JP6184259B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交換可能な現像剤容器から現像装置へ補給用現像剤を補給する画像形成装置に関する。詳しくは現像剤容器の交換後速やかに画像形成を開始させても、開始後の現像剤のトナー濃度の低下を許容範囲に収めることができる制御に関する。
トナーとキャリアを含む現像剤(二成分現像剤)を用いて像担持体の静電像をトナー像に現像する現像装置を装備した画像形成装置が広く用いられている。トナーを含む補給用現像剤を収容する現像剤容器を画像形成装置に交換可能に装備して、現像剤容器単位で補給用現像剤を補給する画像形成装置が広く用いられている。現像装置には、通常、トナー濃度(現像剤に占めるトナー重量比)を検出するセンサが配置され、画像形成ごとのトナー消費量とセンサ出力とに応じた補給量の補給用現像剤が、画像形成に伴って現像装置に補給される。
現像剤容器を交換可能に装備した画像形成装置では、現像剤容器の交換後、現像剤補給部が補給用現像剤の補給を開始させると直ちに現像装置内へ補給用現像剤が流れ込む訳ではない。現像剤容器から取り出された補給用現像剤が現像装置に到達して攪拌混合されてトナー濃度が回復するまでに十秒以上の時間を要する。
このため、現像剤容器を交換可能に装備した画像形成装置では、通常、現像剤容器が交換されると、一旦、画像形成を中止して現像剤補給部を十秒以上作動させた後に画像形成を許可している(特許文献1)。
しかし、現像剤容器の交換後、現像剤補給部を自動的に作動させると、その間、画像形成を開始できないため、画像形成装置にダウンタイムが発生する。特に、現像容器が複数装備されるフルカラー画像形成装置の場合、現像剤容器の個数倍の頻度でそのようなダウンタイムが発生して、画像形成装置の稼働率を低下させる。
そこで、特許文献2では、一成分現像方式(磁性トナー方式)の画像形成装置において、現像剤容器の交換後、直ちに画像形成を開始可能にしている。現像剤補給部に複数段階のトナーレベルセンサを設けて、最も低いトナーレベルを割り込んだ場合にのみ、画像形成を停止させて、現像剤補給部からのトナー補給を継続している。
特開2005−62848号公報 特開2007−65325号公報
二成分現像方式の現像装置では、トナーがいくら消費されても現像装置内の現像剤の量はほとんど変わらないため、特許文献2のようなトナーレベルセンサを用いる方法は採用できない。そこで、現像剤容器の交換後、直ちに画像形成を許可し、その後、現像装置内のトナー濃度が通常レベルよりも低く設定した第一基準値未満となった場合に、画像形成を禁止して、現像剤補給部からのトナー補給を継続させる制御が提案された。
しかし、トナー濃度センサは、温度湿度、トナー帯電量、現像剤の流動状態に応じて出力が大きく変動するため、トナー濃度センサの出力に基づく判断では、必要な画像形成の禁止が実行されない場合がある。確実に画像形成の禁止を実行して、トナー濃度が過剰に低下することを回避するために第一基準値を高く設定すると、不必要に画像形成が禁止される頻度が高くなって、画像形成装置のダウンタイムが増加する。
本発明は、必要な画像形成の禁止が確実に実行される一方で、不必要な画像形成の禁止が実行されないようにして、現像装置内のトナー濃度が許容範囲を超えて低下することを回避しつつ、画像形成装置のダウンタイムを削減することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、静電像を担持可能な像担持体と、トナーとキャリアを含む現像剤を用いて前記像担持体の静電像をトナー像に現像する現像装置と、交換可能に設けられた現像剤容器に収納された補給用現像剤を前記現像装置に補給する補給部と、前記現像装置内のトナー濃度に関する情報を検知可能な検知手段と、前記現像剤容器の交換動作が行われたかどうかを判断するための情報を検知する交換検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて画像形成動作を禁止するとともに、前記交換検知手段の検知結果に基づいて画像形成動作の禁止を解除するように画像形成動作を制御する制御部と、を備えたものである。そして、前記制御部は、画像形成動作の禁止を解除した後、所定条件に到達するまでの間は前記検知手段の検知結果に関わらず画像形成動作を許可するとともに、前記所定条件に到達した時の前記検知手段の検知結果に基づいて、画像形成動作を禁止するか否か決定する。
本発明の画像形成装置では、現像剤容器の交換動作が行われると画像形成動作の禁止を解除して所定条件に達するまで検知手段の検知結果に関わらず画像形成動作を許可する。このため、一律に画像形成動作を禁止する場合よりもダウンタイムが少なくてすむ。そして、所定条件に達した時の検知手段の検知結果に基づいて、画像形成動作を禁止するか否か決定する。このため、一律に画像形成動作を禁止し続ける場合よりも現像装置内のトナー濃度が許容範囲を超えて低下することを回避し易い。
したがって、必要な画像形成の禁止が確実に実行される一方で、不必要な画像形成の禁止が実行されないで済む。現像装置内のトナー濃度が許容範囲を超えて低下することを回避しつつ、画像形成装置のダウンタイムを削減することができる。
画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部の構成の説明図である。 現像剤補給部の構成の説明図である。 比較例2の制御におけるトナー濃度の変化の説明図である。 画像形成枚数とトナー濃度の低下量の関係の説明図である。 ビデオカウント累積値とトナー濃度の低下量の関係の説明図である。 実施例1の制御のフローチャートである。 実施例1の制御の効果の説明図である。 実施例2の制御の説明図である。 実施例3の制御のフローチャートである。 参考例1の制御のフローチャートである。 参考例1の制御の効果の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施例1>
図2に示すように、像担持体の一例である感光ドラム13は、静電像を担持可能である。現像装置の一例である現像装置2は、トナーとキャリアを含む現像剤を用いて感光ドラム13の静電像をトナー像に現像する。補給部の一例である現像剤補給部7は、交換可能に設けられた現像剤容器の一例であるトナーボトル70に収納された補給用現像剤を現像装置2に補給する。
検知手段の一例であるインダクタセンサ26は、現像装置内のトナー濃度を検知可能である。交換検知手段の一例であるトナーボトルセンサ76は、トナーボトル70の交換動作が行われたかどうかを判断するための情報を検知する。
制御部の一例である制御部100は、インダクタセンサ26の検知結果に基づいて現像剤補給部7の補給動作を制御する。制御部100は、入力画像情報に基づく画像形成ごとのトナー消費量と現像装置内のトナー濃度の検知結果とに基づいて、現像剤のトナー濃度が所定の基準値を保つように補給用現像剤を画像形成に伴って補給させる。
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置80は、中間転写ベルト81の上向き面に画像形成部85を配置した中間転写方式のモノクロプリンタである。
