JP2925438B2 - オ−バ−ハング型ユニット建物 - Google Patents

オ−バ−ハング型ユニット建物

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JP2925438B2 JP5185956A JP18595693A JP2925438B2 JP 2925438 B2 JP2925438 B2 JP 2925438B2 JP 5185956 A JP5185956 A JP 5185956A JP 18595693 A JP18595693 A JP 18595693A JP 2925438 B2 JP2925438 B2 JP 2925438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下階建物ユニットに
対して上階建物の一部がオ−バ−ハングしているオ−バ
−ハング型ユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】工場生産された直方体状の建物ユニット
を建築現場で複数個組合わせて構成されるユニット建物
としては、図3に示すように直方体状の下階建物ユニッ
ト1と、この下階建物ユニット1上に設置されこの下階
建物ユニット1よりも外方へ延出したオ−バ−ハング部
分2を有する直方体状の上階建物ユニット3とを備えた
オ−バ−ハング型ユニット建物が知られている(特開昭
63−147036号公報、特開平4−44547号公
報、特開平4−237739号公報等参照)。
【0003】このオ−バ−ハング型ユニット建物におい
ては、上階建物ユニット3の床面積を下階建物ユニット
1のそれよりも大きくとれる利点を有する反面、上記オ
−バ−ハング部分2が下方へ撓み易い欠点を有してい
る。この欠点を解消するためには、上階建物ユニット3
の床梁9の断面形状を大きくすればよいが、これではユ
ニット寸法や納まり等を変更しなければならず、標準的
なユニットが使用できない。
【0004】そこで、従来では、図4に示すように下階
建物ユニット1上に設置される上階建物ユニット3のオ
−バ−ハング部分2の2本の柱7c,7d直下に支柱2
0を設け、この支柱20によって上階建物ユニット3の
オ−バ−ハング部分2の荷重を支えるようにした構造の
オ−バ−ハング型ユニット建物、或いは図5に示すよう
に下階建物ユニット1の天井梁6に上階建物ユニット3
のオ−バ−ハング部分2の2本の柱7c,7dを受ける
張出部材21を設けた構造のオ−バ−ハング型ユニット
建物が採用されている。なお、上記張出部材21の先端
部と下階建物ユニット1の柱4c,4dとの間には方杖
22が斜めに介設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示されたオ−バ−ハング型ユニット建物においては、オ
−バ−ハング部分2の柱5c,5dの位置で定まる支柱
20によってオ−バ−ハング部分の下方のスペ−スが画
一的に制限され、スペ−スの有効利用が図れないという
問題がある。また、図5に示されたオ−バ−ハング型ユ
ニット建物においては、上記張出部材を別に作製し、こ
れを下階建物ユニットの天井梁に溶接等により取付けな
ければならないので、手間及びコストが多くかかるばか
りでなく、溶接等による取付部に応力が集中し易く強度
上の問題が残る。
【0006】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、オ−バ−ハング部分の下方のスペ−スの有効利用が
図れると共に、施工性の向上、コストの低減及び強度の
向上が図れるオ−バ−ハング型ユニット建物を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、4隅に柱を有する直方体状の下階
建物ユニットと、この下階建物ユニット上に設置されこ
の下階建物ユニットよりも外方へ延出したオ−バ−ハン
グ部分を有する直方体状の上階建物ユニットとを備えた
オ−バ−ハング型ユニット建物において、上記下階建物
ユニットの天井梁の長手方向に、上記上階建物ユニット
のオ−バ−ハング部分を支持する延長梁部を連続して一
体形成し、この延長梁部側の柱近傍の天井梁間に横梁材
を掛け渡したことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記請求項1の構成のオ−バ−ハング型ユニッ
