JP6899525B2 - 組立式の鉄骨階段 - Google Patents

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Description

本発明は、廻り階段において、ささら桁に取り付けるための全ての廻り踏板を同一形状で形成し、かつ溶接せず組立できる組立式の鉄骨階段に関するものである。
折り返し部において180°折り返すように構成した廻り階段は、建物等で一般的に用いられてきた(例えば特許文献参照)。このような廻り階段における折り返し部は、4ツ割り又は5ツ割りの廻り踏板によって構成されるのが一般的であり、これまで前記廻り踏板は、折り返し部の内周部形状、外周部形状に合わせて、一段毎に別々の形状で製造していた。
特開平10−148021号広報
上記従来技術のように、廻り踏板を折り返し部の内周部形状、外周部形状に合わせて、一段毎に別々の形状で製造していたため、中層建物(3〜5階建ての建物)さらに中層建物を超える高さの建物の階段を製造する場合、数多くの廻り踏板を大量に製造しなければならず、折り返し部の廻り踏板の形状が個々に異なることにより冶具の数が増えて製作に要する手間が増大するという問題があった。
従って、本発明の目的は、折り返し部の5ツ割りの廻り踏板の形状を同一形状で形成することにより、各々の部品を製作するための冶具の数を少なくすることを可能とし、製作に要する多くの手間を省くことができる廻り階段を提供することにある。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、折り返し部を180°折り返すように構成した廻り階段において、廻り階段の廻り踏板を5ツ割りで構成すると共に、平板鋼板を折り曲げて成形した廻り踏板の段鼻面部を蹴り上げ面部に対して縦長に成形し、さらに廻り踏板をささら桁に固定するため、廻り踏板の内周部を折り曲げボルトでささら桁に固定するための穴を開けると共に、廻り踏板の外周部を三角形状に成形し折り曲げボルトでささら桁に固定するため複数の穴を開け、5ツ割りで構成した廻り踏板と廻り踏板の蹴り上げ面部と段鼻面部の形状を同一形状で形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、三角形状に成形した廻り踏板の外周部の折り曲げた一面と、上下隣り合う廻り踏板の三角形状に成形した廻り踏板の外周部の折り曲げた一面を、互いに一直線状になるように形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、廻り踏板の段鼻面部の先端と、その下段の廻り踏板の蹴り上げ面部の先端の間に隙間を開けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、折り返し部を180°折り返すように構成した廻り階段において、廻り階段の廻り踏板を5ツ割りで構成すると共に、平板鋼板を折り曲げて成形した廻り踏板の段鼻面部を蹴り上げ面部に対して縦長に成形し、さらに廻り踏板をささら桁に固定するため、廻り踏板の内周部を折り曲げボルトでささら桁に固定するための穴を開けると共に、廻り踏板の外周部を三角形状に成形し折り曲げボルトでささら桁に固定するため複数の穴を開け、5ツ割りで構成した廻り踏板と廻り踏板の蹴り上げ面部と段鼻面部の形状を同一形状で形成したことにより、部品を製作するための冶具の数を少なくすることが可能となり製造工程を単純化させると共に、製造手間を省くことにより安価な製品を提供することが可能となった。
請求項2に記載の発明によれば、三角形状に成形した廻り踏板の外周部の折り曲げた一面と、上下隣り合う廻り踏板の三角形状に成形した廻り踏板の外周部の折り曲げた一面を、互いに一直線状になるように形成したことにより、折り返し階段の回り階段部分のささら桁を、同一形状をした4枚のささら桁で形成することが可能となり、このように形成した4枚のささら桁の両端を溶接することにより、加工の手間を省いた安価な製品を提供することが可能となった。
請求項3に記載の発明によれば、廻り踏板の段鼻面部の先端と、その下段の廻り踏板の蹴り上げ面部の先端の間に隙間を開けたことにより、ささら桁に廻り踏板をボルトで取り付ける際に、廻り踏板の段鼻面部と、その下段の廻り踏板の蹴り上げ面部との間の隙間からボルト、ナットを入れ込むことにより、廻り踏板をささら板に容易に取り付けることが可能となった。
