JP3774387B2 - ユニット建物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ユニット建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
予め工場で製造したほぼ箱状の建物ユニットを建築現場へ複数輸送し、建築現場で複数の建物ユニットを組み立てることにより、短期間でユニット建物を構築するようにしたユニット工法が従来より行われている。
【0003】
このようなユニット工法では、下階の建物ユニット(下階ユニット)の上に上階の建物ユニット(上階ユニット)をオーバーハング(張出)させて設置することがある。
【0004】
例えば、特公平8−14151号公報(特許第2110058号)のものでは、下階ユニットの上に上階ユニットをオーバーハングさせると共に、下階ユニットのオーバーハング側の2本の柱の上端部からオーバーハング方向へ張出部材を設けて、この張出部材で上階ユニットのオーバーハング部を支持させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような上記公報のユニット建物では、下階ユニットに設けられた張出部材は、対応する上階ユニットのオーバーハング部のみを個別に支持する構造となっていたため、下階ユニットと上階ユニットとをそれぞれ隣接配置した場合に、隣接するオーバーハング部の支持構造の間に何らの連携関係も存在しないこととなるので、ユニット建物に水平力が作用した際に、隣接するオーバーハング部の先端部分の間にズレ変位が生じ易いなどの問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、隣接するオーバーハング部間を一体的に支持することのできるユニット建物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、複数の下階建物ユニットが隣接配置され、各下階建物ユニットの上部にそれぞれ上階建物ユニットが複数隣接状態で載置されると共に、各上階建物ユニットの一部が下階建物ユニットに対し外方へ張出してオーバーハング部を形成するユニット建物であって、下階建物ユニットの隣接する上縁部間、および、上階建物ユニットの隣接する下縁部間の少なくとも一方から外方へ延出する延出梁が設けられ、該延出梁の延出部によって上階建物ユニットのオーバーハング部を支持したユニット建物を特徴としている。
【0008】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、下階建物ユニットの隣接する上縁部間、および、上階建物ユニットの隣接する下縁部間の少なくとも一方から外方へ延出する延出梁の延出部によって上階建物ユニットのオーバーハング部を支持することにより、隣接するオーバーハング部間を一体的に支持することができる。これにより、ユニット建物に水平力が作用した際に、隣接するオーバーハング部の先端部分の間にズレ変位が生じるのを防止することができる。
【0009】
また、請求項1に記載された発明では、下階建物ユニットがその上縁部に上梁を有すると共に、上階建物ユニットがその下縁部に下梁を有しており、前記延出梁が、下階建物ユニットの上梁から上階建物ユニットの下梁まで達する高さ寸法を有し、下階建物ユニットの隣接する上梁間、および、上階建物ユニットの隣接する下梁間にて、前記延出梁が挟持されたユニット建物を特徴としている。
【0010】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、延出梁が、下階建物ユニットの隣接する上梁間、および、上階建物ユニットの隣接する下梁間にて挟持される構造としたことにより、隣接する下階建物ユニットの上面および隣接する上階建物ユニットの下面を一体化し、それぞれの面剛性を上げることができる。これにより、振動特性や重量床衝撃音特性を向上することができる。
【0013】
更に、請求項1に記載された発明では、下階建物ユニットの隣接しない側の上縁部から前記延出梁とほぼ平行な片持梁が突設され、該片持梁と前記延出梁とによって上階建物ユニットのオーバーハング部を支持したユニット建物を特徴としている。
【0014】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、下階建物ユニットの隣接しない側の上縁部から突設された前記延出梁とほぼ平行な片持梁によって、前記延出梁による上階建物ユニットのオーバーハング部に対する支持を補助することができる。
【0015】
そして、請求項1に記載された発明では、複数の前記延出梁の外方端間、または、前記延出梁と前記片持梁の外方端間に渡し梁が架設されたユニット建物を特徴としている。更に、前記延出梁の根本部が下階建物ユニットの隣接する上梁間および上階建物ユニットの隣接する下梁間にて同時に挟持可能な垂直面状に構成されているのに対して、延出梁の延
出部が、上階建物ユニットのオーバーハング部の相隣接する底面を同時に支持し得るよう水平面状に構成されたユニット建物を特徴としている。
