JP2001250859A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001250859A
JP2001250859A JP2000058537A JP2000058537A JP2001250859A JP 2001250859 A JP2001250859 A JP 2001250859A JP 2000058537 A JP2000058537 A JP 2000058537A JP 2000058537 A JP2000058537 A JP 2000058537A JP 2001250859 A JP2001250859 A JP 2001250859A
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JP
Japan
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substrate
processing apparatus
rotating
rotation
substrate processing
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JP2000058537A
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English (en)
Inventor
Takashi Kawamura
隆 河村
Kazuki Kajino
一樹 梶野
Yukihiro Takamura
幸宏 高村
Mikio Masuichi
幹雄 増市
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転台等の回転部材に対する基板の相対的な
回転力を積極的に発生させて基板を回転させることによ
り、基板の支持に起因する処理ムラを防止して均一な処
理を施すことができる。 【解決手段】 基板処理装置において、基板Wの端縁に
当接して水平方向への移動を規制する複数個の規制部材
19を回転可能に回転台3に備えた。複数個の規制部材
19が回転可能であるので、一定の加減速や処理液の供
給により基板Wは複数個の規制部材19に対して滑り出
して基板Wが回転台3に対し相対回転を行う。したがっ
て規制部材19が基板端縁の同じ位置に当接し続けるこ
とがなく、基板Wの支持に起因する処理ムラを防止して
均一な処理を施すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円形の半導体ウエ
ハやガラス基板(以下、単に基板と称する)に対して処
理液を供給して処理を施す基板処理装置に係り、特に基
板の下面に処理液を供給し、遠心力で上面の周辺部に処
理液を回り込ませて処理を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板処理装置として、例
えば、基板の端縁を当接支持するための支持ピンが複数
個立設された回転台を備えたものが挙げられる。これら
の複数個の支持ピンは、回転中心側に向けて付勢されて
おり、基板を支持していない状態では基板の外径よりも
内側に位置している。基板を支持する際には、基板の外
径よりも大きく拡げられた後に基板が載置され、複数個
の支持ピンによって把持されるようになっている。
【0003】基板の処理時には、回転台ごと基板を回転
させながら、回転台の中心付近に配設されたノズルから
基板の下面に向けて処理液を吐出させ、遠心力で中心側
から周辺側に向けて下面を伝った処理液を上面に回り込
ませる。これにより基板の上面のうち周辺部だけが処理
液によって処理されるようになっている。処理の具体例
としては、上面全体に銅メッキが施された基板を処理の
対象とし、下面全体と、上面のうちの周辺部だけ、例え
ば、周辺部の1〜7mm程度を除去するものが挙げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。
【0005】すなわち、処理の間中、基板はその端縁を
複数個の支持ピンによって挟持されている関係上、基板
の上面の周辺部のうちその付近に位置する部分には処理
液が到達しない。そのため基板の上面のうちの周辺部を
均一に処理することできないという問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、回転台等の回転部材に対する基板の相
対的な回転力を積極的に発生させて基板を回転させるこ
とにより、基板の支持に起因する処理ムラを防止して均
一な処理を施すことができる基板処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の基板処理装置は、基板を回転させ
つつ基板の下面から処理液を供給して基板に所定の処理
を施す基板処理装置において、基板の下面側に配置さ
