JP6185742B2 - 異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 - Google Patents
異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6185742B2 JP6185742B2 JP2013088544A JP2013088544A JP6185742B2 JP 6185742 B2 JP6185742 B2 JP 6185742B2 JP 2013088544 A JP2013088544 A JP 2013088544A JP 2013088544 A JP2013088544 A JP 2013088544A JP 6185742 B2 JP6185742 B2 JP 6185742B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anisotropic conductive
- conductive film
- circuit member
- group
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Description
したがって、低温での加熱により、又は加熱を必要とせずに用いることができる異方性導電フィルムが望まれている。
前記LEDとしては、発光波長が365nmであるLEDが主流となっている。
したがって、発光波長が365nmであるLEDを用いた光照射に対して利用できる異方性導電フィルムが望まれている。
したがって、室内照明に曝露されても、十分な接続性が得られる異方性導電フィルムが望まれている。
<1> 第1の回路部材の端子と第2の回路部材の端子とを異方性導電接続させる異方性導電フィルムであって、
膜形成樹脂と、ラジカル重合性化合物と、オキシムエステル型光重合開始剤と、波長365nmの光の透過率が40%以上かつ波長400nmの光の透過率が30%以下の化合物とを含有することを特徴とする異方性導電フィルムである。
<2> 更に、導電性粒子を含有する前記<1>に記載の異方性導電フィルムである。
<3> オキシムエステル型光重合開始剤が、下記一般式(1)で表される化合物である前記<1>から<2>のいずれかに記載の異方性導電フィルムである。
<4> オキシムエステル型光重合開始剤が、1,2−オクタンジオン−1−[4−(フェニルチオ)−2−(O−ベンゾイルオキシム)]、及びエタノン−1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−1−(O−アセチルオキシム)の少なくともいずれかである前記<1>から<3>のいずれかに記載の異方性導電フィルムである。
<5> 波長365nmの光の透過率が40%以上かつ波長400nmの光の透過率が30%以下の化合物が、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントオレンジ73、及びキナクリドン顔料の少なくともいずれかである前記<1>から<4>のいずれかに記載の異方性導電フィルムである。
<6> 第1の回路部材の端子と第2の回路部材の端子とを異方性導電接続させる接続方法であって、
前記第1の回路部材の端子上に前記<1>から<5>のいずれかに記載の異方性導電フィルムを配置する第1の配置工程と、
前記異方性導電フィルム上に前記第2の回路部材を、前記第2の回路部材の端子が前記異方性導電フィルムと接するように配置する第2の配置工程と、
前記異方性導電フィルムに365nmの光を照射する光照射工程とを含むことを特徴とする接続方法である。
<7> 端子を有する第1の回路部材と、端子を有する第2の回路部材と、前記第1の回路部材と前記第2の回路部材との間に介在して前記第1の回路部材の端子と前記第2の回路部材の端子とを電気的に接続する異方性導電フィルムの硬化物とを有し、
前記異方性導電フィルムが、前記<1>から<5>のいずれかに記載の異方性導電フィルムであることを特徴とする接合体である。
本発明の異方性導電フィルムは、膜形成樹脂と、ラジカル重合性化合物と、オキシムエステル型光重合開始剤と、波長365nmの光の透過率が40%以上かつ波長400nmの光の透過率が30%以下の化合物とを少なくとも含有し、好ましくは導電性粒子を含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
前記異方性導電フィルムは、第1の回路部材の端子と第2の回路部材の端子とを異方性導電接続させる異方性導電フィルムである。
前記膜形成樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フェノキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ブタジエン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。前記膜形成樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、製膜性、加工性、接続信頼性の点からフェノキシ樹脂が好ましい。
前記フェノキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンより合成される樹脂などが挙げられる。
前記フェノキシ樹脂は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記ラジカル重合性化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イソブチルアクリレート、エポキシアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート、テトラメチレングリコールテトラアクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシプロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシメトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシエトキシ)フェニル]プロパン、ジシクロペンテニルアクリレート、トリシクロデカニルアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ウレタンアクリレートなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、前記アクリレートをメタクリレートにしたものが挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記オキシムエステル型光重合開始剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、下記一般式(1)で表される化合物が好ましい。