画像形成部85では、感光ドラム13にトナー像が形成されて中間転写ベルト81に転写される。
中間転写ベルト81に転写されたトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Pへ二次転写される。分離ローラ62は、記録材カセット60から引き出した記録材Pを1枚ずつに分離して、レジストローラ41へ送り出す。レジストローラ41は、中間転写ベルト81のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを二次転写部T2へ送り込む。トナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置90で加熱加圧を受けて表面に画像を定着される。
中間転写ベルト81は、テンションローラ37、対向ローラ39、及び駆動ローラ38に掛け渡して支持され、駆動ローラ38に駆動されて矢印X方向に回転する。二次転写ローラ40は、対向ローラ39に支持された中間転写ベルト81に当接して二次転写部T2を形成する。二次転写ローラ40に正極性の直流電圧が印加されることで、中間転写ベルト81上のトナー像が記録材Pへ移転する。ベルトクリーニング装置50は、中間転写ベルト81にクリーニングブレードを摺擦させて、中間転写ベルト81の表面に付着した転写残トナーを回収する。
(画像形成部)
図2は画像形成部の構成の説明図である。図2に示すように、画像形成部85は、感光ドラム13を囲んで、帯電装置11、露光装置12、現像装置2、転写ローラ14、ドラムクリーニング装置15を配置している。感光ドラム13は、アルミニウム製シリンダの外周面に感光層を形成しており、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
帯電装置11は、負極性の直流電圧VDに交流電圧Vacを重畳した振動電圧を帯電ローラに印加して、感光ドラム13を一様な負極性の電位VDに帯電させる。本実施例では、直流電圧VD=−600V、交流電圧Vac=1.5kVppである。
露光装置12は、画像を展開した走査線画像信号をON−OFF変調したレーザ光を回転ミラーで走査して、感光ドラム13の表面に画像の静電像を書き込む。暗部電位VD=−600Vに帯電した感光ドラム13の表面電荷が露光により放電して、明部電位VL=100Vの静電像が形成される。露光装置12のレーザ光は、強度を0〜255の範囲で変更でき、レーザの光強度を変更することで、静電像の電位を変更できる。レーザ光強度Lを0〜255に変更したときの感光ドラム13上の電位をV(L)とする。
現像装置2は、感光ドラム13の静電像をトナー像に現像する。転写ローラ14は、中間転写ベルト81を押圧して、感光ドラム13と中間転写ベルト81の間に転写部を形成する。転写ローラ14に正極性の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム13に担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト81へ転写される。ドラムクリーニング装置15は、感光ドラム13にクリーニングブレードを摺擦させて、感光ドラム13の表面に付着した転写残トナーを除去する。
(現像装置)
現像装置2は、帯電極性が負極性のトナー(非磁性)と帯電極性が正極性のキャリア(磁性)を含む二成分現像剤を使用する。現像装置2の内部は、隔壁213によって現像室212と攪拌室211とに区画されている。隔壁213の手前側と奥側の端部に、現像室212と攪拌室211とを相互に連通させる開口部が形成されている。
現像室212には第一搬送スクリュー222が配置されている。第一搬送スクリュー222は、現像室212の現像剤を攪拌搬送しつつ現像スリーブ232に供給する。現像スリーブ232に担持された現像剤は、感光ドラム13との対向部でトナーを消費され、トナー濃度が低下した現像剤が現像室212に戻される。トナー濃度が低下した現像剤は、現像室212の下流側の開口部を通じて攪拌室211へ受け渡される。
攪拌室211には第二搬送スクリュー221が配置されている。第二搬送スクリュー221は、現像剤補給部7より供給された未使用トナーを攪拌室211の現像剤に混合しつつ搬送して現像剤のトナー濃度を均一化する。トナーを補給されてトナー濃度が回復した現像剤は、攪拌室211の下流側の開口部を通じて現像室212へ受け渡される。現像スリーブ232、第一搬送スクリュー222、及び第二搬送スクリュー221は、共通の現像駆動モータ27によって駆動される。
現像室212には、現像スリーブ232が回転自在に配置される。現像スリーブ232内には、周面に磁極を配置したマグネット231が非回転に配置されている。マグネット231の磁極は、3極以上が好ましく、本実施例では5極である。現像室212の第一搬送スクリュー222で攪拌された現像剤は、マグネット231の汲み上げ極N3の磁力によって現像スリーブ232の表面に拘束され、現像スリーブ232の回転に伴って搬送される。現像剤は、マグネット231のカット極S2の磁力によって現像スリーブ232の表面から起立して磁気穂を形成する。起立した磁気穂が規制ブレード25によって所定の長さにカットされることにより、現像スリーブ232の表面に均一な層厚で現像剤が担持される。層厚規制された現像剤は、現像スリーブ232の回転に伴って感光ドラム13と対向する現像領域へ搬送され、現像極N1の磁力によって現像スリーブ232の表面から起立して現像剤の磁気ブラシを形成する。
現像剤の磁気ブラシが感光ドラム13の周面を摺擦している状態で、電源D2は、直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を現像スリーブ232に印加する。本実施例では、直流電圧Vdc=−500Vに交流電圧Vac=1.3kVppを重畳した。これにより、磁気ブラシから負極性に帯電したトナーのみが感光ドラム13の静電像に移転する。感光ドラム13の表面には、明部電位DLと直流電圧Vdcの差電位である現像コントラストVcont=−100V−(−500V)に応じたトナー載り量のトナー像が現像される。
(現像剤補給部)
図3は現像剤補給部の構成の説明図である。図2に示すように、現像装置2には、トナーボトル70を着脱可能に装備した現像剤補給部7が付設されている。現像装置2は、画像形成に伴って現像剤中のトナーのみが消費されて、現像剤のトナー濃度TDが低下する。現像剤補給部7は、現像装置2で消費されたトナー量に見合った量の新しいトナーをトナーボトル70から現像装置2へ補給して、現像剤のトナー濃度TDを所定範囲に保つ。
図3に示すように、トナーボトル70内には、下トナー搬送スクリュー72及び上トナー搬送スクリュー71が配置される。下トナー搬送スクリュー72と上トナー搬送スクリュー71とは、ギアで連結され、補給モータ73に駆動されて一体に回転する。上トナー搬送スクリュー71は、トナーボトル70の上部にあるトナーを搬送して下トナー搬送スクリュー72に受け渡す。下トナー搬送スクリュー72は、補給口75を通じて現像装置(2:図2)にトナーを補給する。
