JP6205976B2 - 液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット式記録ヘッドなどの液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置
に関し、特に、圧力室の一部を区画するダイヤフラム部を圧電振動子によって変位させる
ことでノズルから液体を噴射させる液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置に関するもの
である。
液体噴射装置は液体を液滴として噴射可能な液体噴射ヘッドを備え、この液体噴射ヘッ
ドから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置の代表的なものとして、例え
ば、インクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)を備え、この記録ヘッドか
ら液体状のインクをインク滴として噴射させて記録を行うインクジェット式記録装置(プ
リンター)等の画像記録装置を挙げることができる。また、近年においては、この画像記
録装置に限らず、ディスプレイ製造装置などの各種の製造装置にも応用されている。
従来のインクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドと称する。)には、複数の
圧電振動子を固定板に接合して有する振動子ユニットと、この振動子ユニットを収納可能
な収容空部を形成した樹脂製のケースと、このケース先端部に接合される流路ユニットと
を備えた構成を採るものがある(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。そして、流
路ユニットにおける圧力室の一部を区画する振動板を圧電振動子によって変位させること
で圧力室の容積を変動させ、これにより圧力室内のインクに圧力変動を生じさせてノズル
からインクを噴射させる。
上記の圧電振動子は、圧電体層に電極を形成したものを複数積層して形成されている。
圧電体層の間に形成された電極は内部電極(個別内部電極、共通内部電極)として機能す
る。また、圧電振動子の外表面には、内部電極と導通される外部電極(個別外部電極、共
通外部電極)がスパッタリング法等により形成されている。そして、プリンター本体側か
らの駆動信号が配線部材を通じて外部電極に印加されると、内部電極同士の間あるいは外
部電極と内部電極との間に挟まれた圧電体層(活性部)に電界が付与されて、当該圧電体
層が変形することで圧電振動子が伸縮する。
また、振動板は、圧力室の開口面を封止する可撓性フィルムと、この可撓性フィルム上
に設けられた島部と、から構成されるダイヤフラム部を有している。島部は、圧電振動子
の先端部が接合される部分であり、一般的に、略直方体状に形成された金属製のブロック
から成る。この島部の周りの可撓性フィルムが弾性膜部として機能する。そして、圧電振
動子が伸縮変位すると、これに伴って島部が圧力室から離隔する側に変位し、或いは、島
部が圧力室内に近接する側に変位することで、圧力室の容積が変動する。この圧力室の容
積の変動により圧力室内のインクに圧力変動が生じ、この圧力変動を利用してノズルから
インクが噴射されるように構成されている。なお、上記の特許文献1には、圧電体層と電
極の積層方向の片側の面の基端側に接合されている固定板が圧電振動子の変位を拘束する
ことによる不具合、具体的には、上記積層方向における固定板側とは反対側の部分が、固
定板側よりも大きく変位する(特に収縮させる際に大きく縮む)ことを抑制するために、
固定板側とは反対側の変位を抑える構成が開示されている。また、上記特許文献2には、
振動板の島部(アイランド部)に接合された圧電振動子が駆動することによる弾性膜(薄
肉部)の疲労破壊およびキャビテーションを抑制する構成が開示されている。
特開2001−347660号公報 特開平06−320725号公報
これらの圧電振動子では、圧電体層と電極の積層方向の両側の面にそれぞれ外部電極が
形成されている。一方、これらの圧電振動子は、圧電体層と電極の積層方向の両側に位置
する圧電体層の厚みが、積層方向の間に位置する圧電体層と比べて、個々の圧電振動子の
間でバラツキが大きく、また、同じ圧電振動子の一端の側と他端の側の間においても、バ
ラツキが大きい。この厚みのバラツキは、当該部位の圧電振動子の能動的な変位量のバラ
ツキとなって現れ、インクの吐出特性に悪影響を与える。
このため、積層方向の両側の面にそれぞれ外部電極を形成しない圧電振動子もある。こ
の圧電振動子は、積層方向の両側に位置する圧電体層にそれぞれ電界が付与されず、当該
部位は能動的に変位しないため、厚みのバラツキが当該部位の変位量のバラツキとなって
現れにくくなり、インクの吐出特性への影響が少ない。しかし一方、能動的に変位しない
不活性部が増加するため、圧電振動子として変位量が低下する。
なお、このような問題は、インクを噴射するインクジェット式記録ヘッドを搭載したイ
ンクジェット式記録装置だけではなく、インク以外の液体を噴射する他の液体噴射ヘッド
を搭載した液体噴射装置においても同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧電振動子の変
位量を向上させるとともに当該圧電振動子を用いて吐出特性を向上させることが可能な液
体噴射ヘッド、および、液体噴射装置を提供することにある。
[適用例1]
本発明の適用例1に係る液体噴射ヘッドは、ノズルに連通する圧力室、該圧力室の一部を区画する振動板、および、該振動板を変位させる圧電振動子を備える液体噴射ヘッドであって、前記振動板は、圧電振動子の変位に応じて変位する領域であって圧力室毎に設けられた有効変位部を有し、前記圧電振動子は、電極と圧電体が交互に積層された積層構造を有し、該積層構造のうち、積層方向の一側の端の層が電極である一方、同方向の他側の端の層が圧電体であり、前記有効変位部に対し、前記積層方向の他側に偏って前記圧電振動子が配置され、前記振動板は、前記有効変位部において圧力室とは反対側に設けられ、前記圧電振動子の一端部が接合される島部を有し,該島部は、前記有効変位部の前記積層方向における中心部に設けられ、該島部と前記圧電振動子との接合部より前記積層方向の両側に延びる島部の延出部分の長さが、他側よりも一側において長く、前記島部における前記他側の延出部分の積層方向に交差する方向の幅が、他の部分の幅よりも広い液体噴射ヘッドである。
