JP6226640B2 - 現像剤補給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置の現像剤補給装置、詳しくは第1補給部から落下させた現像剤を第2補給部に収容して被補給部へ補給する現像剤補給装置に関する。
現像装置がトナーを供給して静電像をトナー像に現像し、形成されたトナー像をシートに転写して加熱加圧することにより画像をシートに定着させる画像形成装置が広く用いられている。画像形成装置では、画像形成に伴って現像装置からトナーが取り出されて消費されるため、トナーを含む補給用現像剤を、現像剤収容部から現像装置へ画像形成に伴って補給する必要がある。
ところで、現像剤収容部に補給用現像剤を収容して、高温環境で長期間保管すると、トナー同士が部分的に凝集して補給用現像剤の緩い凝集塊が形成されることがある。団粒化が進んだ補給用現像剤を用いて画像形成を行うと、凝集塊内部ではトナーが帯電されないため、像担持体の静電像を正常に現像できない場所が画像面に点々と現れて出力画像の品質が低下する。
特許文献1では、現像装置内に攪拌羽根を設けて現像装置内の現像剤と補給用現像剤とを速やかに攪拌混合しつつ現像装置の内壁に摩擦させて凝集塊をすり潰している。
特開2009−169392号公報
トナーとキャリアを含む現像剤を使用する現像装置では、通常は2本の攪拌スクリューが配置されているため、特許文献1に示されるような専用の攪拌羽根を設けるスペースが無い。そして、攪拌スクリューは、現像剤の帯電に最適化されているため、団粒を解消する能力はそれほど大きくない。
そこで、現像剤容器と現像装置とを連絡する補給経路に特許文献1に示されるような専用のすり潰しスペースを設けて攪拌羽根を配置することが提案された。しかし、そのような専用のすり潰しスペースは現像装置の大型化を招き、攪拌羽根とその駆動機構を新たに追加することは、部品コスト、電力消費、現像剤の攪拌劣化等の観点から好ましくない。
本発明は、新たな攪拌羽根や駆動機構を追加することなく、補給用現像剤の凝集塊を有効に分解して、凝集塊に起因する現像不良を解消して、品質の高い画像を出力できる現像剤補給装置を提供することを目的としている。
本発明の現像剤補給装置は、着脱可能に設けられ、空気の吹き出しを伴って現像剤を排出する開口を有する現像剤補容器と、前記現像剤補給容器から補給された現像剤を収容可能な被補給部と前記現像剤補給容器よりも鉛直方向下方に設けられ、前記現像剤補給容器から前記被補給部に向けて現像剤を搬送するために鉛直方向に沿って設けられた搬送部と、前記搬送部内に設けられ、前記現像剤補給容器の開口から排出された現像剤を衝突させる傾斜面を有し、前記現像剤補給容器から排出された現像剤を崩す崩し部材と、を有するものである。
本発明の現像剤補給装置では、落下した現像剤が崩し部材に衝突して現像剤の凝集塊がほぐされ、分解される。したがって、新たな攪拌羽根や駆動機構を追加することなく、現像剤の凝集塊を有効に分解でき、もって凝集塊に起因する現像不良を解消できる。
画像形成装置の構成の説明図である。 実施例1における現像装置の構成の説明図である。 インダクタンス検知センサの出力の説明図である。 崩し部材の斜視図である。 崩し部材の配置の平面図である。 崩し部材の配置の側面図である。 衝突比率と画像品質の関係の説明図である。 崩し部材を配置した効果の説明図である。 実施例2における現像装置の構成の説明図である。 トナー収容容器の構成の説明図である。 蛇腹ポンプの構成の説明図である。 崩し部材を配置した効果の説明図である。 崩し部材の別の例の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施例1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置120は、中間転写ベルト5に沿って画像形成部PY、PM、PC、PBkを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部PYでは、感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト5に転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト5に転写される。画像形成部PC、PBkでは、感光ドラム1C、1Bkにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト5に転写される。
中間転写ベルト5に転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されてシートPへ二次転写される。分離ローラ13は、カセット12から引き出したシートPを1枚ずつに分離して、レジストローラ11へ送り出す。レジストローラ11は、中間転写ベルト5のトナー像にタイミングを合わせてシートPを二次転写部T2へ送り込む。トナー像を二次転写されたシートPは、定着装置16で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着される。
