JP5381518B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドに供給する液体を貯留する液体タンクと、
前記記録ヘッドに前記液体を供給する第1の流路と、
前記液体タンクに連通する第2の流路と、
前記第1の流路と前記第2の流路を連通させ、前記第1の流路を流れる液体の流量に応じて内部の流路抵抗が変化する圧力調整弁と、
前記第2の流路又は前記液体タンクと前記圧力調整弁とを連通する第3の流路と、
前記第3の流路に設けられる送液手段と、
前記第1の流路内に設けられた圧力変動を抑制する圧力変動抑制手段と、を有し、
前記圧力変動抑制手段は、前記第1の流路内の圧力に応じて変位する変位部材と、前記変位部材を付勢する第1の弾性部材とで構成され、
前記ノズルから液滴を吐出するときには、前記圧力調整弁を介して前記記録ヘッドと前記液体タンクが連通している状態で、前記送液手段により前記液体を前記液体タンクから前記記録ヘッドに送液し、
前記第1の流路の一端部は前記記録ヘッドに接続され、他端部は前記圧力調整弁に接続され、
前記第2の流路の一端部は前記液体タンクに接続され、他端部は前記圧力調整弁に接続され、
前記第3の流路の一端部は前記第2の流路又は前記液体タンクに接続され、他端部は前記圧力調整弁に接続されている
構成とした。
前記圧力調整弁は、内部流路に流路方向に沿って移動可能に配設された移動部材を有し、前記移動部材が移動することで流路抵抗が変化する構造であり、
前記圧力変動抑制手段は、ケースの開口部に設けられた前記変位部材と、前記変位部材を前記ケースの外方に向けて付勢する前記第1の弾性部材とを有し、
前記圧力調整弁の移動部材が前記第1の流路方向に移動したときに前記圧力変動抑制手段の前記変位部材が内方に変位し、前記圧力調整弁の移動部材が前記第2の流路方向に移動したときに前記圧力変動抑制手段の前記変位部材が外方に変位する
構成とできる。
このインクジェット記録装置は、本体フレーム1に立設された左右の側板1L、1Rに横架したガイド部材であるガイドロッド2と、本体フレーム1に横架される後フレーム1Bに取付けられたガイドレール3とで、キャリッジ4を主走査方向(ガイドロッド長手方向)に摺動自在に保持し、キャリッジ4を図示しない主走査モータとタイミングベルトによってガイドロッド2の長手方向(主走査方向)に移動走査する。
このインク供給システムは、記録ヘッド10に供給するインクを貯留するインクカートリッジ76と、記録ヘッド10にインクを供給する第1の流路である液体供給チューブ41と、インクカートリッジ76に連通する第2の流路42と、第1の流路である液体供給チューブ41と第2の流路42を連通させる圧力調整弁である流路抵抗可変ユニット83を含む圧力制御ユニット81と、第2の流路42と圧力制御ユニット81とを連通する第3の流路43と、第3の流路43に設けられる送液手段であるポンプ78とを有している。
図9(a)は記録ヘッド10から滴吐出を行っていない状態、あるいは、吐出流量が少ない条件での流路抵抗可変ユニット83の状態を示している。この状態では、弁体88はポート86b側にある。図9(a)に示すように、管部材87と弁体88の下部88bの間のギャップGbと、第1の絞り部となる貫通穴84との流体抵抗の総和が管部材87と弁体88の上部88tのギャップGtの流体抵抗よりも大きいこと、更に、ポート86aの先には図8に示すように流体抵抗の大きい液体供給チューブ41やフィルタ109があるため、矢印Qaで示すポンプ78によって送液されたインクは、流れやすいポート86b側に流れる(矢印C)。したがって、ポンプ78によって発生するインクの流れは、図8におけるポンプユニット80と流路抵抗可変ユニット83で形成されるループ経路内を循環するだけであり、液体吐出ヘッド10の圧力にはほとんど影響を与えない。
前述したように、圧力調整弁としての流路抵抗可変ユニット83と記録ヘッド10との間をつなぐ第1の流路内は、圧力変動を抑制する圧力変動抑制手段(以下「ダンパ」又は「ダンパ機構」という。)を含むヘッドタンク30が設けられている。
まず、上述したインク供給システムにおける液体吐出ヘッド(記録ヘッド10)の圧力プロファイルの一例を図13に示している。
同図において、ダンパなしのときのプロファイルに着目すると、0sの時点におけるヘッド10の圧力は、ヘッド10のノズル15の高さがインクカートリッジ76内のインク液面高さ(インク液面高さはインク残量によって変動するのでジョイント89の高さで調整する)よりも100mm上方に設置されているため約−1kPaとなる(図8参照)。時間5sでモータ82によってポンプ78を駆動させると、前述したように、アシスト圧が発生し、ヘッド10の圧力は約0.6kPa加圧され、15s経過した時点でヘッド10のノズル15すべてからインク滴を吐出した直後、ヘッド10の圧力が約−4kPaに到達してしまう。
このヘッドタンク30は、前記第1実施形態のヘッドタンク30において、タンクケース101の少なくとも一つの面の開口部に取り付けられた変位部材102の更に外側にカバー203が設けられて、カバー203とタンクケース101が接着又は溶着などで固定されている。そして、変位部材102とカバー203との間にはばねからなる第2の弾性部材202が内蔵されており、変位部材102は第1の弾性部材(ばね)201と第2の第性部材(ばね)202によって両面から付勢されている。
このヘッドタンク30は、前記第1実施形態のヘッドタンク30において、タンクケース101の少なくとも一つの面の開口部に取り付けられた変位部材102の更に外側にカバー203が設けられて、カバー203とタンクケース101が接着又は溶着などで固定されている。そして、変位部材102とタンクケース101との間、変位部材120とカバー203との間にはうず巻きばねからなる第1の弾性部材204及び第2の弾性部材205がそれぞれ内蔵されており、変位部材102は第1の弾性部材204と第2の第性部材205によって両面から付勢されている。
