JP6205159B2 - 基板把持装置および基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板等を回転させながら洗浄またはエッチング等の処理を行うために
用いて好適な基板把持装置および基板処理装置に関する。
例えば、半導体装置の製造過程において、円板状の基板に回路パターンを形成するための成膜プロセスやフォトプロセスが知られている。これらのプロセスでは、この基板に対して成膜処理と洗浄処理とが繰り返して行われる。
これらの洗浄や乾燥の処理には、基板把持装置が用いられる(例えば、特許文献1参照。)。この基板把持装置には、回転駆動する回転テーブルが設けられている。この回転テーブルの周辺部には、複数のピンベースが、回転テーブルの回転軸に平行な軸周りに回動可能に設けられている。
ピンベースの上面には、チャックピンが偏心して突設され、このチャックピンには上記回転テーブルの中心に向かって低く傾斜した受け面が設けられている。
複数のピンベースは駆動手段によって同一方向に回転駆動されるようになっている。したがって、ピンベースを所定方向に回転させてチャックピンを偏心回転させれば、このチャックピンの受け面が基板の外縁部下面に当接し、基板を回転テーブルに一体的に把持することができる。
基板の処理の際には、基板を把持した状態で回転テーブルを回転させ、処理液を基板の被処理面に吹き付ける。処理液は回転テーブルの回転により、基板の径方向に流れるため、基板の被処理面は処理されるが、チャックピンが当接している位置には処理液が流れず、基板上に未処理部分が発生する。この対策として、チャックピンを回転させて把持位置を変える方法や、ピンベースに2本のチャックピンを設け、基板を把持するチャックピンを切り換える方法が知られている(例えば、特許文献2及び3参照。)。2本のチャックピンを用いて持ち替える方法では、基板を下面から支える基板支持ピンにより、基板を支えつつ、切換が行われる。これらの方法以外に、回転テーブルの加減速により、チャックピンの受け面上で基板を滑らせる方法も知られている。
基板に所定の処理を行った後は、ピンベースを先程の所定方向と逆方向に回転させることで、基板の把持状態を解除し、回転体から取り出すことができる。
特許第4681148号公報 特許第3955176号公報 特許第3762275号公報
上述した基板把持装置では、次のような問題があった。すなわち、チャックピンを回転させて把持位置を変える方法では、基板把持力を一定以上にしないと基板が滑る可能性があり、確実な位置変化が行えているかの判断が困難である。更に、基板回転中にチャックピンを回転させうる機構を組み込む必要があるため、装置全体の構造が複雑化する。
2本のチャックピンを用いて持ち替える方法では、基板支持ピンが基板下面に当接する。しかしながら、基板裏面を処理する場合、この基板裏面にはピンが接触しないことが求められることから、裏面処理には用いることができない。また、チャックピン切換のために回転テーブルの回転を一度止める必要があり、処理時間が長くなる。更に、回転テーブルの回転駆動機構とは別に、2本のチャックピンの切換機構が必要であるため、構造が複雑化する。
チャックピンの受け面上で基板を滑らせる方法では、基板とチャックピンの受け面との摩擦力以上の慣性力が必要である。しかしながら、基板端部形状や表面状態、処理工程により、この摩擦力は変化するため、安定した動作を実施することができない問題がある。
そこで本発明は、基板回転中に、基板を把持するチャックピンの切換を安定して行うこ
とが可能である基板把持装置および基板処理装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の基板把持装置は次のように構成されている。
基板の外縁部を把持し、回転させる基板把持装置において、
回転自在に設けられた回転テーブルと、
前記回転テーブルを回転させる駆動部と、
この回転テーブルに設けられ前記基板の外縁に当接可能な第1、第2のチャックピンと、
前記回転テーブルと同軸的に、かつ、前記回転テーブルに対して相対回転自在に設けられた慣性部材と、
前記回転テーブルの回転速度が変化したときの前記回転テーブルと前記慣性部材との相対移動を利用して、前記基板に対する前記第1、第2のチャックピンのチャック開閉状態を変えるチャックピン切換機構と、
を有し、
前記回転テーブルは、前記慣性部材を支持するベアリングを有し、
前記慣性部材は、前記ベアリングに係合するためのラッチ溝が形成された内周部を有することを特徴とする。