(画像形成部)
画像形成部PY、PM、PC、PBkは、現像装置40Y、40M、40C、40Bkで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、同一に構成される。以下では、画像形成部PYについて説明し、画像形成部PM、PC、PBkに関する重複した説明を省略する。
画像形成部PYは、感光ドラム1Yを囲んで、コロナ帯電器2Y、露光装置3Y、現像装置40Y、転写ローラ6Y、及びドラムクリーニング装置9Yを配置している。感光ドラム1Yは、アルミニウム製の円筒の外周面にOPC感光材料の感光層を形成されている。感光ドラム1Yは、150mm/secのプロセススピードで矢印方向に回転する。
コロナ帯電器2Yは、コロナ放電に伴う荷電粒子を感光ドラム1Yに照射して感光ドラム1Yの表面を一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置3Yは、イエロー画像を走査線に展開した走査線画像信号をON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、感光ドラム1Yの表面に画像の静電像を書き込む。現像装置40Yは、トナーを感光ドラム1Yに供給して静電像をトナー像に現像する。転写ローラ6Yは、正極性の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム1Yに担持されたトナー像を中間転写ベルト5へ転写する。
中間転写ベルト5は、テンションローラ53、二次転写内ローラ52、及び駆動ローラ51に掛け渡して支持され、駆動ローラ51に駆動されて矢印方向に回転する。中間転写ベルト5は、カーボン粒子を分散させて導電性を付与したポリイミド樹脂の無端ベルトである。テンションローラ53は、中間転写ベルト5を外側へ付勢して中間転写ベルト5に張力を付与する。
二次転写ローラ10は、二次転写内ローラ52に支持された中間転写ベルト5に当接して二次転写部T2を形成する。二次転写ローラ10に正極性の直流電圧が印加されることで、中間転写ベルト5のトナー像がシートPへ移転する。
ドラムクリーニング装置9Yは、感光ドラム1Yにクリーニングブレードを摺擦させて、感光ドラム1Yに付着した転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置18は、中間転写ベルト5にクリーニングブレードを摺擦させて、中間転写ベルト5に付着した転写残トナーを回収する。
(現像装置)
図2は実施例1における現像装置の構成の説明図である。図2に示すように、二成分現像方式の現像装置40Yの現像容器41内には、トナー(非磁性)とキャリア(磁性)を含む現像剤(二成分)が収容される。現像容器41は、隔壁44によって現像室45と攪拌室46に区画され、隔壁44の両端にある開口部を通じて連通して現像剤の循環経路を構成する。
現像室45には第一搬送スクリュー47が配置され、攪拌室46には第二搬送スクリュー48が配置される。第一搬送スクリュー47、第二搬送スクリュー48の回転による搬送によって、現像剤は軸線方向に沿って互いに反対方向に搬送され、現像室45と攪拌室46との間で循環される。現像剤を攪拌しつつ循環させてトナーをマイナスに、キャリアをプラスに帯電させる。
現像容器41の感光ドラム1Yに対向する現像領域に開口部が形成され、開口部から感光ドラム1Yに向かって、回転自在現像スリーブ42が露出している。現像スリーブ42は、現像容器41内の現像剤を担持する。規制ブレード43は、現像スリーブ42に担持された現像剤の穂の高さを規制する。現像スリーブ42の内側には、マグネットローラ42mが非回転に配置される。
現像スリーブ42は、現像時に図示矢印方向に回転して、現像室45内の現像剤を担持する。マグネットローラ42mの作用により、現像スリーブ42上に現像剤の磁気ブラシが形成される。規制ブレード43によって現像剤の磁気ブラシが切り揃えられることにより、現像スリーブ42に均一な層厚の現像剤が担持される。現像スリーブ42に担持された現像剤は、感光ドラム1Yと対向する現像領域で磁気ブラシを形成して感光ドラム1Yを摺擦する。負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧が現像スリーブ42に印加されると、磁気ブラシから感光ドラム1Yの静電像へトナーが移転して静電像が現像される。
本実施例において、現像スリーブ42の直径は20mm、感光ドラム1Yの直径は40mmである。現像スリーブ42と感光ドラム1Yとの最近接領域は約310μmである。画像形成時の現像スリーブ42の回転数は229rpmである。現像スリーブ42の感光ドラム1Yに対する周速比は160%である。
(現像剤補給装置)
