JP6174380B2 - 補強梁の連結構造及び連結用補強梁 - Google Patents

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Description

本発明は、補強梁の連結構造及び連結用補強梁に関する。
従来、隣接する建物ユニット間に補強梁を設けて、柱のない大空間を形成するユニット式建物が知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、四本の柱のうちの一本が省かれた建物ユニットをそれぞれの角隅部を寄せ合わせて配置し、これら建物ユニットの上に上階部を構成する建物ユニットを積層し、角隅部の柱を省略するともに補強梁により建物ユニットどうしを連結することで、大きな居室空間を形成するようになっている。
特開2002−81138号公報
ところで、ユニット式建物を構成する複数の建物ユニットの配置構造として、複数の建物ユニットの長手方向が所定の一方向に沿うように配置される並列配置構造と、一部の建物ユニットの長手方向が複数個並設される建物ユニットの長手方向に対して直交するように配置される直交配置構造とがある。
このうち、並列配置構造では、四つの建物ユニットの角隅部が寄せ合わされた部分に一の補強梁を設けることで四本の柱を省くことができるのに対して、直交配置構造では、複数の建物ユニットの長手方向が直交するように配置された部分にて柱が分散して配置されてしまうため、一の補強梁を設けても二本の柱しか省くことができない。
一方、階段の設置位置や設置方向並びに間口の方向等の設計の自由度を向上させる上では、並列配置構造よりも直交配置構造を採ることが好ましい場合もあるが、二つの補強梁を連続して配置することができない等の補強梁の配置の制限により、相対的に大きな空間を効率良く形成することができない。
そこで、本発明の課題は、二つの補強梁を連続して配置することができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる補強梁の連結構造及び連結用補強梁を提供することである。
上記課題を解決するため、例えば、図1、図2及び図4に示すように、請求項1に記載の発明の補強梁の連結構造は、
ユニット式建物100を構成するそれぞれ略直方体形状に形成された複数の建物ユニット1、…間に架設される補強梁(例えば、第一補強梁2や第二補強梁3等)が、当該ユニット式建物100に少なくとも二つ水平方向に隣合って配置され、
第一補強梁2におけるいずれかの側端(例えば、端部2B)には、水平方向に延在する接続用板部22が設けられ、
前記第一補強梁2における前記接続用板部22と隣接して第二補強梁3が配置され、
前記第二補強梁3における前記接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)には、上部分又は下部分が前記接続用板部22と反対側に凹むように切り欠かれた切欠部32が設けられ、
前記接続用板部22は、前記第一補強梁2における前記切欠部32側の側端から前記切欠部32に向けて延出する延出部を有し、
前記接続用板部22の前記延出部と前記切欠部32とが、上下に重ね合わされて接続されることで前記第一補強梁2と前記第二補強梁3とが連結されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ユニット式建物100に隣合って配置される第一補強梁2及び第二補強梁3のうち、第一補強梁2におけるいずれかの側端(例えば、端部2B)には、水平方向に延在する接続用板部22が設けられ、第二補強梁3における接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)には、上部分又は下部分が接続用板部22と反対側に凹むように切り欠かれた切欠部32が設けられ、接続用板部22と切欠部32とが接続されることで第一補強梁2と第二補強梁3とが連結されるので、第一補強梁2と第二補強梁3の二つの補強梁を水平方向に隣合わせるように連続して配置することができることとなって、ユニット式建物100を構成する複数の建物ユニット1、…の中で柱13を省く箇所の設計の自由度を向上させることができる。結果として、ユニット式建物100の中で階段の設置位置や設置方向並びに間口の方向等の設計の自由度を向上させることができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる。
また、切欠部3は、特に、第二補強梁3における接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)の下部分が切り欠かれて設けられることで、当該切欠部3の下面と接続用板部22の上面を当接させることができ、第二補強梁3における接続用板部22側の側端の上部分が切り欠かれた構成の切欠部よりも、第二補強梁3が支持する荷重を切欠部3及び接続用板部22を介して第一補強梁2に適正に伝達することができる。
請求項2に記載の発明は、例えば、図1に示すように、請求項1に記載の補強梁の連結構造において、
一部の建物ユニット(例えば、建物ユニット1B)の長手方向が複数個並設される建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D)の長手方向に対して略直交するように配置され、
前記複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D)は、前記一部の建物ユニット(例えば、建物ユニット1B)側にて隣合う柱13どうしがそれぞれ省かれてなり、
前記第一補強梁2及び前記第二補強梁3のうちの少なくとも一方の補強梁(例えば、第一補強梁2)は、前記一部の建物ユニット(例えば、建物ユニット1B)と前記複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D)の間に架設されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、長手方向が略直交するように配置される一部の建物ユニット(例えば、建物ユニット1B)と複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D)との間に、第一補強梁2及び第二補強梁3のうちの少なくとも一方の補強梁(例えば、第一補強梁2)が架設されるので、一部の建物ユニット(例えば、建物ユニット1B)と複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D)を互いの長手方向が略直交するように配置した直交配置部4が隣合うように設けられたユニット式建物100であっても、隣合う第一補強梁2及び第二補強梁3を連続して配置することで、直交配置部4の各々にて複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D、1E、1F)の隣合う柱13どうしをそれぞれ省くことができる。つまり、ユニット式建物100の複数の建物ユニット1、…の配置構造として、一部の建物ユニット(例えば、建物ユニット1B)の長手方向が複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D)の長手方向に対して略直交するように配置される直交配置構造を採用した場合であっても、複数の建物ユニット1、…の長手方向が所定の一方向に沿うように配置される並列配置構造と同様に、四本の柱13、…を省くことができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば、図8及び図9に示すように、請求項1に記載の補強梁の連結構造において、
