JP2006151157A - ウエザストリップ及びその取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリップによる取付けられる型成形部を備えたウエザストリップに関し、クリップの回動に起因する外観品質の低下及びシール部の損傷を防止する。
【解決手段】ドアウエザストリップの型成形部8の所定部位は、基底部45と、中空部46を有するシール部47とを備えている。基底部45はクリップ50を介してドアフレームDFに取付けられる。すなわち、まずは基底部45に形成されたクリップ用の孔45aから頭部51が長手方向に沿って嵌め込まれることで、クリップ50が基底部45に取着される。この状態から脚部55がドアフレームDFの孔に嵌め込まれることで、基底部45(型成形部8)がドアフレームDFに取付けられる。シール部47の一方の側壁部の内側には、クリップ用の孔45aに対応して突起49が形成されている。クリップ50の頭部51の一側が突起49に略当接してその回動が規制され、しかも乗り上げたりしない。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ウエザストリップ及びその取付構造に関するものである。
従来、ウエザストリップとして、基底部と、該基底部から突出して中空部を形成するシール部とを有しているものがある。当該ウエザストリップは、ボディやドアフレームに対し取付けられるのであるが、その取付に際しては、ボディやドアフレームに設けられたリテーナに対し、基底部が嵌め込まれるのが一般的である。また、リテーナの設けられない部位等においては、両面接着テープやクリップを用いた取付構造も知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
ところで、クリップによりウエザストリップが取付られる場合、事前にクリップの頭部が中空部内に位置するように取着される。例えば、図9に示すように、基底部61及び中空部62を有するシール部63からなるドアウエザストリップ64において、まず基底部61にクリップ65が取着される。つまり、クリップ65は、長手方向に沿って細長い頭部66と、頭部66よりも小径の首部67と、弾性変形可能な係止部68を有する脚部69とを有しており、頭部66が中空部62内に位置し、首部67が基底部61の孔61aに対応して取着される。そして、前記脚部69がドアフレーム70の孔に嵌め込まれることでドアウエザストリップ64の取付が完了する。
特許第2654628号公報
ところが、図10において二点鎖線で示すように、クリップ65が回動する可能性がある。特に、上記クリップ65で取付けられる部位が型成形部で構成されている場合には、当該型成形部が押出成形部よりも柔軟性を有しており、前記回動状態がそのまま維持されてしまいやすい。そのため、ウエザストリップ64がクリップ65の頭部66で押されて局部的に膨出した格好となりやすく、外観品質を著しく損ねてしまうおそれがある。また、かかる膨出状態が維持されると、場合によっては、シール部63が損傷を受けることも懸念される。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、クリップによる取付けられる型成形部を備えたウエザストリップに関し、クリップの回動に起因する外観品質の低下及びシール部の損傷を防止することのできるウエザストリップ及びその取付構造を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する各手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.基底部と、該基底部から突出して中空部を形成するシール部とを有してなる型成形部を備えたウエザストリップであって、
前記基底部には、被装着体への装着のためのクリップ用の孔が形成されているとともに、前記孔に対応して、前記シール部の内壁には前記クリップの回動規制のための突起を一体的に形成したことを特徴とするウエザストリップ。
