JP4631530B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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本発明は、複数のノズル群を有する液滴吐出ヘッドと、液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、液滴吐出ヘッドをノズル群毎に吸引回復動作可能なメンテナンスユニットを備えた液滴吐出装置に関する。
搬送ベルトに吸着されて搬送される記録用紙(記録媒体)に、インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)のノズルからインク滴を吐出して画像を記録するインクジェット記録装置(液滴吐出装置)は、従来から知られている。このようなインクジェット記録装置では、メンテナンスユニットにより、ノズルに対して吸引回復動作(メンテナンス)が行われる。
また、近年では、画像形成速度の高速化のため、搬送する記録用紙の全幅に亘ってノズルを配置したインクジェット記録ヘッドを搭載したインクジェット記録装置が提案されている。このようなインクジェット記録ヘッドは、紙幅相当を一括して印字するため、例えば複数のノズル群を備えた印字ユニットを複数接続して構成される。そして、この場合、各印字ユニットに対してインクを供給するための個別流路が、共通のインク供給流路から分岐して設けられる。
ところで、このような構成のインクジェット記録ヘッドにおいて、全てのノズルを一括して吸引回復動作を行おうとすると、ポンプに高い吸引能力が必要とされ、ポンプサイズの大型化、コストアップ等の問題が起きる。そのため、このインクジェット記録ヘッドでは、印字ユニット毎にノズルの吸引回復動作を行うようにしており、これによって、ポンプサイズの小型化、コストダウンを図っている。
しかしながら、このインクジェット記録ヘッドでは、上記したように、印字ユニット毎にインクを供給する個別流路が設けられているため、1つの印字ユニットに対して吸引圧を加えると、個別流路を介して共通のインク供給流路に負圧が発生し、隣接する非メンテナンス状態の印字ユニットのノズルから空気を吸入してしまうという問題が起きることがあった。
これは、共通のインク供給流路に発生した負圧が、非メンテナンス状態の印字ユニットにおけるノズルのメニスカス保持圧を超えるために起きる現象である。なお、この現象は、複数の印字ユニットで構成されていないインクジェット記録ヘッド、即ち多数のノズルを有する1つの印字ユニットで構成されたインクジェット記録ヘッドであっても、所定範囲のノズル群毎に個別流路が接続されていれば、同様に起きる可能性がある。
また、従来、インクジェット記録ヘッドがキャリッジに搭載され、そのキャリッジが紙幅方向に往復移動することによって画像を記録するスキャン型のインクジェット記録装置においては、可撓性フィルムで構成されたダンパー室付きのフィルターをキャリッジに搭載し、供給管の揺動に起因するインクの圧力変動を吸収する手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記した紙幅相当を一括して印字できるインクジェット記録ヘッドのノズルをメンテナンスユニットによって吸引回復動作する場合で、インクジェット記録ヘッド内のインクの圧力変動を緩和できるようにしたものは、今までに提案されておらず、このような問題を解決する手段が、従来から切望されていた。
特公平7−121583号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、紙幅相当を一括して印字できる液滴吐出ヘッドのノズルを吸引回復動作しても、液滴吐出ヘッド内の液体の圧力変動を緩和できる液滴吐出装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の液滴吐出装置は、複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、前記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、を備えた液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドが、前記液体タンクから共通流路を介して前記液体が供給される分岐部と、前記分岐部から前記各印字ユニットへ前記液体を供給するための個別流路と、前記個別流路の中途部に接続され、前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパーユニットと、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、印字ユニット毎に設けられている個別流路にダンパーユニットを設けたので、1つの印字ユニットに吸引回復動作を実行しても、他の印字ユニット液体の圧力変動が生じることがない。
