JP2009012452A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で記録ヘッド内の圧力変動を抑制することができる画像形成装置の提供。
【解決手段】1つの記録ヘッド1に対してインク供給経路を分岐する分岐部70が配置され、この分岐部70にはインクタンク60から共通流路71を介してインクが供給され、分岐部70から記録ヘッド1を構成している複数のヘッドユニット101に対してインクを供給する個別流路72が設けられ、ヘッドユニット101のノズルの開口断面積よりも小さな開口断面積を有するフィルタを含むフィルタユニット73が介装され、更に共通流路71のインクタンク60側入り口には分岐部70からインクタンク60に向かう方向のインクの流れを制限する逆止弁80が設けられている。
【選択図】図6
【解決手段】1つの記録ヘッド1に対してインク供給経路を分岐する分岐部70が配置され、この分岐部70にはインクタンク60から共通流路71を介してインクが供給され、分岐部70から記録ヘッド1を構成している複数のヘッドユニット101に対してインクを供給する個別流路72が設けられ、ヘッドユニット101のノズルの開口断面積よりも小さな開口断面積を有するフィルタを含むフィルタユニット73が介装され、更に共通流路71のインクタンク60側入り口には分岐部70からインクタンク60に向かう方向のインクの流れを制限する逆止弁80が設けられている。
【選択図】図6
Description
本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッド及びその維持機構を備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば、液体の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを含む液体吐出装置を用いて、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、液体を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行うものがある。
なお、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与することをも意味する。また、液体とは、一般的に称されるインク、記録液、DNA試料、レジスト、樹脂材料など流体など、画像形成を行うことができる液体であれば特に限定されるものではない。また、液体吐出装置とは、液体吐出ヘッドから液体を吐出する装置を意味する。
このような画像形成装置としては、搬送される用紙の全幅に相当するノズル列を配置したライン型ヘッドを備えるライン型画像形成装置が知られている。ここで、ライン型の記録ヘッドとして、例えば、液滴を吐出するノズルを並べたノズル列を有する短尺の液体吐出ヘッド(これを「ヘッドユニット」という。)を複数個ノズルの並び方向に沿って配置したものが用いられている。
このように複数のヘッドユニットを並べた構成の記録ヘッドを備える場合、液体タンクからチューブなどのインク流路を介して液体(以下「インク」という。)を各ヘッドユニットに対して供給するが、各ヘッドユニットにチューブなどを這い回すのでは構成が複雑になることなどから、液体タンクと記録ヘッドとの間に流路を分岐する分岐部(分岐手段)を設け、この分岐部から書くヘッドユニットに対して個別流路を介してインクを供給するようにされる。
このとき、多数のヘッドユニットに対してインクを供給するため、共通流路に流れるインク量は相当多くなり、また流体抵抗を小さくするために断面積の大きな流路が必要となる。このように共通流路には多量のインクが充填されているため、記録ヘッドのメンテナンス(維持回復動作)を行うときに記録ヘッドが移動する構成とした場合、記録ヘッドの移動によってインクの振動が起こり、その振動によってヘッドユニットのノズル部におけるメニスカスが破壊され、ノズルから空気を吸い込むなどして吐出不良となることがある。
そこで、インク供給路におけるインクの圧力変動による吐出不良を回避する方法として、従来、ヘッドがキャリッジに搭載され、そのキャリッジが紙幅方向に往復移動することによって画像を形成するスキャン型(シリアル型)インクジェット記録装置においては、可撓性フィルムで構成されたダンパ室付きのフィルタをキャリッジに搭載し、供給管の揺動に起因するインクの圧力変動を吸収すること(例えば、特許文献1、2参照)、記録ヘッドとインク供給手段とを連通するインク流路中にエアバッファを有するバッファタンクを設けること(特許文献3参照)などが知られている。
特開平07−121583号公報
特開2001−199077号公報
特開2006−150745号公報
また、ライン型液体吐出装置においては、液体タンクからノズル群に含まれる複数のノズルへ液体を供給する個別流路をノズル群毎に設け、個別流路に、メンテナンスユニットによるノズル群毎の吸引回復動作時におけるインクの圧力変動を緩和するダンパ機構(例えばダンパ室を有するフィルタ)を設けることが知られている。
特開2006−305988号公報
しかしながら、可撓性フィルムで構成されたダンパ室付きのフィルタを備える場合、可撓性フィルムは薄すぎると機械的強度が低く、厚すぎるとそれ自体の剛性によって内部の圧力、ひいてはノズル部におけるメニスカス圧力に影響を及ぼす場合がある。また、複数のヘッドユニットへインクを供給する個別流路にそれぞれ可撓性のダンパを設けるには煩雑でコストがかかるという課題もある。
特に、上述したように、記録ヘッドと液体タンクを一体的に印字位置(画像形成位置)と維持回復位置との間で移動させる構成を採用した場合に、記録ヘッドに振動が加わってノズルメニスカスが壊れ、吐出不良が生じるおそれがあるが、従来の構成では十分に対応することができていない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で記録ヘッド内の圧力変動を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
この分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路には、前記分岐手段から前記液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を備えている
構成とした。
液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
この分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路には、前記分岐手段から前記液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を備えている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
