JP5253472B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式、静電記録方式等によって像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成する現像装置を備えた、複写機、プリンタ、記録画像表示装置、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。特に、現像装置として、トナー及びキャリアを有する2成分現像剤を使用した構造に関する。
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置は、一般的に像担持体であるドラム状の感光体の表面を、帯電器により一様に帯電させ、帯電した感光体を露光装置によって画像データに応じて露光し、感光体上に静電潜像を形成する。感光体に形成された静電潜像は、現像装置を用いて現像剤であるトナーによって、トナー像として顕像化される。そして、顕像化された画像は転写装置によって記録材へ転写される。その後、記録材上に転写されたトナー像を定着装置によって熱及び圧力で記録材へと溶融定着する。
このような現像装置として、現像剤である非磁性トナー粒子(トナー)と磁性キャリア粒子(キャリア)とを備えた2成分現像剤を使用するものがある。特に、カラー画像形成装置においては、トナーに磁性体を含ませなくても良いため、色味が良好であるなどの理由から広く用いられている。この2成分現像剤を使用する現像装置は、現像容器内でトナーとキャリアを撹拌しつつ搬送し、現像剤担持体である現像スリーブに現像剤を担持する。現像スリーブに担持された現像剤は現像剤規制部材である規制ブレードにより担持量を規制される。その後、現像スリーブと感光体との間に現像バイアスを印加することにより、トナーのみが感光体表面に形成された静電潜像に転移し、感光体表面に静電潜像に応じたトナー像が形成される。
近年、複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、省スペースを達成するために装置本体の小型化の要求が強くなっており、特にフルカラーの画像形成放置においては、現像装置を複数配置するために小型化の要望が強い。そこで、現像装置として、縦攪拌型のものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような現像装置は、2成分現像剤を攪拌しつつ搬送する攪拌室及び現像室が上下に配置されており、それぞれの室に現像剤搬送部材である搬送スクリューが配置されている。即ち、2成分現像剤を収容する現像容器は、下側に攪拌室を上側に現像室を配置し、それぞれの室の一部を連通させている。そして、それぞれの室に設けた搬送スクリューにより現像剤を攪拌しつつ搬送し、攪拌室と現像室との間を循環させている。攪拌室では、新たに補給された現像剤と混合しつつ2成分現像剤を攪拌搬送し、上側の現像室に送る。上側の現像室では、2成分現像剤が攪拌搬送されつつ現像スリーブに供給される。現像スリーブに担持された現像剤は、感光体との間の現像位置を通過して現像を行い、その後、下側の攪拌室に戻される。
このような縦攪拌型の現像装置は、現像室と攪拌室が上下方向に配置されているため、水平方向の占有スペースが小さくて済むという利点がある。このため、例えば複数の現像装置を水平方向に並列配置するタンデム方式のカラー画像形成装置でも小型化を図ることが可能となる。
特開平5−333691号公報
ところで、2成分現像剤を用いた現像装置では、画像比率が低い画像ばかりを連続して印刷すると消費されるトナー量が少ないため、現像装置内のトナーが入れ替わらずトナーの劣化が生じ易いことが知られている。トナーの劣化とは、ここではストレスによって外添剤がトナーに埋め込まれてしまうことであるが、このような劣化が生じると現像剤の流動性が低下するため、搬送スクリューによる搬送性が低下する、即ち搬送されにくくなる傾向がある。
また、本体稼動時の昇温によって現像装置近傍の温度が上がると、現像装置内のトナーが温度の影響を受けて流動性が低下することが分かっている。このような傾向は低融点のトナーほど大きく、この場合も現像剤の流動性低下により搬送スクリューによる搬送性が低下してしまうことになる。
このような低画像比率ばかりのプリント動作、若しくは現像装置近傍の温度上昇に伴う現像剤の搬送性低下の傾向は、特に画像を大量に連続してプリントする場合に顕著である。大量に連続してプリントが行われる場合、通常は画像と画像の間(紙間)も現像スリーブ、及び搬送スクリューは回転したままなので、ジョブが終了するまで回転したままとなる。ここで、現像剤の剤面は、搬送スクリューによる搬送が行われている場合には上昇し、搬送が停止している状態では下降する。また、現像スリーブによる搬送が行われている場合と停止している場合とでも、剤面が変化する。
したがって、連続プリント中は、現像スリーブ、及び搬送スクリューの駆動のON/OFFによる剤面β(図14)の変動がなく、固定された現像剤の流れになる。この結果、例えば、図14に示すように、搬送スクリュー26と現像容器22との間などに現像剤の動きが良くない部分、即ち不動層αが生じ易くなる。不動層αが生じると、現像容器22内を搬送される現像剤量が少なくなってしまう。搬送される現像剤量が少なくなれば、出力画像に濃度ムラなどが生じる可能性がある。