また、本発明に係る請求項2に記載の液滴吐出装置は、複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、を備えた液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドが、前記液体タンクから共通流路を介して前記液体が供給される分岐部と、前記分岐部から前記各印字ユニットへ前記液体を供給するための個別流路と、を有し、前記分岐部が前記メンテナンスユニットによる前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパー部材を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、分岐部にダンパー部材を設けたので、1つの印字ユニットに吸引回復動作を実行しても、他の印字ユニットに液体の圧力変動が生じることがない。
また、本発明に係る請求項3に記載の液滴吐出装置は、複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、を備えた液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドが、前記液体タンクから共通流路を介して前記液体が供給される分岐部と、前記分岐部から前記各印字ユニットへ前記液体を供給するための個別流路と、前記個別流路の中途部に接続されたフィルターユニットと、を有し、前記フィルターユニットが、前記メンテナンスユニットによる前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパー室を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、印字ユニット毎に設けられているフィルターユニットにダンパー室を設けたので、1つの印字ユニットに吸引回復動作を実行しても、他の印字ユニットに液体の圧力変動が生じることがない。
また、本発明に係る請求項4に記載の液滴吐出装置は、複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、を備えた液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドが、前記液体タンクから前記液体が供給される第1共通流路と、前記液体タンクへ前記液体を戻す第2共通流路と、が接続可能な接続部と、前記メンテナンスユニットによる前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパー部材と、を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、液体が循環する液滴吐出ヘッドにダンパー部材を設けたので、1つの印字ユニットに吸引回復動作を実行しても、他の印字ユニットに液体の圧力変動が生じることがない。
また、本発明に係る請求項5に記載の液滴吐出装置は、複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、を備えた液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドが、前記液体タンクから前記液体が供給される第1共通流路と、前記液体タンクへ前記液体を戻す第2共通流路と、前記第1共通流路から前記各印字ユニットへ前記液体を供給するための第1個別流路と、前記第1個別流路の中途部に接続されたフィルターユニットと、前記フィルターユニットに設けられ、該フィルターユニット内の前記液体を前記第2共通流路へ戻す第2個別流路と、を有し、前記フィルターユニットが、前記メンテナンスユニットによる前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパー室を有することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、印字ユニット毎に設けられ、液体が循環可能とされたフィルターユニットにダンパー室を設けたので、1つの印字ユニットに吸引回復動作を実行しても、他の印字ユニットに液体の圧力変動が生じることがない。
以上のように、本発明によれば、紙幅相当を一括して印字できる液滴吐出ヘッドのノズルを吸引回復動作しても、液滴吐出ヘッド内の液体の圧力変動を緩和できる液滴吐出装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1、図2では、本発明に係る液滴吐出装置の一例としてのインクジェット記録装置10の概略構成が示されている。したがって、以下において、液滴吐出ヘッドをインクジェット記録ヘッド20とし、記録媒体を記録用紙Pとして説明をする。また、図1、図2で示す側を側面とし、インクジェット記録ヘッド20の直下における記録用紙Pの搬送方向と平行な方向側を正面とする。
まず、第1実施例について説明する。図1、図2で示すように、インクジェット記録装置10は、記録用紙Pが収容される給紙トレイ12と、この給紙トレイ12から供給された記録用紙Pに画像を記録する画像記録部14と、画像記録部14へ記録用紙Pを搬送する搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録された記録用紙Pを収容する排紙トレイ18と、を有している。
画像記録部14は、インクジェット記録ヘッド20を有しており、このインクジェット記録ヘッド20は、インクジェット記録装置10での画像記録が想定される記録用紙Pの最大幅と同程度か、又はそれ以上の記録可能領域を有している。つまり、このインクジェット記録ヘッド20は、シングルパス印字が可能な所謂Full Width Array(FWA)となっている。
