JP6391220B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式を利用した、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
画像形成装置において、いわゆる電子写真方式のデジタルレーザプリンタが知られている。このような画像形成装置が具備する現像器には、磁性トナーを主成分とした一成分現像剤、または非磁性トナーと磁性キャリアとを主成分とした二成分現像剤が用いられる。特に、フルカラーやマルチカラー画像を形成する画像形成装置では、画像の色味などの観点から、ほとんどが二成分現像剤を使用している。
二成分現像剤において特に重要なこととして、トナー補給制御が上げられる。二成分現像剤は、トナーとキャリアで構成されており、画像形成を行うと、トナーが消費されることによりトナーとキャリアの比であるTD比が変化する。TD比の値によってトナーの帯電特性が変化するので、トナーの帯電特性を維持するようにトナーを補給することが求められる。トナーを補給するトナーボトルは現像器と別に設けられており、トナーボトル内のトナーが無くなったら、新しいトナーボトルに交換する構成を用いている。
トナーボトル内のトナーが無くなったこと(トナーなし)を判断する手段として、特許文献1にあるような手法がある。具体的には、二成分現像剤のTD比を検知するトナー濃度センサを現像器内に有し、その値に応じてトナーなしを判断する。さらに、トナーなしの精度を高めるために、トナーを補給したあとのトナー濃度センサの値より、二成分現像剤のTD比が上昇するかどうかを確認し、その結果よりトナーなしを判断する方法(トナー残量確認シーケンス)がある。
特開2005−062848
しかしながら、上記トナー残量確認シーケンスを行う構成の場合、以下のような課題が発生する。
トナーボトル内のトナーの残量が少なくなってくると(トナーなし直前)、現像器内に補給できるトナーが減少する。このため、トナー消費量の少ない画像であっても、二成分現像剤のTD比が低下し、トナー残量確認シーケンスが起動する。
しかし、トナー残量確認シーケンスを行っても、現像器内に補給されるトナー量は少ないため、二成分現像剤のTD比が上昇しない。このため、必要以上にトナー残量確認シーケンスを繰り返してしまう場合がある。この場合、「トナーなし」が表示されるまでトナー残量確認シーケンスによるダウンタイムが頻発するという課題があった。即ち、トナー残量確認シーケンスに関しては、制御時間と「トナーあり」、「トナーなし」の検出精度の両立化に対して課題があった。
ここで、ダウンタイムを単に短縮させるべく、トナー残量確認シーケンスを単に制限すると、トナー濃度の検出精度が落ちるおそれがある。
本発明の目的は、トナー残量確認シーケンスによるダウンタイムを可及的に短くしながら、トナー残量判定の精度の低下を抑制することである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、
像担持体と、
現像剤を担持する現像剤担持体を備え、前記像担持体に形成される前記静電像を現像する現像装置と、
前記現像装置にトナーを補給する補給装置と、
前記現像装置の現像剤のトナーとキャリアの比であるトナー濃度に関する情報を検出する濃度検知部と、
前記濃度検知部の検知結果に基づいて、画像形成動作を中断して前記補給装置から前記現像装置へトナー補給を行うトナー確認モードを実行可能な制御部と、
前記制御部は、前記モードの実行開始後に取得される前記濃度検知部の検知結果に基づいて、直ちに画像形成を禁止する第1状態と、画像形成動作を許可する第2状態と、前記モードを再度実行させる第3状態と、を少なくとも選択的に実行することを特徴とする。
上記構成によれば、トナー残量確認シーケンスによるダウンタイムを可及的に短くしながら、トナー残量判定の精度の低下を抑制することができる。
画像形成部の詳細構成を示す断面図。 画像形成装置の全体構成を示す概略断面図。 トナーボトルの構成を示す説明図。 第1実施形態の現像器内の現像剤のTD比ムラを説明する図。 パッチ画像の形成タイミングを示す図。 第1実施形態のフローチャートを示す図。 第1実施形態のトナー補給からTD比検知までの説明図。 第1実施形態のΔTD比(END)検知後の判断を示す図。 第2実施形態の目標となるTD比とトナーあり判断値との関係を示した図。 第4実施形態のフローチャートを示す図。 第4実施形態のΔTD比(END)と補給モータの駆動回数の関係の図表。
〔第1実施形態〕
図を用いて本発明の第1実施形態を説明する。図2は画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。本実施形態の画像形成装置は、デジタル方式の電子写真画像形成装置である。以下、画像形成装置について詳しく説明する。
図2に示すように、画像形成装置には矢印X方向に走行する無端状の中間転写ベルト81(ITB)が配設される。中間転写ベルト81は駆動ローラ37、テンションローラ38、二次転写内ローラ39の3つのローラによって張架される。
