JP6188808B2 - 車両用中空シール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体のドア開口部と、このドア開口部を覆うドアとの間に中空シールがクリップで設けられる車両用中空シール構造に関する。
車両用中空シール構造は、ドアに中空シールがクリップで取り付けられ、ドアが閉じられた状態において中空シールが車体に接触し、車体およびドア間の隙間を中空シールで密閉するように構成されている。
この車両用中空シール構造のなかには、中空シールの取付部に取付用の開口部が形成され、この開口部にクリップの頭部が収納されることにより、クリップが中空シールに取り付けられるものが知られている。中空シールにクリップが取り付けられた状態で、クリップの係止部がドアの係止孔に係止されることにより、ドアにクリップを介して中空シールが取り付けられる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、中空シールに取り付けられるクリップのなかには、頭部に対して係止部がオフセットされた(ずれた)位置に設けられたものが知られている。
クリップの頭部に対して係止部をオフセットさせることにより、係止部が取り付けられるドアの取付部を頭部に対してオフセットさせることが可能になる。よって、ドアの取付部の形状を決める際に設計の自由度を高めることができる。
ここで、中空シールはクリップが取り付けられた状態で、ドアを組み付ける組付エリアまで搬送される。搬送の際に、中空シールに取り付けられたクリップが頭部を軸にして回転することが考えられる。
クリップが頭部を軸に回転すると、クリップの係止部が正規の位置から移動してしまい、ドアの係止孔からずれてしまう。このため、クリップを元の位置に戻す必要があり、係止部をドアの係止孔に係止される作業に手間がかかる。
この対策として、クリップの頭部に取付用の開口部(すなわち、開口部の表面)を密着させることにより、クリップが頭部を軸にして回転することを抑えることが可能である。
しかし、クリップの頭部に取付用の開口部(すなわち、開口部の表面)を密着させるためには、頭部の全体を開口部で覆う必要があり、開口部が大きくなる。
この開口部が中空シールの内部に設けられるため中空シールが大きくなり、その観点から改良の余地が残されていた。
実開昭63−108813号公報
本発明は、中空シールに対するクリップの回転を防止でき、さらに、中空シールの形状を小さく抑えることができる車両用中空シール構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、車体のドア開口部と、該ドア開口部を覆うドアとの間に中空シールがクリップで設けられ、前記中空シールで前記ドア開口部および前記ドア間の隙間を密閉する車両用中空シール構造において、前記クリップは、前記車体および前記ドアの一方の取付部に設けられた係止孔に係止可能な係止部と、前記中空シールの内部空間に挿入されることにより収納され、前記中空シールの長手方向に沿って延在する廻止部と、前記廻止部および前記係止部をオフセット状態に連結する連結部と、を有し、前記中空シールは、前記中空シールの一部を形成し、前記廻止部の挿入方向に延在するシール壁部と、前記シール壁部に対向するように前記廻止部の挿入方向に突出する突出部と、前記突出部および前記シール壁部間に設けられ、前記廻止部が前記内部空間に収納された状態で前記連結部を取り付けるクリップ取付孔と、を有し、前記クリップ取付孔に前記連結部が取り付けられた状態で前記シール壁部および前記突出部間に前記廻止部が配置され、前記シール壁部および前記突出部間の距離寸法は、前記長手方向に延在する前記廻止部の幅寸法より小さく、前記廻止部は、前記シール壁部に当接した状態において、前記突出部から離間しており、前記突出部、前記クリップ取付孔および前記シール壁部の並び方向の厚さ寸法が前記クリップ取付孔に隣接する部位より前記クリップ取付孔から離れた部位で小さく形成された段差部と、前記段差部に隣接して設けられ、前記廻止部の挿入方向に傾斜状に延びることにより、前記廻止部の厚さ寸法を前記クリップ取付孔から離れるに従い小さくするリブ形状部と、を有する車両用中空シール構造を提供する。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記中空シールが前記取付部に取り付けられていない状態において、前記廻止部が前記シール壁部に当接する。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記シール壁部は、前記廻止部および前記取付部間に挟持される。
