JP5282656B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドに供給する液体を貯留する液体タンクと、
前記記録ヘッドに前記液体を供給する第1の流路と、
前記液体タンクに連通する第2の流路と、
前記第1の流路と前記第2の流路を連通させ、前記第1の流路を流れる液体の流量に応じて内部の流路抵抗が変化する圧力調整弁と、
前記第2の流路又は前記液体タンクと前記圧力調整弁とを連通する第3の流路と、
前記第3の流路に設けられる送液手段と、
前記ノズルから液滴を吐出するときには、前記圧力調整弁を介して前記記録ヘッドと前記液体タンクが連通している状態で、前記送液手段により前記液体を前記液体タンクから前記記録ヘッドに送液させる手段と、
前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
前記キャップに接続された吸引手段と、
前記キャップで前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングした状態で前記吸引手段を駆動させて前記キャップとノズル面との間のキャップ内空間を負圧にし、この状態で前記送液手段により前記液体を前記液体タンクから前記記録ヘッドに送液させる手段と、を備えている
構成とした。
このインクジェット記録装置は、本体フレーム1に立設された左右の側板1L、1Rに横架したガイド部材であるガイドロッド2と、本体フレーム1に横架される後フレーム1Bに取付けられたガイドレール3とで、キャリッジ4を主走査方向(ガイドロッド長手方向)に摺動自在に保持し、キャリッジ4を図示しない主走査モータとタイミングベルトによってガイドロッド2の長手方向(主走査方向)に移動走査する。
まず、インク供給システムについて説明すると、記録ヘッド10に供給するインクを貯留するインクカートリッジ76と、記録ヘッド10にインクを供給する第1の流路である液体供給チューブ41と、インクカートリッジ76に連通する第2の流路42と、第1の流路である液体供給チューブ41と第2の流路42を連通させる圧力調整弁である流路抵抗可変ユニット83を含む圧力制御ユニット81と、第2の流路42と圧力制御ユニット81とを連通する第3の流路43と、第3の流路43に設けられる送液手段であるポンプユニット80のポンプ78とを有している。
図10(a)は記録ヘッド10から滴吐出を行っていない状態、あるいは、吐出流量が少ない条件での流路抵抗可変ユニット83の状態を示している。この状態では、弁体88はポート86b側にある。図10(a)に示すように、管部材87と弁体88の下部88bの間のギャップGbが管部材87と弁体88の上部88tのギャップGtよりも大きいこと、更に、ポート86aの先には図9に示すように流体抵抗の大きい液体供給チューブ41やフィルタ109があるため、矢印Qaで示すポンプ78によって送液されたインクは、流れやすいポート86b側に流れる(矢印C)。したがって、ポンプ78によって発生するインクの流れは、図9におけるポンプユニット80と流路抵抗可変ユニット83で形成されるループ経路内を循環するだけであり、記録ヘッド10の圧力にはほとんど影響を与えない。
この制御部500は、この装置全体の制御を司るアシスト動作及び維持回復動作に関する制御を行う手段を兼ねるCPU501と、CPU501が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM502と、画像データ等を一時格納するRAM503と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ504と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC505とを備えている。
まず、カートリッジホルダ77にインクカートリッジ76が装着されているか否かを判別し、インクカートリッジ76が装着されていないときにはカートリッジ装着要求を操作パネル514に表示する。
図13の時点t0で吸引ポンプ53を駆動して吸引を開始することで、キャップ内圧力が低下(負圧が上昇)し、弁体88が上面に突き当たって停止した時点t1からキャップ内圧力は急激に低下(負圧が上昇)する。つまり、圧力調整ユニット81は液体の流量変化が予め定めた閾値未満のときの流体抵抗の上昇率に対して閾値以上になったときの流体抵抗の上昇率が大きくなる。これにより、吸引圧によるキャップ内へのインク排出量が低下してキャップ内圧力が急激に低下する(負圧が上昇する)ことで、ヘッドのノズル内流速が高まり異物などの排出性が高まる。