また、インクジェット記録ヘッド20は、記録用紙Pの搬送方向に対して、その上流側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に並設されており、サーマル方式や圧電方式等の公知の手段によって、インク滴が吐出されるように構成されている。
なお、そのインクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクが使用可能であり、インクジェット記録装置10には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにインクを供給するインクタンク22Y、22M、22C、22Kが配設されている。各インクタンク22Y〜22Kは、大気に開放されており、水頭差によりインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに負圧を発生できる位置に配設されている。
更に、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kには、メンテナンスユニット40Y、40M、40C、40Kが備えられている。このメンテナンスユニット40Y〜40Kは、イエロー(Y)とマゼンタ(M)、シアン(C)とブラック(K)の2組に分かれて、それぞれ印刷時における退避位置(図1参照)と、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする位置(図2参照)とに移動可能に構成されている。
各メンテナンスユニット40Y〜40Kは、キャップ44(図3参照)、ダミージェット受け、ワイピング部材等を有しており、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする際には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが所定高さ上昇することにより、各ノズル面に対して、メンテナンスユニット40Y〜40Kがそれぞれ対向配置できるようになっている。
給紙トレイ12中の記録用紙Pは、ピックアップローラー24によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラー対25によって画像記録部14へ送られるようになっている。搬送手段16は、記録用紙Pの印刷面をインクジェット記録ヘッド20に対面させるための搬送ベルト30を有しており、この搬送ベルト30は、用紙搬送方向下流側に配置された駆動ローラー26と、用紙搬送方向上流側に配置された従動ローラー28とに張架されて、図示の矢印A方向(反時計方向)に循環駆動(回転)するように構成されている。
また、従動ローラー28の上部には、搬送ベルト30の表面側から、その搬送ベルト30に従動する帯電ローラー32が配設されている。この帯電ローラー32によって搬送ベルト30が帯電される(電荷が与えられる)ことにより、記録用紙Pが搬送ベルト30に静電吸着されて搬送される構成である。なお、搬送ベルト30は、記録用紙Pを静電吸着して保持する構成に限定されるものではなく、記録用紙Pとの摩擦により、あるいは記録用紙Pを吸引や粘着などの非静電的手段によって保持する構成にしてもよい。
また、搬送ベルト30の下方には、反転部34が設けられており、両面印刷するときには、複数の搬送ローラー対36により、記録用紙Pが搬送されて、再度インクジェット記録ヘッド20へ供給されるようになっている。そして、排紙トレイ18への搬送路の適宜位置にも、複数の搬送ローラー対38が配設されている。
以上のような構成のインクジェット記録装置10において、次にインクジェット記録ヘッド20とメンテナンスユニット40について、図3を基に詳細に説明する。このメンテナンスユニット40には、各印字ユニット42毎に、そのノズル群を閉塞するキャップ44と、キャップ44と配管48を介して連通接続される負圧蓄積タンク50とが備えられており、配管48の中途部にはバルブ46が接続されている。
また、負圧蓄積タンク50は、配管56を介して廃インクタンク54に連通接続されており、その配管56の中途部には吸引ポンプ52が接続されている。そして、キャップ44、バルブ46、負圧蓄積タンク50等は、各印字ユニット42毎に吸引回復動作(メンテナンス)ができるように、図示しない移動手段によって、インクジェット記録ヘッド20の長手方向(図示の矢印方向であり、搬送ベルト30の走行方向と直交する方向)に移動可能とされている。
また、各インクジェット記録ヘッド20は、各インクタンク22からの共通流路となる供給配管58を介してインクが供給される分岐部60を有しており、分岐部60から複数の個別流路62を介して複数(図示のものは4個)の印字ユニット42へ、インクが分岐・供給されるようになっている。そして、各個別流路62の中途部には、フィルターユニット64がそれぞれ接続されている。
フィルターユニット64は、図4で示すように、2枚のフィルター66によって形成されるインク室Fと、そのインク室Fの両外側に、そのフィルター66と1枚の弾性フィルム68とで形成されるダンパー室Gとを有しており、インク室Fの上部にはインク流入口62Aが設けられている。そして、ダンパー室Gの下部にはインク流出口62Bが設けられている。