ト建物によれば、延長梁部側の柱近傍の天井梁間に横梁
材を掛け渡したから、下階建物ユニットの強度が向上す
るとともに、上階建物ユニットのオ−バ−ハング部分の
荷重が下階建物ユニットの天井梁の延長梁部と横梁材を
介して下階建物ユニットに分散されるため、上記オ−バ
−ハング部分の撓みが防止される。また、上記延長梁部
が下階建物ユニットの天井梁の長手方向に連続して一体
形成されているため、オ−バ−ハング部分の柱直下に支
柱を設けている従来のオ−バ−ハング型ユニット建物と
異なり、オ−バ−ハング部分の下方のスペ−スの有効利
用が図れると共に、下階建物ユニットの天井梁に張出部
材を別に設けている従来のオ−バ−ハング型ユニット建
物と異なり、施工性の向上、コストの低減及び強度の向
上が図れる。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の実施例を添付図面に基い
て詳述する。
【0010】図1ないし図2において、1はオ−バ−ハ
ング型ユニット建物の直方体状の下階建物ユニットで、
この下階建物ユニット1上にはこれよりも長手方向外方
に延出したオ−バ−ハング部分2を有する直方体状の上
階建物ユニット3が設置されている。上記下階建物ユニ
ット1は、四隅に配置された4本の柱4a〜4dと、こ
れら柱4a〜4dの下端部間に方形に掛け渡され接合さ
れた床梁5a〜5dと、柱4a〜4dの上端部間に一方
の短辺を除いて平面コ字形に掛け渡され接合された天井
梁6a〜6cとからその主要な骨組が構成されている。
【0011】また、上記上階建物ユニット3は、四隅に
配置された4本の柱7a〜7dと、これらの柱7a〜7
dの下端部間に方形に掛け渡され接合された床梁8a〜
8dと、柱7a〜7dの上端部間に方形に掛け渡され接
合された天井梁9a〜9dとから主要な骨組が構成され
ている。なお、上記柱4a〜4d,7a〜7dの材料と
しては、例えば断面方形のスチ−ル材が用いられ、上記
床梁5a〜5d,8a〜8d及び天井梁6a〜6c,9
a〜9dの材料としては、例えば断面コ字形ないし断面
方形のスチ−ル材が用いられる。
【0012】上記上階建物ユニット3においては、その
4本の柱7a〜7dのうち、短辺方向で隣り合う2本の
柱7a,7bが上記下階建物ユニット1の短辺方向で隣
り合う2本の柱4a,4bと対応する位置に配置され、
他の2本の柱7c,7dが下階建物ユニット1に対して
オ−バ−ハングする位置に配置されている。すなわち、
上階建物ユニット3の床面は、下階建物ユニット1の天
井面に対して長手方向に長い長方形状に形成され、上階
建物ユニット3には下階建物ユニット1よりも広い床面
積が確保されている。
【0013】特に、上記下階建物ユニット1の長辺の天
井梁6a,6bの長手方向には、上記上階建物ユニット
3のオ−バ−ハング部分2を支持する延長梁部10a,
10bが連続して一体形成され、両延長梁部10a,1
0bの先端部間には横梁材11が介設されている。これ
により、下階建物ユニット1における天井梁6a〜6c
がその延長梁部10a,10b及び横梁材11によって
上階建物ユニット3の床梁8a〜8dと対応すべく方形
に形成されている。なお、下階建物ユニット1における
延長梁部10a,10b側の柱4c,4dは、その延長
梁部10a,10bを有する天井梁6a,6bの下面を
受けるように構成されている。下階建物ユニット1にお
ける延長梁部10a,10b側の柱4c,4dが位置す
る天井梁6a,6b間には、図2に示すように補強用の
横梁材13が掛け渡され接合されている。延長梁部10
a,10bとは反対側の天井梁6a,6bの端部は柱4
a,4bの側面に接合されている。
【0014】このように構成されるオ−バ−ハング形ユ
ニット建物は、下階建物ユニット1上に上階建物ユニッ
ト3をそのオ−バ−ハング部分2が上記天井梁6a,6
bの長手方向に連続して延出した延長梁部10a,10
b上に載るようにして載置し、上階建物ユニット3の床
梁8a〜8dを下階建物ユニット1の天井梁6a〜6c
及び延長梁部10a,10b並びに横梁材11にボルト
12止めにより固定することにより、組立てられる。ま
た、下階建物ユニット1及び上階建物ユニット3は適宜
隣接して並設されることにより、所望のユニット建物が
構成される。
【0015】そして、上記オ−バ−ハング型ユニット建
物によれば、上階建物ユニット3のオ−バ−ハング部分
2の荷重が下階建物ユニット1の天井梁6a,6bの延
