JP6582653B2 - 圧電素子、液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置 - Google Patents

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本発明は、対をなす電極層に挟まれた圧電体層を有する圧電素子、これを備えた液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置に関するものである。
液体噴射装置は液体噴射ヘッドを備え、この噴射ヘッドから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置としては、例えば、インクジェット式プリンターやインクジェット式プロッター等の画像記録装置があるが、最近ではごく少量の液体を所定位置に正確に着弾させることができるという特長を生かして各種の製造装置にも応用されている。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターを製造するディスプレイ製造装置,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイやFED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置,バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置に応用されている。そして、画像記録装置用の記録ヘッドでは液状のインクを噴射し、ディスプレイ製造装置用の色材噴射ヘッドではR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を噴射する。また、電極形成装置用の電極材噴射ヘッドでは液状の電極材料を噴射し、チップ製造装置用の生体有機物噴射ヘッドでは生体有機物の溶液を噴射する。
上記の液体噴射ヘッドは、圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧電素子を備えている。この圧電素子としては、例えば、圧力室に近い側から順に、圧力室毎に設けられる個別電極として機能する下電極層と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の圧電体層と、複数の圧力室に共通な共通電極として機能する上電極層とが、成膜技術によりそれぞれ積層形成されて構成される。そして、圧電体層において上下の電極層によって挟まれた部分が、両電極層への電圧の印加によって変形する能動部となる。ここで、圧電素子が変形する際において、能動部と能動部では無い部分(非能動部)との境界位置に応力が集中し、圧電素子を構成する圧電体層にひび割れ(クラック)等が生じる虞がある。このため、圧力室の長手方向の外側まで圧電体層及び上電極層を延設して、圧電素子の上記境界位置の剛性を高めるようにしたものが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2013−158909号公報
しかしながら、上記の構成を採用したとしても、圧電体層にクラック等が発生する不具合を十分に抑制できない虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧電体層にクラック等が発生することをより確実に抑制することが可能な圧電素子、液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置を提供することにある。
本発明の圧電素子は、上記目的を達成するために提案されたものであり、撓み変形が許容される第1の領域と、該第1の領域の外側であって撓み変形が阻害される第2の領域とからなる支持体と、
前記支持体の前記第1の領域上に第1の電極層、圧電体層、および第2の電極層がこの順に積層されてなる圧電素子本体と、
前記第2の電極層上に密着層を介して積層される金属層と、を備え、
前記圧電素子本体の一部は前記第2の領域まで延設されると共に、当該延設側の領域において、前記圧電体層の端部は第2の電極層の端部よりも外側に延設され、
前記金属層及び前記密着層は、前記延設側の領域において、前記第1の領域に重なる位置から第2の電極層の端部を超えて前記第2の領域まで延設され、
前記第2の電極層から外れた領域における前記密着層と前記圧電体層との間に絶縁性を有する保護膜が形成されたことを特徴とする。
