JP2000257168A - ジョイント材およびジョイント材の施工方法 - Google Patents

ジョイント材およびジョイント材の施工方法

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JP2000257168A
JP2000257168A JP11059965A JP5996599A JP2000257168A JP 2000257168 A JP2000257168 A JP 2000257168A JP 11059965 A JP11059965 A JP 11059965A JP 5996599 A JP5996599 A JP 5996599A JP 2000257168 A JP2000257168 A JP 2000257168A
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JP11059965A
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Hirochika Nakashiyouya
博規 中庄谷
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配置作業を軽減できるとともに、現場での施工
作業性を向上できるジョイント材を提供すること。 【解決手段】本発明のジョイント材10、21、22
は、建物ユニットの柱割の基準となる単位寸法Mで設定
される第1のジョイント材10と、単位寸法Mとは異な
る長さHで設定される第2のジョイント材21、22と
から構成され、施工現場に輸送される前に予め工場で製
造される。従って、従来のように、現場でジョイント材
を切断する必要がなく、現場での施工作業を軽減でき
る。また、建物ユニットのサイズ5Mに関わりなく、最
大整数個の第1のジョイント材10と、残りの境界部分
Kを被覆する第2のジョイント材21、22のみによっ
て、境界部分Kの敷き込み作業が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接した建物ユニ
ット間に設けられるジョイント材およびジョイント材の
施工方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、隣接したユニット式建物の境界
部分には、建物ユニットの床材間や天井材間同士を接続
するジョイント材が設けられる。このうち、床部分のジ
ョイント構造では、図6に示されるように、幅寸法がn
モジュール(nは整数を表す。また、このモジュール寸
法を以下、Mで表す。)とされた建物ユニット同士が隣
接して形成された境界部分Kには、一方の柱5A、5B
の脚部から他方の柱6A、6Bの脚部に向かって、所定
寸法L1のジョイント材41が床梁7A、7B上に複数
配列される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、境界部
分Kの両端には柱5A、5B、6A、6Bが設けられて
おり、この柱5A、5B、6A、6B内には、建物ユニ
ットの幅寸法n×Mの基準点(心)が位置している。こ
れらの基準点から柱5A、5B、6A、6Bの境界部分
K側の外側面まで寸法をGとすれば、ジョイント材41
が敷き込まれる長手方向の長さは、全体で(n×M−2
G)であり、ジョイント材41の長さL1は、境界部分
Kの長さ寸法、つまり(n×M−2G)の寸法とは関係
なく設定されているため、最後のジョイント材42は、
境界部分Kからはみ出してしまう。従って、境界部分K
の残りの長さL2に応じて、最後のジョイント材42を
切断するという煩雑な作業が生じ、建物の施工性が低下
していた。このような問題は、床の境界部分Kに限ら
ず、天井の境界部分でも生じていた。
【0004】本発明の目的は、ジョイント材の配置作業
を軽減できて、現場での施工作業性を向上できるジョイ
ント材およびその施工方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のジョイント材3
0は、図面を参照して説明すると、隣設配置された建物
ユニット3A、3B間に形成された境界部分Kを被覆す
るジョイント材であって、予め建物ユニットのモジュー
ル寸法の長さMで形成された第1のジョイント材10
と、この第1のジョイント材10とは異なる長さH、I
で予め形成された第2のジョイント材20とを備えて構
成されていることを特徴とする。
【0006】このような本発明では、モジュール寸法M
に設定された第1のジョイント材10と、モジュール寸
法Mとは異なる寸法に設定された第2のジョイント材2
0とを予め形成しておき、これらのジョイント材10、
20を現場にて、各建物ユニット3A、3Bの境界部分
Kに設置することで、ジョイント部分を仕上げることが
できる。このため、従来のように、現場にてジョイント
材42を切断する必要がなく、現場での施工作業を軽減