したがって、インクは、インク流入口62Aから流入して中央部分のインク室Fを満たし、更に2枚のフィルター66を通過して、その外側に形成された2つのダンパー室Gを経て、インク流出口62Bから流出される。よって、印字ユニット42に吸引圧が加えられると、それに個別流路62(インク流出口62B)を介して接続しているフィルターユニット64に吸引圧が加わり、ダンパー室G内が収縮する。
つまり、図4(C)で示すように、ダンパー室Gをそれぞれ構成する2枚の弾性フィルム68が、フィルター66に接近するように撓み変形する。これにより、その圧力変動を緩和・吸収できるので、分岐部60まで、その圧力変動の影響が及ばないようにできる。したがって、非メンテナンス状態の他の印字ユニット42において、ノズルから空気を吸入してしまうような不具合が発生しない。
ここで、その印字ユニット42に加わるキャップ44の吸引圧について説明する。図5で示すように、初期のスパイク状部分Sの最大圧:P(spike)は、負圧蓄積タンク50の圧力:Ptと、負圧蓄積タンク50の容量:Vtと、キャップ44の容量:Vcにより、次式で表される。
P(spike)=Pt×Vt/(Vt+Vc)
その後、キャップ44内がインクで満たされるまでの間、負圧は低下し、キャップ44と負圧蓄積タンク50との間の流路抵抗分減少した負圧に安定する。このとき、分岐部60に発生する圧力は、ダンパー機構が設けられていない場合(ダンパー無の場合)、キャップ44の吸引圧に「共通流路の抵抗」/「インクタンク22からキャップ44までの吸引経路の総流路抵抗」を乗算した値となる。この分岐部60に発生する圧力がメニスカス保持圧Hを超えると、非メンテナンス状態の他の印字ユニット42において、ノズル内に気泡を抱き込むことになる。
一方、ダンパー機構が設けられている場合(ダンパー有1の場合)、キャップ44の吸引圧は、分岐部60に発生する前に、フィルターユニット64に設けられた2枚の弾性フィルム68が撓み変形することで緩和・吸収される。したがって、非メンテナンス状態の他の印字ユニット42において、メニスカスを保持することができる(メニスカス保持圧Hを超えないようにできる)。
なお、フィルターユニット64が持つ音響容量(ダンパー室Gの容量):Cの大きさにより、初期のスパイク状部分Sのみを除去する(解消する)こともできるし、全体の圧力を下げることもできる。一般に、音響容量Cを大きくすると(ダンパー有2の場合)、全体の圧力を下げることができる。
ここで更に、周囲が固定された矩形板状の弾性フィルム68による音響容量Cの計算式を示す。なお、各部の流路抵抗により、各値が変化するので、装置毎に適した値を使用することが必要である。弾性フィルム68としては、100μm厚のカプトンフィルム(フィルム厚:t=100μm、ヤング率:E=5.7×109、ポアソン比:σ=0.4)を使用した。そして、そのサイズをa(縦)×b(横)とし、曲げ弾性をDとすると、ダンパー機能として必要な音響容量Cは、次の(1)式のようになる。
C=A×a×b/900……(1)
但し、
A=36.4×a2×b2/((41.6×(a4+b4)/(a2×b2)+23.8)×D)
D=E×t3/(12×(1−σ2))
ここで、スパイク状部分Sを解消するためには、弾性フィルム68のサイズ:a×bが、a×b=1.6cm×1.6cm相当で、音響容量:Cが、C=1×10-11(m5/N)となる。また、全体の圧力を下げるためには、弾性フィルム68のサイズ:a×bが、a×b=2cm×3cm相当で、音響容量:Cが、C=1×10-10(m5/N)となる。
その他、図示しないが、このインクジェット記録装置10には、画像信号に応じてインク滴の吐出タイミングと使用するノズルを決定し、そのノズルに駆動信号を印加するインクジェット記録ヘッド20の制御手段と、インクジェット記録装置10全体の動作を制御するシステム制御手段が備えられている。
以上のような構成のインクジェット記録装置10において、次に、その作用について説明する。まず、ピックアップローラー24及び搬送ローラー対25により、記録用紙Pを搬送ベルト30上に供給する。搬送ベルト30上に供給され、その搬送ベルト30に吸着保持された記録用紙Pは、インクジェット記録ヘッド20の記録位置へ供給され、その印刷面に画像が記録される。そして、その画像記録終了後、記録用紙Pは搬送ベルト30から剥離され、搬送ローラー対38によって排紙トレイ18へ搬送される。
ここで、インクジェット記録ヘッド20をメンテナンスする際には、まず、そのインクジェット記録ヘッド20が所定高さ上昇する。そして、メンテナンスユニット40が搬送ベルト30とインクジェット記録ヘッド20との間に配置される(図2参照)。その後、各キャップ44を、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにおける1つの印字ユニット42のノズル面に対向配置させ、所定のメンテナンス動作を行う。
すなわち、バルブ46を開放し、負圧蓄積タンク50による負圧で、1つの印字ユニット42におけるノズル群に対して吸引回復動作を行う。すると、その負圧により、個別流路62(インク流出口62B)を介して接続しているフィルターユニット64のダンパー室Gが収縮変形する。これにより、1つの印字ユニット42におけるインクの圧力変動が緩和・吸収される。