また、本発明の液体噴ヘッドは、上記構成の圧電素子を備えたことを特徴とする。さらに、本発明の液体噴射装置は、上記構成の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、第1の領域と第2の領域との境界において、金属層が圧電素子本体の動きを規制するので、圧電素子本体が変形し過ぎることを抑制できる。これにより、能動部と非能動部との境界位置に発生する圧電体層を第2の領域まで延設し、第2の電極層から外れた領域における密着層と圧電体層との間に保護膜を形成したので、この部分における圧電体層の変形を抑制でき、能動部と非能動部との境界位置に応力が集中することを抑制できる。これにより、圧電素子本体を変形させる際に、圧電体層にクラック等が発生する不具合をより確実に抑制することができる。その結果、圧電素子の信頼性が向上し、ひいては液体噴射ヘッド及び液体噴射装置の信頼性が向上する。
また、上記目的を達成するために提案される本発明の圧電素子は、以下の構成を備えたものであってもよい。
すなわち、撓み変形が許容される第1の領域と、該第1の領域の外側であって撓み変形が阻害される第2の領域とからなる支持体と、
前記支持体の前記第1の領域上に第1の電極層、圧電体層、および第2の電極層がこの順に積層されてなる複数の圧電素子本体と、
前記第2の電極層上に密着層を介して積層される金属層と、
を備え、
前記第1の電極層は、複数の前記圧電素子本体毎に個別に形成され、
前記第2の電極層は、複数の前記圧電素子本体に共通に形成され、
前記圧電素子本体の一部は前記第2の領域まで延設されると共に、当該延設側の領域において、前記圧電体層の端部は第2の電極層の端部よりも外側に延設され、
前記金属層及び前記密着層は、前記延設側の領域において、前記第1の領域に重なる位置から第2の電極層の端部を超えて前記第2の領域まで延設され、
前記第2の電極層から外れた領域における前記密着層と前記圧電体層との間に絶縁性を有する保護膜が形成されたことを特徴とする。
また、上記構成において、前記第2の領域まで延設された前記圧電体層上に、前記第1の電極層に導通されると共に前記第2の電極層とは間隔を空けて個別電極層が前記圧電素子本体毎に個別に形成され、
前記個別電極層上に個別密着層を介して個別金属層が積層され、
前記個別金属層及び前記個別密着層は、前記延設側の領域において、前記個別電極層の端部を超えて当該個別電極層と前記第2の電極層との間の領域まで延設され、
前記個別電極層と前記第2の電極層との間の領域において、前記密着層と前記圧電体層との間、及び、前記個別密着層と前記圧電体層の間に絶縁性を有する保護膜が形成された構成を採用することが望ましい。
本発明の液体噴射ヘッドは、上記何れかの構成の圧電素子を備えたことを特徴とする。
さらに、本発明の液体噴射装置は、上記構成の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、第1の領域と第2の領域との境界において、金属層が圧電素子本体の動きを規制するので、圧電素子本体が変形し過ぎることを抑制できる。これにより、能動部と非能動部との境界位置に発生する応力を弱めることができる。また、圧電体層を第2の領域まで延設し、第2の電極層から外れた領域における密着層と圧電体層との間に保護膜を形成したので、この部分における圧電体層の変形を抑制でき、能動部と非能動部との境界位置に応力が集中することを抑制できる。これにより、圧電素子本体を変形させる際に、圧電体層にクラック等が発生する不具合をより確実に抑制することができる。その結果、圧電素子の信頼性が向上し、ひいては液体噴射ヘッド及び液体噴射装置の信頼性が向上する。
プリンターの構成を説明する斜視図である。 記録ヘッドの分解斜視図である。 記録ヘッドの要部における平面図である。 図3におけるA−A断面図である。 図3におけるB−B断面図である。 圧電素子の製造方法を説明する工程図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下の説明では、本発明に係る圧電素子として、液体吐出ヘッドの一種であるインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を搭載した液体吐出装置の一種であるインクジェット式プリンター(以下、プリンター)においてインクを噴射するためのアクチュエーターとして用いた場合の例を挙げる。
