JP6866087B2 - 柱の仮接続方法、及び、それに用いられるエレクションピース - Google Patents
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Description
この柱の仮接続方法では、本接続完了後にボルトを緩めて各エレクションピース取り付け箇所からエレクションピースを取り外すことで、エレクションピースの転用や切断跡の無い柱の仕上がりを実現することができる。
そのため、多くのボルト用孔による断面欠損が柱の高さ方向の一部箇所に集中することになり、その柱の高さ方向の一部箇所への応力集中が懸念される。
更に、このような柱の高さ方向の一部箇所への応力集中を回避するために、本接続後にボルト用孔の孔埋め等の補強作業を行えば、現場での作業工数の増加や工期の長期化を招くことになる。
前記エレクションピース取り付け箇所において、前記柱の周方向で離した左右の前記ボルト用孔を柱の高さ方向で位置ズレさせる配置状態で形成し、
前記エレクションピースの取り付け箇所を、上下の前記柱の接続端側の外周面の各々の周方向複数箇所において柱の高さ方向で位置ズレさせる配置状態で形成する点にある。
そして、本構成によれば、エレクションピース取り付け箇所で柱の周方向で離した左右の孔を柱の高さ方向で位置ズレさせるので、ボルト用孔の配置状態の変更という簡易な方法により、エレクションピースの適切な取り付けに必要なボルト用孔の個数は維持しながら、ボルト用孔による断面欠損が柱の高さ方向の一部箇所に集中するのを抑制することができる。よって、柱の高さ方向の一部箇所への応力集中を効率的に抑制することができる。
前記エレクションピース取り付け箇所において、前記柱の周方向で離した左右の前記ボルト用孔を柱の高さ方向で位置ズレさせる配置状態で形成し、
前記エレクションピースを、前記柱の外周面に沿う柱固定板部と前記エレクションピースを、前記柱の外周面に沿う柱固定板部と、当該柱固定板部の左右中間部から起立する連結治具取付部とから構成し、
前記柱固定板部における左右方向で前記連結治具取付部よりも左側の箇所及び右側の箇所、並びに、前記柱固定板部の左右中間部における上下方向で前記連結治具取付部よりも取り付け対象の前記柱の接続端から離れる側の箇所を前記ボルトにて前記柱に固定する点にある。
そして、本構成によれば、エレクションピース取り付け箇所で柱の周方向で離した左右の孔を柱の高さ方向で位置ズレさせるので、ボルト用孔の配置状態の変更という簡易な方法により、エレクションピースの適切な取り付けに必要なボルト用孔の個数は維持しながら、ボルト用孔による断面欠損が柱の高さ方向の一部箇所に集中するのを抑制することができる。よって、柱の高さ方向の一部箇所への応力集中を効率的に抑制することができる。
更に、上記構成によれば、エレクションピースの柱固定板部における左右方向で連結治具取付部よりも左側の箇所及び右側の箇所、並びに、柱固定板部の左右中間部における上下方向で連結治具取付部よりも取り付け対象の柱の接続端から離れる側の箇所をボルトにて柱に固定することにより、上下の柱の仮接続を好適に行えるバランスの良い固定状態でエレクションピースを柱に取り付けることができる。
しかも、エレクションピースの柱固定板部の左右中間部のボルト固定箇所が、連結治具取付部よりも取り付け対象の柱の接続端から離れる側に位置するので、連結治具取付部を柱の接続端側に極力近接させた状態でエレクションピースを柱に取り付けることが可能となり、連結治具の長尺化を回避することができる。
上記構成によれば、ボルト用孔の裏側にナットが予め溶接されているので、ボルトによるエレクションピースの取り付け作業を簡単に行うことができるとともに、そのナットを利用して柱のボルト用孔の形成箇所を補強することができる。