特に、縦攪拌型の現像装置の場合、図15に示すように、現像剤の搬送方向に関して剤面が傾いてしまうため、搬送される現像剤量が少なくなると、図15のX部分で現像スリーブへの現像剤供給が十分に行われない、コート抜けが生じる可能性がある。即ち、上側の現像室23では、搬送スクリュー26によって長手方向に現像剤を搬送しながら、その現像剤の一部を現像スリーブに供給していく。一方、一旦現像スリーブ上に担持された現像剤は、現像位置通過後に、下側の攪拌室24によって回収され、搬送スクリュー25によって搬送される。このため、現像室23内では、搬送スクリュー26によって搬送される現像剤量は搬送方向下流に行くほど少なくなっていく。これとは逆に、攪拌室24内では、搬送スクリュー25によって搬送される現像剤量は、現像スリーブから回収される現像剤の分が増えていくので搬送方向下流に行くほど多くなっていく。この結果、図15に示すように、縦攪拌型の現像装置では、長手方向で剤面が傾いてしまう。
このように剤面が傾く縦攪拌型の現像装置で、上述のように、不動層が生じ、搬送される現像剤量が少なくなると、特に、現像室23で剤面が低くなるX部分で、現像剤を現像スリーブに十分に供給できなくなる。この結果、コート抜けが生じる可能性がある。コート抜けが生じるとその部分は現像されないため、画像不良が生じてしまう。
本発明は、このような事情に鑑み、不動層が形成されてしまうような条件で画像形成を行った場合でも、画像不良の発生の低減を図るべく発明したものである。
本発明は、像を担持する像担持体と、現像剤を収容する第一の収容部と、前記第一の収容部と連通して循環路を形成し、現像剤を収容する第二の収容部と、前記第一の収容部の現像剤を前記第二の収容部と連通する第一の連通部に向けて搬送する第一の搬送部材と、前記第二の収容部の現像剤を前記第一の収容部と連通する第二の連通部に向けて搬送する第二の搬送部材と、前記第一の収容部及び前記第二の収容部を通過する表面が、前記第一の収容部から供給される現像剤を担持して、前記像担持体と対向する現像位置を経由し、前記第二の収容部に現像剤を搬送する現像剤担持体と、現像剤消費量に関する情報を検知する検知手段と、所定枚数の記録材に連続して画像形成を行う、もしくは所定時間連続して画像形成を行う画像形成毎に、前記検知手段の検知結果に基づいて消費される現像剤量が所定量以下である場合は、画像と画像との間が前記現像位置を通過する間に、前記第一の搬送部材及び前記第二の搬送部材を駆動しつつ、前記現像剤担持体の駆動を停止する、又は、前記現像剤担持体の現像剤を搬送する速度を、画像が現像位置を通過する間の速度に対して遅くすることで、前記第二の収容部内の現像剤量を一時的に減少させるように制御する制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置にある。
本発明の場合、不動層が形成されてしまうような条件で、第一の搬送部材及び第二の搬送部材を駆動しつつ、現像剤担持体の駆動を停止する、又は、現像剤担持体の現像剤を搬送する速度を、画像が現像位置を通過する間の速度に対して遅くしている。これにより、剤面の高さを変化させ、不動層を生じにくくできる、或は、不動層が生じてもこの不動層を崩すことができる。この結果、搬送される現像剤量が少なくなることを低減して、画像不良の発生の低減を図れる。
本発明の参考例1に係る画像形成装置の概略構成断面図。 同じく現像装置の概略構成横断面図。 同じく現像装置の概略構成縦断面図。 同じく制御部のブロック図。 参考例1の制御を行ったときの現像剤の剤面変動を説明するために、現像装置の一部を拡大して示す断面図。 平均画像比率と現像剤の流動性との関係を示す図。 参考例1の制御のフローチャート。 本発明の実施形態に係る制御のフローチャート。 本実施形態の制御を行ったときの現像剤の剤面変動を説明するために、現像装置の一部を拡大して示す断面図。 本発明の参考例2に係る画像形成装置の概略構成断面図。 同じく制御部のブロック図。 同じく制御のフローチャート。 現像装置近傍の雰囲気温度と現像剤の流動性との関係を示す図。 現像剤の不動層について説明するために、現像装置の一部を拡大して示す断面図。 縦攪拌型の現像装置で剤面の高さが変動した状態を示す縦断面図。
参考例1
本発明の参考例1について、図1ないし図7を用いて説明する。まず、本参考例の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
参考例の画像形成装置は、電子写真方式を採用したフルカラー画像形成装置で、4つの画像形成部P(Pa、Pb、Pc、Pd)を備える。なお、各画像形成部Pの構成は、現像色が異なる以外は実質的に同一とされるので、以下、特に区別を要しない場合は、何れかの画像形成部に属する要素であることを示すために符号に与えた添え字a、b、c、dは省略し、総括的に説明する。
画像形成部Pは、トナー像を担持する像担持体としての矢印方向(反時計方向)に回転するドラム状の電子写真感光体、即ち、感光ドラム1を備える。そして、その周囲には、帯電器2、露光手段としてのレーザビームスキャナ3、現像装置4、転写ローラ6、クリーニング手段19などからなる画像形成手段を有する。
次に、上記構成の画像形成装置全体の通常モードにおける画像形成シーケンスについて説明する。先ず、感光ドラム1が、帯電器2によって一様に帯電される。通常モードでは感光ドラム1は、矢示の時計方向に例えば286mm/secのプロセススピード(周速度)で回転する。一様に帯電された感光ドラム1は、次に、レーザビームスキャナ3により、画像信号により変調されたレーザ光により走査露光が行われる。
