の要件ではなく、充填動作は、開閉弁53を用いずとも行うことができる。この場合、バッファ部61の容量制御は、吸引動作の吸引速度により、圧力室240の内圧を変化させることで行う。
また、各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わせたり、省略したり、図示しない他の構成と組み合わせたりすることができる。
本実施形態に係る液体吐出装置の一例を表す概略平面図。 プリンタの供給系および廃液系に係る構成を一部模式的に示した断面図。 圧力調整機構の要部構成を示す図2のA−A断面図。 圧力調整機構の要部構成を示す図2のB−B断面図。 バッファ部の内圧と容量の関係を示す図。 初期充填動作における制御部の制御タイミングと、圧力室の内圧およびバッファ部の容量の変化を示す図。
符号の説明
10…液体吐出装置としてのプリンタ、14…吐出ヘッド、15…キャリッジ、17a〜17d…圧力調整機構、18a〜18d…管状の流路としての供給管、22a〜22d…液体容器としてのインクカートリッジ、25…吸引手段としてのメンテナンスユニット、26…キャップ、27…貫通孔、29…内部空間、30a〜30d…供給制御機構、31…供給制御手段としての開閉弁、32…管状の流路としての流路、33…廃液チューブ、34…吸引ポンプ、35…制御部、41…導入路、42…リザーバ、43…供給口、44…キャビティ、45…ノズル、46…ノズル面、50…基材、51…連通口、52…連通路、53…連通路開閉手段としての開閉弁、60…可撓性容器、60a…固定面、60b…受圧手段としての可動面、60c…側面、61…バッファ部、62…折り目、63…連通口部材、64…連通口、65…受圧板、66…復元手段としての定荷重ばね、66a…可動端、66b…基部、70…凹部、71…天板、72…空間、73…貫通孔、240…拡幅部としての圧力室、241…圧力調整弁、245…貫通孔、248…フィルム、249…フィルム、250…導入室、251…管状の流路としての導入路、253…管状の流路としての導出路、254…受圧板、255…弁体、255a…軸部、255b…円板部、257…バネ、258…バネ座、259…シール部材、260…バネ。

Claims (9)

  1. 液体容器から吐出ヘッドに液体を供給する管状の流路と、当該管状の流路と連通して拡幅された流路を形成する拡幅部とを備えた液体吐出装置であって、
    前記拡幅部と連通路を介して連通し、内圧に応じて容量可変に構成されたバッファ部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記液体吐出装置が設置された状態において、前記連通路の前記拡幅部側の開口は、当該拡幅部内における重力方向上方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記液体吐出装置が設置された状態において、前記連通路の少なくとも一部は、前記拡幅部から前記バッファ部に向かって重力方向上方に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記バッファ部は、当該バッファ部の内圧が所定値より大きいときにはほぼ一定の容量であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記連通路を選択的に開閉可能な連通路開閉手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記バッファ部は、当該バッファ部の外郭の少なくとも一部をなすと共に当該バッファ部の内圧変化に応じて変形ないし移動する受圧手段と、前記受圧手段の当該変形ないし移動に対する復元力を発生する復元手段と、を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記復元手段は、定荷重ばねであることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
  8. 前記吐出ヘッドのノズルから前記液体ないし空気を吸引する吸引手段を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記吸引手段の動作と連動して前記液体容器から前記拡幅部への前記液体の供給を制限可能な供給制限手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
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