本発明によれば、基板回転中に、基板を把持するチャックピンの切換を安定して行うことが可能である。
本発明の一実施の形態に係る基板把持装置を示す縦断面図。 同基板把持装置の要部を示す斜視図。 同基板把持装置の回転テーブル及び把持力発生機構を一部破断して示す平面図。 同基板把持装置のチャックピン切換機構を示す斜視図。 同チャックピン切換機構の要部の、第1状態における基板把持状態を示す平面図。 同チャックピン切換機構の要部の、同基板把持状態を示す斜視図。 同チャックピン切換機構の要部の、第2状態における基板把持状態を示す平面図。 同チャックピン切換機構の要部の、同基板把持状態を示す斜視図。 同チャックピン切換機構の要部の、第3状態における基板把持状態を示す平面図。 同チャックピン切換機構の要部の、同基板把持状態を示す斜視図。 同チャックピン切換機構の第1状態における、同チャックピン切換機構の要部に発生する力とモーメントを示す説明図。 同チャックピン切換機構の第2状態における、同チャックピン切換機構の要部に発生する把持力を示す説明図。 同チャックピン切換機構の第3状態における、同チャックピン切換機構の要部に発生する力とモーメントを示す説明図。 同回転テーブルの回転速度と、同チャックピン切換機構の第1状態、第2状態、第3状態との関係を示す説明図。
図1は本発明の一実施の形態に係る基板把持装置1を示す縦断面図、図2は基板把持装置1の要部を示す斜視図、図3は基板把持装置1の回転テーブル20及び把持力発生機構50を一部破断して示す平面図、図4は基板把持装置1のチャックピン切換機構60を示す斜視図である。
なお、第1状態は後述する慣性部材64の慣性力により、第1のチャックピン41のみで基板Wを把持している状態、第2状態は第1のチャックピン41及び第2のチャックピン42の両方で基板Wを把持している状態、第3状態は慣性部材64の慣性力により、第2のチャックピン42のみで基板Wを把持している状態を示している。
基板把持装置1は、円板状の基板Wを回転させつつ、後述する上部ノズルヘッド72、下部ノズルヘッド71から処理液を吹付けて処理を行う際に、基板Wの外縁部を把持し、回転させる機能を有している。
図1に示すように、基板把持装置1は、後述する動力伝達体7に固定された回転テーブル20と、回転テーブル20の外周部に支持されたピンベース30と、ピンベース30に支持されたピン固定部材40と、ピンベース30を回動させる把持力発生機構50と、後述する第1状態、第2状態、第3状態の切換を行うチャックピン切換機構60と、基板Wに処理液を噴射する保持筒70とを有している。
床面Hに固定された円板状のベース部3の上面の径方向中心部には、通孔4が穿設され、径方向外周側には、液受5A、可動液受(カップ体)5Bが周方向に沿って設けられている。液受5Aの底部には、排出管6が設けられている。液受5Aの上方には、可動液受5Bが設けられている。可動液受5Bの上端部は、基板把持装置1の径方向内側に傾斜している。また、ベース部3の上面側には、後述する解除機構9が設けられている。
通孔4には、円筒状の動力伝達体7が、ベース部3の上面側に突出して設けられている。この動力伝達体7は回転軸C1を有し、駆動源としての制御モータ(駆動部)Mによって回転駆動される。また、動力伝達体7の先端部の外周には、円盤状のカバー8が取り付けられている。
動力伝達体7の、通孔4からベース部3の上面側に突出した先端部の外周の、カバー8よりベース部3側には、円盤状の回転テーブル20が動力伝達体7と同軸的に固定されている。すなわち、回転テーブル20は、動力伝達体7により、回転軸C1周りに回転自在に形成されている。
回転テーブル20の上面には複数の支持ベアリング21が、回転テーブル20の径方向を回転軸として配置されている。支持ベアリング21は、回転テーブル20の周方向に所定間隔ずつ離間した位置に配置され、後述する慣性部材64を下方から支持している。回転テーブル20の上面には、更に、図4に示すように、固定支持台22が設けられている。固定支持台22は、後述するラッチバネ68の一方の端部を支持している。
ピンベース30は、図3に示すように、回転テーブル20の周辺部に、周方向に所定間隔、例えば60度間隔ずつ離間した位置に回動可能に支持されている。なお、ピンベース30の数とその配置位置は、把持する基板の大きさや回転テーブル20の回転速度、あるいはその速度変化などを考慮して決定されるが、少なくとも3つのピンベース30を回転テーブル20の周辺部の周方向に等配することが好ましい。