れ、かつ基板の下面と対向する対向面を有し、回転可能
な回転部材と、前記回転部材に回転可能に設けられ、基
板の端縁に当接して基板の移動を規制する複数個の規制
部材と、を備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に記載の基板処理装置は、
請求項1に記載の基板処理装置において、前記複数個の
規制部材は、前記回転部材に対して鉛直軸周りに回転可
能なようにベアリングを介して前記回転部材に取り付け
られていることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項3に記載の基板処理装置は、
基板を回転させつつ基板の下面から処理液を供給して基
板に所定の処理を施す基板処理装置において、基板の下
面側に配置され、かつ基板の下面と対向する対向面を有
し、回転可能な回転部材と、前記回転部材に回転可能に
設けられ、基板の端縁に当接して基板の移動を規制する
複数個の規制部材と、前記複数個の規制部材のうち少な
くとも1つを回転駆動させる駆動手段と、を備えたこと
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項4に記載の基板処理装置は、
請求項3に記載の基板処理装置において、前記駆動手段
は、前記規制部材の下部に取り付けられた回転側磁石
と、前記回転部材が回転する際の回転側磁石の軌道に応
じて環状に、かつ自転可能に配設された複数個の固定側
磁石と、前記複数個の固定側磁石を自転させる回転手段
とを備えていることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項5に記載の基板処理装置は、
請求項4に記載の基板処理装置において、前記回転手段
は、外周面に歯車が形成されているとともに複数個の固
定側磁石の各々が取り付けられた複数個のベース部材
と、隣接しているベース部材の歯車に咬合して回転を伝
達する複数個の伝達ギアと、複数個の伝達ギアのうちの
少なくとも一つを回転駆動するモータとをさらに備えて
いることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項6に記載の基板処理装置は、
請求項3に記載の基板処理装置において、前記駆動手段
は、規制部材の下部に取り付けられ、規制部材の回転軸
芯に直交する方向に延伸したレバーと、前記レバーを規
制部材の回転軸芯周りに揺動駆動するエアシリンダとを
備えていることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。複数個の規制部材は回転可能であるので、一定の加
減速を回転部材に加えると、基板が回転部材に対して相
対的に回転する。したがって、規制部材が基板端縁の同
じ位置に当接し続けることがない。また、回転している
基板の下面に処理液を供給すると、回転エネルギーをも
っていない処理液が基板の下面に到達してその回転を遅
くしようとする抵抗として働く。すると、複数個の規制
部材は回転可能であるので、基板は複数個の規制部材に
対して滑り出し、基板と回転部材の回転数に差が生じて
基板が回転部材に対し相対回転を行う。したがって、同
様に規制部材が基板端縁の同じ位置に当接し続けること
がない。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、複
数個の規制部材をベアリングを介して回転部材に取り付
けることにより、各々の規制部材を回転可能に構成する
ことができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明によれば、複
数個の規制部材のうちの少なくとも一つが駆動手段によ
って積極的に回転されると、基板が回転を始めて回転部
材に対し相対回転を行う。したがって、規制部材が基板
端縁の同じ位置に当接し続けることがない。
【0016】また、請求項4に記載の発明によれば、回
転手段が固定側磁石を自転させると、その上方の軌道を
移動している回転側磁石が、固定側磁石の極性に応じて
自転を始める。したがって、その自転に応じて規制部材
が回転する。
【0017】また、請求項5に記載の発明によれば、モ
ータを駆動すると複数個の伝達ギアを介して複数個のベ
ース部材が回転し、これに応じて固定側磁石が自転す
る。
【0018】また、請求項6に記載の発明によれば、エ
アシリンダを駆動するとレバーが揺動するので、これに
伴い規制部材が揺動する。したがって、基板が回転部材
に対してある一定の角度範囲内でのみ回転する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。 <第1実施例>図1は本実施例に係る基板処理装置の概
略構成を示した縦断面図であり、図2はその要部を拡大
した一部破断縦断面図であり、図3は概略構成を示した
平面図である。