請求項4に係る発明では、好ましくは、前記廻止部は、該廻止部の幅寸法が前記クリップ取付孔から離れるに従い小さくなるように形成されている。
請求項5に係る発明では、好ましくは、前記廻止部は、前記突出部、前記クリップ取付孔および前記シール壁部の並び方向の厚さ寸法が前記クリップ取付孔から離れるに従い小さくなるように形成されている。
請求項1に係る発明では、中空シールの内部空間にシール壁部および突出部を設け、シール壁部および突出部間に廻止部を配置した。さらに、シール壁部および突出部間の距離寸法を、廻止部の幅寸法より小さくした。
よって、クリップが中空シールに対して回転しようとする場合、廻止部をシール壁部や突出部に当接させて、中空シールに対してクリップが回転することを防止できる。これにより、中空シールに対してクリップの係止部を正規の位置に保持でき、クリップの係止部を係止孔に手間をかけないで係止できる。
また、請求項1に係る発明では、リブ形状部を廻止部の挿入方向に傾斜状に延ばすことにより、廻止部の厚さ寸法をクリップ取付孔から離れるに従って小さくなるようにした。
これにより、リブ形状部で段差部の段差を傾斜状にならすことができ、廻止部をクリップ取付孔に円滑に差し込むことができる。
また、リブ形状部に隣接して段差部を形成した。よって、廻止部をクリップ取付孔に差し込む際に、クリップ取付孔の壁面に対する廻止部の接触面積を少なく抑えることができる。これにより、廻止部をクリップ取付孔に一層円滑に差し込むことができる。
さらに、中空シールの内部空間にシール壁部および突出部を設け、シール壁部および突出部間に廻止部を配置するようにした。よって、中空シールの内部空間を利用して廻止部が回転することを防止できる。
これにより、従来技術のように、クリップが回転することを抑えるために中空シールに開口部を形成する必要がなく、中空シールの形状を小さく抑えることができる。
請求項2に係る発明では、中空シールが取付部に取り付けられていない状態において、廻止部をシール壁部に当接させるようにした。よって、廻止部が回転しないようにシール壁部で保持できる。これにより、中空シールに対してクリップが回転することを一層確実に防止できる。
請求項3に係る発明では、中空シールが取付部に取り付けられた状態において、シール壁部を廻止部および取付部間に挟持するようにした。これにより、シール壁部を廻止部で取付部に押し付けることができ、中空シールを取付部に安定させた状態に取り付けることができる。
請求項4に係る発明では、廻止部の幅寸法をクリップ取付孔から離れるに従って小さくした。すなわち、廻止部の幅寸法を基端部から先端部に向けて徐々に小さくした。
よって、廻止部の先端部をクリップ取付孔の形状に合わせることが可能になり、廻止部を先端部からクリップ取付孔に容易に差し込むことができる。これにより、廻止部を内部空間に手間をかけることなく収納させることができる。
また、廻止部の基端部の幅寸法を大きく確保できる。よって、廻止部を内部空間に収納させた状態において、廻止部がクリップ取付孔から抜け出すことを防止できる。
さらに、廻止部の幅寸法を基端部から先端部に向けて徐々に小さくすることにより、中空シールの突出部に当接する部位を基端部のみとすることができる。基端部は、クリップ取付孔に隣接する部位である。
これにより、突出部の突出幅寸法を小さく抑えることができ、中空シールを簡素な形状にできる。
請求項5に係る発明では、廻止部の厚さ寸法をクリップ取付孔から離れるに従って小さくした。すなわち、廻止部の厚さ寸法を基端部から先端部に向けて徐々に小さくした。
よって、廻止部の基端部の厚さ寸法を大きくできる。これにより、クリップが中空シールに対して回転しようとする場合に、廻止部を突出部に当接し易くでき、中空シールに対するクリップの回転を一層確実に防止できる。
また、廻止部の基端部の厚さ寸法を大きくすることにより、中空シールが取付部に取り付けられた状態において、シール壁部を廻止部で取付部に強固に押し付けることができ、中空シールを取付部に一層安定させた状態に取り付けることができる。
さらに、廻止部の先端部の厚さ寸法を小さくできる。これにより、廻止部を先端部からクリップ取付孔に一層容易に差し込むことができる。
