WO2010090161A1 - 付帯構造物及びユニット建物 - Google Patents
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Abstract
ユニット建物を構成する建物ユニットに付帯して連結され、建物ユニットの内部空間を拡大し、ユニット建物の外観に変化を与える付帯構造物を提供する。ユニット建物を構成する直方体状の建物ユニットの1つの立面に連結され、建物ユニットの内部空間を拡大させる小型の付帯ユニット10は、4本の柱材11と、柱材の下端部を水平方向に連結する4本の下梁12,12,13,13と、柱材の上端部を水平方向に連結する4本の上梁14,14,15,15とから直方体状に構成され、建物ユニットの1つの立面を構成する2本の柱材2,2に連結固定され、直方体の対向する2つの立面は2本の柱材2,2と上梁14及び下梁12が剛接合された剛接合面16,16であり、対向する他の2つの立面は2本の柱材と上梁及び下梁がボルトとナットによりジョイント部材を介して連結される。4本の柱材は溝形鋼又はC形鋼が好ましい。
Description
本発明は、ユニット建物を構成する建物ユニットに連結される小型の付帯構造物に係り、特に、連結されることでユニット建物の内部空間を拡大させることができる付帯構造物に関する。
従来、この種のユニット建物において、基礎上に据付けられた下階ユニットの側面部に接合され、あるいは該下階ユニットの上部に搭載された上階ユニットの側面部に接合されるオーバーハングユニットがあり、このオーバーハングユニットは柱と床梁と天井梁を接合した骨組構造体からなるものである。そして、このオーバーハングユニットを基礎上に据付けられた下階ユニットの側面部に接合し、ユニット建物を構成している(例えば、特許文献1参照)。
このように構成されたユニット建物で使用されるオーバーハングユニットは、前記のように柱と床梁と天井梁を接合した骨組構造体からなるものであり、強度の高い構成で、重量が大きくなり、直方体状に構成されるため建築現場への搬送も煩雑となる問題点がある。また、オーバーハングユニットは、構造材である柱と床梁と天井梁とを溶接等で接合しており、基準となる建物ユニットと同じ製造工程が必要であり、コストアップの要因となっているとともに、輸送時には建物ユニットと同じ輸送方法が必要となる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、建物ユニットに付帯して連結され室内空間を拡大でき、構成が簡単で重量を軽減できるとともにコストを低減できる付帯構造物を提供することにある。また、分割して輸送でき、建築現場で組立てることで輸送コストを低減できる付帯構造物を提供できると共に、この付帯構造物を連結することで外観に変化を持たせて重厚な外観を可能としたユニット建物を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る付帯構造物は、ユニット建物を構成する直方体状の建物ユニットの1つの立面に連結され、該建物ユニットの内部空間を拡大させる小型の付帯構造物であって、該付帯構造物は、4本の柱材と、該柱材の下端部を水平方向に連結する4本の下梁と、前記柱材の上端部を水平方向に連結する4本の上梁とから直方体状に構成され、前記建物ユニットの前記1つの立面を構成する2本の柱材に連結固定されることを特徴としている。
前記のごとく構成された本発明の付帯構造物は、ユニット建物を構成する直方体状の建物ユニットの1つの立面に連結されることで、基本の建物ユニットの内部空間を拡大させることができる。また、建物ユニットの2本の柱材に付帯構造物の2本の柱材を連結固定するだけで、容易に建物ユニットの内部空間を拡大させることができる。さらに、ユニット建物に付帯構造物を連結させることで、ユニット建物の外観に変化を持たせることができ、凹凸のある重厚な外観とすることができる。