【0020】基板Wは、基板保持機構1によって支持さ
れて回転部材に相当する回転台3の上に水平姿勢で載置
される。回転台3は、その中央部に開口部3aが形成さ
れており、これと同軸に中空の回転軸9が取り付けられ
ている。この回転軸9は、図示しない電動モータによっ
て回転駆動され、これにより回転台3ごと基板Wが鉛直
軸周りに水平姿勢で回転される。また、回転軸9には、
図示しない処理液供給部から供給される処理液を基板W
の下面に向けて供給するためのノズル11が挿通されて
いる。
【0021】基板保持機構1は、平面視で均等な角度で
3箇所に可動保持機構13を備えている。各々の可動保
持機構13は、回転軸芯P1周りに回転可能に構成され
ている。回動部材15は、回転軸芯P1部分を平面視円
形状のベースとし、回転軸芯P1を挟んで反対側に各々
部材を延伸して、回動時にバランスがとれるような形状
に形成されている。それらは、図中にそれぞれ第1延伸
部15aと、第2延伸部15bとして示してあるが、長
い方の第2延伸部15bは基板Wの搬入・搬出時に図示
しないアームによって押されるようになっている。
【0022】回動部材15には、その回転軸芯P1の位
置に、基板Wの下面に当接して水平姿勢に保持するため
の支持部材17が立設されている。この支持部材17
は、基板Wの下面に点接触となるようにその上端部が先
細り形状に形成されている。また、支持部材17よりも
外側の第1延伸部15aには、基板Wの端縁に当接して
水平方向への移動を規制するための規制部材19が立設
されている。この規制部材19は、その上部よりも短径
に形成された基部19aがベアリング21を介して回動
部材15の第1延伸部15aに取り付けられており、鉛
直方向の回転軸芯P2周りに回転可能に構成されてい
る。
【0023】なお、上記の規制部材19は、基板Wに形
成されているノッチよりも大径に形成されていることが
好ましい。また、その上端部には、基板Wの上方への飛
び出しを防止するために、回転台3の回転中心側に向け
て鍔部を延出しておくことが好ましい。
【0024】上述した3個の可動保持機構13は、回転
台3に内蔵されたリンク機構23により、1個の可動保
持機構13の動きが他の可動保持機構13に伝わって連
動するように構成されている。このリンク機構23は、
回動部材15に連結されて回転軸芯P1周りに回転する
第1アーム25と、この第1アーム25の先端部側に一
端側が連結された第2アーム27と、この第2アーム2
7の他端側に一端側が連結され、『く』の字状に一定の
角度を保持した状態で中央部付近の軸芯P3周りに回動
する第3アーム29と、この第3アーム29の他端側が
連結されたリング状のリンク部材31と、規制部材19
が回転台3の中心側に向けて付勢される方向に第3アー
ム29の他端側を付勢する引張コイルバネ33とを備え
ている。上記のリンク機構23により、待機状態や保持
状態では、3個の規制部材19が回転台3の中心部側に
移動して基板Wの外径よりも内側に入り込むようになっ
ている。
【0025】次に、上記のように構成された基板処理装
置の動作について説明する。なお、一例として、基板W
はその上面にメッキ処理がされており、この装置にて上
面の周辺部数mm程度をエッチングして除去する処理を
施すことを目的としているものとして説明する。
【0026】まず、基板Wを搬入する際には、図示しな
いアームで可動保持機構13の第2延伸部15bを回転
軸9側に向けて押す。これにより規制部材19が基板W
の外径よりも外側に移動する。
【0027】次に、処理対象の基板Wをメッキ側を上に
して搬送アームで搬入し、3個の支持部材17にその基
板Wの下面が当接するように載置する。そして、アーム
による第2延伸部15bの押しを解除する。これにより
基板Wが水平姿勢に支持されるとともに、水平方向への
移動が規制される。
【0028】そして、回転台3を回転させて一定の速度
で基板Wを回転させた後、ノズル11から処理液を供給
すると、下面を伝って下面周辺部に向かった処理液が基
板Wの上面に這い上がって上面の周辺部を処理する。こ
のとき固定系であるノズル11からの処理液が、回転し
ている基板Wの下面に触れることにより抵抗となり、回
転可能に構成されている規制部材19により端縁を当接
支持されている基板Wは回転台3に対して遅れて回転す
ることになる。つまり、基板Wと回転台3の回転数に差
が生じて基板Wが回転台3に対して相対回転を行う。し
たがって、規制部材19が基板Wの端縁の同じ位置に当
接し続けることがないので、支持に起因する処理ムラを
防止することができる。
【0029】なお、上記のように処理液を供給すること
により相対回転をさせるのではなく、回転台3の回転に
一定の加速度を与えることにより相対回転を生じさせる
ことも可能である。
【0030】上記のようにして処理液を一定時間供給し
た後、基板の回転数がある程度追従可能な程度で徐々に
