JP6196051B2 - 警報システム - Google Patents

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Description

本発明は、監視領域の火災を検出して警報音を出力する複数の警報器を無線通信により連動させる警報システムに関する。
従来、住宅等における火災を検出して警報する警報器が普及している。このうち、住宅用火災警報器を住警器と言う。
例えば、このような住警器にあっては、電池電源で動作し、住警器内に火災を検出するセンサ部と火災を警報する警報部を一体に備え、センサ部の検出信号に基づき火災を検出すると警報部から所定パターンの火災警報音を出力するようにしており、所謂自動火災報知設備のように受信機等を必要とせず住警器単体で火災監視と警報報知ができることから、設置が簡単でコスト的にも安価であり、一般住宅での設置義務化に伴い広く普及している。
また、複数の住警器間で無線通信を行うことによって、任意の住警器で火災警報音が出力されると、他の住警器でも連動して火災警報音を出力させる無線連動型の住警器を用いた警報システムも実用化され、普及している。
このような連動型の警報システムでは、住警器で火災を検出した場合、当該火災を検出した連動元の住警器は、メッセージを含む所定パターンの火災警報音、例えば「ウーウー火災警報器が作動しました 確認してください」を出力すると共に警報表示用LEDを点灯し、一方、連動先の警報器では例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった火災警報音を出力すると共に警報表示用LEDを点滅するようにしている。
特開2007−094719号公報 特開2009−140236号公報
しかしながら、このような従来の無線連動型の警報システムにあっては、警報システムを住宅に設置して運用している間に、例えば部屋の模様替えや家具の配置替えなど電波環境に影響を及ぼす様々な要因により、一時的あるいは継続的に警報器に到達する電波の受信強度が弱くなり、受信信号のS/N比が悪化し、通信の信頼性が低下する可能性が常に残されている。
このような問題に対し従来の警報システムにあっては、例えば1日に1回というように定期的に通信テストを行い、所定回数連続して通信テストに失敗した場合に障害警報を出すことで、対処可能としている。
住警器から通信障害を示す障害警報が出た場合の対処としては、通信障害が通信経路を変更することで解消できる可能性があることから、住警器の設置位置を変更してみることが有効である。しかし、住警器の設置位置は規格上に決められているため、設置位置の変更には制約があり、その範囲で設置位置を変更しても通信障害が回復しない場合がある。
また住警器の送信電力が変更可能な場合には、それまでの送信電力を例えば特定小電力無線局の規格で許容された最大送信電力に変更すれば、通信障害を解消できる可能性がある。しかし、送信電力が固定であったり、通信障害を起こしたときの送信電力を既に最大電力に変更していた場合には、通信障害を解消することができない。
このように住警器の配置変更や送信電力の変更などで通信障害が解消できない場合には、最も近い住警器との間に、中継器を新たに設置して通信障害を解消することが考えられる。しかし、中継器の設置はコストの増加を招き、必ずしも適切な解決法とはいえない。
本発明は、運用中に電波環境を定期的に監視し、そのときの電波環境に最適な通信ルートと送信電力を自動的に設定して通信障害を未然に防止可能とする警報システムを提供することを目的とする。
(警報システム)
本発明は、所定の監視領域に配置され、火災を検出して連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器へ送信し、他の警報器から火災連動信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力すると共に当該火災連動信号を中継送信する警報器を複数備えた警報システムに於いて、
複数の警報器の各々は、
所定周期に達した場合又は他の警報器から試験指示を受信した場合に、所定の試験送信電力で試験信号を送信すると共に、他の複数の警報器から所定の試験送信電力で順次送信された試験信号を受信して他の警報器毎の受信強度を検出し、当該受信強度に基づいて複数の警報器の通信距離が最短となる通信ルートを設定し、更に、通信ルート上の隣接する他の警報器で受信感度が得られ所定の有効送信電力を設定する制御手段を備え、
警報器の制御手段は、試験送信電力を最大送信電力とした場合、当該最大送信電力と通信ルートの隣接する他の警報器から送信した試験信号の受信強度との比例関係から、所定の受信感度が得られる有効送信電力を求めて設定し、
