JP3523774B2 - 曲がり階段の段板装置 - Google Patents

曲がり階段の段板装置

Info

Publication number
JP3523774B2
JP3523774B2 JP31668197A JP31668197A JP3523774B2 JP 3523774 B2 JP3523774 B2 JP 3523774B2 JP 31668197 A JP31668197 A JP 31668197A JP 31668197 A JP31668197 A JP 31668197A JP 3523774 B2 JP3523774 B2 JP 3523774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bent
plate
sasara
step plate
steps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31668197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11148213A (ja
Inventor
良一 渡口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP31668197A priority Critical patent/JP3523774B2/ja
Publication of JPH11148213A publication Critical patent/JPH11148213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3523774B2 publication Critical patent/JP3523774B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、曲がり階段の段
板装置であって、特に曲がり部の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の曲がり鉄骨階段では、1階床部分
から延びる下側のささら桁と2階床部分に至る上側のさ
さら桁との間に、図10に示すような回り段板ユニット
を設置することによって、直線部と直線部を結ぶ曲がり
部としていた。この回り段板ユニットは、複数の略平板
状の段板部(1)を複数のアングル(2)を介して段差状に
組み付けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、回り段板ユニットが大型で重量も重いため、
その施工はクレーン等を必要とする大がかりなものとな
り、それだけ作業が面倒で手間を要する欠点があった。
しかも、回り段板ユニットは、複数の段板部(1)やアン
グル(2)といった多くの部材を溶接やボルト等の固定具
によって組み付けた複雑な構造のものであるため、生産
性も悪いといった不都合もあった。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、直線部と直線部を結ぶ曲がり部の施工を容易と
し、しかも生産性を向上した段板装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、平面から見て互いに平行な直線部と直
線部とを結ぶ折り返し階段の曲がり部において、1階側
の直線部を構成するささら桁上端及びささら桁上端同士
を繋ぐささら桁繋ぎを2段に折曲げて、この折曲げ部の
上に、金属板を折曲げて予め一体に形成した下側2段分
の曲がり部の段板を設置し、同じく2階の直線部を構成
するささら桁下端及びささら桁下端同士を繋ぐささら桁
繋ぎを2段に折曲げて、その折曲げ部の上に、金属板を
折曲げて予め一体に形成した上側2段分の曲がり部の段
板を設置して、それら各2段分の段板が合わさって4段
の曲がり部を形成するとともに、それらの段板をささら
桁及びささら桁繋ぎによって支持してなることを特徴と
する。
【0006】また、上記において、一つの段板の一端を
垂直に折り曲げてけこみ板とし、そのけこみ板の上下方
向の先端を水平に折り曲げて別の段板を一体に形成して
なるものが考えられる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
施工順に従って説明すると、図2において、(11)は、建
物の外壁若しくは間仕切り壁の壁フレーム、(12)は、そ
の壁フレーム(11)の上に取り付けた梁、(13)は、その梁
(12)と平行な2階の床梁を示している。
【0008】この実施形態の階段は、図4以下で示すよ
うに、直線部と直線部が平面から見て平行な折り返しタ
イプの曲がり階段であって、まず、1階の基礎コンクリ
ート(14)上に立設した支持フレーム(15)と前記の壁フレ
ーム(11)の中間との間に、一対のささら桁(16)(16)が架
け渡されている。これらのささら桁(16)(16)の上端側は
水平方向に折曲され、この水平方向への折曲部間と上端
間にそれぞれささら桁繋ぎ(17)(18)が取り付けられてい
る。また、この水平方向への折曲部より先端側は、曲が
り部の下側2段の曲がり部となるもので、曲がり方向側
のささら桁(16)先端部と同じく先端側のささら桁繋ぎ(1
8)の一端側は、段部(19)(19)を介して1段高くなるよう
に折り曲げて第2段目を形成してある。
【0009】上記のささら桁(16)(16)には、図3で示す
ように、直線部の鉄製段板(20)(20)…と曲がり部の鉄製
段板(21)が取り付けられ、更に、図4に示すように、こ
のささら桁(16)(16)へ繋ぐようにして、平面から見てそ
れらのささら桁と平行で逆方向に傾斜した2階側のささ
ら桁(22)(22)が、前記の壁フレーム(11)と床梁(13)との
間に架け渡して取り付けられる。
【0010】直線部の鉄製段板(20)は、図5で示すよう
に、帯板状の鉄板からなる段板本体(23)の両端の下面
に、側面から見てV字型に折り曲げられた取付けプレー
ト(24)(24)を固着したもので、それら取付けプレート(2
4)の一方の傾斜部(25)を、ささら桁(16)の上面に載置し
て、ボルト(26)で固定される。
【0011】曲がり部の鉄製段板(21)は、図1(a)で示
すように、所定の形状に打ち抜いた鉄板を適宜折曲する
ことによって、4段の曲がり部の下側2段分の段板(27)
(28)を予め一体に形成したもので、具体的には、第1段
目の段板(27)の一端を垂直に折り曲げてけこみ板(29)と
し、そのけこみ板(29)の上端を水平に折り曲げて第2段
目の段板(28)を一体に形成してなる。この鉄製段板(21)
は、前記ささら桁繋ぎ(17)(18)間へ上方から被せるよう
にして設置されて、前記と同様にボルト(26)で固定され
る。
【0012】2階側のささら桁(22)(22)は、図4で示す
ように、その下端が上側2段の曲がり部を形成するよ
う、一方のささら桁(22)と先端部のささら桁繋ぎ(30)を
二段に折り曲げており、この部分に、図6で示すよう
に、前記と同じく鉄板を予め折曲げて、曲がり部の第3
及び第4段目の上側2段の段板(31)(32)とこれらを連結
するけこみ板(33)とを一体に形成した図1(b)で示す鉄
製段板(34)を設置する。そしてこれら各2段分の鉄製段