本発明の第4特徴構成は、上下の柱の接続端側の外周面のエレクションピース取り付け箇所に形成したボルト用孔を通して各々のエレクションピース取り付け箇所にボルトにてエレクションピースを着脱自在に取り付け、これら上下のエレクションピースを連結治具にて連結することで、上下の柱を位置決め状態で仮接続し、
前記エレクションピース取り付け箇所において、前記柱の周方向で離した左右の前記ボルト用孔を柱の高さ方向で位置ズレさせる配置状態で形成する柱の仮接続方法に用いられるエレクションピースであって、
前記柱の外周面に沿う柱固定板部と、当該柱固定板部の左右中間部から起立する連結治具取付部とが備えられ、
前記柱固定板部における前記連結治具取付部の左右の両側の箇所には、前記ボルトで前記柱に取り付けるためのボルト用孔が形成されているとともに、
左右の前記ボルト用孔が上下方向で位置ズレするように構成されているとともに、
左右の前記ボルト用孔が上下方向で位置ズレするように構成され、
前記柱固定板部の左右中間部における前記連結治具取付部の上下の少なくとも一方側の箇所にも、前記ボルト用孔が形成されている点にある。
〔第1実施形態〕
この柱の仮接続方法は、図2に示すように、複数のエレクションピース3と複数の連結治具5とを用いて上下の柱1A、1Bを仮接続するものであり、建方済みの下層側の柱1Bの接続端(上端)1bに対して建方中の上層側の柱1Aの接続端(下端)1aを仮接続する場合に好適に用いることができる。
上下の柱1A,1Bは、鉄骨造や鋼管コンクリート造やプレキャストコンクリート製のRC造などの各種の構造を採用することができ、その形状も各種の形状を採用することができる。本実施形態では、上下の柱1A,1Bが、断面四角形状の角型鋼管製の鉄骨造の柱である場合を例に挙げる。
なお、上下の柱1A、1Bの仮接続箇所の柱1A,1Bの高さ方向(以下、単に柱の高さ方向と略称する)での位置は、種々の事情に応じて適宜に設定することができるが、例えば、作業床から上方側に1.0〜1.5m程度離れた位置に設定するのが作業性の面で好ましい。
なお、連結治具5は、上下のエレクションピース3に亘る状態で上下のエレクションピース3を連結可能な各種の構造を適宜に採用することが可能であり、便宜上、図2中では仮想線で表示している。この連結治具5の例としては、ヒロサワ機械株式会社製の「建方エース(商品名)」、港製器工業株式会社製の「ATOMU−701(商品名)」、城東産業株式会社製の「建治くん(商品名)」などを挙げることができる。
図1に示すように、エレクションピース取り付け箇所2は、上下の柱1A,1Bの外周面1cのうち、エレクションピース3の裏面側を当て付けた状態でエレクションピース3が取り付けられる部位(本例では、一つのエレクションピース3を取り付けるための後述する一群のボルト用孔2aが形成された部位)であり、上下の柱1A、1Bの接続端1a,1b側の外周面1cの夫々において周方向で離れた複数箇所に形成されている。
また、下層側の柱1Bの接続端(上端)1b側の外周面1cの前後左右の四面に下側エレクションピース取り付け箇所2Bが形成されている。四つの下側エレクションピース取り付け箇所2Bも、同様に、柱の高さ方向で位置が揃う配置状態で形成されている。
また、各エレクションピース取り付け箇所2の下段側の左右のボルト用孔2aについても、同様に、柱の高さ方向で位置が揃うボルト用孔2aを半分(八個中の四個)に低減する形態で、ボルト用孔2aによる断面欠損が集中するのを抑制することができる。
これらのことから、柱の高さ方向の一部箇所に断面欠損が集中することによる柱の高さ方向の一部箇所への応力集中を効率的に抑制することできる。