隣合って配置される二つの建物ユニット301F、301Aは隣合うそれぞれの梁(例えば、天井梁11B)の長さが異なり、
前記第一補強梁及び前記第二補強梁(例えば、異長用第一補強梁5及び第二補強梁3)のうちの少なくとも一方の補強梁(例えば、異長用第一補強梁5)は、前記二つの建物ユニット301F、301Aのうち、一方の建物ユニット(例えば、建物ユニット301A)を構成する前記梁(例えば、天井梁11B)に沿って設けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、第一補強梁及び第二補強梁(例えば、異長用第一補強梁5及び第二補強梁3)のうちの少なくとも一方の補強梁(例えば、異長用第一補強梁5)は、隣合うそれぞれの梁(例えば、天井梁11B)の長さが異なる二つの建物ユニット301F、301Aのうち、一方の建物ユニット(例えば、建物ユニット301A)を構成する前記梁(例えば、天井梁11B)に沿って設けられるので、梁(例えば、天井梁11B)の長さが異なる種類の建物ユニット301A〜301Fを組み合わせて構成したユニット式建物300であっても、第一補強梁及び第二補強梁(例えば、異長用第一補強梁5及び第二補強梁3)を連続して配置することで、ユニット式建物300を構成する複数の建物ユニット301、…の中で柱13を省く箇所の設計の自由度を向上させることができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる。
請求項4に記載の発明は、例えば、図2に示すように、請求項1〜3の何れか一項に記載の補強梁の連結構造において、
前記接続用板部22は、前記複数の建物ユニット1、…の隣合う柱頭部14どうしに跨がるように設けられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、接続用板部22は、複数の建物ユニット1、…の隣合う柱頭部14どうしに跨がるように設けられるので、複数の建物ユニット1、…の寄せ集められた隣合う柱頭部14と接続用板部22とを適正に接続することができるだけでなく、第一補強梁2や第二補強梁3が支持する荷重を複数の建物ユニット1、…の柱頭部14に適正に伝達することができ、当該複数の建物ユニット1、…の鉛直荷重に対する耐力や剛性を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば、図4に示すように、請求項1〜4の何れか一項に記載の補強梁の連結構造において、
前記切欠部32には、前記第二補強梁3における前記接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)から水平方向に突出した突出片部33が設けられ、
前記突出片部33と前記接続用板部22とが所定の締結手段(例えば、ボルト26A及びナット26B)により締結されることで前記第一補強梁2と第二補強梁3とが連結されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、第二補強梁3における接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)から水平方向に突出した突出片部33と接続用板部22とが所定の締結手段(例えば、ボルト26A及びナット26B)により締結されることで第一補強梁2と第二補強梁3とが連結されるので、隣合う第一補強梁2と第二補強梁3とを適正に連結することができ、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項6に記載の発明の連結用補強梁(例えば、第二補強梁3)は、例えば、図1、図2及び図4に示すように、
ユニット式建物100を構成するそれぞれ略直方体形状に形成された複数の建物ユニット1、…間に架設される補強梁(例えば、第二補強梁3)であって、
当該補強梁(例えば、第二補強梁3)と水平方向に隣合って別に配置される別の補強梁(例えば、第一補強梁2)の側端(例えば、端部2B)には、水平方向に延在する接続用板部22が設けられ、
当該補強梁(例えば、第二補強梁3)における前記別の補強梁(例えば、第一補強梁2)の前記接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)には、上部分又は下部分が前記接続用板部22と反対側に凹むように切り欠かれた切欠部32が設けられ、
前記接続用板部22は、前記別の補強梁(例えば、第一補強梁2)における前記切欠部32側の側端(例えば、端部2B)から前記切欠部32に向けて延出する延出部を有し、
前記切欠部32と前記接続用板部22の前記延出部とが、上下に重ね合わされて接続されることで前記別の補強梁(例えば、第一補強梁2)と連結されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、ユニット式建物100を構成する建物ユニット(例えば、建物ユニット1A〜1F)間に架設される補強梁(例えば、第二補強梁3)と水平方向に隣合って別に配置される別の補強梁(例えば、第一補強梁2)の側端(例えば、端部2B)には、水平方向に延在する接続用板部22が設けられ、当該補強梁(例えば、第二補強梁3)における別の補強梁(例えば、第一補強梁2)の接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)には、上部分又は下部分が接続用板部22と反対側に凹むように切り欠かれた切欠部32が設けられ、切欠部32と接続用板部22とが接続されることで別の補強梁(例えば、第一補強梁2)と連結されるので、別の補強梁(例えば、第一補強梁2)と連結用補強梁(例えば、第二補強梁3)の二つの補強梁を水平方向に隣合わせるように連続して配置することができることとなって、ユニット式建物100を構成する複数の建物ユニット1、…の中で柱13を省く箇所の設計の自由度を向上させることができる。結果として、ユニット式建物100の中で階段の設置位置や設置方向並びに間口の方向等の設計の自由度を向上させることができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる。
また、切欠部3は、特に、当該補強梁(例えば、第二補強梁3)における別の補強梁(例えば、第一補強梁2)の接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)の下部分が切り欠かれて設けられることで、当該切欠部3の下面と接続用板部22の上面を当接させることができ、当該補強梁(例えば、第二補強梁3)における接続用板部22側の側端の上部分が切り欠かれた構成の切欠部よりも、当該補強梁(例えば、第二補強梁3)が支持する荷重を切欠部3及び接続用板部22を介して別の補強梁(例えば、第一補強梁)に適正に伝達することができる。
本発明によれば、二つの補強梁を連続して配置することができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる。