給送カセット60から取り出された転写材Pは、ピックアップローラを経て搬送ローラ61に供給され、さらに同図左方に搬送される。
中間転写ベルト81の上方には、画像形成部IPが配置される。図1は画像形成部の詳細構成を示す断面図である。画像形成部は、回転可能に配置されたドラム状の感光体ドラム1(像担持体)を備えている。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、
トナーを用いて記録材に画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、
像担持体と、
前記トナーと磁性キャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に収容された前記現像剤を搬送する現像剤搬送部と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像剤を担持する現像剤担持体とを有する現像装置と、
前記画像形成装置の装着部に着脱可能に設けられ、前記現像容器に供給するための前記トナーを収容するトナー容器と、
前記トナー容器に収容された前記トナーを前記現像容器に供給するために回転駆動される駆動モータと、
前記現像容器に収容されている前記磁性キャリアの透磁率に基づいて、前記現像容器に収容されている前記現像剤の前記トナーと前記磁性キャリアの比率としてのトナー濃度を検出する検出ユニットと、
前記画像形成動作を中断し、前記画像形成動作を中断させた状態で前記駆動モータを回転駆動させるトナー供給動作を実行する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記画像形成動作を実行している間に前記検出ユニットによって検出された前記トナー濃度である第1の検出トナー濃度が、所定値よりも低いことを含む所定の条件を満たすとき、前記トナー供給動作を実行し、
前記制御部は、前記トナー供給動作を1回実行するごとに、前記トナー供給動作の1回の実行により前記駆動モータを回転駆動させた後に前記検出ユニットによって検出された前記トナー濃度である第2の検出トナー濃度基づいて、中断させた前記画像形成動作の再開を可能な状態に移行すること、前記装着部に装着された前記トナー容器の交換を促すこと、及び前記トナー供給動作を繰り返して1回実行することを含む複数の中から1つを選択して実行することを特徴とする。
帯電ローラ11(一次帯電器)は、感光体ドラム1表面に接して、この表面を所定の極性、電位に一様均一に帯電する。帯電ローラ11は、全体としてローラ状に構成される。帯電ローラ11は、感光体ドラム1表面に所定の押圧力を持って圧接されており、また、帯電ローラ11は、感光体ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って従動回転する。
帯電ローラ11の芯金に帯電バイアス電源(不図示)によってバイアス電圧が印加され、これにより、感光体ドラム1表面を一様均一に接触帯電する。
本実施形態では、帯電ローラ11の芯金に直流電圧と交流電圧で1.5kVppを重畳したバイアス電圧を印加した。交流電圧を印加することで、感光体ドラム1上の電位を直流電圧の電圧と同じ値に収束させることができる。例えば、直流電圧=−600Vのときの帯電後の感光体ドラム1表面の電位は−600Vである。
帯電ローラ11の下流側には、スキャナー部12(露光部)が配置される。スキャナー部12からは、画像信号に応じたレーザ光が感光体ドラム1に照射される。これにより、感光体ドラム1に静電像が形成される。
スキャナー部12のレーザ光の強度は、0〜255の範囲で変更することができる。レーザ光強度を変更することで、潜像電位を変化させる。本実施形態では、レーザ光強度:Lを0〜255に変更したときの感光体ドラム1上の電位をV(L)とする(V(L=0)〜V(L=255))。
スキャナー部12の下流側には、現像器2が配置される。現像器2には、非磁性トナーと磁性キャリアを用いた二成分現像剤が収容される。本実施形態では、二成分現像剤を使用する二成分現像方式を用いた。また、本実施形態では、マイナス帯電のトナーを用いた。
現像器2の内部は、垂直方向に延在する隔壁213によって、現像室212と撹拌室211とに区画される。
現像室212には、非磁性の現像スリーブ232(現像剤担持体)が配置される。現像スリーブ232内にはマグネット231(磁界発生手段)が固定配置される。マグネット231はおおよそ3極以上の構成からなる。本実施形態では、5極のマグネットを使用した。このように、少なくとも、静電潜像を現像するための現像部としては、現像器2と現像スリーブ232を具備する。
現像室212と撹拌室211にはそれぞれ、現像剤撹拌搬送手段として、第一搬送スクリュー222、第二搬送スクリュー221が配置される。