この分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路は、前記分岐手段から前記液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、この主流路と前記液体タンクとの間に、前記液体の流れを制限する手段を迂回して設けられた前記主流路よりも開口断面積の小さいバイパス流路とで構成されている
構成とした。
液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
この分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路は、前記分岐手段から前記液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、この主流路と前記液体タンクとの間に、前記液体の流れを制限する手段を迂回して設けられた前記主流路よりも開口断面積の小さいバイパス流路とで構成されている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
この分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路は、前記分岐手段から前記液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、この主流路よりも開口断面積が小さく、かつ、前記液体の流れを制限する手段を有しない副流路とで構成されている
構成とした。
液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
この分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路は、前記分岐手段から前記液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、この主流路よりも開口断面積が小さく、かつ、前記液体の流れを制限する手段を有しない副流路とで構成されている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
前記分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路には、前記液体タンク内の液体を前記分岐手段に送液するポンプが設けられ、
前記液体タンクと前記分岐手段との間には前記共通流路を迂回するバイパス流路を有する
構成とした。
液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
前記分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路には、前記液体タンク内の液体を前記分岐手段に送液するポンプが設けられ、
前記液体タンクと前記分岐手段との間には前記共通流路を迂回するバイパス流路を有する
構成とした。
これらの画像形成装置において、前記分岐手段は前記複数のヘッドユニットの並び方向に一端部側から他端部側に向かって傾斜した天面部を有している構成とできる。
本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出するライン型記録ヘッドと、この記録ヘッドに供給する液体が貯留され、前記記録ヘッドに対して所定の水頭差で配置される液体タンクとを含む画像形成ユニットと、
前記記録ヘッドによって画像が形成される用紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段よりも搬送方向下流側に配置された、前記記録ヘッドの維持回復を行う維持回復手段と、を備え、
前記画像形成ユニットは、前記搬送手段で搬送される用紙に対して画像を形成する画像形成位置と前記維持回復手段による維持回復位置との間で移動可能に配置され、
前記液体タンクには、大気に通じる大気開放通路及びこの大気開放通路を開閉する大気開放弁を有し、
前記画像形成ユニットが前記画像形成位置と維持回復位置との間で移動されるとき、前記大気開放弁を閉じる制御をする手段を備えている
構成とした。
液滴を吐出するライン型記録ヘッドと、この記録ヘッドに供給する液体が貯留され、前記記録ヘッドに対して所定の水頭差で配置される液体タンクとを含む画像形成ユニットと、
前記記録ヘッドによって画像が形成される用紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段よりも搬送方向下流側に配置された、前記記録ヘッドの維持回復を行う維持回復手段と、を備え、
前記画像形成ユニットは、前記搬送手段で搬送される用紙に対して画像を形成する画像形成位置と前記維持回復手段による維持回復位置との間で移動可能に配置され、
前記液体タンクには、大気に通じる大気開放通路及びこの大気開放通路を開閉する大気開放弁を有し、
前記画像形成ユニットが前記画像形成位置と維持回復位置との間で移動されるとき、前記大気開放弁を閉じる制御をする手段を備えている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出するライン型記録ヘッドと、この記録ヘッドに供給する液体が貯留され、前記記録ヘッドに対して所定の水頭差で配置される液体タンクとを含む画像形成ユニットと、
前記記録ヘッドによって画像が形成される用紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段よりも搬送方向下流側に配置された、前記記録ヘッドの維持回復を行う維持回復手段と、を備え、
前記画像形成ユニットは、前記搬送手段で搬送される用紙に対して画像を形成する画像形成位置と前記維持回復手段による維持回復位置との間で移動可能に配置され、
前記液体タンクから前記記録ヘッドへの液体の供給路に、この供給路を開閉する開閉弁を有し、
前記画像形成ユニットが前記画像形成位置と維持回復位置との間で移動されるとき、前記開放弁を閉じる制御をする手段を備えている
構成とした。
液滴を吐出するライン型記録ヘッドと、この記録ヘッドに供給する液体が貯留され、前記記録ヘッドに対して所定の水頭差で配置される液体タンクとを含む画像形成ユニットと、
前記記録ヘッドによって画像が形成される用紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段よりも搬送方向下流側に配置された、前記記録ヘッドの維持回復を行う維持回復手段と、を備え、