また、各ナット2bは、座金6に対し適宜に固着することができる。各ナット2bを座金6に対し溶接して固着する場合は、各ナット2bもエレクションピース取り付け箇所2の補強に寄与させることができる。
エレクションピース3は、図1、図2に示すように、上下の柱1A,1Bの外周面1cから突出する状態で上下の柱1A,1Bの外周面1cに取り付けられ、上下の柱1A,1Bに対する連結治具5の装着を可能にする部材である。
本実施形態では、エレクションピース3として、上層側の柱1Aに取り付ける上側エレクションピース3Aと、下層側の柱1Bに取り付ける下側エレクションピース3Bの二種類が使用されている。ちなみに、上側エレクションピース3Aと下側エレクションピース3Bとは、略同様の構成であり、上下方向で反転させた状態で上下の柱1A,1Bに取り付けられる。
また、下側エレクションピース3Bでは、柱固定板部3aの上段側の左右のボルト用孔3c、及び、下段側の左右のボルト用孔3cのいずれも、下側エレクションピース取り付け箇所2Bのボルト用孔2aの配置に対応して、左側のボルト用孔3cが、上下方向においてボルト用孔3cの位置から設定寸法h1だけ下方側に偏倚した位置に形成されている。
図6〜図9は、本発明の係る柱の仮接続方法の第2実施形態を示している。
この第2実施形態では、図6、図7に示すように、各エレクションピース取り付け箇所2において、上下2段の左右のボルト用孔2aに加えて、左右中間部における柱の高さ方向でエレクションピース3の連結治具取付板部3bよりも取り付け対象の柱1A,1Bの接続端1a,1bから離れる端側の箇所にも、ボルト4にて柱1A,1Bに取り付けるためのボルト用孔2aとしての中央側ボルト用孔2eが貫通形成されている。
なお、図示は省略するが、柱1A,1Bにおける各中央側ボルト用孔2eの裏側には、他のボルト用孔2aの裏側と同様にナット2bが溶接により固着されている。
図10、図11は、本発明の係る柱の仮接続方法の第3実施形態を示している。
この第3実施形態では、図10に示すように、エレクションピース取り付け箇所2が、上下の柱1A,1Bの接続端1a,1b側の外周面1cの各々の周方向複数箇所において、柱の高さ方向で位置ズレする配置状態で形成されている。特に、周方向で隣接するエレクションピース取り付け箇所2どうしが、柱の高さ方向で位置ズレする配置状態で形成されている。
なお、この第3実施形態では、各エレクションピース取り付け箇所2において、左右のボルト用孔2aは、柱の高さ方向で位置が揃う配置状態で形成されている。
また、各エレクションピース取り付け箇所2の下段側の左右のボルト用孔2aについても、柱の高さ方向で位置が揃うボルト用孔2aを半分(八個中の四個)に低減する形態で、ボルト用孔2aによる断面欠損が集中するのを抑制することができる。
これらのことから、柱の高さ方向の一部箇所に断面欠損が集中することによる応力の集中を効率的に抑制することできる。
しかも、エレクションピース取り付け箇所2が、柱の前後左右の各面において上下のエレクションピース3の柱の高さ関係が同一となるので、図11(a)に示すように、柱1A,1Bの前後左右の各面で共通仕様の連結治具5を使用することができる。
図12〜図15は、本発明の係る柱の仮接続方法の第4実施形態を示している。
この第4実施形態では、第2実施形態と同様、各エレクションピース取り付け箇所2において、上下2段の左右のボルト用孔2aに加えて、左右中間部における柱の高さ方向でエレクションピース3の連結治具取付板部3bよりも取り付け対象の柱1A,1Bの接続端1a,1bから離れる端側の箇所にも、ボルト用孔2aとしての中央側ボルト用孔2eが貫通形成されている。