プリンター1の構成について、図1を参照して説明する。プリンター1は、記録紙等の記録媒体2(着弾対象の一種)の表面に対して液体状のインクを噴射して画像等の記録を行う装置である。このプリンター1は、記録ヘッド3、この記録ヘッド3が取り付けられるキャリッジ4、キャリッジ4を主走査方向に移動させるキャリッジ移動機構5等を備えている。また、プリンター1は、記録媒体2を副走査方向に移送する機構として、例えば、プラテンローラー6を備えている。この移送機構としては、プラテンローラー6のほか、ドラム等を用いてもよい。ここで、液体の一種である上記インクは、液体供給源としてのインクカートリッジ7に貯留されている。このインクカートリッジ7は、記録ヘッド3に対して着脱可能に装着される。なお、インクカートリッジがプリンターの本体側に配置され、当該インクカートリッジからインク供給チューブを通じて記録ヘッドに供給される構成を採用することもできる。
上記のキャリッジ移動機構5はタイミングベルト8を備えている。そして、このタイミングベルト8はDCモーター等のパルスモーター9により駆動される。従ってパルスモーター9が作動すると、キャリッジ4は、プリンター1に架設されたガイドロッド10に案内されて、主走査方向(記録媒体2の幅方向)に往復移動する。
図2〜図5は、本実施形態の記録ヘッド3の構成を示す模式図である。特に、図2は、記録ヘッド3の分解斜視図であり、図3は、記録ヘッド3の要部における平面図(上面図)である。また、図4は、図3におけるA−A断面図であり、図5は、図3におけるB−B断面図である。なお、図3は、後述する封止板20が接合されていない状態を示している。すなわち、図3は、各層が積層された振動板21の平面図である。この図3において、ハッチングで示される部分は金属層(共通金属層30及び個別金属層40)を示している。
本実施形態における記録ヘッド3は、圧力室形成基板15、ノズルプレート16、アクチュエーターユニット14、及び、封止板20等を積層して構成されている。圧力室形成基板15は、例えば、シリコン単結晶基板等からなる板材である。図4に示すように、この圧力室形成基板15には、複数の圧力室22となる空間(以下、適宜、圧力室空間と称する。)が、隔壁22aを間に挟んで並設されている。これらの圧力室空間は、ノズル列方向に直交する方向に長尺な空部であり、ノズルプレート16の各ノズル25に一対一に対応して設けられている。すなわち、各圧力室空間(或いは圧力室22)は、ノズル列方向に沿って、ノズル25の形成ピッチと同じピッチで形成されている。なお、本実施形態の圧力室形成基板15は、面方位(110)のシリコン単結晶基板を、異方性エッチングすることによって作成される。このため、図3に示すように、圧力室空間の上部開口(ノズル25側とは反対側の開口)は、台形状を呈している。また、図5に示すように、圧力室22の長手方向の内壁は、その一部が斜めに傾斜した斜面になっている。そして、この斜面の途中には、段差が形成されている。
また、図2に示すように、圧力室形成基板15において、圧力室空間に対して当該圧力室空間の長手方向の側方(ノズル25との連通側とは反対側)に外れた領域には、圧力室形成基板15を貫通する連通部23が、圧力室空間の並設方向に沿って形成されている。この連通部23は、各圧力室空間に共通な空部である。この連通部23と各圧力室空間とは、インク供給路24を介してそれぞれ連通されている。なお、連通部23は、後述する振動板21の連通開口部26および封止板20の液室空部33と連通して、各圧力室空間(圧力室22)に共通なインク室であるリザーバー(共通液室)を構成する。インク供給路24は、圧力室22よりも狭い幅で形成されており、連通部23から圧力室22に流入するインクに対して流路抵抗となる部分である。
圧力室形成基板15の下面(アクチュエーターユニット14との接合面側とは反対側の面)には、ノズルプレート16が、接着剤や熱溶着フィルム等を介して接合されている。本実施形態におけるノズルプレート16は、ドット形成密度(例えば、300dpi)に相当するピッチ(隣接ノズル25の中心間距離)で各ノズル25が並設されている。図3に示すように、各ノズル25は、圧力室空間に対してインク供給路24とは反対側の端部で連通する。なお、ノズルプレート16は、例えば、ガラスセラミックス、シリコン単結晶基板、又はステンレス鋼等からなる。