上記構成によれば、積層構造のうち積層方向の一側の端の層には電極が形成される一方で同方向の他側の端の層には電極が形成されない構成とすることで、一側の端の層の変位量を大きくすることができるとともに、その変位量を他側の端の層の変位量よりも必ず大きくすることができる。両側の端の層にそれぞれ電極が形成される構成と比較して、個々の圧電振動子の間で、また、同じ圧電振動子の一端の側と他端の側の間においても、他側の端の層から一側の端の層にかけた変位量の大小関係、すなわち、他側の端の層から一側の端の層にかけて変位量が大きくなる関係が常に保たれる。そして、有効変位部に対し、積層方向の他側に偏って圧電振動子が配置されることで、圧電振動子が駆動する際に、有効変位部における積層方向における中心から両側の各領域を可及的に均等に変位させることができる。その結果、圧電振動子の駆動時の変位をより効果的に圧力変動に変換させることが可能となる。そして、圧電振動子の駆動により圧力室の容積を効率良く安定して変動させることができるので、ノズルから噴射される液体の量のばらつきや飛翔方向のばらつきなど、圧電振動子の変位の偏りに起因する不具合を低減することが可能となる。
また、島部の幅が相対的に狭い部分に変位量が相対的に大きい圧電振動子の一側の部分が配置され、島部の幅が相対的に広い部分に変位量が相対的に小さい圧電振動子の他側の部分が配置される。そして、島部の幅が広い幅広部は、幅が狭い幅狭部と比較して有効変位部におけるより広範囲の部分を変位させるので、圧電振動子が駆動する際に、有効変位部における積層方向における中心から両側の各領域の変位量をより一層均一化させることができる。その結果、より圧力室の容積を効率良く安定して変動させることができる。
[適用例2]
さらに、前記有効変位部に対する前記島部の積層方向における寸法の比が0.85以上であることを特徴とする適用例1に記載の液体噴射ヘッドである。
この構成によれば、圧電振動子の変位を圧力室の容積変動に効率良く変換することができる。
[適用例3]
さらに、前記圧電振動子の他側の面における前記島部との接合側とは反対側に寄せて固定板が接合されたことを特徴とする適用例1から適用例2の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドである。
[適用例4]
本発明の適用例4に係る液体噴射ヘッドは、ノズルに連通する圧力室、該圧力室の一部を区画する振動板、および、該振動板を変位させる圧電振動子を備える液体噴射ヘッドであって、前記振動板は、圧電振動子の変位に応じて変位する領域であって圧力室毎に設けられた有効変位部と、該有効変位部において圧力室とは反対側に設けられ、前記圧電振動子の一端部が接合される島部と、を有し、前記圧電振動子は、電極と圧電体が交互に積層された積層構造を有し、該積層構造のうち、積層方向の一側の端の層が電極である一方、同方向の他側の端の層が圧電体であり、前記有効変位部に対し、前記積層方向の他側に偏って前記島部が配置され、前記圧電振動子は、前記有効変位部の前記積層方向における中心部に設けられ、該圧電振動子と前記島部との接合部より前記積層方向の両側に延びる島部の延出部分の長さが、一側よりも他側において長い液体噴射ヘッドである。
上記構成によれば、積層構造のうち積層方向の一側の端の層には電極が形成される一方で同方向の他側の端の層には電極が形成されない構成とすることで、一側の端の層の変位量を大きくすることができるとともに、その変位量を他側の端の層の変位量よりも必ず大きくすることができる。両側の端の層にそれぞれ電極が形成される構成と比較して、個々の圧電振動子の間で、また、同じ圧電振動子の一端の側と他端の側の間においても、他側の端の層から一側の端の層にかけた変位量の大小関係、すなわち、他側の端の層から一側の端の層にかけて変位量が大きくなる関係が常に保たれる。そして、有効変位部に対し、積層方向の他側に偏って島部が配置されることで、圧電振動子が駆動する際に、有効変位部における積層方向における中心から両側の各領域を、島部を介して可及的に均等に変位させることができる。その結果、圧電振動子の駆動時の変位をより効果的に圧力変動に変換させることが可能となる。そして、圧電振動子の駆動により圧力室の容積を効率良く安定して変動させることができるので、ノズルから噴射される液体の量のばらつきや飛翔方向のばらつきなど、圧電振動子の変位の偏りに起因する不具合を低減することが可能となる。
[適用例5]
さらに、適用例1から適用例4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを備えることを特徴とする液体噴射装置である。
本発明の別の液体噴射ヘッドは、上記目的を達成するために提案されたものであり、ノズルに連通する圧力室、該圧力室の一部を区画する振動板、および、該振動板を変位させる圧電振動子を備える液体噴射ヘッドであって、前記振動板は、圧電振動子の変位に応じて変位する領域であって圧力室毎に設けられた有効変位部を有し、前記圧電振動子は、電極と圧電体が交互に積層された積層構造を有し、該積層構造のうち積層方向の一側の端の層が電極である一方、同方向の他側の端の層が圧電体であり、前記有効変位部に対し、前記積層方向の他側に偏って前記圧電振動子が配置されたことを特徴とする。
上記構成によれば、積層構造のうち積層方向の一側の端の層には電極が形成される一方
で同方向の他側の端の層には電極が形成されない構成とすることで、一側の端の層の変位
量を大きくすることができるとともに、その変位量を他側の端の層の変位量よりも必ず大
きくすることができる。両側の端の層にそれぞれ電極が形成される構成と比較して、個々