【0016】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、複数の前記延出梁の外方端間、または、前記延出梁と前記片持梁の外方端間に渡し梁を架設することにより、各オーバーハング部からの垂直荷重を渡し梁を介して延出梁および片持梁へ有効に伝達することができる。更に、前記延出梁の根本部が垂直面状に構成されているのに対して、延出梁の延出部が水平面状に構成されることにより、垂直面状の根本部が、下階建物ユニットの隣接する上梁間および上階建物ユニットの隣接する下梁間にて同時に挟持させることができると共に、水平面状の延出部により、上階建物ユニットのオーバーハング部の相隣接する底面を同時に支持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態1について、図示例と共に説明する。
【0018】
図1〜図12は、この発明の実施の形態1を示すものである。
【0019】
まず、構成を説明すると、図1に示すように、基礎上に複数の下階建物ユニット1A,1Bが隣接配置されている。そして、各下階建物ユニット1A,1Bの上部にそれぞれ上階建物ユニット2A,2Bが複数隣接状態で載置されている。そして、各上階建物ユニット2A,2Bの上部にそれぞれ最上階建物ユニット3A,3Bが複数隣接状態で載置されている。以上により、ユニット建物4が構成されている。
【0020】
このユニット建物4では、各上階建物ユニット2A,2Bの一部が下階建物ユニット1A,1Bに対し外方へ張出してオーバーハング部5を形成している。ここで、各建物ユニットは、4本の柱の上下端間を梁で連結してなるボックスラーメン構造の鉄骨枠に面パネルを取付けた鉄骨系ユニットであっても良いし、面パネルを箱状に組合せてなる木質系ユニットであっても良い。また、各建物ユニットは、居室ユニットに限らず、バルコニーユニットなどであっても良い。
【0021】
この実施の形態1では、図1〜図4に示すように、下階建物ユニット1A,1Bの相隣接する上縁部間、および、上階建物ユニット2A,2Bの相隣接する下縁部間の少なくとも一方から外方へ延出する延出梁6が設けられ、この延出梁6の延出部6aによって上階建物ユニット2A,2Bのオーバーハング部5を同時に支持するようにしている。
【0022】
例えば、下階建物ユニット1A,1Bがその上縁部に上梁7(天井梁)を有すると共に、上階建物ユニット2A,2Bがその下縁部に下梁8(床梁)を有している鉄骨系ユニットなどの場合において、下階建物ユニット1A,1Bの上梁7から上階建物ユニット2A,2Bの下梁8まで達する高さ寸法hを有する延出梁6が設けられ、下階建物ユニット1A,1Bの隣接する上梁7間、および、上階建物ユニット2A,2Bの隣接する下梁8間にて、延出梁6が挟持されるようにしている。
【0023】
そして、下階建物ユニット1A,1Bの隣接しない側の上縁部の柱9から延出梁6とほぼ平行な片持梁10が突設され、片持梁10と延出梁6とによって上階建物ユニット2A,2Bのオーバーハング部5を支持するようにしている。
【0024】
更に、複数の延出梁6の外方端間、または、延出梁6と片持梁10の外方端間に渡し梁11が架設されている。
【0025】
ここで、上記延出梁6は高力ボルト12などを用いて上梁7および下梁8に締結する。延出梁6の取付けは、現地施工とする。
【0026】
延出梁6の根本部6bは、図5(a)に示すように、下階建物ユニット1A,1Bの対応する上梁7の全域に亘る長さとしても良いし、図5(b)に示すように、下階建物ユニット1A,1Bの対応する上梁7の一部分に及ぶ長さとしても良い。要するに、延出梁6の根本部6bの長さは、入力される応力に応じて設定するようにする。
【0027】
また、延出梁6の外方端は、図6(a)に示すように垂直端面としても良いが、配管や配線などのスペースを確保するため、図6(b)に示すような切欠13やとしても、図6(a)に示すような抜き孔14を形成しても良い。
【0028】
更に、延出梁6は、図7(a)(b)に示すように、フランジのないものとしても良いが、図4(a)(b)に示すように、延出部6aの下部のみにフランジ15を設けたり、図8(a)(b)に示すように、上部および下部の両方に全域に亘ってフランジ15を設けたりするなどしても良い。要するに、必要とする曲げ圧縮応力に応じて、任意の部分にフランジ15を設定するようにする。
【0029】
上記片持梁10は、一体物で構成しても、取付部材16と延長アーム17とに分割構成しても良い。この場合、取付部材16は、下階建物ユニット1A,1Bに対し、予め工場で取付けておくようにしても良い。この場合には、延長アーム17に対し、取付部材16を高力ボルト12などを用いて現地で取付けるようにする。
【0030】
取付部材16の柱9上端への取付けは、図9(a)に示すように直接溶接固定しても良いし、図9(b)に示すように取付部材16の端面にエンドプレート18を取付け、エンドプレート18を介して溶接固定したりボルト固定したりしても良いし、図9(c)に示すように柱9上端にガゼットプレート19を取付け、ガゼットプレート19を介してボルト固定したりしても良い。
【0031】