更に詳しく説明すると、この実施形態では、柱の周方向で並ぶ四つのエレクションピース取り付け箇所2において、左右側面のエレクションピース取り付け箇所2と前後面のエレクションピース取り付け箇所2を位置ズレさせるので、各エレクションピース取り付け箇所2に対して位置ズレ対象となるエレクションピース取り付け箇所2の形態が一形態となる。この場合、例えば、各エレクションピースの取り付け箇所2におけるボルト用孔2aの柱の高さ方向での位置ズレ量である設定寸法h1、h2を、ボルト用孔2aの直径の2倍の寸法に設定し、エレクションピース取り付け箇所2の柱の高さ方向での位置ズレ量である設定寸法h3を、ボルト用孔2aの直径寸法に設定することで、柱の高さ方向で位置ズレさせる二形態のエレクションピース取り付け箇所2のボルト用孔2aが柱の高さ方向で同じ位置に揃わないように構成することができる。
このようにする場合には、各エレクションピースの取り付け箇所2におけるボルト用孔2aの柱の高さ方向での位置ズレ量である設定寸法h1、h2を、ボルト用孔2aの直径の4倍の寸法に設定し、位置ズレ対象となる三形態のエレクションピース取り付け箇所2の柱の高さ方向での位置ズレ量である設定寸法h3の夫々を、ボルト用孔2aの直径寸法、直径の二倍の寸法、直径の三倍の寸法に設定することで、柱の高さ方向で位置ズレさせる四つのエレクションピース取り付け箇所2のボルト用孔2aの全てが柱の高さ方向で同じ位置に揃わないように構成することができる。
また、本実施形態では、柱1A,1Bの左右側面のエレクションピース取り付け箇所2が柱1A,1Bの前後面のエレクションピース取り付け箇所2に対して、柱の高さ方向で接続端1a、1bから離れる側に偏倚していることに対し、柱1A,1Bの左右側面に取り付けるエレクションピース3の柱固定板部3aの上下幅が、柱1A,1Bの前後面に取り付けるエレクションピース3の柱固定板部3aの上下幅よりも大きく設定されている。そして、柱の周方向で並ぶ四つのエレクションピース3の間で柱の高さ方向における連結治具取付板部3bの位置が揃うように、エレクションピース3の柱固定板部3aに連結治具取付板部3bが備えられている。
また、各エレクションピース取り付け箇所2の下段側の左右のボルト用孔2aについても、柱の高さ方向で位置が揃うボルト用孔2aを四分の一(八個中の二個)に低減する形態で、ボルト用孔2aによる断面欠損が集中するのを抑制することができる。
更に、各エレクションピース取り付け箇所2の中央側ボルト用孔2eについても、柱の高さ方向で位置が揃う中央側ボルト用孔2eを半分(四個中の二個)に低減する形態で、中央側ボルト用孔2eによる断面欠損が集中するのを抑制することができる。
これらのことから、柱の高さ方向の一部箇所に断面欠損が集中することによる応力の集中を効率的に抑制することできる。
しかも、エレクションピース取り付け箇所2が、柱1A,1Bの前後左右の各面においてエレクションピース3の連結治具取付板部3bの柱の高さ方向での位置が揃うので、図15(a)に示すように、柱1A,1Bの前後左右の各面で共通仕様の連結治具5を使用することができる。
(1)本発明は、前述の各実施形態を適宜に組み合わせも好適に実施することができる。例えば、第3実施形態のように、上下の柱1A,1Bの接続端1a,1b側の外周面1cの各々の周方向複数箇所のエレクションピース取り付け箇所2が、柱の高さ方向で位置ズレする配置状態で形成され、更に、第1、第2実施形態のように、各エレクションピース取り付け箇所2において、左右のボルト用孔2aが柱の高さ方向で位置ズレする配置状態で形成されていてもよい。
同様に、前述の第2実施形態では、各エレクションピース取り付け箇所2において、中央側ボルト用孔2eと左右のボルト用孔2aとが、柱の高さ方向で開口領域が全く重ならない配置状態で形成されている場合を例に示したが、柱の高さ方向で位置ズレしていれば、開口領域の一部が重なる配置状態で形成されていてもよい。