アクチュエーターユニット14は、図2に示すように、振動板21、並びに、この振動板21上に積層された圧電素子本体19、共通金属層30及びリード電極部41等から構成される。振動板21(本発明における支持体に相当)は、圧力室形成基板15の上面に形成された弾性膜17と、この弾性膜17上に形成された絶縁体膜18と、から成る。なお、弾性膜17としては、例えば、厚さが300〜2000nmの二酸化シリコン(SiO)が好適に用いられる。また、絶縁体膜18としては、例えば、厚さが30〜600nmの酸化ジルコニウム(ZrOx)が好適に用いられる。この振動板21における圧力室空間に対応する部分、即ち、圧力室空間の上部開口を塞いで圧力室22の一部を区画する部分は、圧電素子本体19の撓み変形に伴ってノズル25から遠ざかる方向あるいは近接する方向に撓み変形が許容される領域であり、本発明の第1の領域に相当する。一方、この領域の外側、即ち、圧力室空間の外側の領域は、圧電素子本体19の撓み変形が阻害される領域であり、本発明の第2の領域に相当する。なお、図2に示すように、振動板21における圧力室形成基板15の連通部23に対応する部分には、当該連通部23と連通する連通開口部26が開設されている。
振動板21(絶縁体膜18)の圧力室22に対応する部分、すなわち第1の領域の上面(ノズル25側とは反対側の面)には、圧電素子本体19が形成されている。本実施形態における圧電素子本体19は、図4及び図5に示すように、振動板21側から順に下電極層27(本発明における第1の電極層に相当)、圧電体層28および上電極層29(本発明における第2の電極層に相当)が、成膜技術により積層されて構成されている。すなわち、圧電素子本体19は、下電極層27と上電極層29との間に圧電体層28が挟まれた部分であり、両電極層への電圧の印加により圧電歪みが生じる能動部となる部分である。そして、図5に示すように、本実施形態の圧電素子本体19の長手方向の一側(インク供給路24とは反対側)の端部は、圧力室空間の長手方向の外側の領域(第2の領域)まで延設されている。また、圧力室22(詳しくは、圧力室空間の上部開口)の長手方向の内側と外側との境界領域における上電極層29上には、共通密着層35を介して共通金属層30が積層されている。なお、振動板21上に積層された各層の位置関係に関し、詳しくは後述する。また、振動板21、下電極層27、圧電体層28、上電極層29、共通密着層35、共通金属層30及び後述する保護膜43からなり、圧力室22に対応する部分の外側も含めてアクチュエーターとして機能する部分が本発明における圧電素子に相当する。
なお、上電極層29及び下電極層27としては、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、チタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)等の各種金属や、これらの合金等が用いられる。合金電極の一例として、LaNiO等が挙げられる。また、圧電体層28としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の強誘電性圧電性材料や、これにニオブ、ニッケル、マグネシウム、ビスマス又はイットリウム等の金属を添加したリラクサ強誘電体等が用いられる。その他、チタン酸バリウムなどの非鉛材料も用いることが可能である。さらに、各層の厚さに関し、例えば、上電極層29の厚さは15〜100nm、圧電体層28の厚さは0.7〜5μm、下電極層27の厚さは50〜300nmの範囲に設定されることが望ましい。また、共通金属層30としては、金(Au)等が用いられ、共通密着層35としては、チタン、ニッケル、クロム、及び、これらの合金等が用いられる。
封止板20は、図2に示すように、アクチュエーターユニット14における圧力室形成基板15との接合面である下面とは反対側の上面に、接着剤37(図4及び図5参照)を介して接合されている。この封止板20内には、圧電素子本体19を収容可能な収容空部32が形成されている。また、封止板20の収容空部32よりもノズル列に直交する方向の外側に外れた位置であって、振動板21の連通開口部26および圧力室形成基板15の連通部23に対応する領域には、液室空部33が設けられている。液室空部33は、封止板20を厚さ方向に貫通して圧力室空間(圧力室22)の並設方向に沿って設けられており、上述したように連通開口部26および連通部23と一連に連通して各圧力室空間の共通のインク室となるリザーバーを画成する。なお、図示しないが、封止板20には、収容空部32と液室空部33の他に、アクチュエーターユニット14の端子領域に対応する位置に、封止板20を厚さ方向に貫通する配線開口部が設けられている。この配線開口部内に後述する端子領域の個別金属層40及び共通金属層30が露出される。そして、これらの金属層30、40の露出部分には、プリンター本体側からの図示しない配線部材の端子が電気的に接続される。
