JPH03224824A - ウェザーストリップの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車のドア周縁部に取り付けられるウェザ
−ストリップの取付構造に関する。

従来の技術 一般に自動車ｌのドア２の周囲部には、第３図に示すよ
うに車体開口縁３との間をシールするウェザ−ストリッ
プ４が取り付けられている。

このウェザ−ストリップ４は、第４図に示すようにドア
２の略り字形に屈曲形成された車内側ドアパネル２ａの
周囲形状に沿って略り字形に形成された基部５と、該基
部５の一端部に一体に設けられてドア２閉時において車
体開口縁パネル１ａに当接する中空シール部６とを備え
ている。前記基部５は、車内側ドアパネル２ａの平坦部
２ｂにクリップ７を介して取り付けられる車内側の中空
状底壁８と、立上部２ｃに当接する車外側の中空状側壁
９とから構成されている。

前記クリップ７は、底壁８の係入孔８ａ孔縁に係止する
頭部ＩＯと、該頭部１０と脚部１１との間に有し前記平
坦部２ｂの係止孔２ｄに係入する首部１２と、脚部１１
の外周に軸方向へ３段に設けられて前記頭部１０と共働
して係止孔２ｄの孔縁に係着するフランジ部１１ａとを
備えており、このクリップ７によってウェザ−ストリッ
プ４を車内側パネル２ａの周囲部に強固に取り付けるよ
うになっている（実開昭６１−６２６１７号公報等参照
）。

発明が解決しようとする課題 前記従来のウェザ−ストリップの取付構造にあっては、
前述のようにウェザ−ストリップ４の基部５の底壁８を
クリップ７によってドア２に固定できるものの、側壁９
は立上部２Ｃに対して固定せずに単に当接しているだけ
であるため、該ウェザ−ストリップ４をドアパネル２ａ
のコーナ部に沿って折り曲げると、該曲げ応力によって
基部５の側壁９が第４図の一点鎖線で示すように車内方
向へ変形して中空シール部６も車内側へ簡単に倒れてし
まう。この結果、ドア２の閉時における中空シール部６
の車体開口縁パネル１ａのコーナ部に対する十分なシー
ル面積が確保されず適切な当接状態が得られない。した
がって、ウェザ−ストリップ４による車体開口縁３のシ
ール性能が低下し、車内へ水や塵等が侵入してしまう。

そこで、基部５の底壁８先端に、支持部材を車内方向へ
延設し、この支持部材によって中空シール部６を直接支
持して倒れを防止する工夫もなされているが、側壁９の
車内方向への傾き変形を防止するものでない以上、中空
シール部６の十分な倒れ防止効果が得られない。

課題を解決するための手段 本発明は、前記従来の問題点に鑑みて案出されたもので
、とりわけクリップの頭部に、ドアのコーナ部における
基部の車外側側壁の内端面を支持して車内方向への変形
を規制する支持片を突設したことを特徴としている。

作用 本発明によれば、ウェザ−ストリップをクリップによっ
てドアに取り付けるに際し、該ドアのコーナ部に沿って
ウェザ−ストリップを折り曲げると、該曲げ応力により
基部の側壁が車内方向に変形しようとするが、該側壁の
内端面にクリップの支持片が当接支持して車内方向への
変形を規制する。このため、中空シール部材も原状姿勢
が維持されて車内側への倒れを確実に防止することがで
きる。

実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。尚、
従来と共通の構成個所には同一の符号を付して説明する
。

第１図は本発明に係るウェザ−ストリップの取付構造の
一実施例を示し、図中２は自動車のドア、２ａは外周が
横断簡略り字形に屈曲され、かつ平坦部２ｂに略等間隔
にクリップ７挿入用の係止孔・２ｄを有する車内側パネ
ル、４は該車内側パネル２ａの周囲に沿って配設される
ウェザ−ストリップであって、このウェザ−ストリップ
４は、車内側パネル２ａの周囲部に沿って配設される略
り字形の帯状基部５と、該基部５の後述する底壁８と側
壁９とに跨って設けられた中空シール部６とから構成さ
れている。前記基部５は、前記係止孔２ｄに対応した個
所に係入孔８ａを有する中空状の底壁８と、立上部２Ｃ
に沿って配設される中空状の車外側側壁９とを有してお
り、底壁８は、クリップ７を介して平坦部２ｂに固定さ
れている。また、側壁９の車外側−側片９ａの内端面に
は、突部１３が一体に設けられている。