前記画像形成ユニットは、前記搬送手段で搬送される用紙に対して画像を形成する画像形成位置と前記維持回復手段による維持回復位置との間で移動可能に配置され、
前記液体タンクから前記記録ヘッドへの液体の供給路に、この供給路を開閉する開閉弁を有し、
前記画像形成ユニットが前記画像形成位置と維持回復位置との間で移動されるとき、前記開放弁を閉じる制御をする手段を備えている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、共通流路には、分岐手段から液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を備えている構成としたので、液体タンクと記録ヘッドの相対的移動に伴う共通流路内の液体の動きが制限され、不要な圧力変化が抑制されてヘッドユニットのノズルに液体の圧力変動が生じることが防止される。
本発明に係る画像形成装置によれば、共通流路は、分岐手段から液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、この主流路と液体タンクとの間に、液体の流れを制限する手段を迂回して設けられた主流路よりも開口断面積の小さいバイパス流路とで構成されている構成としたので、主流路では液体タンクと記録ヘッドの相対的移動に伴う共通流路内の液体の動きが制限され、不要な圧力変化が抑制されてヘッドユニットのノズルに液体の圧力変動が生じることが防止されるとともに、バイパス流路を有することによって、分岐手段と大気開放された液体タンクが圧力的に導通しノズル面に適正な負圧を形成することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置によれば、共通流路は、分岐手段から液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、この主流路よりも開口断面積が小さく、かつ、液体の流れを制限する手段を有しない副流路とで構成されている構成としたので、主流路では液体タンクと記録ヘッドの相対的移動に伴う共通流路内の液体の動きが制限され、不要な圧力変化が抑制されてヘッドユニットのノズルに液体の圧力変動が生じることが防止されるとともに、副流路を有することによって、分岐手段と大気開放された液体タンクが圧力的に導通しノズル面に適正な負圧を形成することが可能となり、更に液体タンクと分岐手段の循環経路が形成され、分岐手段に滞留した空気や長時間放置によって水分量の低下した増粘液体を液体タンクに戻して適正な液体をヘッドへ供給するなどの操作上の幅が広がる。
本発明に係る画像形成装置によれば、共通流路には、液体タンク内の液体を分岐手段に送液するポンプが設けられ、液体タンクと分岐手段との間には共通流路を迂回するバイパス流路を有する構成としたので、液体タンクからポンプによって分岐手段に液体が送られると同時に分岐手段からバイパス流路を通して液体タンクに液体が戻る循環の流れが発生し、記録ヘッドなどから発生した気泡が分岐手段に滞留した場合でも、循環の流れによって液体タンクに戻すことができ、分岐手段から記録ヘッド内の空気滞留がなくなり、安定した液体吐出が可能となる。
本発明に係る画像形成装置によれば、液体タンクには、大気に通じる大気開放通路及びこの大気開放通路を開閉する大気開放弁を有し、画像形成ユニットが前記画像形成位置と維持回復位置との間で移動されるとき、大気開放弁を閉じる制御をする手段を備えている構成としたので、画像形成ユニットが移動されるときに液体タンク内の液体や記録ヘッドへの供給路内の液体が変動しても、記録ヘッドのノズル部分での圧力変動が軽減される。
本発明に係る画像形成装置によれば、液体タンクから記録ヘッドへの供給路に開放弁を有し、画像形成ユニットが前記画像形成位置と維持回復位置との間で移動されるとき、開閉弁を閉じる制御をする手段を備えている構成としたので、画像形成ユニットが移動されるときに記録ヘッドへの供給路内の液体が変動しても、記録ヘッドのノズル部分での圧力変動が軽減される。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面概略説明図である。
この画像形成装置は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の液体であるインクを吐出する複数の記録ヘッド1Y、1M、1C、1K(以下、色の区別をしないときは、Y、M、C、Kのサブ符号を添えない符号を用いる。他の部材等についても同様である。)を備えている。
この画像形成装置は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の液体であるインクを吐出する複数の記録ヘッド1Y、1M、1C、1K(以下、色の区別をしないときは、Y、M、C、Kのサブ符号を添えない符号を用いる。他の部材等についても同様である。)を備えている。
各記録ヘッド1は、図2及び図3に示すように、ヘッド支持部材100に10個のヘッドユニット101A〜101Jを2列千鳥状に配置している。各ヘッドユニット101は、図3に示すように、液滴を吐出する複数のノズル102を並べて配置したノズル列103を2列千鳥状に配置したノズル面104を有している。
これら4個の記録ヘッド1Y、1M、1C、1Kは、図示しないヘッド保持部材によって一体的に保持され、用紙送り方向(図1の矢印A方向)に移動可能に配置されている。
そして、記録ヘッド1の下方側には、媒体(以下「用紙」という。)2を吸着し搬送する搬送ベルト21と、搬送ベルトを掛け回した搬送ローラ22、23と、搬送ベルト21が適切な張力を保つようにコントロールするテンションローラ24と、搬送ベルト21が適切な平面性を保つためのプラテン部材25と、搬送ベルト21に用紙2を吸着するための静電帯電を与える帯電ローラ26と、用紙2を搬送ローラ22に対向する位置で搬送ベルト21側に抑える押え部材27などで構成される搬送機構を備えている。なお、用紙を静電吸着して保持する構成に限定されるものではなく、用紙との摩擦により、あるいは用紙を吸引や粘着などの非静電的手段によって保持する構成にしてもよい。
また、画像形成を行う用紙2をストックする給紙トレイ3と、給紙トレイ3から一枚ずつ用紙2を分離して送り出す給紙コロ41及びこれに対向する分離パッド42と、給紙されてきた用紙2を搬送ベルト21に確実に吸着させるカウンタローラ43などからなる給紙機構を配置している。
また、搬送ベルト21の下流側には用紙2を搬送ベルト21から分離させる分離爪31と、搬送ローラ23上で搬送ベルトに対向する拍車(排紙コロ)33と、用紙2を案内する後述するメンテナンスユニット51のカバーを兼ねる排紙ガイド板35と、用紙2を排紙ガイド板35上を搬送する図示しない搬送ローラと、排紙した用紙2をストックしておく排紙トレイ36などからなる排紙機構を備えている。