制御部100は、回転検知センサ74の出力に基づいて下トナー搬送スクリュー72による現像装置(2:図2)へのトナー補給量を1回転単位で検知する。補給モータ73を1回転させると、現像装置(2:図2)に下トナー搬送スクリュー72の1ピッチ相当のトナーが補給される。
現像剤補給部7に付設されたトナーボトルセンサ76は、トナーボトル70の上部を検知して、トナーボトル70の有無の検出信号を出力する。制御部100は、トナーボトルセンサ76の出力に基づいて、トナーボトル70の取り外し、トナーボトル70の交換を判断する。
(トナー補給制御)
図2に示すように、1枚の画像が現像されるごとに、現像装置2から1枚の画像分のトナーが取り出されて、現像装置2内を循環する現像剤のトナー比率(トナー濃度TD)が低下する。制御部100は、1枚の画像ごとにトナー消費量を求めて、トナー消費量に相当するトナーを、1枚の画像形成ごとにトナーボトル70から現像装置2へ補給する。トナー消費検知手段の一例である制御部100は、1枚の画像の画像情報からビデオカウント値Vcを算出し、ビデオカウント値Vcに係数A(Vc)を乗じて、1枚の画像形成で消費されたトナー量に対応するビデオカウント補給量M(Vc)を求める。画像の画像比率に応じてビデオカウント値Vcは変化する。画像比率100%(全面最高濃度画像)の画像を1枚出力したときのビデオカウント値Vcは、Vc=1023である。画像比率が100%とは、記録材の全面に黒画像のトナー像が隙間なく形成される状態である。1枚の画像の画像比率に応じてビデオカウント値Vcは変化する。
M(Vc)=Vc×A(Vc) ・・・(式1)
しかし、1枚の画像ごとに求めるトナー消費量には誤差があり、誤差が累積すると現像剤のトナー濃度TDが少しずつ当初の値から乖離して、最終的に不適切な値になる可能性がある。例えば、現像剤のトナー濃度TDが低下すると、トナー帯電量が上昇して、同一の静電像に現像される画像濃度が低下する。
そこで、補給制御部の一例である制御部100は、インダクタセンサ26を用いて現像装置2内を循環する現像剤のトナー濃度TDを実測している。そして、現像剤のトナー濃度TDを第一基準値の一例である8%に近付けるように、現像剤補給部7から現像装置2へ補給されるトナー量を調整する。制御部100は、現像剤のトナー濃度TDが8.0%に保たれるように、トナー消費量に応じて補給されるトナー量を修正して、現像剤のトナー濃度TDを一定に保ち、画像濃度の再現性を確保している。
図2に示すように、現像装置2の攪拌室211の壁面にインダクタセンサ26が設けられている。インダクタセンサ26は、攪拌室211を搬送される現像剤の透磁率を検出して現像剤のトナー濃度TDに応じた出力を発生する。制御部100は、インダクタセンサ26の出力に基づいて現像剤のトナー濃度TD(Indc)を判別する。
制御部100は、N−1枚目の画像形成時におけるインダクタセンサ26の出力から、N枚目のトナー補給を行う前の現像剤のトナー濃度TD(Indc)を求める。制御部100は、実測したトナー濃度TD(Indc)と目標トナー濃度TD(target)との差分値に係数:A(Indc)をかけてインダクタ補給量M(Indc)を求める。
M(Indc)=(TD(target)−TD(Indc))×A(Indc)・・・(式2)
式2中、係数A(Vc)、A(Indc)は、ROM102に固定値として記録され、目標トナー濃度TD(target)は、RAM103において変更可能に保持されている。
1枚の画像ごとのトナー補給量Mは、ビデオカウント補給量M(Vc)とインダクタ補給量M(Indc)と残補給量M(remain)の合計である。残補給量M(remain)は、N−1枚目の画像形成時において、下トナー搬送スクリュー72の1回転単位では補給を実施できなかった1回転分に満たない補給量を積算した残補給量である。なお、計算の結果、トナー補給量M<0になった場合、トナー補給量M=0とする。
M=M(Vc)+M(Indc)+M(remain) ・・・(式3)
次に、求めたトナー補給量Mを下トナー搬送スクリュー72の1回転当たりの単位補給量Tで除して補給モータ73の回転回数Bを算出する。単位補給量Tは、ROM102に固定値で記録されている。
B=M/T ・・・(式4)
N枚目の画像形成時、式4で算出した回転回数Bだけ補給モータ73を回転させる。なお、回転回数Bの小数点以下は切り捨てとし、回転回数Bの小数点以下に相当するトナー補給量を上述した残補給量M(remain)とする。
M(remain)=M−B×T ・・・(式5)
(トナーボトル残量判定)
図2に示されるように、トナーボトル70内のトナーが無くなると、現像装置2でトナー消費が続く一方で現像剤補給部7からのトナー補給が途絶えるので、現像装置2内の現像剤のトナー濃度TDが目標トナー濃度TD(target)を割り込む。
そこで、制御部100は、実測したトナー濃度TD(Indc)と目標トナー濃度TD(target)の差分値ΔTD(old)が基準値(−1%未満)となる状態が3枚連続で検出されると、「トナーボトル70=空」と判定する。トナーボトル70にトナーが残っている条件は次式である。
ΔTD(old)=TD(Indc)−TD(target)≧−1.0%・・・(式6)
制御部100は、「トナーボトル70=空」と判定すると、操作パネルの表示画面300に、「トナーボトルを交換してください」のメッセージを表示して、画像形成を停止する。「トナーボトル70=空」と判定された場合、直ちに画像形成動作を禁止して、表示画面300上にトナーボトル交換指示「トナーボトルを交換してください」を表示する。
(トナーボトル交換判定)
制御部100は、表示画面300にトナーボトル交換要求指示が表示された状態で、トナーボトルセンサ76の出力に基づいて、トナーボトル70の取り外しと再取り付けを判断する。トナーボトル70が現像剤補給部7から抜かれると、トナーボトルセンサ76がトナーボトル70を検知しなくなって、表示画面300には「トナーボトルなし」が表示される。その後、現像剤補給部7にトナーボトル70が挿入されると、トナーボトルセンサ76がトナーボトル70を検知するようになって、表示画面300には「トナーボトル70の交換完了」が表示される。
(比較例1)
図2に示すように、比較例1では、制御部100は、「トナーボトル70の交換完了」を判断すると、補給モードのシーケンスを自動的に実行する。補給モードでは、画像形成を中止した状態で、インダクタセンサ26の出力に基づいてインダクタ補給量M(Indc)を求める。そして、インダクタ補給量M(Indc)に相当する回転回数Bだけ補給モータ73を作動させて、現像装置2内の現像剤に不足分のトナーを補給する。補給モードの実行後、現像剤のトナー濃度TDが目標トナー濃度TD(target)にまで高められると、画像形成の禁止を解除して、画像形成の再開を許可する。
比較例1の制御は、トナーボトル70を交換した直後に画像形成装置80が使えないという課題を有する。補給モードでまとまった量のトナーが現像装置2に補給されると、補給モードの前後でトナー帯電量が違ってきて画像濃度の再現性が損なわれる。トナーボトル70を交換するユーザーにとって、トナーボトル70の交換直後に画像形成装置80が使えないことはストレスになりえる。ユーザビリティーの観点から、トナーボトル70を交換した直後に画像形成装置80を使えることが求められる。