前記クリップ７は、合成樹脂材等で一体に形成され、第
２図にも示すように底壁８の中空部内に位置する略ダイ
ヤ形の平板状頭部１０と、取り付は時に係入孔８ａと係
止孔２ｄ内を挿通する脚部１１と、頭部１０と脚部１１
間の首部１２と、脚部１１の外周に軸方向へ３段状に設
けられて、前記頭部１０と共働して底壁８を車内側パネ
ル２ａに挟圧固定するフランジ部１１ａ・・・とを備え
ている。

また、頭部１０の車外側外端縁に矩形長板状の支持片１
４が一体に突設されている。具体的に説明すれば、この
支持片１４は、底壁８の中空部から底壁８と側壁９との
間の隔壁１５を貫通して前記突部１３下端付近まで延設
されていると共に、先端部１４Ｈの外面が突部１３の先
端に常時当接状態に配置されている。また、先端部１４
Ｈの内面は、側壁９の車内側他側片９ｂに常時当接状態
に配置されている。

したがって、この実施例によれば、ウェザーストリップ
４をドア２に取り付ける際には、まずウェザ−ストリッ
プ４の基部底壁８に係入孔８ａを介してクリップ７を取
り付けておく。この時、支持片１４の先端部１４ａを突
部１３と車内側側片９ｂとの間に夫々当接状態に配置す
ることは勿論である。そして、ウェザ−ストリップ４を
、車内側パネル２ａの周囲部に沿って配設しつつクリッ
プ７を介して所定個所に止着すれば取付作業は完了する
。ここで、車内側パネル２ａのコーナ部に沿ってウェザ
−ストリップ４を折り曲げると、側壁９は該曲げ応力に
より車内方向に傾き変形しようとするが、支持片１４に
よってその変形移動が規制されて略垂直姿勢が維持され
る。このため、中空シール部６も車内側への倒れが抑制
され、原状姿勢が維持される。この結果、ドア２閉時に
おいて中空シール部６の先端部が車体開口縁パネル１ａ
の端面１ｂに適切かつ均一圧で当接するため、良好なシ
ール作用が得られる。

特に、支持片１４の先端部１４ａが、突部１３に常時当
接状態になっているため、側壁９の車内方向への傾き変
形がより確実に防止でき、中空シール部６の倒れを一層
効果的に防止することが可能になる。

尚、本発明は前記実施例の構成に限定されるものではな
く、突部１３を廃止して支持片１４を車外側側片９ａに
直接当接させることも可能であり、また、クリップ７の
構造を適宜変更することも可能である。

発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明に係るウェザ−ス
トリップの取付構造によれば、ウェザ−ストリップをド
アのコーナ部に配設する際に、基部側壁の車内方向への
傾き変形をクリップの支持片によって規制するため、中
空シール部の倒れが確実に防止される。この結果、ドア
閉時における中空シール部による車体開口縁に対する十
分なシール面積が確保され、良好なシール作用が得られ
る。したがって、車内への水や塵等の侵入が確実に防止
される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す横断面図、第２図は本
実施例に供されるクリップの斜視図、第３図は車両の側
面図、第４図は従来の取付構造を示す第３図のＡ−Ａ線
断面図である。 １ａ・・・車体開口縁パネノペ２・・・ドア、２ａ・・
・車内側パネル、４・・・ウェザ−ストリップ、５・・
・基部、６・・・中空シール部、７・・・クリップ、８
・・・底壁、９・・・側壁、１０・・・頭部、１４・・
・支持片。 ト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ドアの周囲形状に沿って略Ｌ字形に屈曲された基
   部と、該基部の端部に有しかつドア閉時に車体パネルに
   当接する中空シール部とを備えたウェザーストリップを
   、前記基部の車内側底壁に係入したクリップにより前記
   ドアの周囲部に取り付けてなるウェザーストリップの取
   付構造において、前記クリップの頭部に、ドアのコーナ
   部における前記基部の車外側側壁の内端面を支持して車
   内方向への変形を規制する支持片を突設したことを特徴
   とするウェザーストリップの取付構造。