そして、排紙ガイド板35の下側に、各記録ヘッド1Y、1M、1C、1Kのメンテナンス(維持回復など)を行う、キャッピング手段52、吸引手段である吸引ポンプ、ワイピング手段53などを含むメンテナンスユニット51Y、51M、51C、51Kを昇降可能に配置している。メンテナンスユニットカバーである排紙ガイド部材35は支軸37によって矢印B方向に開閉可能に配置されており、記録ヘッド1のメンテナンス動作をメンテナンスユニット51によって行うときにはメンテナンスユニット51の上方から退避した状態に揺動される。
このように構成したこの画像形成装置においては、各記録ヘッド1のノズル列は用紙の搬送方向に直交するように配列されており、記録領域以上の長さのノズル列を形成している。給紙トレイ3から用紙2が給紙コロ41にて一枚ずつ分離されて給紙され、加圧コロ43にて帯電された搬送ベルト21に密着されることで搬送ベルト21上に静電吸着で固定され、図4に示すように、記録ヘッド1下を通過するときに液滴が吐出されて用紙2上に所要の画像が形成され、分離爪31にて搬送ベルト21から分離され、図示しない排紙ローラなどで排紙ガイド板35上を搬送されて排紙トレイ36上に排紙される。
また、記録ヘッド1のメンテナンス動作(維持回復動作)を行うときには、図5に示すように、排紙ガイド板35が開いてメンテナンスユニット51の上方を開放した状態になり、記録ヘッド1が一体的にメンテナンスユニット51の上方に移動した後、メンテナンスユニット51が矢示C方向に上昇して、記録ヘッド1の各ヘッドユニット101のノズル面104をキャッピング手段52でキャッピングして、吸引手段を作動させてノズル102からインクを吸引排出させ、キャップ部材を離間後、ワイピング手段53でノズル面104をワイピングするなどの維持回復を行う。印字待機中(休止状態)も図5に示す状態に移行する。
次に、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における記録ヘッド1に対するインク供給系について図6をも参照して説明する。
記録ヘッド1に供給するインクを収容する液体タンクであるインクタンク60は、記録ヘッド1との間で所要の水頭差を持たせて配置している。この場合、インクタンク60の液面高さと記録ヘッド1の高さの差(水頭差)によって発生する記録ヘッド1のノズル面104(ノズル102のノズル面104への開口)における負圧(水頭圧)は、インクタンク60内のインク200の消費によって変化する。また、インクタンク60には大気開放弁66が設けられ、通常は大気開放状態にある。
記録ヘッド1に供給するインクを収容する液体タンクであるインクタンク60は、記録ヘッド1との間で所要の水頭差を持たせて配置している。この場合、インクタンク60の液面高さと記録ヘッド1の高さの差(水頭差)によって発生する記録ヘッド1のノズル面104(ノズル102のノズル面104への開口)における負圧(水頭圧)は、インクタンク60内のインク200の消費によって変化する。また、インクタンク60には大気開放弁66が設けられ、通常は大気開放状態にある。
そこで、このインクタンク60とは別にメインタンク61を設け、インクタンク60内に設けた電極ピンセンサ63によって液面を検知し、センサ63の信号に応じてメインタンク61からインクタンク60へのインクの供給を制御して、インクタンク60におけるインク量を一定の範囲に制御している。なお、メインタンク61からインクタンク60へのインクの供給は、メインタンク61からインクタンク60へのインク供給経路62中に設けられた電磁弁などの弁手段64を図示しない制御手段によってセンサ63の信号に基づいて開閉制御することで行っている。
一方、1つの記録ヘッド1の各ヘッドユニット101に対してインク供給経路(流路)を分岐する分岐手段としての分岐部70が配置されている。なお、分岐部70は、図1に示すように、各記録ヘッド1Y、1M、1C、1Kに対してそれぞれ分岐部70Y、70M、70C、70Kが配置される。
そして、この分岐部70の一端部側にはインクタンク60との間に共通流路71が接続され、この共通流路71を介してインクタンク60からインクが供給される。また、この分岐部70から記録ヘッド1を構成している複数のヘッドユニット101A〜101Jに対してインクを供給する経路となる個別流路72が設けられ、各個別流路72の途中にはフィルタ手段であるフィルタユニット73がそれぞれ介装されている。各フィルタユニット72は、内部にヘッドユニット101のノズル102の開口断面積よりも小さな開口断面積を有するフィルタが配されている。
なお、共通流路71となる配管は、個別流路72を通る全てのインク流量を確保する必要があり、且つ、流体抵抗による圧力損失を最小限に抑えなければならないことから、開口断面積の大きな配管である必要がある。また、前述したようにメンテナンス動作時や印刷待機状態では記録ヘッド1がメンテナンスユニット51側に移動し、印刷状態では復帰移動するので、記録ヘッド1の移動を妨げないような可撓性のチューブである必要がある。
また、分岐部70は、一端部側から他端部側に斜めに傾斜した天面部71aを有する断面形状に形成し、最も高い部分(共通流路71を接続した一端部側)に空気抜き路77を設け、この空気抜き路77に開閉弁76を介装している。これにより、記録ヘッド1のノズル102から侵入した気泡やインクタンク60から共通流路71を介して送られるインク中に混入した気泡が、分岐部70の最も高い部分に浮上して集まるので、必要に応じて、開閉弁76を開いて空気抜き75から強制的に空気を吸引排出することによって気泡を除去することができるようになる。
この場合、共通流路71は分岐部70の空気抜き路77を設けた側の端部(天面部71aのうちの最も高い部分がある側の端部)に接続している。これにより、共通流路71を介して送られるインクに混入した気泡を個別流路72側に移動させることなく、早期に空気抜き路77に移動させることができる。
そして、このインク供給系においては、インクタンク60から分岐部70までの共通流路71の途中、ここでは共通流路71のインクタンク60側入り口部分に、分岐部70からインクタンク60に向かう方向のインクの流れを制限する手段としての逆止弁80を設けている。
このように構成したインク供給系の作用について説明すると、前述したように、記録ヘッド1は、印刷しない休止状態では図5に示すようにメンテナンス位置に移動して各ヘッドユニット101のノズル面104をメンテナンスユニット51によって被覆された状態にあり、印刷開始時には、記録ヘッド1が図4に示す印刷位置に移動する。