レーザビームスキャナ3は、半導体レーザを内蔵しており、この半導体レーザは、入力された画像データに基づいて制御され、レーザ光を射出する。例えば、CCD等の光電変換素子を有する原稿読み取り装置から入力された原稿画像情報信号(画像データ)に対応して、或は、外部端末から入力された画像情報信号に対応して制御され、レーザ光を射出する。これによって、帯電器2によって帯電された感光ドラム1の表面電位が画像部において変化して、感光ドラム1上に静電潜像が形成される。本参考例では、このような帯電器2及びレーザビームスキャナ3により、静電潜像形成手段を構成している。
このように感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像装置4によってトナーにより反転現像され、可視画像、即ち、トナー像とされる。本参考例では、現像装置4は、現像剤としてトナー及びキャリアを含む現像剤を使用する2成分現像方式を用いる。即ち、各現像装置4a、4b、4c、4dは、各色のトナーを含む2成分現像剤を収容している。具体的には、現像装置4aにはイエロー(Y)のトナーを、現像装置4bにはマゼンタ(M)のトナーを、現像装置4cにはシアン(C)のトナーを、現像装置4dにはブラック(K)のトナーを、それぞれ収容している。したがって、上述の工程を各画像形成部Pa、Pb、Pc、Pd毎に行うことによって、感光ドラム1a、1b、1c、1d上に、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色のトナー像が形成される。
また、各画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdの下方位置には、中間転写体である中間転写ベルト5が配置される。中間転写ベルト5は、ローラ51、52、53に懸架され、矢印方向に移動自在とされる。感光ドラム1上のトナー像は、一次転写手段としての転写ローラ6によって一度中間転写体である中間転写ベルト5に順次転写される。これによって、中間転写ベルト5上にてイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされ、フルカラー画像が形成される。また、感光ドラム1上に転写されずに残ったトナーはクリーニング手段19に回収される。
この中間転写ベルト5上のフルカラー画像は、給紙カセット12から取り出され、給紙ローラ13、給紙ガイド11を経由して進行した紙などの記録材Sに、二次転写手段としての二次転写ローラ10の作用により転写される。転写されずに中間転写ベルト5表面に残ったトナーは中間転写ベルトクリーニング手段18に回収される。一方、トナー像が転写された記録材Sは、定着器(熱ローラ定着器)16に送られ、画像の定着が行われ、排紙トレー17に排出される。
なお、本参考例では、像担持体として、通常使用されるドラム状の有機感光体である感光ドラム1を使用したが、勿論、アモルファスシリコン感光体等の無機感光体を使用することもできる。また、ベルト状の感光体を用いることも可能である。帯電方式、転写方式、クリーニング方式、定着方式に関しても、上記方式に限られるものではない。
[現像装置]
次に、図2及び図3を参照して、現像装置4について説明する。現像装置4は、2成分現像剤を収容する現像容器22と、現像剤担持体である現像スリーブ28と、現像剤搬送部材である第1及び第2の搬送スクリュー25、26と、を有する。また、本実施形態の現像装置4は、縦攪拌型であるため、現像容器22の内部は、その略中央部が紙面に垂直方向に延在する隔壁27によって、収容部である現像室23と攪拌室24とに上下に区画されている。現像剤は、現像室23及び攪拌室24に収容されている。
攪拌室24及び現像室23には、第1及び第2の搬送スクリュー25、26がそれぞれ配置されている。第2の搬送スクリュー26(第一の搬送部材)は、上側の現像室23(第一の収容部)の底部に現像スリーブ28の軸方向に沿ってほぼ平行に配置されており、回転して現像室23内の現像剤を軸線方向に沿って一方向に攪拌しつつ搬送する。また、第1の搬送スクリュー25(第二の搬送部材)は、下側の攪拌室24(第二の収容部)内の底部に第2の搬送スクリュー26とほぼ平行に配置され、攪拌室24内の現像剤を第2の搬送スクリュー26と反対方向に攪拌しつつ搬送する。このように、第1及び第2の搬送スクリュー25、26の回転による搬送によって、現像剤が隔壁27の両端部の開口部(第一、第二の連通部)41、42を通じて現像室23と攪拌室24との間で循環される。なお、第1の搬送スクリュー25は、例えば、外径Φ20mm、軸径6mm、ピッチ25mmの形状で回転速度は650rpmに設定する。また、第2の搬送スクリュー26は、例えば、外径Φ20mm、軸径6mm、ピッチ25mmの形状で回転速度は680rpmに設定する。
また、現像容器22の感光ドラム1に対向した現像位置に相当する位置には開口部があり、この開口部に現像スリーブ28が感光ドラム方向に一部露出するように回転可能に配設されている。このような現像スリーブ28は、現像室23及び攪拌室24を通過する表面が、現像室23から供給される現像剤を担持して、感光ドラム1と対向する現像位置を経由し、攪拌室24に現像剤を搬送する。そして、現像装置4による現像は次のように行われる。現像スリーブ28は、現像容器内の現像剤を担持搬送し、感光ドラム1の現像位置に現像剤を供給する。現像スリーブ28に担持された現像剤の穂(磁気ブラシ)は、穂切り部材である規制ブレード29により長さ(コート量)が規制される。ここで、現像スリーブ28の直径を例えば20mm、感光ドラム1の直径を例えば40mm、この現像スリーブ28と感光ドラム1との最近接領域を例えば約380μmの距離とする。これにより、現像スリーブ28に担持され規制ブレード29により長さを規制された状態で現像位置に搬送された現像剤の穂を、感光ドラム1と接触させて、感光ドラム1上の静電潜像の現像が行えるように設定している。