また、本発明に係る付帯構造物の好ましい具体的な態様としては、前記付帯構造物は、直方体の対向する2つの立面は2本の柱材と上梁及び下梁が剛接合された剛接合面であり、対向する他の2つの立面は2本の柱材と上梁及び下梁がボルトナット等の固定具によりジョイント部材を介して連結され形成されることを特徴としている。この構成によれば、付帯構造物は対向する2つの立面が剛接合による剛体面となり、これらの剛体面に4本の梁材をボルトナット等の固定具で連結して直方体状に形成されるため、簡単な構成で作製が容易となる。また、付帯構造物の重量を低減でき、コストダウンを達成できると共に、輸送も容易に行える。
本発明に係る付帯構造物では、前記4本の柱材は断面形状が略コ字状の溝形鋼又はC形鋼からなり、前記ジョイント部材は、前記溝形鋼又はC形鋼の開口の一部を塞ぐように固着され、該ジョイント部材の裏側には、ボルトナット等の固定具の締結スペースが形成されていることが好ましい。この構成によれば、溝形鋼又はC形鋼からなる柱材を使用することで、付帯構造物の構成を簡単にでき、重量の低減とコストダウンを達成できる。また、ジョイント部材の裏側のスペースに手を入れてボルトやナット等の固定具を挿入でき、これらの固定具を用いてジョイント部材を介して柱材と上梁及び下梁とを容易に連結することができる。
さらに、本発明に係る付帯構造物の好ましい具体的な他の態様としては、前記付帯構造物は、前記建物ユニットの2本の柱材にガイド部材を介して連結固定されることを特徴としている。この構成によれば、建物ユニットに付帯構造物を連結する際に、ガイド部材を介して建物ユニットに付帯構造物を位置決めしてから固定することができ、付帯構造物の連結作業が容易となる。
また、本発明の付帯構造物は、前記4本の柱材の少なくとも上部を連結する水平ブレース材を備えることが好ましい。この構成によれば、付帯構造物を構成する直方体は、4本の柱材が水平ブレース材で連結され、建物ユニットに付帯されて連結固定されたとき、強度が向上して変形が防止される。
本発明のユニット建物は、前記の付帯構造物を建物ユニットに連結固定したことを特徴としている。また、前記付帯構造物の上部にバルコニーを設置したことを特徴とする。このように構成されたユニット建物は、直方体状の建物ユニットが複数個並置されるとともに積み上げられた直方体の形状に対して、付帯構造物が付属されることで外観に起伏ができ、変化に富んだ重厚な外観とすることができる。バルコニーを付帯構造物の上部に設置すると、居住性を向上させることができる。
本発明の付帯構造物は、簡単な構成で重量を低減することができ、ユニット建物を構成する建物ユニットに連結固定されることで、該建物ユニットの内部空間を、少ない重量増と、僅かなコストアップで拡大することができる。また、本発明の付帯構造物を、複数の建物ユニットを並置又は重ねて構成したユニット建物に連結固定することで、ユニット建物の外観に変化を持たせることができ、凹凸のある重厚な外観のユニット建物を形成することができる。
本明細書は、本願の優先権の基礎である日本国特許出願2009-24370号の明細書及び/又は図面に記載されている内容を包含する。
以下、本発明に係る付帯構造物である付帯ユニットの一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る付帯ユニットを連結する建物ユニットの概略斜視図、図2は、図1の建物ユニットに連結固定される付帯ユニットの概略斜視図、図3は図1,2に示される付帯ユニットをユニット建物に連結固定した要部側面図、図4は図2のA部を分解した状態の要部斜視図、図5は図4のV-V線に沿う平面図、図6は図4のVI-VI線断面図、図7は図4のVII-VII線断面図である。なお、図4では、図面を明瞭とするため水平ブレース材に関する構成を省略している。
図1,2において、建物ユニット1は、鋼製の構造材を溶接で直方体状に接合して形成したボックスラーメン構造のものであり、角柱からなる4本の柱材2,2…と、この柱材の下端部を水平方向に連結する長辺方向の下梁(床梁)3,3と、短辺方向の下梁(床梁)4,4と、4本の柱材2,2…の上端部を水平方向に連結する長辺方向の上梁(天井梁)5,5と、短辺方向の上梁(天井梁)6,6とから直方体状に形成される。そして、建物ユニット1には、床根太7,7…が下梁3,3間に所定間隔で架設され、天井根太8,8…が上梁5,5間に所定間隔で架設されている。各柱材と各梁材とはコーナー部に補強プレート9,9…を介在させて溶接され、建物ユニット1の剛性を高めている。