本発明の補強梁の連結構造を適用した一実施形態のユニット式建物を概略的に示す平面図である。 図1のユニット式建物の破線Aで囲まれた部分を拡大して示す平面図である。 図1のユニット式建物を構成する建物ユニットを示す斜視図である。 図1のユニット式建物を構成する第一補強梁と第二補強梁の連結を説明するための図である。 本発明の補強梁の連結構造を適用した変形例1のユニット式建物を概略的に示す平面図である。 図5のユニット式建物の破線Dで囲まれた部分を拡大して示す平面図である。 図5のユニット式建物を構成する第一補強梁と第二補強梁の連結を説明するための図である。 本発明の補強梁の連結構造を適用した変形例2のユニット式建物を概略的に示す平面図である。 図8のユニット式建物を構成する異長用第一補強梁を拡大して示す平面図である。 図8のユニット式建物を構成する異長用第一補強梁と第二補強梁の連結を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態のユニット式建物100を概略的に示す平面図である。また、図2は、図1のユニット式建物100の破線Aで囲まれた部分を拡大して示す平面図である。
本実施形態のユニット式建物100は、図1及び図2に示すように、複数(例えば、六つ)の建物ユニット1、…を水平方向に組み合わせて構成され、水平方向に隣合う建物ユニット1間にそれぞれ架設された第一補強梁2と第二補強梁3とが連結されている。
なお、ユニット式建物100は、基礎の上に設けられ、また、最上部に屋根が設けられるものであるが、これらの図示は省略するものとする。また、図1にあっては、第一補強梁2及び第二補強梁3を模式的に表している。
先ず、建物ユニット1について図3を参照して説明する。
図3は、建物ユニット1を示す斜視図である。
図3に示すように、建物ユニット1は、四本の天井梁11、…と、四本の床梁12、…と、四本の柱13、…を有し、これら天井梁11、…、床梁12、…及び柱13、…が略直方体形状に骨組みされている。
具体的には、四本の天井梁11、…及び四本の床梁12、…は、各角部に配置される接続部材15、16を介してそれぞれ矩形枠状に組まれている。
天井梁11及び接続部材15が構成する上側の矩形枠の長辺の長さと床梁12及び接続部材16が構成する下側の矩形枠の長辺の長さが略等しくなっている。また、天井梁11及び接続部材15が構成する上側の矩形枠の短辺の長さと床梁12及び接続部材16が構成する下側の矩形枠の短辺の長さが略等しくなっている。さらに、上下両側の矩形枠の長辺の長さは、上下両側の矩形枠の短辺の長さの略二倍となっている。
また、四本の柱13、…の各々は、上端が上側の矩形枠の四つの接続部材15、…の下端にそれぞれ連結されるとともに、下端が下側の矩形枠の四つの接続部材16、…の上端にそれぞれ連結されている。
なお、建物ユニット1には、必要に応じて外装材が取り付けられても良い。
複数の建物ユニット1、…は、一部の建物ユニット1の長手方向が他の複数個並設される建物ユニット1の長手方向に対して略直交するように配置されている。
具体的には、図1に示すように、六つの建物ユニット1、…のうち、手前側の二つの建物ユニット1A、1B(一部の建物ユニット)は長手方向を左右方向に沿わせるように横向きに配置されている。そして、右奥側の二つの建物ユニット1C、1D(複数個の建物ユニット)は、長手方向を右手前側の建物ユニット1Bの長手方向に対して略直交させるように縦向きに配置され、同様に、左奥側の二つの建物ユニット1E、1F(複数個の建物ユニット)は、長手方向を左手前側の建物ユニット1Aの長手方向に対して略直交させるように縦向きに配置されている。
また、右手前側の建物ユニット1Bと右奥側の二つの建物ユニット1C、1Dとの間に第一補強梁2が架設され、左手前側の建物ユニット1Aと左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fとの間に第二補強梁3が架設されている。すなわち、第一補強梁2と第二補強梁3とは水平方向に隣合って配置されている。
第一補強梁2は、建物ユニット1の長辺を構成する天井梁11Aと略等しい長さを有する左右方向に長尺な部材である。
また、第一補強梁2は、対向配置された右手前側の建物ユニット1Bの長辺を構成する天井梁11Aと右奥側の二つの建物ユニット1C、1Dの各々の短辺を構成する天井梁11Bとの間に設けられている。
具体的には、第一補強梁2は、水平方向に所定の厚さを有する梁本体部21を有し、梁本体部21の第二補強梁3と反対側の端部2A(図1における右端部)は、右手前側の建物ユニット1Bの長辺を構成する天井梁11Aの右端部及び右奥側の一方の建物ユニット1(図1における右奥右側の建物ユニット1D)の短辺を構成する天井梁11Bの右端部に所定の結合手段(例えば、ボルト及びナット;図示略)を介して結合されている。一方、梁本体部21の第二補強梁3側の端部2B(第一補強梁2におけるいずれかの側端)には、接続用板部22が設けられ、当該接続用板部22が右手前側の建物ユニット1B及び右奥側の他方の建物ユニット1(図1における右奥左側の建物ユニット1C)並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の他方の建物ユニット1(図1における左奥右側の建物ユニット1F)の隣合う接続部材15、…の柱13に対応する柱頭部14、…に接続されている。
接続用板部22は、上下方向に所定の厚さを有し、平面視にて多角形状に形成されている。そして、接続用板部22は、梁本体部21の第二補強梁3側の端部2Bであって、当該端部2Bの上下方向の略中央部に、接続用板部22の一部分が差し込まれるようにして設けられている。すなわち、接続用板部22の梁本体部21の第二補強梁3側の端部2Bに差し込まれていない部分は、梁本体部21の第二補強梁3側の端部2Bから水平方向に延出した形態となっている。
なお、接続用板部22の梁本体部21の第二補強梁3側の端部2Bに差し込まれた部分は、ボルト23A及びナット23Bにより梁本体部21の第二補強梁3側の端部2Bに締結されている(図4(a)参照)。
また、接続用板部22は、右手前側の建物ユニット1B及び右奥側の他方の建物ユニット1C並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の他方の建物ユニット1Fの寄せ集められた柱13に対応する柱頭部14に跨がるように配設されている。
また、接続用板部22の四つの建物ユニット1A、1B、1C、1Fの柱頭部14に対応する部分の各々には、位置決め用のピン24及び締結用のボルト(図示略)が挿通される取付用通し孔25がそれぞれ一つずつ形成されている。
一方、四つの建物ユニット1A、1B、1C、1Fの柱頭部14の各々にも、ピン24が差し込まれる差込孔(図示略)及びボルトが挿通される通し孔(図示略)がそれぞれ一つずつ形成されている。
そして、接続用板部22の四つのピン24、…が四つの建物ユニット1A、1B、1C、1Fの柱頭部14の差込孔に差し込まれるとともに、接続用板部22の四つの取付用通し孔25、…が四つの建物ユニット1A、1B、1C、1Fの柱頭部14の対応する四つの通し孔にそれぞれ重ね合わされ、ボルトが取付用通し孔25及び通し孔にそれぞれ通されて当該ボルトにナット(図示略)がそれぞれ螺合する。このようにして、接続用板部22は、右手前側の建物ユニット1B及び右奥側の他方の建物ユニット1C並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の他方の建物ユニット1Fの接続部材15の柱頭部14に締結されている。