できる。
【0007】また、第1のジョイント材10をモジュー
ル寸法Mに設定しているため、第2のジョイント材20
の寸法も、対象となる建物ユニット3、4の大きさに関
わらず一定にすることができるので、第2のジョイント
材20の種類も少なくでき、コストも低減できる。すな
わち、ジョイント材10、20が配置される境界部分K
の長さ寸法Lは、建物ユニット3A、3Bのモジュール
寸法に対応しており、(n×M−2G)で表される。従
って、nが4、5、6、... 、と変化した場合でも、第
1のジョイント材10を(n−1)枚配置し、例えば、
第2のジョイント材20を(M−2G)の長さにすれ
ば、建物ユニット3A、3Bのサイズが変わっても、第
2のジョイント材20の長さ寸法(M−2G)は一定に
できるため、その種類も少なくでき、コストを低減でき
る。
【0008】この際、前記第2のジョイント材20は、
前記境界部分Kの長手方向両端部にそれぞれ設けられて
いることが好ましい。この際、nを整数とし、前記各建
物ユニット3A,3Bの境界部分Kに面した寸法がn×
Mが設定されている場合、前記第1のジョイント材10
を、長さをMに設定し、かつ(n−1)枚配置するとと
もに、前記幅寸法n×Mの基準点Pから前記柱5A、5
B、6A、6Bの境界部分K側の外側面Qまでの寸法を
Gとした際に、前記第2のジョイント材20は、それぞ
れ長さを(M−2G)/2に設定すればよい。ここで、
基準点Pとは、建物ユニット3、4を水平方向に配置、
または上下方向に積層する際に、建物ユニット3、4間
に介在される連結プレートに形成された孔に挿通しなが
ら位置決めを行うためのピンの位置などである。
【0009】境界部分Kの両端では、対向する梁7A、
7Bが柱5A、5B、6A、6Bに接合している。この
接合部分には、例えば連結部材が設けられていたり、溶
接で生じる溶着物が露出していたりするので、ジョイン
ト材30、31を精度良く納めるには、溝を形成するな
どの何らかの調整が施される。そこで、上述したよう
に、境界部分Kの両端に第2のジョイント材20が設け
られていれば、第1のジョイント材10には前記作業を
施さずに、第2のジョイント材23のみに集中的に前記
作業を施せばよいことになる。つまり、第1のジョイン
ト材10は1種類製造すればよいため、ジョイント材3
0、31の生産作業性を向上できる。
【0010】また、前記第2のジョイント材21は、前
記境界部分Kの長手方向の一方の端部のみに設けられて
いてもよい。この場合、nを整数とし、前記各建物ユニ
ット3A、3Bの境界部分Kに面した側面幅寸法がn×
Mに設定されている場合、前記第1のジョイント材10
を、長さをMに設定し、かつ(n−1)枚配置するとと
もに、前記幅寸法n×Mの基準点Pから前記柱5A、5
B、6A、6B境界部分K側の外側面Qまでの寸法をG
とした際に、前記第2のジョイント材21は、長さが
(M−2G)に設定されていることが好ましい。
【0011】境界部分Kの一端から他端に向けて、(n
−1)枚の第1のジョイント材10を順次敷き込んだ後
に残る、長さ(M−2G)の領域は、1枚の第2のジョ
イント材26によって被覆される。すなわち、長さ(M
−2G)に予め長さが設定された第2のジョイント材2
6を1枚使うだけで、境界部分Kの被覆作業が完了す
る。従って、現場におけるジョイント材31の施工作業
が容易迅速になる。
【0012】上述したジョイント材30、31を敷込む
際には、前記第2のジョイント材20、26の裏面に
は、凹部が形成されていることが好ましい。
【0013】すなわち、境界部分Kの両端部には、対向
する梁7A、7Bをそれぞれ柱5A、5B、6A、6B
に連結するビード9が表面に突出している。しかしなが
ら、このビード9を、前記凹部23に納めることで、第
2のジョイント材20、26の座りがよくなり、ジョイ
ント材30、31に対して精度の高い平坦面を形成する
ことができる。ここで、境界部分Kの両端に前記第2の
ジョイント材20が敷設される場合には、これら2枚の
第2のジョイント材20の裏面に凹部23を形成すれば
よい。また、境界部分Kの一端のみに第2のジョイント
材26が敷設される場合には、この第2のジョイント材
26の裏面とともに、境界部分Kの他端に敷設される第
1のジョイント材10の裏面にも凹部23を形成すれば
よい。
【0014】また、本発明のジョイント材30、31の
施工方法は、隣接配置された建物ユニット3A、3Bの
対向する梁7A、7B間に形成された境界部分Kを被覆
するジョイント材30、31の施工方法であって、工場
において、建物ユニット3A、3Bのモジュール寸法の
長さMで第1のジョイント材10を形成し、かつ、この
第1のジョイント材10とは異なる長さ(M−2G)、
(M−2G)/2で第2のジョイント材26、20を形
成するとともに、各建物ユニット3A、3Bを設置後、
前記境界部分Kに第1のジョイント材10と、少なくと
も1枚の第2のジョイント材26、20とを敷設するこ