手段1によれば、ウエザストリップの型成形部がクリップで被装着体に装着される。ここで、当該型成形部のシール部の内壁には、クリップ用の孔に対応して突起が形成されているため、クリップの頭部が突起に当たり、その回動が規制される。ここで、クリップで取付けられる部位が、一般的に押出成形部よりも柔軟性を有している型成形部で構成されていると、クリップの回動状態がそのまま維持されてしまうことによる外観品質低下、損傷等の不具合が懸念される。これに対し、手段1ではそのような回動が規制されることから、上記不具合を防止できる。また、突起は、クリップ用の孔に対応して設けられ、長手方向に沿って連続的に設けられるものではない。そのため、型成形に際しての中子の抜取りに支障が生じにくく、材料の浪費を抑制できる。また、シール性能に影響を与えにくい。
手段2.基底部と、該基底部から突出して中空部を形成するシール部とを有してなる型成形部を備えたウエザストリップであって、前記基底部には、ボディ又はドアフレームへの装着のためのクリップ用の孔が形成されているとともに、前記クリップは、少なくとも前記中空部内に位置し、長手方向に沿って延びる頭部と、前記孔に対応し、前記頭部よりも小径の首部と、前記ボディ又はドアフレームの孔に嵌め込まれる脚部とを具備するよう構成され、前記孔に対応して、前記シール部の内壁には前記頭部の一側に略当接し、前記クリップの回動規制のための突起を一体的に形成したことを特徴とするウエザストリップ。
手段2によれば、クリップの脚部がボディ又はドアフレームの孔に嵌め込まれることで、ウエザストリップの型成形部がボディ又はドアフレームに装着される。ここで、当該型成形部のシール部の内壁には、クリップ用の孔に対応して突起が形成されており、クリップの頭部の一側が突起に略当接し、その回動が規制される。ここで、クリップで取付けられる部位が、一般的に押出成形部よりも柔軟性を有している型成形部で構成されていると、クリップの回動状態がそのまま維持されてしまうことによる外観品質低下、損傷等の不具合が懸念される。これに対し、手段2ではそのような回動が規制されることから、上記不具合を防止できる。また、突起は、クリップ用の孔に対応して設けられ、長手方向に沿って連続的に設けられるものではない。そのため、型成形に際しての中子の抜取りに支障が生じにくく、材料の浪費を抑制できる。また、シール性能に影響を与えにくい。
手段3.前記突起は、前記シール部の片側の内側壁に設けられていることを特徴とする手段1又は2に記載のウエザストリップ。
手段3によれば、突起がシール部の片側の内側壁に設けられていることから、両側に設けられる場合に比べて、材料の浪費を抑制でき、シール性能に与える影響を抑制できる。
手段4.前記突起は、前記クリップの頭部が乗り上げないよう形成されていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のウエザストリップ。
上述した各手段のように、折角突起を設けたとしても、当該クリップによるウエザストリップの取付前段階において、クリップが基底部に対し上下動し、クリップの頭部が突起に乗り上げてしまったのでは、依然として回動してしまったり、別の不具合が生じたりするおそれがある。この点、手段4によれば、クリップの頭部が乗り上げないよう突起が形成されているため、上記した乗り上げによる不具合が生じない。なお、頭部が乗り上げないための具体的構成としては、例えば、「前記突起の高さが、前記クリップの頭部の厚みよりも大きく形成されていること」、或いは「前記突起の高さが、前記クリップの頭部の最大許容突出量よりも大きく形成されていること」、「前記突起が、前記クリップの回動方向に直交する面を具備し、当該面が前記頭部に対する略当接する面となっていること」等が挙げられる。
手段5.前記シール部は、前記基底部に対し、略垂直に延びる一対の側壁部と、前記両側壁部の先端同士を連結するアーチ状の連結部とを具備していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のウエザストリップ。
一般に、押出成形部であれば、その断面形状の自由度は高く、例えば基底部との連接部位近傍等においてシール部にくびれを形成してクリップの回動を規制することも考えられなくはない。しかし、型成形部にあっては、そのようなくびれを形成することは金型のアンダーカット構造を余儀なくされるため、成形に支障を来たし、実状にそぐわない。この点、手段5によれば、シール部は、基底部に対し、略垂直に延びる一対の側壁部と、両側壁部の先端同士を連結するアーチ状の連結部とを具備しているため、くびれによる成形への悪影響がない。このように手段5では、かかる構成下にあって、内壁に突起を設けるという上記構成を採用することで、成形に制約の多い型成形部にあって、成形への支障を生ずることなく、クリップ回動による不具合を防止できるという効果が奏される。