このような現像スリーブ28は、アルミニウムやステンレスのような非磁性材料で構成され、その内部には磁界手段であるマグネットローラ28mが非回転状態で設置されている。このマグネットローラ28mは、現像位置における感光ドラム1に対向して配置された現像極S2を有する。また、規制ブレード29に対向して配置された磁極S1、磁極S1、S2の間に配置された磁極N1、現像室23及び攪拌室24にそれぞれ対向して配置された磁極N2及びN3を有している。また、画像形成時における現像スリーブ28の回転速度(現像が行われる回転速度)は、例えば492rpm(対感光ドラム周速比=180%)に設定されている。
このように内部にマグネットローラ28mを有する現像スリーブ28は、現像時に図示矢印方向(反時計方向)に回転することにより、現像剤を担持しつつ搬送する。そして、規制ブレード29による磁気ブラシの穂切りによって層厚を規制された現像剤を、感光ドラム1と対向した現像位置に搬送し、感光ドラム1上に形成された静電潜像に現像剤を供給して潜像を現像する。
規制ブレード29は、現像スリーブ28の長手方向軸線に沿って延在した板状のアルミニウムなどで形成された非磁性部材29aと、鉄材のような磁性部材29bで構成され、感光ドラム1よりも現像スリーブ回転方向上流側に配設されている。そして、規制ブレード29の先端部と現像スリーブ28との間を現像剤のトナーとキャリアの両方が通過して現像位置へと送られる。
なお、規制ブレード29の現像スリーブ28の表面との間隙を調整することによって、現像スリーブ28上に担持した現像剤磁気ブラシの穂切り量が規制されて現像位置へ搬送される現像剤量が調整される。本参考例においては、規制ブレード29によって、現像スリーブ28上の単位面積当りの現像剤コート量を、例えば30mg/cmに規制している。なお、規制ブレード29と現像スリーブ28は、間隙を200〜1000μm、好ましくは400〜700μmに設定される。本参考例では580μmに設定した。
[現像剤の補給]
次に、本参考例における現像剤の補給方法について図2及び図3を用いて説明する。現像装置4の上部には、トナーとキャリアを混合した補給用の2成分現像剤を収容するホッパー31が配置される。トナー補給手段を構成するこのホッパー31は、下部にスクリュー状の搬送部材32を備え、搬送部材32の一端が現像装置4の前端部に設けられた現像剤補給口30の位置まで延びている。
画像形成によって消費された分のトナーは、搬送部材32の回転力と、現像剤の重力によって、ホッパー31から現像剤補給口30を通過して、現像容器22に補給される。このようにしてホッパー31から現像装置4に現像剤が補給される。現像剤の補給量は、搬送部材32の回転回数によって凡そ定められるが、この回転回数は図示しないトナー補給量制御手段によって定められる。トナー補給量制御の方法としては、2成分現像剤のトナー濃度を光学的或いは磁気的に検知するものや、感光ドラム1上の基準潜像を現像してそのトナー像の濃度を検知する方法などを適宜選択することが可能である。
[制御部]
また、本参考例の場合、現像スリーブ28と、第1及び第2の搬送スクリュー25、26とを、同一の駆動モータ72により駆動している。この駆動モータ72は、制御部であるCPU71により制御される。また、CPU71は、図4に示すように、時間を計測する計測手段である計測部71a、入力された画像データから、所定回数の画像形成が行われた場合の平均画像比率を逐次算出する画像比率算出手段である画像比率算出部71bを有する。
ここで、画像データは、パーソナルコンピュータなどの外部端末、或は、画像形成装置に付属のスキャナである画像入力部73から入力される。即ち、外部端末から送られる各色の画像データ(画像情報信号)、或は、スキャナで読み取った各色の画像データは、CPU71に送られる。画像入力部73が現像剤消費量に関する情報を検知する検知手段に相当する。
CPU71の画像比率算出部71bは、この画像データ(検知結果)により画像比率を逐次算出し、メモリ74に蓄積し、更に、蓄積したデータから平均画像比率を算出する。そして、CPU71は、この算出結果と計測部71aにより計測した時間に基づいて、計測時間が所定時間以上で、且つ、平均画像比率が所定の値以下となる条件を満たす場合に、次のような制御を行う。即ち、画像データに基づいて消費される現像剤量が所定量以下である場合に、次のような制御を行う。現像スリーブ28と第1及び第2の搬送スクリュー25、26とのうちの少なくとも一方の部材の駆動条件を変更することで現像容器内の現像剤面高さを変更させる。具体的には、現像スリーブ28と第1及び第2の搬送スクリュー25、26とのうちの少なくとも一方の部材の駆動を停止、又は、現像が行われている状態よりも駆動速度を遅くする。このような制御は、所定枚数の記録材に連続して画像形成を行う、もしくは所定時間連続して画像形成を行う画像形成毎に行う。