とを特徴とする。
【0015】このような本発明では、モジュール寸法M
に設定された第1のジョイント材10と、モジュール寸
法Mとは異なる寸法に設定された第2のジョイント材2
6、20とを予め形成しておき、これらのジョイント材
10、20、26を現場にて、各建物ユニット3A、3
Bの境界部分Kに設置することで、ジョイント部分を仕
上げることができる。このため、従来のように、現場に
てジョイント材42を切断する必要がなく、現場での施
工作業を軽減できる。
【0016】また、第1のジョイント材10を、建物ユ
ニット3A、3Bのモジュール寸法Mに設定しているた
め、第2のジョイント材20、26の寸法も、対象とな
る建物ユニット3A、3Bの大きさに関わらず一定にす
ることができ、第2のジョイント材20の種類も少なく
でき、コストも低減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1には、本発明の実施形態に係るユニ
ット式建物1が示されている。このユニット式建物1
は、コンクリートの布基礎2上に、1階部分の建物ユニ
ット3を水平に並べ、さらに2階部分の建物ユニット4
を積層させ、屋根ユニットおよび屋根パネルを設けるこ
とで形成される。
【0018】そして、この建物ユニット3、4は、四隅
に設けられた柱と、これら柱の上端間同士を連結する天
井梁、下端間同士を連結する床梁を含んで構成される。
このような構成を有する建物ユニット3、4のうち、例
えば、1階部分の建物ユニット3A、3Bに跨って居室
などの内部空間Sが形成される場合、各ユニット3A、
3Bの境界部分には、ジョイント材30が設けられてい
る。
【0019】図2には、前記建物ユニット3A、3B間
の境界部分Kが示されている。直方体状に形成された各
建物ユニット3A、3Bの骨組みには、床面材Fが取り
付けられている。そして、建物ユニット3A、3Bを間
隔bだけ隔てて、隣接配置することで、対向する床面材
Fの端縁間に、間隔Bの境界部分Kが形成される。すな
わち、柱5A、6A、5B、6Bおよび各ユニット3
A、3Bの床面材Fによって区画された直方形状の開口
部が形成され、この境界部分Kがジョイント材30によ
って被覆されている。なお、建物ユニット3A、3Bの
長手方向の寸法は、各柱5B、6B内に設定された基準
点(通り心)P間の距離、すなわち5M(モジュール)
とされている。また、境界部分Kの長手方向の長さL
は、1組の柱5B、6Bの外側面Q間の距離とされ、前
記基準点Pから外側面Qまでの寸法をGとすると、境界
部分Kは長さ5M−(G+G)、つまり(5M−2G)
の長さを有している。
【0020】図3には、建物ユニット3A、3Bの境界
部分Kの構造が、ジョイント材30とともに示されてい
る。境界部分Kに設けられた床梁7は連結材8によっ
て、柱5A、6Aに接合され、この床梁7がジョイント
材30を支持している。床梁7と連結材8との接合位置
には、溶接によって形成されたビード9が上方に膨出し
て形成されている。
【0021】ジョイント材30は、1M(モジュール)
長の4枚の第1のジョイント材10と、第1のジョイン
ト材10とは異なる長さHを有する2枚の第2のジョイ
ント材とから構成されており、第1および第2のジョイ
ント材10、20ともに建築現場で施工される前に、予
め工場で製造される。
【0022】図3に示されるように、第1のジョイント
材10としては、両端に階段状の係合部24が形成され
た、上面の長さがM、幅がBの長板状の床面材を使用し
ている。そして、この係合部24は、一端では、隣接す
るジョイント材10、21の端部上方を覆い、また他端
では、隣接するジョイント材10、22の端部下方を支
えるように形成される。
【0023】第2のジョイント材20としては、上面の
長さがH、幅がBの長板状の床面材を使用しており、他
のジョイント材10と接する短辺部分にも、同様に係合
部24、25が形成されている。なお、これら第2のジ
ョイント材21、22は、敷設される位置および第1ジ
ョイント材10との係合状態によって2種類ある。つま
り、係合部24が第1のジョイント材10の端部下部に
延出する第2のジョイント材21と、係合部25が第1
のジョイント材10の端部上部に延出する第2のジョイ
ント材22の2種類である。さらに、第2のジョイント
材21、22の底面には、膨出したビード9を収納する
凹部23が、床梁7と連結材8との接合位置に形成され
ている。
【0024】なお、第2のジョイント材21、22の長
さ寸法Hは、以下のように設定される。建物ユニットの
幅寸法5Mから、基準点Pから外側面Q間の寸法Gを引
いて、境界部分Kの長手方向の寸法L、つまり(5M−
2G)が得られる。その後、第1のジョイント材10が
4枚敷かれての残る余白部分の長さ(5M−2G)−4
M、つまり(M−2G)が得られ、この余白部分を2等
分して、2枚の第2のジョイント材21、22の長さ