前記波長365nmの光の透過率が40%以上かつ波長400nmの光の透過率が30%以下の化合物としては、波長365nmの光の透過率が40%以上かつ波長400nmの光の透過率が30%以下であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、C.I.ピグメントレッド53:1(例えば、BASF社製のIRGALITE RED CBNLなど)、C.I.ピグメントオレンジ73(例えば、BASF社製のIRGAZIN DPP Orange RAなど)、及び前述の光透過特性を有するキナクリドン顔料(例えば、BASF社製のCINQUASIA Magenta RT−355−Dなど)などが挙げられる。
前記導電性粒子としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、金属粒子、金属被覆樹脂粒子などが挙げられる。
これらの中でも、ニッケル、銀、銅が好ましい。これらの金属粒子は、表面酸化を防ぐ目的で、その表面に金、パラジウムを施していてもよい。更に、表面に金属突起や有機物で絶縁皮膜を施したものを用いてもよい。
前記樹脂粒子への金属の被覆方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無電解めっき法、スパッタリング法などが挙げられる。
前記樹脂粒子の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ベンゾグアナミン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン−シリカ複合樹脂などが挙げられる。
前記平均粒子径は、任意に10個の導電性粒子について測定した粒子径の平均値である。
前記粒子径は、例えば、走査型電子顕微鏡観察により測定できる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シランカップリング剤などが挙げられる。
前記シランカップリング剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エポキシ系シランカップリング剤、アクリル系シランカップリング剤、チオール系シランカップリング剤、アミン系シランカップリング剤などが挙げられる。
前記シランカップリング剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記第1の回路部材、及び前記第2の回路部材としては、端子を有し、前記異方性導電フィルムを用いた異方性導電接続の対象となる回路部材であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、端子を有するガラス基板、端子を有するプラスチック基板、IC(Integrated Circuit)、TAB(Tape Automated Bonding)テープ、Flex−on−Glass(フレックスオンガラス、FOG)、Chip−on−Glass(チップオンガラス、COG)、Chip−on−Flex(チップオンフレックス、COF)、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)、Flex−on−Flex(フレックスオンフレックス、FOF)、液晶パネルなどが挙げられる。
前記端子を有するプラスチック基板の材質、構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、端子を有するリジット基板、端子を有するフレキシブル基板などが挙げられる。
前記ICとしては、例えば、フラットパネルディスプレイ(FPD)における液晶画面制御用ICチップなどが挙げられる。
前記第1の回路部材、及び前記第2の回路部材は、同じ回路部材であってもよいし、異なる回路部材であってもよい。
本発明の接続方法は、第1の配置工程と、第2の配置工程と、光照射工程とを少なくとも含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
前記接続方法は、第1の回路部材の端子と第2の回路部材の端子とを異方性導電接続させる方法である。
前記第1の配置工程としては、前記第1の回路部材の端子上に本発明の前記異方性導電フィルムを配置する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記第2の配置工程としては、前記異方性導電フィルム上に前記第2の回路部材を、前記第2の回路部材の端子が前記異方性導電フィルムと接するように配置する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記光照射工程としては、前記異方性導電フィルムに365nmの光を照射する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記光の照射は、前記異方性導電フィルムに対して、前記第1の回路部材の側から行ってもよいし、前記第2の回路部材の側から行ってもよい。即ち、前記異方性導電フィルムへの前記光の照射は、前記第1の回路部材越しに行ってもよいし、前記第2の回路部材越しに行ってもよい。
前記加熱及び押圧する処理は、前記光照射を行う前に開始し、前記光照射が終了するまで行うことが好ましい。
前記加熱押圧部材としては、例えば、加熱機構を有する押圧部材などが挙げられる。前記加熱機構を有する押圧部材としては、例えば、ヒートツールなどが挙げられる。
前記加熱の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、80℃〜140℃が好ましい。
前記押圧の圧力としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.1MPa〜100MPaが好ましい。
前記加熱及び押圧の時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、0.5秒間〜120秒間が挙げられる。
本発明の接合体は、第1の回路部材と、第2の回路部材と、異方性導電フィルムの硬化物とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