参考例の場合、上述の条件を満たす場合に、駆動モータ72を停止するようにしている。現像スリーブ28と第1及び第2の搬送スクリュー25、26とは、同一の駆動モータ72により駆動しているため、駆動モータ72が停止すると、現像スリーブ28及び第1、第2の搬送スクリュー25、26も停止する。本参考例では、この駆動モータ72の停止のタイミングは、静電潜像に対する現像が行われない非画像領域(非現像動作時)、即ち、静電潜像と静電潜像との間(画像と画像との間、紙間)としている。言い換えれば、画像と画像との間が現像位置を通過する間としている。そして、この間の駆動モータ72の駆動条件を画像が現像位置を通過する間(画像領域)の駆動条件に対して変更するようにしている。本参考例では、駆動条件の変更とは駆動モータ72を運転状態から停止状態とすることである。
現像スリーブ28及び第1、第2搬送スクリュー25、26の駆動を停止すると、図5に示すように、駆動中に比べて剤面βの高さが低くなる(破線位置から実線位置に移動する)。これは駆動中は搬送スクリューのフィンによって跳ね上げられながら搬送されていた現像剤が、フィンの回転が止まったため、跳ね上げる力がなくなり、重力の作用によって下に沈むためである。この現像剤面の低下に伴い、スクリュー上方に形成されかけていた不動層αも下に落ち込むことで崩され、大きな不動層αが形成されるのを防止することができる。
このような制御について、より詳しく説明する。画像形成動作が開始されると、現像スリーブ28、及び第1、第2の搬送スクリュー25、26が駆動モータ72によって、画像形成時における所定の速度(現像が行われる駆動速度)になるように回転が開始される。この際、回転が開始すると同時に、CPU71の計測部71aが、駆動モータ72が連続して現像が行われる駆動速度で回転している時間の計測を開始する。計測された回転時間は、CPU71により、随時、例えばA4サイズ換算で何枚分に相当するかに換算する。A4サイズの副走査方向の時間長さは734ms(プロセス速度=286mm/sの場合)なので、例えば連続回転時間が100sec.の場合、A4枚数に換算すると、136枚相当となる。
一方、現像剤の流動性の状態を把握する手段として、本参考例では画像データ(画像情報信号)に基づいたビデオカウント数から算出された平均画像比率を用いている。即ち、現像スリーブ28及び第1、第2の搬送スクリュー25、26が回転している間にトナーの消費量が少ない場合、現像装置内の現像剤が入れ替わらないため、現像剤が劣化する。この結果、現像剤の流動性が低下するが、このようなトナーの消費量を把握するために、本参考例では、平均画像比率を用いている。即ち、画像データに基づいて画像の各画素の濃度に対応した数値を積算したビデオカウント数から、その画像形成範囲に対する画像量、即ち画像比率を導き出す。そして、その画像比率を積算し、積算した値を画像形成枚数で割れば、平均画像比率を算出できる。
より具体的に説明する。まず、プリント動作がスタートすると、画像入力部73(例えばリーダースキャナ)から読み取った画像の各色ごとの画像情報信号が、CPU71に入力され、その画像情報信号に基づいて各色のビデオカウント数がカウントされる。各色の平均画像比率の算出方法は同じであるため、ここではイエローの場合で説明する。
ある画像においてカウントされたイエローのビデオカウント数Cvyと、その画像サイズにおける最大ビデオカウント数Cvy_maxとから、その画像のイエローの画像比率σnyが算出される。
画像比率σny=Cvy/Cvy_max
例えば、スキャナの解像度が600dpi(ドット/インチ)であるとすると、A4サイズ用紙、256階調で1枚当たりの最大ビデオカウント数は8874×10である。算出された画像ごとのイエローの画像比率σnyは随時、メモリ74に蓄積されるとともに、メモリ74に蓄積された画像ごとの画像比率から、直近の所定枚数(例えば500枚)の移動平均値σyAveを下式より算出してこれを平均画像比率とする。なお、この所定枚数は、500枚に限らず、例えば、後述するように、駆動の停止タイミングとなる枚数(本参考例では200枚)とすることもできる。また、所定枚数とは、所定回数の画像形成を行うことである。したがって、500枚と言った場合には、500回の画像形成を行ったと言うことである。
σyAve={σ(n―499)y+σ(n―498)y+・・・+σ(n―1)y+σny}/500
前述したように、現像剤の流動性は、画像比率が低い画像を連続してプリントした場合に、トナーの消費量が少なくなり低下する。画像比率が低い画像が連続してプリントされると、平均画像比率が低くなるため、平均画像比率が低い程、現像剤の流動性が低下することになる。本発明者が本参考例の構成を用いて行った実験により、平均画像比率と現像剤の流動性の関係を求めた結果を図6に示す。図6から明らかなように、平均画像比率が2%(所定の値)以下になると現像剤の流動性の低下が顕著となり、この状態で連続プリントが行われると現像剤の不動層が生じ易かった。
ここで、所定回数の画像形成が行われた場合(所定枚数)の平均画像比率が所定の値以下となると言うことは、所定回数の画像形成で消費されたトナー量が所定の値以下となると言うことである。即ち、所定回数の画像形成に使用されたトナー量は、平均画像比率と画像形成枚数、即ち所定回数(の画像形成)とから導き出せる。したがって、所定回数の画像形成が行われた場合の平均画像比率と、所定回数の画像形成で消費されたトナー量とは相関関係がある。
また、本発明者が本参考例の構成を用いて行った実験により、平均画像比率2%以下の画像を連続プリント中に駆動停止を行うタイミングと不動層の発生状況、及びコート抜けの発生状況との関係を求めた結果を生産性とともに、表1に示す。ここで、表1の丸印は、不動層の発生がない場合、コート抜けがない場合、生産性が良好である場合の何れかを示す。また、バツ印は、不動層が形成された場合、コート抜けが生じた場合、生産性の低下が顕著になった場合の何れかを示す。また、三角印は、不動層が若干形成された場合を示す。