(M−2G)/2が得られる。
【0025】このような構成を有するジョイント材30
は、以下のように施工される。まず、寸法がMとされた
第1のジョイント材10と、寸法が(M−2G)/2と
された第2のジョイント材21、22とを予め工場で製
造しておき、建物ユニット3A、3Bとともに現場に輸
送される。この際、第1のジョイント材10の枚数は建
物ユニット3A、3Bの寸法に応じて決められ、例え
ば、5Mの建物ユニット3A、3Bであれば、4枚用意
される。また、第2のジョイント材21、22は1枚ず
つ用意される。その後、隣接する建物ユニット間に形成
された境界部分Kに、対向する床梁7A、7Bの上面同
士を跨ぎながら、第2のジョイント材21を境界部分K
の一端に突き合わせながら敷設する。そして、第2のジ
ョイント材21の他端に形成された係合部24に、第1
のジョイント材の係合部24を係り合わせながら敷設す
る。順次このようにして残り3枚の第1のジョイント材
10を設置してから、最後に第2のジョイント材22を
設置して、ジョイント材30の施工が完了する。
【0026】このような本実施形態によれば、以下に述
べるような効果が得られる。 長さが1M(モジュール)に設定された4枚の第1の
ジョイント材10と、長さが(M−2G)/2に設定さ
れた2枚の第2のジョイント材21、22とを予め工場
で形成しておき、これらのジョイント材10、21、2
2を境界部分Kに敷き込むことで、建物ユニット3A、
3B間の床面材の仕上げ作業が完了することができる。
従って、従来のように、現場でジョイント材を切断する
必要がなく、ジョイント材の施工作業性を向上させるこ
とができる。
【0027】また、第1のジョイント材10はモジュ
ール寸法Mに設定されているため、第2のジョイント材
21、22は、建物ユニット3A、3Bの大きさに関わ
らず一定、すなわち(M−2G)/2にすることができ
る。従って、第2のジョイント材21、22は係合部2
4、25のみが異なる2種類のみを製造すればよいた
め、コストを低減できる。すなわち、前記実施形態で
は、長さ(5M−2G)の境界部分Kに、長さMの第1
のジョイント材10を最大数(4枚)敷き込んで残っ
た、長さ(M−2G)の部分には、2枚の合計が長さ
(M−2G)に合致する第2のジョイント材21,22
を用いて被覆することができる。ここで、第2のジョイ
ント材21、22によって被覆される部分の長さは、建
物ユニット3A、3Bの大きさに依存しないので、建物
ユニット3A、3Bのサイズが変わっても、第1のジョ
イント材10の設置枚数のみを変えればよく、第2のジ
ョイント材21、22は同一のものを利用できるため、
ジョイント材は第1のジョイント材10および第2のジ
ョイント材21、22の3種類のみ製造すればよく、製
造コストも低減できる。
【0028】さらに、柱5A、5B、6A、6Bと床
梁7A、7Bとの接合部分に突出したビード9は、第2
のジョイント材21,22の裏面に形成された凹部23
に納められるので、第2のジョイント材21、22の座
りがよくなり、ジョイント材10、21、22に対して
精度の高い平坦面を形成することができる。
【0029】ビード9を収納する凹部23は、両端に
位置した第2のジョイント材21、22にのみに形成す
ればよいため、第1のジョイント材10には凹部23を
設ける必要がなくなる。すなわち、第1のジョイント材
10は同一種類のものでよいため、製造効率を向上でき
る。
【0030】各ジョイント材10、21,22の、他
のジョイント材10、21、22に接する端部には、階
段状の係合部24、25が形成されるので、ジョイント
材10、21,22の密閉性や気密性を向上できる。
【0031】そして、前記境界部分Kの一端から他端
に向かって、1枚目の第2のジョイント材30、第1の
ジョイント材20および2枚目の第2のジョイント材3
0を逐次並べていくだけでよく、前記ジョイント材30
の敷設位置を予め決めておく必要がないので、迅速容易
にジョイント材30を敷設施工できる。
【0032】本発明は、前記実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の目的を達成できる他の構成なども含
み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。前
記実施形態では、境界部分Kの両端に第2のジョイント
材21、22が設けられていたが、境界部分Kの両端部
分のジョイント材30の配置の仕方はこれに限らない。
すなわち、図4に示されるように、境界部分Kの一端に
は底面に凹部23を形成した第1のジョイント材10A
を配置し、他端に長さI、つまり(M−2G)の第2の
ジョイント材26を配置してもよい。この場合、5Mの
建物ユニット3A、3Bに対して、4枚の第1のジョイ
ント材10、10Aと、1枚の第2のジョイント材26
との計5枚を製造すればよく、ジョイント材10、10
