JP4571515B2 - スピン処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は基板を回転テーブルに保持してこの回転テーブルとともに回転させながら処理する基板のスピン処理装置に関する。
たとえば、半導体装置の製造工程においては、円盤状の半導体ウエハ等の基板に回路パターンを形成するための成膜プロセスやフォトプロセスがある。これらのプロセスではスピン処理装置を用いて基板を薬液であるエッチング液などの処理液で処理した後、同じく処理液としての純水などの洗浄液で洗浄処理し、ついで回転テーブルを高速度で回転させることで、上記基板に付着残留した洗浄液を除去する乾燥処理が行なわれる。
上記スピン処理装置は、周知のように処理槽を有し、この処理槽内にはカップ体が設けられている。このカップ体内には駆動源によって回転駆動される回転テーブルが設けられている。この回転テーブルには上記基板の外周部を保持する保持部材が周方向に沿って所定間隔で設けられ、これらの保持部材によって上記基板が回転テーブルに対して着脱可能に保持される。
したがって、回転テーブルに基板を保持し、この回転テーブルを回転させて基板に処理液を供給すれば、この基板を処理することができ、また処理後に回転テーブルを高速回転させれば、上記基板を乾燥処理することができる。
上記基板には、その板面だけでなく、外周面にも不純物が付着残留している。そのため、上記基板を処理液としてのエッチング液を用いて処理し、この基板に付着残留する不純物をエッチング作用によって除去するということが行なわれている。その場合、不純物は基板の板面だけでなく、外周面にも付着している。そのため、基板の上面側と下面側とに設けられたノズルによって基板の上下面にそれぞれ処理液を供給するとともに、上面に供給された処理液を回転する基板の遠心力によって外周縁から外周面に沿って流すことで、その外周面も処理するようにしている。
ところで、上記基板は上述したように外周面が上記回転テーブルに設けられた保持部材によって保持されている。そのため、基板の外周面の保持部材によって保持された個所には、処理液が入り込み難いため、その箇所が処理液によって十分に処理されず、不純物が残留してしまうということがある。その結果、基板の外周面に残留した不純物が基板の汚染原因になったり、その基板に転移して他の基板を汚染するなどのことがある。
一方、処理液によって処理された基板は、回転テーブルとともに高速度で回転させられて乾燥処理される。処理液による処理時に基板の外周面の保持部材によって保持された箇所には処理液が入り込んでいることがあり、そのような場合、回転テーブルを高速回転させても、基板の外周面と保持部材との間に入り込んだ処理液は他の部分に比べて除去され難いということがある。それによって、基板の外周面が均一に乾燥処理されなかったり、残留した処理液が乾燥後の基板の汚染原因になるなどのことがある。
この発明は、回転テーブルに保持された基板の外周面を他の部分と同じように処理することができるようにした基板のスピン処理装置を提供することにある。
この発明は、円盤状の基板を回転させながら処理するスピン処理装置であって、
回転テーブルと、
この回転テーブルに周方向に沿って所定間隔で設けられそれぞれに上記基板の外周面を保持する保持ローラが回転可能に設けられた複数の保持手段と、
上記回転テーブルを回転駆動する駆動手段と、
上記基板を処理しているときに上記駆動手段の駆動を制御して上記回転テーブルの回転速度を加速或いは減速の少なくとも一方によって変化させる制御手段を具備し、
上記保持手段は上記回転テーブルに回転駆動可能に設けられた保持部材を有し、この保持部材の上端には上記保持ローラが上記保持部材の回転軸芯から偏心した位置に回転可能に設けられ、
上記保持部材に回転可能に設けられた上記保持ローラの正転方向或いは逆転方向の少なくとも一方の回転方向への回転角度を所定の範囲に制限する回転角度制限手段が設けられていることを特徴とする基板のスピン処理装置にある。
