JP5063517B2 - 無線ネットワークシステム及び無線ネットワークシステムの周波数選択方法 - Google Patents

無線ネットワークシステム及び無線ネットワークシステムの周波数選択方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線LAN(Local Area Network)や無線PAN(Personal Area Network)などに代表される無線ネットワークシステムを構成する基地局や無線端末などの通信機器と、これらの管理方式、および、無線通信経路の制御方式に関する。
近年、携帯電話をはじめとして無線LAN,RFID,センサネットワークなどが発展,普及し多くの利便性がもたらされている。これらの無線技術は日常生活だけでなく産業分野での利用も広がっており、例えば、プラントの各種機器の監視や制御を目的としてワイヤレスセンサなどが設置されている。
これら各種のセンサによって取得されたデータは、無線ネットワークを介して中央操作室などに集約され、プラント全体の管理に利用される。従って、プラントの運用において、これらのセンサデータを失うことは重大事故等につながる可能性があるため、高い信頼性が要求される。
しかしながら、プラントでは複雑に張り巡らされた配管や、金属製の設備によりフェージングの影響を受けやすく、安定した無線通信を行うことが非常に困難である。そこで、時々刻々変化する電波状況を常時測定し、最適な通信経路を選択することによって確実にデータ通信を行う方法が、特許文献1や特許文献2などに示されている。
特開2003−152786号公報 特開2005−252496号公報
これらの特許文献では、通常のデータ通信の他に、定期的に経路の品質測定のためのデータを送受信することによって、リンク間のエラーレートや電波強度を測定し、これらの測定データを総合的に評価したうえで、より最適な経路を選択するという方法をとっている。
しかしながら、無線経路の品質を測定するためにデータを送受信するため、例えば、リアルタイムにセンサデータを送受信したい場合や、より多くのセンサデータを送受信したい場合などには、通信速度の低下や遅延の増大などが生じる可能性がある。
また、これらの特許文献ではネットワークが単一周波数を使用して構成されていることが前提であり、例えば、通信の信頼性を高めるため複数の周波数を同時に使用する場合などについては言及されていない。
以上の従来技術の問題点に鑑み、本発明は、無線端末間の同期信号を利用して、周波数ごとに無線経路全体の監視を行い、同期信号によって選択した経路への切替えや周波数変更を指示することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、無線信号によって相互に接続し、マルチホップ通信を行う無線端末において、無線ネットワークシステムの通信を管理する基地局、または、隣接する他の前記無線端末との通信品質を測定する通信品質測定手段と、前記通信品質測定手段により測定された前記通信品質を前記基地局へ直接送信するか、または、前記基地局と接続する他の無線端末を介して送信する通信品質集計手段と、を有し、前記通信品質測定手段は、前記基地局が評価を行う通信経路ごとに生成した情報であって、前記複数の無線端末のうちいずれの無線端末を経由して通信を行うかを示す経路情報および通信データの送信タイミングを示す同期情報が含まれる制御情報に従って前記通信品質を測定することを特徴としている。
本発明によれば、監視用パケットによる通信負荷の増加を抑えることが可能であり、また、複数の周波数,通信経路から最適な通信手段を選択し、通常のデータ通信を阻害することなく高速に切替えることが可能である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を実施例として説明する。
以下、本発明の実施例1について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る無線ネットワークシステム1の構成例を示した図である。本図に示すように、無線ネットワークシステム1は、無線端末基地局2(以後、基地局2と略す)と無線端末3とから構成される。
基地局2および、無線端末3は複数存在しても良く、互いに無線によってデータ通信を行う。直接通信できない基地局2や無線端末3同士は、マルチホップ通信によってデータを送受信する。マルチホップ通信における接続形態としては、スター型やツリー型の構成であっても良いし、動的に経路を変更可能なメッシュ型であっても良い。ここでは、図1のような通信経路4によって互いに接続できるものとして説明する。
基地局2は図2のように、処理部5と記憶部6と無線通信部7とから構成される。処理部5はCPU(Central Processing Unit)などを備え、記憶部6に保存されたプログラムを実行することにより、無線通信部7に送受信するデータの処理や、後述する通信品質集計部8,通信品質評価部9,経路選択部10,通信制御部11の機能を実現する。記憶部6は、処理部5が実行するプログラムの保持や、処理部5のワークエリアとして機能する。
なお、基地局2の処理部5における通信品質評価部9や経路選択部10の機能は、基地局とネットワークで接続された外部機器、たとえばパソコンやサーバなどで実行されても良い。無線通信部7は他の基地局2や無線端末3と無線によりデータ通信を行う機能と、他の基地局2や無線端末3との間の通信品質を測定するための通信品質測定部12と、電波を送受信するためのアンテナ13とを有している。測定する通信品質の例としては、電波受信強度,パケットエラーレート,ビットエラーレート,信号/ノイズ比,データ転送速度などが挙げられる。
無線端末3は、基地局2と同様に処理部5と記憶部6と無線通信部7とから構成される。記憶部6と無線通信部7の機能は基地局2と同様である。処理部5はCPU(Central Processing Unit)などを備え、記憶部6に保存されたプログラムを実行することにより、無線通信部7に送受信するデータの処理や、通信品質集計部8と通信制御部11の機能を実現する。従って、基地局23は無線端末3として動作することも可能であるため、無線端末3の図は省略する。