同様に、前述の第3実施形態では、周方向で離れた複数のエレクションピース取り付け箇所2のうち、一方のエレクションピース取り付け箇所2の左右のボルト用孔2aと、他方のエレクションピース取り付け箇所2の左右のボルト用孔2aとが、柱の高さ方向で開口領域が全く重ならない配置状態で形成されている場合を例に示したが、柱の高さ方向で位置ズレしていれば、開口領域の一部が重なる配置状態で形成されていてもよい。
1a 接続端(下端)
1B 下層側の柱
1b 接続端(上端)
2 エレクションピース取り付け箇所
2a ボルト用孔
2b ナット
3 エレクションピース
3a 柱固定板部
3b 連結治具取付板部
3c ボルト用孔
4 ボルト
5 連結治具
Claims (4)
- 上下の柱の接続端側の外周面のエレクションピース取り付け箇所に形成したボルト用孔を通して各々のエレクションピース取り付け箇所にボルトにてエレクションピースを着脱自在に取り付け、これら上下のエレクションピースを連結治具にて連結することで、上下の柱を位置決め状態で仮接続する柱の仮接続方法であって、
前記エレクションピース取り付け箇所において、前記柱の周方向で離した左右の前記ボルト用孔を柱の高さ方向で位置ズレさせる配置状態で形成し、
前記エレクションピースの取り付け箇所を、上下の前記柱の接続端側の外周面の各々の周方向複数箇所において柱の高さ方向で位置ズレさせる配置状態で形成する柱の仮接続方法。 - 上下の柱の接続端側の外周面のエレクションピース取り付け箇所に形成したボルト用孔を通して各々のエレクションピース取り付け箇所にボルトにてエレクションピースを着脱自在に取り付け、これら上下のエレクションピースを連結治具にて連結することで、上下の柱を位置決め状態で仮接続する柱の仮接続方法であって、
前記エレクションピース取り付け箇所において、前記柱の周方向で離した左右の前記ボルト用孔を柱の高さ方向で位置ズレさせる配置状態で形成し、
前記エレクションピースを、前記柱の外周面に沿う柱固定板部と、当該柱固定板部の左右中間部から起立する連結治具取付部とから構成し、
前記柱固定板部における左右方向で前記連結治具取付部よりも左側の箇所及び右側の箇所、並びに、前記柱固定板部の左右中間部における上下方向で前記連結治具取付部よりも取り付け対象の前記柱の接続端から離れる側の箇所を前記ボルトにて前記柱に固定する柱の仮接続方法。 - 前記柱の外周面に形成した前記ボルト用孔の裏側に、柱を補強する補強部材に兼用して、前記ボルトと螺合させるナットを溶接しておく請求項1又は2記載の柱の仮接続方法。
- 上下の柱の接続端側の外周面のエレクションピース取り付け箇所に形成したボルト用孔を通して各々のエレクションピース取り付け箇所にボルトにてエレクションピースを着脱自在に取り付け、これら上下のエレクションピースを連結治具にて連結することで、上下の柱を位置決め状態で仮接続し、
前記エレクションピース取り付け箇所において、前記柱の周方向で離した左右の前記ボルト用孔を柱の高さ方向で位置ズレさせる配置状態で形成する柱の仮接続方法に用いられるエレクションピースであって、
前記柱の外周面に沿う柱固定板部と、当該柱固定板部の左右中間部から起立する連結治具取付部とが備えられ、
前記柱固定板部における左右方向で前記連結治具取付部よりも左側の箇所及び右側の箇所には、前記ボルトで前記柱に取り付けるためのボルト用孔が形成されているとともに、
左右の前記ボルト用孔が上下方向で位置ズレするように構成され、
前記柱固定板部の左右中間部における前記連結治具取付部の上下の少なくとも一方側の箇所にも、前記ボルト用孔が形成されているエレクションピース。
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