前記異方性導電フィルムの硬化物は、前記第1の回路部材と前記第2の回路部材との間に介在して前記第1の回路部材の端子と前記第2の回路部材の端子とを電気的に接続している。
<異方性導電フィルムの作製>
フェノキシ樹脂(品名:PKFE、巴工業株式会社製)47質量部、ウレタンアクリレート(品名:EBECRYL600、ダイセル・サイテック株式会社製)35質量部、アクリルモノマー(品名:A−DCP、新中村化学工業株式会社製)5質量部、シランカップリング剤(品名:KBM−503、信越化学工業株式会社製)2質量部、オキシムエステル型光重合開始剤(品名:イルガキュア OXE 01、BASF社製)3質量部、IRGALITE RED CBNL(BASF社製、0.5質量%トルエン溶液の波長365nmの光の透過率が63%かつ波長400nmの光の透過率が20%)0.5質量部、及び導電性粒子(品名:AUL704、積水化学工業株式会社製、平均粒子径4μm)6質量部を均一に混合した。混合後の配合物をシリコーン処理したPET(ポリエチレンテレフタレート)上に乾燥後の平均厚みが14μmとなるようにバーコーターで塗布し、70℃で5分間乾燥し、導電性導電フィルムを作製した。
以下の方法により接合体を製造した。
第2の回路部材として、評価用COF(チップオンフレックス)(デクセリアルズ株式会社評価用基材、50μmP(ピッチ)、Cu8μmt(厚み)−Snめっき、PI(ポリイミド)38μmt(厚み)−S’perflex基材)を用いた。
第1の回路部材として、ITOコーティングガラス(デクセリアルズ株式会社評価用基材、全表面ITOコート、ガラス厚み0.7mm)を用いた。
前記第1の回路部材上に、幅1.5mmにスリットした前記異方性導電フィルムを配置した。配置する際、80℃、1MPa、1秒間で貼り付けた。続いて、その異方性導電フィルム上に、前記第2の回路部材を前記異方性導電フィルムからはみ出さないように配置した。続いて、緩衝材(テフロン(登録商標)、厚み0.15mm)を介して、加熱ツール(幅1.5mm)により100℃、4MPa、3秒間にて圧着後、圧力を加えた状態で前記第1の回路部材側からLED−UV装置(ZUV−30H、オムロン株式会社製)にて、波長365nmの光を2秒間照射(照度600W/cm)し、接合体を得た。
作製した接合体について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
蛍光灯曝露では、蛍光灯(FPL27EX−N、TWINBIRD社製、27W)の直下2mに異方性導電フィルムを置き、3時間放置した。
接合体の初期の導通抵抗値(Ω)を以下の方法で測定した。
具体的には、上記接合体の製造と同様の方法で、図1に示すような試験体を作製して、デジタルマルチメーター(品番:デジタルマルチメータ7555、横河電機株式会社製)を用いて4端子法にて電流1mAを流したときの抵抗値を測定した。30チャンネルについて抵抗値を測定し、最大の抵抗値を測定値とした。
赤外分光装置(フーリエ変換型赤外分光(FT−IR))を用いて、接続前後のビニル基(重合性基)を測定し、その変化から反応率を測定した。
具体的には、異方性導電フィルム作製直後にIR分析を行い、1,640cm−1の吸収を基準として、蛍光灯曝露をしない条件における接続後の反応率、蛍光灯曝露後の接続前の反応率、蛍光灯曝露をした条件での接続後の反応率を測定した。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、オキシムエステル型光重合開始剤3質量部を6質量部に変えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、オキシムエステル型光重合開始剤3質量部を1質量部に変えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、IRGALITE RED CBNL 0.5質量部を1.0質量部に変えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、IRGALITE RED CBNL 0.5質量部を0.2質量部に変えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、オキシムエステル型光重合開始剤をオキシムエステル型光重合開始剤(品名:イルガキュア OXE 02、BASF社製)に代えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、IRGALITE RED CBNLをCINQUASIA Magenta RT−355−D(BASF社製、0.5質量%トルエン溶液の波長365nmの光の透過率が52%かつ波長400nmの光の透過率が26%)に代えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、IRGALITE RED CBNLをIRGAZIN DPP Orange RA(BASF社製、0.5質量%トルエン溶液の波長365nmの光の透過率が55%かつ波長400nmの光の透過率が30%)に代えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、ウレタンアクリレートをウレタンアクリレート(品名:EBECRYL204、ダイセル・サイテック株式会社製)に代えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、導電性粒子を導電性粒子(品名:AUL705、積水化学工業株式会社製、平均粒子径5μm)に代えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、オキシムエステル型光重合開始剤をアルキルフェノン型光重合開始剤(イルガキュア184、BASF社製)に代え、かつIRGALITE RED CBNLを配合しなかった以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
比較例1において、アルキルフェノン型光重合開始剤3質量部を8質量部に変えた以外は、比較例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、IRGALITE RED CBNLを配合しなかった以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
比較例3において、オキシムエステル型光重合開始剤3質量部を1質量部に変えた以外は、比較例3と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