したがって、その負圧が分岐部60を介して非メンテナンス状態の他の印字ユニット42に影響を及ぼすことがなく、他の印字ユニット42において、メニスカスを保持することができる。つまり、他の印字ユニット42において、そのノズルから空気が吸入されるような不具合はなく、これによって、吐出不良等のトラブルの発生を防止できる。
次に、第2実施例について説明する。なお、この第2実施例では、第1実施例における弾性フィルム68と同材質の弾性フィルム70を分岐部60に設けた点のみが異なっている(フィルターユニット64にダンパー室Gを設ける必要はないが、設けてあっても差し支えない)。したがって、それ以外は、上記第1実施例と同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図6で示すように、分岐部60には、ダンパー部材としての弾性フィルム70が、インクと大気とを隔てるように設けられている。この弾性フィルム70の作用は、第1実施例と同様であるため、説明は省略するが、その音響容量Cは、第1実施例の音響容量Cよりもオーダーが約1桁大きくなっている。なお、この第2実施例では、分岐部60に弾性フィルム70を配設するが、その位置は図示の上部に限定されるものではなく、下部や側部等であっても構わない。
ここで、その弾性フィルム70の音響容量Cとサイズの具体例を示すと、図7で示すスパイク状部分Sを解消するためには、弾性フィルム70のサイズ:a×bが、a×b=2cm×3cm相当で、音響容量:Cが、C=1×10-10(m5/N)となる。また、全体の圧力を下げるためには、弾性フィルム70のサイズ:a×bが、a×b=4cm×4cm相当で、音響容量:Cが、C=1×10-9(m5/N)となる。
次に、第3実施例について説明する。この第3実施例では、第1実施例のフィルターユニット64と印字ユニット42との間に、エアダンパー(ダンパーユニット)72を接続した点のみが異なっている(フィルターユニット64にダンパー室Gを設ける必要はないが、設けてあっても差し支えない)。したがって、それ以外は、上記第1実施例と同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図8で示すように、フィルターユニット64と印字ユニット42との間の個別流路62の中途部に、エアダンパー72が接続されている。エアダンパー72は、図9で示すように、インク室Fとダンパー室Gとで構成されており、ダンパー室G内には空気Jが存在している。したがって、インク室Fとダンパー室Gの一部をインクで満たした状態で、吸引回復動作を行うと、ダンパー室Gの上部に残された空気Jが吸引圧によって変形し、その吸引圧を緩和・吸収する。
なお、このエアダンパー72は、インク室Fにインクが満ちた状態で、吸引回復動作時に使用する吸引圧よりも高い圧力で吸引しても、ダンパー室G内の気泡(空気J)が印字ユニット42側に流入することがないように初期設定されている。したがって、実際の印字中や吸引回復動作時において、問題なく使用することが可能となっている。また、エアダンパー72は、分岐部60とフィルターユニット64との間の個別流路62の中途部に接続されていても、同様の効果が得られる。
次に、第4実施例について説明する。この第4実施例では、図10で示すフィルター66が設けられたエアダンパー(フィルターユニット)74を、第1実施例のフィルターユニット64の代わりに接続する点だけが異なっている。したがって、詳細な説明は第1実施例と同等なので省略するが、この第4実施例の場合は、第3実施例の場合(フィルターユニット64とエアダンパー72の両方を設ける場合)よりも構造の簡略化が図れるので好ましい。
次に、第5実施例について説明する。この第5実施例では、第2実施例で示した分岐部60とフィルターユニット64と印字ユニット42とが一体化されたインクジェット記録ヘッド21とされ、インクタンク22との間でインクが循環される構成とされた点のみが異なっている。したがって、それ以外は、上記第2実施例と同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図11で示すように、このインクジェット記録ヘッド21は、インクタンク22から供給配管58を介してインクが供給され、循環ポンプ76が中途部に接続された戻り配管59を介してインクがインクタンク22へ戻されるようになっている。したがって、このインクジェット記録ヘッド21には、供給配管58が接続される入口側接続部78と、戻り配管59が接続される出口側接続部79とが備えられている。また、このインクタンク22は、上記と同様に、水頭差により負圧を発生させる構成とされており、大気に開放されている。
したがって、インクジェット記録ヘッド21内や、供給配管58及び戻り配管59内に存在する気泡は、そのインクタンク22によって、大気に開放される。つまり、インクタンク22とインクジェット記録ヘッド21との間でインクを循環させる構成にすると、インク充填の際や各配管58、59中に存在する気泡の除去が容易にできる利点がある。なお、1つの印字ユニット42に対する吸引回復動作を行った際のインクの圧力変動は、第2実施例と同様に弾性フィルム70によって緩和・吸収されるため、他の印字ユニット42にその影響が及ぶことがない。