手段6.基底部と、該基底部から突出して中空部を形成するシール部とを有してなり、前記基底部には、クリップ用の孔が形成されてなる型成形部を備えたウエザストリップを、前記孔を介してクリップを取着し、当該クリップをボディ又はドアフレームへ装着せしめてなるウエザストリップの取付構造において、
前記クリップは、少なくとも前記中空部内に位置し、長手方向に沿って延びる頭部と、前記孔に対応し、前記頭部よりも小径の首部と、前記ボディ又はドアフレームの孔に嵌め込まれる脚部とを具備しており、
前記孔に対応して前記シール部の片側の内壁に前記頭部の一側に略当接する突起を一体的に設けることで、前記クリップの回動を規制するよう構成したことを特徴とするウエザストリップの取付構造。
手段6によれば、クリップによるウエザストリップの取付構造という観点において、上述した各手段の作用効果が奏される。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両(車両本体)としての自動車ボディ1の開口部2には自動車ドア(図ではフロントドア:以下、単に「ドア」という)3が開閉可能に設けられている。また、自動車ボディ1の開口部2には、自動車ボディ1とドア3との間をシールするウエザストリップ4が取着されている。同様に、ドア3には、その外周形状に対応してドアウエザストリップ5が取着されている。図2に示すように、ドアウエザストリップ5は、ドア3上辺部及び前部縦辺部にそれぞれ対応する押出成形部6,7と、コーナー部及び後端部にそれぞれ対応し、図中散点模様で表される型成形部8,9とからなる。
次に、ドアフレームDFに取り付けられてなるドアウエザストリップ5の構成及びその取付構造について詳しく説明する。
図3に示すように、ドアフレームDFの上辺部は、車外側に向け突出した2つの金属板よりなる平坦部10を備えている。平坦部10の先端部には、前記2つの金属板を挟持するクリップ11が取着されている。さらに、平坦部10の先端部には硬質樹脂材料よりなるフレームモール12が取着されている。
フレームモール12は車外側側面に沿って設けられた外壁部13と、当該外壁部13から車内側へ略直交するように突出した取付部としてのリテーナ部14とから構成されている。そして、フレームモール12は、リテーナ部14が平坦部10の上面に配設された状態で図示しないクリップ等で平坦部10に固定されている。特に、リテーナ部14の車内側端部には折返し部16が形成され、外壁部13の上端部にも折返し部17が形成されている。これにより、リテーナ部14は、上方に向け開口した断面略C字状をなし、そこに、上記ドアウエザストリップ5の中でも多くの割合を占める押出成形部6等が取着されるのである。
次にドアウエザストリップ5の詳細について説明する。上記のとおりドアウエザストリップ5は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に(長尺状に)形成された押出成形部6,7と、所定の金型装置によって成形された型成形部8,9とから構成されている。ここでは、特に押出成形部6,7と、型成形部8の構成について詳述する。
図3に示すように、押出成形部6は、上記リテーナ部14に取付けられる取付基部20と、当該取付基部20に連結部21を介して一体形成され、中空部22を有するシール部23と、シールリップ24とを備えている。本実施形態において、取付基部20及び連結部21の大部分はEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体)ソリッドゴムよって構成され、シール部23及びシールリップ24はEPDMスポンジゴムよって構成されている。そして、ドア3閉時には、シール部23、シールリップ24等が弾性変形することで、ドア3及びボディ1間がシールされるようになっている。