この記録ヘッド1の移動に伴って共通流路71を形成している可撓性のチューブが伸縮または屈曲される。そのため、共通流路71を形成しているチューブ内に充填されている多量のインクがインクタンク60と分岐部70の間を往復する力が作用する。記録ヘッド1のノズル面104におけるメニスカスは、ある程度の範囲の圧力には変動しないが、過剰の圧力を受けると、ノズル102からインクが吐出ないし漏出したり、又は、逆に空気を吸い込んでしまい、印刷に支障をきたす場合がある。
このとき、個別流路72に設けられたフィルタユニット73は、ノズル面104におけるメニスカスに対する圧力の変動を緩和する作用を持っているが、共通流路71となるチューブの動きに伴って必要以上に大きな圧力変動が生じた場合には変動を吸収することができなくなる。
そこで、共通流路71の途中に逆止弁80を設けることで、分岐部70からインクタンク60側へのインクの移動が制限されるので、結果としてチューブ(共通流路71)内及び分岐部70におけるインクの揺動が低減ないし抑制される。これによって、ノズル102のメニスカスの安定性が確保されて、安定した滴吐出を行うことができるようになる。
このように、分岐手段から液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を備えている構成とすることで、液体タンクと記録ヘッドの相対的移動に伴う共通流路内の液体の動きが制限され、不要な圧力変化が抑制されてヘッドユニットのノズルに液体の圧力変動が生じることが防止される。
そして、分岐部から各ヘッドユニットにインクを供給する個別流路に介装するフィルタ手段は、単に開口断面積がノズルの開口断面積よりも小さければよく、従来のように可撓性フィルムなどを用いたダンパ機能を有するフィルタ手段でなくともよいので、構成が簡単になる。なお、ダンパ機能を有するフィルタ手段を設けることもできる。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置における記録ヘッド1に対するインク供給系について図7をも参照して説明する。
ここでは、インクタンク60と分岐部70との間の共通流路として、前記第1実施形態の共通流路71と同様に、逆止弁80によって分岐部70からインクタンク60へ向かう方向のインクの流れを制限した主流路81とともに、この主流路81の途中(逆止弁80より分岐部70側)から逆止弁80をバイパス(迂回)してインクタンク60へ通じる主流路81よりも開口断面積の小さなバイパス流路82を設けている。
ここでは、インクタンク60と分岐部70との間の共通流路として、前記第1実施形態の共通流路71と同様に、逆止弁80によって分岐部70からインクタンク60へ向かう方向のインクの流れを制限した主流路81とともに、この主流路81の途中(逆止弁80より分岐部70側)から逆止弁80をバイパス(迂回)してインクタンク60へ通じる主流路81よりも開口断面積の小さなバイパス流路82を設けている。
このインク供給系においては、第1実施形態の作用効果に加えて、バイパス流路82を介してインクタンク60と分岐部70とが圧力的には導通することになり、インクタンク60と記録ヘッド1との水頭差を敏感にノズル面104に伝えることができて、ノズル面104に適正な負圧を形成することが可能となる。
このように、共通流路は、分岐手段から液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、この主流路と液体タンクとの間に液体の流れを制限する手段を迂回して設けられた主流路よりも開口断面積の小さいバイパス流路とを有する構成とすることで、主流路では液体タンクと記録ヘッドの相対的移動に伴う共通流路内の液体の動きが制限され、不要な圧力変化が抑制されてヘッドユニットのノズルに液体の圧力変動が生じることが防止されるとともに、バイパス流路を有することによって、大気開放された液体タンクが圧力的に導通しノズル面に適正な負圧を形成することが可能となる。
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置における記録ヘッド1に対するインク供給系について図8をも参照して説明する。
ここでは、インクタンク60と分岐部70との間の共通流路として、前記第1実施形態の共通流路71と同様に、逆止弁80によって分岐部70からインクタンク60へ向かう方向のインクの流れを制限した主流路81とともに、分岐部70の主流路81を接続した端部側(空気抜き路77側端部)と反対側の他端部とインクタンク60との間に、主流路81及び分岐部70内を迂回(バイパス)して連通する主流路81よりも開口断面積の小さな副流路(バイパス流路)83を設けている。
ここでは、インクタンク60と分岐部70との間の共通流路として、前記第1実施形態の共通流路71と同様に、逆止弁80によって分岐部70からインクタンク60へ向かう方向のインクの流れを制限した主流路81とともに、分岐部70の主流路81を接続した端部側(空気抜き路77側端部)と反対側の他端部とインクタンク60との間に、主流路81及び分岐部70内を迂回(バイパス)して連通する主流路81よりも開口断面積の小さな副流路(バイパス流路)83を設けている。
このインク供給系においては、第1、第2実施形態の作用効果に加えて、インクタンク60、主流路81、分岐部70、副流路(バイパス流路)83で構成される循環経路が形成され、分岐部70に滞留した空気や長時間放置によって水分量の低下した増粘インクをインクタンク60に戻して適正なインクを記録ヘッド1へ安定して供給することができるなどの操作上の幅が広がる。
このように、共通流路は、分岐手段から液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、分岐手段と液体タンクとの間に主流路よりも開口断面積が小さく、かつ、流れを制限する手段を有しない副流路を有する構成とすることで、主流路では液体タンクと記録ヘッドの相対的移動に伴う共通流路内の液体の動きが制限され、不要な圧力変化が抑制されてヘッドユニットのノズルに液体の圧力変動が生じることが防止されるとともに、副流路を有することによって、大気開放された液体タンクが圧力的に導通しノズル面に適正な負圧を形成することが可能となり、更に液体タンクと分岐手段の循環経路が形成され、分岐手段に滞留した空気や長時間放置によって水分量の低下した増粘液体を液体タンクに戻して適正な液体をヘッドへ供給するなどの操作上の幅が広がる。
次に、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置における記録ヘッド1に対するインク供給系について図9をも参照して説明する。
ここでは、インクタンク60と分岐部70との間に共通流路71を設け、この共通流路71の途中に、インクタンク60から分岐部70へインクを圧送するポンプ90を設けている。このポンプ90は分岐部70からインクタンク60へ向かう方向のインクの流れを制限する手段を兼ねているので、共通流路71には前記各実施形態における逆止弁80を設けていない。