上記のように、第一補強梁2が、右手前側の建物ユニット1Bの長辺を構成する天井梁11Aと右奥側の二つの建物ユニット1C、1Dの各々の短辺を構成する天井梁11Bとの間に設けられていることにより、右奥側の二つの建物ユニット1C、1Dを構成し、第一補強梁2側に設けられた柱13のうち、第一補強梁2の梁本体部21の両端部2A、2B以外の部分に対向する柱、すなわち、右奥側の二つの建物ユニット1C、1Dの柱13のうち、第一補強梁2側にて隣合う二つの柱(破線Bで囲まれた部分に存する柱)が、省かれている。
つまり、右手前側の建物ユニット1Bの長手方向が右奥側の二つの建物ユニット1C、1Dの長手方向に対して略直交するように配置された直交配置部4にて、隣合う右奥側の二つの建物ユニット1C、1Dの柱13がそれぞれ一本ずつ省かれ、当該直交配置部4を補強するように、右手前側の建物ユニット1Bと右奥側の二つの建物ユニット1C、1Dとの間に第一補強梁2が架設されている。
また、接続用板部22の略中央部、すなわち、接続用板部22が四つの建物ユニット1A、1B、1C、1Fの柱頭部14に跨がるように配設された状態で、四つの建物ユニット1A、1B、1C、1Fの柱頭部14どうしの間に対応する位置に、第二補強梁3と連結するためのボルト26Aが挿通される第1連結用孔27(図4(a)参照)が形成されている。
第二補強梁(連結用補強梁)3は、第一補強梁(別の補強梁)2と隣接して配置され、建物ユニット1の長辺を構成する天井梁11Aと略等しい長さを有する左右方向に長尺な部材である。
また、第二補強梁3は、対向配置された左手前側の建物ユニット1Aの長辺を構成する天井梁11Aと左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fの各々の短辺を構成する天井梁11Bとの間に設けられている。
具体的には、第二補強梁3は、第一補強梁2と略同様に、水平方向に所定の厚さを有する梁本体部31を有し、梁本体部31の第一補強梁2と反対側の端部3A(図1における左端部)は、左手前側の建物ユニット1Aの長辺を構成する天井梁11Aの左端部及び左奥側の一方の建物ユニット1(図1における左奥左側の建物ユニット1E)の短辺を構成する天井梁11Bの左端部に所定の結合手段(例えば、ボルト及びナット;図示略)を介して結合されている。一方、梁本体部31の第一補強梁2側の端部3B(第二補強梁3における第一補強梁2側の側端)には、切欠部32が設けられ、当該切欠部32と第一補強梁2の接続用板部22とが接続されている。
切欠部32は、梁本体部31の第一補強梁2側の端部3Bの上下方向略中央から下側部分が接続用板部22と反対側に凹むように(すなわち、上側部分が接続用板部22側に突出するように)切り欠かれることで形成されている。
なお、第二補強梁3の梁本体部31と第一補強梁2の梁本体部21の上下方向の長さは略等しくなっており、後述するように、第一補強梁2と第二補強梁3とが組み合って連結された状態で、当該第一補強梁2の梁本体部21及び第二補強梁3の梁本体部31の上端面どうし及び下端面どうしが略等しい高さとなる。
また、切欠部32は、側面視にて断面略「L」字状をなし、当該切欠部32の天面部に突出片部33が設けられている。
突出片部33は、第二補強梁3の梁本体部31の第一補強梁2側の端部3Bから水平方向に突出して形成され、梁本体部31の厚さと略等しい幅を有している。また、突出片部33の先端部には、第一補強梁2と連結するためのボルト26A(図4(a)参照)が挿通される第2連結用孔34が形成されている。
そして、突出片部33の第2連結用孔34が接続用板部22の第1連結用孔27に重ね合わされ、ボルト26Aが第2連結用孔34及び第1連結用孔27にそれぞれ通されて当該ボルト26Aにナット26B(図4(a)参照)が螺合する。このようにして、切欠部32の突出片部33と接続用板部22とがボルト26A及びナット26B(所定の締結手段)により締結されている。
上記のように、第二補強梁3が、左手前側の建物ユニット1Aの長辺を構成する天井梁11Aと左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fの各々の短辺を構成する天井梁11Bとの間に設けられていることにより、左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fを構成し、第二補強梁3側に設けられた柱13のうち、第二補強梁3の梁本体部31の両端部3A、3B以外の部分に対向する柱、すなわち、左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fの柱13のうち、第二補強梁3側にて隣合う二つの柱(破線Cで囲まれた部分に存する柱)が、省かれている。
つまり、左手前側の建物ユニット1Aの長手方向が左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fの長手方向に対して略直交するように配置された直交配置部4にて、隣合う左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fの柱13がそれぞれ一本ずつ省かれ、当該直交配置部4を補強するように、左手前側の建物ユニット1Aと左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fとの間に第二補強梁3が架設されている。
ここで、第一補強梁2と第二補強梁3の連結方法について、図4(a)及び図4(b)を参照して説明する。
図4(a)及び図4(b)は、第一補強梁2と第二補強梁3の連結を説明するための図であり、このうち、図4(a)は、第一補強梁2と第二補強梁3が連結していない状態を概略的に表す側面図であり、図4(b)は、第一補強梁2と第二補強梁3が連結した状態を概略的に表す側面図である。
先ず、右手前側の建物ユニット1Bと右奥側の二つの建物ユニット1C、1Dとの間に第一補強梁2を配設する。
具体的には、第一補強梁2の第二補強梁3と反対側の端部2Aを、右手前側の建物ユニット1Bの長辺を構成する天井梁11Aの右端部及び右奥側の一方の建物ユニット1Dの短辺を構成する天井梁11Bの右端部に所定の結合手段を介して結合する。また、第一補強梁2の第二補強梁3側の接続用板部22の四つのピン24、…を右手前側の建物ユニット1B及び右奥側の他方の建物ユニット1C並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の他方の建物ユニット1Fの柱頭部14の四つの差込孔に差し込むとともに、接続用板部22の四つの取付用通し孔25、…を対応する四つの通し孔にそれぞれ重ね合わせ、ボルトを取付用通し孔25及び通し孔にそれぞれ通して当該ボルトにナット(図示略)をそれぞれ螺合する。これにより、第一補強梁2の接続用板部22が、右手前側の建物ユニット1B及び右奥側の他方の建物ユニット1C並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の他方の建物ユニット1Fの接続部材15の柱頭部14に締結される(図4(a)参照)。
続けて、左手前側の建物ユニット1Aと左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fとの間に第二補強梁3を配設する。