の圧電振動子の間で、また、同じ圧電振動子の一端の側と他端の側の間においても、他側
の端の層から一側の端の層にかけた変位量の大小関係、すなわち、他側の端の層から一側
の端の層にかけて変位量が大きくなる関係が常に保たれる。そして、有効変位部に対し、
積層方向の他側に偏って圧電振動子が配置されることで、圧電振動子が駆動する際に、有
効変位部における積層方向における中心から両側の各領域を可及的に均等に変位させるこ
とができる。その結果、圧電振動子の駆動時の変位をより効果的に圧力変動に変換させる
ことが可能となる。そして、圧電振動子の駆動により圧力室の容積を効率良く安定して変
動させることができるので、ノズルから噴射される液体の量のばらつきや飛翔方向のばら
つきなど、圧電振動子の変位の偏りに起因する不具合を低減することが可能となる。
また、上記構成において、前記振動板は、前記有効変位部を挟んで圧力室とは反対側に
設けられ、前記圧電振動子の一端部が接合される島部を有し、
該島部は、前記有効変位部の前記積層方向における中心部に設けられ、
該島部と前記圧電振動子との接合部より前記積層方向の両側に延びる島部の延出部分の
長さが、他側よりも一側において長い構成を採用することが望ましい。
さらに、この構成において、前記島部における前記他側の延出部分の積層方向に交差す
る方向の幅が、他の部分の幅よりも広い構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、島部の幅が相対的に狭い部分に変位量が相対的に大きい圧電振動子
の一側の部分が配置され、島部の幅が相対的に広い部分に変位量が相対的に小さい圧電振
動子の他側の部分が配置される。そして、島部の幅が広い幅広部は、幅が狭い幅狭部と比
較して有効変位部におけるより広範囲の部分を変位させるので、圧電振動子が駆動する際
に、有効変位部における積層方向における中心から両側の各領域の変位量をより一層均一
化させることができる。その結果、より圧力室の容積を効率良く安定して変動させること
ができる。
また、上記構成において、前記有効変位部に対する前記島部の積層方向における寸法の
比が0.85以上であることが望ましい。
この構成によれば、圧電振動子の変位を圧力室の容積変動に効率良く変換することがで
きる。
また、上記構成において、前記圧電振動子の他側の面における前記島部との接合側とは
反対側に寄せて固定板が接合された構成を採用することができる。
また、本発明の液体噴射ヘッドは、ノズルに連通する圧力室、該圧力室の一部を区画す
る振動板、および、該振動板を変位させる圧電振動子を備える液体噴射ヘッドであって、
前記振動板は、圧電振動子の変位に応じて変位する領域であって圧力室毎に設けられた
有効変位部と、該有効変位部を挟んで圧力室とは反対側に設けられ、前記圧電振動子の一
端部が接合される島部と、を有し、
前記圧電振動子は、電極と圧電体が交互に積層された積層構造を有し、
当該圧電振動子の前記積層方向の一側の端の層が電極である一方、同方向の他側の端の
層が圧電体であり、
前記有効変位部に対し、前記積層方向の他側に偏って前記島部が配置されたことを特徴
とする。
上記構成によれば、積層構造のうち積層方向の一側の端の層には電極が形成される一方
で同方向の他側の端の層には電極が形成されない構成とすることで、一側の端の層の変位
量を大きくすることができるとともに、その変位量を他側の端の層の変位量よりも必ず大
きくすることができる。両側の端の層にそれぞれ電極が形成される構成と比較して、個々
の圧電振動子の間で、また、同じ圧電振動子の一端の側と他端の側の間においても、他側
の端の層から一側の端の層にかけた変位量の大小関係、すなわち、他側の端の層から一側
の端の層にかけて変位量が大きくなる関係が常に保たれる。そして、有効変位部に対し、
積層方向の他側に偏って島部が配置されることで、圧電振動子が駆動する際に、有効変位
部における積層方向における中心から両側の各領域を、島部を介して可及的に均等に変位
させることができる。その結果、圧電振動子の駆動時の変位をより効果的に圧力変動に変
換させることが可能となる。そして、圧電振動子の駆動により圧力室の容積を効率良く安
定して変動させることができるので、ノズルから噴射される液体の量のばらつきや飛翔方
向のばらつきなど、圧電振動子の変位の偏りに起因する不具合を低減することが可能とな
る。
また、上記構成において、前記圧電振動子は、前記有効変位部の前記積層方向における
中心部に設けられ、
該圧電振動子と前記島部との接合部より前記積層方向の両側に延びる島部の延出部分の
長さが、一側よりも他側において長い構成を採用することが望ましい。
また、本発明の液体噴射装置は、上記何れかの構成の液体噴射ヘッドを備えることを特
徴とする。
プリンターの構成を説明する斜視図である。 記録ヘッドの要部断面図である。 振動子ユニットの構成を説明する斜視図である。 振動子ユニットの周辺の構成を説明する図である。 噴射駆動パルスの構成を説明する波形図である。 インクを噴射する際のダイヤフラム部の動きを説明する圧力室の短尺方向の断面図である。 インクを噴射する際のダイヤフラム部の動きを説明する圧力室の長手方向の断面図である。 第2実施形態における振動子ユニットの周辺の構成を説明する図である。 振動子ユニットの変形例を説明する断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述
べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の
範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に
限られるものではない。また、以下においては、本発明の液体噴射装置として、液体噴射
ヘッドの一種であるインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を搭載したインク
ジェット式記録装置(以下、プリンター)を例に挙げて説明する。
図1はプリンター1の構成を示す斜視図である。このプリンター1は、記録ヘッド2が