建物ユニット1の直方体において、長辺方向をX方向、短辺方向をY方向、高さ方向をZ方向として説明する。建物ユニット1は、例えば長辺方向(X方向)の長さが4~5メートル程度の長尺であり、短辺方向(Y方向)の長さが2~3メートル程度であり、高さ方向(Z方向)の長さが2.5~3メートル程度の直方体状に形成されている。すなわち、建物ユニット1は長辺方向に沿う2つの立面(X-Z面)と、短辺方向に沿う2つの立面(Y-Z面)と、上面、及び底面(X-Y面)の6つの面から構成されている。
建物ユニット1に連結固定される付帯ユニット10は、小型の直方体をしており、6面を有する直方体状の建物ユニット1の1つの立面である短辺側の側面(Y-Z面)に連結されるように、短辺側の側面と同じ長方形の側面を有しており、建物ユニット1の長辺方向に沿う長さが短く設定されている。例えば、建物ユニット1の長辺方向の長さが4~5メートル程度の長尺であるのに対して、付帯ユニット10のX方向の長さは1メートル程度あるいは1メートル以下の短尺に設定されている。
付帯ユニット10は、図2~7に示されるように直方体状をしており、4本の断面形状が略コ字状の溝形鋼又はC形鋼からなる柱材11,11…と、これらの柱材の下端部をX方向に連結する2本の下梁12,12と、Y方向に連結する2本の下梁13,13、及び柱材の上端部をX方向に連結する2本の上梁14,14と、Y方向に連結する上梁15,15で構成されている。そして、付帯ユニット10は、本実施の形態では、建物ユニット1のY-Z方向の側面の長方形と、付帯ユニット10のY-Z方向の側面の長方形とが同じ形状となっている。この構成により、建物ユニット1に付帯ユニット10が連結固定されたとき、外形的に建物ユニット1が長手方向(X方向)に延長され、突出部や段差部が生じない形状となる。
付帯ユニット10を構成する4本の柱材11は、断面形状が略コ字状の溝形鋼又はC形の鋼材から形成されており、建物ユニット1の断面(ロ)型の角柱の鋼材から形成されている柱材と異なる構成であり、付帯ユニット10の重量低減、及びコスト低減が可能となっている。この付帯ユニット10は基本的には隣接する建物ユニット1の1つの立面に連結して固定されるため、基本となる建物ユニット1の強度に依存する構成であり、付帯ユニット10自体の強度は緩くても問題はない構成となっている。
付帯ユニット10を構成する部材のうち、X方向に沿う下梁12,12、及び上梁14,14は柱材11,11に溶接等で剛接合され、X-Z方向の付帯ユニット10の側面16,16は剛接合面となっている。また、付帯ユニット10を構成する部材のうち、Y方向に沿う下梁13,13、及び上梁15,15は柱材11,11…にボルト等の固定具で連結されたピン接合面となっている。本実施形態では、X-Z方向の剛接合面16,16にはブレース材17,17が固定され、さらに補強されている。また、付帯ユニット10の上部には、4本の柱材11,11…を連結する水平ブレース材18,18がクロス状態に固定されている。
付帯ユニット10は、例えば図3(a)に示されるように、1階の建物ユニット1Aの上部に2階の建物ユニット1が載置固定され、2階の建物ユニット1に付帯してオーバーハング状態に連結固定される。この場合、付帯ユニット10の下方に補助柱Hを設けるように構成してもよい。図3(b)では、基礎Kの上部に建物ユニット1が設置固定され、この建物ユニット1に付帯して付帯ユニット10が連結固定される。
ここで、付帯ユニット10の詳細を図4~7に基づいて説明する。付帯ユニット10を構成するY方向の下梁13,13、及び上梁15,15は、前記のように柱材11,11…にボルト接合されている。すなわち、柱材11を構成する断面形状が略コ字状の溝形鋼又はC形鋼の下端には、C形鋼の開口を閉じるように2枚の補強板20,20が溶接等により水平に固着されており、2枚の補強板の間隔は下梁13の高さと一致している。また、断面コ字状のC形鋼から構成される柱材11の上端には、同様にC形鋼の開口を閉じるように2枚の補強板21,21が溶接等により水平に溶着されており、2枚の補強板の間隔は上梁15の高さと一致している。