現像スリーブ232、第一搬送スクリュー222、第二搬送スクリュー221は、現像駆動モータ27によって駆動される。
第一搬送スクリュー222は、現像室212の現像剤を撹拌搬送する。また、第二搬送スクリュー221は、トナーボトル7より供給されたトナーと、すでに現像器2内にある現像剤とを撹拌搬送する。これらの撹拌搬送により、現像器2内の現像剤のトナー濃度を均一化する。
撹拌室211には、インダクタンスセンサ26(濃度検知部)が設けられている。インダクタンスセンサ26は、現像器内トナー濃度(トナーとキャリアの比:TD比)を検出する。
インダクタンスセンサ26の配置位置は、トナーボトル7から第二搬送スクリュー221によって供給されたトナーと、すでに現像器2内にある現像剤を撹拌搬送し、現像剤のトナー濃度を均一化された後の現像剤を検出できる位置に配置する。このようにすることで、インダクタンスセンサ26での現像剤のトナー濃度の検出を正確に行うことができる。
現像室212と撹拌室211との間の隔壁213には、図中、手前側と奥側の端部において現像室212と撹拌室211とを相互に連通させる現像剤通路が形成される。このため、第一搬送スクリュー222及び第二搬送スクリュー221の搬送力によって搬送される現像剤は、現像剤通路を通って、現像室212と撹拌室211との間で循環する。
具体的には、現像によってトナーが消費されて現像剤のトナー濃度が低下した現像室212の現像剤は、一方の前記現像剤通路から撹拌室211へ移動する。撹拌室211には、トナーボトル7からトナーが供給されるため、撹拌室211で現像剤のトナー濃度が回復する。そして、トナー濃度が回復した現像剤は、他方の前記現像剤通路から現像室212へ移動する。
現像器2内の第一搬送スクリュー222で撹拌された二成分現像剤は、マグネット231のうち、汲み上げのための搬送用磁極(汲み上げ極)N3の磁力で拘束されつつ、現像スリーブ232の回転により搬送される。また、現像剤は、ある一定以上の磁束密度を有する搬送用磁極(カット極)S2で十分に拘束され、現像スリーブ232上で磁気ブラシを形成しつつ搬送される。
次いで、マグネット231上に形成される磁気ブラシの現像剤層厚は、規制ブレード25で磁気穂が穂切りされることにより、適正な磁気穂の長さに調整される。その後、現像剤は、搬送用磁極N1と現像スリーブ232の回転に伴って、感光体ドラム1と対向した現像領域に搬送される。ここで、現像剤は、現像領域にある現像極S1によって磁気穂が立つ。
そして、現像スリーブ232に印加される現像バイアスにより、感光体ドラム1上の静電像に対して、現像剤のトナーのみが転移する。こうして、感光体ドラム1表面に静電像に応じたトナー像が形成される。
現像スリーブ232には、現像バイアス出力手段としての現像バイアス電源(不図示)から、所定の現像バイアスが印加される。本実施形態では、現像スリーブ232には、現像バイアス電源から、直流電圧(Dev DC=−500V)と交流電圧(Dev AC=1.3KVpp)を重畳した現像バイアス電圧を用いた。
本実施形態の現像器2にはトナーボトル7が取りつけられる。図3はトナーボトルの構成を示す説明図である。
図3に示すように、トナーボトル7(補給装置)には、補給モータ73(補給駆動部)が配設される。トナーボトル7内の下トナー搬送スクリュー72、上トナー搬送スクリュー71は、補給モータ73により回転する。
そして、補給モータ73が駆動すると、下トナー搬送スクリュー72が回転する。下トナー搬送スクリュー72の回転により搬送されるトナーボトル7内のトナーは、トナーボトル7の下部に形成される補給口75から、現像器2に対して補給される。補給モータ73の駆動により、上トナー搬送スクリュー71も下トナー搬送スクリュー72と同時に回転し、トナーボトル7の上部にあるトナーを搬送する。
補給モータ73の回転制御、残補給量の算出等、装置各部の制御は、制御部100のCPU101によって行う。制御部100の制御により、インダクタンスセンサ26の検知結果に基づいて、画像形成動作を中断してトナーボトル7から現像器2へトナー補給を行うトナー確認モードを実行可能である。
また、補給モータ73の回転検知は、回転検知センサ74によって行う。回転検知センサ74は、スクリューの1回転を単位として検知可能である。CPU101は、所定回転分、補給モータ73を回転駆動させるように制御する。制御部100による制御結果は、ディスプレイ等の表示器300を通じて、必要に応じて表示される。
トナーボトル7の上部には、トナーボトル有無センサ76が配置される。トナーボトル有無センサ76があることにより、トナーボトル7の有無を判断する。
図2に示すように、感光体ドラム1の表面の回転方向において、現像器2の下流側には、一次転写ローラ14が配置される。一次転写ローラ14の両端部は、不図示のスプリング等の押圧部材によって、感光体ドラム1に対して付勢される。
一次転写ローラ14の位置よりも感光体ドラム1の回転方向の下流側には、クリーニング器15が配置される。クリーニング器15内のクリーニングブレードにより、感光体ドラム1に残留したトナーを除去する。