また、図4,5に示すように、前部縦辺部に相当する他方の押出成形部7は、基底部30と、当該基底部30に一体形成され、中空部31を有するシール部32とを備えている。本実施形態において、押出成形部7は、全てEPDMスポンジゴムよって構成されている。当該押出成形部7は、図5,6に示すように、クリップ50によって、ドアフレームDFに対し装着されている。より詳しく説明すると、本実施形態におけるクリップ50は、ポリアミド等の合成樹脂材料よりなり、細長い板状の頭部51と、頭部51よりも小径の首部52と、円盤状のフランジ部53と、弾性変形可能な一対の係止部54を有する脚部55とを有している。そして、まずは、基底部30に形成されたクリップ用の孔30aから頭部51が嵌め込まれることで、クリップ50が押出成形部7に取着される。この状態においては、頭部51が中空部31内に位置し、首部52が前記孔30a内に位置し、前記脚部55が突出状態とされる。つまり、基底部30は、頭部51及びフランジ部53間に挟まれる格好となる。そして、この状態から前記脚部55がドアフレームDFの孔に嵌め込まれることで、押出成形部7がドアフレームDFに取付けられるようになっている。
ところで、本実施形態では、前記細長い頭部51は、押出成形部7の長手方向に沿って延びるようにして配設されている。また一方で、前記シール部32にはくびれ部33が形成されている。かかるくびれ部33の存在により、頭部51がくびれ部33の内壁にほぼ当接する格好となり、その回動が規制されるようになっている。
次に、型成形部8について説明する。図7,8に示すように、型成形部8は、部位に応じてその断面形状が異なっており、上辺部の押出成形部6に近い側は、当該押出成形部6の断面形状に似通った形状(一部押出成形部6に接合された形状;図7参照)となっており、前部縦辺部の押出成形部7に近い側は、当該押出成形部7の断面形状に似通った形状(図8参照)となっている。
より詳しくは、図7に示すように、上辺部の押出成形部6に近い側の型成形部8は、リテーナ部14に取付けられ取付基部20及びシールリップ24等よりなる前記押出成形部6に、連結部41を介して接続成形された基底部42と、中空部43を有するシール部44とを備えている。本実施形態において、連結部41、基底部42及びシール部44は押出成形部7よりも軟質のEPDMスポンジゴムよって構成されている。
さて、図7において左側の押出成形部7に関しては、取付基部20がリテーナ部14に対し取付けられるのであるが、同図右側の型成形部8の基底部42は、前記押出成形部7と同様のクリップ50を介してドアフレームDFに取付けられる。すなわち、まずは、基底部42に形成されたクリップ用の孔42aから頭部51が嵌め込まれることで、クリップ50が基底部42に取着される。この状態においては、頭部51が中空部43内に位置し、首部52が前記孔42a内に位置し、前記脚部55が突出状態とされる。つまり、基底部42は、頭部51及びフランジ部53間に挟まれる格好となる。そして、この状態から前記脚部55がドアフレームDFの孔に嵌め込まれることで、基底部42(型成形部8)がドアフレームDFに取付けられるようになっている。
また、図8に示すように、前部縦辺部の押出成形部7に近い側の型成形部8は、基底部45と、中空部46を有するシール部47とを備えている(取付基部20等が省略されている)。勿論、基底部45及び前記基底部42と、シール部47及び前記シール部44は、それぞれ部位こそ違え、実体は同じであって(連続的に繋がっているものであって)、ともに型成形部8を構成するものである。
当該基底部45もまた、前記押出成形部7及び基底部42と同様のクリップ50を介してドアフレームDFに取付けられる。すなわち、まずは、基底部45に形成されたクリップ用の孔45aから頭部51が嵌め込まれることで、クリップ50が基底部45に取着される。この状態においては、頭部51が中空部46内に位置し、首部52が前記孔45a内に位置し、前記脚部55が突出状態とされる。つまり、基底部45は、頭部51及びフランジ部53間に挟まれる格好となる。そして、この状態から前記脚部55がドアフレームDFの孔に嵌め込まれることで、基底部45(型成形部8)がドアフレームDFに取付けられるようになっている。
ところで、本実施形態では、前記細長い頭部51は、基底部42,45の長手方向に沿って延びるようにして配設されている。また一方で、型成形部8を成形する都合上、前記シール部32のようなくびれ部33を形成することとしたのでは、金型がアンダーカット構造となってしまうため、金型設計上及び成形上好ましくない。このため、本実施形態では、シール部44,47は、基底部42,45に対し、略垂直に延びる一対の側壁部と、両側壁部の先端同士を連結するアーチ状の連結部とを具備した、いわばくびれのない断面形状となっている。