本発明に係る車両用中空シール構造を備えた車両を車内側から見た状態を示す斜視図である。 図1の2−2線で車両用中空シール構造を破断した状態を示す斜視図である。 図2の中空シールからシール部を除去した状態を示す斜視図である。 図2の4−4線断面図である。 図4の中空シールを車体のドア開口部に当接させた状態を示す断面図である。 図2の車両用中空シール構造を示す分解斜視図である。 図3の7部拡大図である。 図4の8部拡大図である。 本発明に係る中空シールにクリップを取り付けた状態を示す斜視図である。 図9の10−10線断面図である。 本発明に係る中空シールをサイドドアにクリップで取り付ける例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る車両用中空シール構造20について説明する。
図1に示すように、車両10は、車体11の前側部11aに設けられたフロントコーナガラス13と、フロントコーナガラス13の車体後方に設けられたドア開口部14と、ドア開口部14に開閉自在に設けられてドア開口部14を覆うサイドドア16と、サイドドア16の前部16aに設けられた車両用中空シール構造(以下、「中空シール構造」と略記する)20とを備えている。
図2に示すように、中空シール構造20は、サイドドア16の前部16aおよび車体11間を密閉する中空シール21と、中空シール21をサイドドア16のインナパネル17に取り付けるクリップ22とを備えている。
インナパネル17は、中空シール21をクリップ22を介して取り付ける取付部18を有する。取付部18は、係止孔19が形成された鉛直壁18aと、鉛直壁18aから水平方向に曲げられた水平壁18bとを有する。係止孔19はクリップ22が係止される孔である。
図3、図4に示すように、中空シール21は、サイドドア16(具体的には、インナパネル17)にクリップ22で取り付けられる取付基部25と、取付基部25の水平壁18b側の端部25aに接合されたシール壁部26と、取付基部25の端部25aに対して反対側の端部25bに接合された突出部27と、シール壁部26および取付基部25に一体に接合されたシール部28とを有する。
中空シール21は、取付基部25、シール壁部26およびシール部28で内部空間29(すなわち、中空部)が形成される。
取付基部25は、突出部27およびシール壁部26間に形成されたクリップ取付孔32を有する。クリップ取付孔32は、断面略矩形状に形成され、クリップ22の連結部37が貫通する孔である。
クリップ取付孔32に連結部37が貫通されることにより、連結部37が取付基部25に取り付けられる(支持される)。この状態で、クリップ22の廻止部36(すなわち、頭部)が内部空間29に収納される。
廻止部36は、通常のクリップの頭部に相当する部位である。
シール壁部26は、取付部18の水平壁18bに沿って設けられ、中空シール21の一部を形成する壁部である。このシール壁部26は、内部空間29においてクリップ22(廻止部36)の挿入方向(矢印A方向)に延在する壁部である。
突出部27は、クリップ22(具体的には、廻止部36)の挿入方向(矢印A方向)に向けて突出幅寸法W1となるように突出され、シール壁部26に対向するようにリップ状に形成されている。
この突出部27は、シール壁部26に対して距離寸法L1だけ離れた位置に形成されている。すなわち、シール壁部26および突出部27間の距離が距離寸法L1に設定されている。
図5に示すように、中空シール21はクリップ22でサイドドア16(インナパネル17)の取付部18に取り付けられる。取付部18に中空シール21が取り付けられた状態で、サイドドア16でドア開口部14を閉じることにより、中空シール21がサイドドア16とドア開口部14との間に配置される。この状態で、中空シール21のシール部28がドア開口部14に当接され、ドア開口部14およびサイドドア16間の隙間が中空シール21で密閉される。
図6に示すように、クリップ22は、インナパネル17の取付部18に係止可能な係止部35と、中空シール21の内部空間29に収納される廻止部36と、廻止部36および係止部35をオフセット状態(ずれた状態)に連結する連結部37とを有する。
すなわち、クリップ22は、廻止部36に対して係止部35がオフセットされた状態に設けられたクリップである。廻止部36に対して係止部35をオフセットさせることにより、インナパネル17(すなわち、サイドドア16)の取付部18の形状を決める際に設計の自由度を高めることができる。
図4、図6に示すように、係止部35は、ベース41に支持部42が設けられ、支持部42に複数の係止片43が設けられている。支持部42および複数の係止片43が、インナパネル17の取付部18に設けられた係止孔19に差し込まれる。複数の係止片43が係止孔19の周縁19aに係止され、支持部42の当接部42aが係止孔19の周縁19aに当接される。