A、26の設置枚数を少なくできて、現場施工作業性を
向上できる。
【0033】また、前記実施形態では、第1のジョイン
ト材10の両端および第2のジョイント材21、22の
一端に、係合部24、25が形成されていたが、これに
限らず、これらの係合部24、25は省略されて平坦な
端面が形成されてもよい。この場合、第2のジョイント
材20は、1種類のみであり、ジョイント材としては、
第1のジョイント材10と第2のジョイント材20の2
種類となるので、部品の種類を少なくでき、ジョイント
材30の製造や施工を容易にすることができる。
【0034】さらに、ジョイント材30の配列方法も、
境界部分Kの一端から他端に向かって連続的に敷込む場
合だけとは限らない。すなわち、位置決めを予め行った
後、境界部分Kの中心部分に第1のジョイント材10を
配置し、両端に向かって順次第1のジョイント材10を
配置した後、両端部分に2枚の第2のジョイント材2
1、22を配置してもよい。また、中心部分に第2のジ
ョイント材26を配置した後、両端部分に向かって第1
のジョイント材10を配置してもよい。この際、第1お
よび第2のジョイント材10、21相互の隣設部分に設
けられる係合部は、配列される順序に従って下位から上
位に係合する状態で設けられることが好ましい。
【0035】さらに、前記実施形態および図4に示され
た変形例では、隣接した建物ユニットの対向する側面の
幅寸法は5Mであったが、これに限らない。例えば、図
5に示すように、4Mの幅寸法を有する建物ユニットが
隣接して形成された境界部分Kでは、両端に長さH、つ
まり(M−2G)/2の第2のジョイント材20をそれ
ぞれ設け、中心部分に3枚のジョイント材10を設けれ
ばよい。また、この建物ユニットの幅寸法の長さは、任
意であり、例えば、基準寸法であるモジュールMの整数
倍の長さ(3M、4M、5M、... など)でも、モジュ
ールMの0.5Mを加えた長さ(2.5M、3.5M、
4.5M、... など)でもよい。この場合でも、第1の
ジョイント材10を可能な限り最大数配列し、残った部
分に、一定の長さ寸法(例えば、M−2G、(M−2
G)/2、0.5M−2Gなど)の第2のジョイント材
20を配列すればよい。
【0036】そして、基準寸法M(モジュール)の長さ
は具体的には910mmが慣用されているが、この長さ
に限らない。例えば、1メートルを基準にしたメーター
モジュールを採用してもよい。また、建物ユニット3、
4の幅寸法を規定する両端の基準点の位置についても、
前記実施形態では、柱5A、5B、6A、6Bの中心よ
り境界部分K側に偏った位置に設定されていたが、これ
に限らない。すなわち、この基準点を柱5A、5B、6
A、6Bの中心に設定しても構わない。
【0037】前記実施形態では、ジョイント材30は、
床梁7A、7Bの上面に直接置かれていたが、これに限
らず、底面に弾性を有する緩衝材を介して置かれてもよ
い。さらに、建物ユニット3A、3Bの床面材とジョイ
ント材30との間にも、弾性材や発泡剤などを設けて、
振動吸収性や気密性および断熱性を向上させてもよい。
【0038】さらに、ジョイント材30の形状について
も、その平面形状は長方形に限らず、正方形等でもよ
い。また、ジョイント材30の材質についても、各建物
ユニット3A、3Bの床面材Fに応じて適宜選択すれば
よく、木質のパーティクルボード、廃棄物の残滓などを
焼結固形した擬木を用いた木質部材、コンクリート版等
が利用できる。
【0039】そして、建物ユニット3A、3Bの床材お
よびジョイント材30の上面に、床仕上げ面材としての
フローリングや畳、タイルが張られてもよく、また下面
には下地材としてコンクリートや下地モルタルなどが敷
かれてもよい。この場合、例えば、和室や洋室および応
接間などのような一般住宅向けや、食堂や店舗などの商
業施設向けなどとして建物1を様々な用途に利用でき、
建物ユニット3、4の汎用性が増す。さらに、上記の床
仕上げ面材が現場で敷かれるのではなく、予め工場で張
られていてもよい。さらに、前記実施形態では、ジョイ
ント材30は、建物ユニット3A、3Bの床面に用いら
れていたが、これに限らず、隣接する建物ユニット3
A、3Bの天井面の境界部分にも用いられていても構わ
ない。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のジョイント
材は、モジュール寸法に設定された第1のジョイント材
と、このモジュール寸法は異なる寸法で設定された第2
のジョイント材とが、予め工場などで形成され、隣接す
る建物ユニット間の境界部分に敷設される。このため、
従来のように、現場にてジョイント材を切断する必要が
なく、現場での施工作業を軽減できる。
【0041】また、第1のジョイント材をモジュール寸
法に設定しているため、第2のジョイント材の寸法も、
対象となる建物ユニットの大きさに関わらず一定にする
ことができ、第2のジョイント材の種類も少なくでき、
コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される建物全体を示す概略斜視図
である。
【図2】本発明の実施形態を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第1の変形例を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の変形例を示す平面図である。
【図6】本発明の従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 建物 3、4 建物ユニット 5A、5B、6A、6B 柱 7A、7B 床梁 10 第1のジョイント材 20、21、22、26 第2のジョイント材 23 凹部 24、25 係合部 30、31 ジョイント材 G 建物ユニットの幅寸法の基準点から柱の境界部分側
の外側面までの寸法 M 基準寸法であるモジュール H、I 第2のジョイント材の長さ K 境界部分 P 建物ユニットの幅寸法の基準点 Q 柱の境界部分側の外側面までの寸法

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣設配置された建物ユニット間に形成さ
    れた境界部分を被覆するジョイント材であって、 予め建物ユニットのモジュール寸法の長さで形成された
    第1のジョイント材と、この第1のジョイント材とは異
    なる長さで予め形成された第2のジョイント材とを備え
    て構成されていることを特徴とするジョイント材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のジョイント材におい
    て、 前記第2のジョイント材は、前記境界部分の長手方向両
    端部にそれぞれ設けられていることを特徴とするジョイ
    ント材。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のジョイント材におい
    て、 前記モジュール寸法をMとし、前記各建物ユニットの境
    界部分に面した側面の幅寸法がn×Mに設定され、 前記第1のジョイント材は、長さがMに設定され、かつ
    (n−1)枚配置されるとともに、 前記幅寸法の基準点から前記柱の境界部分側の外側面ま
    での寸法をGとした際に、前記第2のジョイント材は、
    それぞれ長さが(M−2G)/2に設定されていること
    を特徴とするジョイント材。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のジョイント材におい
    て、 前記第2のジョイント材は、前記境界部分の長手方向の
    一方の端部のみに設けられることを特徴とするジョイン
    ト材。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のジョイント材におい
    て、 前記モジュール寸法をMとし、nを整数とした場合に、
    前記各建物ユニットの境界部分に面した側面の幅寸法が
    n×Mに設定され、 前記第1のジョイント材は、長さがMに設定され、かつ
    (n−1)枚配置されるとともに、 前記幅寸法の基準点から前記柱の境界部分側の外側面ま
    での寸法をGとした際に、前記第2のジョイント材は、
    長さが(M−2G)に設定されていることを特徴とする
    ジョイント材。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のジョイ
    ント材において、 前記第2のジョイント材の裏面には、凹部が形成されて
    いることを特徴とするジョイント材。
  7. 【請求項7】 隣接配置された建物ユニットの対向する
    梁間に形成された境界部分を被覆するジョイント材の施
    工方法であって、 工場において、建物ユニットのモジュール寸法の長さで
    第1のジョイント材を形成し、かつ、この第1のジョイ
    ント材とは異なる長さで第2のジョイント材を形成する
    とともに、 各建物ユニットを設置後、前記境界部分に第1のジョイ
    ント材と、少なくとも1枚の第2のジョイント材とを敷
    設することを特徴とするジョイント材の施工方法。
JP11059965A 1999-03-08 1999-03-08 ジョイント材およびジョイント材の施工方法 Withdrawn JP2000257168A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014234691A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 ミサワホーム株式会社 補強梁の連結構造及び連結用補強梁

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