そして、前記2枚の補強板20,20,21,21と、C形鋼の外側の端面とを連結するようにジョイントプレート22,22…が溶接等により垂直に固着されている。このジョイントプレートは溝形鋼又はC形鋼の開口の一部を塞ぐように固着され、上下の幅広部と中央の幅狭部とが傾斜辺で連結され、幅広部に下梁13及び上梁15を連結するためのボルト23が挿入される貫通孔24,24…が形成され、幅狭部によりジョイントプレート裏側に形成された空間を通して、柱材11のC形鋼の内部に固定具としてボルトやナットを挿入できる構成となっている。
建物ユニット1に対向する2本の柱材11,11の上下端部に固着された補強板20,21とジョイントプレート22とにより、Y方向に沿う下梁13,13と上梁15,15の連結部が構成される。そして、下梁13,13と上梁15,15には、ジョイントプレート22と対接するエンドプレート13a、15aが固着され、ジョイントプレートの貫通孔24,24…に対応してボルト23を挿入できる貫通孔13b,15bが形成されている。このように、上梁15,15と下梁13,13はジョイントプレート22を介してボルト23で接合される構成となっている。
また、柱材11の上部の補強板21,21の中間には、C形鋼の内側のリブを補強するための三角形状の補強プレート25,25…が溶接等により固着されている。この補強プレートにより補強された柱材11のリブには連結プレート26,26…が溶接等により固着され、この連結プレートと対角線上に位置する柱材11の同等の位置に固着された連結プレートとの間に水平ブレース材18,18が連結されている。この水平ブレース材18,18は中間位置にターンバックルを介在させて、長さ及び張力を調整できるように構成してもよい。
建物ユニット1の柱材2,2には、付帯ユニット10を建物ユニット1に連結するための構成として、柱材2,2の付帯ユニット10と対向する上下端部のそれぞれに2つの取付孔30,30が形成され、この取付孔の内部には付帯ユニット10を建物ユニット1に連結固定するボルト31,31が螺合されるナット32,32が溶接等により固着されている。また、2つのナットが溶接された取付孔の中間にはガイドピン33がナット等を介して固定されている。このガイドピン33は、建物ユニット1に付帯ユニット10を連結固定する際に、ボルト締めを容易にするべく位置決めするためのものであり、ガイドピン33の先端は先細に形成されている。
付帯ユニット10には、建物ユニット1の取付孔30と、ガイドピン33に対応して、柱材11,11の建物ユニット1と対向する面に3つの貫通孔27が形成されている。上下の2つの貫通孔はボルト31,31が挿入され、中央の貫通孔にはガイドピン33が挿入される。そして、建物ユニット1の柱材2と付帯ユニット10の柱材11との間には、スペーサ35が介在される構成となっている。スペーサ35には、ボルト31,31及びガイドピン33が挿入できる貫通孔が形成されている。
このように形成された付帯ユニット10は、柱材、梁材が全て剛接合されている建物ユニット1に対して、2つの面(X-Z面)のみが剛接合され、剛接合面16,16同士を4本の梁材13,13,15,15でボルト23により連結して接合する構造であるため、付帯ユニット10を構成する柱材や梁材の重量を低減できるとともに、コストも低減することができる。また、付帯ユニット10は、柱材11,11と下梁12と上梁14で構成される2つの剛接合面16,16と4本の梁材13,13,15,15に分けて輸送し、現地で梁材を固定して組立てる構成となっている。なお、図示の実施形態では、付帯ユニット10を構成する直方体の剛接合された2つの面として、X-Z方向の2つの面としたが、Y-Z方向の2つの面を剛接合面としてもよいのは勿論である。
建物ユニット1を構成する柱材2,2…の上下端面には、貫通孔が形成され、この貫通孔の内面にはナットが溶接等により固着されている。建物ユニット1の4本の柱材の上部の貫通孔は、建物ユニット1を輸送する際や、基礎上に設置する際に吊上げるためのアイボルト(図示せず)が装着される。また、付帯ユニット10を構成する柱材11,11…の上下端面に固着された補強板20,21にも同様に貫通孔21aが形成され、この貫通孔の内面にはナット28(図5参照)が溶接等により固着されている。柱材11の上端には、このナット28を用いて図4に示されるように、付帯ユニット10上に構築されるバルコニーの柱材Bを連結固定することができる。