このような構成の記録ヘッド3では、インクカートリッジ7からインクを取り込み、リザーバー、インク供給路24、圧力室22、およびノズル25に至るまでの流路内がインクで満たされる。そして、プリンター本体側からの駆動信号の供給により、圧力室22に対応するそれぞれの下電極層27と上電極層29との間に、両電極の電位差に応じた電界が付与されると、圧電素子本体19が撓み変形する。これに伴って、振動板21の圧力室22(圧力室空間の上部開口)に対応する領域(第1の領域)が変位し、圧力室22内に圧力変動が生じる。この圧力変動を制御することで、ノズル25からインクが噴射される。
次に、振動板21に積層される各層の位置関係について詳しく説明する。本実施形態の下電極層27は、図4に示すように、個々の圧力室22毎に独立して設けられている。一方、本実施形態の上電極層29は、複数の圧力室22に亘って連続して設けられている。したがって、下電極層27は、圧力室22毎の個別電極となり、上電極層29は、各圧力室22に共通な共通電極となる。
具体的には、圧力室並設方向(ノズル列方向)において、下電極層27の幅は、圧力室22(詳しくは、圧力室空間の上部開口)の幅及び圧力室22に対応する領域(第1の領域)上の圧電体層28の幅よりも狭く形成されている。また、図3に示すように、下電極層27は、圧力室22の長手方向(ノズル列方向に直交する方向)において、一側(図3における下側)の端部がリード電極部41(後述)まで延在され、他側(図3における上側)の端部が圧力室22の端部(詳しくは、圧力室空間の上部開口縁)を越えてインク供給路24と重なる位置(詳しくは、各層の積層方向に対して重なる位置)まで延在されている。一方、図4に示すように、上電極層29は、圧力室並設方向において、その両端部が並設された一群の圧力室22の外側まで延在されている。また、図3に示すように、上電極層29は、圧力室22の長手方向において、一側の端部が圧力室22(詳しくは、圧力室空間の上部開口縁)の端部を越えて当該圧力室22とリード電極部41との間の領域まで延在され、他側の端部が下電極層27の端部を越えてインク供給路24と重なる位置の外側まで延在されている。
そして、図3及び図5に示すように、圧電体層28は、圧力室22の長手方向において、一側の端部が上電極層29の一側の端部を越えてリード電極部41の端部と重なる位置まで延在され、他側の端部が下電極層27の端部を越えてインク供給路24と重なる位置の外側まで延在されている。また、図3に示すように、圧電体層28は、圧力室並設方向において、複数の圧力室22に亘って形成されると共に、隣り合う圧力室22の間に対応する領域に開口部28aが複数形成されている。この開口部28aは、圧電体層28をエッチングにより除去することで形成される。すなわち、複数の開口部28aがノズル列方向に沿って、圧力室22の形成ピッチ(ノズル25の形成ピッチ)と同じピッチで形成されている。これにより、開口部28aと開口部28aとの間に、1つの圧力室22に対応する圧電素子本体19が、圧力室22の形成ピッチと同じピッチで形成される。
また、図4に示すように、圧力室空間上における圧電体層28のノズル列方向の幅(隣り合う開口部28aの間の距離)は、圧力室22の同方向における幅よりも狭く、且つ下電極層27の同方向の幅よりも広く形成されている。また、図3に示すように、開口部28aの長手方向の長さは、圧力室22(詳しくは、圧力室空間の上部開口)の長手方向の長さより短く形成されている。すなわち、長手方向において、開口部28aの両側の端部は、いずれも圧力室22の両側の端部より内側(圧力室22の中央側)に対応する位置にある。なお、本実施形態の開口部28aは、平面視において、圧力室22の長手方向に沿って長尺な六角形状に形成されている。また、圧力室22の長手方向において、開口部28aから外れた領域の圧電体層28は、複数の圧力室22に亘って連続して形成されている。