なお、本明細書では、マルチホップ通信において、基地局2に近い側で接続している無線端末3を親局と定義し、逆に基地局2から離れた側で通信している無線端末3を子局と定義する。また、通信の「上位」または「上り」とはデータの伝送方向が基地局側に向かっていることとし、「下位」または「下り」とはデータの伝送方向が基地局と逆の方向へ向かっていることとする。
したがって、図1のネットワーク構成において、基地局2は必ず親局であり、その場合、無線端末3Aおよび無線端末3Bは基地局2の子局となる。また、無線端末3Aまたは無線端末3Bを親局とした場合には、無線端末3Cおよび無線端末3Dは子局となる。
通信品質集計部8は、通信品質測定部12が測定した通信品質のデータを時系列に記憶部6へ保存し、所定のタイミングで無線通信部7により親局へ送信する機能を有する。また、自分が親局の場合には子局から送信されてきた通信品質のデータを記憶部6へ保存し、所定のタイミングでさらに上位の親局へ送信する機能を有する。
したがって、通信品質集計部8の機能により、無線ネットワークシステム1における全経路の通信品質の時系列的なデータは、基地局2へ集められる。通信品質評価部9は、基地局2に集められた通信品質に関するデータを記憶部6に保存し、無線ネットワークシステム1の全経路の通信状態について数値的に評価する機能を有する。
経路選択部10は通信品質評価部9の評価結果をもとに、各無線端末3が最も効果的にデータ通信を実現できる通信経路4を決定する。通信制御部11は経路選択部10の決定に従って通信制御情報を生成し、無線通信部7を介して子局へ送信する。通信制御情報には子局の通信経路や通信の同期をとるための情報などが含まれており、詳細は後述する。
無線ネットワークシステム1において、基地局2や無線端末3の通信経路4を選択するための処理について、図3のフローチャートを用いて詳しく説明する。
まず、基地局2は通信制御情報を子局へ送信する(処理301)。次に、通信制御情報を受信した子局はその経路の通信品質を測定し、通信品質集計部8により、記憶部6に保存、もしくは、親局宛のデータに付加して送信する(処理302)。ここで、子局は通信制御情報を正しく受信したことを示すために応答データを親局に返信しても良い。その場合、親局は子局からの応答が無ければ、再送処理を所定の回数だけ繰り返す(処理303)。親局は子局からの応答データによってその通信経路4の品質を測定することもできる。次に、通信制御情報を受信した無線端末3は、通信制御情報で定義された方法に従って、自分の親局や子局へデータを送信する(処理304)。データとしては一般のユーザデータの他、通信制御情報などの制御データであっても良い。当該データを受信した子局または親局は、処理302と同様に通信品質を測定する(処理305)。また、このデータに関して、処理303と同様に再送処理を所定の回数繰り返しても良い(処理306)。
以上、処理301から処理306の処理を所定回数または所定時間繰り返すことによって、基地局2には各経路の通信品質が集められる(処理307)。そこで、基地局2の通信品質評価部と経路選択部は、無線ネットワークシステム1の全経路の通信品質を評価し、最適な通信経路4を選択する(処理308)。通信品質の評価方法と最適な通信経路4の選択方法については詳細を後述する。ここで、現在使用している通信経路4を変更する必要が生じた場合には(処理309)、次に送信する通信制御情報に経路の変更情報を付加する(処理310)。以降、処理301からの処理を再び繰り返し実行することにより、無線ネットワークシステム1では各無線端末3は、常に通信品質の良好な経路を選択して互いに通信する。
以下、本発明の無線ネットワークシステム1における、通信データの流れを図4に従って詳細に説明する。例として、図4(a)に示すように基地局2は子局である無線端末3Aおよび無線端末3Bと接続し、無線端末3Aは子局である無線端末3Cと接続し、無線端末3Bは子局である無線端末3Dと接続しているものとする。また、基地局2のアドレスを00とし、無線端末3A,無線端末3B,無線端末3C,無線端末3Dのアドレスをそれぞれ、01,02,03,04とする。
まず、基地局2は無線端末3Aおよび無線端末3Bに対して通信制御情報を送信する(処理401)。この通信制御情報は例えば、図5に示すようなデータフレーム50(以降、フレーム50と略す)で構成されている。通信制御情報は、ユニキャスト通信により無線端末3Aおよび無線端末3Bに対して個別に送信されても良いし、ブロードキャスト通信によって同時に無線端末3Aと無線端末3Bに対して送信されても良い。図5にユニキャスト通信を行う場合のフレーム50の例を、図6にブロードキャスト通信を行う場合のフレーム50の例をそれぞれ示す。
フレーム50のヘッダ情報に含まれる情報の例としては、開始コード,種別,フレーム長,シーケンス番号,再送回数などが挙げられる。フッタ情報に含まれる情報の例としては、CRCなどの冗長化符号,終了コードなどが挙げられる。また、フレーム50内のデータの順番やサイズなどには特に制限は無く、他の既存技術に関わる情報が含まれていても良い。送信先アドレスには子局のアドレスを設定し、送信元アドレスには自分のアドレスを設定する。
また、同期情報には子局がデータ送信を行うタイミング、例えば、送信開始時間や送信可能な割当時間などを設定する。例として、フレーム51では、無線端末3Aに対して、データ送信を開始できる時間は0、データ送信が可能な割当時間は2と設定している。
なお、開始時間は通信制御情報を受信した時間などを基準とする相対的な時間でも良いし、絶対時間を使用しても良い。ただし、絶対時間を使用する場合には無線端末3は時刻を知る手段、例えばリアルタイムクロックなどを有しているものとする。
また、ここでは単純な整数値を用いて雑駁に値を設定しているが、実際にはフレーム50が空中を伝播する時間や、データ処理時間,フレーム50の再送時間などを考慮して、より詳細に値を設定しても良い。また、開始時間と割当時間はフレーム50の種別等に応じて複数パターンを設定しても良い。
さらに、開始時間や割当時間は使用せずに、予め所定の時間でタイムスロットを定義しておき、タイムスロットの順番を設定するなどの方法でも良い。経路情報には、子局の通信経路4に関する情報を設定する。
例えば、図5のフレーム50のように、全ての子局のアドレスと、その経路が有効であるか否かを設定する。本例では、全ての子局の経路情報を設定しているが、通信経路4の情報は各無線端末3が個別に保有しておき、経路変更時に差分のみを設定するという方法でも良い。