取り付けられると共に、液体供給源の一種であるインクカートリッジ3が着脱可能に取り
付けられるキャリッジ4と、記録動作時の記録ヘッド2の下方に配設されたプラテン5と
、キャリッジ4を記録紙6(記録媒体および着弾対象の一種)の紙幅方向、即ち、主走査
方向に往復移動させるキャリッジ移動機構7と、主走査方向に直交する副走査方向に記録
紙6を搬送する紙送り機構8と、を備えて概略構成されている。
キャリッジ4は、主走査方向に架設されたガイドロッド9に軸支された状態で取り付け
られており、キャリッジ移動機構7の作動により、ガイドロッド9に沿って主走査方向に
移動するように構成されている。キャリッジ4の主走査方向の位置は、リニアエンコーダ
ー10によって検出され、その検出信号、即ち、エンコーダーパルス(位置情報の一種)
がプリンター本体の制御部(図示せず)に送信される。リニアエンコーダー10は位置情
報出力手段の一種であり、記録ヘッド2の走査位置に応じたエンコーダーパルスEPを、
主走査方向における位置情報として出力する。
キャリッジ4の移動範囲内における記録領域よりも外側の端部領域には、キャリッジの
走査の基点となるホームポジションが設定されている。本実施形態におけるホームポジシ
ョンには、記録ヘッド2のノズル形成面(ノズルプレート24:図2、図4等参照)を封
止するキャッピング部材11と、ノズル形成面を払拭するためのワイパー部材12とが配
置されている。そして、プリンター1は、このホームポジションから反対側の端部へ向け
てキャリッジ4が移動する往動時と、反対側の端部からホームポジション側にキャリッジ
4が戻る復動時との双方向で記録紙6上に文字や画像等を記録する所謂双方向記録が可能
に構成されている。
図2は、記録ヘッド2の構成を説明する要部断面図である。また、図3は、振動子ユニ
ット16の構成を説明する斜視図、図4は、振動子ユニット16の周辺の構成を説明する
図である。なお、図4(a)は、振動子ユニット16および流路ユニット17の要部断面
図であり、ケース15の図示は省略されている。また、図4(b)は、振動板25のダイ
ヤフラム部33を垂直方向の上方(振動子ユニット16側)から観た平面図であり、圧電
振動子20の一つ分に対応する構成が示されている。
本実施形態における記録ヘッド2は、ケース15と、このケース15内に収納される振
動子ユニット16と、ケース15の底面(先端面)に接合される流路ユニット17等を備
えている。上記のケース15は、例えば、エポキシ系樹脂により作製され、その内部には
振動子ユニット16を収納するための収納空部18が形成されている。振動子ユニット1
6は、複数の圧電振動子20と、この圧電振動子20が接合される金属製の固定板21と
、圧電振動子20に駆動信号等を供給するためのフレキシブルケーブル22とを備えてい
る。圧電振動子20は、圧電体と電極とが交互に積層された積層型であって、積層方向(
電界方向)に直交する方向に圧電定数D31で規定される変位量で伸縮可能(電界横効果
型)な縦振動モードの圧電振動子である。
この圧電振動子20は、ジルコニアやチタン酸ジルコン酸鉛等の圧電体41の表面に内
部電極材39,40を形成(印刷)したものを圧電体41と電極39,40とが交互に層
状に配置されるように複数積層する工程と、積層構造の圧電板を焼成する工程と、焼成後
の圧電板の外表面にスパッタリング法などにより外部電極42,43を形成する工程と、
外部電極42,43が形成された圧電板を櫛歯状に切り分ける工程と、を経て製造される
。そして、切り分けられた櫛歯の一つ一つが圧力室28毎に対応した圧電振動子20とし
て機能する。ここで、上記の製造工程において、焼成後の圧電板の反りをラップ処理によ
り研磨して平坦にする。ラップ処理は削り量のばらつきが大きいので、焼成後の圧電板の
最表面には削り代を大きくとる必要があるとともに、ラップ処理後の厚みのばらつきも大
きく、特に積層構造における端の層の厚みにばらつきが生じ易い。このため、積層方向の
両側の端の層に電極が形成される構成では、両側の電極の厚さがばらつくので、振動子ユ
ニットとしての特性が安定しにくい。また、圧電体41の各層の厚さをできるだけ均一と
なるように管理して焼成後の圧電板の反りを可及的に抑制しラップ処理を伴わない方法が
ある。しかし、製造の過程の洗浄工程や切り分ける工程を経て、積層構造における端の層
の厚みにばらつきが生じ易いので、振動子ユニットとしての特性に影響する。本実施形態
における振動子ユニット16では、これらの課題が解決されている。この点については後
述する。
本実施形態における圧電振動子20は、共通内部電極39と個別内部電極40とで、圧
電体41を挟んで交互に積層して形成されている。ここで、共通内部電極39は、全ての
圧電振動子20に共通な電極であり、接地電位あるいはバイアス電位が印加される電極で
ある。また、個別内部電極40は、印加される駆動信号の駆動パルスDP(図5参照。)
に応じて電位が変動する電極である。そして、本実施形態では、圧電振動子20における
振動子先端(島部35と接合される側)から振動子長手方向(積層方向とは直交する方向
)の3分の2程度までの部分が自由端部20aとなっている。また、圧電振動子20にお
ける残りの部分、即ち、自由端部20aの基端から振動子基端までの部分が基端部20b
となっている。
個別外部電極43は、積層方向の一側面である配線接続面(図4における左側面)にお
ける自由端部20aと基端部20bとの境界部分から自由端部20aの先端面に渡って連
続的に形成されている。この個別外部電極43は、自由端部20aの先端面において個別
内部電極40と導通されている。また、この個別外部電極43には、フレキシブルケーブ
ル22の個別配線電極22aが電気的に接続される。したがって、個別外部電極43は、
フレキシブルケーブル22の個別配線電極22aと各個別内部電極40とを導通させる。
これに対し、共通外部電極42は、配線接続面の自由端部20aと基端部20bとの境界
部分から圧電振動子20の先端面とは反対側の基端面に渡って一連に形成された電極であ