ピンベース30は、回転テーブル20に、回転軸C1から離間すると共に、回転軸C1に平行な回転軸C2周りに回動可能に支持されている。ピンベース30は、図2に示すように、後述するピン固定部材40の下端部を内包する円筒形状を有している。ピンベース30の上部には、ピン固定部材40を支持する頭部31が設けられている。ピンベース30の側面には、内部から後述するピンレバー(アーム部)62が突出する貫通孔32が形成されている。また、ピンベース30の下端部は、回転テーブル20の下面側に突出している。
ピン固定部材40は、頭部31に回動可能に支持されている。ピン固定部材40は、回転軸C2に対する偏心位置に、回転軸C2に平行な回転軸C3を有し、この回転軸C3周りに回動可能である。
ピン固定部材40の下端部からは、後述するピンレバー62が回転テーブル20の径方向内側に、貫通孔32を貫通している。
ピン固定部材40の上面には、第1のチャックピン41及び第2のチャックピン42が設けられている。第1のチャックピン41と第2のチャックピン42は、回転軸C3と、ピンレバー62の突出方向に延びる軸とを含む面に対し相互に対象(回転軸C3を通り、ピンレバー62先端の凹部63の対称軸に対して対象)の位置に、回転軸C3と平行に設けられている。なお、図3に示すように、第1のチャックピン41は、基板把持装置1の上面視における時計回り方向側のチャックピンである。第2のチャックピン42は、基板把持装置1の上面視における反時計回り方向側のチャックピンである。
把持力発生機構50は、図3、図4に示すように、動力伝達体7に保持された略円板状の親歯車52と、ピンベース30の下端に嵌着された扇状の子歯車51とを有している。
親歯車52は、動力伝達体7に軸受53を介して回転可能に保持されている。親歯車52の外周部には、周方向に60度間隔で、子歯車51と噛合する歯部52aが形成されている。親歯車52は、図3に示すように、回転テーブル20の下面に設けられたバネ部材54によって所定の回転方向、例えば反時計回り方向に付勢されている。
子歯車51は、その外周部に、親歯車52と噛合する歯部51aが形成されている。
把持力発生機構50は、親歯車52がバネ部材54によって反時計周りに付勢されているため、子歯車51が時計方向に回動する。この回動にピンベース30が連動してピン固定部材40、第1のチャックピン41、第2のチャックピン42が回転軸C2周りに回転することで、基板Wを把持する把持状態となる。なお、この把持状態は、後述する第1状態、第2状態、第3状態のいずれかである。
基板Wの把持状態を解除するには解除機構9によって親歯車52が回転するのを阻止し、その状態で回転テーブル20のみを5°〜15°回動させる。これによって、ピンベース30は反時計方向に回転するから、第1のチャックピン41及び第2のチャックピン42による基板Wの保持状態が解除される。
チャックピン切換機構60は、ピン固定部材40の下端部に嵌着されたカム部材61と、回転テーブル20の上面側に、回転軸C1周りに回転自在に設けられた環状の慣性部材64とを有している。
カム部材61は、図2、図4に示すように、ピン固定部材40の下端から回転テーブル20の径方向内側に突出するピンレバー62と、ピンレバー62の先端に形成された凹部63とを有している。この凹部63の内壁は、図11〜図13に明示されるように、ピンレバー62の延びる方向を対称軸とした対象形状を有していて、図示例では、対称軸位置(中央部)に半円部63bを、そしてこの半円部63bを挟んで両側に円弧部63aをそれぞれ有する。凹部63の内側には、後述する凸部材65が位置している。
慣性部材64は、図1に示すように、その下面側で、回転テーブル20に設けられた支持ベアリング21に支持されている。また、図4に示すように、慣性部材64は、その内周部が回転テーブル20にベアリング66(66A,66B,66C,66D,66E,66F)を介して、回転軸C1周りに回転可能に支持されている。
慣性部材64は、その内周面に、ベアリング66Aが係合可能であるラッチ溝64a,64bを有している。
また、慣性部材60の上面には、回転テーブル20の周辺部に設けた各ピンベース30に対応して、凸部材65が例えば60度間隔ずつ離間した位置に立設されている。具体的には、ピンベース30毎に設けられるピンレバー62の凹部63に対応して凸部材65は配置される。