最後に、第6実施例について説明する。この第6実施例では、図12で示すように、第5実施例のインクジェット記録ヘッド21において、弾性フィルム70を取り除き、第1実施例のフィルターユニット64を、図13で示す循環機能付きのフィルターユニット65に置き換えて一体化したインクジェット記録ヘッド23とされている点が異なっている。したがって、それ以外は、上記第5実施例と同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
循環機能付きのフィルターユニット65には、インク室F内をインクが循環可能なように、供給配管58に連通接続されている供給流路80に接続されるインク流入口62Aと、印字ユニット42に接続されるインク流出口62B以外の個別流路、即ち戻り配管59に連通接続されている戻り流路82に接続されるインク循環口62Cが設けられており、その点が、第1実施例のフィルターユニット64と異なっている。
このようにフィルターユニット65内でインクを循環させるようにすると、インク充填の際や各配管58、59中、更にはフィルターユニット65内に存在する気泡の除去が容易にできる利点がある。なお、循環機能付きのフィルターユニット65によるインクの圧力変動の緩和・吸収作用は、フィルターユニット64と同様なので、その詳細な説明は省略する。
以上、説明したように、紙幅相当を一括して印字できるインクジェット記録ヘッド20において、印字ユニット42毎にノズルの吸引回復動作をしても、他の非メンテナンス状態の印字ユニット42に対して影響を及ぼさないようにできる。つまり、インクジェット記録ヘッド20において、インクの圧力変動を緩和・吸収することができるので、ノズルから空気を吸入してしまうような不具合が発生しない。したがって、吐出不良等のトラブルの発生を防止することができる。
なお、メンテナンスユニット40は、図示の形態に限定されるものではなく、例えば、印字ユニット42と同数のキャップ44を備え、吸引ポンプ52を図示しないバルブ等により切り替える構成にしてもよい。また、図示のように、負圧蓄積タンク50を備え、バルブ46の開閉により吸引圧を与える構成が望ましいが、負圧蓄積タンク50が備えられていない構成、即ち吸引ポンプ52とキャップ44のみの構成にしてもよい。
更に、インクジェット記録ヘッド20は、複数の印字ユニット42が接続されて構成される図示の形態に限定されるものではなく、多数のノズルを備えた1つの印字ユニット(図示省略)によって構成される形態であっても、所定範囲のノズル群毎に個別流路62が接続されていれば、同様に適用が可能であり、上記と同等の効果が得られる。
また、本発明に係る液滴吐出装置10は、複写機、プリンター複合機、ワークステーション等の出力機器として用いられる記録装置等、記録用紙P上への文字や画像の記録に用いられるものに限定されるものではなく、例えば、高分子フィルムやガラス上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製等にも適用可能である。
すなわち、「記録媒体」は、記録用紙Pに限定されるものではなく、例えば、OHPシートや配線パターン等が形成される基板なども含まれる。そして、「画像」は、一般的な画像(文字、絵、写真など)のみならず、インク滴が記録媒体上に着弾されることで得られるドットのパターン(配線パターン)なども含まれる。
また、吐出する液体もインクに限定されるわけではない。例えば、溶融状態の半田を基板上に吐出して行う部品実装用のバンプの形成、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成など、様々な工業的用途を対象とした液滴吐出装置全般に対して、本発明に係る液滴吐出装置10を適用することが可能である。
インクジェット記録装置の印刷時の構成を示す概略側面図 インクジェット記録装置のメンテナンス時の構成を示す概略側面図 インクジェット記録ヘッドとメンテナンスユニットの構成を示す説明図 (A)フィルターユニットの構成を示す概略正面図、(B)フィルターユニットの構成を示す概略側断面図、(C)フィルターユニットの動作説明図 分岐部における圧力変動を示すグラフ インクジェット記録ヘッドとメンテナンスユニットの構成を示す説明図 分岐部における圧力変動を示すグラフ インクジェット記録ヘッドとメンテナンスユニットの構成を示す説明図 (A)エアダンパーの構成を示す概略正断面図、(B)エアダンパーの構成を示す概略側断面図、(C)エアダンパーの動作説明図 (A)フィルター付きエアダンパーの構成を示す概略正断面図、(B)フィルター付きエアダンパーの構成を示す概略側断面図、(C)フィルター付きエアダンパーの動作説明図 インクジェット記録ヘッドとメンテナンスユニットの構成を示す説明図 インクジェット記録ヘッドの構成を示す説明図 (A)フィルターユニットの構成を示す概略正面図、(B)フィルターユニットの構成を示す概略側断面図、(C)フィルターユニットの動作説明図
符号の説明
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
20、21、23 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
22 インクタンク(液体タンク)
40 メンテナンスユニット
42 印字ユニット
44 キャップ
46 バルブ
50 負圧蓄積タンク
52 吸引ポンプ
54 廃インクタンク
58 供給配管(共通流路、第1共通流路)
59 戻り配管(第2共通流路)
60 分岐部
62 個別流路