り、当該基端面において共通内部電極39と導通されている。この共通外部電極42には
、フレキシブルケーブル22の共通配線電極22bが電気的に接続される。したがって、
共通外部電極42は、フレキシブルケーブル22の共通配線電極22bと共通内部電極3
9とを導通させる。
配線接続面における個別外部電極43と共通外部電極42とは、圧電振動子20の列設
方向に沿って設けられたスリット44(電極材がスリット状に除去された部分)によって
互いに分断されて電気的に絶縁されている。このように、圧電振動子20において積層方
向の一側面の端の層は電極42,43となっている一方で、積層方向の他側面(固定板2
1の接合面)には電極材が形成されておらず、圧電体41(41s)が、端の層として露
出されている。そして、この他側面における基端部20b側に固定板21が接合されてい
る。したがって、圧電振動子20は、所謂片持ち梁の状態で固定板21に支持されている
。なお、積層方向の両側の端の層の表面に保護膜が形成される場合もある。
自由端部20aには、圧電体41が共通内部電極39と個別内部電極40若しくは個別
外部電極43とで挟まれた活性部Aが形成されている。これらの内部電極39,40に電
位差を与えると、活性部Aの圧電体41が変形し、自由端部20aが振動子長手方向に変
位して伸縮する。一方、自由端部20aの他側面の端の層は圧電体41sとなっており、
この圧電体41sには電界が付与されない。このため、当該部分は、圧電振動子20の駆
動時に変位しない不活性部Bとなる。なお、図4においては、この圧電体41sを含めて
、圧電体41の積層方向の両側が共通内部電極39と個別内部電極40若しくは個別外部
電極43とで挟まれていない不活性部Bをハッチングで示している。
圧電振動子20の駆動時において、不活性部Bの一部である他側面の端の層の圧電体4
1sが、当該圧電振動子20の伸縮変位を規制するため、当該駆動時の圧電振動子20の
変位量(絶対値)に関し、一側では比較的大きいのに対し、他側(圧電体41s側)にか
けて小さくなる。この構成の圧電振動子20は、他側の面に外部電極が形成される(他側
面の端の層が外部電極である)従来構成の圧電振動子と比較して、一側では同様な比較的
大きい変位量を得ることができるとともに、一側の変位量を他側の変位量よりも必ず大き
く、換言すると安定的に大きくすることができる。そのため、圧電体層の厚みのバラツキ
があったとしても、個々の圧電振動子の間で、また、同じ圧電振動子の一端の側と他端の
側の間においても、他側の端の層から一側の端の層にかけた変位量の大小関係、すなわち
、他側の端の層から一側の端の層にかけて変位量が大きくなる関係が常に保たれるので、
安定的な変位動作の特性(変位量の特性)を得ることができる。特に固定板21が接合さ
れる他側とは反対側の一側において必ず(安定的に)大きい変位量が得られる。したがっ
て、この特性を適切に利用すれば、圧力室28の容積をより効率良く変動させることがで
きる。この点ついては後述する。
なお、このように、圧電振動子20の積層方向の他側面に外部電極が形成されていない
ことに関し、電極は高価なレアメタルが使用されるため、その分、コストを抑えることも
できる。また、外部電極は製造の過程でスポットと呼ばれる不良、或いは、切り分ける際
に生じるバリ等による圧電振動子間のショートが発生する虞があるが、他側面に外部電極
が形成されないことから、当該不良のリスクを低減することもでき、歩留まりを向上させ
ることもできる。
流路ユニット17は、流路形成基板23の一方の面にノズルプレート24が接合される
と共に、流路形成基板23の他方の面に、振動板25が接合されて構成されている。この
流路ユニット17には、リザーバー26(共通液室)と、インク供給口27と、圧力室2
8と、ノズル連通口29と、ノズル30とが設けられている。そして、インク供給口27
から圧力室28及びノズル連通口29を経てノズル30に至る一連のインク流路(液体流
路)が、各ノズル30に対応して形成されている。圧力室28は、後述するノズル列方向
に直交する方向に細長い空部となっており、その上面(振動板25が接合される側の面)
は開口している。圧力室28の長手方向一端部は、流路形成基板23の厚さ方向を貫通す
るノズル連通口29を通じてノズル30と連通する一方、長手方向他端部は、インク供給
口27を通じてリザーバー26と連通している。この圧力室28の上部開口は、振動板2
5によって封止される。そして、この封止状態における圧力室28の上部開口には、後述
するダイヤフラム部33が配置される。
上記ノズルプレート24は、ドット形成密度に対応したピッチ(例えば180dpi)
で複数のノズル30が列状に穿設されたステンレス等の金属製の薄いプレートである。こ
のノズルプレート24には、ノズル30を列設してノズル列(ノズル群)が複数設けられ
ており、1つのノズル列は、例えば180個のノズル30によって構成される。なお、ノ
ズルプレート24は、シリコン単結晶基板等の他の素材によって作製される場合もある。
上記振動板25は、支持板31の表面に可撓性フィルム32が積層された二重構造とな
っている。本実施形態においては、ステンレス鋼等の金属板から成る支持板31の表面に
樹脂フィルムが可撓性フィルム32としてラミネートされた複合板材によって振動板25
が構成されている。この振動板25において、流路形成基板23の各圧力室28に対応す
る部分には、圧力室28の容積を変化させるダイヤフラム部33が形成されている。また
、この振動板25において、流路形成基板23のリザーバー26に対応する部分には、当
該リザーバー26を封止するコンプライアンス部34が設けられている。このコンプライ
アンス部34は、リザーバー26の開口面に対向する領域の支持板31を、エッチング加
工等によって除去して当該部分を可撓性フィルム32のみとすることにより作製される。
そして、コンプライアンス部34は、リザーバー26に貯留された液体の圧力変動を吸収
するダンパーとして機能する。
上記のダイヤフラム部33は、コンプライアンス部34と同様に、エッチング加工によ