中間転写ベルト81上には、中間転写ベルト81上に形成されたトナー像の濃度を検出する画像濃度センサ31が設置される。
給送カセット60から取り出された転写材Pは、搬送ローラ41まで搬送されると、一旦、搬送ローラ41で転写材Pの先端が停止される。そして転写材Pは、中間転写ベルト81上に形成されたトナー像が記録材の所定の位置に転写できるように、タイミング合わせて搬送ローラ41から給送される。
次に、転写材Pは、二次転写内ローラ39と二次転写外ローラ40とが当接する領域において、二次転写外ローラ40に印加される二次転写バイアスによって、上述の4色のトナー像が転写材P上に転写される。
中間転写ベルト81の搬送方向において二次転写内ローラ39よりも下流には、クリーニング器50が配置される。クリーニング器50内のクリーニングブレードにより、中間転写ベルト81上に残留したトナーを除去する。
中間転写ベルト81から分離された転写材Pは、定着装置90へと搬送される。転写材P上に転写されたトナー像は、定着装置90によって加熱、加圧される。これによって、トナー像が転写材Pに対して溶融混合され、転写材P上に定着される。出力された転写材P上の画像情報は、ビデオカウンタ91(画像密度算出部)により画像密度が算出され、そのデータはビデオカウント値として制御部に送信される。
その後、転写材Pは画像形成装置外へ排出される。本実施形態では、画像形成装置はA4サイズの画像を1分間に最大で25枚の速度で排出することができる。
(トナー補給制御)
本実施形態に係るトナー補給制御の詳細を説明する。
静電像を現像し、トナーが消費されることにより、現像器2内の現像剤のトナー濃度が低下する。
このため、濃度制御装置により、トナーボトル7からトナーを現像器2に補給するトナー補給制御を行う。これにより、現像剤のトナー濃度を可及的に一定に制御し、または画像濃度を可及的に一定に制御する。
本実施形態では、2つの情報を元に補給制御を実施する。以下にN枚目の画像形成時の補給量について述べる。
1つ目は、N枚目の出力物の画像情報からビデオカウント値:Vcを算出し、算出したビデオカウント値に係数:A(Vc)をかけて、ビデオカウント補給量:M(Vc)を算出する。
数式1は、
M(Vc)=Vc×A(Vc) …(数式1)
である。
ここで、画像比率:100%(全面ベタ黒)の画像が出力されたときのビデオカウント値:Vc=1023であり、画像比率に応じてビデオカウント値:Vcは変化する。
2つ目は、N−1枚目でのインダクタンスセンサ26の検知結果より算出されたTD比:TD(Indc)と目標となるTD比:TD(target)との差分値に係数:A(Indc)をかけてインダク補給量:M(Indc)を下記の数式2で算出する。
数式2は、
M(Indc)=(TD(target)−TD(Indc))×A(Indc) …(数式2)
である。
ここで、係数:A(Vc)、A(Indc)はROM102に予め記録されている。
目標となるTD比:TD(target)、つまり、トナー濃度目標値はRAM103に記録されており、設定値を変更することが可能になっている。目標となるTD比:TD(target)の変更方法については、本実施形態では、参照用に画像濃度検知用画像パターン(パッチ画像Q)を作像し、その画像濃度を画像濃度センサ31により検知して、その結果により変更している。
図5はパッチ画像の形成タイミングを示す図である。図5に示すように、所定間隔の画像間にパッチ画像Qを作像し、その画像濃度を画像濃度センサ31により検知する。このパッチ画像Qは、常に同じ潜像条件で行っており、現像剤の状態が同じであれば、現像されたトナー像のトナー濃度は同じになる。
初期の現像剤でのパッチ画像Qの濃度の検知値を基準として、その基準値と測定結果との差分ΔDから求まる。たとえば、初期の現像剤でのパッチ画像Qの濃度:D(初期)=400で、画像形成装置がX枚目に出力した際に測定したパッチ画像Qの濃度が上昇し、濃度:D(X)=500になった場合、ΔDは次の数式3で求められる。
数式3は、
ΔD(X)=D(X)−D(初期)=100 …(数式3)
である。
ここで、ΔD(X)と目標となるTD比:TD(target)の変更幅:ΔTD(target)の関係は、ROM102に予め記録されている。この記録されたデータにより、ΔTD(target)を算出する。そして、算出されたΔTD(target)を加算、減算することで目標となるTD比:TD(target)を変更する。
上記、ビデオカウント補給量:M(Vc)、2つの値より、トナー補給量:Mを下記の数式4で算出する。
数式4は、
M=M(Vc)+M(Indc)+M(remain) …(数式4)
である。
M(remain)は、補給を実施できずに残っている残補給量である。残補給量が発生する理由は、スクリューの1回転単位で補給を実施するので、1回転分に満たない補給量を積算するためである。詳細は後述する。また、M<0になった場合には、M=0とする。