また、必要に応じて、図1、図2に示すように、下階建物ユニット1A,1B、上階建物ユニット2A,2B、最上階建物ユニット3A,3Bの天井面や床面に対し、水平ブレス20を設けても良い。この水平ブレス20は、予め工場で取付けておくようにする。また、延出梁6と片持梁10との間に水平ブレス21を設けても良い。この水平ブレス21は、現地施工とする。
【0032】
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
【0033】
下階建物ユニット1A,1Bの隣接する上縁部間、および、上階建物ユニット2A,2Bの隣接する下縁部間の少なくとも一方から外方へ延出する延出梁6の延出部6aによって上階建物ユニット2A,2Bのオーバーハング部5を同時に支持することにより、隣接するオーバーハング部5間を一体的に支持することができる。これにより、ユニット建物4に水平力が作用した際に、隣接するオーバーハング部5の先端部分の間にズレ変位が生じるのを防止することができる。
【0034】
特に、延出梁6が、下階建物ユニット1A,1Bの隣接する上梁7間、および、上階建物ユニット2A,2Bの隣接する下梁8間にて挟持される構造としたことにより、隣接する下階建物ユニット1A,1Bの上面および隣接する上階建物ユニット2A,2Bの下面を一体化し、それぞれの面剛性を上げることができる。これにより、振動特性や重量床衝撃音特性を一層向上することができる。
【0035】
また、下階建物ユニット1A,1Bの隣接しない側の上縁部から突設された延出梁6とほぼ平行な片持梁10によって、延出梁6による上階建物ユニット2A,2Bのオーバーハング部5に対する支持を補助することができる。
【0036】
そして、複数の延出梁6の外方端間、または、延出梁6と片持梁10の外方端間に渡し梁11を架設することにより、各オーバーハング部5からの垂直荷重を渡し梁11を介して延出梁6および片持梁10へ有効に伝達することができる。
【0037】
なお、変形例として、下階建物ユニット1A,1B、および、上階建物ユニット2A,2Bは、図10(a)に示すように短辺方向に隣接配置されても、図10(b)に示すように長辺方向に隣接配置されても良い。
【0038】
また、図11(a)に示すように2ユニット隣接としても、図11(b)に示すように3ユニット隣接としても(下階建物ユニット1C、上階建物ユニット2C)、図11(c)に示すように4ユニット以上隣接としても良い(下階建物ユニット1D、上階建物ユニット2D)。
【0039】
更に、図12(a)に示すように、オーバーハング幅が異なるように大きさの異なる下階建物ユニット1A,1Bを隣接配置しても良い。図12(b)に示すように、短辺方向および長辺方向の両方のオーバーハングするように大きさの異なる下階建物ユニット1A,1Bを隣接配置しても良い。図12(c)に示すように、上階建物ユニット2A,2Bのオーバーハング部5に対し、更に、上階ユニット2G,2Hを連結することにより、オーバーハングを拡張して、玄関、車庫、外階段スペースを設けるようにしても良い。図12(d)(e)に示すように、上階建物ユニット2Bをオーバーハングバルコニー22としても、オーバーハング踊り場23としても良い。
【0040】
【発明の実施の形態2】
図13は、この発明の実施の形態2を示すものである。なお、実施の形態1と同一ないし均等な部分については、同一の符号を付して説明する。
【0041】
この実施の形態2のものでは、上階建物ユニット2A,2Bの隣接する下梁8間にて延出梁6が挟持されるようにしたものである。
【0042】
このように、上階建物ユニット2A,2Bの隣接する下梁8間にて延出梁6が挟持される構造としたことにより、隣接する上階建物ユニット2A,2Bの下面を一体化し、その面剛性を上げることができる。これにより、振動特性や重量床衝撃音特性を向上することができる。
【0043】
なお、特に図示しないが、下階建物ユニット1A,1Bの隣接する上梁7間にて延出梁6が挟持されるようにしても良い。
【0044】
このように下階建物ユニット1A,1Bの隣接する上梁7間にて延出梁6が挟持される構造とすることにより、隣接する下階建物ユニット1A,1Bの上面を一体化し、その面剛性を上げることができる。これにより、振動特性や重量床衝撃音特性を向上することができる。
【0045】
上記以外の部分については、上記実施の形態と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。
【0046】
【発明の実施の形態3】
図14、図15は、この発明の実施の形態3を示すものである。なお、実施の形態1,2と同一ないし均等な部分については、同一の符号を付して説明する。
【0047】
この実施の形態3のものでは、延出梁6の延出部6aが、上階建物ユニット2A,2Bのオーバーハング部5の相隣接する底面を同時に支持し得るよう、ほぼ水平面状に構成されている。
【0048】
なお、延出梁6の根本部6bは、下階建物ユニット1A,1Bの隣接する上梁7間、および、上階建物ユニット2A,2Bの隣接する下梁8間にて、同時に挟持されるようになっている。
【0049】
なお、図14は2ユニット隣接の場合、図15は3ユニット隣接の場合を、それぞれ示している。