図2に示すように、画像形成に伴って現像装置40Y内の現像剤からトナーが取り出されて現像剤のトナー濃度が低下する。現像剤に占めるトナーの重量比率、言い換えればキャリア粒子及びトナー粒子の合計重量に対するトナー粒子重量の割合をトナー濃度(T/D比)と呼ぶ。制御部110は、現像装置40Y内の現像剤のトナー濃度を一定に保つように、トナー収容容器7Yを制御して現像容器41に適宜トナーを補給する。
トナー収容容器7Yは、長さ約300mm、直径100mm、現像装置40Yに補給するためのトナーを収容する。トナー収容容器7Yの手前側下部には、内部のトナーを排出するための排出口71が形成されている。トナー収容容器7Yは、攪拌羽根72の回転動作によってトナーが排出口71へ向かって搬送されつつ攪拌され、排出口71から排出される。
排出口71の直下には、排出されたトナーを一時的に貯蔵するホッパー部8Yが設置される。トナー収容容器7Yから排出されたトナーは、一時的にホッパー部8Yに貯蔵される。現像剤補給装置の一例であるホッパー部8Yの最上部には、トナー収容容器7Yを着脱可能な着脱部85が配置される。ホッパー部8Yの最下部には、トナーを現像装置40Yに搬送、補給するための補給スクリュー81が設置される。ホッパー部8Yから現像装置40Yに至るトナー搬送経路に補給スクリュー81が配置される。
補給スクリュー81は、ホッパー部8Yから奥側に向かって延設される。補給スクリュー81は、回転動作によって現像装置40Yの攪拌室46の奥側部分にトナーを搬送して、現像装置40Y内にトナーを補給する。補給スクリュー81は、Φ4mmの中心軸上に外径Φ10mmの羽根が螺旋状に形成されたスクリュー部材である。補給スクリュー81の回転時間に応じて現像装置40Yに対するトナー補給量が変化する。
ホッパー部8Yのトナー貯蔵容器82の壁面にピエゾセンサ83が設置される。ピエゾセンサ83は、隣接位置のトナーの有無に応じて出力を変化させて、トナー貯蔵容器82内部のトナー残量を検知する。
制御部110は、ピエゾセンサ83で検知したトナー貯蔵容器82内部のトナー残量が少なくなると、攪拌羽根72を作動させてトナー収容容器7Yからのトナー排出を促す。制御部110は、攪拌羽根72を作動させてもピエゾセンサ83で検知したトナー貯蔵容器82内部のトナー残量が増えない場合には、トナー収容容器7Yを「トナー無し」と判断する。
トナー収容容器7Yは、現像装置40Yの上方に脱着可能かつ画像形成装置120から取り出し可能に設置されている。画像形成装置120は、トナーを収容したトナー収容容器7Yを現像装置40Yに着脱可能に装着している。トナー収容容器7Yを画像形成装置120から取り出すときには、シャッター部材73がスライドして排出口71を塞いで、排出口71を通じたトナー漏れが防止される。
(トナー補給制御)
図3はインダクタンス検知センサの出力の説明図である。キャリアとトナーを主成分とする現像剤は、単位体積当たりのキャリア個数に応じて見かけの透磁率が変化する。インダクタンス検知センサ49は、現像容器41の攪拌室46側面に設置されて現像剤の見かけの透磁率を検知する。
図3に示すように、インダクタンス検知センサ49の検知出力(Vsig)は、トナー濃度に応じてほぼ直線的に変化する。インダクタンス検知センサ49の検知出力は、現像容器41内に存在する現像剤のトナー濃度に対応する。現像剤のトナー濃度が高くなると現像剤中のトナーの割合が高くなるため、現像剤の見かけの透磁率が低くなってインダクタンス検知センサ49の検知出力は小さくなる。一方、現像剤のトナー濃度が低くなると、現像剤の見かけの透磁率が高くなってインダクタンス検知センサ49の検知出力は大きくなる。
制御部110は、インダクタンス検知センサ49の検知出力Vsigを初期基準信号Vrefと比較して、両者の差分(Vsig−Vref)の計算結果に基づいてトナー補給量を算出する。制御部110は、インダクタンス検知センサ49の検知出力(Vsig)が初期基準信号Vrefに近づくようにホッパー部8Yを制御する。初期基準信号Vrefは、現像剤の初期状態(初期のトナー濃度)に対応した出力値であって、現像装置40Yに付属しているメモリタグ(不図示)に予め記録されている。
制御部110は、Vsig−Vref>0の場合、現像剤のトナー濃度が目標とするトナー濃度よりも低い状態であるため、その差分の大きさに応じて必要なトナー補給量を求めて補給スクリュー81の回転時間を決定する。VsigとVrefの差が大きいほど、多くのトナーが補給される。これに対して、制御部110は、Vsig−Vref≦0の場合、現像剤のトナー濃度が目標とするトナー濃度よりも高い状態であるため、補給スクリュー81の回転を停止し、画像形成動作によるトナー消費によってトナー濃度を下げる。
以上のようにして、制御部110は、インダクタンス検知センサ49の検知出力(Vsig)に基づいて現像剤のトナー濃度を検知して、ホッパー部8Yによるトナー補給制御を実行する。制御部110は、トナー補給信号に応じて補給スクリュー81を所定時間回転することで、現像装置40Yへ定量的にトナーを補給する。
(トナー凝集塊)