Figure 0005253472
表1から明らかなように、駆動の停止タイミングを400枚ごとに設定すると不動層の形成が顕著になり始め、500枚ごとに設定するとコート抜けが発生してしまうことが分かった。一方で駆動停止タイミングが早いほど不動層は発生しずらくなるが、紙間が広がる頻度が増え、生産性が低下する。特に停止タイミングを100枚以下に設定するとダウンタイムの増加が顕著になり、生産性の低下が顕著になった。このため、本参考例では、200枚ごとに駆動停止の可否を判断するように設定する。即ち、現像スリーブ28が駆動を開始してから、A4枚数に換算して200枚分、即ち、所定の時間以上連続して回転し続けた場合に、平均画像比率が所定の値(2%)以下であるかを参照する。
そして、計測された現像スリーブ28(駆動モータ72)の連続回転時間がA4換算で200枚相当に達したときの平均画像比率が2%以下であった場合は、駆動モータ72を所定時間停止する。即ち、現像剤の不動層が形成され易い条件になったと判断し、連続プリント中の紙間を通常よりも広げて現像スリーブ28及び搬送スクリュー25、26を駆動する駆動モータ72を、所定時間(例えば500ms)停止する。
なお、次のような条件の場合、現像スリーブ28及び搬送スクリュー25、26の連続駆動時間を0にリセットするようにしている。即ち、駆動モータ72の停止制御が実行された場合、連続駆動時間が200枚相当に達した時点の平均画像比率が2%を超えていた場合、連続駆動時間が200枚相当に達する前にジョブが終了して駆動停止した場合は、それまで計測した時間をリセットする。
このような本参考例の制御の流れについて、図7を用いて説明する。まず、画像形成が開始されると、計測部71aが現像スリーブ28の回転時間の計測を開始する(S1)。そして、連続回転時間がA4換算で200枚に達したか否かを確認する(S2)。200枚に達した場合には、画像比率算出部71bが逐次算出している平均画像比率を参照し、その時の平均画像比率が2%以下であるか否かを確認する(S3)。平均画像比率が2%以下である場合には、駆動モータ72を停止することにより、現像スリーブ28及び搬送スクリュー25、26の回転を停止する(S4)。そして、計測部71aで計測した連続回転時間をリセットし(S5)、S1に戻る。S3で、平均画像比率が2%よりも大きい場合には、駆動モータ72を停止することなく、計測部71aで計測した連続回転時間をリセットし(S5)、S1に戻る。
一方、S2で、連続回転時間が200枚に達していない場合、ジョブが終了か否かを確認する(S6)。ジョブが終了でなければ、S2に戻る。ジョブが終了ならば、駆動モータ72を停止することにより、現像スリーブ28及び搬送スクリュー25、26の回転を停止する(S7)。そして、計測部71aで計測した連続回転時間をリセットし(S8)、画像形成を終了する。
このような本参考例の場合、不動層が形成されてしまうような条件で、現像スリーブ28と第1、第2の搬送スクリュー25、26の駆動を停止している。具体的には、連続で200枚に相当する時間現像スリーブ28が連続で回転し、且つ、このときの平均画像比率が2%以下である場合に、不動層が形成されてしまうような条件としている。そして、このときに、駆動モータ72を停止することにより、現像スリーブ28と第1、第2の搬送スクリュー25、26の駆動を停止している。前述したように、現像スリーブ28及び第1、第2搬送スクリュー25、26の駆動を停止すると、図5に示したように、駆動中に比べて剤面βの高さが低くなる。この現像剤面の低下に伴い、不動層を生じにくくできる、或は、不動層が生じてもこの不動層を崩すことができる。この結果、搬送される現像剤量が少なくなることを低減して、画像不良の発生の低減を図れる。
特に、本参考例の場合、現像装置4が縦攪拌型であるため、前述の図15に示したように、現像剤の搬送方向に関して剤面が傾いてしまう。このため、搬送される現像剤量が少なくなると、図15のX部分で現像スリーブへの現像剤供給が十分に行われない、コート抜けが生じる可能性がある。本参考例では、上述のように搬送される現像剤量が少なくなることを低減できるため、このようなコート抜けが生じることを低減できる。
なお、本参考例で設定した駆動の停止タイミング、駆動停止の実行を判断する平均画像比率の閾値、及び駆動停止制御を実行したときの駆動停止時間等は本参考例に記載された数値に限定されるものではない。このような値は、採用する現像装置の構成や現像剤の種類などによって、適宜最適な値を設定することができる。
また、本参考例では所定のタイミングで現像スリーブ28及び第1、第2の搬送スクリュー25、26の駆動を停止する制御を行っている。但し、この所定のタイミングで駆動速度を遅くしても良い。即ち、現像スリーブ28が現像が行われる駆動速度で回転を開始してから、所定の条件を満たす場合に、非画像領域(紙間など)で、駆動モータ72の駆動速度を現像が行われている状態よりも遅くする。これにより、現像スリーブ28及び第1、第2の搬送スクリュー25、26の駆動速度が遅くなる。駆動速度が遅くなれば、現像が行われている駆動速度よりも搬送スクリューのフィンによる現像剤の跳ね上げ力が低下し、現像剤の剤面の高さが低下する。この結果、駆動を停止した場合と同様に、不動層を生じにくくできる、或は、不動層が生じてもこの不動層を崩すことができる。