【0050】
上記以外の部分については、上記各実施の形態と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、下階建物ユニットの隣接する上縁部間、および、上階建物ユニットの隣接する下縁部間の少なくとも一方から外方へ延出する延出梁の延出部によって上階建物ユニットのオーバーハング部を支持することにより、隣接するオーバーハング部間を一体的に支持することができる。これにより、ユニット建物に水平力が作用した際に、隣接するオーバーハング部の先端部分の間にズレ変位が生じるのを防止することができる。
【0052】
また、延出梁が、下階建物ユニットの隣接する上梁間、および、上階建物ユニットの隣接する下梁間にて挟持される構造としたことにより、隣接する下階建物ユニットの上面および隣接する上階建物ユニットの下面を一体化し、それぞれの面剛性を上げることができる。これにより、振動特性や重量床衝撃音特性を向上することができる。
【0054】
更に、下階建物ユニットの隣接しない側の上縁部から突設された延出梁とほぼ平行な片持梁によって、延出梁による上階建物ユニットのオーバーハング部に対する支持を補助することができる。
【0055】
そして、複数の延出梁の外方端間、または、延出梁と片持梁の外方端間に渡し梁を架設することにより、各オーバーハング部からの垂直荷重を渡し梁を介して延出梁および片持梁へ有効に伝達することができる。更に、前記延出梁の根本部が垂直面状に構成されているのに対して、延出梁の延出部が水平面状に構成されることにより、垂直面状の根本部が、下階建物ユニットの隣接する上梁間および上階建物ユニットの隣接する下梁間にて同時に挟持させることができると共に、水平面状の延出部により、上階建物ユニットのオーバーハング部の相隣接する底面を同時に支持することができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の全体斜視図である。
【図2】図1の下階建物ユニットの上面部分の平面図である。
【図3】図2の延出梁部分の側面図である。
【図4】(a)は図3のA−A断面図、(b)は図3のB−B断面図である。
【図5】(a)(b)は延出梁の長さについての説明図である。
【図6】(a)〜(c)は延出梁の形状についての説明図である。
【図7】(a)(b)は延出梁の高さ寸法およびフランジについての図4と同様の説明図である。
【図8】(a)(b)は延出梁の高さ寸法およびフランジについての図4と同様の図7とは異なる説明図である。
【図9】(a)〜(c)は片持梁の取付部材の取付方の説明図である。
【図10】(a)(b)は建物ユニットの隣接状態の説明図である。
【図11】(a)〜(c)は建物ユニットの隣接数についての説明図である。
【図12】(a)〜(e)は建物ユニットのバリエーションの説明図である。
【図13】(a)(b)は本発明の実施の形態2にかかる図4と同様の図である。
【図14】本発明の実施の形態3にかかる2ユニット隣接の場合の分解斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態3にかかる3ユニット隣接の場合の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 下階建物ユニット
2 上階建物ユニット
4 ユニット建物
5 オーバーハング部
6 延出梁
6a 延出部
7 上梁
8 下梁
10 片持梁
11 渡し梁
h 高さ寸法
Claims (1)
- 複数の下階建物ユニットが隣接配置され、各下階建物ユニットの上部にそれぞれ上階建物ユニットが複数隣接状態で載置されると共に、各上階建物ユニットの一部が下階建物ユニットに対し外方へ張出してオーバーハング部を形成するユニット建物であって、
下階建物ユニットの隣接する上縁部間、および、上階建物ユニットの隣接する下縁部間の少なくとも一方から外方へ延出する延出梁が設けられ、
該延出梁の延出部によって上階建物ユニットのオーバーハング部を支持すると共に、
下階建物ユニットがその上縁部に上梁を有すると共に、上階建物ユニットがその下縁部に下梁を有しており、
前記延出梁が、下階建物ユニットの上梁から上階建物ユニットの下梁まで達する高さ寸法を有し、
下階建物ユニットの隣接する上梁間、および、上階建物ユニットの隣接する下梁間にて、前記延出梁が挟持され、
更に、下階建物ユニットの隣接しない側の上縁部から前記延出梁とほぼ平行な片持梁が突設され、該片持梁と前記延出梁とによって上階建物ユニットのオーバーハング部を支持し、
且つ、複数の前記延出梁の外方端間、または、前記延出梁と前記片持梁の外方端間に渡し梁が架設され、
更に、前記延出梁の根本部が下階建物ユニットの隣接する上梁間および上階建物ユニットの隣接する下梁間にて同時に挟持可能な垂直面状に構成されているのに対して、延出梁の延出部が、上階建物ユニットのオーバーハング部の相隣接する底面を同時に支持し得るよう水平面状に構成されたことを特徴とするユニット建物。
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