<異方性導電フィルムの作製>
実施例1において、IRGALITE RED CBNLをイルガキュア400(BASF社製)に代えた以外は、実施例1と同様にして、異方性導電フィルムを得た。
実施例1と同様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
なお、イルガキュア400は、波長365nmの光の透過率が40%以上かつ波長400nmの光の透過率が90%以上であった。
その中でも、オキシムエステル型光重合開始剤の含有量が、2質量%〜5質量%であり、かつ波長365nmの光の透過率が40%以上かつ波長400nmの光の透過率が30%以下の化合物がC.I.ピグメントレッド53:1(BASF社製のIRGALITE RED CBNL)であり、その含有量が、0.3質量%〜0.6質量%である実施例1、6、9、及び10は、蛍光灯曝露時の反応が少なく、かつ蛍光灯曝露がある場合、及びない場合のいずれにおいても、導通抵抗が非常に優れていた。
比較例3〜5では、蛍光灯曝露において硬化が起こり、導通抵抗が不十分であった。
Claims (4)
- 第1の回路部材の端子と第2の回路部材の端子とを異方性導電接続させる異方性導電フィルムであって、
膜形成樹脂と、ラジカル重合性化合物と、オキシムエステル型光重合開始剤と、波長365nmの光の透過率が40%以上かつ波長400nmの光の透過率が30%以下の化合物と、導電性粒子とを含有し、
前記オキシムエステル型光重合開始剤が、1,2−オクタンジオン−1−[4−(フェニルチオ)−2−(O−ベンゾイルオキシム)]、及びエタノン−1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−1−(O−アセチルオキシム)の少なくともいずれかであることを特徴とする異方性導電フィルム。 - 波長365nmの光の透過率が40%以上かつ波長400nmの光の透過率が30%以下の化合物が、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントオレンジ73、及びキナクリドン顔料の少なくともいずれかである請求項1に記載の異方性導電フィルム。
- 第1の回路部材の端子と第2の回路部材の端子とを異方性導電接続させる接続方法であって、
前記第1の回路部材の端子上に請求項1から2のいずれかに記載の異方性導電フィルムを配置する第1の配置工程と、
前記異方性導電フィルム上に前記第2の回路部材を、前記第2の回路部材の端子が前記異方性導電フィルムと接するように配置する第2の配置工程と、
前記異方性導電フィルムに365nmの光を照射する光照射工程とを含むことを特徴とする接続方法。 - 端子を有する第1の回路部材と、端子を有する第2の回路部材と、前記第1の回路部材と前記第2の回路部材との間に介在して前記第1の回路部材の端子と前記第2の回路部材の端子とを電気的に接続する異方性導電フィルムの硬化物とを有し、
前記異方性導電フィルムが、請求項1から2のいずれかに記載の異方性導電フィルムであることを特徴とする接合体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013088544A JP6185742B2 (ja) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | 異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 |
KR1020140045868A KR102189972B1 (ko) | 2013-04-19 | 2014-04-17 | 이방성 도전 필름, 접속 방법, 및 접합체 |
CN201410160482.7A CN104109486B (zh) | 2013-04-19 | 2014-04-21 | 各向异性导电膜、连接方法及接合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013088544A JP6185742B2 (ja) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | 異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014210878A JP2014210878A (ja) | 2014-11-13 |
JP6185742B2 true JP6185742B2 (ja) | 2017-08-23 |
Family
ID=51706481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013088544A Active JP6185742B2 (ja) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | 異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6185742B2 (ja) |
KR (1) | KR102189972B1 (ja) |
CN (1) | CN104109486B (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6425899B2 (ja) * | 2014-03-11 | 2018-11-21 | デクセリアルズ株式会社 | 異方性導電接着剤、接続体の製造方法及び電子部品の接続方法 |
JP2017135065A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | デクセリアルズ株式会社 | 異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 |
JP7095227B2 (ja) * | 2016-05-05 | 2022-07-05 | デクセリアルズ株式会社 | 異方性導電フィルム |
JP7013649B2 (ja) * | 2017-01-27 | 2022-02-01 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 接着剤組成物、フィルム状接着剤、接続構造体及びその製造方法 |
JP7130917B2 (ja) * | 2017-01-30 | 2022-09-06 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 接着剤組成物、回路接続材料、フィルム状接着剤、接続構造体及びその製造方法 |