通信ルートの中継点となる警報器の制御手段は、中継する複数の他の警報器へ送信する有効送信電力の内、高い方の有効送信電力を選択して設定することを特徴とする。
(通信ルートの設定)
警報器の制御手段は、警報器の数をN台とした場合、N台の警報器の総当りとなる一対の警報器間で検出された複数の受信強度の内、最大受信強度の警報器ペアを警報器住警器毎に選択し、当該警報器ペアの共通する警報器を相互に連結して通信ルートを設定する。
(最短距離に対応した送信電力の算出)
警報器の制御手段は、試験信号の最大送信電力(Pmax)と通信ルートの隣接する他の警報器から送信した試験信号の受信強度(Eij)との比例関係から、所定の受信感度(Eth)が得られる有効送信電力(Pij)を、
Pij=(Pmax/Eij)・Eth
により求めて設定する。
(周波数変更)
警報器の制御手段は、予め割り当てられた複数の通信周波数を変更しながら、受信強度の検出、通信ルートの設定及び有効送信電力の設定を行う。
本発明の警報システムによれば、火災を検出して連動警報を行う複数の警報器について、他の警報器から定期的に試験信号を送信して受信強度を検出し、この受信強度に基づいて複数の警報器の通信距離が最短となる通信ルートを設定し、この通信ルート上の隣接する他の警報器で受信感度が得られ、それ以外の他の警報器で受信感度が得られない所定の有効送信電力を設定するようにしたため、警報システムの運用中に、特定の警報器間で通信ができなくなる通信障害が発生しても、定期的な受信強度の検出結果から最短距離で通信可能な通信ルートとこれに必要な送信電力を自動的に設定することで、通信障害を確実に解消して、複数の警報器間で行う無線連動による火災警報の信頼性を向上することができる。
また、通信障害の発生に対し、従来のように、警報器の設置場所の変更や送信電力の変更といった人為的な対処を必要とせず、また、中継器の増設も不要であることから、維持管理が簡単且つ容易でコストも低減できる。
(通信ルートの設定による効果)
また、通信ルートの設定は、警報器の数をN台とした場合、N台の警報器の総当りとなる一対の警報器間で検出された複数の受信強度の内、最大受信強度の警報器ペアを警報器毎に選択し、当該警報器ペアの共通する警報器を相互に連結して通信ルートを設定するようにしたため、最大受信強度の警報器ペアは、実質的に最短通信距離にある警報器ペアを推定しており、最大受信強度の警報器ペアを連結することで、実質的に最短通信距離の通信ルートをダイナミック(動的)に設定することを可能とする。
(最短距離に対応した送信電力の設定による効果)
警報器の制御手段は、試験信号の最大送信電力と通信ルートで送信先に設定した他の警報器から送信した試験信号の受信強度との比例関係から、所定の受信感度が得られる有効送信電力を求めて設定するようにしたため、設定した通信ルート上で最短通信距離に位置する警報器は、隣接する送信先に対し、受信感度が得られる必要最小限の有効送信電力で火災連動信号を送信することができ、中継範囲が広がって起きる信号衝突を低減し、また、送信電力を固定して送信する場合に比べ、電池電源で動作する警報器の消費電力を低減し、電池寿命を延ばすことを可能とする。
(最短距離に対応した送信電力の算出による効果)
警報器の制御手段は、試験信号の最大送信電力(Pmax)と通信ルート上で隣接する他の警報器から送信した試験信号の受信強度(Eij)との比例関係から、所定の受信感度(Eth)が得られる有効送信電力(Pij)を、
Pij=(Pmax/Eij)・Eth
により求めて設定するようにしたため、送信電力と受信強度の関係を例えば線形と看做すことで、簡単な演算処理により適切な送信電力を求めて設定することを可能とする。
(中継点の送信電力)
通信ルートの中継点となる警報器の制御手段は、隣接する2つの他の警報器へ送信する有効送信電力の内、高い方の有効送信電力を選択して設定するようにしたため、両側の警報器までの通信距離が異なっても、単一の有効送信電力の設定でカバーすることができ、中継点における送信電力の設定を簡略化できる。
(通信周波数の変更)
警報器の制御手段は、予め割り当てられた複数の通信周波数を変更しながら、受信強度の検出、通信ルートの設定及び有効送信電力の設定を行うようにしたため、通信障害が送信周波数の変更により解消する場合に適切に対処することを可能とする。例えば、特定の通信周波数を使用した受信強度の検出結果から通信ルートが設定できない場合、通信周波数を変更して受信強度を検出することで、通信障害を解消する通信ルートの設定を可能とする。
本発明による警報システムの設置例を示した説明図 住警器の概略構成を示した説明図 住警器間の通信接続を示した説明図 試験信号の送信で検出された受信強度を記憶したテーブルの説明図 住警器間の受信強度と最短通信距離の通信ルートを示した説明図 設定可能な通信ルートの種類を示した説明図 図6に続く設定可能な通信ルートの種類を示した説明図 本発明による警報システムの動作を示したタイムチャート 図8に続く警報システムの動作を示したタイムチャート
[警報システムの構成]
(システム構成の概略)
図1は本発明による警報システムの一例であり、本発明の警報システムは、住宅11に無線連動型の住警器A1〜A4を例えば台所、居間、子供部屋、主寝室などの各部屋に配置している。
住警器A1〜A4は警報器として機能し、所定の監視領域に配置され、火災を検出して連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の住警器へ送信し、他の住警器から火災連動信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力すると共に当該火災連動信号を中継送信する。
(住警器の配置)
図1において、住宅11の台所、居間、子供部屋、主寝室など各部屋に分けて設置した住警器A1〜A4は部屋の温度又は煙濃度を観測している。例えば住警器A1で観測結果が示す温度又は煙濃度に基づいて火災を検出した場合、連動元を示す火災警報音出力と警報表示を行うと共に、後述する本発明の定期的に行う通信経路設定制御により設定した通信ルートL1,L2,L3を通って火災連動信号を他の住警器A2〜A4へ送信し、連動先を示す火災警報音出力と警報表示を行わせる。
住警器A1〜A4の間は所定の通信プロトコルに従った通信となり、火災監視に伴い住警器はこの通信ルートL1〜L3を介して送信元符号、警報システムに固有なグループ符号、火災、火災復旧、警報停止、などを示す事象符号などを含めた形式の火災連動信号を相互に送受信し、また中継する。
また、住警器A1〜A4は、本発明による通信経路設定制御に伴い、送信元符号、警報システムに固有なグループ符号、制御開始通知、受信強度通知などコマンド、受信強度などのデータを含めた形式の信号を相互に送受信し、また中継する。
[住警器構成]
図2は住警器A1の機能構成の概略を示したブロック図であり、他の住警器A2〜A4も同様となる。
図2において、住警器A1は、制御部10、アンテナ14を接続した通信部12、センサ部16、報知部18、操作部20を備え、図示しない電池電源により動作する。
制御部10は、例えばプログラムの実行により実現される機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
センサ部16は温度検出部または検煙部である。センサ部16として温度検出部を設けた場合、温度検出素子として例えばサーミスタを使用し、この場合、温度による抵抗値の変化に対応した電圧検出信号を制御部10へ出力する。またセンサ部16として検煙部を設けた場合、公知の散乱光式検煙構造をもち、制御部10の指示により、所定周期で赤外LEDを用いた発光部を間欠的に発光駆動し、フォトダイオードなどの受光部で受光した散乱光の受光信号を増幅し、煙濃度検出信号を制御部10へ出力する。
通信部12は、他の住警器A2〜A4との間で所定の通信プロトコルに従って火災監視制御に伴う連動信号及び通信経路設定制御に伴う信号を送受信し、また中継する。
この通信プロトコルは、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)またはSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠する。もちろん日本国内以外で使用する場合は、その地域の割当無線局の標準規格に準拠した内容を持つことになる。特定小電力無線局に準拠した通信部12の送信電力は1mW以下であり、1mWの場合、見通し通信距離は約100メートル程度となる。
通信部12は、アンテナ14を接続した送信部22と受信部24を備え、受信部24には受信強度検出部26を設けている。受信強度検出部26は、受信部24で他の住警器A2〜A4が送信した信号を受信した場合、受信強度(「電波強度」ともいう)を検出し、受信強度に応じた例えばDC電圧レベルの受信強度検出信号e1を制御部10に出力する。
受信部24は所定の受信感度Ethを超える強さの無線信号を受信した場合に、受信信号を復調出力することができる。ここで、受信感度Ethとは、無線信号の受信強度(電波強度)がこれ以上低いと受信を正常に行うことのできない最低の受信強度を示す値である。
受信強度の単位としては、例えば、1mWを基準とする対数表現の単位「dBm」を用いることができ、
dBm=10×log(受信強度(mW))