板(21)(34)が合わさって4段の曲がり部を形成してい
る。
【0013】このように、曲がり部は、鉄板を折曲して
2段分の段板(27)(28)(31)(32)及びけこみ板(29)(33)を
一体に形成しただけの極めて簡単な構造の2つの鉄製段
板(21)(34)を、ささら桁(22)及びささら桁繋ぎ(17)(18)
(30)上に設置するだけで構成されており、その施工は極
めて容易なものとなっている。なお、2階側の直線部に
は1階側と同様の鉄製段板(20)(20)…を取り付ける。
【0014】上記のようにして取り付けられた段板(20)
(21)(34)の上面には、図7のように部分的に接着剤(35)
を塗布した後、図8のように木製段板(36)(40)を取り付
ける。
【0015】図5は、前記直線部の段板(20)の取付け部
の構造を示したもので、前記のようにこの直線部におい
ては、鉄製段板(20)の長手方向の両端部に沿って2列に
接着剤(35)を塗布しており、その上に木製段板(36)を載
置して接着するとともに、鉄製段板(20)の段板本体(23)
の裏面から差し込んだボルト(37)を、木製段板(36)の裏
面へねじ込んで固定する。
【0016】この木製段板(36)には予め外周にスクリュ
ーを形成したナット(38)がねじ込まれており、このナッ
ト(38)へ前記のボルト(37)をねじ込んで固定する。この
ボルト(37)による固定は、木製段板(36)の長手方向に間
隔をおいて複数個所例えば3個所程度とする。なお、鉄
製段板(20)の段板本体(23)には、予めボルト(37)を挿入
するためのボルト穴が形成されている。
【0017】また、木製段板(36)は鉄製段板(20)より先
端方向へ突出し、木製けこみ板(42)の上端が、この突出
部の裏面に形成した溝(41)へクッション材(43)を介して
嵌合されるともに、下段の木製段板(36)の裏側の端面に
その木製けこみ板(42)の下端がビス止めして固定されて
いる。
【0018】曲がり部においては、鉄製段板(21)(34)の
各段板(27)(28)(31)(32)にそれぞれ、木製段板(40)を取
り付けるが、その取付け構造は、直線部と同様に、各段
板(27)(28)(31)(32)の裏面からこれらの各ボルト穴(44)
に差し込んだボルトを、木製段板(40)に予めねじ込んで
あるスクリュー付きナットにねじ込んで固定する。な
お、上側の木製段板(40)と下側の木製段板(40)との間に
は、鉄製段板(21)(34)のけこみ板(29)(33)に沿って木製
けこみ板(42)が介装されている。
【0019】なお、この段階で、1階側のささら桁(16)
と2階側のささら桁(22)との間に仕切り壁フレーム(45)
が取り付けられている。(46)は、前記曲がり部のコーナ
ーに立設した中心柱である。そして、図8に示すよう
に、この仕切り壁フレーム(45)の両面に壁板(47)が張り
付けられ、中心柱(46)に沿った垂直部と、2階側のささ
ら桁(22)と平行な仕切り壁上端の手摺部とに、それぞれ
笠木(48)(49)が取り付けられる。
【0020】上記において、垂直部に取り付けられる笠
木(48)は、その下端が、図9のように、木製段板(40)の
突出部と木製けこみ板(42)の外側面に適合するように予
め切り欠かれており、これにより、現場で新たに加工を
行うことなく、速やかに取り付けることが出来る。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、平面から見て互いに
平行な直線部と直線部とを結ぶ折り返し階段の曲がり部
において、4段の曲がり部を構成する下側2段分の段板
と上側2段の段板とを、それぞれ金属板の折曲によって
予め一体に形成してあるので、曲がり部を施工するに
は、この金属板を折曲しただけの小型軽量かつ極めて簡
単な構造の金属製段板を、1階側のささら桁上端と2階
側ささら桁下端に夫々設置するだけで済み、従来のよう
な回り段板ユニットを設置するときと比べて、曲がり部
の施工が容易となり、しかも構造が簡単な分だけ生産性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る鉄製段板の斜視図
である。
【図2】1階側のささら桁を取り付けた状態の階段の斜
視図である。
【図3】1階側のささら桁へ鉄製段板を取付けた状態の
階段の斜視図である。
【図4】2階側のささら桁を取付けた状態の階段の斜視
図である。
【図5】木製段板の取付け部の断面図である。
【図6】2階側のささら桁へ鉄製段板を取付けた状態の
階段の斜視図である。
【図7】鉄製段板に接着剤を塗布した状態の階段の斜視
図である。
【図8】木製段板及び階段仕切り壁を取付けた状態の階
段の斜視図である。
【図9】階段仕切り壁の笠木の取付け構造を示す斜視図
である。
【図10】従来の回り段板ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
(16)(22) ささら桁 (21)(34) 曲がり部の鉄製段板 (27)(28)(31)(32) 段板 (29)(33) けこみ板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面から見て互いに平行な直線部と直線
    部とを結ぶ折り返し階段の曲がり部において、1階側の
    直線部を構成するささら桁上端及びささら桁上端同士を
    繋ぐささら桁繋ぎを2段に折曲げて、この折曲げ部の上
    に、金属板を折曲げて予め一体に形成した下側2段分の
    曲がり部の段板を設置し、同じく2階の直線部を構成す
    るささら桁下端及びささら桁下端同士を繋ぐささら桁繋
    ぎを2段に折曲げて、その折曲げ部の上に、金属板を折
    曲げて予め一体に形成した上側2段分の曲がり部の段板
    を設置して、それら各2段分の段板が合わさって4段の
    曲がり部を形成するとともに、それらの段板をささら桁
    及びささら桁繋ぎによって支持してなる曲がり階段の段
    板装置。
  2. 【請求項2】 一つの段板の一端を垂直に折り曲げてけ
    こみ板とし、そのけこみ板の上下方向の先端を水平に折
    り曲げて別の段板を一体に形成してなる請求項1記載の
    曲がり階段の段板装置。
JP31668197A 1997-11-18 1997-11-18 曲がり階段の段板装置 Expired - Lifetime JP3523774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31668197A JP3523774B2 (ja) 1997-11-18 1997-11-18 曲がり階段の段板装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31668197A JP3523774B2 (ja) 1997-11-18 1997-11-18 曲がり階段の段板装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11148213A JPH11148213A (ja) 1999-06-02
JP3523774B2 true JP3523774B2 (ja) 2004-04-26