圧力室22の長手方向における圧電素子本体19の端部領域には、複数の圧力室22に亘って連続する共通金属層30(本発明における金属層に相当)が積層されている。この共通金属層30は、共通密着層35(本発明における密着層に相当)を介して上電極層29の上に積層されている。すなわち、共通密着層35上に共通金属層30が積層されている。本実施形態の共通金属層30及び共通密着層35は、図3に示すように、複数の圧力室22に亘って連続して形成されると共に、ノズル列方向に直交する方向において開口部28aを挟んだ両側に形成されている。この両側に形成された共通金属層30及び共通密着層35は、それぞれ圧力室空間に対応する領域(振動板21の第1の領域)と部分的に重なる位置から圧力室空間の長手方向の外側に外れた領域(振動板21の第2の領域)と部分的に重なる位置に亘って形成されている。
具体的には、図3に示すように、他側(インク供給路24側、図3における上側)に形成される共通金属層30a及び共通密着層35aは、圧力室22の長手方向(圧電素子本体19の延設方向)において、開口部28aの他側における端部に対応する領域から圧力室22及びインク供給路24を越えた領域まで延在している。本実施形態では、他側の共通金属層30a及び共通密着層35aは、平面視において六角形状の開口部28aの他側の頂点を含む端部と重畳されると共に、圧力室22のインク供給路24との境界を含む端部と重畳されている。
一方、一側(ノズル25側、図3における下側)に形成される共通金属層30b及び共通密着層35bは、圧力室22の長手方向において、開口部28aの一側における端部に対応する領域から圧力室22の端部(詳しくは、圧力室空間の上部開口縁)及び上電極層29の一側の端部を越えて当該圧力室22とリード電極部41との間の領域まで延在されている。すなわち、共通金属層30b及び共通密着層35bは、圧電体層28上において、上電極層29の一側の端部よりも外側(リード電極部41側)に延在されている。本実施形態では、図3に示すように、一側の共通金属層30b及び共通密着層35bは、平面視において開口部28aの一側の頂点を含む端部と重畳されると共に、圧力室22の一側の端部と重畳されている。
なお、圧電体層28一側の端部において、共通金属層30b及び共通密着層35bと重なる部分が、上電極層29を介して共通金属層30bに電圧が印加された際に変形する部分であり、この共通金属層30b及び共通密着層35bの一側の端部に対応する位置が、能動部と非能動部との境界位置に相当する。また、圧力室22の長手方向の両側の共通金属層30及び共通密着層35は、それぞれ端部の位置が同じ位置に揃えられている。さらに、これら両側の共通金属層30及び共通密着層35は、圧力室並設方向の外側において、リード電極部41側の端子領域(図示せず)まで延在している。この端子領域において、配線部材の共通電極端子と電気的に接続される。
そして、図3及び図5に示すように、上電極層29の一側の端部から外れた領域における共通密着層35bと圧電体層28との間には、絶縁性を有する保護膜43が形成されている。すなわち、上電極層29の端部よりも外側に位置する共通金属層30b及び共通密着層35bは、圧電体層28上に積層された保護膜43上に積層されている。本実施形態の保護膜43は、上電極層29の一側の端部とリード電極部41の個別上電極層39(本発明における個別電極層に相当)の他側の端部との間に形成されている。すなわち、共通金属層30bとリード電極部41との間の領域には、保護膜43が露出した領域が形成される。なお、本実施形態では、図5に示すように、保護膜43と上電極層29及び個別上電極層39とが各層の積層方向に重ならないように形成されているが、一部が重なるように形成されてもよい。また、保護膜43としては、絶縁性を有するものであればどのようなものであってもよい。例えば、融点が高く、電気絶縁性に優れたアルミナ(酸化アルミニウム(Al))を保護膜43として好適に用いることができる。その他、ポリイミドや、タンタル(Ta)、ハフニウム(Hf)、及びこれらを含む化合物等も保護膜43として用いることができる。
なお、図5に示すように、圧電体層28の一側の端部上であって、共通金属層30bの途中からリード電極部41の端部に亘る領域には、接着剤37を介して封止板20の下端部が接合されている。すなわち、共通金属層30bとリード電極部41との間の保護膜43が露出した領域に接着剤37が充填され、圧電体層28の能動部と非能動部との境界位置に重なる領域に封止板20の下端部が接合されている。