ところで、近年、画像形成装置において使用されるトナーは、省エネルギーの観点から、低温定着性の処方が一般的になっている。低温定着性のトナーは、従来の高温定着性のトナーと比べると、温度が上昇したときにトナー粒子が凝集して凝集塊を形成し易い傾向がある。低温定着性のトナーは、トナー収容容器7Yを高温の場所に長時間放置してしまうと、トナー収容容器7Y内に多数の凝集塊ができてしまう場合がある。トナー収容容器7Yが高温多湿の環境に長時間放置されると、内部のトナーが凝集して凝集塊になってしまう場合がある。
トナー収容容器7Yが画像形成装置120に装着されると、内部のトナーの凝集塊が現像装置40Y内に補給される。現像装置40Y内の攪拌経路でトナーの凝集塊を崩せないまま、現像スリーブ42に現像剤がコートされると、その部分だけ未帯電のトナーが現像されて、定着画像上にシミ状の汚れが発生することがある。
トナーの凝集塊がそのまま現像装置40Yに補給されると、シミ状の画像汚れが発生してしまう恐れがあるため、現像装置40Yに補給される前に凝集塊を崩してから補給することが望ましい。現像装置40Y内にトナーが補給される前にトナーの凝集塊の個数を減らすことが望ましい。
そこで、以下の実施例では、トナーの凝集塊を崩すための手段として、崩し部材100を、ホッパー部8内におけるトナー収容容器7Yの排出口71の直下に設置している。
(崩し部材)
図4は崩し部材の斜視図である。図5は崩し部材の配置の平面図である。図6は崩し部材の配置の側面図である。図7は衝突比率と画像品質の関係の説明図である。図4に示すように、水平面に対する崩し部材100の側面102の傾斜角度θは、補給用現像剤の安息角よりも大きい。排出口71を垂直方向に投影した領域の外側まで側面102が配置されている。排出口71から側面102までの最短距離は20mm以上である。
図2に示すように、第1補給部(現像剤収容部)の一例であるトナー収容容器7Yは、所定の補給位置から現像剤を落下させて現像剤を補給可能である。排出口71は、トナー収容容器7Yから補給用現像剤を取り出して所定の開口から落下させる。第2補給部の一例であるホッパー部8Y(供給部)は、トナー収容容器7Yから補給された現像剤を収容するとともに、収納した現像剤を被補給部の一例である現像装置40Y(現像部)に補給可能である。
崩し部材の一例である崩し部材100は、トナー収容容器7Yから落下される現像剤の落下経路中で、前記第2収容部に収容される現像剤の粉面高さよりも上方に設けられる。崩し部材100は、トナー収容容器7Yから排出口71(落下部)を通じて落下した現像剤を傾斜面に衝突させて崩す。崩し部材100は、排出口71の直下位置に稜線を位置させた三角錐面である。
図4に示すように、崩し部材100の材質はPOM、形状は三角柱状であり、頂辺101が鉛直方向上方に位置するように設置される。頂辺101と接する2つの側面102は、それぞれ傾斜角θ=60°の斜面となっている。ここで、傾斜角とは水平面と側面102とのなす角度のことである。また、底面の幅Aは24mmに設定されている。排出口71から崩し部材100の頂辺101との距離は、28mmに設定されている。
図2に示すように、トナー収容容器7Yから排出され、排出口71から自由落下したトナーは、排出口71の直下に設置されている崩し部材100に衝突する。現像剤は開口から落下した後に傾斜面に衝突して滑り落ちる、あるいは転がり落ちる過程で凝集を自己崩壊させる。トナー収容容器7Yの排出口71は、崩し部材100の頂辺101の真上となる位置に設置されている。排出口71の大きさはΦ10mmであるため、排出口71の垂直投影領域は、崩し部材100と完全にオーバーラップする。
図5に示すように、排出口71を崩し部材100上に投影した領域は、完全に崩し部材100とオーバーラップする。このため、排出口71から排出されたトナーのトナー流の広がりが小さかった場合は、崩し部材100に対するトナーの衝突比率を100%に近付けることが可能となる。
図6に示すように、トナーは、断面が広がり径Bの略円柱状のトナー流となって崩し部材100に衝突する。衝突時におけるトナー流の広がり径Bは略Φ28mmであることが確認された。広がり径Bは、実際にトナー収容容器7Yから排出されるトナーの様子をビデオカメラによって動画撮影し、その画像から算出した。具体的には、排出されるトナー流の背後にトナー流の幅と比較できるようなスケールを設置し、トナー流とスケールを一緒に撮影した画像からトナー流の幅を算出した。このような方法を撮影角度を少しずつ変えながら複数点行い、各測定点で算出したトナー流の幅を平均値化することでトナー流の広がり径Bを算出した。
図6に示すように、崩し部材100との衝突によって、トナーの凝集塊を崩すためには、排出されたトナー全てを崩し部材100に衝突させるのが望ましい。崩し部材100をできるだけ大きくして、トナーとの衝突面を広く確保することが望ましい。しかし、崩し部材100を大きくし過ぎると、ホッパー部の壁面82とのクリアランスが十分取れなくなり、トナーがそこで詰まってしまう恐れがあるため、崩し部材100をある程度の大きさに抑える必要がある。