として計算できる。例えば、1mWは0.0dBm、5mWは7.0dBm、1μWは−30.0dBmとなる。
住警器A1〜A4に到達する電波の受信強度は、住警器間の距離等の条件により、例えば、10-12〜10-4mW程度の幅で変動する。この場合、受信部24の受信感度Ethは例えば−110dBmとする。
受信強度検出部26から出力する受信強度検出信号e1は、例えば受信強度dBm−40dBmで2.0V、受信強度−110dBmで0.6VとなるDC電圧信号であり、−10dBm毎に0.2Vずつ変化する関係にある。
送信部22は制御部10からの制御信号e2により送信電力を変更することが可能であり、例えば最大送信電力Pmaxを1mWとした場合、0.01mW刻みで変化させることができる。
報知部18は、スピーカ、警報表示用LED及びそれぞれの駆動回路を備え、必要に応じ制御部10の指示によりスピーカから警報音を出力すると共に警報表示用LEDにより警報表示を行う。操作部20は警報音及び又は警報表示を停止するための操作を受け付ける警報停止スイッチを備える。
制御部10は、次の火災警報制御、火災復旧制御、警報停止制御、及び本発明の通信ルートと送信電力を設定するための通信経路設定制御(ルーティング制御)等を行う。
(火災警報制御)
制御部10は、センサ部16から出力した温度又は煙濃度の検出信号をAD変換により読み込み、所定の閾値以上の場合に火災を検出し、報知部18から連動元を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の火災警報として例えば「ピー ピー ピー 火事です 火事です」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共に警報表示用LEDを例えば点灯して行う。
また、制御部10は、報知部18から火災警報を出力させた場合、火災連動信号を生成し、送信部22に指示し、他の住警器A2〜A4へ火災連動信号を送信させる制御を行い、当該火災連動信号を受信した他の住警器A2〜A4で連動先を示す火災警報を出力させる。
この場合の連動先を示す火災警報としては例えば「ピー ピー ピー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共に警報表示用LEDを例えば点灯して行う。
また、制御部10は、受信部24を介して他の住警器A2〜A4の何れかが送信した火災連動信号の有効受信を検出した場合、報知部18からの連動先を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の連動先を示す火災警報も例えば「ピー ピー ピー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共に警報表示用LEDを例えば点灯して行う。
また、制御部10は、受信部24を介して他の住警器A2〜A4の何れかが送信した火災連動信号の有効受信を検出した場合、送信部22に指示し、当該火災連動信号を中継送信させる制御を行う。
なお、前述した「信号の有効受信を検出」とは、受信した信号に含まれるグループ符号が、受信装置である自己のメモリに予め登録したグループ符号に一致して自己に宛てた信号と認識し、更に、信号内容としても異常が無いことを認識したことを意味する。
(火災復旧制御)
制御部10は、センサ部16の検出信号に基づき温度又は煙濃度が閾値を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検出状態が解消したこと)を検出し、報知部18からの連動先を示す火災警報出力を停止させると共に、火災復旧連動信号を生成し、通信部12に指示し、当該火災復旧連動信号を他の住警器A2〜A4へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また制御部10は、通信部12を介して他の住警器A2〜A4の何れかが送信した火災復旧連動信号の有効受信を検出した場合に、報知部18からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行うと共に、通信部12に指示し、当該火災復旧連動信号を中継送信させる制御を行う。
(警報停止制御)
制御部10は、連動元として火災警報の出力中に操作部20の警報停止スイッチで受け付けた警報停止操作を検出した場合、報知部18からの連動元を示す火災警報出力を停止させると共に、警報停止連動信号を生成し、送信部22に指示し、当該警報停止連動信号を他の住警器A2〜A4へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器A2〜A4に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また制御部10は、受信部24を介して他の住警器A2〜A4の何れかが送信した警報停止連動信号の有効受信を検出した場合に、報知部18からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行うと共に、当該警報停止連動信号を中継送信させる制御を行う。