長梁部10a,10bを介して下階建物ユニット1に確
実に伝わり分散されるため、上記上階建物ユニット3の
オ−バ−ハング部分2の撓みが防止される。延長梁部1
0a,10b側の柱4c,4d近傍の天井梁6a,6b
間に横梁材13を掛け渡しているから、下階建物ユニッ
ト1の強度が向上する。また、上記延長梁部10a,1
0bが下階建物ユニット1の天井梁6a,6bの長手方
向に連続して形成されているため、オ−バ−ハング部分
2の柱7c,7d直下に支柱を設けている従来のオ−バ
−ハング型ユニット建物と異なり、オ−バ−ハング部分
2の下方のスペ−スの有効利用が図れる。
【0016】更に、上記延長梁部10a,10bが下階
建物ユニット1の天井梁6a,6bの長手方向に連続し
て一体形成されているため、下階建物ユニット1の天井
梁に張出部材を別に設けている従来のオ−バ−ハング型
ユニット建物と異なり、施工性の向上、コストの低減及
び強度の向上が図れる。また、上記実施例のオ−バ−ハ
ング形ユニット建物においては、上階建物ユニット3の
オ−バ−ハング部分2の基部に下階建物ユニット1の2
本の柱4c,4dと対応する中間柱を有していないた
め、上階建物ユニット3を並設して両者が連通した大部
屋を形成する場合、部屋内に中間柱が残る不具合がな
い。
【0017】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設
計変更等が可能である。例えば、下階建物ユニット1
に、図2に示すように補強用の横梁材13を設けている
ので、延長梁部10a,0bの先端部間の横梁材11は
必ずしも設けなくてもよい。また、上記実施例では、上
階建物ユニット3の長手方向にオ−バ−ハング部分2が
形成されている場合について説明されているが、オ−バ
−ハング部分2は上階建物ユニット3の長手方向と直交
する方向に形成されていてもよく、この場合には、下階
建物ユニット1の短辺の天井梁6c(この場合、横梁材
13の位置に設けられる天井梁を含む。)の長手方向に
延長梁10a,10bを連続して一体形成したものが用
いられる。
【0018】
【発明の効果】以上要するにこの発明のオ−バ−ハング
型ユニット建物によれば、上階建物ユニットのオ−バ−
ハング部分の荷重が下階建物ユニットの天井梁の延長梁
部を介して下階建物ユニットに分散されるため、上記オ
−バ−ハング部分の撓みが防止される。また、下階建物
ユニットの強度が向上し、ユニット建物全体の強度が大
きいものになる。また、上記延長梁部が下階建物ユニッ
トの天井梁の長手方向に連続して一体形成されているた
め、オ−バ−ハング部分の柱直下に支柱を設けている従
来のオ−バ−ハング型ユニット建物と異なり、オ−バ−
ハング部分の下方のスペ−スの有効利用が図れると共
に、下階建物ユニットの天井梁に張出部材を別に設けて
いる従来のオ−バ−ハング型ユニット建物と異なり、施
工性の向上、コストの低減及び強度の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のオ−バ−ハング型ユニット建物の拡大斜
視図である。
【図3】オ−バ−ハング型ユニット建物の概略的構成を
示す側面図である。
【図4】従来の一般的なオ−バ−ハング型ユニット建物
の概略的構成を示す側面図である。
【図5】従来のオ−バ−ハング型ユニット建物の概略的
構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 下階建物ユニット 2 オ−バ−ハング部分 3 上階建物ユニット 6a,6b 天井梁 10a,10b 延長梁部 12 ボルト 13 横梁材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4隅に柱を有する直方体状の下階建物ユ
    ニットと、この下階建物ユニット上に設置されこの下階
    建物ユニットよりも外方へ延出したオ−バ−ハング部分
    を有する直方体状の上階建物ユニットとを備えたオ−バ
    −ハング型ユニット建物において、上記下階建物ユニッ
    トの天井梁の長手方向に、上記上階建物ユニットのオ−
    バ−ハング部分を支持する延長梁部を連続して一体形成
    し、この延長梁部側の柱近傍の天井梁間に横梁材を掛け
    渡したことを特徴とするオ−バ−ハング型ユニット建
    物。
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