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図6には、この発明の実施の形態1を示す。
図1は、廻り階段19を支えるための2本の支柱15、16と、廻り階段19を構成する下直段踏板1a、1b、1c、1dと、廻り階段19の折り返し部を180°折り返すように5ツ割りで構成した廻り踏板2a、2b、2c、2d、2eと、上直段踏板3a、3b、3cと、前記下直段踏板1a、1b、1c、1dと廻り踏板2a、2b、2c、2d、2dと上直段踏板3a、3b、3cを一体となるように外側を固定するための、下外側直ささら桁4と、外側廻りささら桁5a、5b、5c、5dと、上外側直ささら桁6と、さらに内側を固定するための下内側直ささら桁7と、内側廻りささら桁8a、8b、8c、8d、8eと、上内側直ささら桁9で、下直段踏板1a、1b、1c、1dと廻り踏板2a、2b、2c、2d、2eと上直段踏板3a、3b、3cを内側外側から複数のボルト、ナット(例として、ボルト11、ナット12と、ボルト13、ナット14と、ボルト17、ナット18等)で固定し、さらに下内側直ささら桁7と上内側直ささせ桁9をボルト22、ナット23で支柱15(サイズは100mm×100mm×6mm×8mm)のフランジ20に固定すると共に、同様に、下内側直ささら桁7と上内側直ささせ桁9をボルトとナット(図示せず)で支柱16(サイズは100mm×100mm×6mm×8mm)のフランジ21に固定した状態を示す。
図2は、図1で説明した廻り階段19の下外側直ささら桁4と、外側廻りささら桁5a、5b、5c、5dと、上外側直ささら桁6と、さらに下内側直ささら桁7と、内側廻りささら桁8a、8b、8c、8d、8eと、上内側直ささら桁9を取り外した状態を示す。このように、全てのささら桁を取り外すことにより、段板の配置と、図4で説明する外側折り曲げ部60、65の穴57、63と、図5で説明する外側折り曲げ部95の穴94、96と内側折り曲げ部84の穴82、85と、ささら桁との位置関係を明確にすることが可能になった。
図3は、図1で説明した廻り階段19の下直段踏板1a、1b、1c、1dと、廻り踏板2a、2b、2c、2d、2eと、上直段踏板3a、3b、3cと、踊り場10を取り外した状態を示す。このように全ての踏板を取り外すことにより、ささら桁に開けた踏板を取り付けるための複数の穴9、31、32、33、34、35の位置を明確に示すことが可能になった。
図4は、図2で説明した廻り1段目26a、廻り2段目26b、廻り3段目26c、廻り4段目26d、廻り5段目26eを成形するため、厚さ4.5mmの平板鋼板を廻り1段目26a、廻り2段目26b、廻り3段目26c、廻り4段目26d、廻り5段目26eの外形寸法に合わせて平板状に形取りした状態を図4aで示すとともに、図4bでは、図4aで形取りした平板鋼板を折り曲げて段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26e)40に形成した状態を斜視図で示す。さらに図4cでは、図4bで示した段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26e)40の断面A―Bを、上下する2つの段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26e)40の断面A―Bで示す。なお、折り返し部を180°折り返すように5ツ割りで構成した廻り1段目26a、廻り2段目26b、廻り3段目26c、廻り4段目6d、廻り5段目26eの段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26e)40は、全て同一形状で形成される。
図4aは、厚さ4.5mmの平板鋼板を段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26e)40の外形寸法に合わせて平板状に形取りした状態を示す。一点鎖線で示した折曲線42、50、53、59、64は、図4bの斜視図で示すように平板鋼板を段形状に折り曲げる際の折り曲げ線を示す。段鼻面部52は長方形の形状で辺51、55の長さは共に100mm、折曲線53と辺54の長さは共に750mm、さらに隣り合う折曲線53と折曲線59が交わる角度Eは90°で成形し、外側折り曲げ部60は長方形の形状で辺56、61の長さは共に30mm、折曲線59と辺58の長さは共に260mm、穴57の位置は辺58と折曲線59の中心線上で辺56から20mmの位置に直径12mmの穴57が開けられる。