[通信経路設定制御]
制御部10は、通信経路設定制御として、次の受信強度検出制御、通信ルート設定制御、及び送信電力設定制御を行う。
(受信強度検出制御)
住警器A1〜A4の制御部10は、所定周期に設定した通信経路設定制御の開始タイミングへの到達を判別しており、開始タイミングへの到達を判別すると、通信経路設定制御を開始し、続いて送信部22に指示し、最大送信電力で通信経路設定制御の開始を指示する制御開始信号を送信させる制御を行う。
このため住警器A1〜A4の内、最初に通信経路設定制御の開始タイミングに到達した住警器が他の住警器に指示して試験信号を送信させることになる。また、警報システムを設置した場合には、任意の住警器の操作部に設けた警報停止スイッチの所定操作、例えば長押し操作の受付けを検出して、通信経路設定制御を行う。
ここで、住警器A1が最初に通信経路設定制御の開始タイミングに到達した場合を例にとると次のようになる。
住警器A1の制御部10は、所定周期に設定した通信経路設定制御の開始タイミングを判別した場合、通信経路設定制御を開始し、初期設定により受信信号の中継制御を禁止し、続いて送信部22に指示し、最大送信電力で通信経路設定制御の開始を指示する制御開始信号を送信させる制御を行う。
また、住警器A1の制御部10は、制御開始信号の送信に続き、送信部22に指示し、試験信号を最大送信電力で送信させる制御を行う。この試験信号は他の住警器A2〜A4で受信され、受信強度が検出される。
住警器A1から送信した制御開始信号を受信した住警器A2〜A4は、初期設定により中継制御を禁止し、続いて所定のタイミングで重複することなく最大送信電力で試験信号を送信してくる。
ここで、住警器A1〜A4における試験信号の送信タイミングは、制御開始信号の送信(住警器A1の場合)又は制御開始信号の受信(住警器A2〜A4の場合)から例えばランダムに設定した遅延時間を経過した場合に行うことで、試験信号が重複しないようにする。
住警器A1の制御部10は、住警器A2〜A4から順次送信された試験信号を、受信部24を介して受信した場合、そのとき受信強度検出部26から出力されている試験信号の受信強度検出信号e1を読み込み、メモリに準備したテーブルに受信強度を記憶する。この受信強度の検出と記憶は、他の住警器A2〜A4においても同様に行われ、メモリに準備したテーブルに、受信強度を記憶する。また、住警器A1〜A4は受信強度の検出記憶が済むと、検出した受信強度の通知信号を他の住警器へ送信する制御を行う。この場合、試験信号の送信のために初期設定した中継制御禁止を解除する。
住警器A1の制御部10は、受信部24を介して住警器A2〜A4から送信された受信強度の通知信号を受信した場合、メモリに準備したテーブルに受信した受信強度を記憶する制御を行う。
図3は図1の住警器A1〜A4を取り出して通信接続を示した説明図である。図3に示すように、住警器A1〜A4の間には通信経路L1〜L6が存在し、住警器A1〜A4が試験信号を最大送信電力で順次送信した場合、図4のテーブルに示す受信強度が検出される。なお、図4(A)は受信強度を符号で示し、図4(B)は受信強度の具体的な数値(受信強度検出部26の信号電圧)を示している。
図4(A)に示すデータテーブルは、横欄を送信住警器A1〜A4、縦欄を受信住警器A1〜A4とした2次元テーブルであり、受信住警器A1を例にとると、送信住警器A2〜A4から送信した試験信号の受信で検出された受信強度を、E21,E31,E41として記憶している。この点は、受信住警器A2〜A4についても同様であり、横欄を送信住警器A1〜A4、縦欄を受信住警器A1〜A4とした総当り方式(リーグ戦方式)による受信強度が記憶される。
ここで住警器間の通信経路は例えば住警器A1,A2の場合、通信経路(A1−A2)と表現する。この場合、住警器A1からA2への送信と、住警器A2からA1への送信あるが、同じ通信経路であり、電波の減衰は同じと看做し、このため住警器A1からA2への送信した場合の受信強度E12と、住警器A2からA1への送信した場合の受信強度E21は同じ値として扱う。
図5は試験信号の送信により検出された受信強度の具体的な値の一例を通信経路について示した説明図である。ここで、図2の受信強度検出部26で検出される受信強度は例えば受信利得(dB)に対応したDC電圧信号であり、例えば次のようになる。