また、本参考例では、現像スリーブ28の連続回転時間を計測部71aにより計測していたが、この連続回転時間は、例えば、現像スリーブ28の回転回数をカウントすることにより計測しても良い。また、所定画像形成枚数をカウントしてもよい。要は、時間の計測手段は問わない。
また、所定回数の画像形成で消費されたトナー量の計測を、本参考例では、平均画像比率の算出により行っているが、所定の画像形成枚数の画像比率の積算値を算出することにより行っても良い。即ち、この積算値が所定の値以下である場合には、トナーの消費量が少なかったと判断し、上述のような制御を行う。
更に、所定回数の画像形成で消費されたトナー量を、例えば、トナーの補給回数などにより計測することもできる。例えば、所定時間当たりの搬送部材32の平均回転回数、或は、所定時間での回転回数の積算値などを計測する。即ち、平均回転回数或は積算値が所定の値以下であれば、トナー消費量が少なかったと判断し、上述のような制御を行う。要は、トナー消費量が分かれば良く、その算出手段は問わない。
実施形態
本発明の実施形態について、図1ないし図4を参照しつつ、図8及び図9を用いて説明する。本実施形態における画像形成装置、及び現像装置の構成は、上述の参考例1とほぼ同様である。但し、本実施形態では、現像スリーブ28を駆動する駆動モータと、第1及び第2の搬送スクリュー25、26を駆動する駆動モータとを、それぞれ独立した別個のモータとしている。
このような本実施形態の場合、CPU71は、参考例1と同様の条件を満たす場合に、非画像領域で、現像スリーブ28の駆動を停止、又は、現像が行われている状態よりも駆動速度を遅くしている。第1及び第2の搬送スクリュー25、26の駆動速度は、変えずにそのままとしている。即ち、第1及び第2の搬送スクリュー25、26を駆動する駆動モータはそのままの駆動速度で駆動し、現像スリーブ28を駆動する駆動モータを停止、又は、この駆動モータの駆動速度を遅くする。
このような本実施形態の制御について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。なお、画像形成動作が開始して現像スリーブ28を駆動する駆動モータの連続回転時間を計測する構成、及びプリントされる画像の平均画像比率を算出する構成は、第1の実施形態と同様である。本実施形態では、連続回転時間がA4換算で200枚となり(S2)、且つ、その時点の平均画像比率が2%以下(S3)であった場合、紙間を広げて、現像スリーブ28を駆動する駆動モータの回転を800ms停止している(S41)。この際、第1及び第2の搬送スクリュー25、26を駆動する駆動モータの回転速度は変えないようにしている。その他のフローについては、第1の実施形態と同様である。
このような制御を行うことによる効果を図9で説明する。図9は、特に剤面βの高い連通部41近傍における剤面の変動の様子を示す。即ち、連通部41は、図3に矢印で示すように、攪拌室24から現像室23に現像剤を汲み上げる部分であり、図15に示すように、縦攪拌型の現像装置では、この部分の剤面が高くなる。
平均画像比率が低く、現像剤の流動性が低下した状態で連続プリントを行うと、図9(A)のように搬送スクリュー26と現像容器22の壁面とのクリアランスが広い所に不動層αが形成され易くなる。このとき、搬送スクリュー26の回転速度を変えずに現像スリーブ28の回転のみを停止すると、図9(B)のように一時的に剤面βが低下(破線位置から実線位置に移動)して不動層αが崩れ易くなる。これは現像スリーブ28の回転を停止した直後は、現像スリーブ28によって現像室23から攪拌室24へ送られる現像剤が無くなるため、一時的に攪拌室24内の現像剤量が減少し、その結果、汲み上げ部である連通部41近傍の現像剤量も少なくなるためである。その後、攪拌室24内の現像剤量が回復すると、今度は図9(C)のように剤面が上昇(破線位置から実線位置に移動)し、残存していた不動層αの一部を押し上げることで不動層αは更に崩される。このため、本実施形態の場合、より効果的に不動層の形成を抑えることができる。その他の構成及び作用は、上述の参考例1と同様である。
なお、本実施形態では所定のタイミングで搬送スクリューの回転速度は変えずに現像スリーブの駆動のみを停止する制御を行ったが、これ以外にも現像スリーブを停止するのではなく現像が行われている状態よりも回転速度を遅くしても良い。また、現像スリーブだけでなく搬送スクリューの回転速度も現像が行われている状態よりも遅くするように変化させても同様の効果が得られるため、そのような制御を実施することも可能である。
参考例2
本発明の参考例2について、図2及び図3を参照しつつ、図10ないし図13を用いて説明する。本参考例における画像形成装置、及び現像装置の構成は、前述の参考例1とほぼ同様である。但し、本参考例では、図10に示すように、現像装置4近傍の温度を検知する温度検知手段である温度センサ80を有する。そして、この温度センサ80で検知した温度に基づいて制御を行うようにしている。以下では、図11に示したブロック図、及び図12に示したフローチャートを用いて本参考例における制御について説明する。
参考例の場合も、参考例1と同様に、画像形成動作が開始して現像スリーブ28、及び第1、第2の搬送スクリュー25、26を駆動する駆動モータの連続回転時間を計測している。一方、現像剤の流動性の状態を把握する構成としては、現像装置近傍に配置された温度センサ80で検知した雰囲気温度を用いている。即ち、CPU71は、現像スリーブ28が駆動を開始してから、所定の時間以上連続して現像が行われる駆動速度で回転し続け、且つ、温度センサ80が検知する温度が所定の温度以上となる条件を満たす場合に、駆動モータ72を停止している。