さらに隣り合う折曲線59と折曲線64が交わる角度Fは144°で成形し、外側折り曲げ部65は長方形の形状で辺62、67の長さは共に30mm、折曲線64と辺66の長さは共に292mm、穴63の位置は辺66と折曲線64の中心線上で辺62から30mmの位置に直径12mmの穴57が開けられる。さらに隣り合う折曲線64と折曲線42が交わる角度Jは90°で成形し、蹴り上げ面部41は長方形の形状で辺44、45の長さは共に30mm、折曲線42と辺43の長さは共に750mmである。さらに隣り合う折曲線42と折曲線50が交わる角度Hは100°で成形し、内側折り曲げ部47は長方形の形状で辺46、49の長さは共に30mm、折曲線50と辺70の長さは共に64mm、穴48の位置は辺70と折曲線50の中心線上で辺46から20mmの位置に直径12mmの穴48が開けられる。折曲線50と折曲線53が交わる角度Iは100°である。
図4bは、図4aで説明した平板鋼板で外形寸法に合わせて平板状に形取りした段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26e)40の段鼻面部52を踏板(廻り踏板2a〜2e)39に対して折曲線53の位置で72°の角度で斜め下側に折り曲げると共に、同様に外側折り曲げ部60を踏板(廻り踏板2a〜2e)39に対して折曲線59の位置で90°の角度で下側に折り曲げ、さらに外側折り曲げ部65を踏板(廻り踏板2a〜2e)39に対して折曲線64の位置で90°の角度で下側に折り曲げ、さらに蹴り上げ面部41を踏板(廻り踏板2a〜2e)39に対して折曲線42の位置で90°の角度で上側に折り曲げ、さらに内側折り曲げ部47を踏板(廻り踏板2a〜2e)39に対して折曲線50の位置で90°の角度で下側に折り曲げることにより図4bの斜視図で示す段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26e)40が形成される。
図4cは、図4bで説明した段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26e)40の断面A―Bを、上下する2つの段部の断面A―Bで示す。蹴上げは220mm、蹴り上げ面部41と踏板(廻り踏板2a〜2e)39の角度Kは90°で成形し、段鼻面部52と踏板(廻り踏板2a〜2e)39の角度Jは72°で成形し、段鼻面部52の最下部68は蹴り上げ面部41の頂上部69の直上の位置に配置され、蹴り上げ面部41の頂上部69と段鼻面部52の最下部68の間の隙間は90mmである。
図5は、図2で説明した下直段1段目25a、下直段2段目25b、下直段3段目25c、下直段4段目25dと上直段1段目27a、上直段2段目27b、上直段3段目27cを成形する厚さ4.5mmの平板鋼板を平板状に外形寸法に合わせて形取りした状態を図5aで示すと共に、図5bでは、図5aで平板状に形取りした平板鋼板を折り曲げて段状に形成した状態を斜視図で示す。さらに図5cでは、図5bで示した段部(下直段1段目25a〜25dと上直段1段目27a〜27c)75の断面C―Dを上下する2つの段部(下直段1段目25a〜下直段4段目25dと上直段1段目3a〜上直段3段目3c)75の断面C―Dで示す。なお、下直段1段目25a〜下直段4段目25dと上直段1段目3a〜上直段3段目3cは、全て同一形状で形成される。
図5aは、厚さ4.5mmの平板鋼板を段部(下直段1段目25a〜25dと上直段1段目27a〜27c)75の外形寸法に合わせて平板状に形取りした状態を示す。一点鎖線で示した折曲線77、88、100、101は、図5bの斜視図で示すように平板鋼板を段形状に折り曲げる際の折り曲げ線を示す。段鼻面部89は長方形の形状で辺87、92の長さは共に100mm、折曲線88と辺91の長さは共に750mm、さらに隣り合う折曲線88と折曲線100が交わる角度Mは90°で成形し、外側折り曲げ部95は長方形の形状で辺93、97の長さは共に30mm、折曲線100と辺99の長さは共に250mm、穴94、96の位置は共に辺99と折曲線100の中心線上で、共に辺93、97から20mmの位置に直径12mmの穴94、96が開けられる。さらに隣り合う折曲線100と折曲線77が交わる角度Lは90°で成形し、蹴り上げ面部76は長方形の形状で辺79、80の長さは共に30mm、折曲線77と辺78の長さは共に750mmである。さらに隣り合う折曲線77と折曲線101が交わる角度Nは90°で成形し、内側折り曲げ部84は長方形の形状で辺81、86の長さは共に30mm、折曲線101と辺83の長さは共に250mm、穴82、85の位置は共に辺83と折曲線101の中心線上で、共に辺81、86から20mmの位置に直径12mmの穴82、85が開けられる。折曲線101と折曲線88が交わる角度Pは90°である。