(比較例2)
図4は比較例2の制御におけるトナー濃度の変化の説明図である。図4中、(a)は画像比率10%(実線)、(b)は画像比率80%(点線)である。図2を参照して図4に示すように、比較例2では、制御部100は、「トナーボトル70の交換完了」を判断すると、補給モードを実行することなく、そのまま画像形成を許可する。
図4の曲線(a)に示されるように、制御部100は、目標トナー濃度TD(target)=8.0%にて上述のトナー補給制御を実行しており、実測したトナー濃度TD(Indc)が7%を下回ると、「トナーボトル70=空」と判断する。制御部100は、実測したトナー濃度TD(Indc)が7%を割り込んで、「差分値ΔTD(old)≦−1%」になると、画像形成を禁止して表示画面300にトナーボトル交換要求指示を表示させる。説明の都合上、トナーボトル70は、図4中、▽のタイミングで新品に交換されるとする。
図4の曲線(a)に示されるように、画像比率10%の場合、トナーボトル70の交換後、実測したトナー濃度TD(Indc)は少し低下するが、その後は、トナーの補給が間に合って目標トナー濃度TD(target)に回復するため、問題は発生しない。オフィス環境で使用される一般的な画像形成装置は、多くの場合、出力画像の画像比率が10%以下であり、トナー濃度TDを回復させる補給モードのシーケンスを実施しなくても問題にならない場合が多い。
しかし、図4の曲線(b)に示されるように、画像比率80%の場合、トナーボトル交換後、実測したトナー濃度TD(Indc)は大きく低下して、目標トナー濃度TD(target)に回復するまでに時間がかかる。二成分現像剤では、トナー濃度TDが低すぎる状態で画像形成を行うと、キャリアが感光ドラム13へ移転し易くなるので好ましくない。画像比率の高い出力画像をプリントする機会の多いユーザーの場合、補給モードを実行しないと、現像剤のトナー濃度TDが低くなり過ぎる可能性が高くなる。一般的なオフィス環境でも、トナーボトル70の交換直後にたまたま画像比率の高い出力画像が続くと、現像剤のトナー濃度TDが低くなり過ぎる場合がある。
したがって、比較例2の制御の課題は、新しいトナーボトル70に交換されていても、トナー消費量の多い画像を出力してしまうと、トナーボトル70からのトナー補給が間に合わず、現像装置2内の現像剤のトナー濃度TDが大きく低下することである。
(比較例3)
図5は画像形成枚数とトナー濃度の低下量の関係の説明図である。図5中、(a)は画像比率10%、(b)は画像比率30%、(c)は画像比率50%、(d)は画像比率80%である。図2を参照して図5に示すように、比較例3では、制御部100は、トナーボトル70が交換されたと判断すると、補給モードを実行することなくそのまま画像形成を許可する。そして、画像形成を続けている間に、実測したトナー濃度TD(Indc)が基準値を下回った場合、直ちに画像形成を中止して補給モードを実行する。
図5に示すように、現像剤のトナー濃度TDが7.0%に低下して式6の関係を満たさなくなったので、タイミング▽にてトナーボトル70の交換がされ、交換後、補給モードを実行しないで0枚から画像形成を再開させたとする。(a)の画像比率10%では、交換したトナーボトル70からのトナー供給が間に合うので、実測したトナー濃度TD(Indc)が6.5%を下回ることなく8%に回復する。このため、現像剤のトナー濃度TDが低くなり過ぎる問題は生じない。したがって、画像比率10%では、補給モードの制御を実施する必要が無い。
しかし、画像形成の再開後、画像比率が高いほど実測したトナー濃度TD(Indc)は大きく低下して、実測したトナー濃度TD(Indc)の回復に時間がかかる。(c)の画像比率50%、(d)の画像比率80%の場合は、実測したトナー濃度TD(Indc)が6.5%を大きく下回るため、現像剤のトナー濃度TDが低くなり過ぎる。したがって、トナーボトル70の交換後、画像比率50%、80%で画像形成を行う場合には、補給モードを実行すべきである。
比較例3の制御によって補給モードの実施の可否を判断する場合、現像剤のトナー濃度TDが低くなり過ぎることを確実に阻止しようとすると、補給モードの実施頻度が増えてしまう。トナーボトル70の交換後、画像比率が高い画像形成が連続する場合、実測したトナー濃度TD(Indc)の低下速度が早いため、補給モードの実施の可否を判断する基準値を高く設定する必要があるからである。
そこで、以下の実施例では、トナーボトル70の交換後、画像比率の高い出力画像が続く場合には補給モードのシーケンスを実行させる一方、画像比率の低い出力画像が続く場合には補給モードのシーケンスを省略している。
(実施例1の制御)
図6はビデオカウント累積値とトナー濃度の低下量の関係の説明図である。図7は実施例1の制御のフローチャートである。図8は実施例1の制御の効果の説明図である。図6、図8中、(a)は画像比率10%、(b)は画像比率30%、(c)は画像比率50%、(d)は画像比率80%である。
図2に示すように、実施例1では、通常画像形成時は、現像装置内のトナー濃度の検知結果に基づいて、現像剤のトナー濃度が基準値よりも低い第1閾値を下回る場合は画像形成を禁止する。インダクタセンサ26の検知結果が第1閾値を下回った場合に画像形成動作を禁止する。その後、画像形成動作の禁止を解除した後、所定条件に到達した時は、第1閾値よりも高い第2閾値に基づいて画像形成動作の禁止の可否を決定する。
制御部の一例である制御部100は、インダクタセンサ26の検知結果に基づいて画像形成動作を禁止する。制御部100は、現像装置内のトナー濃度が所定の基準値8.0%よりも低く設定した第1閾値7%を下回ると画像形成動作を禁止する。
交換検知手段の一例であるトナーボトルセンサ76は、トナーボトル70の交換動作が行われたかどうかを判断するための情報を検知する。制御部100は、トナーボトルセンサ76の検知結果に基づいて画像形成動作の禁止を解除し、その後、所定条件に到達するまでの間はインダクタセンサ26の検知結果に関わらず画像形成動作を許可する。所定条件に到達するまでの間とは、画像形成動作の禁止を解除してから消費されたトナー消費量が所定量に到達するまでの期間である。
トナー消費検知手段の一例である制御部100は、画像形成に伴うトナー消費量に対応する情報としてビデオカウント値の累積値Vsumを検知可能である。制御部100は、トナーボトル70の交換動作が行われると累積値Vsumに達して所定のトナー消費量に達するまで画像形成動作の禁止を解除する。
制御部100は、累積値Vsumに達した時のインダクタセンサ26の検知結果に基づいて、画像形成動作を禁止するか否か決定する。制御部100は、累積値Vsumに達した時のインダクタセンサ26の検知結果に基づいて画像形成動作を禁止する場合には、画像形成動作を禁止した状態で現像剤補給部7を所定時間作動させる補給モードを実行する。制御部100は、現像装置内のトナー濃度が第1閾値7.0%以上に設定された第2閾値7.5%を下回っていると補給モードを実行して現像装置2に補給用現像剤を補給する。しかし、現像装置内のトナー濃度が第2閾値以上(7.5%以上)であれば、補給モードを実行することなく画像形成動作を禁止しないで、現像装置2に通常の制御で補給用現像剤を補給する。