具体的には、第二補強梁3の第一補強梁2と反対側の端部3Aを、左手前側の建物ユニット1Aの長辺を構成する天井梁11Aの左端部及び左奥側の一方の建物ユニット1Eの短辺を構成する天井梁11Bの左端部に所定の結合手段を介して結合する。また、第二補強梁3の第一補強梁2側の突出片部33の第2連結用孔34を接続用板部22の第1連結用孔27に重ね合わせ、ボルト26Aを第2連結用孔34及び第1連結用孔27にそれぞれ通して当該ボルト26Aにナット26Bを螺合する。これにより、突出片部33と接続用板部22とが締結される(図4(b)参照)。
このようにして、第一補強梁2の接続用板部22と第二補強梁3の切欠部32とが接続され、第一補強梁2と第二補強梁3とが組み合って左右方向に連結された状態となる。
以上のように、本実施形態のユニット式建物100によれば、隣合って配置される第一補強梁2及び第二補強梁3のうち、第一補強梁2におけるいずれかの側端(例えば、端部2B)には、水平方向に延在する接続用板部22が設けられ、第二補強梁3における接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)には、下部分が接続用板部22と反対側に凹むように切り欠かれた切欠部32が設けられ、接続用板部22と切欠部32とが接続されることで第一補強梁2と第二補強梁3とが連結されるので、第一補強梁2と第二補強梁3の二つの補強梁を水平方向に隣合わせるように連続して配置することができることとなって、ユニット式建物100を構成する複数の建物ユニット1、…の中で柱13を省く箇所の設計の自由度を向上させることができる。この結果、ユニット式建物100の中で階段の設置位置や設置方向並びに間口の方向等の設計の自由度を向上させることができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる。例えば、図1における破線Cで囲まれた部分に存する柱を省くことで左側の3つの建物ユニット1A、1E、1Fにより構成される空間(図1中、破線αで示す空間)を「LDK」とした場合であっても、破線Bで囲まれた部分に存する柱を省くことで右側の3つの建物ユニット1B〜1Dに跨がる空間(図1中、破線βで示す空間)を「居室」とすることができる。さらに、建物ユニット1A、1B、1Eの外壁側に大間口を配置することができ、南側の部屋の採光や通風を良好なものとすることができる。また、直階段を奥側の建物ユニット1C〜1Fの長手方向に沿って配置することもできる。
また、切欠部3は、第二補強梁3における接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)の下部分が切り欠かれて設けられているので、当該切欠部3の下面と接続用板部22の上面を当接させることができ、第二補強梁3における接続用板部22側の側端の上部分が切り欠かれた構成の切欠部よりも、第二補強梁3が支持する荷重を切欠部3及び接続用板部22を介して第一補強梁2に適正に伝達することができる。
また、連結される第一補強梁2及び第二補強梁3のうち、第一補強梁2の構成は従前のものと同一とし、第二補強梁3の第一補強梁2側の端部3Bの構造のみを変更するだけで良いので、第一補強梁2の共通化により、大幅なコストアップを招くことなく隣合う第一補強梁2及び第二補強梁3の連結を行うことができる。
また、長手方向が略直交するように配置される一部の建物ユニット(例えば、建物ユニット1B)と複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D)の間に、第一補強梁2及び第二補強梁3のうちの少なくとも一方の補強梁(例えば、第一補強梁2)が架設されるので、一部の建物ユニット(例えば、建物ユニット1B)と複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D)を互いの長手方向が略直交するように配置した直交配置部4が隣合うように設けられたユニット式建物100であっても、隣合う第一補強梁2及び第二補強梁3を連続して配置することで、直交配置部4の各々にて複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D、1E、1F)の隣合う柱13どうしをそれぞれ省くことができる。つまり、ユニット式建物100の複数の建物ユニット1、…の配置構造として、複数の建物ユニット1、…のうちの一部の建物ユニット(例えば、建物ユニット1B)の長手方向が複数個の建物ユニット(例えば、建物ユニット1C、1D)の長手方向に対して直交するように配置される直交配置構造を採用した場合であっても、複数の建物ユニット1、…の長手方向が所定の一方向に沿うように配置される並列配置構造と同様に、四本の柱13、…を省くことができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる。
また、接続用板部22は、複数の建物ユニット1、…の隣合う柱頭部14どうしに跨がるように設けられるので、複数の建物ユニット1、…の寄せ集められた隣合う柱頭部14と接続用板部22とを適正に接続することができるだけでなく、第一補強梁2や第二補強梁3が支持する荷重を複数の建物ユニット1、…の柱頭部14に適正に伝達することができ、当該複数の建物ユニット1、…の鉛直荷重に対する耐力や剛性を高めることができる。
また、第二補強梁3における接続用板部22側の側端(例えば、端部3B)から水平方向に突出した突出片部33と接続用板部22とが所定の締結手段(例えば、ボルト26A及びナット26B)により締結されることで第一補強梁2と第二補強梁3とが連結されるので、隣合う第一補強梁2と第二補強梁3とを適正に連結することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
<変形例1>
以下に、変形例1のユニット式建物200について、図5〜図7を参照して説明する。
図5は、変形例1のユニット式建物200を概略的に示す平面図である。また、図6は、図5のユニット式建物200の破線Dで囲まれた部分を拡大して示す平面図である。
図5に示すように、変形例1のユニット式建物200は、六つの建物ユニット1、…の配置及び第一補強梁2の配置が上記実施形態のユニット式建物100と異なるが、それ以外の構成は上記実施形態のユニット式建物100と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
変形例1のユニット式建物200を構成する六つの建物ユニット1、…のうち、左手前側の建物ユニット1A並びに右側の三つの建物ユニット1B、1G、1Hは長手方向を左右方向に沿わせるように横向きに配置されている。
つまり、右奥側から二つの建物ユニット1G、1Hは、長手方向を左奥側の一方の建物ユニット1(図1における左奥右側の建物ユニット1F)の長手方向に対して略直交させるように横向きに配置されている。
第一補強梁2は、対向配置された左奥側の一方の建物ユニット1Fの長辺を構成する天井梁11Aと右奥側から二つの建物ユニット1G、1Hの各々の短辺を構成する天井梁11Bとの間に設けられている。すなわち、第一補強梁2は、その長手方向を第二補強梁3の長手方向に対して略直交させるように縦向きに配設されている。