実施例1では、Φ28mmにて排出されたトナー流の衝突時における断面積Cが615.44mmであり、崩し部材100の衝突面の面積Dが576.38mmである。図5に示すように、崩し部材100の衝突面の面積Dは、Φ28mmのトナー流を崩し部材100上に投影した領域と崩し部材100とがオーバーラップする領域の面積である。崩し部材100の衝突面の面積Dは、点線で示した円と崩し部材100が重なる部分の面積のことである。
衝突面の面積(D)とトナー流の断面積(C)の比率を衝突比率Eと呼ぶ。衝突比率Eは、排出されたトナーが直接に崩し部材100に衝突する割合を示しており、実施例1では、排出口71から排出されたトナーのうち、およそ93.6%が崩し部材100と衝突している。
E= D/C =576.38/615.44=93.6(%)
崩し部材100の大きさを振って衝突比率Eと画像品質の関係を調べた。画像品質は、画像比率5%の画像を1000枚プリントしたときのシミ状の画像汚れの発生個数で評価した。
図7に示すように、排出されたトナー流の衝突時における断面積(C)と、崩し部材の衝突面の面積(D)との比率である衝突比率Eを減らしていくと、汚れの発生個数が徐々に増加している。特に衝突比率Eが60%を下回ると急激に汚れの発生個数が増加している。この結果から、衝突比率Eの値は、少なくとも60%以上に設定する必要がある。
(トナーの安息角)
図2に示すように、崩し部材100と衝突したトナーは、崩し部材100の側面102を滑り落ちてホッパー部8Yの下部に一時的に蓄積される。崩し部材100の側面102の傾斜角θは、トナーの安息角以上である必要がある。側面102の傾斜角θがトナーの安息角よりも小さい場合、崩し部材100にトナーが衝突したとき、トナーが滑り落ちずに堆積し易くなる。側面102がトナーで覆われれば、落下したトナーが側面102に衝突できなくなるので、直接衝突、摩擦、転動、摺動による凝集塊の分解を期待できなくなって好ましくない。さらに、側面102にトナーが堆積すると、その上にトナーが堆積して上方に成長するので、そこが起点となってトナー詰まりに至る可能性もある。そこで、各種のトナーA〜Dについて安息角を評価した。
Figure 0006226640
表1に示すように、トナーA〜Dは、全てシアントナーであり、それぞれ体積平均粒径、及び外添条件が異なる。トナーA〜Dのトナーの特性を表す物性値として、流動性を示す安息角を測定した。
安息角は、直径8cmの円板上に漏斗を介して粉体を落下させ、形成された円錐状の堆積層の角度を、分度器を用いて直接測定した。その際の現像剤の供給は、漏斗の上に目開き608μm(24メッシュ)の篩いを配置し、その上にトナーの粉体を乗せ、振動を加えて漏斗へ供給した。
表1の実験結果に基づいて、トナーの中で最も安息角の大きいDトナーを用いた場合でも、確実に堆積を防止できるようにするため、実施例1では傾斜角を60°に設定した。
また、側面102の表面粗さは、小さい方がトナーが滑り落ちやすくなるため、トナーの堆積をより確実に防止するため、側面102の表面粗さRaは、2.0以下にする方が望ましい。
(実施例1の効果)
図8は崩し部材を配置した効果の説明図である。図2に示すように、画像形成装置(100:図1)において、崩し部材100を設置した場合と、崩し部材100を取り除いた場合とで10000枚の連続画像形成を実行して、定着画像におけるシミ状の画像汚れの発生個数を評価した。
図8に示すように、実施例1では、崩し部材100を設置することで、シミ状の画像汚れの発生個数を元の個数の約29%まで低減することができた(低減率:71%)。したがって、崩し部材100を設置することによって、現像装置40Y内に補給されるトナーの凝集塊の個数を大幅に低減することができる。現像装置内に補給される凝集塊の個数を大幅に低減して、トナー凝集塊が現像装置内に補給されてしまうことに起因する画像汚れの発生を防止できる。画像汚れの発生を防止することで、高品位な画像を安定して得ることができる。
実施例1によれば、高温/高湿の環境下に長期間保管され、内部にトナーの凝集塊が多数存在するようなトナー収容容器7Yが画像形成装置120に装着された場合でも、簡易、安価な構成で効果的に凝集塊を崩すことができる。したがって、高温/高湿の環境下でトナー収容容器7Yを長期間保管することが可能になる。内部にトナーの凝集塊が多数存在するトナー収容容器7Yを用いても、トナーの凝集塊が現像装置40Yに補給されることに起因する画像汚れの発生を防止できる。
実施例1によれば、崩し部材100以外の構造が付加されない。トナーを攪拌するための攪拌部材も、攪拌部材を駆動するための駆動機構も必要としない。モータ、もしくは駆動ギア等を必要としないため、全体構成が単純になり、部品コスト、組み立てコストも増大しない。崩し部材100という簡易な構成でトナーの凝集塊を崩して、モータや攪拌羽根を使用しないので、崩し部材100を設置する際、限られた設置スペースの中でも最大限に効果を発揮できる形状を採用できる。特許文献1に示されるような現像容器の壁面と接触しながら回転する攪拌部材を設けないため、攪拌部材と壁面との接触圧が強くなり過ぎて摩擦による熱、及び機械的なストレスによりトナーの凝集塊を生じる心配が無い。
