JPH023963Y2 - - Google Patents

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JPH023963Y2
JPH023963Y2 JP13452583U JP13452583U JPH023963Y2 JP H023963 Y2 JPH023963 Y2 JP H023963Y2 JP 13452583 U JP13452583 U JP 13452583U JP 13452583 U JP13452583 U JP 13452583U JP H023963 Y2 JPH023963 Y2 JP H023963Y2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等の車両における車室内のト
リム部材(車体内張り)の取付構造、例えばスピ
ーカグリルやポケツト等の内空構造トリム部材を
有するトリム部材の取付構造に関する。
(従来技術) 従来、車室内におけるトリム部材の取付構造と
しては、第1図に示すような構造が知られてい
る。T′はドアトリムであつて、トリムボード1,
パツト材2,表皮3,トリム部材である内空構造
のスピーカグリル4,カーペツト5,及びカーペ
ツト枠6等により構成されている。7は樹脂クリ
ツプであつて、その基部はトリムボード1に固定
されている。8はドアインナパネルであつて、該
ドアインナパネル8には前記樹脂クリツプ7を係
止する取付孔8aが穿設されている。
従つて、ドアトリムT′の取付けに際しては、
トリムボード1やスピーカグリル4等のドアトリ
ムT′をドアインナパネル8に対して樹脂クリツ
プ7により取付固定していたもので、第1図に示
すように、木槌W等によりカーペツト5の面から
スピーカグリル4を叩打し、樹脂クリツプ7を取
付孔8aに押し込んでいた。
しかしながら、かかる従来のトリム部材取付構
造にあつては、第1図に示すように、トリム部材
であるスピーカグリル4が内空構造であるため
に、木槌W等によりスピーカグリル4を叩打して
も、仮想線で示すようにスピーカグリル4が撓ん
で変形し、樹脂クリツプ7を取付孔8aへ押し込
む力は叩打力に比してきわめて小さいものとな
り、樹脂クリツプ7がドアインナパネル8に完全
に取付かないという問題点を有するものであつ
た。しかも、木槌W等による叩打力を高めた場合
にはトリム部材であるスピーカグリル4が破損す
るという不具合を生じるし、また、第1図に示す
ように、不完全な取付状態であればドアトリム
T′がドアインナパネル8から外れるという不具
合を生じていた。
尚、トリムボード1を車体パネル(例えばドア
インナパネル8)へ取付けるには、トリムボード
1の周縁部分が望ましく、そうしないと周縁部分
が湿気や乾燥によつてめくれることがあるし、あ
るいは整備等により脱着するとめくれたままにな
ることがある。つまり、樹脂クリツプ7の取付位
置はトリムボード1の周縁となる。また、スピー
カグリル4等のトリム部材の取付場所は、トリム
部材の機能や車室内の造形的デザイン等によつて
決められる。従つて、両者を成立させるようにす
るために、樹脂クリツプ7の取付位置にトリム部
材の取付位置が重なつてトリム部材で樹脂クリツ
プ7の取付位置を覆つてしまうことがある。その
ため、中空構造のトリム部材を取付けると、上述
のように、樹脂クリツプ7が確実に係合しないと
いう問題を生じていた。
(考案の目的) 本考案は、上述のような問題点を解消せんとな
されたもので、その目的とするところは、スピー
カグリル等の内空構造のトリム部材をトリムボー
ドとともに車体に対して確実にクリツプ止めがで
きるトリム部材取付構造を提供することに存す
る。
(考案の構成) 即ち、前述の目的を達成するために本考案は、
トリムボードにトリム部材取付孔を設け、該トリ
ムボードに樹脂クリツプの基部を固定し、樹脂ク
リツプの係合部をトリムボードの裏面側から突出
させ、該係合部を車体に穿設されたクリツプ取付
孔に押入係止可能に形成し、前記トリム部材取付
孔にトリムボードとともにトリム部材を平板部
と、該平板部の外縁からトリムボードの表面に向
つて立設した側板部とで形成し、該平板部と側板
部とで凹形に囲まれる内空部を設け、該側板部の
先端をトリムボードの表面に当接又は近接させ、
トリム部材から内空部内に押当突起を形成し、該
押当突起の先端を、前記樹脂クリツプの基部もし
くは基部近傍のトリムボード表面に当接又は近接
させた。
(考案の効果) 従つて、かかる本考案のトリム部材取付構造に
あつては、内空構造のトリム部材に押当突起を形
成し、該押当突起の先端を、樹脂クリツプの基部
もしくは基部近傍のトリムボード表面に当接又は
近接させたものであるために、トリム部材の取付
けに際して、トリム部材を叩打する力が前記押当
突起を介してトリムボードに作用するものであ
り、トリムボードを直接叩打する場合と同様の叩
打力でよい。従つて、内空構造のトリム部材を有
するトリム部材を車体に対して、小さな叩打力で
確実にクリツプ止めによる取付けができるという