E21=E12= −50dBm=1.8V
E31=E13= −85dBm=1.1V
E41=E14= −90dBm=1.0V
E32=E23= −60dBm=1.6V
E42=E24=−100dBm=0.8V
E43=E34= −70dBm=1.4V
このDC電圧信号の値は図4(B)のテーブルに記憶している。図5に示す受信強度E12〜E43の値は、通信距離が短いほど大きな値を示し、通信距離が長いほど小さい値を示す。
(通信経路設定制御)
住警器A1の制御部10は、受信強度検出制御により図4(B)に示すテーブルを生成すると、続いて通信経路設定制御を行う。この点は、他の住警器A2〜A4の制御部10も同様である。
制御部10の通信経路設定制御は、図4(B)のテーブルに記憶した受信強度に基づいて、住警器の数をN=4台とした場合、N=4台の住警器A1〜A4の総当りとなる一対の住警器、例えば住警器A1に対する住警器A2〜A4の間で検出された複数の受信強度
(A1−A2)=1.8
(A1−A3)=1.1
(A1−A4)=1.0
の内、最大受信強度の住警器ペア(A1−A2)=1.8を選択する。同様に住警器A2〜A4の間で検出された複数の受信強度の内、最大受信強度の住警器ペアとして、(A2−A1)=1.8、(A3−A2)=1.6、(A4−A3)=1.4を選択する。
続いて制御部10は、最大受信強度の住警器ペア
(A1−A2)
(A2−A1)
(A3−A2)
(A4−A3)
について、昇順にソートして
(A1−A2)
(A1−A2)
(A2−A3)
(A3−A4)
とし、共通する住警器を相互に連結して通信ルートとして
(A1−A2−A3−A4)
を設定する。
図6(A)〜(D)及び図7(E)〜(H)は、図3の住警器A1〜A4の通信ルートにつき、通信経路設定制御により設定可能な通信ルートの8パターンPA〜PHを示している。この8パターンにつき検出した受信強度の総和を求めると、次のようになる。
パターンPA=4.8
パターンPB=4.2
パターンPC=4.4
パターンPD=4.0
パターンPE=4.0
パターンPF=4.3
パターンPG=3.7
パターンPH=3.7
このうちパターンPAの総和が4.8と最大であり、その結果、パターンPAの通信ルート(A1−A2−A3−A4)を最短距離の通信ルートとした推定が正しいことを裏付ける。なお、本実施形態における最短距離の通信ルートとは、検出した受信強度から求めた最短距離と看做される通信ルートのことであり、物理的に最短距離となる通信ルートを意味するものではない。
(送信電力設定制御)
住警器A1〜A4の制御部10は、最短距離となる通信ルート(A1−A2−A3−A4)の設定が済むと、続いて、送信電力設定制御を行う。制御部10による送信電力設定制御は、住警器A1〜A4が送信する信号の送信電力を、通信ルート上の隣接する他の住警器で受信感度が得られ、それ以外の他の住警器で受信感度が得られない、所定の有効送信電力に設定する制御を行う。
これは試験信号の最大送信電力Pmaxと、通信ルート(A1−A2−A3−A4)上で住警器Aiが隣接する他の住警器Ajから受信した試験信号の受信強度Eijとの比例関係から、所定の受信感度Ethが得られる有効送信電力Pijを求めて設定する。
即ち、上記の比例関係は
(Pmax/Eij)=(Pij/Eth)
にあることから、有効送信電力(Pij)は
Pij=(Pmax/Eij)・Eth
により求めて設定する。
例えばPmax=1mW、Eth=0.6Vとした場合、通信ルートの始点(端点)となる住警器A1に隣接する住警器A2からの試験信号による受信強度E12はE12=1.8Vであることから、住警器A1に設定する有効送信電力P12は、
P12=(Pmax/E12)・Eth=(1/1.8)・0.6=0.33mW
となる。
次に通信ルートの中継点となる住警器A2については、住警器A1からの試験信号による受信強度E12はE12=1.8Vであることから、住警器A1と同じ値の有効送信電力P12=0.33mWとなる。一方、住警器A3からの試験信号による受信強度E23はE23=1.6Vであることから、有効送信電力P23=0.38mWとなる。このように中継点となる住警器A2については2つの有効送信電力P12,P23が求まるが、この場合には、大きい方の有効送信電力P23=038mWを選択して設定する。
次の住警器A3も通信ルートの中継点であり、2つの有効送信電力P23=0.38mWとP34=0.43mWが求まるが、この場合にも、大きい方の有効送信電力P34=0.43mWを選択して設定する。

更に通信ルートの終点(端点)となる住警器A4については、有効送信電力P43=0.43mWが求まり、これを設定する。