かかる構成下、本実施形態では、前記シール部44,47の一方の(片側:図7,8の右側の)側壁部の内側には、クリップ用の孔42a,45aに対応して突起48,49が局所的に形成されており、クリップ50の頭部51の一側が突起48,49に略当接し、その回動が規制されるようになっている。
特に、本実施形態の突起48,49は、クリップ50の頭部51がそこに乗り上げないよう構成されている。より詳しくは、突起48,49の高さは、クリップ50の頭部51の厚みよりも大きく形成されている。また、クリップ50は、頭部51及びフランジ部53の存在により、ほとんど上下動しないよう構成されているが、仮に上動(嵌め込み方向に移動)したとしても、その最大許容突出量よりも、突起48,49の高さが大きく形成されている。その上、突起48,49は、テーパ状ではなく、クリップ50の回動方向に直交する面を具備し、当該面が前記頭部51に対する略当接する面となっている。これらの構成が採用されることで、クリップ50(の頭部51)が突起48,49の上に乗り上げてしまうといった事態が抑制されるようになっている。
次に、上記のように構成されてなるドアウエザストリップ5及びその取付構造によって奏される作用効果について説明する。
本実施形態によればドアウエザストリップ5の型成形部8は、クリップ50の脚部55がドアフレームDFの孔に嵌め込まれることで、取付けられる。ここで、当該型成形部8のシール部44,47の内壁には、クリップ50用の孔42a,45aに対応して突起48,49が形成されており、クリップ50の頭部51の一側が突起48,49に略当接し、その回動が規制される。ここで、クリップ50で取付けられる部位が、本実施形態の如くより柔軟性を有している型成形部8で構成されていると、クリップが回動し、その回動状態がそのまま維持されてしまうことによる外観品質低下、損傷等の不具合が懸念される。これに対し、本実施形態ではそのような回動が規制されることから、上記不具合を防止できる。つまり、外観品質の低下や損傷等を防止することができる。
また、上記突起48,49の存在により、型成形部8へのクリップ50の取着時には当該クリップ50が案内される格好となり、細長い頭部51を、引っかけてしまったりすることなく長手方向に沿って容易に取着することができる。結果として、取着作業をより容易に行うことができる。
さらに、突起48,49は、長手方向に連続して設けられている訳ではなく、クリップ用の孔42a,45aに対応して個別に設けられている。そのため、型成形に際しての中子の抜取りに支障が生じにくく、材料の浪費を抑制できる。また、シール性能に影響を与えにくい。その上、突起48,49は、シール部44,47の片側の内側壁に設けられているので、両側に設けられる場合に比べて、より一層材料の浪費を抑制でき、シール性能に与える影響を抑制できる。
特に、本実施形態では、前記突起48,49にあっては、クリップ50の頭部51が乗り上げないような工夫が施されている。折角突起を設けたとしても、クリップ50によるドアウエザストリップ5の取付前段階において、クリップ50が基底部42,45に対し上下動し、クリップ50の頭部51が突起に乗り上げてしまったのでは、依然として回動してしまったり、別の不具合が生じたりするおそれがある。この点、本実施形態では、クリップ50の頭部51が突起48,49に乗り上げてしまうことがないため、上記した不具合が生じない。
さらに、本実施形態の押出成形部7の如く、シール部32にくびれ部33を形成してクリップの回動を規制することも有意ではある。一方で、型成形部8にあっては、そのようなくびれ部を形成することは金型のアンダーカット構造を余儀なくされるため、成形に支障を来たし、実状にそぐわない。この点、本実施形態によれば、シール部44,47は、基底部42,45に対し、略垂直に延びる一対の側壁部と、両側壁部の先端同士を連結するアーチ状の連結部とを具備しているため、アンダーカット構造とはならず、金型設計上、成形上の悪影響がない。このように本実施形態では、かかる構成下にあって、内壁に突起48,49を設けるという上記構成を採用することで、成形に制約の多い型成形部8にあって、成形への支障を生ずることなく、クリップ50回動による不具合を防止できるという特段の効果が奏されるのである。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、ドアウエザストリップ5について具体化しているが、取付けられる部位は特に限定されるものではなく、例えばボディ側に取着されるウエザストリップ4をはじめ、型成形部がクリップで取付けられてなる他のウエザストリップにも適用することもできる。