図4に示すように、回動支持アーム67は、その一方の端部が回転テーブル20に回動可能に支持されている。回転支持アーム67の他方の端部には、ベアリング66Aが支持されている。回動支持アーム67は、固定支持台22に設けられたラッチバネ68により、回転テーブル20の径方向外側に付勢されている。この付勢により、ベアリング66Aは慣性部材64の内周面に押し付けられている。ベアリング66Aは、後述する第1状態、第3状態において、ラッチ溝64a,64bにそれぞれ係合する。
慣性部材64の内周面のベアリング66B近傍には、ベアリング66Bと係合する一対のストッパ(規制部材)69A,69Bが突出して設けられている。ベアリング66Bはストッパ69Aとストッパ69Bの間に位置している。ストッパ69A,69Bは、慣性部材64の回転テーブル20に対する回動角度範囲を、例えば20°に規定している。
動力伝達体7の内部には保持筒70が挿通されている。この保持筒70の上端には、下部ノズルヘッド71が取着されている。この下部ノズルヘッド71からは、基板Wに処理液が噴射される。なお、回転テーブル20の上方には上部ノズルヘッド72が設けられ、基板Wの上面に処理液が噴射されるようになっている。
このように構成された基板把持装置1は、基板Wを把持した状態を保ちつつ、制御モータMにより生じる回転テーブル20の角加速度、及び、慣性部材64の回転軸C1周りの慣性モーメントにより、後述する第1状態、第2状態、第3状態の切換が行われる。
図5はチャックピン切換機構60の要部の、第1状態を示す平面図、図6はチャックピン切換機構60の要部の第1状態を示す斜視図、図7はチャックピン切換機構60の要部の、第2状態を示す平面図、図8はチャックピン切換機構60の要部の第2状態を示す斜視図、図9はチャックピン切換機構60の要部の、第3状態を示す平面図、図10はチャックピン切換機構60の要部の第3状態を示す斜視図、図11は第1状態において、チャックピン切換機構60の要部に発生する力とモーメントを示す説明図、図12は第2状態においてチャックピン切換機構60の要部に発生する把持力を示す説明図、図13は第3状態において、チャックピン切換機構60の要部に発生する力とモーメントを示す説明図である。
詳細は後述するが、第1状態は、慣性部材64のラッチ溝64aにベアリング66Aが係合した場合の状態であり、第3状態は、慣性部材64のラッチ溝64bにベアリング66Aが係合した場合の状態である。第2状態は、第1状態から第3状態に切り換わる途中の状態、または第3状態から第1状態に切り換わる途中の状態、または回転テーブル20の回転が停止している状態である。
なお、第1状態、第2状態、第3状態の切換は、回転テーブル20の角加速度により慣性部材64に生じる慣性力を利用して行われる。この慣性力は、慣性部材64の慣性モーメントと回転テーブル20の角加速度とを乗ずることで求められる。
したがって、第1状態、第2状態、第3状態の切換に必要な角加速度(切換角加速度)は、慣性部材64の慣性モーメントに依存する。なお、慣性部材64に切換角加速度を作用させている時間を制御することにより、第1状態から第3状態、あるいは第3状態から第1状態には完全に切り換わらず、回転テーブル20が回転中であっても第2状態を維持することもできる。
以下に、回転テーブル20が停止している停止状態、及び、第1状態、第2状態、第3状態への切り換わり態様について説明する。なお、以下の説明では、第1状態、第2状態、第3状態において、回転テーブル20は、その上面視における反時計回りに回転している。
回転テーブル20が回転していない停止状態では、第1のチャックピン41と第2のチャックピン42の両方で基板Wを把持している。このとき、凸部材65は、凹部63を構成する半円部63b内に位置し、凹部63とは接触していない。すなわち、図7及び図8に示す第2状態と同様の状態である。この際に、第1のチャックピン41と第2のチャックピン42が基板Wを把持する把持力は、バネ部材54により生じている。すなわち、バネ部材54が親歯車52を付勢することで、子歯車51を介してピンベース30に、回転軸C2周りのモーメントを生じさせている。このモーメントにより、ピン固定部材40には、回転テーブル20の径方向内側に向かって力Fが生じている。すなわち、第1のチャックピン41及び第2のチャックピン42には、それぞれ把持力F/2が生じている(図12参照)。
なお、回転テーブル20の停止状態において、ベアリング66Aをノッチ溝64aに、係合させることで第1状態、ベアリング66Aをノッチ溝64bに係合させることで第3状態に設定することも可能である。