住警器A1〜A4の制御部10は、送信電力設定制御が済むと、所定の終了処理を行い、前述した火災監視制御に復帰する。
(通信経路設定制御後の連動制御)
住警器A1〜A4について、図5の実線で示す通信ルートの設定と送信電力の設定が完了した状態で、例えば住警器A1が火災を検出したとすると、住警器A1は連動元を示す火災警報を出力すると共に、火災連動信号を送信する。この場合、住警器A1は送信電力P12により火災連動信号を送信し、このため隣接する住警器A2のみで受信感度が得られ、住警器A2は火災連動信号を有効に受信して連動元を示す火災警報を出力する。
続いて住警器A2は送信電力P23により火災連動信号を中継送信する。この送信電力P23により住警器A2から送信された火災連動信号は、隣接する住警器A1,A3で受信感度が得られ、それぞれ有効受信される。この場合、住警器A3は、火災連動信号の有効受信に基づき連動元を示す火災警報を出力すると共に、送信電力P34により火災連動信号を中継送信する。これに対し住警器A1は受信した火災連動信号の送信元符号が自己の送信元符号に一致することから、送信済みの火災連動信号と判断し、中継送信は行わない。
送信電力P34により住警器A3からの火災連動信号は隣接する住警器A2,A4で受信感度が得られ、それぞれ有効受信される。この場合、住警器A4は、火災連動信号の有効受信に基づき連動元を示す火災警報を出力するが、新たに隣接する住警器が存在しないことから中継送信は行わない。また住警器A2は受信した火災連動信号の送信元符号が既に中継した送信元符号に一致することから、中継済みの火災連動信号と判断し、中継送信は行わない。
次に、通信ルートの途中となる中継点に位置する例えば住警器A2で火災を検出した場合には、送信電力P23による火災連動信号の送信により、両側に隣接する住警器A1,A3で受信感度が得られ、それぞれ火災連動信号を有効受信して連動先を示す火災警報を出力する。続いて住警器A3は火災連動信号を隣接する住警器A4へ中継送信するが、住警器A1は新たに隣接する住警器が存在しないことから中継送信は行わない。
通信ルートの途中となる中継点に位置する住警器A3の場合は、住警器A2の場合と同様になる。また、中継ルートの端点に存在する住警器A4の場合は、同じく端点に存在する住警器A1の場合と同様になる。
このように本実施形態の通信経路設定制御により設定した通信ルートと送信電力に基づき火災連動信号を送信する場合には、住警器A1〜A4の場合、最大で4回の通信順次動作(内1回は送信、2回は中継、1回は受信)で済み、更に、受信感度が得られるのは送信元に隣接した住警器のみに限定されるため、通信回数を低減すると共に、同じ火災連動信号が複数ルートから同時に到来して起きる信号衝突を回避した信頼性の高い通信制御を可能とする。
また、送信電力を隣接する住警器でのみ受信感度が得られる値に設定することで、送信電力を所定の送信電力、例えば最大送信電力に固定して送信する場合に比べ、電池電源で動作する住警器の消費電力を低減し、電池寿命を延ばすことを可能とする。
勿論、このような本実施形態で設定した通信ルートと送信電力による通信制御は、火災復旧連動信号や警報停止連動信号についても、火災連動信号の場合と同様に行う。
(警報システムの動作)
図8及び図9は、本実施形態の警報システムにおける通信経路設定制御による動作を示したタイムチャートであり、住警器A1で通信経路設定制御の開始タイミングが判別された場合を例にとっている。
図8において、住警器A1は通信経路設定制御の開始タイミングが判別を判別すると、ステップS1(以下「ステップ」は省略)で、最大送信電力により制御開始信号を他の住警器A2〜A4へ送信し、S2で初期設定として中継制御を禁止し、またメモリ上に図4に示した空き状態のテーブルを展開して準備する。この初期設定は住警器A2〜A4においても、S3〜S5のように制御開始信号の受信に基づいて行われる。
住警器A1はS6で最大送信電力により試験信号を送信し、続いて住警器A2〜A4がS10,S14、S18で最大送信電力により試験信号を順次送信する。
住警器A1はS11,S15,S19で試験信号を受信し、受信強度E21,E31,E41を検出してテーブルに記憶し、また住警器A2はS7,S16,S20で試験信号を受信し、受信強度E12,E32,E42を検出してテーブルに記憶し、また住警器A3はS8,S12,S21で試験信号を受信し、受信強度E13,E23,E43を検出してテーブルに記憶し、更に、住警器A4はS9,S13,S17で試験信号を受信し、受信強度E14,E24,E34を検出してテーブルに記憶する。
続いて図9に進み、住警器A1〜A4はS22〜S25で、検出した受信強度を他の住警器に通知する通知信号を送信し、これにより住警器A1〜A4で図4に示した受信強度を記憶したテーブルが生成される。