図5bは、図5aで説明した平板鋼板で外形寸法に合わせて平板状に形取りした段部(下直段1段目25a〜25dと上直段1段目27a〜27c)75の段鼻面部89を踏板(下直段踏板1a〜1dと上直段踏板3a〜3c)98に対して折曲線88の位置で72°の角度で斜め下方向に折り曲げると共に、同様に外側折り曲げ部95を踏板(下直段踏板1a〜1dと上直段踏板3a〜3c)98に対して折曲線100の位置で90°の角度で下方向に折り曲げ、さらに蹴り上げ面部76を踏板(下直段踏板1a〜1dと上直段踏板3a〜3c)98に対して折曲線77の位置で90°の角度で上方向に折り曲げ、さらに内側折り曲げ部84を踏板(下直段踏板1a〜1dと上直段踏板3a〜3c)98に対して折曲線101の位置で90°の角度で下方向に折り曲げることにより図5bの斜視図で示す段部(下直段1段目25a〜25dと上直段1段目27a〜27c)75が形成される。
図5cは、図5bで説明した段部(下直段1段目25a〜25dと上直段1段目27a〜27c)75の断面C―Dを、上下する2つの段部の断面C―Dで示す。蹴上げは220mm、蹴り上げ面部76と踏板(下直段踏板1a〜1dと上直段踏板3a〜3c)98の角度Qは90°で成形し、段鼻面部89と踏板(下直段踏板1a〜1dと上直段踏板3a〜3c)98の角度Rは72°で成形し、段鼻面部89の最下部103は蹴り上げ面部76の頂上部102の直上の位置に配置され、蹴り上げ面部76の頂上部102と段鼻面部89の最下部103の間の間隔は90mmである。
図6は、図1で説明した廻り階段19を平面図で示す。図4で説明したように、上下隣り合う段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26b)40の外側折り曲げ部65と外側折り曲げ部60が同一面状(一直線状)になるように形成されるため、5ツ割りで構成した廻り階段部の外側の4枚の外側廻りささら桁5a、5b、5c、5dは厚さ9mmの平板鋼板を平行四辺形の形状に切断し、隣り合う外側廻りささら桁5a、5b、5c、5dの側面同士を溶接により接合させると共に、このように成形した両端の外側廻りささら桁5a、5dを下外側直ささら桁4と上外側直ささら桁に溶接で接合することにより、廻り階段部の外側のささら桁が形成される。
図6aは、廻り階段部の内側のささら桁を示す。内側廻りささら桁8a、内側廻りささら桁8b、内側廻りささら桁8c、内側廻りささら桁8d、内側廻りささら桁8eは、共に厚さ9mmの長方形の平板鋼板を巾30mmに成形し、巾30mmの中心線上に共に直径12mmの穴35(図3で示す)が開けられる。このように成形した隣り合う5枚の内側廻りささら桁8a〜8eの側面を溶接により接合させると共に、両端の内側廻りささら桁8a、8eを下内側直ささら桁7と上内側直ささら桁9に溶接で接合させることにより廻り階段部の内側のささら桁が形成される。
このように図6では、図4bで説明した外側折り曲げ部60、65の穴57、63と相対する外側廻りささら桁5a〜5dの位置に複数個の穴32(図3で示す)を開けると共に、図5bで説明した外側折り曲げ部95の穴94、96と、内側折り曲げ部84の穴82、85と相対する下外側直ささら桁4、下内側直ささら桁7と上外側直ささら桁6、上内側直ささせ桁9の位置に複数個の穴31、33、34、36(図3で示す)を開け、図4bで説明した段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26b)40と、図5bで説明した段部(下直段1段目25a〜25dと上直段1段目27a〜上直段3段目27c)75を、図1で示した複数のボルト11、ナット12と、ボルト13、ナット14と、ボルト17、ナット18と、図6で示したボルト112、ナット113で段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26b)40と段部(下直段1段目25a〜25dと上直段1段目27a〜27c)75を下内側直ささら桁7、下外側直ささら桁4、外側廻りささせ桁5a〜5d、内側廻りささら桁8a〜8e、上外側直ささら桁6、上内側直ささら桁9に固定することにより廻り階段19が構成される。