次に、トナー補給量:Mから補給モータ73の回転回数:Bを算出する。下トナー搬送スクリュー72が1回転して現像器に補給される量:Tを予めROM102に記録し、算出されたトナー補給量:Mより補給モータ73の回転回数:Bを下記の数式5で算出する。
数式5は、
B=M/T …(数式5)
である。
Bの小数点以下は切り捨てとし、正数部分のみとする。Bの小数点以下に相当するトナー補給量は補給されないので、残補給量:M(remain)下記の数式6で算出する。
数式6は、
M(remain)=M−B×T …(数式6)
である。
数式5で算出したBより、N枚目に補給モータ73をB回転駆動させる。
〔発明が解決しようとする課題〕の項目で述べたように、トナー残量確認シーケンス(トナー確認モード)に関しては、制御時間と「トナーあり」、「トナーなし」の検出精度の両立化に対して課題がある。以下より、具体的にその課題の内容を記述する。
現像器内の二成分現像剤のTD比の分布が一定ではない場合、トナー濃度センサで検知するTD比にバラツキが生じる。このため、トナーが補給されてTD比が上昇したか否かが正しく判断できない場合がある。
ここで、TD比ムラについて説明する。図4は第1実施形態の現像器内の現像剤のTD比ムラを説明する図である。
TD比ムラの測定は次の手順で行う。まず、トナーボトル7内のトナーが無い状態で、画像比率:10%の条件(点線(a)で示す)、または画像比率:80%の条件(破線(b)で示す)で連続出力する。次に、トナー濃度センサでの検知TD比が8%から7%に下がった後、画像比率:0%(ベタ白画像)で連続出力する。その際、トナー濃度センサで検知したTD比の推移を図4に示す。なお、画像比率:100%と表現する場合は、全面に黒ベタ画像が出力されていることを示している。
図4より、画像比率:80%で出力したあとの方が、検知TD比にムラがあることがわかる。現像部で感光体ドラム1に画像形成する際、トナーを消費する場所と、トナーが補給される場所とは異なる。すると、画像比率が高い条件では、現像器2内の二成分現像剤のTD比の分布が均一になるには時間がかかる。これが、現像器2内の二成分現像剤のTD比の分布にバラツキが生じる要因である。
図4(b)のように、画像比率が高い場合であっても、時間がたつとTD比分布は均一になる。しかしながら、画像比率が低い場合に比べ、均一になるまで長い時間が必要であるため、トナー残量確認シーケンスに時間がかかってしまう。
また、検知TD比にムラがある場合に、補給されるトナー補給量が多ければトナーがあると判断することは可能である。しかし、トナー補給量がどれくらいくるかはわからないので、過剰補給してしまう恐れがある。従って、トナー残量確認シーケンスの制御時間とトナーなし確認精度の両立化に対しては課題がある。
(トナー残量確認シーケンスの詳細説明)
ここからは、本実施形態の特徴である、トナーボトル内のトナーなしの確認制御:トナー残量確認シーケンスについて述べる。トナー残量確認シーケンスは制御部100によって実行可能である。図6は第1実施形態のフローチャートを示す図である。以下は、フローチャートに沿って説明する。
まず、トナー残量確認シーケンスに入る条件について述べる。本実施形態では、N枚目に検出されたTD(Indc)Nと目標となるTD比:TD(target)が、以下の数式7を3枚連続満たした場合(S1)、画像形成を中断し(S2)、トナー残量確認シーケンスを実行する(S3)。
数式7は、
ΔTD比N=TD(Indc)N−TD(target)≦−1.0% …(数式7)
である。
(数式7)の−1.0%の値と、3枚連続満たした場合という条件については、他の数字にすることも可能である。本実施形態では、画像比率:100%の全面ベタ画像出力時に不用意にトナー残量確認シーケンスに入らない条件として上記条件を設定した。
図7は第1実施形態のトナー補給からTD比検知までの説明図である。トナー残量確認シーケンスを実施する場合(S4)、図7に示すように、補給モータ73を10回転し、かつ現像駆動モータ27を10秒駆動する(S5)。上記回転回数と時間は、トナー補給量やトナー補給を実施してから、インダクタンスセンサ26に補給されてトナーが到達する時間によって決定される。
その後、現像駆動モータ27の回転開始から9〜10秒の間の検知TD比をインダクタンスセンサ26によって検知する(S8)。
上記、補給モータ73の補給回数、現像駆動モータ27の駆動時間、インダクタンスセンサ26でTD比を検知するタイミングについては、トナーボトル7の補給量や、補給口75からインダクタンスセンサ26までの現像剤の搬送時間により設定される。これらの値は、画像形成装置の構成に合わせて最適化することが重要である。
現像駆動モータ27回転開始から9〜10秒の間にインダクタンスセンサ26で検知されたTD比を検知TD比:TD(Indc)Rとする。そして、検知TD比:TD(Indc)Rと目標となるTD比:TD(target)との差分値:ΔTD比(END)が、数式8の関係、を満たしているか否かを判断する。
