JP2002074568A - 防災システム及び端末器 - Google Patents
防災システム及び端末器Info
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Abstract
も、機能を十分に確保できる防災システムを提供する。 【解決手段】 防災エリア内の各所に設けられる煙感知
器3a、3b、中継器4、防火戸5と、各端末器を監視
制御する受信機2とを備える防災システム1において、
煙感知器3a、3bは、被制御端末器として中継器4を
記憶するEEPROM11aを備え、受信機2が機能し
ない場合には中継器4を制御し、中継器4においては、
煙感知器3aからの制御信号に対して応答しないよう設
定することが可能である。
Description
各所に設けられる複数の端末器と、これらを監視制御す
る受信機とを備える防災システム、及び防災エリア内に
設置される端末器に関する。
テムは、防災エリア内の各所に設けられた火災感知器や
防排煙機器などの端末器と、防災センターなどに設けら
れ、端末器を制御する受信機とから構成され、受信機と
端末器間において、所定のコマンド信号やデータ信号を
やりとりしながら防災活動を行う。このような防災シス
テムでは、受信機は多くの端末器からの信号を収集しな
がら集中制御することから、各々の端末器で判断するよ
り火災検出の信頼性が高くなるという利点がある。
の故障、あるいは受信機と端末器間の伝送線路の断線な
どが生じると、端末器の制御ができず火災検出ができな
くなるという可能性があった。また、受信機によって端
末器を駆動する場合、例えば防火戸を駆動する際にはソ
レノイドを通電状態にするが、受信機はまずソレノイド
をオンにするための信号を送信し、次いでソレノイドを
オフにするための信号を送るという制御が必要であっ
た。よって、その分受信機側に複雑な制御処理を設ける
必要があった上に、受信機の故障などが発生すれば防火
戸を駆動することができないという事態にもなり得た。
以上のように、従来の防災システムでは、受信機にほと
んどの制御を依存していたことから、受信機や受信機へ
の線路に問題が発生した場合、防災システム全体の機能
停止につながる恐れがあった。
御が不能になっても、あるいは受信機の処理能力を小さ
くしても、防災システムの機能を十分に確保できるよう
にすることにある。
め、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すよう
に、防災エリア内の各所に設けられる複数の端末器(煙
感知器3a、3b、中継器4、防火戸5)と、複数の端
末器を監視制御する受信機(2)とを備える防災システ
ム(1)において、複数の端末器の少なくとも一部(煙
感知器3a、3b)は、他の端末器(中継器4)を制御
する制御機能を有することを特徴とする。
末器の少なくとも一部は、他の端末器を制御する制御機
能を有することから、受信機が故障したり受信機と端末
器間の線路が断線するなどにより受信機による制御が不
能になった場合でも、この制御機能を有する端末器が受
信機を代行して他の端末器を制御することが可能とな
り、防災システム全体の機能を確保することができる。
ここで、端末器としては、各種火災感知器、中継器、ガ
ス検出器、防排煙機器、発信機、地区ベル等などが挙げ
られる。特に制御機能を持たせる端末器としては、アナ
ログ型の各種火災感知器や、オンオフ式の感知器が接続
された中継器、人手により火災状態を認識可能な発信機
などが好適である。このような火災を感知可能な端末器
に制御機能を付加することにより、受信機が機能しない
ときに火災が発生したとしても防災活動が可能となる。
また、制御機能を有する端末器自身が、他の制御機能を
有する端末器によって制御され得る関係になってもよ
い。
請求項2に記載の発明のように、制御機能を有する端末
器が、制御信号を送信する対象となる被制御端末器を記
憶する記憶手段(EEPROM11a)を備えている
か、または、被制御端末器が制御信号を受信する対象と
なる制御機能を有する端末器を記憶する記憶手段を備え
ていてもよい。請求項2に記載の発明によれば、端末器
同士の制御−被制御の連動関係を設定することができ、
つまり、制御機能を有する端末器が記憶手段に記憶され
た被制御端末器に対して制御信号を送信したり、あるい
は被制御端末器が制御信号を受信した場合、記憶手段内
に記憶している端末器からの信号であれば応答するよう
に構成することできる。請求項2において、制御機能を
有する端末器及び被制御端末器のいずれの記憶手段も、
記憶する対象となる端末器のアドレスを記憶してもよい
し、あるいは特定のアドレス範囲を記憶しその範囲内の