前記の如く構成された本実施形態の付帯ユニット10の組立について以下に説明する。前記のように、付帯ユニット10は2つの剛接合面16,16と、4本の梁材(下梁13,13及び上梁15,15)とに分けて輸送され、現地で組立てられる。この組立は、剛接合面を構成する柱材11,11の上下端部に固定されたジョイントプレート22,22…の貫通孔24,24…と、下梁13と上梁15のエンドプレート13a,15aの貫通孔13b,15bを合わせてボルト23を挿入し、ナットをねじ込んで固定する。ボルトやナットはジョイントプレート22の幅狭部により柱材11の内部に挿入することができる。これにより、剛接合面16,16は4本の梁材により結合され、直方体状の付帯ユニット10が完成する。
このように構成された付帯ユニット10は小型であり、2つの面材(剛接合面16,16)と4本の梁材(下梁13,13及び上梁15,15)とに分割されるため、輸送が容易に行える。また、付帯ユニット10は強度が要求されないため、柱材11や梁材12,13,14,15は小型軽量のものを使用でき、付帯ユニット10の重量を軽減でき、コストダウンを達成できる。さらに、剛接合面16,16を溶接により作製し、剛接合面を4本の梁材で連結して直方体状の付帯ユニットとすることができ、建物ユニットのような大規模な製造設備が不要となり、容易に作製することができる。
つぎに、本実施形態の付帯ユニット10を建物ユニット1に連結固定する動作について以下に説明する。前記のように組立てられた付帯ユニット10の取付面を、建物ユニット1の被取付面に対向させ、柱材2と柱材11との間にスペーサ35を挟み、両ユニットを密着させる。建物ユニット1の柱材2,2の上下端部から突出するガイドピン33,33を貫通孔27に挿入することにより建物ユニット1の柱材11,11の取付孔30,30と、付帯ユニット10の貫通孔27,27が連通するように密着する。そして、柱材11の貫通孔27側からボルト31を挿入し、柱材2の内部に固定されたナット32に螺合させ締め付ける。ジョイントプレート22横の空間を通して、ボルト31を容易に挿入することができる。
このようにして、建物ユニット1に付帯ユニット10を連結固定すると、建物ユニット1の内部空間は付帯ユニット10の分だけ拡大され、内部空間を有効利用することができる。例えば、図8(a)に示されるように、建物ユニット1の長辺方向(X方向)に付帯ユニット10を連結して延長する場合、あるいは短辺方向(Y方向)に付帯ユニット10Aを連結して延長する場合がある。付帯ユニット10Aも基本的には付帯ユニット10と同様の構成であり、2つの剛接合面16a,16a(Y-Z面)を連結する4本の梁材の長さが長いことが異なるのみである。
図8(b)では、建物ユニット1を2個、2層に積み上げ、4個組み合わせてユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hの1階左のユニットに付帯ユニット10を連結固定している。この例では、ユニット建物Hの直方体の形状から付帯ユニット部分が突出して外観に変化を与えており、この付帯部分を例えば玄関部分として利用することができる。また、玄関部分に限られず、例えば居室の内部空間を拡大させることや、収納空間として利用することもできる。この例で示す付帯ユニット10は、建物ユニット1を載置する基礎部分(図示せず)が付帯ユニット部分にも形成されることが望ましく、付帯ユニットはブレース材17,17の無い仕様のものを使用できる。
図8(c)では、同様に建物ユニット1を4個組み合わせてユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hの2階右のユニットに付帯ユニット10を連結固定している。この例でも、ユニット建物Hの外観に変化を与えることができ、2階の建物ユニット1からオーバーハング状態に付帯ユニット10を突出させ、内部空間を拡大して有効利用することができる。この例で示す付帯ユニット10は、2階部分に装着されるものであり、付帯ユニットはブレース材17,17の有る仕様のものが好ましい。