効果を奏する。また、内空構造のトリム部材に押
当突起を形成しただけの構成であるために構造が
きわめて簡潔なものである。
(実施例) 以下、実施例を述べるにあたつて、内空構造の
トリム部材としてスピーカグリルを有する自動車
のドアトリム取付構造を例にとり、従来の構成と
同一部分に同一符号を付して説明する。
まず、第2図〜第5図に示す第1実施例につい
て説明すると、Dはドアであつて、ドアインナパ
ネル8に取付けられたドアトリムTや、上下動可
能に設けられたドアガラス9等を備えている。T
はドアトリムであつて、ハードボードによるトリ
ムボード1、ウレタンフオームによるパツト材
2,塩化ビニールによる表皮3,合成樹脂を素材
としたトリム部材としてのスピーカグリル4,該
スピーカグリル4に張設したカーペツト5及び該
カーペツト5の外周部に設けたカーペツト枠6等
により構成されている。尚、トリム部材としての
スピーカグリル4は、平板部4dと、該平板部4
dの外縁からトリムボード1の表面に向かつて立
設した側板部4cとで形成し、該平板部4dと側
板部4cとで凹形に囲まれる内空部が設けられ
る。7は樹脂クリツプであつて、該クリツプ7の
基部7aは前記トリムボード1に穿設したトリム
部材取付孔1aに固定され、該クリツプ7の係合
部7bはドアインナパネル8側へ突出されてい
る。8はドアインナパネルであつて、前記樹脂ク
リツプ7の取付部分は凹部8′に形成され、かつ
該凹部8′には樹脂クリツプ7のクリツプ取付孔
8aが穿設されている。尚、7cは樹脂クリツプ
7の係合部7bに形成され、ドアインナパネル8
の凹部8′に当接するフランジ、7d,7eは樹
脂クリツプ7の基部7aに形成され、トリムボー
ド1の裏面及び表面に当接するフランジである。
4bはスピーカグリル固定用突棒であつて、スピ
ーカグリル4の内面に一体形成され、第4図に示
すように、トリムボード1,パツト材及び表皮3
に穿設された透孔10に該突棒4bを貫通させ、
トリムボード1から突出した部分に固定金具11
を差し込み固着することで、スピーカグリル4を
トリムボード1に固定するもので、この突棒4b
はスピーカグリル4の周縁内側に適宜間隔をおい
て形成されている。尚、スピーカグリル固定用突
棒4bおらび固定金具11の取付部分のドアイン
ナパネル8にも凹部8″が形成されている。4a
は押当突起であつて、スピーカグリル4の内面に
トリムボード1と近接する程度の高さに一体形成
したもので、その形状は、第5図に示すように、
スピーカグリル4の側板部4cから長半円筒形状
に一体形成した形状であつて、その突出高さはパ
ツト材2及び表皮3の圧接変形を考慮して側板部
4cの高さより若干低い高さとしている。そし
て、第3図に示すように、押当突起4aの配置部
分は、ドアトリムTの取付時における樹脂クリツ
プ7の基部7aを囲繞するようにクリツプ7の基
部7aの近傍に形成されている。尚、図中12で
示すものはスピーカである。
従つて、ドアトリムTの取付けに際しては、ト
リムボード1にパツト材2及び表皮3を張設し、
その後、カーペツト5を接着したスピーカグリル
4を前記トリムボード1等に固定し、次いで、木
槌W等によりカーペツト5の面からスピーカグリ
ル4を叩打し、第3図に示すように、樹脂クリツ
プ7をクリツプ取付孔8aに押し込むことによ
り、ドアインナパネル8にドアトリムTを取付け
ることができる。
つまり、かかる第1実施例にあつては、スピー
カグリル4の内面に押当突起4aを形成したもの
であるために、前述のドアトリムTの取付けに際
しては、スピーカグリル4を叩打する力が押圧突
起4aを介してトリムボード1に直接作用するも
のであり、この作用はトリムボード1を直接叩打
する場合と同様である。よつて、叩打力が有効に
樹脂クリツプ7をクリツプ取付孔8aへ押し込む
力となり、小さな叩打力で確実にクリツプ止めに
よるドアトリムTの取付けができる。また、第1
実施例にあつては、押圧突起4aを樹脂成形の段
階でスピーカグリル4と一体的に形成したもので
あるために、部品点数の付加なく、かつ、押圧突
起4aがスピーカグリル4の補強部材ともなり得
るし、構造がきわめて簡潔なものである。
次に、第6図及び第7図に示す第2実施例のト
リム部材取付構造を説明する。この第2実施例
は、押圧突起4a′の形状及び配置が第1実施例の
押圧突起4aと異なるもので、その形状は、第7
図に示すように、スピーカグリル4の側板部4c
から立板形状に一体形成した形状であつて、その
配置部分は、第6図に示すように、樹脂クリツプ
7の基部7aの直上位置としている。尚、第2実
施例における作用効果は第1実施例と全く同じで
ある。
次に、第8図に示す第3実施例のトリム部材取
付構造を説明する。この実施例は、内空構造のト
リム部材としてポケツト11を用いた例であつ
て、樹脂成形品であるポケツト11は、平板部1
1aと側板部11bと開口部11c及び押圧突起
11dとで形成される。尚、地図や雑誌等を入れ
るポケツト11は、ドアインナパネル8や車室内
インナパネル等に取付けられ、第1及び第2実施