アドレスを有する端末器を対象としてもよい。あるいは
制御機能を有する端末器の場合、防火戸といった端末器
の種別や、1階といった特定の地区に設置された端末器
といったように特定のグループを記憶し、このグループ
内の端末器を制御対象として記憶してもよい。
2に記載の防災システムにおいて、被制御端末器は、制
御機能を有する端末器からの制御信号に対して応答しな
いよう設定することが可能であることを特徴とする。請
求項3に記載の発明によれば、被制御端末器は制御信号
に応答しないよう設定することが可能であることから、
例えば制御機能を有する端末器において、1フロアの全
ての端末器や1種別の端末器全てといったグループを制
御対象とし、そのグループ全体に対して制御信号を送信
してしまうような場合にも、そういった制御が不要であ
る端末器については応答しないように設定すればよく、
結果的に制御対象となる端末器を個別に設定できるよう
になる。
いずれかに記載の防災システムにおいて、制御機能を有
する端末器は火災感知器であり、火災感知器は受信機か
ら火災検出結果を送信するよう指示する信号を受信する
と検出結果を送信し、かつ、受信機からの指示がなくて
も火災を検出すると火災信号を受信機に対して送信する
ことを特徴とする。請求項4に記載の発明によれば、火
災感知器は受信機からの指示がなくても火災信号を受信
機に対して送信する。したがって、火災を検出した感知
器と受信機が交信中でなくても、感知器は火災が発生す
れば割り込んで火災信号を送信し、確実に警報状態をと
ることができる。
請求項5に記載の発明のように、制御機能を有する火災
感知器は、火災信号を送信しても受信機から応答がない
場合には、制御機能を発揮するように構成してもよい。
請求項5に記載の発明によれば、火災感知器は、火災信
号を送信したにもかかわらず受信機が応答しない場合に
は、自ら制御機能を発揮することから、受信機を中心と
した防災活動が行われなくても、火災を検出した感知器
自らによって防災活動が可能となり、防災システムの機
能を確保することができる。
すように、防災エリア内に設けられ、所定の防災活動を
行うために出力信号を発信する端末器(中継器4)にお
いて、出力対象に応じた所定の出力信号のパターンを記
憶する記憶手段(EEPROM11a)を備えることを
特徴とする。
は、記憶手段内に出力対象に応じた出力信号のパターン
を記憶することから、受信機のような制御装置からの制
御信号が単純なものであっても、出力対象に応じた適切
な信号を出力することができ、結果的に受信機の処理能
力を小さくすることができる。ここで、端末器としては
請求項1と同様である。また、出力対象については、直
接的でも間接的であってもよい。すなわち、端末器とし
て、防火戸が接続された中継器であれば、中継器に防火
戸を駆動するための出力信号のパターンが記憶されてい
てもよいし、端末器として防火戸であり防火戸自身に自
ら動作する際の出力信号パターンが記憶されていてもよ
い。あるいは、端末器が火災感知器であって、該感知器
の記憶手段に記憶された出力信号パターンにしたがっ
て、感知器自身の表示灯を点灯させるといったことでも
よい。また、出力対象に応じた適切な出力信号パターン
としては、例えば防火戸を駆動するためであればワンシ
ョットパルス信号がよいし、地区ベルや表示灯であれば
繰り返しパルス信号といったパターンである。なお、請
求項6の端末器は、請求項1〜5のいずれか記載の制御
機能を有する端末器であってもよいし、被制御端末器で
あってもよいし、両方の機能を有していてもよい。
の実施の形態について説明する。図1は、本発明の防災
システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示
す防災システム1は、建築物等に設置され火災監視及び
報知等の防災活動を行うもので、受信機2と、受信機2
に線路Lを介して接続される端末器から主に構成され
る。端末器としては、煙感知器3a、3b、中継器4、
及び中継器4に接続される防火戸5を例示し、これら端
末器はそれぞれ固有の応答アドレスを有する。各端末器
は、線路Lを介して送受信を行うともに、受信機2から
電源の供給を受けている。なお、図1では、建築物等の
1つのエリアに設置される端末器の一例を示したにすぎ
ず、受信機2にはさらに多くの端末器が接続されてい
る。防災システム1においては、原則的には、受信機2
をマスター、各端末機をスレーブとするポーリング通信
によりコマンドやデータの送受信を行うようになってい
る。
室などに設けられ、防災システム1の動作を制御・統括
するものである。具体的には、受信機2は、各端末器に
対して、その端末器の応答アドレスを指定する信号とと