このヘッドタンク30は、前記第1実施形態のヘッドタンク30において、タンクケース101の少なくとも一つの面の開口部に取り付けられた変位部材102の更に外側にカバー203が設けられて、カバー203とタンクケース101が接着又は溶着などで固定されている。そして、変位部材102とタンクケース101との間、変位部材120とカバー203との間には板ばねからなる第1の弾性部材206及び第2の弾性部材206がそれぞれ内蔵されており、変位部材102は第1の弾性部材206と第2の第性部材207によって両面から付勢されている。
このヘッドタンク30はタンクケース101と蓋220の2部品から構成されており、2色分のインクをそれぞれ収容できるインク収容室210、211を有している。そして、図18において、第1のインク収容室210は同図に向かって手前に開口部を有しており、この開口部には図示しない変位部材が溶着又は接着されている。第2のインク収容室211は、同図で向かって奥側に開口部を有しており、その他の構成は第1のインク収容室210と同じである。液体供給チューブ41との接続口213から各インク収容室210、211に供給されたインクは、蓋220に取り付けられたフィルタ109を図中下から上向きに通過し、共通流路17、液室16、ノズル15の順に供給される(インク収容室210についてのインクの流れを矢印で示している。)。なお、蓋220の上部はフィルタ109を通過したインクをヘッド10へ供給するための溝223が掘られており、この溝223の開口部に可撓性フィルム212を溶着又は接着することでインク供給流路が形成されている。
10 記録ヘッド
30 ヘッドタンク
41 供給チューブ(第1の流路)
42 第2の流路
43 第3の流路
76 インクカートリッジ(メインタンク:液体タンク)
77 カートリッジホルダ
78 ポンプ(アシストポンプ)
80 ポンプユニット
81 圧力制御ユニット
83 流体抵抗制御ユニット
87 管部材(流路形成部材)
88 弁体
101 タンクケース
102 変位部材
201、204、206 第1の弾性部材
202、205、207 第2の弾性部材
Claims (9)
- 液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドに供給する液体を貯留する液体タンクと、
前記記録ヘッドに前記液体を供給する第1の流路と、
前記液体タンクに連通する第2の流路と、
前記第1の流路と前記第2の流路を連通させ、前記第1の流路を流れる液体の流量に応じて内部の流路抵抗が変化する圧力調整弁と、
前記第2の流路又は前記液体タンクと前記圧力調整弁とを連通する第3の流路と、
前記第3の流路に設けられる送液手段と、
前記第1の流路内に設けられた圧力変動を抑制する圧力変動抑制手段と、を有し、
前記圧力変動抑制手段は、前記第1の流路内の圧力に応じて変位する変位部材と、前記変位部材を付勢する第1の弾性部材とで構成され、
前記ノズルから液滴を吐出するときには、前記圧力調整弁を介して前記記録ヘッドと前記液体タンクが連通している状態で、前記送液手段により前記液体を前記液体タンクから前記記録ヘッドに送液し、
前記第1の流路の一端部は前記記録ヘッドに接続され、他端部は前記圧力調整弁に接続され、
前記第2の流路の一端部は前記液体タンクに接続され、他端部は前記圧力調整弁に接続され、
前記第3の流路の一端部は前記第2の流路又は前記液体タンクに接続され、他端部は前記圧力調整弁に接続されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記圧力調整弁は、内部流路に流路方向に沿って移動可能に配設された移動部材を有し、前記移動部材が移動することで流路抵抗が変化する構造であり、
前記圧力変動抑制手段は、ケースの開口部に設けられた前記変位部材と、前記変位部材を前記ケースの外方に向けて付勢する前記第1の弾性部材とを有し、
前記圧力調整弁の移動部材が前記第1の流路方向に移動したときに前記圧力変動抑制手段の前記変位部材が内方に変位し、前記圧力調整弁の移動部材が前記第2の流路方向に移動したときに前記圧力変動抑制手段の前記変位部材が外方に変位する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記圧力変動抑制手段の変位部材は、前記記録ヘッドに初期負圧を形成したときに変位可能範囲の中間位置に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記圧力変動抑制手段の変位部材は、変位可能量をZ、前記圧力調整弁の応答遅れで生じる圧力変動の内、負圧側の圧力変動P1と正圧側の圧力変動P2との比をP1:P2としたとき、前記記録ヘッドに初期負圧を形成したときに、Z×{P2/(P1+P2)}、だけ内側へ変位した位置に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記圧力変動抑制手段は、前記第1の弾性部材と反対側から前記変位部材を付勢する第2の弾性部材を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記弾性体は、圧縮コイルばね、板ばね、うず巻きばねのいずれかであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記変位部材は、可撓性フィルム部材又は発泡体のエラストマーであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記圧力変動抑制手段と前記記録ヘッドとの間に第2の圧力変動抑制手段を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記第2の圧力変動抑制手段は、前記液体を収容したバッファ室と、前記バッファ室の少なくとも一つの面を構成する可撓性フィルムと、液体中の異物をろ過するためのフィルタ部材とを有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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