画像形成動作の禁止(補給モードの実行)の可否を決定する閾値7.5%は、トナーボトル70の空を検知して画像形成動作の禁止の可否を決定する閾値7.0%よりも高い。制御部100は、補給モード実行後の現像装置内のトナー濃度が閾値7.5%未満であれば補給モードを繰り返し実行させ、補給モードを所定回数実行しても現像装置内のトナー濃度が閾値7.5%未満であればトナーボトル70の再交換を要求する。
図6は、図5の(a)〜(d)について、横軸をトナーボトル70の交換後の累積画像形成枚数からトナーボトル70の交換後のビデオカウント値Vcの累積値に書き換えたものである。図6に示すように、トナーボトル70の交換後、トナー濃度TD(Indc)が7.0%の状態から画像形成が開始される。このとき、ビデオカウント値Vcの累積値に対する実測したトナー濃度TD(Indc)の下がり方の傾きは、トナーボトル70の交換後の画像形成の画像比率に依らずほぼ同じである。そして、画像比率が高いほど、トナーボトル70の交換後のトナー補給が追い付いてトナー濃度TDが下がり切った値が小さくなる。
したがって、トナーボトル70の交換後、ビデオカウント値Vcの累積値が2046に到達するまでは一律に補給モードを実行しないで画像形成可能とする。これにより、トナーボトル70の交換後、画像比率によらず、トナー濃度TDがNGラインの6.5%を下回る事態を確実に回避できる。
そして、ビデオカウント値Vcの累積値が2046に達する直前に実測したトナー濃度TD(Indc)が補給モードの実施の可否を判断する第2閾値7.5%を割り込んでいる場合に補給モードを実行する。
図6に示すように、実施例1では、基準値は8.0%、第1閾値は7.0%、第2閾値は7.5%である。所定量の一例であるビデオカウント値Vcの累積値2046は、以下のように設定されている。すなわち、トナーボトル70の交換後の画像形成動作において最大トナー消費量の画像形成を継続した場合に、NGラインを下回る直前のトナー消費量の累積量に応じて定められている。図6中、新品判断トナー濃度=7.5%とは、補給モードの実施の可否を判断する閾値である。
補給モードでは画像形成が禁止されるため、それ以上のトナー濃度TDの低下は発生せず、トナー濃度TDがNGラインの6.5%を割り込んで画像形成がされる事態は確実に回避される。
図2を参照して図7に示すように、制御部100は、第1モードの画像形成動作において、少なくとも入力画像情報とインダクタセンサ26の検知結果とに基づいて第2モードの一例である補給モードを実行するか否かを決定する。補給モードは、画像形成動作を再度禁止させて現像剤補給部7による補給動作を実行させる。
制御部100は、入力画像情報に基づく画像形成ごとのトナー消費量の累積量が所定値に達して所定のトナー消費量に達したときの現像装置内のトナー濃度が第2閾値未満の一例である7.5%未満であれば、第2モードの一例である補給モードを実行する。補給モードでは、画像形成動作を禁止した状態で現像装置2に補給用現像剤を補給する。しかし、所定のトナー消費量に達したときの現像剤のトナー濃度が第1閾値以上に設定された第2閾値以上の一例である7.5%以上であれば画像形成動作を禁止しない。
制御部100は、トナーボトル70が交換されると(S1)、補給モードを実行することなく、そのまま画像形成の再開を許可する(S2)。制御部100は、1枚の画像ごとにビデオカウント値Vcを積算して上述したトナー補給制御を実行する。同時に、トナーボトル70交換後の画像形成を通じたビデオカウント値Vcの累積値Vsumを求めて、累積値Vsumが2046に到達するのを待つ(S3)。
制御部100は、累積値Vsumが2046に到達したら、直前の画像形成時に実測したトナー濃度TD(Indc)を評価して、補給モードの実行の可否を判断する。例えば、N+1枚目に累積値Vsumが2046に到達したら、N枚目の画像形成時に実測したトナー濃度TD(Indc)と目標トナー濃度TD(target)の差分値ΔTDとが、式7の関係を満たすか否かを判断する(S4)。
ΔTD=TD(Indc)−TD(target)≧−0.5%・・・(式7)
制御部100は、式7の関係を満たす場合、補給モードは実施せず、そのまま画像形成の継続を許可する(S5)。制御部100は、式7の関係を満たさない場合、補給モードを実施する(S6)。補給モードでは、補給モータ73を10回転させると同時に現像駆動モータ27を10秒間作動させる(S7)。
補給モータ73の回転数と、現像駆動モータ27の作動秒数は、現像剤補給部7が作動開始してからビデオカウント値Vcの累積値Vsum=2046相当のトナーが現像装置2へ流れ込むまでの時間に対応している。ビデオカウント値Vcの累積値Vsum=2046相当のトナーを現像装置2に補給することで、6.5%〜7.5%の範囲にある現像装置2内の現像剤のトナー濃度TDは、ほぼ確実に7%以上に回復する。そして、補給モード後に実行される画像形成では、現像装置2内の現像剤のトナー濃度TDは、ほぼ確実にTD(target)に回復する。
制御部100は、現像駆動モータ27の回転開始から9〜10秒の間にインダクタセンサ26の出力を取り込んで実測したトナー濃度TD(Indc)を求める(S8)。制御部100は、実測したトナー濃度TD(Indc)と目標トナー濃度TD(target)の差分値ΔTD(New)を求め、差分値ΔTD(New)が式8の関係を満たすか否かを判断する。
ΔTD(New)=TD(Indc)−TD(target)≧−0.5%・・・(式8)
制御部100は、式8の関係を満たす場合(S9のYes)、補給モードを終了して、画像形成の再開を許可する(S10)。しかし、第2モード実行後の現像装置内のトナー濃度が基準値未満であれば、第2モードを再度実行させる。制御部100は、式8の関係を満たさない場合(S9のNo)、補給モード(S7、S8)を最大3回繰り返す(S11のNo)。
再交換要求手段の一例である制御部100は、補給モードを所定回数実行しても現像装置内のトナー濃度が第2閾値未満であればトナーボトル70の再交換を要求する。制御部100は、補給モード(S7、S8)を3回実施しても式8の関係を満たさない場合(S11のYes)、交換されたトナーボトル70が空だったと判断して、画像形成を停止する(S12)。そして、操作パネルの表示画面300に「再度トナーボトルを交換してください」のメッセージを表示する(S13)。
(実施例1の制御の効果)
図2を参照して図8に示すように、画像比率10%では、累積値Vsumが2046に達した段階で式7の関係を満たしていたので、補給モードの制御は実施されなかった。画像比率を10%においては、補給モードの制御によるダウンタイムを発生させることなく実測したトナー濃度TD(Indc)を回復させることができた。
画像比率30%、50%、80%では、累積値Vsumが2046に達した段階で式7の関係を満たしていなかったので、それぞれタイミング▽において補給モードが実行された。その結果、画像比率によらず、実測したトナー濃度TD(Indc)の大きな低下は回避できた。