って支持板31を部分的に除去することで作製される。即ち、このダイヤフラム部33は
、圧電振動子20の先端面が接合される島部35と、この島部35の周囲を囲む可撓性フ
ィルム32のみから成る弾性膜部36と、からなる。弾性膜部36は、圧力室28の形成
範囲に渡って島部35となる部分を残した状態で支持板31が除去された部分である。こ
のダイヤフラム部33のうち、圧力室28の上部開口を封止する部分であって、圧電振動
子20の伸縮変位に応じて実際に変位する部分(島部35とその周囲の弾性膜部36を含
む部分)が、有効変位部である。この有効変位部の圧電体と電極の積層方向(以下、単に
積層方向と言う)の寸法をL1、島部35の同方向における寸法をL2としたとき、L2
/L1≧0.85に設定されている(但し、L2/L1は1未満)。これにより、圧電振
動子20の変位を圧力室28の容積変動に効率良く変換することができる。この島部35
は、圧力室28とは有効変位部の弾性膜部36を間に挟んで反対側に配置されている。圧
電振動子20は、この島部35を介してダイヤフラム部33すなわち有効変位部を変位さ
せることができる。
なお、図4(b)においては、ダイヤフラム部33の弾性膜部36に相当する部分を白
抜きの長方形状で示しているが、有効変位部は圧力室26の開口形状に応じて定まるため
、必ずしも平面視で長方形状の領域とはならず、例えば、圧力室26の開口形状が平行四
辺形状を呈する場合には、当該形状に倣って平行四辺形状の領域となる。また、図4(b
)においては、有効変位部の中心(上記積層方向の中心)をC1としている。同様に、圧
電振動子20の中心(上記積層方向の中心)をC2としている。
そして、本実施形態における記録ヘッド2は、ダイヤフラム部33(有効変位部)に対
して圧電振動子20が偏心する状態で当該圧電振動子20の先端面が島部35に接合され
ている点に特徴を有している。より具体的には、有効変位部の中心C1に対し、圧電振動
子20の中心C2が積層方向の他側、すなわち、不活性部Bである端の層の圧電体41s
側に偏心して圧電振動子20が配置されている。これに対し、島部35の積層方向の中心
は、有効変位部の中心C1と概ね一致している。すなわち、島部35は、有効変位部の中
心部に配置されている。このため、当該島部35に圧電振動子20の先端面が接合された
状態では、島部35と圧電振動子20との接合部より積層方向の両側に延びる島部35の
延出部分の長さが、他側よりも一側において長くなっている。すなわち、一側(ノズル連
通口29側)の延出部分の長さをL3、他側(インク供給口27側)の長さをL4とした
とき、L3>L4となっている。このように、圧電振動子20を有効変位部に対して積層
方向の他側に偏心させることにより、変位量が相対的に大きい自由端部20aの一側の部
分が有効変位部の中心C1により近い位置に配置されるので、圧電振動子20が駆動する
際に、有効変位部における積層方向における中心C1から両側の各領域を可及的に均等に
変位させることができる。つまり、圧電振動子20が駆動する際に、有効変位部における
積層方向における中心C1から一側において当該有効変位部が変位することで変化した圧
力室28の容積と、同じく中心C1から他側において当該有効変位部が変位することで変
化した圧力室28の容積とが同程度に揃う。
すなわち、有効変位部の中心C1と圧電振動子20の中心C2とを一致させた場合には
、有効変位部における中心C1から一側の領域の変位が相対的に大きくなる一方で、有効
変位部における中心C1から他側の領域の変位が相対的に小さくなってしまう。これに対
し、圧電振動子20を有効変位部に対して積層方向の他側に偏心させることにより、有効
変位部における中心C1から他側の領域の変位を前者の場合よりも大きくすることができ
るので、有効変位部における中心C1から両側の変位を均一化させることが可能となる。
つまり、これらの変位により中心C1から両側で生じる圧力室28の容積の変化量を均一
化させることが可能となる。換言すると、中心C1から両側において圧力室28内のイン
クに生じさせる圧力変動の度合いを揃えることができる。その結果、ノズル30から噴射
されるインクの量のばらつきや飛翔方向のばらつきなど、圧電振動子20の変位の偏りに
起因する不具合を低減しつつ、所定の電位を印加したときの絶対変位量が大きい圧電振動
子20の特長を効果的に利用することが可能となり、効率良く安定して圧力室28の容積
を変動させることができる。
また、図4(b)に示すように、本実施形態における島部25の長手方向(すなわち、
圧電振動子20の積層方向)の他側の幅(積層方向に直交する方向の寸法)W1は、同方
向の一側の幅W2よりも広くなっている。より具体的には、圧電振動子20が接合された
状態において、当該圧電振動子の中心C2よりも積層方向における他側の部分が、他の部
分(幅狭部35n)より拡幅した幅広部35wとなっている。なお、この幅広部35wの
幅W1は、有効変位部の幅よりも狭く設定されている。
島部35に対して圧電振動子20が位置決めされた状態(すなわち、上述したように、
有効変位部に対して偏心した状態)では、相対的に変位量が大きい圧電振動子20(自由
端部20a)の一側の部分が島部35の幅狭部35nに配置され、相対的に変位量が小さ
い圧電振動子20の他側の不活性部B(圧電体41s)が島部35の幅広部35wに配置
される。幅広部35wは、幅狭部35nと比較してより広範囲の弾性膜36を変位させる
ので、圧電振動子20が駆動する際に、有効変位部における積層方向における中心C1か
ら両側の各領域の変位量をより一層均一化させることができる。その結果、より効率良く
安定して圧力室28の容積を変動させることができる。
図5は、ノズル30からインクを噴射させるべく圧電振動子20を駆動させる噴射駆動
パルスDPの構成の一例を示す波形図である。なお、図5において、縦軸は電位であり、
横軸は時間である。また、噴射駆動パルスDPは、基準電位(中間電位)Vbから最大電
位(最大電圧)Vmaxまでプラス側に電位が変化して圧力室28を膨張させる膨張要素
p1と、最大電位Vmaxを一定時間維持する膨張維持要素p2と、最大電位Vmaxか