もにコマンドを送信する。例えば、煙感知器3a、3b
に対しては、火災検出結果を送信するよう指示する信号
を送る。煙感知器3a、3bから返信された信号から火
災であると判断すれば、各種防災活動を行う。受信機2
は端末器について連動データを保有し、該データに従っ
て防災活動を行うようになっている。つまり、連動デー
タは、1つの火災感知器によって火災が検出された場合
に駆動する中継器や音響機器といった対象を設定するも
のである。ここでは、煙感知器3a、3bと中継器4と
を1つのグループとして記憶し、煙感知器3a、3bの
一方からの信号を受けて火災であると判断した場合、連
動データにしたがって中継器4に対して防火戸5を駆動
するための制御信号を送信する。
原則的にポーリング通信によって送受信を行うが、受信
機2は、後述する煙感知器3a、3bのいずれかからの
割り込み信号を受信したときも、割り込み信号を送信し
た煙感知器3aに対して受信した旨を応答し、防災活動
を開始するようになっている。
ある煙感知器3a、3bは、図示しない発光素子と受光
素子を備え、煙濃度によって変化する受光素子の受光量
をアナログの電圧値として収集し、受信機2の指示に応
じて検出結果をデジタル値に変換して送信したり、受信
機3の指示がなくても火災であれば火災信号を受信機2
に対して送信するものである。なお、煙感知器3a、3
bは、それぞれについて固有の応答アドレスが設定され
てはいるが、その他の点においては全く同じであるの
で、以下では煙感知器3aのみ取り上げて説明する。
4は、受信機2からの信号を中継して防火戸5を制御駆
動するものである。
れぞれに内蔵されている制御回路10の主要構成を示
す。制御回路10は、例えば1チップのIC(集積回
路)から構成され、記憶部11、制御部12、送受信イ
ンターフェース13、デジタル出力部17とからなり、
煙感知器3aにはさらにセンサ(受光素子)15が接続
されたアナログ入力端子16及びA/D変換器14が設
けられている。なお、図2は、概ね共通の構成を示すも
のであるから、各端末器はさらなる構成を有していても
よい。
接続され、受信機2との信号の授受を中継する。制御部
12は、制御回路10の動作を統括制御するもので、送
受信インターフェース13を介して受信機2から送信さ
れるコマンド情報を識別し、そのコマンドの内容に応じ
て、記憶部11、A/D変換器14、デジタル出力部1
7それぞれに所定の信号を送出するものである。また、
煙感知器3aの制御部12は、センサ15からアナログ
入力端子16に入力したアナログ値が後述する所定のし
きい値を超えていれば火災であると判定し、受信機2か
らの求めがなくても火災信号(割り込み信号)を受信機
2に対して送信する。また、火災信号を受信機2に対し
て送信しても、受信機2から応答がない場合には、独自
に火災警報制御を始める。これについては後述する。
からの指令を受けて、煙感知器3aであれば表示灯の点
灯を行い、中継器4であれば、防火戸5を駆動するため
にデジタル制御信号を出力するものである。煙感知器3
aに設けられているA/D変換器14は、制御部12か
らの信号変換指令が与えられると、センサ(受光素子)
15で検出したアナログ信号をデジタル信号に変換し
て、受信機2に対して出力する。
データを記憶するもので、記憶内容を消去したり書き込
んだりできるEEPROM11aや、受信機2からの応
答アドレスやコマンド等を一時的に格納するRAM(図
示せず)などからなり、制御部12から要求されると格
納しているデータを出力する。制御部12はEEPRO
M11a内に格納されている各種データに従って動作す
るようになっている。本発明の記憶手段であるEEPR
OM11aは、例えば128×8ビット(bit)の容
量を有し、8ビット(1バイト)ごとに1つのアドレス
が付与されている(以下、メモリアドレスということも
ある)。このEEPROM11aに書き込まれている具
体的な内容は端末器の種類によって異なる。以下、煙感
知器3a及び中継器4それぞれについて特徴的な内容を
図3、図4に基づいて説明する。
PROM11aについて図3に基づいて説明する。煙感
知器3a内蔵のEEPROM11a内のメモリアドレス
「0x01」には、煙感知器3a固有の応答アドレスが書
き込まれている。
生成に関するステータスレジスタが設定されている。一
方、アドレス「0x0B」にはアナログ割り込みしきい値
が格納されている。制御部12は、センサ15からアナ
ログ入力端子16を介して入力したアナログ値を、この
「しきい値」と比較し、低い場合には火災ではないと判定
し、高い場合には火災発生であると判断する。火災であ
ると判断した場合には、ステータスレジスタに設定され