また、リード電極部41は、図3及び図5に示すように、圧力室22の長手方向の一側の端部よりも外側に外れた領域であって、上電極層29に対して所定の間隔を隔てた位置に形成されている。本実施形態のリード電極部41の他側(圧電素子本体19側)の端部は、圧電体層28の一側の端部上に積層されている。すなわち、圧電体層28の一側の端部上において、上電極層29、共通密着層35b及び共通金属層30bと間隔を開けて形成される個別上電極層39、個別密着層45及び個別金属層40が、この順にそれぞれ下電極層27に対応して圧電素子本体19毎に積層されている。また、個別密着層45及び個別金属層40の他側の端部は、個別上電極層39の他側の端部よりも圧電素子本体19側に延在されている。この個別上電極層39の他側の端部から外れた領域における個別密着層45及び個別金属層40は、保護膜43上に積層されている。そして、これら個別上電極層39、個別密着層45及び個別金属層40は、圧電体層28の外側で、下電極層27と導通している。このようなリード電極部41の一側(圧電素子本体19とは反対側)の端部は、図示しない端子領域まで延在され、配線部材の個別電極端子と電気的に接続される。
このように、圧力室22(詳しくは、圧力室空間の上部開口)の長手方向の内側と外側との境界において、共通金属層30が形成されたので、この共通金属層30が能動部である圧電素子本体19の動きを規制し、圧電素子本体19の端部が変形し過ぎることを抑制できる。これにより、能動部と非能動部との境界位置に発生する応力を弱めることができる。また、圧電素子本体19の延設側の領域において圧電体層28を圧力室22(詳しくは、圧力室空間の上部開口)の外側まで延設し、上電極層29から外れた領域における共通密着層35bと圧電体層28との間に保護膜43を形成したので、当該保護膜43が積層された部分における圧電体層28にかかる電界を弱めることできる。これにより、当該部分の変形を抑制でき、能動部と非能動部との境界位置に応力が集中することを抑制できる。これにより、圧電素子本体19を変形させる際に、圧電体層28にクラック等が発生する不具合をより確実に抑制することができる。その結果、圧電素子の信頼性が向上し、ひいては記録ヘッド3及びプリンター1の信頼性が向上する。
次に、上記した圧電素子の製造方法について説明する。図6は、圧電素子の製造方法を説明する工程図である。まず、図6(a)に示すように、弾性膜17と絶縁体膜18とからなる振動板21の一面に下電極層27となる薄膜を製膜し、フォトリソグラフィ技術により下電極層27をパターニングする。具体的には、レジスト層の塗布工程、露光工程、現像工程を経て、下電極層27の形状に応じたレジストマスクをこの薄膜上に形成する。その後、エッチング工程において上記した薄膜の不要な部分を除去し、レジスト除去工程においてレジストマスクを除去することで、下電極層27を形成する。次に、図6(b)に示すように、下電極層27が形成された振動板21の一面に圧電体層28となる薄膜を製膜し、フォトリソグラフィ技術により圧電体層28をパターニングする。続いて、図6(c)に示すように、圧電体層28が形成された振動板21の一面に上電極層29及び個別上電極層39となる薄膜を製膜し、フォトリソグラフィ技術により上電極層29及び個別上電極層39をパターニングする。これにより圧電体素子本体19が形成される。
そして、圧電体素子本体19が形成されたならば、この圧電体素子本体19が形成された振動板21の一面に保護膜43となる薄膜を製膜し、図6(d)に示すように、フォトリソグラフィ技術により保護膜43をパターニングする。これにより、上電極層29と個別上電極層39との間に保護膜43が形成される。なお、このとき、保護膜43の一部と上電極層29の一部及び個別上電極層39の一部とが、重なってもよい。この場合、保護膜43と上電極層29或いは個別上電極層39との重なった部分は、そのままにしておいても良いが、この重なった部分の保護膜43のみをエッチングにより除去することもできる。また、保護膜43の厚さをエッチングにより調整することで、上電極層29及び個別上電極層39の厚さと揃えることもできる。
続いて、図6(e)に示すように、保護膜43が形成された振動板21の一面に共通密着層35及び個別密着層45となる薄膜を製膜し、更にその上に共通金属層30及び個別金属層40となる薄膜を製膜する。最後に、図6(f)に示すように、フォトリソグラフィ技術により両薄膜を共通金属層30及び個別金属層40の形状にパターニングする。これにより、上電極層29の一側の端部から保護膜43の他側の端部に亘って共通密着層35b及び共通金属層30bが積層されると共に、リード電極部41に個別密着層45及び個別金属層40が積層される。なお、圧電素子の製造方法は、上記した方法に限られず、上電極層29の一側の端部から外れた領域における共通密着層35bと圧電体層28との間に保護膜43が形成できれば、どのような方法であってもよい。