この例では、図示しないがキャップ52aの圧力を検出する手段を備えている。そして、前記第1実施形態において、記録ヘッド10のノズル面10aをキャッピングし、吸引ポンプ53を駆動してキャップ52a内を負圧にしてノズル15からインクの吸引排出を開始し、キャップ内圧力が第1の所定値になったときに、アシストポンプ78を駆動して圧力調整ユニット81に対してインクを供給し、キャップ内圧力が第2の所定値になったときに吸引ポンプ53の駆動を停止してノズル吸引を停止し、アシストポンプ78の駆動を停止する。
まず、この実施形態では、予め負圧駆動時間(吸引ポンプの駆動時間)と送液時間(アシストポンプの駆動時間)とを対応付けたテーブルを内部ROMなどの記憶手段に格納保持している。ここでは、時間は内部カウンタのカウント値として記憶している。例えば、図16に示す例において、「吸引回復動作1」は、アシストポンプ78の駆動停止タイミングが、キャップ内圧力が正圧になった時点になる送液時間(カウント値)、「吸引回復動作2」は、アシストポンプ78の駆動停止タイミングが、キャップ内圧力が正圧になる前の時点になる送液時間(カウント値)としている。具体的には、キャップ吸引駆動時間のカウント値「500」でキャップ内負圧値が−10kPa相当になり、アシストポンプ78をカウント値「250」相当の時間駆動することでキャップ内圧力が正圧になり、アシストポンプ78をカウント値「200」相当の時間駆動することでキャップ内圧力が正圧になる前(負圧値−0.1kPa)で送液が停止される。
10 記録ヘッド
30 サブタンク
41 インク供給チューブ(第1の流路)
42 第2の流路
43 第3の流路
51 維持回復機構
52a 吸引及び保湿用キャップ
52b 保湿用キャップ
53 吸引ポンプ(吸引手段)
76 インクカートリッジ(メインタンク:液体タンク)
77 カートリッジホルダ
78 ポンプ(アシストポンプ)
80 ポンプユニット
81 圧力制御ユニット
83 流体抵抗制御ユニット
87 管部材(流路形成部材)
88 弁体
Claims (7)
- 液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドに供給する液体を貯留する液体タンクと、
前記記録ヘッドに前記液体を供給する第1の流路と、
前記液体タンクに連通する第2の流路と、
前記第1の流路と前記第2の流路を連通させ、前記第1の流路を流れる液体の流量に応じて内部の流路抵抗が変化する圧力調整弁と、
前記第2の流路又は前記液体タンクと前記圧力調整弁とを連通する第3の流路と、
前記第3の流路に設けられる送液手段と、
前記ノズルから液滴を吐出するときには、前記圧力調整弁を介して前記記録ヘッドと前記液体タンクが連通している状態で、前記送液手段により前記液体を前記液体タンクから前記記録ヘッドに送液させる手段と、
前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
前記キャップに接続された吸引手段と、
前記キャップで前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングした状態で前記吸引手段を駆動させて前記キャップとノズル面との間のキャップ内空間を負圧にし、この状態で前記送液手段により前記液体を前記液体タンクから前記記録ヘッドに送液させる手段と、を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記圧力調整弁は、前記液体の流量変化が予め定めた閾値未満のときの前記流路抵抗の上昇率に対して前記閾値以上になったときの前記流路抵抗の上昇率が大きくなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記キャップ内の圧力を検出する手段を備え、前記キャップ内の圧力が正圧以上になるまで前記液体を前記液体タンクから前記記録ヘッドに送液することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記キャップ内の圧力を検出する手段を備え、前記キャップ内の圧力が正圧になる前に前記液体タンクから前記記録ヘッドへの送液を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記液体タンクから前記記録ヘッドへの送液は前記吸引手段の駆動時間に対応して予め定められた送液時間の間行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記送液時間は、前記キャップ内の圧力が正圧以上になる時間であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記送液時間は、前記キャップ内の圧力が正圧未満にとどまる時間であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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