た条件に従って割り込み信号を出力する。ステータスレ
ジスタは、8ビットからなり、例えばビット3の割り込
み許可ビットを「1」に設定することで割り込み信号の送
信が許可され、「0」であれば割り込み信号の送信は行わ
れない。さらに、ステータスレジスタにおいて割り込み
信号を送信するタイミングについてフィルターをかける
ことが可能である。例えばステータスレジスタのビット
5を「1」に設定すると、しきい値を超えたアナログ値が
得られた後、さらに15回アナログ測定値を確認した後
に割り込み信号を送信し、ビット6を「1」に設定すると
1回確認した後で割り込み信号を送信し、ビット5、ビ
ット6の両方を「1」または「0」とセットすると確認動作
はなく、アナログ測定値がしきい値を超えているとすぐ
に割り込み信号が送信されるようになる。本実施の形態
では「15回」確認するようにセットされているとする。
条件がメモリされている。ここでデジタル出力制御につ
いて説明する。本発明における煙感知器3aは、通常、
受信機2の下で火災検出を行うだけである。しかし、受
信機2が故障したり、線路Lが断線するといったことに
より、煙感知器3aが割り込み信号を送信しても、受信
機2からの応答がない場合には、煙感知器3a自身が、
他の端末器のデジタル出力を制御するようになってい
る。
条件は、アナログ測定値が前記しきい値を超えたこ
と、前記ステータスレジスタで設定された15回の確
認が行われたこと、及びを受けて受信機2に対し
て15回割り込み信号が送信されたことの3つが設定さ
れている。これら3つの条件が満たされた場合には、
「0x0D」のスタートアドレス、「0x0E」のストップ
アドレスで設定される連動データに従って所定の端末器
に対して制御信号が送出されるようになる。スタートア
ドレス及びストップアドレスは、応答アドレスの範囲を
設定することで制御対象となる端末器(被制御端末器)
を指定するもので、例えばスタートアドレスが「000
00001」であり、ストップアドレスが「000000
08」であれば、応答アドレスが「00000001」、
「00000002」……、「00000007」、「00
000008」の8個の端末器が制御対象となる。本実
施の形態では、中継器4の応答アドレスがこの範囲に入
っているものとする。
継器4のEEPROM11aには、図4に示す内容のデ
ータが書き込まれている。「0x01」には中継器4の応
答アドレスが記憶されている。「0x0F」には、受信機
2あるいは煙感知器3aからの制御信号に応じるときの
デジタル出力の対象が記憶されている。本実施の形態で
は、ここに、「防火戸5」が記憶されているので、制御信
号を受けて防火戸5を駆動するようになる。
力波形、「0x12」のパルス幅は、中継器4から出力さ
れる駆動信号を決定するためのデータで、「出力モー
ド」、「出力波形」は駆動信号の具体的な波形を決定する
フラグとなる1ビットのデータである。中継器4におい
て設定可能な駆動信号の波形の例を図5に示した。「出
力モード」で「1」をセットすると、「出力波形」の設定内
容に応じた波形となり、「0」をセットすると、パターン
1のハイ(HIGH)信号、またはパターン2のロー(LO
W)信号の一定レベルの駆動信号が出力される。「出力モ
ード」で「1」をセットし、かつ「出力波形」に「0」をセッ
トすると「パルス幅」で設定される長さを有するワンショ
ットパルス信号(パターン3)を発信する。「出力モー
ド」及び「出力波形」を「1」にセットすると、「パルス幅」
の2倍の周期を有しデューティー比50%の繰り返しパ
ルス信号(パターン4)を発生する。出力対象が、防火
戸5である本実施の形態では、パターン3のワンショッ
トパルス信号を発生するよう設定されている。このワン
ショットパルス信号であれば、従来のように2回制御信
号を送信するような制御が不要となり、受信機2(ある
いは煙感知器3a)は、1度制御信号を送信すれば、中
継器4は自らのメモリ内容にしたがってパターン3の駆
動信号を出力するようになる。なお、中継器4は制御信
号の送出元とは無関係に、つまり、受信機2、煙感知器
3a、3bのいずれかからの制御信号であっても、同様
に動作する。
レス、「0x0E」ストップアドレスのそれぞれに「0」を
セットすると、中継器4の応答アドレスが煙感知器3a
側の制御対象範囲内に入っていても、煙感知器3aから
のデジタル出力制御に応答しない。また、煙感知器3a
及び中継器4のEEPROM11aには、図3、図4に
示すテーブルの内容以外のデータが格納されていてもよ
い。
部12における火災検出処理を説明する。前提条件とし
て煙感知器3aの「ステータスレジスタ」(図3)は割り