実施例1によれば、安息角を60°以上とすることで、崩し部材100の形状をトナー詰まりの弊害が発生することなく、かつ崩し能力の高い形状にすることができる。安息角を60°以上とすることで、崩し部材100上にトナーがほとんど堆積することがなくなるため、トナー詰まりの弊害を回避することができる。
実施例1によれば、トナー詰まりのような弊害を出さずに、簡易かつ安価な構成で効果的にトナーの凝集塊を崩して、トナーの凝集塊に起因する画像不良の発生を確実に防止して、高品位な定着画像を安定して出力できる。
<実施例2>
図9は実施例2における現像装置の構成の説明図である。実施例2は、トナー収容容器の構成、及び現像装置へのトナー補給方法が実施例1とは少し異なる。図2に示すように、実施例1では、攪拌羽根72を作動させてトナー収容容器7からトナーを取り出した。また、崩し部材100の下にホッパー部8Yを配置した。図9に示すように、これに対して、実施例2では、蛇腹ポンプのポンプ部76を作動させてトナー収容容器7Yからトナーを取り出す。また、崩し部材100の下にホッパー部8Yを配置しない。これ以外の構成については実施例2は実施例1と概ね同一であるため、図9中、実施例1と共通する構成には図2と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
(現像剤補給装置)
図10はトナー収容容器の構成の説明図である。図11は蛇腹ポンプの構成の説明図である。図10中、(a)はトナー収容容器の全体斜視図、(b)はトナー収容容器の排出口周辺の拡大図である。図11中、(a)はトナー収容容器の断面斜視図、(b)はポンプ部が最大限伸張された状態、(c)はポンプ部が最大限収縮された状態である。
図9に示すように、実施例2では、トナー収容容器7Yは、蛇腹ポンプのポンプ部76を用いてトナーを排出する。ポンプ部76は、蛇腹ポンプの一往復に伴って一定量のトナーを排出口71から下方へ噴射し、蛇腹ポンプの往復回数で現像装置40Yへのトナー補給量を制御する。このため、実施例2では、ホッパー部及び補給スクリューを介さずに現像装置40Yにトナーを直接補給しても、現像装置内のトナー濃度が不安定にならない。実施例2では、ホッパー部(8Y:図2)へトナーを一時的に貯蔵してから現像装置40Yに補給するのではなく、トナー収容容器7Yから排出されたトナーを速やかに現像装置40Yに補給する。
このため、実施例2では、図2に示すように、トナー収容容器7Yから排出されたトナーを現像装置40Yに補給する前に一時的に貯蔵しておくためのホッパー部8Yを設けていない。現像装置40Yに定量的にトナーを補給するための補給スクリュー81も設けていない。
図10の(a)に示すように、トナー収容容器7Yのトナー収容部77は、中空円筒状に形成され、内部にトナーを収容する容器空間を備えている。トナー収容部77は、円筒状の断面形状には限らない。トナー補給工程における回転動作に影響を与えない範囲内において、楕円形状や多角形状の非円形状としても構わない。
トナー収容容器7は、円筒状で回転可能なトナー収容部77の長手方向の一端側に非回転のフランジ部78を接続している。トナー収容部77は、フランジ部78に対して相対回転することで、トナー収容部77内のトナーをフランジ部78側へ順送りする。図10の(b)に示すように、フランジ部78の気密室4bに設けた排出口71から下方へトナーが空気流を伴って射出される。
図11の(a)に示すように、フランジ部78は、トナー収容部77から給送されたトナーをポンプ部76によって現像装置40Yへ送り出す。
図11の(b)に示すように、フランジ部78は、ポンプ部76の蛇腹ポンプを伸長させてトナー収容容器7Y内の気圧を大気圧よりも低い状態にすることで、トナー収容容器7Y内へ空気を取り込んで補給用現像剤を流動化する。
図11の(c)に示すように、フランジ部78は、ポンプ部76の蛇腹ポンプを収縮させてトナー収容容器7Y内の気圧を大気圧よりも高い状態にすることで、トナー収容容器7Y内外の圧力差により、現像剤を押し出して排出する。
フランジ部78は、この2つの工程を交互に繰り返すことで、現像剤を安定排出することが可能である。トナー収容部77の回転と同期してポンプ部76が伸縮してトナーが排出されるようになっている。
図11の(b)に示すように、トナー収容部77は、円筒状に形成された全長L1が約460mm、外径R1が約60mmに設定されている。フランジ部78は、トナー排出室として機能する排出部が設置されている領域の長さL2が約21mmである。そして、使用上の伸縮可能範囲の中で最も伸びた状態のとき、ポンプ部76の全長L3は約29mmである。図11の(c)に示すように、使用上の伸縮可能範囲の中で最も縮んだ状態のとき、ポンプ部76の全長L4は約24mmである。
搬送スクリュー85は、現像スリーブ42に連動して回転し、現像装置40Yの長手方向の所定位置へトナーを搬送して現像装置40Y内へ落下させる。