この発明は、円盤状の基板を回転させながら処理するスピン処理装置であって、
回転テーブルと、
この回転テーブルに周方向に沿って所定間隔で設けられそれぞれに上記基板の外周面を保持する保持ローラが回転可能に設けられた複数の保持手段と、
上記回転テーブルを回転駆動する駆動手段と、
上記基板を処理しているときに上記駆動手段の駆動を制御して上記回転テーブルの回転速度を加減速する制御手段を具備し、
上記保持手段は上記回転テーブルに回転駆動可能に設けられた保持部材を有し、この保持部材の上端には上記保持ローラが上記保持部材の回転軸芯から偏心した位置に回転可能に設けられ、
上記保持部材に回転可能に設けられた上記保持ローラの正転方向及び逆転方向への回転角度を所定の範囲に制限する回転角度制限手段が設けられていて、
上記保持ローラは上記保持部材に回転可能に支持された取り付け軸の上端部に設けられ、
上記回転角度制限手段は、上記取り付け軸の下端部に設けられた第1の歯車と、上記保持部材に上記第1の歯車と噛合して設けられた第2の歯車と、この第2の歯車が上記第1の歯車の回転に応じて回転したときに、第2の歯車の正転方向と逆転方向との回転角度を制限する規制部材とによって構成されていることを特徴とする基板のスピン処理装置にある。
この発明によれば、回転テーブルを回転させて基板を処理しているときに、回転テーブルに対して基板を相対的に回転させ、回転テーブルに対する基板の保持位置を変化させることができるから、基板の外周面を均一に処理することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1乃至図4はこの発明の一実施の形態を示すスピン処理装置であって、このスピン処理装置は同図に鎖線で示すカップ体1を有する。このカップ体1の底部の径方向中心部には通孔2が穿設され、周辺部には複数の排出管1aが周方向に所定間隔で接続されている。
上記通孔2には円筒状の動力伝達体3が設けられている。この動力伝達体3は駆動手段である制御モータ4によって回転駆動される。この制御モータ4は筒状の固定子5と、この固定子5内に回転可能に挿入された同じく筒状の回転子6とを有する。
上記動力伝達体3は下端を上記回転子6の上端面に接触させ、その部分がねじ7によって固定されている。したがって、上記動力伝達体3は上記回転子6と一体的に回転するようになっている。なお、上記制御モータ4は制御装置8によって回転速度が後述するように制御される。
上記動力伝達体3のカップ体1内に突出した上端部には回転テーブル11が取付けられている。この回転テーブル11は円盤状をなした下板12と上板13とを重合させてなり、これら下板12と上板13との中心部分には上記動力伝達体3の内部空間に連通する通孔14が形成されている。
上記回転テーブル11の上板13の周辺部には周方向に所定間隔、たとえば90度間隔で4つの支持筒部15が一体形成されている。上記下板12の上記支持筒部15と対応する部分には通孔16が形成されている。
上記支持筒部15と通孔16には、各々ブッシュ17a,17bが嵌着され、このブッシュ17a,17bには保持部材18が回転可能に支持されている。この保持部材18は、上記ブッシュ17a,17bに支持された軸部19と、この軸部19の上端部に一体形成された上記軸部19よりも大径な頭部20とを有する。
上記頭部20の上端面には、保持部材18の回転軸心から図2にeで示す偏心量で偏心した位置に支軸21が突設されている。この支軸21は大径部21aと、この大径部21aの上端に設けられた小径部21bとからなり、この小径部21bには保持ローラ22が設けられている。つまり、保持ローラ22は、上記小径部21bに嵌着固定された内輪22aと、この内輪22aに球体22bを介して回転可能に設けられた外輪22cとを有し、この外輪22cの外周面にはたとえば断面凹曲面状の保持溝22dが周方向全長にわたって形成されている。