回転数を上げて処理液を振り切り、回転を停止してから
上記の手順とは逆の手順で処理済の基板Wを搬出する。
【0031】なお、処理液の振り切り時には基板Wの相
対回転を生じさせないように、支持部材17の回転をロ
ックする機構を設けるようにしてもよい。
【0032】<第2実施例>図4は本実施例に係る基板
処理装置の要部を示した縦断面図であり、図5は回転駆
動に係る機構を示した平面図である。なお、上述した実
施例と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説
明を省略する。
【0033】この実施例における可動保持機構13は、
磁力により積極的に基板を回転駆動するように構成され
ている。規制部材19Aは、円柱状の胴部19A1 と、
この上部に基板Wの端縁を保持可能な形状に形成された
切れ込み部19A2 と、回転台3を貫通して下方に突出
した軸部19A3 とから構成されている。
【0034】固定部材15Aには、軸部19A3 を回転
可能に支持するベアリング15A1が埋設されている。
さらに、このベアリング15A1 から下方に突出した軸
部19A3 は、回転台3の下面に配設されたベアリング
35によって回転可能に支持されている。また、軸部1
9A3 の下端部には、磁石37を埋設された保持体39
が取り付けられている。このような構成により、保持体
39が回転すると規制部材19Aも連動して回転するよ
うになっている。
【0035】回転台3の下方に位置する固定基台41に
は、モータ43が回転軸を上向きにして取り付けられて
おり、その先端部に取り付けられた第1ギア45を回転
軸芯P4周りに回転する。この第1ギア45は、第2ギ
ア47を介して第3ギア49に咬合している。第3ギア
49は、回転軸芯P5周りに回転可能な軸51の下部に
連動連結されており、その上部には磁石53が取り付け
られている。磁石53は、図5に示すように回転台3の
磁石37が回転時に描く軌道に沿って複数個配設されて
いる。全ての磁石53は、固定基台41の中心側に同じ
極が向くように取り付けられている。
【0036】なお、上述した磁石37が本発明における
回転側磁石に相当し、磁石53が固定側磁石に相当し、
モータ43が回転手段に相当するとともに、これらが駆
動手段に相当する。また、複数個の第3ギア49が本発
明における複数個のベース部材に相当し、複数個の第2
ギア47が複数個の伝達ギアに相当する。
【0037】上記のように構成されている装置では、上
記第1実施例と同様にして基板Wを搬入し、基板Wの端
縁を切れ込み部19A2 に位置させて可動保持機構13
に保持させる。
【0038】その後、処理用の回転数で回転台3を回転
させ、処理液をノズル11から基板Wに供給するととも
にモータ43を一定の速度で回転させる。すると、第1
ギア45がこれに咬合した第2ギア47だけを回転させ
る。第2ギア47の回転は、これに咬合している二つの
第3ギア49に伝達され、互いに逆方向に二つの磁石5
3が回転される。そして、そのうちの、図5中で上側の
第3ギア49の回転が第2ギア47を介して残りの第3
ギア49に伝わって円形に配置された全ての磁石53が
回転駆動される。
【0039】一方、回転台3は固定側基台41に対して
処理用の速度で回転しているので、各規制部材19Aの
磁石37が回転中に近接している磁石53の極性に応じ
て反発あるいは吸引し、これに応じて各規制部材19A
が一定の方向に回転を続ける。これにより基板Wが回転
台3に対して回転し、支持に起因する処理ムラを防止す
ることができる。
【0040】なお、上述した第2実施例は、以下のよう
に変形実施が可能である。
【0041】図6に示すように規制部材19Aの軸部1
9A3 には、従動ギア55が取り付けられており、この
従動ギア55には主動ギア57が咬合している。回転台
3に下向きに配設されたモータ59の回転軸には、上記
の主動ギア57が取り付けられており、このモータ59
を駆動することで規制部材19Aが回転するようになっ
ている。
【0042】モータ59には、次のようにして給電され
る。固定側基台41の回転中心側には、固定側内コイル
61と、固定側外コイル63とが回転軸9を囲うように
同心円状に埋設されている。これらのコイル61,63
には、交流電源供給部65から電力が給電されている。
また、固定側内コイル61及び固定側外コイル63に対
向する回転台3の下面には、回転側内コイル67と回転
側外コイル69が配設されており、これらからモータ5
9に給電されている。
【0043】このような構成を採用しても、3個の規制
部材19Aを上述した第2実施例と同様に回転させるこ
とができ、基板Wを回転台3に対して相対的に回転させ
ることができる。
【0044】また、図7に示すように従動ギア55に
は、鉛直軸周りに回転自在の軸の両端にギアを有する第
1伝達ギア71を介して同様の第2伝達ギア73の回転