ところで、上記実施形態では、一側の共通密着層35bの一側の端部と圧電体層28との間に保護膜43を形成したが、これには限られない。例えば、他側の共通密着層の端部を上電極層の他側の端部を越えて外側(圧力室とは反対側)まで延在させ、上電極層の他側の端部から外れた領域における共通密着層と圧電体層との間に保護膜を形成するように構成してもよい。また、上記実施形態では、圧力室22(圧力室空間)の形状が、平面視において台形状を呈していたが、これには限られない。例えば、平行四辺形状や長方形状等の種々の形状を採用することができる。さらに、上記実施形態では、圧力室空間を長手方向に区画する内壁が、圧力室形成基板15の上下面に対して傾斜した斜面になっていたが、これには限られない。例えば、圧力室空間を区画する内壁が、圧力室形成基板の上下面に対して直交するように構成してもよい。また、上記実施形態では、圧電体層28の開口部28aが、平面視において六角形状を呈していたが、これには限られない。例えば、平行四辺形状や長方形状等の種々の形状を採用することができる。
そして、上述した実施形態では、インクジェットプリンターに搭載されるインクジェット式記録ヘッドを例示したが、上記構成の圧電素子を有するものであれば、インク以外の液体を噴射するものにも適用することができる。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等にも本発明を適用することができる。
また、本発明は、液体噴射ヘッド或は液体噴射装置にアクチュエーターとして用いられるものには限られず、例えば、各種センサー等に使用される圧電素子等にも適用することができる。
1…プリンター,3…記録ヘッド,14…アクチュエーターユニット,15…圧力室形成基板,16…ノズルプレート,17…弾性膜,18…絶縁体膜,19…圧電素子本体,20…封止板,21…振動板,22…圧力室,23…連通部,25…ノズル,27…下電極層,28…圧電体層,28a…開口部,29…上電極層,30…共通金属層,35…共通密着層,37…接着剤,39…個別上電極層,40…個別金属層,41…リード電極部,43…保護膜,45…個別密着層

Claims (4)

  1. 撓み変形が許容される第1の領域と、該第1の領域の外側であって撓み変形が阻害される第2の領域とからなる支持体と、
    前記支持体の前記第1の領域上に第1の電極層、圧電体層、および第2の電極層がこの順に積層されてなる複数の圧電素子本体と、
    前記第2の電極層上に密着層を介して積層される金属層と、
    備え、
    前記第1の電極層は、複数の前記圧電素子本体毎に個別に形成され、
    前記第2の電極層は、複数の前記圧電素子本体に共通に形成され、
    前記圧電素子本体の一部は前記第2の領域まで延設されると共に、当該延設側の領域において、前記圧電体層の端部は第2の電極層の端部よりも外側に延設され、
    前記金属層及び前記密着層は、前記延設側の領域において、前記第1の領域に重なる位置から第2の電極層の端部を超えて前記第2の領域まで延設され、
    前記第2の電極層から外れた領域における前記密着層と前記圧電体層との間に絶縁性を有する保護膜が形成されたことを特徴とする圧電素子。
  2. 前記第2の領域まで延設された前記圧電体層上に、前記第1の電極層に導通されると共に前記第2の電極層とは間隔を空けて個別電極層が前記圧電素子本体毎に個別に形成され、
    前記個別電極層上に個別密着層を介して個別金属層が積層され、
    前記個別金属層及び前記個別密着層は、前記個別電極層の端部を超えて当該個別電極層と前記第2の電極層との間の領域まで延設され、
    前記個別電極層と前記第2の電極層との間の領域において、前記密着層と前記圧電体層との間、及び、前記個別密着層と前記圧電体層との間に、絶縁性を有する保護膜が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の圧電素子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の圧電素子を備えたことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  4. 請求項3に記載の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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