ここでは、インクタンク60と分岐部70との間に共通流路71を設け、この共通流路71の途中に、インクタンク60から分岐部70へインクを圧送するポンプ90を設けている。このポンプ90は分岐部70からインクタンク60へ向かう方向のインクの流れを制限する手段を兼ねているので、共通流路71には前記各実施形態における逆止弁80を設けていない。
そして、分岐部70の主流路81を接続した一端部側(空気抜き路77側端部)と反対側の他端部とインクタンク60との間に、共通流路81及び分岐部70内を迂回(バイパス)して連通する共通流路81よりも開口断面積の小さなバイパス流路84を設けている。
このインク供給系においては、インクタンク60からポンプ90によって共通流路71を介して分岐部70にインクを送液すると同時に、分岐部70からバイパス流路84を通してインクタンク60にインクが戻る循環の流れが発生する。これによって、記録ヘッド1などから発生した気泡が分岐部70に滞留した場合でも、上記循環の流れによってインクタンク60に戻されるので、分岐部70から記録ヘッド1内の流路における空気滞留がなくなり、安定した滴吐出を行うことができる。
このように、共通流路には液体タンクから分岐手段にインクを送液するポンプを設け、分岐手段と液体タンクとの間には共通流路を迂回するバイパス流路を有する構成としたので、液体タンクからポンプによって分岐手段に液体が送られると同時に分岐手段からバイパス流路を通して液体タンクに液体がもどる循環の流れが発生し、記録ヘッドなどから発生した気泡が分岐手段に滞留した場合でも、循環の流れによって液体タンクに戻すことができ、分岐手段から記録ヘッド内の空気滞留がなくなり、安定した液体吐出が可能となる。
次に、本発明に係る画像形成装置の他の例についてまず、本発明に係る画像形成装置の一例について図10及び図11を参照して説明する。なお、図10は同画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図、図11は同装置の平面説明図である。
この画像形成装置はライン型画像形成装置であり、装置本体201と、用紙Pを積載し給紙する給紙トレイ202と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙トレイ203と、用紙Pを給紙トレイ202から排紙トレイ203まで搬送する搬送ユニット204と、搬送ユニット204によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し印字するヘッドアレイユニット205と、印刷終了後又は所要のタイミングでヘッドアレイユニット205の各ヘッドの維持回復を行う維持回復機構であるクリーニング装置206と、クリーニング装置206を開閉する搬送ガイド部207と、ヘッドアレイユニット205にインクを供給するインクタンクユニット208と、インクタンクユニット208にインクを供給するメインタンクユニット209とを備えている。
この画像形成装置はライン型画像形成装置であり、装置本体201と、用紙Pを積載し給紙する給紙トレイ202と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙トレイ203と、用紙Pを給紙トレイ202から排紙トレイ203まで搬送する搬送ユニット204と、搬送ユニット204によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し印字するヘッドアレイユニット205と、印刷終了後又は所要のタイミングでヘッドアレイユニット205の各ヘッドの維持回復を行う維持回復機構であるクリーニング装置206と、クリーニング装置206を開閉する搬送ガイド部207と、ヘッドアレイユニット205にインクを供給するインクタンクユニット208と、インクタンクユニット208にインクを供給するメインタンクユニット209とを備えている。
そして、ここでは、ヘッドアレイユニット205とインクタンクユニット208を一体的に画像形成ユニット210として構成し、矢示A方向(用紙搬送方向に沿う方向)に図示しない移動手段によって移動可能に配置している。
装置本体201は、図示しない前後側板及びステーなどで構成されており、給紙トレイ202上に積載されている用紙Pは、分離ローラ221及び給紙ローラ222によって1枚ずつ搬送ユニット204に給紙される。
搬送ユニット204は、搬送駆動ローラ241aと搬送従動ローラ241bと、これらのローラ241a、241b間に掛け回された無端状の搬送ベルト243とを備えている。この搬送ベルト243の表面には複数の図示しない穴が形成されており、搬送ベルト243の下部には用紙Pを吸引する吸引ファン244が配置されている。また、搬送駆動ローラ241a、搬送従動ローラ241b上部には、それぞれ搬送ガイドローラ242a、242bが図示しないガイドに保持されて、自重にて搬送ベルト243に当接している。
搬送ベルト243は、搬送駆動ローラ241aが図示しないモータにより回転されることで周回移動し、用紙Pは搬送ベルト243上に吸引ファン244により吸い付けられ、搬送ベルト243の周回移動によって搬送される。なお、搬送従動ローラ241b、搬送ガイドローラ242a、242bは搬送ベルト243に従動して回転する。
搬送ユニット204の上部には用紙Pに印字する液滴を吐出する複数のヘッドユニットで構成されるヘッドアレイユニット205が矢示A方向に移動可能に配置されている。また、このヘッドアレイユニット205は、維持回復動作時(クリーニング時)にはクリーニング装置206上方まで移動される。
ヘッドアレイユニット205は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色インクを吐出するライン型記録ヘッドである複数の記録ヘッド251y、251m、251c、251k(以下、色の区別をしないときは、y、m、c、kのサブ符号を添えない符号を用いる。他の部材等についても同様である。)を備えている。各記録ヘッド251は、前述したヘッド1と同様な構成である。なお、ヘッドアレイユニット205の構成は、これらの例に限るものではない。
このヘッドアレイユニット205は、各記録ヘッド251の上方に、各記録ヘッド251に所要の色のインクを供給する分岐手段であるディストリビュータ252が配置され、ディストリビュータ252と記録ヘッド51間は供給チューブ253にて接続されている。ディストリビュータ252の上流側にはインクタンクユニット208のインクタンク281(図示の都合上1つのインクタンクのみ符号を付している。)が配置され、供給チューブ282を介して記録ヘッド251に供給され、インクタンク281と記録ヘッド251との水頭差により記録ヘッド251のヘッドユニット101に負圧が形成される。さらに、インクタンク281の上流側にはメインタンクユニット209が配置され、メインタンク291から供給チューブ292を介してインクがインクタンク281に供給される。