続いて住警器A1〜A4は、S26〜S29で通信ルートの設定制御を行い、S30〜S33で通信ルートと受信強度に基づき送信電力を算出し、S34〜S37で算出した送信電力を設定し、S38〜S41で通信経路設定制御を終了して火災監視制御に移行する。
[本発明の変形例]
(周波数変更)
上記の実施形態にあっては、通信周波数を固定した場合を例にとっているが、特定小電力無線局の場合には例えば4つの周波数チャンネルの使用が可能であることから、住警器の制御部は、予め割り当てられた複数の通信周波数を変更しながら、受信強度検出制御、通信ルート設定制御及び送信電力設定制御を行うようにしても良い。
例えば周波数チャンネルを変更して通信ルートを設定し、その中で受信強度の総和が最大となる周波数チャンネルの通信ルートを選択して送信電力を設定するといった制御を行う。また、ある周波数チャネルによる通信ルートと送信電力の設定で通信障害が発生した場合に、他の周波数チャネルに変更して通信ルートと送信電力を設定するといった制御を行っても良い。
(特定の住警器での制御)
上記の実施形態では、複数の住警器の全てが自己及び他の住警器で検出した受信強度を取得して、それぞれ通信ルートと送信電力の設定制御を行っているが、特定の住警器が自己及び他の住警器で検出した受信強度を取得して通信ルートと送信電力の設定制御を行い、この設定制御で求めた送信電力を他の住警器へ通知して設定するようにしても良い。
(その他)
また、上記の実施形態では、電池電源によって動作する住警器を例に取ったが、電池電源以外の電源で動作するものにも本発明を適用できる。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
A1〜A4:住警器
10:制御部
12:通信部
16:センサ部
18:報知部
20:操作部
22:送信部
24:受信部
26:受信強度検出部

Claims (4)

  1. 所定の監視領域に配置され、火災を検出して連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器へ送信し、他の警報器から火災連動信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力すると共に当該火災連動信号を中継送信する警報器を複数備えた警報システムに於いて、
    前記複数の警報器の各々は、
    所定周期に達した場合又は他の警報器から試験指示を受信した場合に、所定の試験送信電力で試験信号を送信すると共に、他の複数の警報器から所定の試験送信電力で順次送信された試験信号を受信して他の警報器毎の受信強度を検出し、当該受信強度に基づいて前記複数の警報器の通信距離が最短となる通信ルートを設定し、更に、前記通信ルート上の隣接する他の警報器で受信感度が得られ所定の有効送信電力を設定する制御手段を備え、
    前記警報器の制御手段は、前記試験送信電力を最大送信電力とした場合、当該最大送信電力と前記通信ルートの隣接する他の警報器から送信した試験信号の受信強度との比例関係から、所定の受信感度が得られる有効送信電力を求めて設定し、
    前記通信ルートの中継点となる警報器の制御手段は、中継する複数の他の警報器へ送信する有効送信電力の内、高い方の有効送信電力を選択して設定することを特徴とする警報システム。
  2. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記警報器の制御手段は、
    警報器の数をN台とした場合、N台の警報器の総当りとなる一対の警報器間で検出された複数の受信強度の内、最大受信強度の警報器ペアを警報器毎に選択し、当該警報器ペアの共通する警報器を相互に連結して前記通信ルートを設定することを特徴とする警報システム。
  3. 請求項記載の警報システムに於いて、
    前記警報器の制御手段は、前記試験信号の最大送信電力(Pmax)と前記通信ルートの隣接する他の警報器から送信した試験信号の受信強度(Eij)との比例関係から、所定の受信強度(Eth)が得られる有効送信電力(Pij)を、
    Pij=(Pmax/Eij)・Eth
    により求めて設定することを特徴とする警報システム。
  4. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記警報器の制御手段は、予め割り当てられた複数の通信周波数を変更しながら、前記受信強度の検出、前記通信ルートの設定及び前記有効送信電力の設定を行うことを特徴とする警報システム。
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