Family

ID=18079731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31668197A Expired - Lifetime JP3523774B2 (ja) 1997-11-18 1997-11-18 曲がり階段の段板装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3523774B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5184946B2 (ja) * 2008-04-08 2013-04-17 文化シヤッター株式会社 廻り階段構造
JP5986383B2 (ja) * 2012-01-06 2016-09-06 株式会社ウッドワン 廻り階段構造及び廻り階段の施工方法
JP6899525B2 (ja) * 2017-10-20 2021-07-07 株式会社高橋監理 組立式の鉄骨階段
JP7193081B2 (ja) * 2018-12-27 2022-12-20 トヨタホーム株式会社 階段構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11148213A (ja) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3523774B2 (ja) 曲がり階段の段板装置
JP2020105824A (ja) 階段構造
JP3330312B2 (ja) 鉄骨階段の段板装置
JPH11131663A (ja) 架構体
JPH0750521Y2 (ja) 建物ユニットの位置決め具
JP3596455B2 (ja) 複合梁と木製柱との接続構造
JPH0296043A (ja) 家屋の柱の構造
JPH05148907A (ja) 住戸ユニツトからなる建築物
JP2750074B2 (ja) トラス
JP3107749B2 (ja) スチ−ルハウスのフレ−ムの結合構造
JP3774387B2 (ja) ユニット建物
JP4369274B2 (ja) ささら桁及び該ささら桁を用いた階段
JPH0941564A (ja) 鉄骨組立柱およびその柱・梁接合構造
JPH07113269A (ja) ユニット建物及び建物ユニットの接合構造
JP4797293B2 (ja) 屋根トラス、及びその組立方法
JP3183985B2 (ja) 建物ユニット
JP2895815B2 (ja) 床パネル取付構造
JPH0324733Y2 (ja)
JP2892987B2 (ja) バルコニーの構造
JPH06104987B2 (ja) 家屋の構築部材
JP2527118Y2 (ja)
JPH0718805A (ja) システム階段
JP3030003B2 (ja) 屋根架構部の構造及び付属構築部の屋根架構部の構造
JPH0616505U (ja) 鉄骨造建築物の柱と梁の接合装置
JPH06180051A (ja) 階段装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160220

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term