搬送ユニット204の下流側には用紙Pを排紙トレイ203に排紙する搬送ガイド部207が設けられている。搬送ガイド部207にて案内されて搬送される用紙Pは排紙トレイ203に排紙される。排紙トレイ203は、用紙Pの幅方向を規制する対のサイドフェンス231と用紙Pの先端を規制するエンドフェンス232を備えている。
維持回復機構(クリーニング装置)206は、ヘッドアレイユニット205の各記録ヘッド251に対応して、4列分のクリーニング手段261が配置され、1つのクリーニング手段261は記録ヘッド251の10個のヘッドユニット101に対応する10個のキャップ部材262及び図示しないがワイパ部材などで構成されている。なお、キャップ部材262とは独立して上下動させることができる構成としている。さらに、クリーニング手段261の下方には、キャップ部材262でヘッドユニット101のノズル面104をキャッピングした状態でヘッドユニット101のノズル102からインクを吸引するための吸引ポンプ263が配置されている。
また、この画像形成装置においては、印刷終了後、液滴を吐出する記録ヘッド251のヘッドユニット101をクリーニング手段261でキャッピングした状態でノズル102からインクを吸引する場合、あるいは、記録ヘッド251のヘッドユニット101のノズル面104に付着したインクをクリーニング手段261で清掃する場合は、図12にも示すように、印刷停止後、搬送ユニット204全体が搬送従動ローラ241bを支点に矢印C方向に回動し、ヘッドアレイユニット205との間の空間を画像形成時よりも大きくすることで、ヘッドアレイユニット205の移動スペースを確保するようにしている。このとき、クリーニング装置206上部に配置されている搬送ガイド部207も支点271にて矢印B方向上方に回動され、クリーニング装置206の上方が開放される。
そして、搬送ユニット204と搬送ガイド部207がそれぞれ解放(解除)された後に、画像形成ユニット210(ヘッドアレイユニット205及びインクタンクユニット208)が用紙通紙方向(矢示A方向)に移動し、クリーニング装置206上方で停止され、クリーニング手段261が上昇して各記録ヘッド51のヘッドユニット101のヘッドのクリーニング動作(維持回復動作)に移行する。
次に、この画像形成装置における記録ヘッドに対するインク供給系について図13をも参照して説明する。
記録ヘッド251に供給するインクを収容する液体タンクでインクタンク281は、記録ヘッド251との間で所要の水頭差を持たせて配置している。この場合、インクタンク281の液面高さと記録2ヘッド51の高さの差(水頭差)によって発生する記録ヘッド251のノズル面104(ノズル102のノズル面104への開口)における負圧(水頭圧)は、インクタンク281内のインク200の消費によって変化する。また、インクタンク281には大気開放通路284が設けられ、この大気開放通路284を開閉する電磁弁からなる大気開放弁283が設けられている。
記録ヘッド251に供給するインクを収容する液体タンクでインクタンク281は、記録ヘッド251との間で所要の水頭差を持たせて配置している。この場合、インクタンク281の液面高さと記録2ヘッド51の高さの差(水頭差)によって発生する記録ヘッド251のノズル面104(ノズル102のノズル面104への開口)における負圧(水頭圧)は、インクタンク281内のインク200の消費によって変化する。また、インクタンク281には大気開放通路284が設けられ、この大気開放通路284を開閉する電磁弁からなる大気開放弁283が設けられている。
また、このインクタンク281にインクを供給するメインタンク291を設け、メインタンク291からインクタンク281へのインク供給路292には電磁弁からなる開閉弁293を設けて、インクタンク281内の液量を図示しない検出手段で検出し、この検出結果に応じて開閉弁293を開閉制御してインクの供給を制御することでインクタンク281におけるインク量を一定の範囲に制御している。
一方、1つの記録ヘッド251の各ヘッドユニット101に対してインク供給経路(流路)を分岐する分岐手段としての分岐部252が配置されている。なお、分岐部252は、図10に示すように、各記録ヘッド251y、251m、251c、251kに対してそれぞれ分岐部252y、252m、252c、252kが配置される。
そして、この分岐部252の一端部側にはインクタンク281との間に共通流路としての供給チューブからなる供給路282が接続され、この供給路282を介してインクタンク281からインクが供給される。この供給路282には電磁弁からなる開閉弁285が設けられている。また、この分岐部252から記録ヘッド251を構成している複数のヘッドユニット101A〜101Jに対してインクを供給する経路となる個別流路(供給チューブ)253が設けられている(なお、ここでは記録ヘッド51は図示を簡略化して4個のヘッドユニットを図示している。)
さらに、大気開放弁283、開閉弁293及び開閉弁285を開閉駆動制御する制御手段300を備えている。
このように構成したので、前述したように、画像形成ユニット210を搬送ユニット204で搬送される用紙Pに画像を形成する画像形成位置からクリーニング装置206による維持回復を行う維持回復位置に移動させるとき、図14に示すように、制御手段300によって大気開放弁283及び開閉弁285を閉じて、インクタンク281の大気開放通路284を遮断し、また、インクタンク281から記録ヘッド51への共通の供給路282を遮断した後、画像形成ユニット210の移動を行い、その後、制御手段300によって大気開放弁283及び開閉弁285を開放する制御を行い、維持回復動作を行う。
また、画像形成ユニット210をクリーニング装置206側から画像形成位置側に移動させるときにも、同様に、制御手段300によって大気開放弁283及び開閉弁285を閉じて、インクタンク281の大気開放通路284を遮断し、また、インクタンク281から記録ヘッド51への共通の供給路282を遮断した後、画像形成ユニット210の移動を行い、その後、制御手段300によって大気開放弁283及び開閉弁285を開放する制御を行う。
これにより、画像形成ユニット210が移動中、移動により発生する振動がインクタンク281内のインク及びインクタンク281から記録ヘッド251への供給路282に伝達し、インクにかかる圧力が変動し、記録ヘッド251のヘッドユニット101に形成されているノズルメニスカスが壊れ、印字品質が劣化することを防止できる。