第1状態は図5、図6、図11に示すように、第1のチャックピン41のみで基板Wを把持している状態である。回転テーブル20が減速回転している状態である。すなわち、第1状態では、回転テーブル20が第1の角加速度(第1角加速度)α1より小の角加速度で回転している際に、第1のチャックピン41が基板Wを把持しつつ、第2のチャックピン42が基板Wから離間する。なお、第1状態では、回転テーブル20が減速回転しているため、第1の角加速度α1は負の値である。従って、α1より小の角加速度とは、負の値であって、その絶対値がα1の絶対値より大きいことを意味する。
第1状態では、回転する回転テーブル20の角加速度が減速方向に発生している。このため、慣性部材64には、回転テーブル20の角加速度及び慣性部材64の慣性モーメントにより、回転テーブル20の回転方向、すなわち、図11中矢印Y1で示す方向に慣性力が生じる。慣性部材64に働くこの慣性力により、慣性部材64は、回転テーブル20に対し矢印Y1方向に相対回転し、ラッチ溝64aがベアリング66Aに係合する。換言すると、第1角加速度より小の角加速度とは、慣性部材64と回転テーブル20とが相対回転を生じる以上の負の角加速度であり、その角加速度を作用させている時間は、上述の第2の状態から、ラッチ溝64aがベアリング66Aに係合して第1状態となるまでの時間は必要となる。ラッチ溝64aがベアリング66Aに係合すると、この状態から加速度が低下しても第1状態は維持されることとなる。
慣性部材64が回転テーブル20に対し矢印Y1方向に相対回転することで、凸部材65が、凹部63の内壁の、回転テーブル20の回転方向側を押す。これにより、ピン固定部材40には、軸C3周りのモーメントが生じる。このモーメントにより、第2のチャックピン42は基板Wから離間する方向に移動し、第1のチャックピン41のみにより基板Wを押圧する。図11で、R11はその反力である。
第1状態では、図11に示すように、凸部材65と凹部63との接点を支点とするモーメントが釣合っている状態となる。すなわち、第1のチャックピン41の押圧による反力R11と、力Fとの間には、F・L2=R11・(L1+L2)の関係が成り立っている。なお、L1は、第1状態における、第1のチャックピン41とピン固定部材40の中心の、回転テーブル20の径方向に垂直な方向の距離である。L2は、第1状態における、ピン固定部材40の中心と、凸部材65と凹部63との接点の、回転テーブル20の径方向に垂直な方向の距離である。
第2状態は、上述の第1の状態から、回転テーブル20を、第2の角加速度(第2角加速度)α2より大の角加速度で加速回転させ、かつ短時間のうちに、角加速度をα2以下とした(定速回転含む)状態である。ここでは、α2は正の値である。α2より大の角加速度で加速回転することで、慣性部材64に慣性力が働き、この慣性力により慣性部材64は回転テーブル20に対して時計方向に相対回転して、ラッチ溝64aとベアリング66Aとの係合が外れる。換言すると、α2より大の角加速度は、ラッチ溝64aとベアリング66Aとの係合が外れて、慣性部材64が回転テーブル20に対して時計方向に相対回転を生じる以上の正の角加速度である。そして、ここでいう短時間とは、ラッチ溝64aとの係合が外れたベアリング66Aが、慣性部材64と回転テーブル20とのさらなる相対回転によってラッチ溝64bと係合してしまわないまでの範囲の時間とされる。この結果、第2状態では、図7及び図8に示すように、第1のチャックピン41と第2のチャックピン42との両方で、基板Wを把持する。
この第2状態は、例えば、回転テーブル20が一定の角速度で回転している状態のときに維持される。この状態では、図12に示すように、ピン固定部材40に把持力Fが生じている。すなわち、図12に示すように、第1のチャックピン41と第2のチャックピン42のそれぞれには、基板Wが押し返す力R1,R2が生じている。このR1,R2は、それぞれF/2であり、基板Wは、この力R1,R2でクランプされていることになる。また、一定の角速度で回転している状態では角加速度が生じていないため、慣性部材64には慣性力が発生していない。すなわち、第1のチャックピン41及び第2のチャックピン42には、基板Wから離間させる方向の力は生じていない状態である。
なお、第2状態は、回転テーブル20が一定の角速度で回転している例を示したが、たとえ角加速度を生じていたとしても、その値がα1を超えα2未満であれば同様の状態を維持することはできる。