数式8は、
ΔTD比(END)=TD(Indc)R−TD(target)≧−0.2% …(数式8)
である。本実施形態では、−0.2%を「トナーあり判断値」とする。
判断式である上記数式8を満たしている場合、「トナーあり」と判断する(S8)。この場合、トナー残量確認シーケンスを終了し、画像形成再開を許可し(S9)、トナー補給を終了する(S10)。
(S7)で上記数式8を満たさない場合、(S11)へ進む。(S11)では、ΔTD比(END)が、以下の数式9の関係を満たしているか否かを判断する。
数式9は、
ΔTD比(END)=TD(Indc)R−TD(target)≦−0.9% …(数式9)
である。本実施形態では、−0.9%を「トナーなし判断値」とする。
(S11)での判断式たる上記数式9を満たしている場合、「トナーなし」と判断する(S12)。そして、トナー残量確認シーケンスを終了し、画像形成再開を停止する(S13)。この場合、表示器300上に「トナーボトルを交換してください」と表示する(S14)。
(S7)及び(S11)で検知された検知TD比:TD(Indc)Rが、上記数式8、数式9のいずれも満たさない場合(数値としては−0.9%より大きく−0.2%より小さい)は、(S15)に進む。
図8は第1実施形態のΔTD比(END)検知後の判断を示す図である。
図8に示す通り、本実施形態では、ΔTD比(END)≧−0.2%なら「トナーあり」とする。また、ΔTD比(END)≦−0.9%なら「トナーなし」とする。そして、−0.2%>ΔTD比(END)>−0.9%なら「判別見送り」とし、(S5)の補給動作の累積補給回数3回(所定回数)までは繰り返し(S5)の補給動作を実施する。
上述のように、本実施形態では、−0.2%>ΔTD比(END)>−0.9%の範囲なら、補給動作を再実行する。再度補給動作をする理由は、現像器2内の現像剤のTD比にムラが生じている場合(図4(b)参照)、確実にトナーが補給されている(トナーあり)か、もしくはトナーが補給されていない(トナーなし)か、が判断しきれないためである。
本実施形態においては、図4(b)の結果のTD比のムラの範囲より、−0.2%>ΔTD比(END)>−0.9%の範囲なら、再度補給動作を実施すると設定しているが、他の範囲にしても構わない。
(S15)で累積補給回数3回未満の条件では、再度(S5)の補給動作を実施する。この場合、再度、ΔTD比(END)を検知し、その値で数式8もしくは数式9に該当するかの判断を繰り返す。
(S5)の補給動作の累積補給回数が3回になっても、ΔTD比(END) が−0.2%以上にならない場合、現像器2内の現像剤のTD比のムラを考慮しても、確実にトナーが無い状態である。
この場合、再度(S5)に戻ることはせずに「トナーなし」と判断し(S12)、トナー残量確認シーケンスを終了し、画像形成再開を停止する(S13)。そして、表示器300上に「トナーボトルを交換してください」と表示する(S14)。
なお、本実施形態では、(S5)での補給動作を3回実施しても、ΔTD比(END)が−0.2%以上にならない条件では、トナーボトル7内のトナーはないと判断しているが、回数を増やしても構わない。
上述のように、本実施形態の制御部100は、トナー残量確認シーケンスの実行開始後、インダクタンスセンサ26によって取得される検知結果に基づいて、少なくとも次の3つの状態を選択的に実行する。具体的には、直ちに画像形成を禁止する第1状態と、画像形成動作を許可する第2状態と、トナー残量確認シーケンスを再度実行させる第3状態である。
前記各状態は、トナー残量確認シーケンスが開始して1回の補給動作で「トナーあり」もしくは「トナーなし」を判断できる場合と、2回もしくは3回の補給動作で「トナーあり」もしくは「トナーなし」を判断できる場合に分かれる。
1回の補給動作で判別ができる場合(第1状態及び第2状態)は、トナー残量確認シーケンスを短時間で終了することができダウンタイムの低減が可能になる。
一方、2回もしくは3回の補給動作をかけて判別する場合(第3状態)であると、「トナーなし」判断の精度を上げることができる。この場合、トナーボトル内のトナーが充分にある状態での「トナーなし」の判断を防止することで、ユーザーに対してトナーボトル寿命の点でのストレスを軽減することができる。
以上のように制御することによって、トナー残量確認シーケンスによるダウンタイムを可及的に短くしながら、トナー残量判定の精度の低下を抑制することができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態の構成を説明する。前述の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