なお、ここでは、インクタンク281の大気開放通路284及びインクタンク281から記録ヘッド251への供給路282の大気開放弁283、開閉弁285のいずれも閉じるようにしているが、一方を閉じるだけでも、インクの圧力変動が抑制され、ヘッドに形成されているメニスカスが壊れることはなくなり、印字品質は良好に保たれる。
なお、本発明に係る画像形成装置は、インクジェットプリンタ以外にも、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機などにも適用することができる。さらに、インク以外の液体(記録液)、例えばレジスト、医療分野におけるDNA試料などを吐出させる画像形成装置などにも適用することができる。
1、1K、1C、1M、1Y…記録ヘッド
2…用紙
21…搬送ベルト
51K、51C、51M、51Y…メンテナンスユニット
60…インクタンク(液体タンク)
62…メインタンク
70…分岐部
71…共通流路
72…個別流路
73…フィルタユニット
80…逆止弁
81…バイパス流路
83…副流路(バイパス流路)
90…ポンプ
101…ヘッドユニット
201…装置本体
204…搬送ユニット(搬送部)
205…ヘッドアレイユニット(ヘッド部)
206…クリーニング装置(維持回復機構)
207…搬送ガイド部
208…インクタンクユニット
209…メインタンクユニット
210…画像形成ユニット
251…ヘッドユニット
252…分岐部(分岐手段)
253…個別流路(供給チューブ)
281…インクタンク
282…供給路
283…大気開放弁
284…大気開放通路
285…開閉弁
2…用紙
21…搬送ベルト
51K、51C、51M、51Y…メンテナンスユニット
60…インクタンク(液体タンク)
62…メインタンク
70…分岐部
71…共通流路
72…個別流路
73…フィルタユニット
80…逆止弁
81…バイパス流路
83…副流路(バイパス流路)
90…ポンプ
101…ヘッドユニット
201…装置本体
204…搬送ユニット(搬送部)
205…ヘッドアレイユニット(ヘッド部)
206…クリーニング装置(維持回復機構)
207…搬送ガイド部
208…インクタンクユニット
209…メインタンクユニット
210…画像形成ユニット
251…ヘッドユニット
252…分岐部(分岐手段)
253…個別流路(供給チューブ)
281…インクタンク
282…供給路
283…大気開放弁
284…大気開放通路
285…開閉弁
Claims (7)
- 液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
この分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路には、前記分岐手段から前記液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
この分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路は、前記分岐手段から前記液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、この主流路と前記液体タンクとの間に、前記液体の流れを制限する手段を迂回して設けられた前記主流路よりも開口断面積の小さいバイパス流路とで構成されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
この分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路は、前記分岐手段から前記液体タンクへ向かう方向の液体の流れを制限する手段を有する主流路と、この主流路よりも開口断面積が小さく、かつ、前記液体の流れを制限する手段を有しない副流路とで構成されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドユニットを複数個並べて配置した記録ヘッドと、
この記録ヘッドに供給する液体が貯留される液体タンクと、
この液体タンクから共通流路を介して液体が供給され、前記複数のヘッドユニットに対応して流路を分岐する分岐手段と、
前記分岐手段から前記複数のヘッドユニットに対して前記液体を供給する個別流路と、を備え、
前記共通流路には、前記液体タンク内の液体を前記分岐手段に送液するポンプが設けられ、
前記液体タンクと前記分岐手段との間には前記共通流路を迂回するバイパス流路を有する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記分岐手段は前記複数のヘッドユニットの並び方向に一端部側から他端部側に向かって傾斜した天面部を有していることを特徴とする画像形成装置。
- 液滴を吐出するライン型記録ヘッドと、この記録ヘッドに供給する液体が貯留され、前記記録ヘッドに対して所定の水頭差で配置される液体タンクとを含む画像形成ユニットと、
前記記録ヘッドによって画像が形成される用紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段よりも搬送方向下流側に配置された、前記記録ヘッドの維持回復を行う維持回復手段と、を備え、
前記画像形成ユニットは、前記搬送手段で搬送される用紙に対して画像を形成する画像形成位置と前記維持回復手段による維持回復位置との間で移動可能に配置され、
前記液体タンクには、大気に通じる大気開放通路及びこの大気開放通路を開閉する大気開放弁を有し、
前記画像形成ユニットが前記画像形成位置と維持回復位置との間で移動されるとき、前記大気開放弁を閉じる制御をする手段を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 液滴を吐出するライン型記録ヘッドと、この記録ヘッドに供給する液体が貯留され、前記記録ヘッドに対して所定の水頭差で配置される液体タンクとを含む画像形成ユニットと、
前記記録ヘッドによって画像が形成される用紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段よりも搬送方向下流側に配置された、前記記録ヘッドの維持回復を行う維持回復手段と、を備え、
前記画像形成ユニットは、前記搬送手段で搬送される用紙に対して画像を形成する画像形成位置と前記維持回復手段による維持回復位置との間で移動可能に配置され、
前記液体タンクから前記記録ヘッドへの液体の供給路に、この供給路を開閉する開閉弁を有し、
前記画像形成ユニットが前記画像形成位置と維持回復位置との間で移動されるとき、前記開放弁を閉じる制御をする手段を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。
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