これにより、係止部35が係止孔19の周縁19aに係止される。すなわち、係止部35は、車両などに使用される通常のクリップに備えた係止部と同様に構成されている。
廻止部36は、取付基部25のクリップ取付孔32を経て中空シール21の内部空間29に挿入される。これにより、廻止部36は、廻止部36の幅方向が中空シール21の長手方向(矢印B方向)に沿って延在された状態で内部空間29に収納される。
図7、図8に示すように、廻止部36は、連結部37の挿通部52が中央に設けられた基端部(すなわち、クリップ取付孔32に隣接する部位)45と、基端部45の両端45aから傾斜状に延ばされた一対の傾斜部46と、一対の傾斜部46の各先端46aに設けられた先端部47と、基端部45の中央45bから先端部47まで延びるリブ形状部48と、リブ形状部48の両側に設けられた一対の段差部49とを有する。
基端部45、先端部47および一対の傾斜部46で廻止部36が平面視略台形状に形成されている。
この廻止部36は、幅方向の幅寸法W2が基端部45から先端部47に向けて徐々に小さくなるように形成されている。換言すれば、廻止部36は、内部空間29に収納された状態において、幅寸法W2がクリップ取付孔32から離れるに従い小さくなるように形成されている。
よって、廻止部36の先端部47をクリップ取付孔32の形状に合わせることが可能になり、廻止部36を先端部47からクリップ取付孔32に容易に差し込むことができる。これにより、廻止部36を内部空間29に手間をかけることなく収納させることができる。
また、廻止部36の基端部45の幅寸法W2を大きく確保できる。よって、廻止部36を内部空間29に収納させた状態において、廻止部36がクリップ取付孔32から抜け出すことを防止できる。
段差部49は、厚さ寸法T1が基端部45よりクリップ取付孔32から離れた部位で小さく形成されている。
リブ形状部48は、一対の段差部49間に各段差部49に隣接して設けられ、基端部45から先端部47まで廻止部36の挿入方向(矢印A方向)に向けて下り勾配の傾斜状に延出されている。
ここで、廻止部36の厚さ方向は、突出部27、クリップ取付孔32およびシール壁部26の並び方向(矢印C)で示される。
廻止部36は、リブ形状部48が傾斜状に延出されることにより、厚さ方向の厚さ寸法T1が基端部45から先端部47に向けて徐々に小さくなるように形成されている。
換言すれば、廻止部36は、内部空間29に収納された状態において、厚さ寸法T1がクリップ取付孔32から離れるに従い小さくなるように形成されている。
よって、廻止部36の基端部45の厚さ寸法T1を大きくできる。これにより、クリップ22が中空シール21に対して回転しようとする場合に、廻止部36を突出部27に当接し易くでき、中空シール21に対するクリップ22の回転を一層確実に防止できる。
また、廻止部36の基端部45の厚さ寸法T1を大きくすることにより、中空シール21が取付部18に取り付けられた状態において、シール壁部26を廻止部36で取付部18に強固に押し付けることができ、中空シール21を取付部18に一層安定させた状態に取り付けることができる。
さらに、廻止部36の先端部47の厚さ寸法を小さくできる。これにより、廻止部36を先端部47からクリップ取付孔32に一層容易に差し込むことができる。
加えて、リブ形状部48を廻止部36の挿入方向(矢印A方向)に傾斜状に延ばすことにより、廻止部36の厚さ寸法T1をクリップ取付孔32から離れるに従って小さくなるようにした。
これにより、リブ形状部48で段差部49の段差を傾斜状にならすことができ、廻止部36をクリップ取付孔32に円滑に差し込むことができる。
また、リブ形状部48に隣接して段差部49を形成した。よって、廻止部36をクリップ取付孔32に差し込む際に、クリップ取付孔32の壁面32aに対する廻止部36の接触面積を少なく抑えることができる。
これにより、廻止部36をクリップ取付孔32に一層円滑に差し込むことができる。
ここで、廻止部36は、中空シール21がクリップ22でインナパネル17の取付部18(図4参照)に取り付けられていない状態において、底部36aがシール壁部26に当接するように形成されている(図10も参照)。
なお、中空シール21が取付部18に取り付けられていない状態において、廻止部36がシール壁部26に当接する理由については後で詳しく説明する。
図4、図6に戻って、連結部37は、廻止部36および係止部35をオフセット状態に連結するように屈曲され、廻止部36に隣接して挿通部52が設けられている。挿通部52は、断面略U字状に形成された、クリップ取付孔32に挿通された状態で取付基部25に支持される。