例と同様に押圧突起11dを設けることで、確実
な取付けを行なうことができる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、例えば押圧突起の形状は実施例以外に
考えられる様々な形状であつても本考案に含まれ
るし、また押圧突起の配置も、樹脂クリツプの基
部もしくは基部近傍であればよい。また、内空構
造のトリム部材として実施例ではスピーカグリル
及びポケツトを示したが、これら以外であつても
内空構造のトリム部材であれば本考案を適用でき
るものである。また、トリムとしては、着色をし
たトリムボードと内空構造のトリム部材のみでパ
ツト材や表皮がない場合にも本考案を適用でき
る。さらに、樹脂クリツプの基部をトリムの表皮
よりも表側へ表出させて取付ける場合であつても
本考案に含まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトリム部材取付構造を示す要部
断面図、第2図は本考案第1実施例のトリム部材
取付構造を備えたドアを示す内側図、第3図は第
2図−線による実施例構造を示す断面図、第
4図は実施例構造におけるスピーカグリルとトリ
ムボードとの取付構造を示す断面図、第5図は第
1実施例構造におけるスピーカグリルの内面斜視
図、第6図本考案第2実施例のトリム部材取付構
造を示す断面図、第7図は第2実施例構造におけ
るスピーカグリルの内面斜視図、第8図は第3実
施例のトリム部材取付構造を示す断面図である。 1……トリムボード、1a……トリム部材取付
孔、4……スピーカグリル(トリム部材)、11
……ポケツト(トリム部材)、4a,4a′,11
d……押圧突起、7……樹脂クリツプ、7a……
基部、8……ドアインナパネル(車体)、8a…
…クリツプ取付孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トリムボードにトリム部材取付孔を設け、該ト
    リムボードに樹脂クリツプの基部を固定し、樹脂
    クリツプの係合部をトリムボードの裏面側から突
    出させ、該係合部を車体に穿設されたクリツプ取
    付孔に押入係止可能に形成し、前記トリム部材取
    付孔にトリムボードとともにトリム部材を取着し
    てなるトリム部材取付構造において、前記トリム
    部材を平板部と、該平板部の外縁からトリムボー
    ドの表面に向つて立設した側板部とで形成し、該
    平板部と側板部とで凹形に囲まれる内空部を設
    け、該側板部の先端をトリムボードの表面に当接
    又は近接させ、トリム部材から内空部内に押当突
    起を形成し、該押当突起の先端を、前記樹脂クリ
    ツプの基部もしくは基部近傍のトリムボード表面
    に当接又は近接させたことを特徴とするトリム部
    材取付構造。
JP13452583U 1983-08-31 1983-08-31 トリム部材取付構造 Granted JPS6044850U (ja)

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JP13452583U JPS6044850U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 トリム部材取付構造

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JP13452583U JPS6044850U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 トリム部材取付構造

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JPS6044850U JPS6044850U (ja) 1985-03-29
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JP13452583U Granted JPS6044850U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 トリム部材取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2554616Y2 (ja) * 1991-01-29 1997-11-17 西川化成株式会社 自動車内装品の開口蓋取付構造
JP5145980B2 (ja) * 2008-01-31 2013-02-20 トヨタ紡織株式会社 車両用ドアトリム
JP2022088858A (ja) * 2020-12-03 2022-06-15 本田技研工業株式会社 車両用ドアの内装構造体

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JPS6044850U (ja) 1985-03-29

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