込み信号送信可能な状態にセットされ、中継器4の「ス
タートアドレス」「ストップアドレス」に「0」がセットさ
れていないとする。図6のフローは通常の監視状態から
開始する。まず、ステップS1において、受信機2から
アナログ測定値検出結果を送信するよう指示する信号が
入力したか否か判定する。指示があると判定すると、ス
テップS11に移行し、センサ15(図2)の検出値を
A/D変換したデジタル値を受信機2に送信し、再びス
テップS1に戻る。
と判定すれば、ステップS2に移行し、センサ15のア
ナログ測定値が「アナログ割り込みしきい値」を超えてい
るか否か判定する。超えていなければステップS1に戻
り、超えていればステップS3に移行する。ステップS
3では、アナログ測定値を15回確認する処理が行わ
れ、次いでステップS4において、15回確認してもア
ナログ測定値がしきい値を超えているかどうか判定す
る。ここで超えていないと判定すればステップS1に戻
り、超えていると判定すれば、ステップS5において割
り込み信号として火災信号を受信機2に送信する。
号に対して受信機2から応答があったか否か判定する。
応答があれば、ステップS12に移行し通常の火災警報
状態になる。このとき受信機2からの制御信号により、
中継器4から図5のパターン3のワンショットパルス信
号が送信され防火戸5が駆動される。ステップS6で受
信機2からの応答がなければステップS7に移行し、割
り込み信号を15回送信したか否か判定し、15回に達
していなければステップS5に戻り再び割り込み信号を
送信し、15回送信していれば、ステップS8に移行す
る。ステップS8では、煙感知器3a自身によるデジタ
ル出力制御処理が行われ、中継器4に対して制御信号を
送信し、これに応じて中継器4から防火戸5に対して前
記パターン3のワンショットパルス信号が送信され、ス
テップS1に戻る。
すように、煙感知器3aは受信機2からの指示がなくて
も火災信号を受信機2に対して送信することから、受信
機と交信中でなくても、確実に火災検出が受信機2に伝
わり、警報状態をとることができる。特に防災システム
1がある程度の規模を有する場合、受信機2が接続され
ている全ての感知器と1つ1つポーリング通信を行って
いると、一巡するために1分〜2分程度要することがあ
る。よって、ポーリング通信のみに依存していると、火
災発生を迅速に検出できない恐れがあるが、このように
割り込み信号を許容することによって、いかなるときも
迅速に火災を検出することができる
したにもかかわらず、受信機2が応答しない場合には、
EEPROM11a内のスタートアドレス及びストップ
アドレスのデータに従い、中継器4を制御することか
ら、受信機2が故障したり線路Lが断線するなどにより
受信機2による制御が不能になった場合でも、煙感知器
3a(3b)が受信機2を代行して中継器4を介して防
火戸5を駆動するので、防災システム1の機能を確保す
ることができる。
レス・ストップアドレスを「0」にすることで、煙感知器
3aからの制御信号に応答しないよう設定できる。煙感
知器3aにおいて制御対象となる端末器をスタートアド
レス・ストップアドレスによって範囲で指定すると、そ
の範囲に該当する端末器全てに対して制御信号を送信し
てしまうが、そういった制御が中継器4について不要で
あれば応答しないように設定すればよく、結果的に制御
対象となる端末器を個別に設定できるようになる。
信号のパターンを記憶することから、受信機2からは単
純な制御信号を1度送信すれば、後はその制御信号に応
じて中継器4から出力対象(ここでは防火戸5)に応じ
た適切な信号を出力することができる。したがって、受
信機2の処理能力を小さくすることができる。引いて
は、中継器のような端末器自身の制御も可能となる。以
上のように、防災システム1では、端末器側の独立性を
高めることによって、受信機による制御が不能になって
も防災システムとして機能を確保することができるよう
になる。
ず、適宜変更可能であるのは勿論である。例えば、煙感
知器が制御機能を有する端末器として機能する例を挙げ
たが、熱感知器や炎感知器などのその他の感知器であっ
てもよいし、感知器以外の端末器に制御機能を設けても
よい。また、端末器によって端末器を制御する際の連動
データとしては、応答アドレスの範囲で設定する場合に
限らず、制御対象とする端末器をランダムに設定するよ
うになっていてもよいし、あるいはフロアに設置された
端末器全てといったように特定のエリア単位で設定でき
るようになっていてもよいし、端末器の種別で設定でき
るようになっていてもよい。
有する煙感知器内のEEPROM11a内に被制御端末
器を記憶する構成としたが、逆でもよい。つまり、被制