前述したように、現像剤の流動性は現像装置近傍の温度が高いほど低下する。本参考例で用いた現像装置、及び現像剤の場合、雰囲気温度が46℃以上になると流動性の低下が顕著となり、この状態で連続プリントが行われると現像剤の不動層が生じ易かった。雰囲気温度と現像剤の流動性の関係を図13に示す。
図12に示すように、計測された駆動モータ72の連続回転時間がA4換算で200枚相当に達したことを検知した場合(S2)、温度センサ80からその時点における雰囲気温度を検知する(S31)。そのときの雰囲気温度が46℃以上であった場合は現像剤の不動層が形成されやすい条件になっていると判断し、連続プリント中の紙間を通常よりも広げて現像スリーブ、及び搬送スクリューを駆動する駆動モータ72を500ms停止する(S4)。その他のフローについては、参考例1と同様である。このような駆動制御を行うことで不動層の形成を防止することができる。
参考例では、次のような条件の場合、現像スリーブ28及び搬送スクリュー25、26の連続駆動時間を0にリセットするようにしている。即ち、駆動モータ72の停止制御が実行された場合、連続駆動時間が200枚相当に達した時点の雰囲気温度が46℃未満の場合、連続駆動時間が200枚相当に達する前にジョブが終了して駆動停止した場合は、それまで計測した時間をリセットする。その他の構成及び作用は、前述の参考例1と同様である。
なお、本参考例では、連続駆動時間と現像装置近傍の雰囲気温度に基づいて現像スリーブ、及び搬送スクリューの駆動を停止する制御を行っている。但し、この2つのパラメータに、参考例1で用いた平均画像比率を加えた3つのパラメータに基づいた制御を行うことも可能である。また、このような本参考例、及び、3つのパラメータに基づいて制御を行う実施形態に、本発明の実施形態で説明したような構成を適用しても良い。また、不動層が発生し得る条件は、その他、例えば湿度などのパラメータを考慮しても良い。
また、本発明では、現像室23と攪拌室24とに上下に区画されている縦撹拌型現像装置を例に説明したが、この構成に限定されない。即ち、現像室と撹拌室が水平方向に区画され、現像スリーブに現像剤を供給する室と、現像スリーブから現像剤を回収する室と、に各々機能分離した構成についても本発明を適用することが可能である。
また、上述の説明では、現像スリーブ28と第1及び第2の搬送スクリュー25、26とのうちの少なくとも一方の部材の駆動条件を停止することで現像容器内の現像剤面高さを変更させた。なお、現像スリーブ28と第1及び第2の搬送スクリュー25、26とのうちの少なくとも一方の部材の駆動を、現像時よりも早くする構成も考えられる。但し、現像剤の劣化や不動層を崩す効果を考慮すると駆動を停止させる、もしくは低速駆動に変更する構成がより好ましい。
1・・・感光ドラム(像担持体)、2・・・帯電器、3・・・レーザビームスキャナ、4・・・現像装置、22・・・現像容器、23・・・現像室、24・・・攪拌室、25・・・第1の搬送スクリュー(現像剤搬送部材)、26・・・第2の搬送スクリュー(現像剤搬送部材)、28・・・現像スリーブ(現像剤担持体)、71・・・CPU(制御手段)、71a・・・計測部、71b・・・画像比率算出部(画像比率算出手段)、72・・・駆動モータ、73・・・画像入力部、74・・・メモリ、80・・・温度センサ(温度検知手段)

Claims (4)

  1. 像を担持する像担持体と
    現像剤を収容する第一の収容部と、
    前記第一の収容部と連通して循環路を形成し、現像剤を収容する第二の収容部と、
    前記第一の収容部の現像剤を前記第二の収容部と連通する第一の連通部に向けて搬送する第一の搬送部材と、
    前記第二の収容部の現像剤を前記第一の収容部と連通する第二の連通部に向けて搬送する第二の搬送部材と、
    前記第一の収容部及び前記第二の収容部を通過する表面が、前記第一の収容部から供給される現像剤を担持して、前記像担持体と対向する現像位置を経由し、前記第二の収容部に現像剤を搬送する現像剤担持体と、
    現像剤消費量に関する情報を検知する検知手段と、
    所定枚数の記録材に連続して画像形成を行う、もしくは所定時間連続して画像形成を行う画像形成毎に、前記検知手段の検知結果に基づいて消費される現像剤量が所定量以下である場合は、画像と画像との間が前記現像位置を通過する間に、前記第一の搬送部材及び前記第二の搬送部材を駆動しつつ、前記現像剤担持体の駆動を停止する、又は、前記現像剤担持体の現像剤を搬送する速度を、画像が現像位置を通過する間の速度に対して遅くすることで、前記第二の収容部内の現像剤量を一時的に減少させるように制御する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一の収容部及び前記第二の収容部は、互いに異なる高さに配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第一の搬送部材及び前記第二の搬送部材の駆動速度を、画像と画像との間が前記現像位置を通過する間と、画像が現像位置を通過する間とで変えない、ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤消費量に関する情報は、前記所定枚数の画像形成が行われた場合の平均画像比率であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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