このように5つ割りで構成した廻り階段の折り返し部の段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26b)40を、図4bのように同一形状で形成することにより、段部を製作するための冶具の個数を少なくし、製造過程を単純化させることにより安価に製作することが可能となった。
さらに図4c、図5cで説明したように、頂上部69と最下部68(又は、頂上部102と最下部103)の間に90mmの隙間を開けたことにより、段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26b)40と段部(下直段1段目25a〜25dと上直段1段目27a〜27c)75を、ボルトとナットでささら桁に取り付ける際、前記90mmの隙間から作業員が手を入れて容易に廻り階段を組み立てることが出来るようになり、作業の効率を高めることが可能となった。
さらに、ささら桁と段部を溶接により接合させる場合、溶接により部品に歪が発生するため部品の寸法精度が低下してしまうという問題があったため溶接を行うための特殊技能者を必要としたが、本発明で説明したように、ボルト、ナットによりささら桁と段部を取り付けるように構成したことにより、溶接に比べ製造コストを低く抑えることが可能となった。
以下、この発明の実施の形態2について説明する。
[発明の実施の形態2]
図7には、この発明の実施の形態2を示す。上記発明の実施の形態1では図6で説明したように5ツ割りで構成した内側廻りささら桁8a〜8eは厚さ9mmの平板鋼板を巾30mmに成形し、巾30mmの中心線上に直径12mmの穴を開け、隣り合う5枚の内側廻りささら桁8a〜8eの側面を溶接により接合させたが、この発明の実施の形態2では、内側廻りささら桁127を厚さ4.5mmの長方形をした平板鋼板をベンダー等の折曲機械を使用して5ツ割り形状に折り曲げ、内側廻りささら桁127の両端部に厚さ9mm、巾118mmの複数の穴(図示せず)を開けた長方形のささら桁固定プレート135を溶接で固定すると共に、内側廻りささら桁127の上部と下部の支柱130の2枚のフランジの端部に厚さ9mm、巾118mm、長さ150mmの複数の穴(図示せず)を開けた長方形の支柱固定プレート136を溶接で固定し、ささら桁固定プレート135と支柱固定プレート136を重ね、ささら桁固定プレート135と支柱固定プレート136に開けた穴にボルト134を挿入しナット133でささら桁固定プレート135と支柱固定プレート136を固定することにより内側廻りささら桁127を支柱130に固定することが出来るようになり、製造の工程を単純化させ安価に製造することが可能となった。その他の構造に関しては、この発明の実施の形態1と同様である。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る組立式の鉄骨階段について詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
本発明の実施の形態1に係る、折り返し部を180°折り返すように構成した廻り階段を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示した廻り階段のささら桁を取り外した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示した廻り階段の踏板を取り外した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図2で示した廻り階段の、廻り1段目〜廻り5段目の内の1段を示す。 同実施の形態に係る、図2で示した直階段の、下直段1段目25a〜下直段4段目と上直段1段目27a〜上直段3段目の内の1段を示す。 同実施の形態に係る、図1で説明した廻り階段を平面図で示す。 本発明の実施の形態2に係る、廻り階段を平面図で示す。
A−B 断面
C−D 断面
E 角度
F 角度
J 角度
H 角度
I 角度
J 角度
K 角度
L 角度
M 角度
N 角度
P 角度
Q 角度
R 角度
1a 下直段踏板
1b 下直段踏板