具体的には、第一補強梁2の梁本体部21の第二補強梁3と反対側の端部2A(図5における奥側端部)は、右奥側の建物ユニット1Hの短辺を構成する天井梁11Bの奥側端部及び左奥側の一方の建物ユニット1Fの長辺を構成する天井梁11Aの奥側端部に所定の結合手段(例えば、ボルト及びナット;図示略)を介して結合されている。一方、梁本体部21の第二補強梁3側の端部2B(第一補強梁2におけるいずれかの側端)には、上記実施形態の第一補強梁2と同様に、接続用板部22が設けられ、当該接続用板部22が右手前側から二つの建物ユニット1B、1G並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の一方の建物ユニット1Fの隣合う柱頭部14に接続されている。
接続用板部22は、上記実施形態の接続用板部22とは形状が異なる以外の点は、略等しい構成をなしている。
すなわち、接続用板部22は、梁本体部21の第二補強梁3側の端部2Bであって、当該端部2Bの上下方向の略中央部に、接続用板部22の一部分が差し込まれるようにして設けられている。また、接続用板部22の梁本体部21の第二補強梁3側の端部2Bに差し込まれた部分は、ボルト23A及びナット23Bにより梁本体部21の第二補強梁3側の端部2Bに締結されている(図7(a)参照)。
また、接続用板部22は、右手前側から二つの建物ユニット1B、1G並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の一方の建物ユニット1Fの寄せ集められた柱13に対応する柱頭部14に跨がるように配設されている。
また、接続用板部22の四つの建物ユニット1A、1B、1F、1Gの柱頭部14に対応する部分の各々には、位置決め用のピン24及びボルト(図示略)が挿通される取付用通し孔25がそれぞれ一つずつ形成されている。
一方、四つの建物ユニット1A、1B、1F、1Gの柱頭部14の各々にも、ピン24が差し込まれる差込孔(図示略)及びボルトが挿通される通し孔(図示略)がそれぞれ一つずつ形成されている。
そして、接続用板部22の四つのピン24、…が四つの建物ユニット1A、1B、1F、1Gの柱頭部14の差込孔に差し込まれるとともに、接続用板部22の四つの取付用通し孔25、…が四つの建物ユニット1A、1B、1F、1Gの柱頭部14の対応する四つの通し孔にそれぞれ重ね合わされ、ボルトが取付用通し孔25及び通し孔にそれぞれ通されて当該ボルトにナット(図示略)がそれぞれ螺合する。このようにして、接続用板部22は、右手前側から二つの建物ユニット1B、1G並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の一方の建物ユニット1Fの柱頭部14に締結されている。
上記のように、第一補強梁2が、左奥側の一方の建物ユニット1Fの長辺を構成する天井梁11Aと右奥側から二つの建物ユニット1G、1Hの各々の短辺を構成する天井梁11Bとの間に設けられていることにより、右奥側から二つの建物ユニット1G、1Hを構成し、第一補強梁2側に設けられた柱13のうち、第一補強梁2の両端部2A、2B以外の部分に対向する柱、すなわち、右奥側から二つの建物ユニット1G、1Hの柱13のうち、第一補強梁2側にて隣合う二つの柱(破線Eで囲まれた部分に存する柱)が、省かれている。
また、接続用板部22の略中央部、すなわち、接続用板部22が四つの建物ユニット1A、1B、1F、1Gの柱頭部14に跨がるように配設された状態で、四つの建物ユニット1A、1B、1F、1Gの柱頭部14どうしの間に対応する位置に、第二補強梁3と連結するためのボルト(図6参照)が挿通される第1連結用孔27が形成されている。
ここで、第一補強梁2と第二補強梁3の連結方法について、図7(a)及び図7(b)を参照して説明する。
図7(a)及び図7(b)は、第一補強梁2と第二補強梁3の連結を説明するための図であり、このうち、図7(a)は、第一補強梁2と第二補強梁3が連結していない状態を概略的に表す側面図であり、図7(b)は、第一補強梁2と第二補強梁3が連結した状態を概略的に表す側面図である。
先ず、左奥側の一方の建物ユニット1Fと右奥側から二つの建物ユニット1G、1Hとの間に第一補強梁2を配設する。
具体的には、第一補強梁2の第二補強梁3と反対側の端部Aを、右奥側の建物ユニット1Hの短辺を構成する天井梁11Bの奥側端部及び左奥側の一方の建物ユニット1Fの長辺を構成する天井梁11Aの奥側端部に所定の結合手段を介して結合する。また、第一補強梁2の第二補強梁3側の接続用板部22の四つのピン24、…を右手前側から二つの建物ユニット1B、1G並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の一方の建物ユニット1Fの柱頭部14の四つの差込孔に差し込むとともに、接続用板部22の四つの取付用通し孔25、…を対応する四つの通し孔にそれぞれ重ね合わせ、ボルトを取付用通し孔25及び通し孔にそれぞれ通して当該ボルトにナット(図示略)をそれぞれ螺合する。これにより、第一補強梁2の接続用板部22が、右手前側から二つの建物ユニット1B、1G並びに左手前側の建物ユニット1A及び左奥側の一方の建物ユニット1Fの柱頭部14に締結される(図7(a)参照)。
続けて、上記実施形態と同様にして、左手前側の建物ユニット1Aと左奥側の二つの建物ユニット1E、1Fとの間に第二補強梁3を配設する。
具体的には、第二補強梁3の第一補強梁2と反対側の端部3Aを、左手前側の建物ユニット1Aの長辺を構成する天井梁11Aの左端部及び左奥左側の建物ユニット1Eの短辺を構成する天井梁11Bの左端部に所定の結合手段を介して結合する。また、第二補強梁3の第一補強梁2側の突出片部33の第2連結用孔34を接続用板部22の第1連結用孔27に重ね合わせ、ボルト26Aを第2連結用孔34及び第1連結用孔27にそれぞれ通して当該ボルト26Aにナット26Bを螺合する。これにより、突出片部33と接続用板部22とが締結される(図7(b)参照)。
このようにして、第一補強梁2の接続用板部22と第二補強梁3の切欠部32とが接続され、第一補強梁2と第二補強梁3とが組み合って直交するように連結された状態となる。
このような構成としても、変形例1によれば、上記実施形態と同様に、第一補強梁2と第二補強梁3の二つの補強梁を水平方向に隣合わせるように連続して配置することができることとなって、ユニット式建物200を構成する複数の建物ユニット1、…の中で柱13を省く箇所の設計の自由度を向上させることができる。
すなわち、ユニット式建物200を構成する複数の建物ユニット1、…の配置並びに第一補強梁2及び第二補強梁3の配置は適宜任意に変更可能であり、上記のような構成としても、ユニット式建物200の中で階段の設置位置や設置方向並びに間口の方向等の設計の自由度を向上させることができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる。
<変形例2>
以下に、変形例2のユニット式建物300について、図8〜図10を参照して説明する。
図8は、変形例2のユニット式建物300を概略的に示す平面図である。また、図9は、図8のユニット式建物300を構成する異長用第一補強梁5を拡大して示す平面図である。
図8に示すように、変形例2のユニット式建物300は、六つの建物ユニット301、…のうち、一の建物ユニット301(異長建物ユニット301F)の短辺の長さが他の五つの建物ユニット301の短辺の長さよりも短くなっている。すなわち、変形例2のユニット式建物300は、五つの通常の建物ユニット301A〜301Eと、一の異長建物ユニット301Fとを水平方向に組み合わせて構成されている。