図6のように、ブロードキャストによるフレーム50でも、基本的な構造はユニキャストの場合と同様である。ただし、送信先アドレスにはFFなどのブロードキャストアドレスを設定し、同期情報と経路情報は、子局のアドレスごとにデータテーブル60として設定する。ブロードキャストではユニキャストよりも、フレーム50の送信回数が抑えられるが、1つのフレーム50の長さが増加する。
以降は、ユニキャストでの通信を例として説明するが、ブロードキャストでも同様のことが実現可能である。
処理401によって、基地局2から通信制御情報を受信した無線端末3は、同期情報に従ったタイミングで、データを送信する。例えば、無線端末3Aは基地局2宛のデータ送信(処理402)と、子局への通信制御情報の送信(処理403)を割当時間内に実行する。処理402および処理403のデータ送信は順番が逆でも良いし、ブロードキャスト送信によって纏めて実行しても良いし、割当時間内であれば複数回通信を行っても良い。
処理402における親局宛のデータには、図7に示すように、自分が測定した経路の通信品質と、子局が測定した通信品質の情報を付加して送信する。例えば、図7(a)のように、全ての経路の通信品質を付加する。または、図7(b)のようにデータの伝送方向が異なっていても同じ経路の通信品質に関しては、その平均値を付加もしくは、どちらか一方の通信品質を付加する。
フレーム51に示す通信制御情報では、無線端末3Aは通信の割当時間として2が設定されており、無線端末3Cが有効な子局として設定されている。そこで、無線端末3Aから子局への通信制御情報は、例えば、フレーム53に示すように、無線端末3Cに対しては開始時間を1、割当時間を1として設定する。
また、フレーム53の経路情報については、対象の無線端末3Cは子局を持たないため何も設定しない。処理403における無線端末3Aから無線端末3Cへのデータ送信は、通信制御情報と一般データとを纏めて送信しても良いし、分割して送信しても良い。次に、無線端末3Aから通信制御情報を受信した無線端末3Cは、処理402と同様に、設定された開始時間と割当時間に従って親局へデータを送信する(処理404)。
以降、無線端末3Bや無線端末3Dに関しても同様である。例えばフレーム52に示すような通信制御情報を受信した無線端末3Bは親局へのデータ送信(処理405)と、子局への通信制御情報もしくはデータ送信を行う(処理406)。子局への通信制御情報は例えば、フレーム54のように設定される。その後、無線端末3Dは親へのデータ送信を行う(処理407)。
以上のようにして、データの送受信を繰り返し実行する過程で、基地局2には各無線端末3から通信品質に関する情報が集められる。基地局2は経路全体の通信品質を評価し、より良い通信経路4を選択する。
例えば、基地局2は図4(b)に示すように、無線端末3Dと親局との通信経路4を変更したとする。この場合のデータの流れを図4(b)に従って説明する。
まず、基地局2は例えば、フレーム55やフレーム56のように通信制御情報を設定して、無線端末3Aおよび無線端末3Bに送信する(処理408)。
無線端末3Aは受信した通信制御情報を元に、親局へのデータ送信を行う(処理409)。
さらに、二つの子局、無線端末3C、および無線端末3Dに対して、通信制御情報をそれぞれ、例えばフレーム53やフレーム57のように設定し送信する(処理410,処理412)。
次に、無線端末3Cおよび無線端末3Dは同様に、親局へのデータ送信を実行する(処理411,処理413)。ここで、処理410から処理413は、フレーム55によって設定された割当時間である3の範囲内において複数回実行されても良いし、順番も任意で構わない。
最後に、無線端末3Bは親局へのデータ送信を行う(処理414)が、有効な子局が無くなったため、通信制御情報の送信は行わない。
以上のようにして、無線ネットワークシステム1は、通信品質の測定や評価を行い、最適な経路選択を実行する。以下に、通信品質の評価方法および最適な経路の選択方法に関して図8および図9を用いて詳しく説明する。
基地局2には各無線端末3から送られてきた経路の品質情報が集められる。例えば、図8に示すように、基地局2と無線端末3Aとの間の通信品質が4、無線端末3Aと無線端末3Cとの間の通信品質が2、基地局2と無線端末3Cとの間の通信品質が6であったとする。同様に他の経路の通信品質に関しても図8に示す通りであるとする。通信品質の値は、各通信経路4の品質を数値的に比較できるものであれば何でも良い。
ここでは例えば、通信品質の値をその経路におけるエラー率として取り扱う。すなわち、基地局2と無線端末3Aとはエラー率4%で通信するものと定義する。エラー率とは単純にフレーム50のエラー率でも良いし、ビットエラー率であっても良い。通信品質としては、他にも先に述べたように、受信電波強度やS/N比などをもとに導出した値でも良い。
このように、基地局2の通信品質評価部9は、まず各経路の1ホップあたりの通信品質を定義する(処理901)。
次に、通信品質評価部9は、マルチホップ通信における通信品質、すなわち、各無線端末3から基地局2までの全経路の総合的な通信品質を計算する(処理902)。例えば、無線端末3Cから基地局2へデータ送信する場合のデータ到達率を計算すると以下のようになる。ここで、データ到達率とはエラー無くデータが送信される確立、つまり、「100−エラー率(%)」として定義する。また、無線端末3Aを介してデータを送信する場合を、「経路C⇒A⇒基」のように略す。
経路C⇒A⇒基では、(100−2)×(100−4)÷100=94.08%となる。
経路C⇒B⇒基では、(100−3)×(100−3)÷100=94.09%となる。
経路C⇒基では、(100−6)=94%となる。
同様に、無線端末3Dから基地局2へのデータ到達率を計算すると次のようになる。
経路D⇒A⇒基では、(100−4)×(100−4)÷100=92.16%となる。
経路D⇒B⇒基では、(100−2)×(100−3)÷100=95.06%となる。
経路D⇒基では、(100−8)=92%となる。
同様にして通信品質評価部9は全ての経路について通信品質を計算し、その結果から、経路選択部10は、最もデータ到達率が高くなる通信経路4を選択する(処理903)。例えば、無線端末3Cと基地局2の経路は「経路C⇒B⇒基」、無線端末3Dと基地局2の経路は「経路D⇒B⇒基」となる。ここで、無線端末3Bはどちらの経路でも使用することになるため、無線端末3Bでの処理負荷の増大が懸念される。