第3状態は、図9、図10、図13に示すように、第2のチャックピン42のみで基板Wを把持している状態である。回転テーブル20が加速回転している状態である。すなわち、第3状態では、回転テーブル20が第2の角加速度(第2角加速度)α2より大の角加速度で加速回転している際に、第2のチャックピン42が基板Wを把持しつつ、第1のチャックピン41が基板Wから離間する。
第3状態では、回転テーブル20の角加速度が加速方向に発生している。このため、慣性部材64には、回転テーブル20の角加速度及び慣性部材64の慣性モーメントにより、回転テーブル20の回転方向とは逆向き、すなわち、図13中矢印Y2で示す方向に慣性力が生じる。慣性部材64に働くY2方向の慣性力により、慣性部材64は、回転テーブル20に対し相対回転し、ラッチ溝64bがベアリング66Aに係合する。ここで第2角加速度を作用させている時間は、上述の第2の状態から、ラッチ溝64bがベアリング66Aに係合して第3状態となるまでの時間は必要となる。ラッチ溝64bがベアリング66Aに係合すると、この状態が加速度が低下しても維持されることとなる。
慣性部材64が回転テーブル20に対し矢印Y2方向に相対回転することで、凸部材65が、凹部63の内壁の、回転テーブル20の回転方向とは反対側を押すことで、ピン固定部材40に、軸C3周りのモーメントが生じる。このモーメントにより、第1のチャックピン41は基板Wから離間する方向に移動し、第2のチャックピン42のみにより基板Wを押圧する。図13で、R22はその反力である。
第3状態では、図13に示すように、凸部材65と凹部63との接点を支点とする回転モーメントが釣合っている状態である。すなわち、第2のチャックピン42の押圧による反力R22と、力Fとの間には、F×L4=R22×(L3+L4)の関係が成り立っている。なお、L3は、第3状態における、第2のチャックピン42とピン固定部材40の中心の、回転テーブル20の径方向に垂直な方向の距離である。L4は、第3状態における、ピン固定部材40の中心と、凸部材65と凹部63との接点の、回転テーブル20の径方向に垂直な方向の距離である。
上述した回転テーブル20の角加速度は、制御モータMにより制御される。すなわち、制御モータMを制御することで、第1状態と第2状態との切換、及び、第2状態と第3状態との切換を自在に行うことが可能である。
上述したように形成された基板把持装置1による基板Wの処理は、例えば図14に示す手順で行われる。図14は回転テーブル20の角速度とチャックピン切換機構60の第1状態、第2状態、第3状態の関係を示す説明図である。
図14に示す手順では、初期状態として基板Wを第1のチャックピン41と第2のチャックピン42にて保持した状態(第2状態)としている。
回転テーブル20の回転が開始されると、基板把持装置1は、第2状態から、第1状態、第3状態の順番で、基板把持状態の切換が行われる。
すなわち、図14中S1に示すように、基板Wを把持した状態で回転テーブル20が、角加速度α2以下の角加速度で加速回転がされる。回転テーブル20の角速度が所定の角速度に達した時点で、図14中S2に示す角速度一定の回転に移行する。その後、上部ノズルヘッド72と下部ノズルヘッド71から処理液が噴射され、基板Wの処理が開始される。
処理液は、回転テーブル20により基板Wが回転しているため、基板Wの表面上を、基板Wの径方向外側に向かって流れる。基板Wの外縁まで流れた処理液は、可動液受5Bの内周面に向かって飛散する。可動液受5Bに受け止められた処理液は、液受5Aを通って排出管6に案内され、回収される。
回転テーブル20がα2以下の角加速度での加速状態、あるいは角速度一定の状態では、チャックピン切換機構60は、図14中T1に示すように、第2状態が維持される。この状態では、第1のチャックピン41と第2のチャックピン42の両方で基板Wを把持している状態であるため、基板Wの、第1のチャックピン41及び第2のチャックピン42に把持されている部分には、処理液が流れず、処理がされない。
この状態から、制御モータMを制御することで、上述した第1状態に移行する。図14中S3に示すように、回転テーブル20を再び第2の角加速度α2以下の角加速度で加速回転した後、図14中S4に示すように、第1の角加速度α1より小の角加速度で減速回転される。すなわち、図14中S4では、図14中T2に示すように、基板把持装置1は第1状態となる。