ら最小電位(最小電圧)Vminまでマイナス側に電位が変化して圧力室28を急激に収
縮させる収縮要素p3と、最小電位Vminを一定時間維持する収縮維持(制振ホールド
)要素p4と、最小電位Vminから基準電位Vbまで電位が復帰する復帰要素p5と、
を含んでいる。
図6は、圧電振動子20を駆動してノズル30からインクを噴射する際のダイヤフラム
部33(有効変位部)の動きを説明する圧力室28の短尺方向(積層方向に直交する方向
)の断面図である。また、図7は、同様にインクを噴射する際のダイヤフラム部33(有
効変位部)の動きを説明する圧力室28の長手方向(積層方向)の断面図である。
噴射駆動パルスDPが圧電振動子20に印加されると次のように作用する。なお、圧電
振動子20の印加電位が、噴射駆動パルスDPの始端および終端の電位である基準電位V
bであるとき、図6(a)および図7(a)に示すように、島部35の位置は、圧力室2
8の開口部近傍に位置する。そして、噴射駆動パルスDPが圧電振動子20に印加される
と、まず、膨張要素p1により圧電振動子20が、積層方向に直交する方向に収縮する。
島部35の周囲(有効変位部内)は弾性膜部36であるため、この弾性膜部36の変形に
より圧電振動子20の伸縮に伴う島部35の変位(有効変位部の変位)が許容される。す
なわち、図6(b)および図7(b)に示すように、圧電振動子20が収縮すると、これ
に伴って島部35が圧力室28から離隔する側(ノズルプレート24とは反対側)に向け
て変位する。ここで、圧電振動子20が有効変位部に対して他側に偏心して配置されてい
ることにより、圧電振動子20の積層方向の変位量のばらつきが相殺されて、有効変位部
を可及的に均一に変位させることができる。そして、この変位により圧力室28が基準電
位Vbに対応する基準容積から最大電位Vmaxに対応する最大容積まで膨張する。この
圧力室28の膨張により、ノズル30に露出しているメニスカスが圧力室側に向けて引き
込まれる。
上記の圧力室28の膨張状態は、膨張維持要素p2の印加期間中に亘って一定に維持さ
れる。この間、圧電振動子20は収縮状態を維持するので、島部35もその場に留まる。
膨張維持要素p2の後に続いて収縮要素p3が圧電振動子20に印加されると、当該圧電
振動子20が最大限あるいは最大限近くまで伸長する。この際も、圧電振動子20が有効
変位部に対して他側に偏心して配置されていることにより、有効変位部を可及的に均一に
変位させることができる。これに伴い、図6(c)および図7(c)に示すように、島部
35は、圧力室28に近接する側(ノズルプレート24側)に向けて急激に変位する。こ
れにより、圧力室28が上記最大容積から最小電位Vminに対応する最小容積まで急激
に収縮する。この圧力室28の急激な収縮によって圧力室28内のインクが加圧され、こ
れにより、ノズル30からは数pl〜数十plのインクが噴射される。この圧力室28の
収縮状態は、収縮維持要素p4の印加期間に亘って短時間維持される。この間、圧電振動
子20は伸長状態を維持するので、島部35もその場に留まる。その後、制振要素p5が
圧電振動子20に印加されて、当該圧電振動子20が収縮する。これに伴い、島部35は
、基準電位Vbに対応する定常位置まで変位する。これにより、圧力室28が基準容積ま
で復帰する。
このように本発明に係る記録ヘッド2では、積層構造のうち積層方向の一側の端の層に
は外部電極が形成される一方で同方向の他側の端の層には電極が形成されない構成の圧電
振動子20を採用することで、両側の端の層にそれぞれ電極が形成される従来の構成と比
較して、一側では同様な比較的大きい変位量を得ることができるとともに、一側の変位量
を他側の変位量よりも必ず大きく、換言すると安定的に大きくすることができる。このよ
うな圧電振動子20の特性・特長を適切に利用すべく、ダイヤフラム部33の有効変位部
に対して圧電振動子20が、不活性部Bである圧電体41s側(他側)に偏心する状態で
配置されているので、当該圧電振動子20が駆動する際に、有効変位部における積層方向
における中心C1から両側の各領域を可及的に均等に変位させることができる。これによ
り、圧電振動子20の伸縮変位を圧力室28の容積変動に効率良く変換することができる
。その結果、ノズル30から噴射されるインクの量のばらつきや飛翔方向のばらつきなど
、圧電振動子20の変位の偏りに起因する不具合を低減しつつ、所定の電位を印加したと
きの絶対変位量が大きい圧電振動子20の特長を、効果的に利用することが可能となり、
効率良く安定して圧力室28の容積を変動させることが可能となる。
そして、上記記録ヘッド2を搭載するプリンター1では、吐出特性と変位量の向上が可
能となる。
なお、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記
載に基づいて種々の変形が可能である。
図8は、第2実施形態における振動子ユニット16の周辺の構成を説明する図である。
上記の第1実施形態では、ダイヤフラム部33の有効変位部に対して圧電振動子20が偏
心する状態で当該圧電振動子20の先端面が島部35に接合されている構成を例示したが
、これには限られない。本実施形態における記録ヘッド2は、ダイヤフラム部33の有効
変位部に対して島部35が偏心する状態で配置されている点に特徴を有している。より具
体的には、有効変位部の積層方向の中心C1に対し、島部35の積層方向の中心C3が積
層方向の他側、すなわち、圧電振動子20の不活性部Bである端の層の圧電体41s側(
インク供給口27側)に偏心して配置されている。これに対し、圧電振動子20の積層方
向の中心C2は、有効変位部の中心C1と概ね一致する状態で配置されている。このため
、当該島部35に圧電振動子20の先端面が接合された状態では、島部35と圧電振動子
20との接合部より積層方向の両側に延びる島部35の延出部分の長さが、一側よりも他
側において長くなっている。すなわち、一側の延出部分の長さL3および他側の長さL4
に関し、L3<L4の関係となっている。また、本実施形態においても、島部25の長手