62A インク流入口(第1個別流路)
62B インク流出口(第1個別流路)
62C インク循環口(第2個別流路)
64、65 フィルターユニット
66 フィルター
68、70 弾性フィルム(ダンパー部材)
72 エアダンパー(ダンパーユニット)
74 エアダンパー(フィルターユニット)
76 循環ポンプ
78、79 接続部
80 供給流路(第1共通流路)
82 戻り流路(第2共通流路)

Claims (5)

  1. 複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、
    前記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、
    を備えた液滴吐出装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは、
    前記液体タンクから共通流路を介して前記液体が供給される分岐部と、
    前記分岐部から前記各印字ユニットへ前記液体を供給するための個別流路と、
    前記個別流路の中途部に接続され、前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパーユニットと、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、
    記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、
    を備えた液滴吐出装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは、
    前記液体タンクから共通流路を介して前記液体が供給される分岐部と、
    前記分岐部から前記各印字ユニットへ前記液体を供給するための個別流路と、
    を有し、
    前記分岐部は
    前記メンテナンスユニットによる前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパー部材を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、
    記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、
    を備えた液滴吐出装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは、
    前記液体タンクから共通流路を介して前記液体が供給される分岐部と、
    前記分岐部から前記各印字ユニットへ前記液体を供給するための個別流路と、
    前記個別流路の中途部に接続されたフィルターユニットと、
    を有し、
    前記フィルターユニットは、
    前記メンテナンスユニットによる前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパー室を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  4. 複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、
    記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、
    を備えた液滴吐出装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは、
    前記液体タンクから前記液体が供給される第1共通流路と、前記液体タンクへ前記液体を戻す第2共通流路と、が接続可能な接続部と、
    前記メンテナンスユニットによる前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパー部材と、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  5. 複数のノズル群からなる印字ユニットを、印字される記録媒体の全幅に亘って複数接続して構成される液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドへ供給する液体が貯留される液体タンクと、
    記印字ユニット毎に該印字ユニットにおけるノズル群に対して吸引回復動作可能なメンテナンスユニットと、
    を備えた液滴吐出装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは、
    前記液体タンクから前記液体が供給される第1共通流路と、
    前記液体タンクへ前記液体を戻す第2共通流路と、
    前記第1共通流路から前記各印字ユニットへ前記液体を供給するための第1個別流路と、
    前記第1個別流路の中途部に接続されたフィルターユニットと、
    前記フィルターユニットに設けられ、該フィルターユニット内の前記液体を前記第2共通流路へ戻す第2個別流路と、
    を有し、
    前記フィルターユニットは、
    前記メンテナンスユニットによる前記印字ユニット毎の吸引回復動作時における前記液体の圧力変動を緩和するダンパー室を有することを特徴とする液滴吐出装置。
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