図8(d)では、建物ユニット1を4個組み合わせてユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hの1,2階左のユニットに2個の付帯ユニット10を上下に重ねて連結固定している。この例でも、ユニット建物Hの外観に変化を与えることができ、1,2階の建物ユニット1,1の内部空間を拡大して有効利用することができ、特に、上下階を貫通する階段室として利用することができる。この例で示す付帯ユニット10は、ブレース材の無い仕様を用いることができるが、2階の付帯ユニットはブレース材17,17の有る仕様を用いてもよい。
図8(e)では、建物ユニット1を4個組み合わせてユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hを構成する建物ユニット1の長辺方向(X方向)に沿って連結される長辺方向用の付帯ユニット10Aを1階建物ユニット1に連結固定している。この例でも、ユニット建物Hの外観に変化を与えることができ、1階の建物ユニット1の内部空間を拡大して有効利用することができる。この例で示す付帯ユニット10Aは、1階部分に装着されるものであり、付帯ユニットはブレース材17,17の無い仕様を用いることができる。
図8(f)では、建物ユニット1を4個組み合わせてユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hを構成する建物ユニット1の長辺方向(X方向)に沿って連結される長辺方向用の付帯ユニット10Aを2階建物ユニット1に連結固定している。この例でも、ユニット建物Hの外観に変化を与えることができ、2階の建物ユニット1の内部空間を拡大して有効利用することができる。この例で示す付帯ユニット10Aは、2階部分に装着されるものであり、付帯ユニットはブレース材17,17の有る仕様のものが好ましい。
図9(a)では、建物ユニット1を4個組み合わせてユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hを構成する建物ユニット1の長辺方向(X方向)に沿って連結される長辺方向用の付帯ユニット10Aを1階と2階建物ユニット1,1に連結固定している。この例では、1,2階の建物ユニットの内部空間を大幅に拡大することができる。また、この延長部分を吹き抜けとして利用することもできる。
図9(b)では、建物ユニット1を4個組み合わせてユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hを構成する建物ユニット1の長辺方向(X方向)に沿って連結される長辺方向用の付帯ユニット10Aを1階建物ユニット1に連結固定し、付帯ユニット10Aの上部にバルコニーBLを設置している。この例では、図4に示されるように、付帯ユニット10Aの柱材11の上端面に形成した貫通孔21aにボルト等の固定具を通し、内部のナット28にねじ込んでバルコニー柱Bを固定することができる。
図9(c)では、建物ユニット1を上下に4個組み合わせるとともにX方向の1階部分に1個の建物ユニット1を並べて5個の建物ユニットを組み合わせたユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hの建物ユニットを4個組み合わせた部分と、1個の建物ユニットの1階の入隅部分に、短辺方向(Y方向)に沿って連結される付帯ユニット10を連結固定している。この例でも、付帯ユニット10を玄関スペース等に有効利用することができる。
図9(d)では、建物ユニット1を4個組み合わせてユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hを構成する建物ユニット1の長辺方向(X方向)に沿って、短辺用の付帯ユニット10を1階の建物ユニット1に連結固定している。この例では、1階の建物ユニット1の内部空間を一部拡大することができる。また、ユニット建物Hの外観に変化を与えることができる。なお、この例では、付帯ユニット10を連結する建物ユニット1の長辺方向の中間部に、付帯ユニットに合わせて中間柱を設置すると好ましい。