ここで、異長建物ユニット301Fは、規定寸法に基づく大きさで形成された通常の建物ユニット301A〜301Eに比べて、水平方向における寸法(サイズ)が異なる寸法で形成されている。すなわち、異長建物ユニット301Fは、四隅に立設される柱13の高さ寸法が通常の建物ユニット301A〜301Eの柱13の高さ寸法と同一であるが、天井梁11及び床梁12における長辺及び短辺のうちの少なくとも何れか一方の長さ寸法が、通常の建物ユニット301A〜301Eの天井梁11及び床梁12における長さ寸法に比べて異なる寸法で形成されている。
変形例2のユニット式建物300の場合、具体的には、それぞれの長手方向が左右方向に沿うように隣接させた左右三つずつの建物ユニット301が短辺どうしを対向させるように隣接させて配置された六つの建物ユニット301、…のうち、左手前側の一の建物ユニット301が異長建物ユニット301Fをなしている。
この異長建物ユニット301Fは、短辺を構成する天井梁11B及び床梁12Bが他の建物ユニット301A〜301Eの短辺を構成する天井梁11B及び床梁12Bよりも短い寸法で形成されている。すなわち、隣合って配置される異長建物ユニット301Fと建物ユニット301A(二つの建物ユニット)は隣接するそれぞれの梁(例えば、天井梁11Bや床梁12B)の長さが異なる。
また、左手前側の異長建物ユニット301Fと右手前側の建物ユニット301Aとの間に異長用第一補強梁5が架設され、左奥側から二つの建物ユニット301D、301Eと右奥側から二つの建物ユニット301B、301Cとの間に第二補強梁3が架設されている。
図9に示すように、異長用第一補強梁5は、対向配置された左手前側の異長建物ユニット301Fの短辺を構成する天井梁11Bと右手前側の建物ユニット301Aの短辺を構成する天井梁11Bとの間に設けられている。
また、異長用第一補強梁5は、通常の建物ユニット301である右手前側の建物ユニット301Aの短辺を構成する天井梁11Bと略等しい長さを有する長尺な部材である。具体的には、異長用第一補強梁5は、右手前側の建物ユニット301Aの短辺を構成する天井梁11Bに沿って配設される長尺な梁本体部51と、この梁本体部51の第二補強梁3側の端部(異長用第一補強梁5におけるいずれかの側端)5Aに設けられた異長接続用板部52とを有している。
梁本体部51の第二補強梁3と反対側の端部(図9における手前側の端部)5Bは、右手前側の建物ユニット301Aの短辺を構成する天井梁11Bの手前側端部に所定の結合手段(例えば、ボルト及びナット;図示略)を介して結合される。具体的には、梁本体部51の手前側の端部5Bには、締結用のボルト(図示略)が挿通される取付用通し孔53が所定数形成されている。
一方、右手前側の建物ユニット301Aの短辺を構成する天井梁11Bの手前側端部にも、ボルトが挿通される通し孔(図示略)が所定数形成されている。
そして、梁本体部51の取付用通し孔53が右手前側の建物ユニット301Aの対応する通し孔にそれぞれ重ね合わされ、ボルトが取付用通し孔51及び通し孔にそれぞれ通されて当該ボルトにナット(図示略)がそれぞれ螺合する。このようにして、梁本体部51の第二補強梁3と反対側の端部5Bは、右手前側の建物ユニット301Aの短辺を構成する天井梁11Bの手前側端部に締結されている。
また、梁本体部51の中途部は、左手前側の異長建物ユニット301Fの短辺を構成する天井梁11Bの手前側端部に所定の結合手段(例えば、ボルト及びナット;図示略)を介して結合される。具体的には、梁本体部51の中途部には、左手前側の異長建物ユニット301F側に延出した板部54が設けられ、この板部54に、締結用のボルト(図示略)が挿通される取付用通し孔55が所定数形成されている。
一方、左手前側の異長建物ユニット301Fの短辺を構成する天井梁11Bの手前側端部にも、ボルトが挿通される通し孔(図示略)が所定数形成されている。
そして、板部54の取付用通し孔55が左手前側の異長建物ユニット301Fの対応する通し孔にそれぞれ重ね合わされ、ボルトが取付用通し孔55及び通し孔にそれぞれ通されて当該ボルトにナット(図示略)がそれぞれ螺合する。このようにして、梁本体部51の中途部は、左手前側の異長建物ユニット301Fの短辺を構成する天井梁11Bの手前側端部に締結されている。
異長接続用板部52は、上下方向に所定の厚さを有し、平面視にて略台形状に形成されている。そして、異長接続用板部52は、異長用第一補強梁5の梁本体部51の第二補強梁3側の端部5Aであって、当該端部5Aの上下方向の略中央部に、異長接続用板部52の一部分が差し込まれるようにして設けられている。すなわち、異長接続用板部52の梁本体部51の第二補強梁3側の端部5Aに差し込まれていない部分は、梁本体部51の第二補強梁3側の端部5Aから水平方向に延出した形態となっている。
なお、異長接続用板部52の梁本体部51の第二補強梁3側の端部5Aに差し込まれた部分は、ボルト及びナット(何れも図示略)により梁本体部51の第二補強梁3側の端部5Aに締結されている。
また、異長接続用板部52は、左手前側の異長建物ユニット301F、建物ユニット301D並びに右手前側の二つの建物ユニット301A、301Bの寄せ集められた柱13に対応する柱頭部14に跨がるように配設されている。
また、異長接続用板部52の四つの建物ユニット301A、301B、301D、301Fの柱頭部14に対応する部分の各々には、位置決め用のピン56及び締結用のボルト(図示略)が挿通される取付用通し孔57がそれぞれ形成されている。
一方、四つの建物ユニット301A、301B、301D、301Fの柱頭部14の各々にも、ピン56が差し込まれる差込孔(図示略)及びボルトが挿通される通し孔(図示略)がそれぞれ形成されている。
そして、異長接続用板部52の四つのピン56、…が四つの建物ユニット301A、301B、301D、301Fの柱頭部14の差込孔に差し込まれるとともに、異長接続用板部52の取付用通し孔57が四つの建物ユニット301A、301B、301D、301Fの柱頭部14の対応する通し孔にそれぞれ重ね合わされ、ボルトが取付用通し孔57及び通し孔にそれぞれ通されて当該ボルトにナット(図示略)がそれぞれ螺合する。このようにして、異長接続用板部52は、左手前側の異長建物ユニット301F、建物ユニット301D並びに右手前側の二つの建物ユニット301A、301Bの柱頭部14に締結されている。
また、異長接続用板部52の略中央部、すなわち、異長接続用板部52が四つの建物ユニット301A、301B、301D、301Fの柱頭部14に跨がるように配設された状態で、四つの建物ユニット301A、301B、301D、301Fの柱頭部14どうしの間に対応する位置に、第二補強梁3と連結するためのボルト59A(図10(a)参照)が挿通される第1連結用孔58が形成されている。
第二補強梁3は、左奥側から二つの建物ユニット301D、301Eと右奥側から二つの建物ユニット301B、301Cとの間に架設されている以外の点は、上記実施形態の第二補強梁3と略等しい構成をなしている。