1c 下直段踏板
1d 下直段踏板
2a 廻り踏板
2b 廻り踏板
2c 廻り踏板
2d 廻り踏板
2e 廻り踏板
3a 上直段踏板
3b 上直段踏板
3c 上直段踏板
4 下外側直ささら桁
5a 外側廻りささら桁
5b 外側廻りささら桁
5c 外側廻りささら桁
5d 外側廻りささら桁
6 上外側直ささら桁
7 下内側直ささら桁
8a 内側廻りささら桁
8b 内側廻りささら桁
8c 内側廻りささら桁
8d 内側廻りささら桁
8e 内側廻りささら桁
9 上内側直ささら桁
10 踊り場
11 ボルト
12 ナット
13 ボルト
14 ナット
15 支柱
16 支柱
17 ボルト
18 ナット
19 廻り階段
20 フランジ
21 フランジ
22 ボルト
23 ナット
25a 下直段1段目
25b 下直段2段目
25c 下直段3段目
25d 下直段4段目
26a 廻り1段目
26b 廻り2段目
26c 廻り3段目
26d 廻り4段目
26e 廻り5段目
27a 上直段1段目
27b 上直段2段目
27c 上直段3段目
27d 上直段4段目
28 穴
31 穴
32 穴
33 穴
34 穴
35 穴
36 穴
37 ボルト
38 ナット
39 踏板(廻り踏板2a〜2e)
40 段部(廻り1段目26a〜廻り5段目26e)
41 蹴り上げ面部
42 折曲線
43 辺
44 辺
45 辺
46 辺
47 内側折り曲げ部
48 穴
49 辺
50 折曲線
51 辺
52 段鼻面部
53 折曲線
54 辺
55 辺
56 辺
57 穴
58 辺
59 折曲線
60 外側折り曲げ部
61 辺
62 辺
63 穴
64 折曲線
65 外側折り曲げ部
66 辺
67 辺
68 最下部
69 頂上部
70 辺
75 段部(下直段1段目25a〜25dと上直段1段目27a〜27 c)
76 蹴り上げ面部
77 折曲線
78 辺
79 辺
80 辺
81 辺
82 穴
83 辺
84 内側折り曲げ部
85 穴
86 辺
87 辺
88 折曲線
89 段鼻面部
91 辺
92 辺
93 辺
94 穴
95 外側折り曲げ部
96 穴
97 辺
98 踏板(下直段踏板1a〜1dと上直段踏板3a〜3c)
99 辺
100 折曲線
101 折曲線
102 頂上部
103 最下部
110 ボルト
111 ナット
112 ボルト
113 ナット
115a 下直段踏板
115b 下直段踏板
115c 下直段踏板
115d 下直段踏板
116a 廻り踏板
116b 廻り踏板
116c 廻り踏板
116d 廻り踏板
116e 廻り踏板
117a 上直段踏板
117b 上直段踏板
117c 上直段踏板
118 下外側直ささら桁
119a 外側廻りささら桁
119b 外側廻りささら桁
119c 外側廻りささら桁
119d 外側廻りささら桁
120 上外側直ささら桁
121 上内側直ささら桁
122 下内側直ささら桁
123 ボルト
124 ナット
125 ボルト
126 ナット
127 内側廻りささら桁
128 ボルト
129 ナット
130 支柱
131 ナット
132 ボルト
133 ナット
134 ボルト
135 ささら桁固定プレート
136 支柱固定プレート

Claims (3)

  1. 折り返し部を180°折り返すように構成した廻り階段において、廻り階段の廻り踏板を5ツ割りで構成すると共に、平板鋼板を折り曲げて成形した廻り踏板の段鼻面部を蹴り上げ面部に対して縦長に成形し、さらに廻り踏板をささら桁に固定するため、廻り踏板の内周部を折り曲げボルトでささら桁に固定するための穴を開けると共に、廻り踏板の外周部を三角形状に成形し折り曲げボルトでささら桁に固定するため複数の穴を開け、5ツ割りで構成した廻り踏板と廻り踏板の蹴り上げ面部と段鼻面部の形状を同一形状で形成したことを特徴とする組立式の鉄骨階段。
  2. 三角形状に成形した廻り踏板の外周部の折り曲げた一面と、上下隣り合う廻り踏板の三角形状に成形した廻り踏板の外周部の折り曲げた一面を、互いに一直線状になるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の組立式の鉄骨階段。
  3. 廻り踏板の段鼻面部の先端と、その下段の廻り踏板の蹴り上げ面部の先端の間に隙間を開けたことを特徴とする請求項1に記載の組立式の鉄骨階段。
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