第1実施形態では、ΔTD比(END)≧−0.2%なら「トナーあり」とした。この−0.2%の値を「トナーあり判断値」とする。ここで、「トナーあり判断値」を下げた場合、例えば−0.2%から−1.0%側に下げた場合、トナー残量確認シーケンスが開始して1回の補給動作で「トナーあり」になる頻度が上がる。しかし、現像器2内の現像剤のTD比にムラによっては、間違えて「トナーあり」と判断してしまう場合がある。
間違えて「トナーあり」と判断してしまった場合の課題として、次のものが挙げられる。すなわち、再度トナー残量確認シーケンスを実施するまでの間に、TD比が低下すると、キャリアが感光体ドラムに付着してしまう。このため、付着したキャリアの部分の画像が白く抜けてしまうという課題がある。この課題は、TD比が高い場合には起こりにくいため、目標となるTD比:TD(target)を高く設定するとよい。
本実施形態では、パッチ画像Qの濃度に応じて、目標となるTD比:TD(target)を、制御部が変更する。特に、現像器2内の現像剤の耐久度合いに応じて変更する。そして、パッチ画像Qの濃度を一定に保つように現像剤のTD比を変化させることで、現像剤のトナー帯電量の変化を抑制し、画像濃度の安定化を図る。また、目標となるTD比:TD(target)には、上限値を設定している。また、目標となるTD比:TD(target)には、キャリア付着が生じないように下限値を設定している。
このように、第2実施形態では、パッチ画像Qの濃度に応じて決定された目標となるTD比:TD(target)の値に応じて、「トナーあり判断値」としての閾値を変更する。
図9は第2実施形態の目標となるTD比とトナーあり判断値との関係を示した図である。具体的には、目標となるTD比:TD(target)と「トナーあり判断値」の関係を示す。図9の関係はROM102に予め記録されている。「トナーあり判断値」は第1実施形態で示した、−0.9%より大きい数値であれば他の値を設定しても構わない。
〔第3実施形態〕
第3実施形態の構成を説明する。前述の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
第1実施形態では、ΔTD比(END)≦−0.9%なら「トナーなし」とした。この−0.9%という値を「トナーなし判断値」とする。第1実施形態の図6のフローチャート(S15)の判断では、繰り返し(S5)の補給動作を実施した場合でも同じとしている。
画像比率が高い画像を出力した後に、現像器2内の現像剤のTD比にムラが生じた場合でも、図4に示したように、時間が経過するとそのムラは減少している。このことから、繰り返し(S5)の補給動作を実施した場合、「トナーなし判断値」としての閾値を上げても、例えば、−0.9%から−0.2%側に上げても、「トナーなし」判断を間違える可能性が減少する。
このため、第3実施形態では、繰り返し(S5)の補給動作を実施した場合に、制御部が「トナーなし判断値」を上げる。これにより、2回目の補給動作で「トナーなし」と判断できる可能性が上がる。すると、トナー残量確認シーケンスの時間を短縮化することができる。
なお、第3実施形態では、図6のフローチャート(S15)の判断で、繰り返し(S5)の補給動作を実施した場合、「トナーなし判断値」を−0.9%から−0.7%に変更したが、他の数値にしても構わない。ただし、「トナーあり判断値」>「トナーなし判断値」の関係は守る必要がある。
〔第4実施形態〕
第4実施形態の構成を説明する。前述の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
第1実施形態では、図6のフローチャート(S15)の判断で、繰り返し(S5)の補給動作を実施した場合の補給条件は、1回目の補給条件(補給モータ73を10回転駆動)と同じにした。
しかし、ΔTD比(END)が−0.2%に近い状態(例えば−0.3%)の場合は、繰り返し(S5)の補給動作において補給モータ73を10回転駆動すると、補給トナー量が多すぎるおそれがある。この場合、目標となるTD比:TD(target)を大きく超えてしまうことがある。そして、目標となるTD比:TD(target)を大きく超えてしまうと、トナー飛散や白地部のかぶり画像などのおそれがある。
そこで、第4実施形態では、前回のΔTD比(END)の値に応じて、制御部が補給モータ73の補給回転回数:Mを変更する。
図10は第4実施形態のフローチャートを示す図である。基本的なフローは第1実施形態のフローチャートの図6と同じであるが、第4実施形態では、(S16)、(S17)のフローが追加されている。
(S15)で繰り返し補給動作を実施することが決まった場合、ΔTD比(END)の値によって補給モータ73の補給回転回数:Mを決定する(S16)。(S16)で使用する、ΔTD比(END)と補給モータ73の補給回転回数:Mの関係は、ROM102に予め記録されている。図11は第4実施形態のΔTD比(END)と補給モータの駆動回数の関係の図表である。
図11の関係より、補給モータ73の補給回転回数:Mを決定し、(S17)のフローに移り補給動作を実施する。なお、図11では、ΔTD比(END)が、−0.9%以上−0.6%未満のとき、M=10とし、−0.6%以上−0.4%未満のとき、M=8とし、−0.4%以上−0.2%未満のとき、M=6としたが、これに限るものではない。