が伝わるようになっている。第2伝達ギア73の下側の
ギアは、固定基台41における回転軸9の周囲に配設さ
れた環状の固定ギア75に咬合している。したがって、
回転台3が回転軸9とともに回転すると第2伝達ギア7
3が回転し、これにより第1伝達ギア71及び従動ギア
55が回転して規制部材19Aが回転するようになって
いる。
【0045】この変形例の場合には、特に電源を用いる
ことなく規制部材19Aを回転させることができる点が
特徴的となっている。
【0046】<第3実施例>この実施例は上述した各実
施例やその変形例とは異なり、規制部材19,19Aを
回転させるのではなく揺動させる点において相違するも
のである。
【0047】なお、図8は本実施例に係る基板処理装置
の概略構成を示した縦断面図であり、図9はその要部を
示した縦断面図である。
【0048】規制部材19Aの軸部19A3 には、その
軸方向に直交するようにレバー77が取り付けられてい
る。このレバー77の先端部側には長穴77aが形成さ
れており、この長穴77aにはエアシリンダ79の伸縮
する作動軸79aが連結されている。
【0049】エアシリンダ79を駆動するための気体で
あるエアは、回転台3の中心部に向けて削設された横穴
81と、回転軸9の上部側面に形成された開口穴83
と、回転軸9に形成されて開口穴83に連通した縦穴8
5と、この縦穴85の下部で回転軸9の外周面に開口し
た供給口87とを通じて供給される。
【0050】固定基台41における供給口87の周囲に
は、回転軸9の外周面を取り囲むような形状を呈した環
状供給部89が配設されている。この環状供給部89
は、二つの軸シールを上下に合わせてなる供給リング9
1で回転軸9の外周面に接触している。この供給リング
91は回転軸9に接する部分が弾性を有し、回転軸9の
軸ブレがあっても供給口87に漏れなくエアを供給でき
るようになっている。
【0051】なお、上述したエアシリンダ79が本発明
における駆動手段に相当する。
【0052】エアシリンダ45を作動させると、作動軸
が伸長してレバー77が揺動し、規制部材19Aがある
方向に回転する。一方、エアシリンダ45を非作動にす
ると、作動軸が収縮してレバー77が逆方向に揺動し、
規制部材19Aが逆方向に回転する。つまり、規制部材
19Aが揺動し、基板Wが回転し続けるのではなく、あ
る一定角度回転した後に逆方向に回転する。
【0053】本実施例のような構成であっても上述した
実施例等と同様の効果を得ることができるが、本実施例
ではさらに基板Wのノッチが規制部材19,19Aには
まり込むことによる基板への衝撃や基板の相対的な回転
の停止などの不都合を防止できる。
【0054】なお、本発明は、上述した実施例および変
形例に限定されるものではなく、以下のように変形実施
が可能である。
【0055】(1)規制部材19,19Aは、3箇所の
うちの一つを駆動すれば上述した効果を得ることができ
るので、全ての規制部材19,19Aを回転あるいは揺
動する必要はない。
【0056】(2)実施例装置では、規制部材19,1
9Aを3個備えた例を説明したが、本発明はこの個数に
限定されるものではない。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、複数個の規制部材が回転可能
に構成されているので、一定の加減速や処理液の供給に
より基板は複数個の規制部材に対して滑り出し、基板と
回転部材の回転数に差が生じて基板が回転部材に対し相
対回転を行う。したがって、規制部材が基板端縁の同じ
位置に当接し続けることがなく、基板の支持に起因する
処理ムラを防止して、均一な処理を施すことができる。
【0058】また、請求項2に記載の発明によれば、複
数個の規制部材をベアリングを介して回転部材に取り付
けることにより、各々の規制部材を回転可能に構成する
ことができるので、比較的簡易な構成で本発明を実現で
きる。
【0059】また、請求項3に記載の発明によれば、複
数個の規制部材のうちの少なくとも一つが駆動手段によ
って積極的に回転されると、基板が回転部材に対し相対
回転を行う。したがって、規制部材が基板端縁の同じ位
置に当接し続けることがないので、基板の支持に起因す
る処理ムラを防止して、均一な処理を施すことができ
る。
【0060】また、請求項4に記載の発明によれば、回
転側磁石が固定側磁石の極性に応じて自転を始め、その
自転に応じて規制部材が回転するので、基板を回転部材
に対して回転させることができる。
【0061】また、請求項5に記載の発明によれば、複
数個の伝達ギアを介して複数個のベース部材を回転さ
せ、これに応じて固定側磁石を自転させることで、回転
部材上の基板を相対回転させることが可能である。
【0062】また、請求項6に記載の発明によれば、エ
アシリンダの駆動によりレバーが揺動して規制部材が揺
動するので、基板を回転部材に対してある一定の角度範