(トナー補給制御)
実施例2では、実施例1と同様に、現像装置40Y内に設けられたインダクタンス検知センサ49の出力信号に応じてトナー補給量を決定するように制御が行われる。インダク検知センサ49の出力値Vsigが、Vsig−Vref>0の場合、現像剤のトナー濃度が目標とするトナー濃度よりも低い状態であるため、その差分の大きさに応じて必要なトナー補給量を求める。しかし、補給スクリュー81が無いので補給スクリュー81の回転時間は求めない。必要なトナー補給量を補給するための、トナー収容部77の回転数を求めて、その回転数だけトナー収容部77を回転させる。
(崩し部材)
トナー収容容器7Yの排出口71の直下には、実施例1と同様に、崩し部材100が設置される。図4に示すように、崩し部材100は、材質がPOM、形状が三角柱状、頂辺101を排出口71の直下に位置させ、頂辺101と接する2つの側面102はそれぞれ傾斜角θ=60°である。
図10に示すように、実施例2の底面の幅Aは10mmで、実施例1の幅A=24mmよりも小さい。実施例2の排出口71から崩し部材100の頂辺101までの距離Eは22mmで、実施例1の距離E=28mmよりも小さい。実施例2の排出口71は直径がΦ3mmの円形の穴で、実施例1の直径Φ10mmよりも小さい。
実施例2では、直径がΦ3mmの排出口71から排出されたトナーが崩し部材100と衝突するときのトナー流の広がり径Bは、上述したビデオ撮影測定方法によって、実施例1の広がり径B=Φ28mmよりも大幅に小さく、略Φ8mmの円状であった。実施例2では、排出されたトナー流の衝突時における断面積(C)は50.24mmとなり、崩し部材の衝突面の面積(D)は50.24mmとなり、C=Dである。このため、上述した衝突比率Eは、E= D/C=100%となり、排出口71から排出されたトナーは100%、崩し部材100と衝突する。
(実施例2の効果)
図12は崩し部材を配置した効果の説明図である。図9に示すように、画像形成装置(100:図1)において、崩し部材100を設置した場合と崩し部材100を取り除いた場合とでそれぞれ10000枚の連続画像形成を実行し、定着画像におけるシミ状の画像汚れの発生個数を評価した。
図12に示すように、実施例2では、崩し部材100を設置することで、シミ状の画像汚れの発生個数を元の個数の約8%まで低減することができた(低減率:92%)。
実施例2では、非回転のフランジ部78は、排出口71から空気の吹き出しを伴って補給用現像剤の一例であるトナーを側面102へ向かって落下させる。排出口71から排出されたトナーは、トナー中に凝集塊が含まれていた場合、崩し部材100と衝突することで、凝集塊を崩される。しかし、ポンプ部76の伸縮に伴う気圧差によって排出口71から排出されたトナーは、内部の空気とともに、ある程度の流速をもって崩し部材100と衝突する。
そのため、実施例2では、実施例1のような自由落下のみに頼って衝突する場合に比べて、凝集塊が崩し部材100に衝突するときの衝撃力が大きくなって、凝集塊の崩し性能が高められたと考えられる。トナー排出時にトナーと空気が一緒に排出されることによって、ある程度の流速をもって凝集塊と崩し部材100が衝突するため、自由落下のみに頼って排出される場合よりも、凝集塊の崩し効果が高まると考えられる。ポンプ部76の伸縮による気圧差によってトナーを排出するトナー収容容器7Yと、崩し部材100を組み合わせて使用することによって、画像汚れの発生を更に大幅に低減することが可能になる。
実施例2では、排出口71の直径が小さいため、排出口71から排出されたトナーは100%、崩し部材100の側面102の傾斜面に衝突する。このため、傾斜面への衝突を免れて凝集状態を保持する凝集塊が少なくなって、凝集塊の崩し性能が高められたと考えられる。
実施例2では、排出口71の直径が小さいため排出口71から排出されたトナー流の広がり径Bが小さくなる。トナー流の広がり径Bが小さくなると、トナー流と衝突させる崩し部材100の大きさを小さくする等が可能となり、現像装置40Y及び画像形成装置120の小型化が容易になる。
実施例2では、ホッパー部及び補給スクリュー回りの部品が省略されるため、実施例1よりもさらに現像装置40Yの小型化、低コスト化を実現できる。トナーを一時的に滞留させておくホッパー部、及び補給スクリューを廃止して本体コストを低減しつつ、確実にトナーの凝集塊を崩して、凝集塊に起因する画像不良の発生を防止する。
<その他の実施例>
図13は崩し部材の別の例の説明図である。
本発明は、現像剤収容部から落下させた補給用現像剤が傾斜面に衝突して凝集塊を崩される限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