したがって、選択した経路に重複した経路や無線端末3がある場合には、その影響を考慮して経路の選定を行っても良い(処理904)。例えば、重複する経路がある場合には、他の経路が候補として存在するか否かを判断し(処理905)、その候補が十分品質の良い経路であればそれを選択する(処理906)。処理906の判断基準は、通信品質評価部9において予め所定の値を設定しても良いし、平均値や標準偏差などを求めてそれらの値を基準に閾値を設定しても良い。
本例では、無線端末3Cから基地局2へデータを伝送する場合、「経路C⇒A⇒基」でも「経路C⇒B⇒基」と同等に高いデータ到達率を実現できる。
したがって、経路が重複する「経路C⇒B⇒基」ではなく、「経路C⇒A⇒基」を選択し直しても良い(処理903)。
最後に、選択した経路に問題が無ければ、その経路を有効な経路として決定する(処理907)。ここで、処理902において、各経路の評価を行う際にホップ数の少ない経路、すなわち、「経路C⇒基」や「経路D⇒基」経路がより優先的に選択されるように、何らかの重み付けを行っても良い。また、経路の評価を行う際に、ここではデータ到達率を例として用いたが、単純な数値処理によって行っても良い。例えば、以下のように単純に加算または乗算し、数値の少ない経路を選択するなどの方法がある。
経路C⇒A⇒基では、4+2=6(加算)または、4×2=8(乗算)
経路C⇒B⇒基では、3+3=6(加算)または、4×2=8(乗算)
経路C⇒基では、6(加算)または、6(乗算)
このように、基地局2は集計した通信品質をもとにして、通信品質評価部9と経路選択部10により、最適な通信経路4を選択することができる。以上、本実施形態によれば、無線ネットワークシステム1において、各無線端末3間の通信品質を定周期で測定し、常に最適な通信経路4を使用してデータ通信を実行することが可能である。
以下、本発明の実施例2について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る無線ネットワークシステム1の構成例は図1と同様であるため、ここでは省略する。
本実施例における基地局2は、図10のように、処理部5と記憶部6と無線通信部7とから構成される。処理部5はCPU(Central Processing Unit)などを備え、記憶部6に保存されたプログラムを実行することにより、無線通信部7に送受信するデータの処理や、通信品質集計部8,通信品質評価部9,経路選択部10,通信制御部11,周波数選択部14の機能を実現する。記憶部6は、処理部5が実行するプログラムの保持や、処理部5のワークエリアとして機能する。
なお、基地局2の処理部5における通信品質評価部9や経路選択部10や周波数選択部14の機能は、基地局とネットワークで接続された外部機器、たとえばパソコンやサーバなどで実行されても良い。
無線通信部7は他の基地局2や無線端末3と無線によりデータ通信を行う機能と、他の基地局2や無線端末3との間の通信品質を測定するための通信品質測定部12と、電波を送受信するためのアンテナ13と、無線通信の周波数を切替えるための周波数切替部15を有している。
無線端末3は、基地局2と同様に処理部5と記憶部6と無線通信部7とから構成される。記憶部6と無線通信部7の機能は基地局2と同様である。処理部5はCPU(Central Processing Unit)などを備え、記憶部6に保存されたプログラムを実行することにより、無線通信部7に送受信するデータの処理や、通信品質集計部8と通信制御部11の機能を実現する。従って、基地局2は無線端末3として動作することも可能であるため、無線端末3の図は省略する。
通信品質集計部8は、通信品質測定部12が周波数ごとに測定した通信品質のデータを時系列に記憶部6へ保存し、所定のタイミングで無線通信部7により親局へ送信する機能を有する。また、自分が親局の場合には子局から送信されてきた通信品質のデータを周波数ごとに記憶部6へ保存し、所定のタイミングでさらに上位の親局へ送信する機能を有する。したがって、通信品質集計部8の機能により、無線ネットワークシステム1における全経路の周波数ごとの通信品質に関する時系列的なデータが基地局2へ集められる。
通信品質評価部9は、基地局2に集められた通信品質に関するデータを記憶部6に保存し、無線ネットワークシステム1の全経路の通信状態について周波数ごとに数値的に評価する機能を有する。
経路選択部10は、通信品質評価部9の評価結果をもとに、各無線端末3が最も効果的にデータ通信を実現できる通信経路4を決定する。周波数選択部14は、通信品質評価部9の評価結果をもとに、各無線端末3が電波干渉を最も受けにくい周波数を決定する。
通信制御部11は、経路選択部10および周波数選択部14の決定に従って通信制御情報を生成し、無線通信部7を介して子局へ送信する。通信制御情報には子局の通信経路や通信の同期をとるための情報、使用する周波数に関する情報などが含まれており、詳細は後述する。
本実施例の無線ネットワークシステム1において、基地局2や無線端末3の通信経路4と使用する周波数を選択するための処理について、図11のフローチャートを用いて詳しく説明する。
まず、基地局2また無線端末3は使用する周波数を設定する(処理1101)。ここで、基地局2は周波数選択部14によって周波数を決定する。ただし、はじめは所定のパターンやランダムで使用する周波数を決定する。無線端末3は親局から受信した通信制御情報に従って周波数を決定する。
次に、基地局2または無線端末3はデータを親局または子局へ送信する(処理1102)。
データを受信した子局または親局はその経路の通信品質を測定し、通信品質集計部8により、記憶部6に保存、もしくは、親局宛のデータに付加して送信する(処理1103)。
ここで、受信側はデータを正しく受信したことを示すために応答データを返信し、送信側は応答データを受信できなければ、再送処理を所定の回数だけ繰り返しても良い(処理1104)。この場合、送信側は応答データの受信によってその通信経路4の品質を測定することもできる。
以上のように、基地局2と無線端末3は周波数を変更しながら通信を行い、所定回数または所定時間繰り返すことによって、基地局2には各経路の周波数ごとの通信品質が集められる(処理1105)。
そこで、基地局2の通信品質評価部,経路選択部と周波数選択部は、全経路の周波数ごとの通信品質を評価し、最適な通信経路4と周波数を選択する(処理1106)。通信品質の評価方法と、最適な通信経路4および周波数の選択方法については詳細を後述する。
親局は現在使用している通信経路4や周波数を変更する必要が生じた場合には(処理1107)、次に送信する通信制御情報に経路の変更情報や使用する周波数の情報を付加する(処理1108)。
以降、処理1101からの処理を再び繰り返し実行することにより、本実施例では各無線端末3は、常に通信品質の良好な経路および周波数を選択して互いに通信する。
以下、本実施例における、通信データの流れを図12に従って詳細に説明する。例として、図12に示すように基地局2は子局である無線端末3Aおよび無線端末3Bと接続し、無線端末3Aは子局である無線端末3Cと接続し、無線端末3Bは子局である無線端末3Dと接続しているものとする。また、基地局2のアドレスを00とし、無線端末3A,無線端末3B,無線端末3C,無線端末3Dのアドレスをそれぞれ、01,02,03,04とする。
まず、基地局2は無線端末3Aに対して通信制御情報を送信する(処理1201)。この通信制御情報は例えば、図13に示すようなフレーム130で構成されている。通信制御情報は、実施例1の場合と同様に、ユニキャスト通信により無線端末3に対して個別に送信されても良いし、ブロードキャスト通信によって同時に複数の無線端末3に送信されても良い。図13ではユニキャスト通信を行う場合のフレーム130の例を示す。フレーム130のヘッダ情報やフッタ情報,送信先アドレス,送信元アドレス,同期情報,経路情報は実施例1におけるフレーム50と同様である。
また、図14に、ブロードキャストによるフレーム130を示す。基本的な構造はユニキャストの場合と同様であるが、送信先アドレスにはFFなどのブロードキャストアドレスを設定し、周波数や同期情報,経路情報は、子局のアドレスごとにデータテーブル60として設定する。
ここでは、ユニキャスト通信を行う場合の例について説明する。親局周波数には通信制御情報を受信した無線端末3が使用する周波数を設定する。経路情報における子局の周波数には、接続する子局が使用する周波数を設定する。
したがって、経路情報における子局との接続が有効か無効かの設定は無くても良い。すなわち、親局と同じ周波数であれば有効、異なる周波数であれば無効としても良い。
処理1201によって、基地局2から通信制御情報としてフレーム131を受信した無線端末3は、自分の周波数を1に設定し、同期情報に従ったタイミングで、データを送信する。
例えば、無線端末3Aは基地局2宛のデータ送信(処理1202)と、子局への通信制御情報の送信(処理1205)を割当時間内に実行する。処理1202および処理1205のデータ送信は順番が逆でも良いし、ブロードキャスト送信によって纏めて実行しても良いし、割当時間内であれば複数回通信を行っても良い。
処理1202における親局宛のデータには、実施例1と同様に自分が測定した経路の通信品質と、子局が測定した通信品質の情報を付加して送信する。ただし、この通信品質の情報には使用した周波数に関する情報も付加する。
フレーム131に示す通信制御情報では、無線端末3Aは通信の割当時間として2が設定されており、無線端末3Cが同じ周波数の子局として設定されている。そこで、無線端末3Aから子局への通信制御情報は、例えば、フレーム133に示すように、無線端末3Cに対しては開始時間を1、割当時間を1として設定する。
また、フレーム53の経路情報については、対象の無線端末3Cは子局を持たないため何も設定しない。親局周波数には1を設定する。処理1205における無線端末3Aから無線端末3Cへのデータ送信は、通信制御情報と一般データとを纏めて送信しても良いし、分割して送信しても良い。
次に、無線端末3Aから通信制御情報を受信した無線端末3Cは、処理1202と同様に、設定された周波数,開始時間と割当時間に従って親局へデータを送信する(処理1206)。
以降、無線端末3Bや無線端末3Dに関しても同様である。例えばフレーム132に示すような通信制御情報を受信した無線端末3Bは親局へのデータ送信(処理1204)と、子局への通信制御情報もしくはデータ送信を行う(処理1207)。
子局への通信制御情報は、例えば、フレーム134のように設定される。その後、無線端末3Dは親へのデータ送信を行う(処理1208)。ここで、例えば、処理1203〜処理1204と、処理1205〜処理1206はそれぞれ異なる周波数を使用しているため同時に実行、すなわち開始時間が同一であっても良い。
次に、基地局2の決定により、無線端末Dが親局を無線端末Bから無線端末Cに変更し、周波数を1から2に変更する場合のデータの流れを説明する。
まず、基地局2は処理1201と同様に、無線端末Aに例えばフレーム135に示すような通信制御情報を送信する(処理1209)。
無線端末Aは処理1202および、処理1205と同様に、基地局2へのデータ送信(処理1210)および、無線端末Cへ通信制御情報の送信または一般データの送信(処理1207)を実施する。
無線端末Dは、処理1206と同様に、親局である無線端末Aにデータ送信を行う(処理1212)。ここで、無線端末Aはフレーム135に示されるように、アドレス04の無線端末Dとは自分と同じ周波数1で接続していることを認識する。
従って、無線端末Aは無線端末Dへも、例えばフレーム137に示すような通信制御情報を送信する(処理1215)。その後、無線端末Dは親局の無線端末Aにデータを送信する(処理1216)。
ここで、基地局は無線端末Aと同様に、周波数2を使用して無線端末Bに対しても、例えば、フレーム136に示すような通信制御情報を送信する(処理1213)。
無線端末Bは自分と同じ周波数2で通信する子局がいないため、基地局とだけ通信を実行する(処理1214)。
ここで、例えば、処理1211〜処理1212と、処理1213〜処理1214はそれぞれ異なる周波数を使用しているため同時に実行、すなわち開始時間が同一であっても良い。また、同様に処理1209〜処理1210と処理1207〜処理1208についても、同時に実行して良い。
また、本説明では簡単のために通信制御情報に設定する周波数を1つだけとしたが、複数の周波数を設定して、その中から順番に選択、もしくはランダムに選択するという方法をとっても良い。
さらに、周波数変更を指示する場合には、対象の無線端末3、本例ではアドレス04の無線端末Dに対して、フレーム131やフレーム132に示すように、事前に変更の予告(2⇒1)を行うことによって、高速に周波数の変更を実施できる。つまり、処理1215において、無線端末Dは周波数が2から1に変更されていることを事前に知らなければ、周波数をスキャンするための余分な時間を要する。
以上のようにして、本実施例では、周波数を変更しながら通信品質の測定や評価を行い、最適な経路および周波数を選択して通信を行う。
以下に、通信品質の評価方法および最適な経路と周波数の選択方法に関して詳しく説明する。
まず、第一の方法として実施例1の図8および図9で示した通信経路の評価を周波数ごとに実施し、最適な経路と周波数を選択するという方法があげられる。また、その他に例えば以下に示すような方法がある。
各無線端末3は、自分がデータ通信を行っていない時には、周波数切替部15によって定期的に周波数を変更しながら、通信品質測定部12によって各周波数における干渉電力を測定しているものとする。
例えば、通信品質として、図15に示すように周波数および時間ごとの干渉電力分布150を測定する。
本図では、ある無線端末3において、周波数を4段階(F=1〜4)に変更した場合に、各周波数において時間(T=0〜3)ごとの干渉電力Pを示している。例えば、周波数F=1の時間T=0における干渉電力P=10となっている。ここで、周波数F=f(f=0〜4)かつ時間T=t(t=0〜3)における干渉電力をP(f,t)とする。
すなわち、P(1,0)=10となる。ただし、時間Tは絶対的な時間ではなく、測定した順番であっても良い。本例では、時間T=0が最も古い測定点であり、時間T=3が最新の測定点であるとする。
また、周波数については、F=1〜4まで順番に互いに隣接した周波数帯であるとする。すなわち周波数F=1と周波数F=2は最も隣接しており、周波数F=1と周波数F=4は最も離れた周波数である。同様に、周波数F=2と周波数F=3、および、周波数F=3と周波数F=4はそれぞれ隣接しているものとする。
図15に示すような干渉電力分布150が与えられた場合に、まず周波数F=1についての時間経過を考慮した干渉度151を求める。例えば、過去に測定された干渉電力より、新しく測定された干渉電力を重視して干渉度を計算する。周波数F=fにおける時間経過を考慮した干渉度152をIt(f)とした場合、It(f)を次式(1)で定義する。
Figure 0005063517
式(1)において、α(t)は時間に関する重み付けであり、例えばα(0)=0,α(1)=1,α(2)=2,α(3)=3とすれば、過去の干渉電力より新しい干渉電力の方をより重視していることになる。式(1)に従って、周波数F=1〜4までの干渉度を計算した結果を図15に示す。すなわち、It(1)=41,It(2)=10,It(3)=39,It(4)=31となる。
この結果を受けて、周波数F=2を最も電波干渉の少ない周波数として選択しても良い。また、次に示すようにさらに隣接する周波数の干渉電力も考慮した干渉度152を使用しても良い。この場合の干渉度をIf(f)とし、次式(2)で定義する。
Figure 0005063517
式(2)において、iは周波数F=fに対する隣接度を示す。すなわち、f=2に対して、i=−1であれば、隣の周波数f=2−1=1を示す。同様に、f=2に対して、i=1であれば、周波数f=2+1=3を示す。ただし、i=0であれば自分の周波数を示し、i=−2やi=2については、本例では該当する周波数が無いので無効とし、値は0として計算する。
また、β(i)は隣接する周波数の干渉度に対する重み付けであり、例えばβ(0)=1,β(−1)=β(1)=0.5,β(−2)=β(2)=0.1とすれば、より近い周波数の干渉度ほど、より大きく影響することになる。この場合に、周波数F=1〜4について干渉度152を計算した結果を図15に示す。
すなわち、If(1)=49.9,If(2)=53.1,If(3)=63.6,If(4)=51.5となる。したがって、隣接する周波数の干渉度を考慮に入れた場合には、周波数F=4が最も干渉の少ない周波数として選択できる。なお、本例で使用した数値は一例であり、周波数の種類や数,時間の数については特に制限は無い。
このように、各無線端末3において測定した干渉電力をもとに、その無線端末3における最適な周波数を選択することができる。本実施形態によれば、無線ネットワークシステム1において、各無線端末3間の通信品質を定周期で測定し、常に最適な通信経路4および周波数を使用してデータ通信を実行することが可能である。
以下、本発明の実施例3について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る無線ネットワークシステム1の構成例は図1と同様であるため、ここでは省略する。
本実施例における基地局2は、図16に示すように処理部5と記憶部6と複数の無線通信部7とから構成される。処理部5はCPU(Central Processing Unit)などを備え、記憶部6に保存されたプログラムを実行することにより、複数の無線通信部7に送受信するデータの処理や、通信品質集計部8,通信品質評価部9,経路選択部10,通信制御部11,周波数選択部14の機能を実現する。
記憶部6は、処理部5が実行するプログラムの保持や、処理部5のワークエリアとして機能する。無線通信部7は実施例2における無線通信部7と同等の機能を有する。ただし、周波数切替部は無くても良い。なお、基地局2の処理部5における通信品質評価部9や経路選択部10の機能は、基地局とネットワークで接続された外部機器、たとえばパソコンやサーバなどで実行されても良い。
無線端末3は、基地局2と同様に処理部5と記憶部6と複数の無線通信部7とから構成される。記憶部6と無線通信部7の機能は基地局2と同様である。処理部5はCPU(Central Processing Unit)などを備え、記憶部6に保存されたプログラムを実行することにより、無線通信部7に送受信するデータの処理や、通信品質集計部8と通信制御部11の機能を実現する。
従って、基地局2は無線端末3として動作することも可能であるため、無線端末3の図は省略する。本実施例の基地局2および無線端末3は、複数の無線通信部7を有するので、各無線通信部が異なる周波数を使用すれば、同時に複数の無線端末3と通信を行うことが可能である。
通信品質集計部8は、複数の無線通信部7の通信品質測定部12が周波数ごとに測定した通信品質のデータを時系列に記憶部6へ保存し、所定のタイミングで何れかの無線通信部7により親局へ送信する機能を有する。
また、自分が親局の場合には子局から送信されてきた通信品質のデータを周波数ごとに記憶部6へ保存し、所定のタイミングでさらに上位の親局へ送信する機能を有する。
したがって、通信品質集計部8の機能により、無線ネットワークシステム1における全経路の各無線通信部7における周波数ごとの通信品質に関する時系列的なデータが基地局2へ集められる。
通信品質評価部9は、基地局2に集められた通信品質に関するデータを記憶部6に保存し、無線ネットワークシステム1の全経路の通信状態について無線通信部7や周波数ごとに数値的に評価する機能を有する。
経路選択部10は、通信品質評価部9の評価結果をもとに、各無線端末3が最も効果的にデータ通信を実現できる通信経路4を無線通信部7ごとに決定する。周波数選択部14は、通信品質評価部9の評価結果をもとに、各無線端末3が電波干渉を最も受けにくい周波数を無線通信部7ごとに決定する。
通信制御部11は、基地局2の経路選択部10および周波数選択部14の決定に従って通信制御情報を生成し、無線通信部7を介して子局へ送信する。その際に、使用する無線通信部7の選択も行う。通信制御情報には子局の通信経路や通信の同期をとるための情報,使用する周波数,無線通信部7に関する情報などが含まれており、詳細は後述する。
本実施例の無線ネットワークシステム1において、基地局2や無線端末3の通信経路4と使用する周波数を選択するための処理は、実施例1や実施例2と同様にして実行できるので説明を省略する。
以下、本実施例における、通信データの流れを図12に従って詳細に説明する。例として、図17に示すように基地局2は無線端末3Aおよび無線端末3Bとそれぞれ異なる周波数で接続し、無線端末3Aは無線端末3Cおよび無線端末3Dと接続し、無線端末3Bは無線端末3Cおよび無線端末3Dと接続しているものとする。
また、基地局2のアドレスを00とし、無線端末3A,無線端末3B,無線端末3C,無線端末3Dのアドレスをそれぞれ、01,02,03,04とする。
まず、基地局2は、無線端末3Aおよび無線端末3Bに対して異なる周波数で同時に通信制御情報を送信する(処理1701,処理1702)。
この通信制御情報は、例えば、図18に示すようなフレーム180で構成されている。
通信制御情報は、実施例1および実施例2の場合と同様に、ユニキャスト通信により無線端末3に対して個別に送信されても良いし、ブロードキャスト通信によって同時に複数の無線端末3に送信されても良い。
図18では、ユニキャスト通信を行う場合のフレーム180の例を示す。フレーム130のヘッダ情報やフッタ情報,送信先アドレス,送信元アドレス,同期情報,経路情報は実施例1におけるフレーム50と同様である。
また、図19に、ブロードキャストによるフレーム180を示す。基本的な構造はユニキャストの場合と同様であるが、送信先アドレスにはFFなどのブロードキャストアドレスを設定し、周波数や同期情報,経路情報は、子局のアドレスごとにデータテーブル60として設定する。
ここでは、ユニキャスト通信を行う場合の例について説明する。
親局周波数には通信制御情報を受信した無線端末3の各無線通信部が使用する周波数を1つ以上設定する。経路情報における子局の周波数には、接続する子局が使用する周波数を設定する。
したがって、経路情報における子局との接続が有効か無効かの設定は無くても良い。すなわち、親局と同じ周波数であれば有効、異なる周波数であれば無効としても良い。処理1701によって、基地局2から通信制御情報としてフレーム181を受信した無線端末3Aは、無線通信部7の何れか1つの周波数を1に設定し、同期情報に従ったタイミングで、データを送信する。また、残りの無線通信部7のうち何れか1つの周波数を2に設定する。
ここで、例えば、無線端末3Aは基地局2宛のデータ送信(処理1703)と、子局への通信制御情報の送信(処理1705,処理1709)を割当時間内に実行する。処理1703,処理1705,処理1709のデータ送信は順番が異なっても良いし、ブロードキャスト送信によって纏めて実行しても良いし、割当時間内であれば複数回通信を行っても良い。
処理1702における親局宛のデータには、実施例1と同様に自分が測定した経路の通信品質と、子局が測定した通信品質の情報を付加して送信する。ここで、無線端末2は、通信品質の測定を周波数1だけでなく、周波数2においても同時に実施することが可能である。ただし、通信品質の情報には使用した周波数や無線通信部7に関する情報も付加する。
フレーム181に示す通信制御情報では、無線端末3Aは通信の割当時間として3が設定されており、無線端末3Cおよび無線端末3Dが同じ周波数1の子局として設定されている。そこで、無線端末3Aから子局への通信制御情報は、例えば、フレーム183やフレーム184に示すように設定する。
処理1705や処理1709における無線端末3Aから子局へのデータ送信は、通信制御情報と一般データとを纏めて送信しても良いし、分割して送信しても良い。次に、無線端末3Aから通信制御情報を受信した無線端末3Cや無線端末3Dは、処理1703と同様に、設定された周波数,開始時間と割当時間に従って親局へデータを送信する(処理1708,処理1711)。
一方、処理1702によって基地局2から通信制御情報としてフレーム182を受信した無線端末3Bに関しても、無線端末3Aの場合と同様に、無線通信部7の何れか1つの周波数を2に設定し、同期情報に従ったタイミングで、データを送信する。また、残りの無線通信部7のうち何れか1つの周波数を1に設定する。
以降、同様に親局へのデータ送信(処理1704)と子局への通信制御情報の送信やデータ送信(処理1706,処理1709)を実行する。無線端末3Cおよび無線端末3Dへの通信制御情報の設定例を、図18のフレーム185やフレーム186に示す。無線端末3Bから通信制御情報を受信した子局も全く同様に、親局へのデータ送信を行う(処理1708,処理1712)。
以上の処理において、無線端末3Aと子局との通信処理、および、無線端末3Bと子局との通信処理は、それぞれ異なる周波数1および2を使用しているため同時に実行可能である。最適な通信経路および最適な周波数の選択方法に関しては実施例1や実施例2と同様にして行うことができる。
以上、本実施形態によれば、複数の無線通信部7で異なる周波数を使用することにより、高速なデータ通信が可能である。更に、異なる周波数の通信品質の測定データを同時に収集できるため、実施例1や実施例2よりも高速に、最適な経路および周波数を選択して通信を行うことができる。
本発明は、無線LAN(Local Area Network)や無線PAN(Personal Area Network)などに代表される無線ネットワークシステムを構成する基地局や無線端末などの通信機器等に広く利用可能である。
本発明に係る無線ネットワークシステム1の構成例を示した図である。 実施例1の無線端末基地局2の構成例を示した図である。 実施例1の無線ネットワークシステム1における通信品質測定と経路選択処理の例を示したフローチャートである。 実施例1の無線ネットワークシステム1におけるデータフローの例を示したシーケンス図である。 通信制御情報のユニキャスト通信におけるデータフレーム50の例を示した図である。 通信制御情報のブロードキャスト通信におけるデータフレーム50の例を示した図である。 通信品質のデータ例を示した図である。 通信品質の測定結果の例を示した図である。 最適な通信経路4を決定する処理の例を示したフローチャートである。 実施例2の無線端末基地局2の構成例を示した図である。 無線ネットワークシステム1における通信品質測定,経路と周波数選択処理の例を示したフローチャートである。 実施例2の無線ネットワークシステム1におけるデータフローの例を示したシーケンス図である。 通信制御情報のユニキャスト通信におけるデータフレーム130の例を示した図である。 通信制御情報のブロードキャスト通信におけるデータフレーム130の例を示した図である。 通信品質のデータ例を示した図である。 実施例3の無線端末基地局2の構成例を示した図である。 実施例3の無線ネットワークシステム1におけるデータフローの例を示したシーケンス図である。 通信制御情報のユニキャスト通信におけるデータフレーム180の例を示した図である。 通信制御情報のブロードキャスト通信におけるデータフレーム180の例を示した図である。
符号の説明
1 無線ネットワークシステム
2 無線端末基地局
3 無線端末
4 通信経路
5 処理部
6 記憶部
7 無線通信部
8 通信品質集計部
9 通信品質評価部
10 経路選択部
11 通信制御部
12 通信品質測定部
13 アンテナ
14 周波数選択部
15 周波数切替部、
50,130,180 フレーム

Claims (2)

  1. 無線信号によって相互に接続し、マルチホップ通信を行う複数の無線端末と、前記複数の無線端末のうち少なくとも1つと無線信号によって接続し、無線ネットワークシステムの通信を管理する基地局と、から構成される無線ネットワークシステムであって、
    前記複数の無線端末は、
    前記基地局との通信品質、または、隣接する他の前記無線端末との通信品質を測定する通信品質測定手段と、
    前記通信品質測定手段により測定された前記通信品質を前記基地局へ直接送信するか、または、前記基地局と接続する無線端末を介して送信する通信品質集計手段と、を有し、 前記基地局は、
    前記基地局と接続する無線端末に対して、前記複数の無線端末のうちいずれの無線端末を経由して通信を行うかを示す経路情報および通信データの送信タイミングを示す同期情報が含まれる制御情報を、評価を行う通信経路ごとに生成する通信制御手段と、
    前記制御情報を受信した前記無線端末が、当該制御情報が示す経路について測定した無線端末間の前記通信品質に基づいて、前記通信経路ごとの品質を評価する通信品質評価手段と、
    前記通信品質評価手段による前記通信経路ごとの評価に基づいて、無線通信を行う前記通信経路を選択する経路選択手段と、を有して構成され、
    前記基地局は、前記制御情報ごとに通信を行う周波数を定めて送信し、
    前記無線端末は、前記制御情報に定められた周波数を選択して当該周波数における通信品質を測定するとともに、測定した通信品質を前記基地局へ送信し、
    前記基地局は、互いに隣接する前記無線端末同士の通信品質を周波数ごとに計算し、前記通信品質を測定した時間と周波数の隣接度に応じて重み付けを加算して、通信品質を評価し、前記通信品質が高くなるように周波数を選択することを特徴とする無線ネットワークシステム。
  2. 無線信号によって相互に接続し、マルチホップ通信を行う複数の無線端末と、前記複数の無線端末のうち少なくとも1つと無線信号によって接続し、無線ネットワークシステムの通信を管理する基地局と、から構成される無線ネットワークシステムの周波数選択方法であって、
    前記複数の無線端末は、
    前記基地局との通信品質、または、隣接する他の前記無線端末との通信品質を測定する通信品質測定手段と、
    前記通信品質測定手段により測定された前記通信品質を前記基地局へ直接送信するか、または、前記基地局と接続する無線端末を介して送信する通信品質集計手段と、を有し、 前記基地局は、
    前記基地局と接続する無線端末に対して、前記複数の無線端末のうちいずれの無線端末を経由して通信を行うかを示す経路情報および通信データの送信タイミングを示す同期情報が含まれる制御情報を、評価を行う通信経路ごとに生成する通信制御手段と、
    前記制御情報を受信した前記無線端末が、当該制御情報が示す経路について測定した無線端末間の前記通信品質に基づいて、前記通信経路ごとの品質を評価する通信品質評価手段と、
    前記通信品質評価手段による前記通信経路ごとの評価に基づいて、無線通信を行う前記通信経路を選択する経路選択手段と、を有して構成され、
    前記基地局は、前記制御情報ごとに通信を行う周波数を定めて送信し、
    前記無線端末は、前記制御情報に定められた周波数を選択して当該周波数における通信品質を測定するとともに、測定した通信品質を前記基地局へ送信し、
    前記基地局は、互いに隣接する前記無線端末同士の通信品質を周波数ごとに計算し、前記通信品質を測定した時間と周波数の隣接度に応じて重み付けを加算して、通信品質を評価し、前記通信品質が高くなるように周波数を選択することを特徴とする無線ネットワークシステムの周波数選択方法。
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