実施例1の制御によれば、トナーボトル70の交換後、出力される画像のトナー消費の累積量に応じて必要な場合のみ画像形成装置を禁止するので、ユーザーの快適性の確保と現像剤のトナー濃度の過剰な低下防止とが両立する。現像剤のトナー濃度が過剰に低下するリスクを低く保った状態で、補給モードの実行頻度を最小限度に抑えることができる。
実施例1の制御によれば、トナーボトル70の交換後の画像形成の画像比率が低いときは補給モードを実行しない。そして、トナーボトル70の交換後の画像形成の画像比率が高いときは、補給モードを実行して、現像剤のトナー濃度が過剰に低下することを回避する。
実施例1の制御によれば、トナーボトル70の交換後に画像比率の低い画像形成が続く場合には、累積値Vsumが2046に達する前に現像剤のトナー濃度が十分に回復しているため、不必要な補給モードの実行を確実に阻止できる。画像形成ごとのトナー消費量が加味されるため、トナーボトル70の交換後の画像形成枚数のみで補給モードの実行の可否を判断する場合に比較して、現像剤のトナー濃度が過剰に低下する事態を確実に回避できる。トナーボトル70の交換後のインダクタセンサ26の出力変化のみで補給モードの実行の可否を判断する場合に比較して、現像剤のトナー濃度が過剰に低下する事態を確実に回避できる。
実施例1の制御によれば、画像形成ごとのトナー消費量の多寡にかかわらず、補給モードを実行すべきか否かを正確に判断できる。トナーボトル70の交換後、所定画像形成量の画像形成を行うことで、画像形成ごとのトナー消費量の多寡を正確に判別して補給モードの実行の可否を判断できる。トナー消費量が多ければ、所定画像形成量の画像形成後の現像剤のトナー濃度が低いため補給モードが確実に実行される。トナー消費量が少なければ、所定画像形成量の画像形成後の現像剤のトナー濃度が高いため、補給モードを挟むことなく画像形成が継続される。
<実施例1の変形例>
式7における−0.5%の数値は、インダクタセンサ26の検知精度等も考慮して、他の値にしても構わない。式7における−0.5%の数値を高くし過ぎると、補給モードの実施頻度が増えすぎてしまうので、当該数値は、−0.8〜−0.2%の範囲が望ましい。また、第2モードの実行の可否を判断するトナー濃度の閾値は、トナーボトル70内のトナーが無いと判断してトナーボトル70の交換を要求する際のトナー濃度の閾値よりも大きいことが望ましい。トナーボトル70が新しいものか否かの判断を誤判断する可能性が低くなるからである。
一方、式8における−0.5%の数値は、他の値にしても構わないが、補給モードにおいてトナー補給がされていると確実に判断できる−0.8%以上の数値を選択することが望ましい。トナーボトル70の交換を判断するトナー濃度の閾値7.0%の数値も目標トナー濃度との関係で別の値に設定してよい。
実施例1では、トナーボトル70の交換時期をインダクタセンサ26の出力に基づいて判断するが、他の手段によって、トナーボトル70の交換時期を判断してもよい。トナーボトル70の重量を検知したり、トナーボトル70の出口で補給用現像剤の有無を検知したりして、トナーボトル70が空であることを判断してもよい。
交換されたトナーボトル70が空であったことを判断するための上記累積3回の回数(S11)については、トナーボトル70の補給性能に合わせて、回数を最適化することができる。
尚、実施例1では、トナーボトル70の交換後、トナー消費量が所定量に到達したときのトナー濃度に基づいて、画像形成動作の再度禁止の可否を決定したが、判断時期は、これに限定されない。トナーボトル70の交換後、NGラインを下回らない条件であれば所定条件に到達するまでは、画像形成を許可し、所定条件に到達した場合に画像形成を禁止するか判断する構成であればよい。例えば、トナーボトル70の交換後、トナー消費量の代りに、現像スリーブの駆動時間が所定時間に到達したときのトナー濃度に基づいて画像形成動作の再度禁止の可否を決定してもよい。トナーボトル70の交換後、所定のプリント枚数に到達したときのトナー濃度に基づいて画像形成動作の再度禁止の可否を決定してもよい。また、上記所定時間、所定プリント枚数は、出力する画像の画像量に基づいて変更する構成であってもよい。例えば、低印字率の場合は高印字率の場合に比べて、上記所定時間を長く変更する、もしくは所定プリント枚数を多く変更しても良い。
<実施例2>
図9は実施例2の制御の説明図である。図2に示すように、実施例1では、トナーボトル70の交換後、ビデオカウント値Vcの累積値Vsumが2046の固定値に達した後にトナー濃度TD(Indc)を実測した。そして、実測したトナー濃度TD(Indc)と目標トナー濃度TD(target)とを比較して補給モードの実行の可否を判断した。これに対して、図9に示すように、実施例2では、目標トナー濃度TD(target)の値に合わせて補給モードの実行判断を行うビデオカウント値Vcの累積値Vsumを変更する。
図9に示すように、実施例2では、実施例1と同様、目標トナー濃度TD(target)が8%であれば、累積値Vsumが2046まで無条件に画像形成を継続する。しかし、目標トナー濃度TD(target)が実施例1よりも2%高い10%であれば、累積値Vsumが3069まで無条件に画像形成を継続する。そして、目標トナー濃度TD(target)が実施例1よりも4%高い12%であれば、累積値Vsumが4092まで無条件に画像形成を継続する。
すなわち、現像装置2内の現像剤の目標トナー濃度TD(target)が高いほど、同じトナー消費量の画像形成を継続していても、現像剤のトナー濃度TDが過剰な低下水準である6.5%に到達するまでの時間が長くなる。その分、トナーボトル70の交換後に補給モードを実行することなく画像形成を継続できる時間を長く確保できる。補給モードの実施の可否を判断するタイミングを規定するビデオカウント値Vcの累積値Vsumを、実施例1の2046よりも大きく設定できる。累積値Vsumを大きくすることで、画像比率が高い画像形成が継続する場合でも、補給モードの実行頻度を低下させて、ダウンタイムを解消できる可能性が増す。
実施例2の制御によれば、現像剤のトナー濃度TDが過剰な低下水準である6.5%に到達する可能性が低い場合には補給モードを省略して補給モードの実行頻度を低下できる。現像剤のトナー濃度TDが6.5%を下回る可能性が高まる直前まで補給モードを実行することなく画像形成を継続しても、現像剤のトナー濃度TDが6.5%を割り込み続ける事態を回避できる。
<実施例3>
図10は実施例3の制御のフローチャートである。図10中、S14以外のステップは、実施例1と同一であるため、図7と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図2を参照して図10に示すように、実施例3では、制御部100は、補給モードを3回実施しても実測したトナー濃度TD(Indc)が上昇しない場合(S11のYes)、表示画面300に「トナーボトル再交換」の表示を出す(S13)。