したがって、画像形成装置は、1ドラム型/タンデム型、中間転写方式/記録材搬送体方式の区別なく実施できる。像担持体の数、像担持体の帯電方式、静電像の形成方式、一成分現像剤、二成分現像剤、トナー100%の補給用現像剤、キャリアを所定比率で混合した補給用現像剤、転写方式等の区別無く実施できる。ここでは、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明しているが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成装置で実施できる。
通常使用される有機感光体以外に、アモルファスシリコン感光体、無機感光体等を使用してもよい。ベルト状の感光体を使用してもよい。帯電方式、クリーニング方式、定着方式に関しても、上記方式には限られない。
実施例1、2では、崩し部材の形状として、頂辺をもつ三角柱形状のものを用いたが、それ以外でも四角柱など、他の多角柱形状のものを用いても構わない。薄板の斜面を平行に複数配置してもよい。凝集塊よりも小さくトナー粒子よりも大きな開口のメッシュの斜面を用いてもよい。
図9に示すように、崩し部材100は、排出口71の直下位置に頂点を位置させた多角錐面又は円錐面であってもよい。円錐(100E)や多角錐(100F)など、頂点をもつ形状のものを用いる場合は、トナー収容容器7のトナー排出口71の直下に頂点がくるように配置することが好ましい。排出されたトナーを効率良く、衝突速度のばらつき少なく、崩し部材100に衝突させることができるからである。
現像剤補給装置の排出口71及び崩し部材100は、現像装置40Yに付設する形態には限らない。排出口71及び崩し部材100は、トナー収容容器7Yに内蔵して一体に現像装置40Yから着脱される構成としてもよい。排出口71及び崩し部材100は、画像形成装置120の本体フレームに着脱不可能に固定されていてもよい。
1Y、1M、1C、1Bk 感光ドラム
2Y、2M、2C、2Bk 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3Bk 露光装置
7Y、7M、7C、7Bk トナー収容容器
8Y、8M、8C、8Bk ホッパー部
40Y、40M、40C、40Bk 現像装置
41 現像容器、42 現像スリーブ、49 インダクタンス検知センサ
71 排出口、83 トナー残量検知センサ
100 崩し部材、120 画像形成装置

Claims (10)

  1. 着脱可能に設けられ、空気の吹き出しを伴って現像剤を排出する開口を有する現像剤補容器と、
    前記現像剤補給容器から補給された現像剤を収容可能な被補給部と
    前記現像剤補給容器よりも鉛直方向下方に設けられ、前記現像剤補給容器から前記被補給部に向けて現像剤を搬送するために鉛直方向に沿って設けられた搬送部と、
    前記搬送部内に設けられ、前記現像剤補給容器の開口から排出された現像剤を衝突させる傾斜面を有し、前記現像剤補給容器から排出された現像剤を崩す崩し部材と、を有する
    ことを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 記被補給部は、トナーを含む現像剤を用いてトナー像を現像する現像部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給装置。
  3. 前記傾斜面は、前記開口の直下位置に稜線を位置させた三角錐面である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤補給装置。
  4. 前記傾斜面は、前記開口の直下位置に頂点を位置させた多角錐面又は円錐面である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤補給装置。
  5. 前記崩し部材は、水平方向から見たときの断面が三角形の三角柱である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤補給装置。
  6. 前記崩し部材は、前記三角柱の頂点が鉛直方向において前記開口に向いている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の現像剤補給装置。
  7. 前記崩し部材は、前記頂点が前記開口の鉛直方向下方にある、
    ことを特徴とする請求項6に記載の現像剤補給装置。
  8. 水平面に対する前記傾斜面の傾斜角度は、補給用現像剤の安息角よりも大きい
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の現像剤補給装置。
  9. 前記開口を垂直方向に投影した領域の外側まで前記傾斜面が配置されている
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の現像剤補給装置。
  10. 前記開口から前記傾斜面までの最短距離は20mm以上である
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の現像剤補給装置。
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