(b)上記実施形態では、ドアウエザストリップ5をEPDMにより構成しているが、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の他の素材により構成してもよい。
(c)ウエザストリップ(型成形部)の断面形状についても、必ずしも上記実施形態のものに限定される訳ではない。
(d)クリップについても、必ずしも上記実施形態のもの(クリップ50)に限定されるものではない。従って、例えばフランジ53を省略したような構成としてもよいし、係止部54が四方に突出する構成としてもよい。
フロントドアが開状態にある自動車の斜視図である。 ドアウエザストリップを模式的に示す側面図である。 押出成形部を示す図2のJ−J線断面図である。 別の押出成形部を示す図2のK−K線断面図である。 押出成形部がクリップで取付けられた状態を示す図2のL−L線断面図である。 クリップを示す斜視図である。 型成形部がクリップで取付けられた状態を示す図2のM−M線断面図である。 型成形部がクリップで取付けられた状態を示す図2のN−N線断面図である。 従来技術におけるウエザストリップのクリップによる取付構造の一例を示す断面図である。 従来技術におけるウエザストリップの取付構造の不具合を説明するウエザストリップの平面模式図である。
符号の説明
1…自動車ボディ、3…ドア、5…ドアウエザストリップ、6,7…押出成形部、8,9…型成形部、42,45…基底部、43,46…中空部、44,47…シール部、48,49…突起、50…クリップ、51…頭部、52…首部、53…フランジ部、54…係止部、55…脚部、DF…ドアフレーム。

Claims (6)

  1. 基底部と、該基底部から突出して中空部を形成するシール部とを有してなる型成形部を備えたウエザストリップであって、
    前記基底部には、被装着体への装着のためのクリップ用の孔が形成されているとともに、前記孔に対応して、前記シール部の内壁には前記クリップの回動規制のための突起を一体的に形成したことを特徴とするウエザストリップ。
  2. 基底部と、該基底部から突出して中空部を形成するシール部とを有してなる型成形部を備えたウエザストリップであって、
    前記基底部には、ボディ又はドアフレームへの装着のためのクリップ用の孔が形成されているとともに、
    前記クリップは、少なくとも前記中空部内に位置し、長手方向に沿って延びる頭部と、前記孔に対応し、前記頭部よりも小径の首部と、前記ボディ又はドアフレームの孔に嵌め込まれる脚部とを具備するよう構成され、
    前記孔に対応して、前記シール部の内壁には前記頭部の一側に略当接し、前記クリップの回動規制のための突起を一体的に形成したことを特徴とするウエザストリップ。
  3. 前記突起は、前記シール部の片側の内側壁に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウエザストリップ。
  4. 前記突起は、前記クリップの頭部が乗り上げないよう形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のウエザストリップ。
  5. 前記シール部は、前記基底部に対し、略垂直に延びる一対の側壁部と、前記両側壁部の先端同士を連結するアーチ状の連結部とを具備していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のウエザストリップ。
  6. 基底部と、該基底部から突出して中空部を形成するシール部とを有してなり、前記基底部には、クリップ用の孔が形成されてなる型成形部を備えたウエザストリップを、前記孔を介してクリップを取着し、当該クリップをボディ又はドアフレームへ装着せしめてなるウエザストリップの取付構造において、
    前記クリップは、少なくとも前記中空部内に位置し、長手方向に沿って延びる頭部と、前記孔に対応し、前記頭部よりも小径の首部と、前記ボディ又はドアフレームの孔に嵌め込まれる脚部とを具備しており、
    前記孔に対応して前記シール部の片側の内壁に前記頭部の一側に略当接する突起を一体的に設けることで、前記クリップの回動を規制するよう構成したことを特徴とするウエザストリップの取付構造。
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