御端末器である中継器4内のEEPROM11a内に、
制御信号を受信する対象となる制御機能を有する端末器
を記憶してもよい。その場合、例えば、図4のスタート
アドレスに制御信号を受信する対象となる端末器の先頭
のアドレスを書き込み、ストップアドレスに制御信号を
受信する対象となる端末器の終端のアドレスを書き込
み、この範囲内のアドレスを有する端末器からの制御信
号であれば、受け入れ、制御信号に応じた動作を行うよ
うに構成してもよい。
端末器の少なくとも一部は、他の端末器を制御する制御
機能を有することから、受信機が故障したり受信機と端
末器間の線路が断線するなどにより受信機による制御が
不能になった場合でも、この制御機能を有する端末器が
受信機を代行して他の端末器を制御することが可能とな
り、防災システム全体の機能を確保することができる。
士の制御−被制御の連動関係が設定され、つまり、制御
機能を有する端末器が記憶手段に記憶された被制御端末
器に対して制御信号を送信したり、あるいは被制御端末
器が制御信号を受信した場合、記憶手段内に記憶してい
る端末器からの信号であれば応答するように構成するこ
とできる。
末器は制御信号に応答しないよう設定することが可能で
あることから、例えば制御機能を有する端末器におい
て、1フロアの全ての端末器や1種別の端末器全てとい
ったグループを制御対象とし、そのグループ全体に対し
て制御信号を送信してしまうような場合にも、そういっ
た制御が不要である端末器については応答しないように
設定すればよく、結果的に制御対象となる端末器を個別
に設定できるようになる。
器は受信機からの指示がなくても火災信号を受信機に対
して送信する。したがって、火災を検出した感知器と受
信機が交信中でなくても、感知器は火災が発生すれば割
り込んで火災信号を送信し、確実に警報状態をとること
ができる。
器は、火災信号を送信したにもかかわらず受信機が応答
しない場合には、自ら制御機能を発揮することから、受
信機を中心とした防災活動が行われなくても、火災を検
出した感知器自らによって防災活動が可能となり、防災
システムの機能を確保することができる。
は、記憶手段内に出力対象に応じた出力信号のパターン
を記憶することから、受信機のような制御装置からの制
御信号が単純なものであっても、出力対象に応じた適切
な信号を出力することができ、結果的に受信機の処理能
力を小さくすることができる。
を総じて言えば、端末器側の独立性を高めることによっ
て、受信機による制御が不能になっても防災システムと
して機能を確保することができるようになる。
ク図である。
である。
ータの一例を示す図である。
タの一例を示す図である。
を示す図である。
理を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】防災エリア内の各所に設けられる複数の端
末器と、複数の端末器を監視制御する受信機とを備える
防災システムにおいて、 複数の端末器の少なくとも一部は、他の端末器を制御す
る制御機能を有することを特徴とする防災システム。 - 【請求項2】制御機能を有する端末器が制御信号を送信
する対象となる被制御端末器を記憶する記憶手段を備え
ているか、または、被制御端末器が制御信号を受信する
対象となる制御機能を有する端末器を記憶する記憶手段
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の防災シ
ステム。 - 【請求項3】被制御端末器は、制御機能を有する端末器
からの制御信号に対して応答しないよう設定することが
可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の
防災システム。 - 【請求項4】制御機能を有する端末器は火災感知器であ
り、 火災感知器は受信機から火災検出結果を送信するよう指
示する信号を受信すると検出結果を送信し、かつ、受信
機からの指示がなくても火災を検出すると火災信号を受
信機に対して送信することを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の防災システム。 - 【請求項5】制御機能を有する火災感知器は、火災信号
を送信しても受信機から応答がない場合には、制御機能
を発揮することを特徴とする請求項4に記載の防災シス
テム。 - 【請求項6】防災エリア内に設けられ、所定の防災活動
を行うために出力信号を発信する端末器において、 出力対象に応じた所定の出力信号のパターンを記憶する
記憶手段を備えることを特徴とする端末器。
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