図9(e)では、建物ユニット1を4個組み合わせてユニット建物Hを構成し、このユニット建物Hを構成する建物ユニット1の短辺方向(Y方向)に沿って、1階の2つの建物ユニット1,1に連続するように付帯ユニット10Bを連結固定している。この付帯ユニット10Bも、前記の付帯ユニット10,10Aと同様の構成であり、2つの剛接合面を4本の梁材で連結して構成される。この例では、1階の2つの建物ユニット1,1に連続して内部空間を拡大することができるとともに、ユニット建物Hの外観に変化を与えることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、ユニット建物として、建物ユニットを4つ、あるいは5つ用いた例を示したが、建物ユニットを2つ、あるいは3つ用いたものでもよく、さらに多数の建物ユニットを用いることができる。また、3階以上のユニット建物に複数の付帯ユニットを連結固定してもよいことは勿論である。さらに、付帯ユニットを構成する柱材として、溝形鋼又はC形鋼の例を説明したが、H形鋼等の他の形状の鋼材を用いてもよい。
本発明の活用例として、この付帯ユニットを用いて建物ユニットを組立てて構成されたユニット建物の外観に変化をつけて重厚なデザインとすることができ、付帯ユニットを連結固定することによってユニット建物の内部空間を拡大することができる。
1:建物ユニット、2:柱材、3,4:下梁、5,6:上梁、10,10A,10B:付帯ユニット(付帯構造物)、11:柱材、12,13:下梁、13a,15a:エンドプレート(ジョイント部材)、14,15:上梁、16:剛接合面、17:ブレース材、18:水平ブレース材、20,21:補強板、22:ジョイントプレート(ジョイント部材)、23:ボルト、24:貫通孔、25:補強プレート、26:連結プレート、30:取付孔、31:ボルト(固定具)、32:ナット、33:ガイドピン、H:ユニット建物、BL:バルコニー、B:バルコニー柱
Claims (7)
- ユニット建物を構成する直方体状の建物ユニットの1つの立面に連結され、該建物ユニットの内部空間を拡大させる小型の付帯構造物であって、
該付帯構造物は、4本の柱材と、該柱材の下端部を水平方向に連結する4本の下梁と、前記柱材の上端部を水平方向に連結する4本の上梁とから直方体状に構成され、前記建物ユニットの前記1つの立面を構成する2本の柱材に連結固定されることを特徴とする付帯構造物。 - 前記付帯構造物は、直方体の対向する2つの立面は2本の柱材と上梁及び下梁が剛接合された剛接合面であり、対向する他の2つの立面は2本の柱材と上梁及び下梁がボルトナット等の固定具によりジョイント部材を介して連結され形成されることを特徴とする請求項1に記載の付帯構造物。
- 前記4本の柱材は断面形状が略コ字状の溝形鋼又はC形鋼からなり、前記ジョイント部材は、前記溝形鋼又はC形鋼の開口の一部を塞ぐように固着され、該ジョイント部材の裏側には、ボルトナット等の固定具の締結スペースが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の付帯構造物。
- 前記付帯構造物は、前記建物ユニットの2本の柱材にガイド部材を介して連結固定されることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の付帯構造物。
- 前記付帯構造物は、前記4本の柱材の少なくとも上部を連結する水平ブレース材を備えることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の付帯構造物。
- 請求項1~5のいずれかに記載の付帯構造物を前記建物ユニットに連結固定したことを特徴とするユニット建物。
- 前記付帯構造物の上部にバルコニーを設置したことを特徴とする請求項6に記載のユニット建物。
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