基板把持装置1が第1状態であるため、第2のチャックピン42は基板Wから離間する。これにより、基板Wの、第2のチャックピン42に把持されていた部分に処理液が流れ、処理が行われる。なお、この減速回転を、ベアリング66Aがラッチ溝64aに係合することとなるまで継続させることで、第1状態を維持することができる。また、以後、α1以上α2以下の角加速度が付与される範囲では、ベアリング66Aはラッチ溝64aとの係合状態が維持されるため、図14において、S5、S6、S7では、第1状態が維持される。
次に、制御モータMを制御することで、上述した第3状態に移行する。図14中S7に示すように、回転テーブル20を第1の角加速度α1以上の角加速度で減速回転した後、図14中S8に示すように、第2の角加速度α2より大の角加速度で加速回転される。すなわち、図14中S8では、図14中T3に示すように、基板把持装置1は第3状態となる。
基板把持装置1が第3状態であるため、第1のチャックピン41は基板Wから離間する。これにより、基板Wの、第1のチャックピン41に把持されていた部分にも処理液が流れ、処理が行われる。なお、この加速回転を、ベアリング66Aがラッチ溝64bに係合することとなるまで継続させることで、第3状態を維持することができる。また、以後、α1以上α2以下の角加速度が付与される範囲では、ベアリング66Aはラッチ溝64bとの係合状態が維持されるため、図14において、S9、S10、S11では、第3状態が維持される。
図14中S10の時点までには、基板Wの全面に処理液が流れたため、基板Wの全面の処理が行われたことになる。この後、図14中S11に示すように、第1の角加速度α1以上の角加速度で、回転テーブル20が停止するまで減速回転し、処理が終了する。
なお、図14に示した例では、第2状態、第1状態、第3状態と切り換えて処理を実行したが、例えば第3状態であるS11の途中で、角加速度α1より小の角加速度で減速回転を行なうことで、ベアリング66Aがラッチ溝64bから外れるようにし、かつこの減速時間を、ベアリング66Aが、ラッチ溝64bからは外れたがラッチ溝64aには到達しない短い時間に設定しておくと、第2状態として作業を終了させることも可能である。
上述したように、本実施の形態に係る基板把持装置1は、第1のチャックピン41のみで基板Wを把持している第1状態と、第2のチャックピン42のみで基板を把持している第3状態を切換可能である。このため、基板Wの、第1のチャックピン41で把持される部分と第2のチャックピン42で把持される部分にも処理液が流れる。したがって、基板Wの全面の処理を行うことが可能である。
また、第1状態と第3状態との切換は、回転テーブル20の回転中に、第1のチャックピン41と第2のチャックピン42の両方で基板Wを把持する第2状態を必ず経て行われる。このため、回転テーブル20の回転中であっても、常に基板Wが把持されている状態が保たれる。したがって、回転テーブル20の回転を止めることなく、第1状態と第3状態の安定した切換が可能である。
更に、第1状態、第2状態、第3状態の切換は、慣性部材64を用い、回転テーブル20の角加速度を変化させることで行っている。すなわち、制御モータMの制御のみで、第1状態、第2状態、第3状態の切換が可能である。このため、第1状態、第2状態、第3状態の切換を行うための複雑な装置を必要とせず、容易に切換を行うことが可能である。
上述したように、本発明によれば、基板回転中に、安定して基板を把持するチャックピンの切換を行うことが可能である。
また、基板Wをピンの受け面などで滑らせるものではないため、滑りによるパーティクル発生を防止できる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、基板把持装置の第2状態から第1状態、第3状態と切換が行われる処理方法について説明したが、例えば、第2状態から第3状態、第1状態と切換が行われる場合であっても、同様に適用できるのは勿論である。
また、基板上に処理液を噴射させた後に、基板を高速回転させて基板を乾燥させる工程においても本発明は適用できる。この場合においても、第1状態〜第3状態間で状態を適宜変化させれば、基板における、チャックピンが当接する部分の乾燥を効率的に行なえる。
この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
1…基板把持装置、2…カップ体、20…回転テーブル、30…ピンベース、40…ピン固定部材、41…第1のチャックピン、42…第2のチャックピン、50…把持力発生機構、51…子歯車、52…親歯車、54…バネ部材、60…チャックピン切換機構、61…カム部材、64…慣性部材、70…保持筒、M…制御モータ、W…基板。