IP…画像形成部
1…感光体ドラム
2…現像器
7…トナーボトル
12…スキャナー部
26…インダクタンスセンサ
27…現像駆動モータ
73…補給モータ
100…制御部
101…CPU
102…ROM
103…RAM
232…現像スリーブ

Claims (7)

  1. トナーを用いて記録材に画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記トナーと磁性キャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に収容された前記現像剤を搬送する現像剤搬送部と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像剤を担持する現像剤担持体とを有する現像装置と、
    前記画像形成装置の装着部に着脱可能に設けられ、前記現像容器に供給するための前記トナーを収容するトナー容器と、
    前記トナー容器に収容された前記トナーを前記現像容器に供給するために回転駆動される駆動モータと、
    前記現像容器に収容されている前記磁性キャリアの透磁率に基づいて、前記現像容器に収容されている前記現像剤の前記トナーと前記磁性キャリアの比率としてのトナー濃度を検出する検出ユニットと、
    前記画像形成動作を中断し、前記画像形成動作を中断させた状態で前記駆動モータを回転駆動させるトナー供給動作を実行する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記画像形成動作を実行している間に前記検出ユニットによって検出された前記トナー濃度である第1の検出トナー濃度が、所定値よりも低いことを含む所定の条件を満たすとき、前記トナー供給動作を実行し、
    前記制御部は、前記トナー供給動作を1回実行するごとに、前記トナー供給動作の1回の実行により前記駆動モータを回転駆動させた後に前記検出ユニットによって検出された前記トナー濃度である第2の検出トナー濃度基づいて、中断させた前記画像形成動作の再開を可能な状態に移行すること、前記装着部に装着された前記トナー容器の交換を促すこと、及び前記トナー供給動作を繰り返して1回実行することを含む複数の中から1つを選択して実行すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    記第2の検出トナー濃度第1の閾値よりも高い場合、中断させた前記画像形成動作の再開を可能な状態に移行し、
    前記第2の検出トナー濃度前記第1の閾値よりも低い閾値である第2の閾値よりも低い場合、前記装着部に装着された前記トナー容器の交換を促し、
    前記第2の検出トナー濃度が前記第1の閾値よりも低く、且つ前記第2の閾値よりも高い場合、前記トナー供給動作を繰り返して1回実行すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第2の検出トナー濃度前記第1の閾値よりも低く且つ前記第2の閾値よりも高く、且つ、前記トナー供給動作が繰り返して所定回数実行されていない場合、前記トナー供給動作を繰り返して1回実行し、
    前記第2の検出トナー濃度前記第1の閾値よりも低く且つ前記第2の閾値よりも高く、且つ、前記トナー供給動作が繰り返して前記所定回数実行されている場合、前記装着部に装着された前記トナー容器の交換を促すこと
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記トナー供給動作が繰り返し実行された回数に応じて前記第2の閾値を変更可能であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記トナー供給動作を繰り返して1回実行するとき、前記第2の検出トナー濃度に応じて前記駆動モータを回転させる回数を変更可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記装着部に装着された前記トナー容器の交換を促すとき、前記画像形成動作の再開を制限する状態に移行することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記検出ユニットは、複数枚の記録材への前記画像形成動作において1枚の記録材への前記画像形成動作ごとに前記トナー濃度を検出し、
    前記制御部は、複数枚の記録材への前記画像形成動作において前記第1の検出トナー濃度が前記所定値よりも低いことを所定の枚数連続して満たすとき、前記トナー供給動作を実行すること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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