挿通部52がクリップ取付孔32に挿通されて取付基部25に支持された状態で、シール壁部26および突出部27間に廻止部36が配置される。
シール壁部26および突出部27間の距離寸法L1は、廻止部36の幅寸法W2より小さく設定されている。よって、クリップ22が中空シール21に対して回転しようとする場合、廻止部36をシール壁部26や突出部27に当接させて、中空シール21に対してクリップ22が回転することを防止できる。
これにより、中空シール21がクリップ22で取付部18に取り付けられていない状態において、中空シール21に対してクリップ22の係止部35を正規の位置に保持できる。係止部35を正規の位置に保持することにより、クリップ22の係止部35を係止孔19に手間をかけないで係止できる。
さらに、廻止部36の幅寸法W2が基端部45から先端部47に向けて徐々に小さく設定されている。よって、中空シール21の突出部27(図2も参照)に当接する部位を基端部45のみとすることができる。基端部45は、クリップ取付孔32に隣接して配置される部位である。
これにより、突出部27の突出幅寸法W1を小さく抑えることができ、中空シール21を簡素な形状にできる。
このように、中空シール21の内部空間29にシール壁部26および突出部27を設け、シール壁部26および突出部27間に廻止部36を配置するようにした。よって、中空シール21の内部空間29を利用して廻止部36が回転することを防止できる。
これにより、従来技術のように、クリップ22が回転することを抑えるために中空シール21に開口部を形成する必要がなく、中空シール21の形状を小さく抑えることができる。
また、中空シール21がクリップ22でインナパネル17の取付部18に取り付けられた状態で、シール壁部26が廻止部36および取付部18(具体的には、水平部18b)間に挟持される。
これにより、シール壁部26を廻止部36で取付部18に押し付けることができ、中空シール21を取付部18に安定させた状態に取り付けることができる。
図9、図10に、中空シール21がクリップ22でインナパネル17の取付部18(図4参照)に取り付けられていない状態を示す。
中空シール21がクリップ22で取付部18に取り付けられていない状態において、廻止部36の底部36aがシール壁部26に当接される。
よって、廻止部36が回転しないようにシール壁部26で保持でき、中空シール21に対してクリップ22が回転することを防止できる。また、廻止部36が回転することを突出部27で防止できる。
これにより、中空シール構造20を車両10(図1参照)の組立ラインまで搬送する際に、中空シール21に対してクリップ22の係止部35を正規の位置に保持できる。
つぎに、サイドドア16の取付部18に中空シール21をクリップ22で取り付ける例を図11に基づいて説明する。
図11(a)に示すように、中空シール21のクリップ取付孔32にクリップ22(廻止部36)の先端部47を矢印Dの如く挿入する。
ここで、廻止部36は、幅方向の幅寸法W2が基端部45から先端部47に向けて徐々に小さくなるように形成されている。よって、廻止部36を先端部47からクリップ取付孔32に容易に差し込むことができる。
さらに、廻止部36は、リブ形状部48が傾斜状に延出されることにより、厚さ寸法T1が基端部45から先端部47に向けて徐々に小さくなるように形成されている。よって、廻止部36の先端部47の厚さ寸法を小さくでき、廻止部36を先端部47からクリップ取付孔32に一層容易に差し込むことができる。
このように、廻止部36の幅寸法W2や厚さ寸法T1を徐々に小さく形成することにより、廻止部36を内部空間29に手間をかけることなく収納できる。
加えて、廻止部36に段差部49やリブ形状部48を備えることにより、廻止部36をクリップ取付孔32に一層円滑に差し込むことができる。
よって、廻止部36をクリップ取付孔32を経て中空シール21の内部空間29に容易に挿入して内部空間29に収納できる。
図11(b)に示すように、シール壁部26および突出部27間の距離寸法L1は、廻止部36の幅寸法W2より小さく設定されている。よって、廻止部36をシール壁部26や突出部27に当接させて、廻止部36(すなわち、クリップ22)が中空シール21に対して回転することを防止できる。
さらに、クリップ22が取付部18に取り付けられていない状態において、廻止部36がシール壁部26に当接するように形成されている。よって、廻止部36(クリップ22)が中空シール21に対して回転することを一層良好に防止できる。