囲内でのみ回転させることができる。したがって、基板
に形成されているノッチなどが規制部材に入り込むこと
及び、これに起因して生じる不都合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る基板処理装置の概略構成を示
した縦断面図である。
【図2】第1実施例に係る基板処理装置の要部を拡大し
て示した一部破断縦断面図である。
【図3】第1実施例に係る基板処理装置の概略構成を示
した平面図である。
【図4】第2実施例に係る基板処理装置の要部を示した
縦断面図である。
【図5】回転駆動に係る機構を示した平面図である。
【図6】第2実施例の変形例を示した縦断面図である。
【図7】第2実施例のもう一つの変形例を示した縦断面
図である。
【図8】第3実施例に係る基板処理装置の概略構成を示
した縦断面図である。
【図9】第3実施例に係る基板処理装置の要部を示した
縦断面図である。
【符号の説明】
1 … 基板保持機構 3 … 回転台 9 … 回転軸 13 … 可動保持機構 15 … 回動部材 17 … 支持部材 19,19A … 規制部材 21 … ベアリング 23 … リンク機構 31 … リンク部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶野 一樹 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 高村 幸宏 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 増市 幹雄 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC64 AC79 DA08 DB13 DC22 4F042 AA07 EB08 EB11 EB12 5F031 CA01 HA24 HA27 HA30 HA48 HA59 LA07 LA11 LA14 LA15 MA24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を回転させつつ基板の下面から処理
    液を供給して基板に所定の処理を施す基板処理装置にお
    いて、 基板の下面側に配置され、かつ基板の下面と対向する対
    向面を有し、回転可能な回転部材と、 前記回転部材に回転可能に設けられ、基板の端縁に当接
    して基板の移動を規制する複数個の規制部材と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記複数個の規制部材は、前記回転部材に対して鉛直軸
    周りに回転可能なようにベアリングを介して前記回転部
    材に取り付けられていることを特徴とする基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】 基板を回転させつつ基板の下面から処理
    液を供給して基板に所定の処理を施す基板処理装置にお
    いて、 基板の下面側に配置され、かつ基板の下面と対向する対
    向面を有し、回転可能な回転部材と、 前記回転部材に回転可能に設けられ、基板の端縁に当接
    して基板の移動を規制する複数個の規制部材と、 前記複数個の規制部材のうち少なくとも1つを回転駆動
    させる駆動手段と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理装置におい
    て、 前記駆動手段は、規制部材の下部に取り付けられた回転
    側磁石と、前記回転部材が回転する際の回転側磁石の軌
    道に応じて環状に、かつ自転可能に配設された複数個の
    固定側磁石と、前記複数個の固定側磁石を自転させる回
    転手段とを備えていることを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置におい
    て、 前記回転手段は、外周面に歯車が形成されているととも
    に複数個の固定側磁石の各々が取り付けられた複数個の
    ベース部材と、 隣接しているベース部材の歯車に咬合して回転を伝達す
    る複数個の伝達ギアと、 複数個の伝達ギアのうちの少なくとも一つを回転駆動す
    るモータとをさらに備えていることを特徴とする基板処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の基板処理装置におい
    て、 前記駆動手段は、規制部材の下部に取り付けられ、規制
    部材の回転軸芯に直交する方向に延伸したレバーと、前
    記レバーを規制部材の回転軸芯周りに揺動駆動するエア
    シリンダとを備えていることを特徴とする基板処理装
    置。
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