ここで、表示画面300に「トナーボトル再交換」を表示した状況下では、実測したトナー濃度TD(Indc)が限界まで低下している可能性が高い。実測したトナー濃度TD(Indc)が限界まで低下した状態で、トナーボトル70交換後に画像形成を許可すると、実測したトナー濃度TD(Indc)が限界を割り込んで、感光ドラム13にキャリアが移転する可能性が高くなる。
そこで、制御部100は、表示画面300に「トナーボトル再交換」の表示を出して、トナーボトル70の交換がされた場合(S14)、無条件で補給モードを実施して、さらなるトナー濃度TD(Indc)の低下を阻止する(S6)。
図3を参照して図10に示すように、制御部100は、トナーボトルセンサ76の出力によってトナーボトル70の交換を判断すると、画像形成を中止した状態で補給モードを実施する(S6)。これにより、空のトナーボトル70を誤って装着した場合でも現像剤のトナー濃度TDが6.5%を割り込み続ける事態を回避できる。
<実施例4>
実施例1では、トナーボトルの交換検知結果に基づいて、画像形成再開した後、トナー消費量が所定量に到達前はトナー濃度に関わらず画像形成動作を許可した。そして、トナーボトル交換後のトナー消費量が所定量に達したときのトナー濃度に基づいて、再度画像形成動作を禁止することの可否を決定した。これに対して、実施例4では、画像形成再開後の所定期間の間は、トナー濃度と閾値に基づいて画像形成動作を禁止するとともに、該閾値は所定期間中の画像比率の平均値に基づいて変更することを特徴とする。
具体的には、画像比率の平均値が高い方が低い場合よりも、閾値が高くなるように設定している。こうすることで、現像装置内のトナー濃度が許容範囲を超えて低下することを回避しつつ、不必要に画像形成動作が禁止されてダウンタイムが増加することを削減することができる。
さらに具体的には、以下のように閾値を変更している。
(1)画像比率の平均値80%以上の場合:閾値6.9%
(2)画像比率の平均値20%以上80%未満の場合:閾値6.7%
(3)画像比率の平均値20%未満の場合:閾値6.5%
実施例4では、交換検知結果に基づいて画像形成動作が再開された後の所定期間中において、画像比率が高い画像が画像形成されるほど、より高い閾値で画像形成動作の禁止の可否が決定される。したがって、画像比率が高い画像形成が連続して実行される場合は、早い段階で画像形成動作を禁止させる一方、画像比率が高い画像形成が連続して実行されない場合は、不必要に画像形成動作を禁止させないようにできる。
尚、本実施例における所定期間とは、実施例1と同様、トナー消費量が所定量に到達するまでの期間である。また、上述したように、判断時期を決めるパラメータは、トナー消費量の代りに、所定プリント枚数や、現像スリーブの駆動時間であってもよい。
<その他の実施例>
本発明は、現像剤容器の交換後、トナー消費の累積量が所定累積量に達するまでは補給モードを実行することなく画像形成を継続させる限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
二成分現像剤を使用する現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置であれば、帯電方式、転写方式、定着方式に関わらず実施できる。実施例1乃至3に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
検知手段は、現像装置内のトナー濃度に関する情報を検知可能な種々の手段を利用できる。例えば、パッチ検知センサによって検知してもよい。入力画像情報は、露光装置のビデオカウント情報、画像データの平均画像比率情報であってもよい。
補給モードの実行の可否は、トナー消費の累積量が所定累積量付近における、インダクタセンサ26から複数回取得した複数のトナー濃度TD(Indc)から演算したトナー濃度TD変化率(インダク変化率)で判断してもよい。
目標トナー濃度TD(target)は、操作パネルの表示画面や外部パソコンのモニタ画面を通じて手動設定により変更してもよい。非画像形成時に感光ドラム13にパッチ画像を形成し、パッチ画像のトナー載り量の測定結果に応じて自動的に変更してもよい。
交換検知手段は、現像剤容器の交換動作が行われたかどうかを判断するための情報を制御部が検知できる種々の手段を利用できる。例えば、トナーボトル70に新品判断のためのタグメモリ素子もしくは通電すると焼き切れる抵抗素子を付設し、素子の検出信号に基づいて「トナーボトル70の交換完了」を判断してもよい。トナーボトル交換扉に開閉検知センサを付設して開閉動作を検知して「トナーボトル70の交換完了」を判断してもよい。「トナーボトル70の交換要求」の表示がされた状態で、表示画面300上に「トナーボトルを交換しましたか?」という疑問文を表示させ、ユーザーに「OK」ボタンを押してもらうことで、「トナーボトル70の交換完了」を判断してもよい。
また、トナーボトル70の交換後、補給モータ73と現像駆動モータ27とを10秒間作動させた後にトナー濃度TD(Indc)を実測して、回復が見られない場合に「トナーボトル70が空」と判断してもよい。
<比較例1>
図11は比較例1の制御のフローチャートである。図12は実施例1の制御の効果の説明図である。図12中、(a)は画像比率10%、(b)は画像比率30%、(c)は画像比率50%、(d)は画像比率80%である。
実施例1、2、3では、ビデオカウント値Vcの累積値Vsumが所定値に達したときに実測したトナー濃度TD(Indc)の値によって補給モードの実施の可否を判断した。これに対して、比較例1では、実測したトナー濃度TD(Indc)の値のみで補給モードの実行の可否を判断する。
図2を参照して以下に示すように、比較例1では、ビデオカウント値Vcを利用せず、インダクタセンサ26により実測したトナー濃度TD(Indc)の値のみで各種の判断を実行する。
(A)目標トナー濃度TD(target):8.0%
(B)交換判断トナー濃度TD(old) :7.0%
(C)回復判断トナー濃度TD(mode):6.7%
(D)新品判断トナー濃度TD(new) :7.5%
(a)実施例1と同様に、制御部100は、現像装置2内の現像剤のトナー濃度を、目標トナー濃度TD(target)=8.0%に維持するように、現像剤補給部7から現像装置2へ補給されるトナー量を調整する。
(b)実施例1と同様に、制御部100は、現像装置2内の現像剤のトナー濃度が交換判断トナー濃度TD(old)=7.0%に低下すると、「トナーボトル70=空」と判定して、「トナーボトルの交換」を要求する。
(c)実施例1とは異なり、制御部100は、現像装置2内の現像剤のトナー濃度が3枚の画像形成で連続して回復判断トナー濃度TD(mode)=6.7%を下回ると、画像形成を禁止して補給モードを実行する。
(d)実施例1と同様に、制御部100は、補給モードを実行した場合、現像装置2内の現像剤のトナー濃度が新品判断トナー濃度TD(new)=7.5%まで回復すると、補給モードを終了して画像形成を許可する。
図2を参照して図11に示すように、制御部100は、上記(b)のように「トナーボトル70=空」と判断すると表示画面300に「トナーボトルを交換してください」を表示して、画像形成を禁止する(S13)。そして、実施例1と同様に、トナーボトルの交換がされると(S1)、補給モードを実行することなく画像形成を許可する(S2)。