すなわち、中空シール21に対してクリップ22の係止部35を正規の位置に保持できる。これにより、クリップ22の係止部35を係止孔19に矢印Eの如く手間をかけないで係止できる。
なお、本発明に係る車両用中空シール構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、中空シール構造20をサイドドア16に取り付けた例について説明したが、これに限らないで、リヤドアなどの他のドアに取り付けることも可能である。さらに、中空シール構造20をドアに限らないで車体11に取り付けることも可能である。
また、前記実施例では、クリップ22の係止部35を例示したが、これに限らないで、他の構成の係止部を用いることも可能である。
さらに、前記実施例で示した車両、車体、ドア開口部、サイドドア取付部、係止孔、中空シール構造、中空シール、クリップ、シール壁部、突出部、クリップ取付孔、係止部、廻止部、連結部、リブ形状部および段差部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、車体のドア開口部と、このドア開口部を覆うドアとの間に中空シールがクリップで設けられる車両用中空シール構造を備えた自動車への適用に好適である。
10…車両、11…車体、14…ドア開口部、16…サイドドア(ドア)、18…取付部、19…係止孔、20…中空シール構造(車両用中空シール構造)、21…中空シール、22…クリップ、26…シール壁部、27…突出部、29…内部空間、32…クリップ取付孔、35…係止部、36…廻止部、37…連結部、45…廻止部の基端部(クリップ取付孔に隣接する部位)、48…リブ形状部、49…段差部、L1…シール壁部および突出部間の距離寸法、T1…廻止部の厚さ寸法、W2…廻止部の幅寸法。

Claims (5)

  1. 車体のドア開口部と、該ドア開口部を覆うドアとの間に中空シールがクリップで設けられ、前記中空シールで前記ドア開口部および前記ドア間の隙間を密閉する車両用中空シール構造において、
    前記クリップは、
    前記車体および前記ドアの一方の取付部に設けられた係止孔に係止可能な係止部と、
    前記中空シールの内部空間に挿入されることにより収納され、前記中空シールの長手方向に沿って延在する廻止部と、
    前記廻止部および前記係止部をオフセット状態に連結する連結部と、を有し、
    前記中空シールは、
    前記中空シールの一部を形成し、前記廻止部の挿入方向に延在するシール壁部と、
    前記シール壁部に対向するように前記廻止部の挿入方向に突出する突出部と、
    前記突出部および前記シール壁部間に設けられ、前記廻止部が前記内部空間に収納された状態で前記連結部を取り付けるクリップ取付孔と、を有し、
    前記クリップ取付孔に前記連結部が取り付けられた状態で前記シール壁部および前記突出部間に前記廻止部が配置され、
    前記シール壁部および前記突出部間の距離寸法は、前記長手方向に延在する前記廻止部の幅寸法より小さく、
    前記廻止部は、前記シール壁部に当接した状態において、前記突出部から離間しており、
    前記突出部、前記クリップ取付孔および前記シール壁部の並び方向の厚さ寸法が前記クリップ取付孔に隣接する部位より前記クリップ取付孔から離れた部位で小さく形成された段差部と、
    前記段差部に隣接して設けられ、前記廻止部の挿入方向に傾斜状に延びることにより、前記廻止部の厚さ寸法を前記クリップ取付孔から離れるに従い小さくするリブ形状部と、を有する、ことを特徴とする車両用中空シール構造。
  2. 前記中空シールが前記取付部に取り付けられていない状態において、
    前記廻止部が前記シール壁部に当接する請求項1記載の車両用中空シール構造。
  3. 前記シール壁部は、前記廻止部および前記取付部間に挟持される請求項2記載の車両用中空シール構造。
  4. 前記廻止部は、
    前記廻止部の幅寸法が前記クリップ取付孔から離れるに従い小さくなるように形成されている請求項1から3のいずれか1記載の車両用中空シール構造。
  5. 前記廻止部は、
    前記突出部、前記クリップ取付孔および前記シール壁部の並び方向の厚さ寸法が前記クリップ取付孔から離れるに従い小さくなるように形成されている請求項1から4のいずれか1項記載の車両用中空シール構造。
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