すなわち、第二補強梁3は、対向配置された左奥側から二つの異長建物ユニット301D、301Eの短辺を構成する天井梁11Bと右奥側から二つの建物ユニット301B、301Cの短辺を構成する天井梁11Bとの間に設けられている。具体的には、第二補強梁3の第一補強梁2と反対側の端部(図8における奥側端部)3Aは、左奥側の建物ユニット301Eの短辺を構成する天井梁11Bの奥側端部及び右奥側の建物ユニット301Cの短辺を構成する天井梁11Bの奥側端部に所定の結合手段(例えば、ボルト及びナット;図示略)を介して結合されている。一方、第二補強梁3の異長用第一補強梁5側の端部3Bには、上記実施形態の第二補強梁3と同様に、切欠部32が設けられ、この切欠部32の突出片部33の第2連結用孔34が異長接続用板部52の第1連結用孔58に重ね合わされ、ボルト59Aが第2連結用孔34及び第1連結用孔58にそれぞれ通されて当該ボルト59Aにナット59B(図10(b)参照)が螺合する。このようにして、切欠部32の突出片部33と異長接続用板部52とがボルト59A及びナット59B(所定の締結手段)により締結されている。
上記のように、第二補強梁3が、左奥側から二つの異長建物ユニット301D、301Eの短辺を構成する天井梁11Bと右奥側から二つの建物ユニット301B、301Cの短辺を構成する天井梁11Bとの間に設けられていることにより、これら四つの建物ユニット301B、301C、301D、301Eを構成し、第二補強梁3側に設けられた柱13のうち、第二補強梁3の両端部3A、3B以外の部分に対向する柱、すなわち、左奥側から二つの建物ユニット301D、301Eの柱13のうち、第二補強梁3側にて隣合う二つの柱並びに右奥側から二つの建物ユニット301B、301Cの柱13のうち、第二補強梁3側にて隣合う二つの柱の計四つの柱(破線Fで囲まれた部分に存する柱)が、省かれている。
なお、異長用第一補強梁5と第二補強梁3との連結方法は、上記実施形態と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
従って、変形例2によれば、異長用第一補強梁5及び第二補強梁3のうちの少なくとも一方の補強梁(例えば、異長用第一補強梁5)は、隣合うそれぞれの梁(例えば、天井梁11B)の長さが異なる二つの建物ユニット301F、301Aどうしの間に架設されるので、梁(例えば、天井梁11B)の長さが異なる種類の建物ユニット301A〜301Fを組み合わせて構成したユニット式建物300であっても、異長用第一補強梁5及び第二補強梁3を連続して配置することで、ユニット式建物300を構成する複数の建物ユニット301、…の中で柱13を省く箇所の設計の自由度を向上させることができ、相対的に大きな空間を効率良く形成することができる。
なお、上記実施形態及び変形例では、切欠部32を、第二補強梁3の梁本体部31の第一補強梁2(異長用第一補強梁5)側の端部3Bの下側部分を切り欠くようにして形成するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、第二補強梁3の梁本体部31の第一補強梁2側の端部3Bの上側部分を切り欠くようにして(すなわち、下側部分が突出するように)形成しても良い。
また、上記実施形態及び変形例では、ユニット式建物100(200、300)に隣合って配置される二つの補強梁(例えば、第一補強梁2及び第二補強梁3等)を連結するようにしたが、補強梁の数は一例であってこれに限られるものではなく、例えば、隣合う3つ以上の補強梁を連結するようにしても良い。
例えば、第一補強梁2の接続用板部22(異長用第一補強梁5の異長接続用板部52)と反対側の端部に切欠部を設けるか、或いは、第二補強梁3の切欠部32と反対側の端部に接続用板部を設け、隣合う他の補強梁の接続用板部や切欠部と接続することで3つの補強梁を連結するような構成としても良い。すなわち、各補強梁の両端部に接続用板部及び切欠部を設けることで、隣合う補強梁の切欠部や接続用板部と接続して補強梁を順次連結することができる。
100、200、300 ユニット式建物
1、301 建物ユニット
11 天井梁
13 柱
14 柱頭部
2 第一補強梁
22 接続用板部
26A ボルト
26B ナット
3 第二補強梁
32 切欠部
33 突出片部
4 直交配置部
5 異長用第一補強梁
52 異長接続用板部
59A ボルト
59B ナット

Claims (6)

  1. ユニット式建物を構成するそれぞれ略直方体形状に形成された複数の建物ユニット間に架設される補強梁が、当該ユニット式建物に少なくとも二つ水平方向に隣合って配置され、
    第一補強梁におけるいずれかの側端には、水平方向に延在する接続用板部が設けられ、
    前記第一補強梁における前記接続用板部と隣接して第二補強梁が配置され、
    前記第二補強梁における前記接続用板部側の側端には、上部分又は下部分が前記接続用板部と反対側に凹むように切り欠かれた切欠部が設けられ、
    前記接続用板部は、前記第一補強梁における前記切欠部側の側端から前記切欠部に向けて延出する延出部を有し、
    前記接続用板部の前記延出部と前記切欠部とが、上下に重ね合わされて接続されることで前記第一補強梁と前記第二補強梁とが連結されることを特徴とする補強梁の連結構造。
  2. 請求項1に記載の補強梁の連結構造において、
    一部の建物ユニットの長手方向が複数個並設される建物ユニットの長手方向に対して略直交するように配置され、
    前記複数個の建物ユニットは、前記一部の建物ユニット側にて隣合う柱どうしがそれぞれ省かれてなり、
    前記第一補強梁及び前記第二補強梁のうちの少なくとも一方の補強梁は、前記一部の建物ユニットと前記複数個の建物ユニットとの間に架設されることを特徴とする補強梁の連結構造。
  3. 請求項1に記載の補強梁の連結構造において、
    隣合って配置される二つの建物ユニットは隣合うそれぞれの梁の長さが異なり、
    前記第一補強梁及び前記第二補強梁のうちの少なくとも一方の補強梁は、前記二つの建物ユニットのうち、一方の建物ユニットを構成する前記梁に沿って設けられることを特徴とする補強梁の連結構造。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の補強梁の連結構造において、
    前記接続用板部は、前記複数の建物ユニットの隣合う柱頭部どうしに跨がるように設けられることを特徴とする補強梁の連結構造。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の補強梁の連結構造において、
    前記切欠部には、前記第二補強梁における前記接続用板部側の側端から水平方向に突出した突出片部が設けられ、
    前記突出片部と前記接続用板部とが所定の締結手段により締結されることで前記第一補強梁と前記第二補強梁とが連結されることを特徴とする補強梁の連結構造。
  6. ユニット式建物を構成するそれぞれ略直方体形状に形成された複数の建物ユニット間に架設される補強梁であって、
    当該補強梁と水平方向に隣合って別に配置される別の補強梁の側端には、水平方向に延在する接続用板部が設けられ、
    当該補強梁における前記別の補強梁の前記接続用板部側の側端には、上部分又は下部分が前記接続用板部と反対側に凹むように切り欠かれた切欠部が設けられ、
    前記接続用板部は、前記別の補強梁における前記切欠部側の側端から前記切欠部に向けて延出する延出部を有し、
    前記切欠部と前記接続用板部の前記延出部とが、上下に重ね合わされて接続されることで前記別の補強梁と連結されることを特徴とする連結用補強梁。
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