方向(すなわち、圧電振動子20の積層方向)の他側の幅(積層方向に直交する方向の寸
法)W1は、同方向の一側の幅W2よりも広くなっている。
本実施形態のように、島部35を有効変位部に対して積層方向の他側に偏心させること
により、有効変位部における積層方向における中心C1から一側に配置される島部35の
面積よりも中心C1から他側に配置される島部35の面積の方が広くなる。このため、圧
電振動子20が駆動する際に、有効変位部における積層方向における中心C1から両側の
各領域の変位量を均一化させることができる。その結果、ノズル30から噴射されるイン
クの量のばらつきや飛翔方向のばらつきなど、圧電振動子20の変位の偏りに起因する不
具合を低減しつつ、変位量が大きくとれる圧電振動子20の特長を利用して圧力室28の
容積を効率良く安定して変動させることが可能となる。なお、その他の構成については、
第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
なお、上記各実施形態においては、島部35の形状に関し、島部25の長手方向の他側
の幅W1が同方向の一側の幅W2よりも広い形状である構成を例示したが、これには限ら
れず、一側と他側とで幅が一定の島部35を採用することもできる。この場合においても
、有効変位領域に対し圧電振動子20または島部35が偏心して配置される構成とするこ
とで、圧電振動子20が駆動する際に、有効変位領域における積層方向における中心C1
から両側の各領域の変位量を均一化させることができる。
また、振動子ユニット16の構成に関し、圧電振動子20の他側面(すなわち、圧電体
41s)における基端部20b側に固定板21が接合された構成を例示したが、これには
限られない。例えば、図9に示す変形例の振動子ユニット16′のように、圧電振動子2
0の基端面(島部35と接合される先端面とは反対側の面)に固定板21が接合された構
成においても本発明を適用することが可能である。また、圧電振動子20の一側面(外部
電極が形成された側の面)に固定板21が接合される構成においても同様である。
そして、以上では、液体噴射ヘッドの一種であるインクジェット式記録ヘッド2を例に
挙げて説明したが、本発明は、圧電振動子によって島部を変位させることで圧力室の容積
を変動させてノズルから液体を噴射する他の液体噴射ヘッドにも適用することができる。
例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターを製造するディスプレイ製造装置に搭載
される色材噴射ヘッド,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイやFED(面発
光ディスプレイ)等の電極を形成する電極製造装置に搭載される電極材噴射ヘッド等にも
適用することができる。
1…プリンター,2…記録ヘッド,16…振動子ユニット,20…圧電振動子,21…
固定板,25…振動板,28…圧力室,30…ノズル,31…支持板,32…弾性体膜,
33…ダイヤフラム部,35…島部,36…薄肉弾性部,39…共通内部電極,40…個
別内部電極,41,41s…圧電体38,42…共通外部電極,43…個別外部電極,4
4…スリット

Claims (5)

  1. ノズルに連通する圧力室、該圧力室の一部を区画する振動板、および、該振動板を変位させる圧電振動子を備える液体噴射ヘッドであって、
    前記振動板は、圧電振動子の変位に応じて変位する領域であって圧力室毎に設けられた有効変位部を有し、
    前記圧電振動子は、電極と圧電体が交互に積層された積層構造を有し、
    該積層構造のうち、積層方向の一側の端の層が電極である一方、同方向の他側の端の層が圧電体であり、
    前記有効変位部に対し、前記積層方向の他側に偏って前記圧電振動子が配置され
    前記振動板は、前記有効変位部において圧力室とは反対側に設けられ、前記圧電振動子の一端部が接合される島部を有し,
    該島部は、前記有効変位部の前記積層方向における中心部に設けられ、
    該島部と前記圧電振動子との接合部より前記積層方向の両側に延びる島部の延出部分の長さが、他側よりも一側において長く、
    前記島部における前記他側の延出部分の積層方向に交差する方向の幅が、他の部分の幅よりも広い液体噴射ヘッド。
  2. 前記有効変位部に対する前記島部の積層方向における寸法の比が0.85以上であることを特徴とする請求項に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記圧電振動子の他側の面における前記島部との接合側とは反対側に寄せて固定板が接合されたことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  4. ノズルに連通する圧力室、該圧力室の一部を区画する振動板、および、該振動板を変位させる圧電振動子を備える液体噴射ヘッドであって、
    前記振動板は、圧電振動子の変位に応じて変位する領域であって圧力室毎に設けられた有効変位部と、該有効変位部において圧力室とは反対側に設けられ、前記圧電振動子の一端部が接合される島部と、を有し、
    前記圧電振動子は、電極と圧電体が交互に積層された積層構造を有し、
    該積層構造のうち、積層方向の一側の端の層が電極である一方、同方向の他側の端の層が圧電体であり、
    前記有効変位部に対し、前記積層方向の他側に偏って前記島部が配置され
    前記圧電振動子は、前記有効変位部の前記積層方向における中心部に設けられ、
    該圧電振動子と前記島部との接合部より前記積層方向の両側に延びる島部の延出部分の長さが、一側よりも他側において長い液体噴射ヘッド。
  5. 請求項1から請求項の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを備えることを特徴とする液体噴射装置。
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