制御部100は、画像形成の開始後、画像形成の開始後、制御部100は、インダクタセンサ26により実測した刻々のトナー濃度TD(Indc)を連続3回分、メモリ103に記録して、各測定値を順番に新しい値に更新してゆく。そして、メモリ103に記録された3個のトナー濃度TD(Indc)の数値のすべてが目標トナー濃度TD(target)よりも1.3%以上低い値になると、上記(c)のように判断して(S3B)、補給モードを実行する(S6)。
すなわち、N枚目に実測されたトナー濃度TD(Indc)と目標トナー濃度TD(target)の差分値ΔTD(N)が、以下の関係を3枚連続で満たしているかを判断する。1枚で判断すると、インダクタセンサ26の検知誤差の影響が大きくて補給モードの判断を誤る可能性が出てくるからである。
ΔTD(N)=TD(Indc)−TD(target)≦−1.3%・・・(式10)
制御部100は、式10の関係を満たしている場合(S3B)、補給モードを開始して(S6)、補給モータ73を10回転させ、現像駆動モータ27を10秒間回転させる(S7)。制御部100は、現像駆動モータ27の回転開始から9〜10秒の間の刻々のトナー濃度TD(Indc)を実測する(S8)。そして、上記(d)の判断がされると、補給モードを終了して、画像形成の再開を許可する(S10)。すなわち、次式の関係が満たされた時点で補給モードを終了する。
ΔTD比(New)=TD(Indc)−TD(target)≧−0.5%・・・(式11)
図11中、ステップS9以下の各ステップは、実施例1と同一の制御であるため、図7と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
(実施例1との対比)
図2を参照して図12に示すように、トナーボトル70の交換後、それぞれの画像比率の画像を用いて画像出力を行うと、インダクセンサ26で実測したトナー濃度TD(Indc)が推移する。
その結果、画像比率50%では、TD比がNG値の6.5%近くの状態がしばらく継続している。さらに、画像比率80%については、トナー濃度6.7%を検知した後のトナー補給が間に合わず、TD比の下がりが大きくなって、NG値の6.5%を大きく下回っている。
2 現像装置、7 現像剤補給部、11 帯電装置、12 露光装置
13 感光ドラム、14 転写ローラ、15 ドラムクリーニング装置
211 攪拌室、212 現像室、213 隔壁
221 第二搬送スクリュー、222 第一搬送スクリュー
231 マグネット、232 現像スリーブ、25 層厚規制ブレード
26 インダクタセンサ、27 現像駆動モータ
39 二次転写内ローラ、40 二次転写外ローラ、70 トナーボトル
71 上トナー搬送スクリュー、72 下トナー搬送スクリュー
73 補給モータ、81 中間転写ベルト、90 定着装置
100 制御部

Claims (6)

  1. 静電像を担持可能な像担持体と、
    トナーとキャリアを含む現像剤を用いて前記像担持体の静電像をトナー像に現像する現像装置と、
    交換可能に設けられた現像剤容器に収納された補給用現像剤を前記現像装置に補給する補給部と、
    前記現像装置内のトナー濃度に関する情報を検知可能な検知手段と、
    前記現像剤容器の交換動作が行われたかどうかを判断するための情報を検知する交換検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて画像形成動作を禁止するとともに、前記交換検知手段の検知結果に基づいて画像形成動作の禁止を解除するように画像形成動作を制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、
    前記制御部は、画像形成動作の禁止を解除した後、所定条件に到達するまでの間は前記検知手段の検知結果に関わらず画像形成動作を許可するとともに、前記所定条件に到達した時の前記検知手段の検知結果に基づいて、画像形成動作を禁止するか否か決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、通常画像形成時は、前記検知手段の検知結果が第1閾値を下回った場合に画像形成動作を禁止し、画像形成動作の禁止を解除した後、前記所定条件に到達した時は、前記第1閾値よりも高い第2閾値に基づいて画像形成動作の禁止の可否を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定条件は、画像形成動作の禁止を解除してから消費されたトナー消費量が所定量に到達することであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記所定条件に到達した時の前記検知手段の検知結果に基づいて画像形成動作を禁止する場合には、画像形成動作を禁止した状態で前記補給部を所定時間作動させる補給モードを実行し、前記補給モード実行後の前記現像装置内のトナー濃度が所定の基準値未満であれば前記補給モードを繰り返し実行させ、前記補給モードを所定回数実行しても前記現像装置内のトナー濃度が前記所定の基準値未満であれば前記現像剤容器の再交換を要求することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 静電像を担持可能な像担持体と、
    トナーとキャリアを含む現像剤を用いて前記像担持体の静電像をトナー像に現像する現像装置と、
    交換可能に設けられた現像剤容器に収納された補給用現像剤を前記現像装置に補給する補給部と、
    前記現像装置内のトナー濃度に関する情報を検知可能な検知手段と、
    前記現像装置内のトナー濃度を所定の基準値に近付けるように前記検知手段の出力に基づいて前記補給部を制御する補給制御部と、
    前記現像剤容器の交換動作が行われたかどうかを判断するための情報を検知する交換検知手段と、
    画像形成に伴うトナー消費量に対応する情報を検知可能なトナー消費検知手段と、
    前記現像装置内のトナー濃度が前記所定の基準値よりも低く設定した第1閾値を下回ると画像形成動作を禁止し、その後、前記現像剤容器の交換動作が行われると所定のトナー消費量に達するまで画像形成動作の禁止を解除するように、前記検知手段、前記交換検知手段、及び前記トナー消費検知手段の出力に基づき画像形成を制御する制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記所定のトナー消費量に達したときの前記現像装置内のトナー濃度が前記第1閾値以上に設定された第2閾値を割り込んでいると、画像形成動作を禁止した状態で前記現像装置に補給用現像剤を補給するように前記補給部を制御し、当該トナー濃度が前記第2閾値以上であれば画像形成動作を禁止しないことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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