そして、各保持部材18に設けられた複数の保持ローラ22には、半導体ウエハのような円盤状の基板Wが外周縁部を上記外輪22cの保持溝22dに係合させて保持される。つまり、基板Wが図示しないロボットなどによって回転テーブル11に供給されると、各保持部材18が所定方向、たとえば時計方向に回転する。それによって、上記支軸21に設けられた保持ローラ22が後述するように偏心回転するから、基板Wの周縁部が保持ローラ22の保持溝22dによって保持されることになる。つまり、基板Wは4つの保持部材18に設けられた保持ローラ22よって回転テーブル11に対して相対的に回転可能に保持されることになる。
上記保持部材18を先程と逆方向である、反時計方向に回転させると、上記保持ローラ22が基板Wの外周面から離れる方向に偏心回転する。それによって、基板Wの4つの保持部材18による保持状態が開放される。
図1に示すように、上記保持部材18の軸部19は下端が回転テーブル11の下面側に突出し、その突出端部には子歯車25が嵌着されている。各保持部材18の軸部19に嵌着された子歯車25は親歯車26に噛合している。この親歯車26は上記動力伝達体3に軸受27を介して回転可能に保持されている。
上記親歯車26は上記動力伝達体3の外周面に設けられたばね27によって所定の回転方向、たとえば反時計方向に付勢されている。それによって、子歯車25が時計方向に回転し、その回転に保持部材18が連動して図3に矢印で示す時計方向に回転するから、この保持部材18に設けられた支軸21が偏心回転する。
それによって、各保持部材18の支軸21に設けられた保持ローラ22は図3に実線で示す位置から鎖線で示す位置に変位するから、基板Wは保持ローラ22の保持溝22dによって保持される。つまり、基板Wは、上記保持ローラ22の保持溝22dが形成された外輪22cによって回転テーブル11に対して相対的に回転可能に保持される。
基板Wの保持状態を解除するには、上記親歯車26を図示しない解除機構によってばね27の付勢力に抗して時計方向に回転させる。具体的には、上記解除機構によって親歯車26が回転するのを阻止し、その状態で回転テーブル11を制御モータ4によって時計方向に回転させる。それによって、保持部材18は反時計方向に回転し、保持ローラは図3に鎖線で示す位置から実線で示す位置に変位するから、上記外輪22cの保持溝22dによる基板Wの保持状態が解除されることになる。
上記動力伝達体3の内部には保持筒31が挿通されている。この保持筒31の上端にはノズルヘッド32が取着されている。このノズルヘッド32には、回転テーブル11に保持された基板Wの下面中心部に向けて処理液としての薬液を噴射する第1のノズル体33と、同じく処理液としての純水を噴射する第2のノズル体34及び図示しないが窒素ガスなどの気体を噴射する第3のノズル体とが設けられている。
上記回転テーブル11の上面及び外周面は乱流防止カバー35によって覆われている。この乱流防止カバー35は、回転テーブル11に保持される基板Wの下面に対向する対向壁部36と、この対向壁部36の周縁部に垂設された周壁部37とを有する。
上記対向壁部36には、第1、第2のノズル体33,34から噴射される処理液及び第3のノズル体から噴射される気体を基板Wの下面に到達させるための通孔38が形成されている。
上記回転テーブル11の上面に立設された4本の保持部材18の上端部は、上記乱流防止カバー35の対向壁部36に穿設された通孔41からその上面側に突出している。
また、回転テーブル11の上方には、下面側と同様、基板Wに処理液としての薬液を噴射する第4のノズル体52及び処理液としての純水を噴射する第5のノズル体53が配置されている。
つぎに、上記構成のスピン処理装置によって基板Wを処理する際の作用について説明する。この実施の形態における基板Wの処理は、図4に示すようにエッチング工程、リンス工程及び乾燥工程からなる。
まず、基板Wを回転テーブル11に保持し、この回転テーブル11を数十〜数百r.p.mの低速度で回転させながら、基板Wの上面と下面とにたとえばエッチング液などの薬液を供給する。エッチング液による処理は、基板Wの上面と下面だけでなく、上面に供給されたエッチング液が遠心力で径方向周縁から外周面に沿って流れることで、外周面に対しても行なわれる。
基板Wの外周面は保持ローラ22の保持溝22dに保持されている。そのため、保持ローラ22によって保持された個所にはエッチング液が十分に入り込まず、エッチング処理が行なわれない虞がある。
そこで、エッチング液を基板Wに供給して処理するとき、制御装置8による回転テーブル11の回転速度を加減速する。すなわち、図4に示すように回転テーブル11の回転数の増減を繰り返す。それによって、回転テーブル11に保持ローラ22によって回転可能に保持された基板Wには、上記加減速に応じて回転テーブル11の回転方向と逆方向の加速度が交互に作用するから、その加速度の変化によって基板Wは回転テーブル11に対して相対的に所定の角度で回転することになる。
基板Wが回転テーブル11に対して相対的に回転すれば、基板Wの保持ローラ22によって保持された位置も変化する。それによって、基板Wの外周面は全体にわたってエッチング液によりむらなくほぼ均一にエッチング処理されることになるから、上下面と同様、不純物が残留するのを防止することができる。
基板Wをエッチング液によってエッチング処理したならば、エッチング液の供給を停止して純水を供給するリンス処理を行なう。それによって、基板Wの上下面に残留するエッチング液を洗浄除去する。
リンス処理時には、エッチング処理時のように基板Wに対する処理が不均一になるということがほとんどないから、回転テーブル11の回転速度を加減速していない。しかしながら、リンス処理時にも、エッチング処理時と同様、回転テーブル11の回転速度を加減速すれば、保持ローラ22による基板Wの外周面の保持位置が変化するから、基板Wの外周面のリンス処理をより一層、均一に行なうことができる。
このようにしてリンス工程が終了したならば、回転テーブル11の回転速度を数千r.p.mの高速回転に加速して乾燥処理工程を行う。基板Wを高速度で回転させると、基板Wの上下面や外周面に付着残留した純水が基板Wの回転に伴い発生する遠心力によって除去されることになる。つまり、基板Wを乾燥処理することができる。
基板Wを乾燥処理するとき、回転テーブル11の回転速度は、リンス工程時の低速度から高速度に加速されるから、そのときの速度変化によって基板Wは回転テーブル11に対して相対的に回転する。
したがって、保持ローラ2による基板Wの外周面の保持位置が変化するから、基板Wの外周面と保持ローラ22との間に純水が残留することなく、基板Wの乾燥処理を行なうことができる。
なお、乾燥処理時には、回転テーブル11を加速するだけで、減速していないが、加速することで、基板Wの保持位置が変化するから、基板Wの外周面に純水が残留するのを防止することができる。
このように、基板Wに対してエッチング工程、リンス工程及び乾燥工程を順次連続的に行なう場合、回転テーブル11に対して基板Wが相対的に回転可能に支持されていることで、エッチング工程では基板Wの上下面だけでなく、外周面に対してもむらなく均一なエッチングを行なうことができ、乾燥工程では基板Wの外周面と保持ローラ22との間にリンス液が残留するのを防止できるから、基板W全体をむらなく均一に乾燥処理することができる。
リンス工程時にも、エッチング工程時と同様、基板Wを回転テーブル11に対して加減速すれば、エッチング液を基板Wの外周面と保持ローラ22との間に残留させることなく、基板W全体をリンス処理することができる。
この発明は上記一実施の形態に限定されるものでなく、種々変形可能である。たとえば、基板を回転テーブルに対して相対的に回転させるために、エッチング工程では回転テーブルの回転速度を加減速したが、乾燥工程と同じように加速だけ、又は減速だけを行なうことで、基板を回転テーブルに対して相対的に回転させるようにしてもよい。
また、回転テーブルの加速時或いは減速時以外に基板が回転するのを防止するため、電気的に駆動されるストッパ(図示せず)によって保持ローラの外輪を回転不能に保持できるようにしてもよい。
また、この発明における基板の処理は、上述したようにエッチング処理、リンス処理及び乾燥処理だけに限定されず、基板の外周面もむらなく均一に処理する必要がある処理工程であれば、他の処理工程にも適用することができる。
図5乃至図7はこの発明の他の実施の形態を示す。なお、上記第1の実施の形態と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。この実施の形態は保持部材18Aの構成が上記一実施の形態の保持部材18と相違している。すなわち、図5に示すように保持部材18Aは、軸部19が設けられた第1の部分41と、保持ローラ22が設けられた第2の部分42とに分割されている。
上記第1の部分41の上部外周面には段部41aが形成され、第2の部分42の下端部には上記段部41aに嵌合する鍔部42aが形成されている。そして、上記鍔部42aが上記段部41aに図示しないねじなどで固定され、第1の部分41と第2の部分42とが分解可能に連結固定されている。
上記第1の部分41には下面に開放した円形状の凹部43が偏心して形成されていて、この凹部43の中心部、つまり第2の部分42の偏心位置には一端を上面に開口し下端を上記凹部43に開口した支持孔44が穿設されている。この支持孔44には取り付け軸45が貫通して設けられ、複数の軸受46によって回転可能に支持されている。
上記取り付け軸45の上端部には上記保持ローラ22が取り付けられ、上記凹部43に突出した下端部には第1の歯車47が嵌着固定されている。この第1の歯車47には円弧状の第2の歯車48が噛合している。この第2の歯車48は上記凹部43の上面から垂設された支軸49に回転可能に取り付けられている。したがって、上記第1の歯車47が取り付け軸45とともに回転すれば、上記第2の歯車48が連動するようになっている。
図6に示すように、上記凹部43の上面には上記第2の歯車48の正転方向と逆転方向への回転角度を制限する規制部材としての一対の制限ピン51が設けられている。つまり、一対の制限ピン51は円弧状の第2の歯車48が正転方向或いは逆転方向に回転したとき、その側面に当接して上記第2の歯車48の回転角度を所定の範囲内に制限するようになっている。
たとえば、図7に示すように基板Wの外周面が6つの保持ローラ22(2つだけ図示)によって60度間隔で保持されている場合、回転テーブル11の回転速度を加減速したときに、保持ローラ22を回転させながら回転する基板Wの回転角度が同図にα1とα2で示すように正転方向と逆転方向とにそれぞれ30度、つまり基板Wが周方向に60度の範囲で回転するよう、上記保持ローラ22の回転角度である、第2の歯車48の回転角度が一対の制限ピン51によって規制されている。
すなわち、この実施の形態では、上記第1の歯車47、第2の歯車48及び制限ピン51によって上記保持ローラ22の回転角度を制限する回転角度制限手段を構成している。
このような構成によれば、回転テーブル11の回転速度を加減速すると、基板Wが回転テーブル11の回転方向と逆方向に相対的に回転するから、保持ローラ22による基板Wの外周面の保持位置がずれる。それによって、上記一実施の形態と同様、基板Wの外周面を全体にわたってエッチング液によりむらなく均一にエッチング処理することが可能となる。
基板Wを保持した保持ローラ22は制限ピン51によって回転角度が制限されている。そのため、回転テーブル11の加減速時に基板Wが相対的に回転しても、その基板Wは正転方向或いは逆転方向へそれぞれ30度だけしか回転しないから、基板Wが慣性によって所定方向に回転し続けるのを防止することができる。
基板Wの慣性による回転を制限したことで、回転テーブル11の回転方向を切り換えたとき、その切り換えに伴い基板Wを逆方向へ円滑に回転させることが可能となる。
基板の外周面は6つの保持ローラ22によって外周面が60度間隔で保持されている。各保持ローラ22は基板Wの正転方向と逆転方向へそれぞれ30度ずつ回転可能となっている。そのため、回転テーブル11の加減速時に回転する基板Wの外周面の全体にわたって保持ローラ22が接触することになるから、基板Wの外周面全体をほぼ同じ条件下でエッチング処理することが可能となる。
なお、この実施の形態では回転角度制限手段として第2の歯車の回転角度を一対の制限ピンで制限したが、他の手段で行うようにしてもよい。たとえば、取り付け軸の下端に第1の歯車に代わり円盤を設け、この円盤の外周面に周方向に所定の間隔で一対の位置決めピンを突設するとともに、凹部の上面から係止ピンを垂設する。そして、上記取り付け軸が回転したならば、上記位置決めピンを係止ピンに係合させる。それによって、上記取り付け軸の上端に設けられた保持ローラの回転角度を制限するようにしてもよい。
また、基板の正転方向と逆転方向への回転をそれぞれ30度に制限したが、30度以上であっても差し支えない。
この発明の一実施の形態を示すスピン処理装置の概略的構成を示す断面図。 保持体の保持ローラの部分を拡大した断面図。 保持ローラによる基板の保持と解除を説明するための図。 基板を処理する工程を示す図。 この発明のほかの実施の形態を示す保持部材の一部省略した断面図。 図5のVI−VI線に沿う断面図。 60度間隔で設けられた6つの保持ローラの内の2つを示す説明図。
符号の説明
4…制御モータ(駆動手段)、8…制御装置、11…回転テーブル、18…保持部材(保持手段)、22…保持ローラ。

Claims (2)

  1. 円盤状の基板を回転させながら処理するスピン処理装置であって、
    回転テーブルと、
    この回転テーブルに周方向に沿って所定間隔で設けられそれぞれに上記基板の外周面を保持する保持ローラが回転可能に設けられた複数の保持手段と、
    上記回転テーブルを回転駆動する駆動手段と、
    上記基板を処理しているときに上記駆動手段の駆動を制御して上記回転テーブルの回転速度を加速或いは減速の少なくとも一方によって変化させる制御手段を具備し、
    上記保持手段は上記回転テーブルに回転駆動可能に設けられた保持部材を有し、この保持部材の上端には上記保持ローラが上記保持部材の回転軸芯から偏心した位置に回転可能に設けられ、
    上記保持部材に回転可能に設けられた上記保持ローラの正転方向或いは逆転方向の少なくとも一方の回転方向への回転角度を所定の範囲に制限する回転角度制限手段が設けられていることを特徴とする基板のスピン処理装置。
  2. 円盤状の基板を回転させながら処理するスピン処理装置であって、
    回転テーブルと、
    この回転テーブルに周方向に沿って所定間隔で設けられそれぞれに上記基板の外周面を保持する保持ローラが回転可能に設けられた複数の保持手段と、
    上記回転テーブルを回転駆動する駆動手段と、
    上記基板を処理しているときに上記駆動手段の駆動を制御して上記回転テーブルの回転速度を加減速する制御手段を具備し、
    上記保持手段は上記回転テーブルに回転駆動可能に設けられた保持部材を有し、この保持部材の上端には上記保持ローラが上記保持部材の回転軸芯から偏心した位置に回転可能に設けられ、
    上記保持部材に回転可能に設けられた上記保持ローラの正転方向及び逆転方向への回転角度を所定の範囲に制限する回転角度制限手段が設けられていて、
    上記保持ローラは上記保持部材に回転可能に支持された取り付け軸の上端部に設けられ、
    上記回転角度制限手段は、上記取り付け軸の下端部に設けられた第1の歯車と、上記保持部材に上記第1の歯車と噛合して設けられた第2の歯車と、この第2の歯車が上記第1の歯車の回転に応じて回転したときに、第2の歯車の正転方向と逆転方向との回転角度を制限する規制部材とによって構成されていることを特徴とする基板のスピン処理装置。
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