Claims (7)

  1. 基板の外縁部を把持し、回転させる基板把持装置において、
    回転自在に設けられた回転テーブルと、
    前記回転テーブルを回転させる駆動部と、
    この回転テーブルに設けられ前記基板の外縁に当接可能な第1、第2のチャックピンと、
    前記回転テーブルと同軸的に、かつ、前記回転テーブルに対して相対回転自在に設けられた慣性部材と、
    前記回転テーブルの回転速度が変化したときの前記回転テーブルと前記慣性部材との相対移動を利用して、前記基板に対する前記第1、第2のチャックピンのチャック開閉状態を変えるチャックピン切換機構と、
    を有し、
    前記回転テーブルは、前記慣性部材を支持するベアリングを有し、
    前記慣性部材は、前記ベアリングに係合するためのラッチ溝が形成された内周部を有することを特徴とする基板把持装置。
  2. 基板の外縁部を把持し、回転させる基板把持装置において、
    回転自在に設けられた回転テーブルと、
    前記回転テーブルを回転させる駆動部と、
    前記回転テーブルの回転軸から離間した位置に、前記回転テーブルの回転軸と平行な軸周りに回動可能に、前記回転テーブルに支持されるピンベースと、
    前記ピンベースにおける、前記ピンベースの回転軸に対する偏心位置に、前記ピンベースの回転軸と平行な軸周りに回動可能に支持され、前記ピンベースの回動により、前記回転テーブルの回転軸に近接又は離間するピン固定部材と、
    前記ピン固定部材に、前記ピン固定部材の回転軸方向と平行に設けられ、前記基板の外縁に当接可能な第1、第2のチャックピンと、
    前記基板を把持する方向に前記第1、第2チャックピンを移動させるバネ部材を有する把持力発生機構と、
    前記ピン固定部材より前記回転テーブルの回転軸側に、前記回転テーブルと同軸的に回転自在に設けられた慣性部材、前記慣性部材の外周部に設けられた凸部材、を有するチャックピン切換機構であって、前記回転テーブルの回転速度が変化したときの前記回転テーブルと前記慣性部材との相対移動を利用して、前記基板に対する第1、第2のチャックピンのチャック開閉状態を変えるチャックピン切換機構と、
    前記ピン固定部材から前記回転テーブルの径方向内側に設けられたアーム部、前記アーム部の先端に設けられ、前記凸部材と係合する凹部、を有するカム部材と、
    を有することを特徴とする基板把持装置。
  3. 前記第1、第2のチャックピンを前記基板の把持方向に付勢する把持力発生機構を更に備え、
    前記第1、第2のチャックピンの前記基板に対するチャック開閉状態を変えるとき、前記第1、第2のチャックピンのうち少なくとも一方が前記基板の外縁に当接していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板把持装置。
  4. 前記チャックピン切換機構は、前記第1のチャックピンが基板の外縁に当接し前記第2のチャックピンが前記基板の外縁から離間する第1状態と、前記第1、第2のチャックピンが前記基板の外縁に当接する第2状態と、前記第1のチャックピンが前記基板の外縁から離間し前記第2のチャックピンが前記基板の外縁に当接する第3状態と、に切り換え可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の基板把持装置。
  5. 前記第1、第2のチャックピンを、前記回転テーブルの回転開始時に前記第2状態とし、その後、前記第1状態、前記第3状態の順に切り換え、前記回転テーブルの回転停止時に前記第2状態とするように、前記駆動部を制御する制御装置を更に備えることを特徴とする請求項記載の基板把持装置。
  6. 前記制御装置は、前記第2状態から前記第1状態への切り換えの際に、前記回転テーブルを減速回転させ、前記第1状態から前記第3状態への切り換えの際に、前記回転テーブルを加速回転させるように、前記駆動部を制御することを特徴とする請求項記載の基板把持装置。
  7. 基板把持装置によって把持された状態で基板を回転させ、ノズルから前記基板に処理液を供給して、前記基板を前記処理液によって処理する基板処理装置において、
    前記基板把持装置は、請求項1乃至のいずれかに記載の基板把持装置であることを特徴とする基板処理装置。
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