CN109957350B (zh) * | 2017-12-14 | 2021-08-17 | 常州强力电子新材料股份有限公司 | 各向异性导电膜、用于形成其的组合物及其应用 |
CN109957349B (zh) * | 2017-12-14 | 2022-02-22 | 常州强力电子新材料股份有限公司 | 各向异性导电膜、用于形成其的组合物及其应用 |
CN109957351B (zh) * | 2017-12-14 | 2021-11-26 | 常州强力电子新材料股份有限公司 | 各向异性导电膜、用于形成其的组合物及其应用 |
JP2020070434A (ja) | 2018-10-23 | 2020-05-07 | 日本化薬株式会社 | 接着剤組成物 |
CN113557273B (zh) * | 2019-03-13 | 2023-06-16 | 株式会社力森诺科 | 电路连接用黏合剂膜及其制造方法、电路连接结构体的制造方法以及黏合剂膜收纳套组 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4967276B2 (ja) * | 2005-08-09 | 2012-07-04 | 日立化成工業株式会社 | 回路接続材料並びに回路端子の接続構造体及び接続方法 |
JP4663679B2 (ja) * | 2007-05-08 | 2011-04-06 | 太陽ホールディングス株式会社 | 光硬化性樹脂組成物、ドライフィルム、硬化物、及びプリント配線板 |
JP5295527B2 (ja) * | 2007-07-18 | 2013-09-18 | 協立化学産業株式会社 | 積層構造体の製造方法及びそれに使用する接着剤 |
JP5471376B2 (ja) * | 2009-12-04 | 2014-04-16 | 東レ株式会社 | 有機−無機複合導電性パターン形成用感光性ペーストおよび有機−無機複合導電性パターンの製造方法 |
KR20120033893A (ko) * | 2010-09-30 | 2012-04-09 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 감광성 수지 조성물 |
JP2012167271A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-09-06 | Sanyo Chem Ind Ltd | 感光性組成物 |
-
2013
- 2013-04-19 JP JP2013088544A patent/JP6185742B2/ja active Active
-
2014
- 2014-04-17 KR KR1020140045868A patent/KR102189972B1/ko active IP Right Grant
- 2014-04-21 CN CN201410160482.7A patent/CN104109486B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104109486B (zh) | 2018-07-20 |
KR102189972B1 (ko) | 2020-12-11 |
CN104109486A (zh) | 2014-10-22 |
KR20140125733A (ko) | 2014-10-29 |
JP2014210878A (ja) | 2014-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6185742B2 (ja) | 異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 | |
CN1926675B (zh) | 各向异性导电连接方法及各向异性导电粘合膜 | |
WO2012137754A1 (ja) | 異方性導電フィルム、接合体の製造方法、及び接合体 | |
TW201603055A (zh) | 異向性導電膜及其製造方法 | |
JP2015172109A (ja) | 異方性導電接着剤、接続体の製造方法及び電子部品の接続方法 | |
WO2018180685A1 (ja) | 異方性導電接着剤及び接続体の製造方法 | |
WO2017130754A1 (ja) | 異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 | |
JP5956362B2 (ja) | 異方性導電フィルム、接続方法、及び接合体 | |
TW201627450A (zh) | 自由基聚合型接著劑組成物、及電連接體之製造方法 | |
TWI648156B (zh) | 異向性導電膜及其製造方法 | |
CN109957349B (zh) | 各向异性导电膜、用于形成其的组合物及其应用 | |
JP2019077756A (ja) | 接着剤組成物、フィルム状接着剤、接続構造体及びその製造方法 | |
TWI651195B (zh) | 異向性導電膜及其製造方法 | |
WO2016052130A1 (ja) | 異方性導電フィルム、及び接続方法 | |
JP5705003B2 (ja) | 接続構造体の製造方法 | |
JP6456170B2 (ja) | 接続方法、及び接合体 | |
WO2016076398A1 (ja) | 光硬化系異方性導電接着剤、接続体の製造方法及び電子部品の接続方法 | |
CN109957350B (zh) | 各向异性导电膜、用于形成其的组合物及其应用 | |
CN109957351B (zh) | 各向异性导电膜、用于形成其的组合物及其应用 | |
JP7234032B2 (ja) | 接着フィルムの製造方法、接着フィルム、及び接続体の製造方法 | |
JP2018119103A (ja) | 接着剤組成物、フィルム状接着剤、接続構造体及びその製造方法 | |
JP2018065916A (ja) | 接続体の製造方法 | |
JP2017175015A (ja) | 接続体の製造方法 | |
JP7130917B2 (ja) | 接着剤組成物、回路接続材料、フィルム状接着剤、接続構造体及びその製造方法 | |
JP2001323233A (ja) | 異方導電性接着剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170728 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6185742 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |