JP6337260B1 - 鉄筋コンクリート構造物の配筋構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた耐震性能を有する鉄筋コンクリート構造物を構築することを可能とする配筋構造を提供する。
【解決手段】軸方向に延設された第1主筋3A〜3DがM本、軸方向と直交する仮想面内でM角形を形成するとともに軸方向に伸びるM角柱状の空間を形成するように配置された主筋体と、互いに隣り合う第1主筋に挟まれた隣接領域を空間の外側から臨むように配置されて隣り合う第1主筋同士を連結する複数の第1せん断補強筋4と、隣接領域内で軸方向に延設されるとともに第1せん断補強筋に取り付けられる複数の第2主筋5と、複数の第1せん断補強筋の外側に隣接して配置されて隣り合う第1主筋同士を連結する複数の第2せん断補強筋7とを備え、第1せん断補強筋および第2せん断補強筋のうちの一方は軸方向に対して直交する直交方向に延設される帯筋であり、他方は直交方向および軸方向に対して斜めに交差する交差方向に延設される筋交いである。
【選択図】図1

Description

この発明は、建築や土木工事などで多用されている鉄筋コンクリート構造物の配筋構造に関するものである。
鉄筋コンクリート造の柱や梁では、例えば特許文献1に記載されているように、軸方向に延設された複数の主筋が配筋されている。そして、それらの主筋の外側を覆うように軸方向と直交する向きに帯筋やあばら筋などのせん断補強筋が配筋されている。さらに、せん断補強筋の内側に中間せん断補強筋が配筋されている。
特開2009−144344号公報
従来の鉄筋コンクリート構造物では、せん断補強筋は主筋に対してフープ状、あるいは螺旋状に配置されている。そして、端部が折り曲げられ、端部同士を係合させることで固定している。このような固定方式を採用している鉄筋コンクリート構造物に大きな地震荷重が作用すると、主筋の座屈を効果的に抑制することは難しい。そこで、より耐震強度に優れた鉄筋コンクリート構造物を得るのに好適な配筋構造の提供が望まれている。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、優れた耐震性能を有する鉄筋コンクリート構造物を構築することを可能とする配筋構造を提供することを目的とする。
この発明の一態様は、鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、軸方向に延設された第1主筋がM本(M≧3)、軸方向と直交する仮想面内でM角形を形成するとともに軸方向に伸びるM角柱状の空間を形成するように、配置された主筋体と、互いに隣り合う第1主筋に挟まれた隣接領域を空間の外側から臨むように配置されて隣り合う第1主筋同士を連結する複数の第1せん断補強筋と、隣接領域内で軸方向に延設されるとともに第1せん断補強筋に取り付けられる複数の第2主筋と複数の第1せん断補強筋の外側に隣接して配置されて隣り合う第1主筋同士を連結する複数の第2せん断補強筋とを備え、第1せん断補強筋および第2せん断補強筋のうちの一方は軸方向に対して直交する直交方向に延設される帯筋であり、他方は直交方向および軸方向に対して斜めに交差する交差方向に延設される筋交いであり、第1せん断補強筋の中央部および第2せん断補強筋の中央部が相互に重なり合う中央重畳部位において第1せん断補強筋および第2せん断補強筋が連結されることを特徴としている。
以上のように構成された本発明では、主筋として、第1主筋と第2主筋とが配筋される。第1主筋は軸方向と直交する仮想面内でM角形を形成するとともに軸方向に伸びるM角柱状の空間を形成するように配置されている。そして、互いに隣り合う第1主筋に対して2種類のせん断補強筋(=帯筋+筋交い)が連結されている。このため、第1主筋の座屈を効果的に抑制することができる。
また、第2主筋は隣接領域内で軸方向に延設されるとともに第1せん断補強筋に取り付けられている。したがって、第2主筋の座屈に対し、第1主筋と一体化されて高い剛性を有しているせん断補強筋が大きな抵抗となり、第2主筋の座屈を効果的に抑制することができる。
さらに、上記のように2種類のせん断補強筋を第1主筋に連結する態様としては、第1せん断補強筋および第2せん断補強筋のうちの一方が隣接領域を空間の内側から臨むように配置されるとともに他方が空間の外側から臨むように配置されるように構成してもよい。しかしながら、この場合、一方のせん断補強筋(内側せん断補強筋)を主筋体の内側から施工する必要がある。これに対し、本発明では、いずれのせん断補強筋についても、主筋体の外側より施工することができる。このため、優れた耐震性能を有する鉄筋コンクリート構造物を高い施工性で構築することができる。
本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第1実施形態を示す図である。 図1の(c)欄に示す工程の実行後における配筋構造の平面図である。 図1の(c)欄に示す工程の実行後における配筋構造の側面図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第2実施形態を示す図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第3実施形態を示す図である。
図1は本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第1実施形態を示す図であり、矩形断面を有する柱状の鉄筋コンクリート構造物を構築するのに用いる配筋構造の組立途中の状態を示している。配筋構造1は、図1に示すように、ベース鋼板2と、鉛直方向Zを軸方向とし、当該軸方向Zに延設された4本の山形鋼3A〜3Dと、複数の帯筋4と、軸方向Zに延設された複数の鉄筋5と、複数の筋交い7とを備えている。
ベース鋼板2は鉄筋コンクリート構造物の施工場所に設置され、図示省略するアンカーボルトなどに装着されて固定される。このベース鋼板2の上面には、同仮想面(図1中のXY平面)内において4角形(矩形)を形成するように4つの固定部材21が鉛直方向Zに突設されている。各固定部材21は上方からの平面視で「く」字形状を有しており、谷折部位同士が相互に対向するように配置されている。
山形鋼3A〜3Dの各々は本発明の「第1主筋」の一例に相当するものであり、2枚の鋼片を軸方向Zと直交する仮想面内で直交して結合したものであり、例えば1枚の鋼板を90゜に折り曲げたものを使用することができる。山形鋼3A〜3Dは、図1に示すように、稜線部位(鋼片同士を連結した部位)を外方に向け、しかも谷折部位を固定部材21の山折部位に係合させた状態でベース鋼板2上に配置され、図示を省略するボルトなどの締結部材や溶接などによって固定される。こうして、山形鋼3A〜3Dはベース鋼板2上に立設されて軸方向Zに伸びる四角柱状の空間SPを形成する。これら4本の山形鋼3A〜3Dを区別して説明するため、本明細書では山形鋼3A〜3Dをそれぞれ「第1山形鋼」、「第2山形鋼」、「第3山形鋼」および「第4山形鋼」と称する。
図2は図1の(c)欄に示す工程の実行後における配筋構造の平面図であり、図3は図1の(c)欄に示す工程の実行後における配筋構造の側面図である。帯筋4は、帯状の鋼板で構成されており、第1山形鋼3Aおよび第2山形鋼3Bで挟まれた隣接領域AR、第2山形鋼3Bおよび第3山形鋼3Cで挟まれた隣接領域AR、第3山形鋼3Cおよび第4山形鋼3Dで挟まれた隣接領域ARならびに第4山形鋼3Dおよび第1山形鋼3Aで挟まれた隣接領域ARの各々で、隣接領域ARを上記空間SPの外側から臨むように、複数本、略等間隔で配置されており、本発明の「第1せん断補強筋」の一例に相当している。
第1山形鋼3Aおよび第2山形鋼3Bで挟まれた隣接領域ARに面する帯筋4は、図2および図3に示すように、その長さが隣り合う山形鋼3A、3Bの稜線部位間の間隔とほぼ同じあるいは若干短く、軸方向Zに対して直交する直交方向に延設された状態で両端部が山形鋼3A、3Bと当接した状態で、ボルトなどの締結部材8によって山形鋼3A、3Bと連結される。こうして、第1山形鋼3A、第2山形鋼3Bおよび帯筋4が一体化される。また、他の隣り合う山形鋼についても、上記と同様にして一体化される。その結果、図1の(b)欄に示すように、隣り合う山形鋼3、3が帯筋4によって一体化され、地震荷重により山形鋼3A〜3Dが座屈するのを効果的に抑制することができる。なお、本明細書では、このように4つの山形鋼3A〜3Dにより構成される構造体を「主筋体6」と称する。
また、各隣接領域ARは互いに隣り合う山形鋼3、3および帯筋4により囲まれており、複数の鉄筋5の配設領域として機能する。隣接領域ARでは、複数の鉄筋5が軸方向Zに延設され、本発明の「第2主筋」の一例に相当している。すなわち、図1の(c)欄、図2や図3に示すように、複数の鉄筋5が帯筋4の中央部に対して空間SPの内側に挿入され、帯筋4に取り付けられている。
さらに、各帯筋4の外側に筋交い7が配置され、山形鋼3A〜3Dに連結されている。各筋交い7は、例えば図3に示すように上記直交方向Yおよび軸方向Zに対して斜めに交差する交差方向(本実施形態では、斜め45゜の方向)に延設された帯鋼で構成されており、第1山形鋼3Aおよび第2山形鋼3Bで挟まれた隣接領域ARに対向配置された帯筋4を介して対向するように配置されている。そして、筋交い7の両端部がボルトなどの締結部材8によって連結されている。なお、本実施形態では図3に示すように、筋交い7の端部は空間SPから外側に向かう方向において帯筋4の端部と重なり合うように重畳され、その端部重畳部位91に対して締結部材8が装着され、第1山形鋼3A、第2山形鋼3B、帯筋4および筋交い7を一体的に連結している。当該締結部材8は第1山形鋼3Aおよび第2山形鋼3Bに対して帯筋4および筋交い7を連結する共通締結部材として機能しており、本明細書では帯筋4のみを締結する締結部材と区別するために適宜「共通締結部材8A」と称する。このように共通締結部材8Aを用いることで締結部材の使用個数を抑制することができ、コストおよび施工工数を削減することができる。また、他の隣り合う山形鋼についても、上記と同様にして一体化される。その結果、帯筋4および筋交い7はせん断補強筋として機能するだけでなく、上記したように山形鋼3A〜3Dと一体化されて高い剛性を発揮し、鉄筋5が座屈する際に大きな抵抗として作用する。このため、鉄筋5の座屈をさらに効果的に抑制することができる。このように、本実施形態では、筋交い7が本発明の「第2せん断補強筋」の一例に相当している。
以上のように、本実施形態では、主筋として、山形鋼3A〜3D(第1主筋)と鉄筋5(第2主筋)とが配筋される。そして、互いに隣り合う山形鋼3A〜3Dに対して2種類のせん断補強筋(=帯筋4+筋交い7)が連結されているため、山形鋼3A〜3Dの座屈を効果的に抑制することができる。鉄筋5に対して帯筋4が取り付けられているため、鉄筋5の座屈に対し、山形鋼3A〜3Dと一体化されて高い剛性を有している帯筋4が大きな抵抗となり、鉄筋5の座屈を効果的に抑制することができる。
また、上記実施形態では、主筋群(=山形鋼3A〜3Dおよび鉄筋5)に対して2種類のせん断補強筋、つまり帯筋4および筋交い7が山形鋼3A〜3Dよりも外側に隣接して配置されているために主筋体6から外側にせん断補強筋がはみ出る。しかしながら、帯筋4および筋交い7はいずれも帯鋼で構成されているため、そのはみ出し量は帯鋼の厚み2枚分程度に抑えられ、軸方向Zと直交する方向への配筋構造1の大型化を抑制することができる。しかも、次の理由から高い施工性が得られる。
主筋体6へのせん断補助筋の取付態様として、軸方向Zと直交する方向から主筋群を帯筋4および筋交い7で挟み込むという態様を採用する場合には、空間SP側から筋交い7を山形鋼3A〜3Dに連結する必要となり、当該連結作業を行うことができる配筋構造1が限定されてしまう。これに対し、本実施形態では、帯筋4および筋交い7のいずれも主筋群の外側から山形鋼3A〜3Dに連結させているため、連結作業を容易に行うことができ、高い施工性が得られる。しかも、筋交い7を外側に配置することで、筋交い7を空間SP内に配置した場合よりも耐震性能が高まるという作用効果も得られる。
さらに、本実施形態では、上記したように共通締結部材8Aを用いることで締結部材の使用個数を抑制して製造コストおよび施工工数を削減することができる。
ところで、上記実施形態では端部重畳部位91で帯筋4および筋交い7を相互に連結しているが、相互連結は必須ではなく、帯筋4を介することなく、筋交い7を山形鋼3A〜3Dに直接連結するように構成してもよい。また、端部重畳部位91とともにあるいは単独で、帯筋4および筋交い7を相互に連結してもよい(図4)。
図4は本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第2実施形態を示す図である。第2実施形態は第1実施形態と大きく相違する点は、端部重畳部位91のみならず帯筋4の中央部と筋交い7の中央部とが重なり合う中央重畳部位92についてもボルトなどの締結部材8により連結されている点である。このように中央重畳部位92の相互連結によって山形鋼3A〜3D、帯筋4、鉄筋5および筋交い7の一体性をさらに高めることができる。なお、図4に示す実施形態では、一部の中央重畳部位92についてのみ上記相互連結を行っているが、複数の中央重畳部位92のうち締結部材8を装着する箇所や個数などについては任意である。
また、上記実施形態では、山形鋼3A〜3Dの補強のために外側に筋交い7を設けているが、例えば図5に示すように軸方向Zに対して垂直な仮想面(同図平面)内で互いに対向する山形鋼3の間に別の筋交い71をさらに設けてもよい(第3実施形態)。なお、図5中の符号72は筋交い71を固定するための係合金具であり、溶接などによって山形鋼3に固定されている。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、本発明の「第1主筋」として山形鋼3A〜3Dを用いているが、山形鋼の代わりに軸方向と直交する仮想面で三角断面を有する鋼棒や同仮想面で矩形断面を有する鋼棒などを用いてもよい。
また、上記実施形態では、筋交い7の交差角度(軸方向Zに対して筋交い7が交差する角度)を一定としているが、軸方向Zにおいて交差角度を相違させるように構成してもよい。つまり、鉄筋コンクリート構造物が長くなるにしたがって振動態様が軸方向Zの各部において相違するため、振動態様に応じて筋交い7の交差角度を異ならせることで振動に対する耐久性を高めることができる。より具体的には、高さ方向における中央部での筋交い71の交差角度を上端部および下端部での筋交い71の交差角度よりも小さくしてもよく、これによって、鉄筋コンクリート構造物の耐振動性を高めることができる。
また、上記実施形態では、矩形断面を有する柱状の鉄筋コンクリート構造物を構築するのに用いる柱用配筋構造1に対して本発明を適用しているが、矩形断面を有する梁状の鉄筋コンクリート構造物を構築するのに用いる梁用配筋構造に対して本発明を適用することができる。また、柱部と梁部とを有する鉄筋コンクリート構造物を構築するのに用いる配筋構造に対して本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、柱および梁のいずれも矩形断面を有する鉄筋コンクリート構造物を構築するのに用いる配筋構造について説明したが、その他の断面形状を有する鉄筋コンクリート構造物に対しても本発明を適用することができる。つまり、M角形(M≧3)の断面を有する鉄筋コンクリート構造物の場合、第1主筋(山形鋼、矩形断面鋼棒など)をM本準備し、軸方向に直交する仮想面内でM角形を形成するとともにとともに軸方向Zに伸びるM角柱状の空間SPを形成するように配置すればよい。
また、上記実施形態では、帯筋4を本発明の「第1せん断補強筋」の一例として用いるとともに筋交い7を本発明の「第2せん断補強筋」の一例として用いるが、これらの関係を逆転させてもよい。
以上説明したように、上記実施形態においては、山形鋼3A〜3Dが本発明の「第1主筋」の一例に相当し、鉄筋5が本発明の「第2主筋」の一例に相当している。また、四角柱状の空間SPが本発明の「M角柱状の空間」の一例に相当している。また、軸方向Zと直交する水平方向が本発明の「直交方向」の一例に相当している。
この発明は、建築や土木工事などで多用されている鉄筋コンクリート構造物の配筋構造全般に適用することができる。
1…配筋構造
3A〜3D…山形鋼(第1主筋)
4…帯筋(第1せん断補強筋)
5…鉄筋(第2主筋)
6…主筋体
7…筋交い(第2せん断補強筋)
8…締結部材
91…端部重畳部位
92…中央重畳部位
AR…隣接領域
SP…空間
Y…直交方向
Z…鉛直方向(軸方向)

Claims (3)

  1. 軸方向に延設された第1主筋がM本(M≧3)、前記軸方向と直交する仮想面内でM角形を形成するとともに前記軸方向に伸びるM角柱状の空間を形成するように、配置された主筋体と、
    互いに隣り合う前記第1主筋に挟まれた隣接領域を前記空間の外側から臨むように配置されて前記隣り合う前記第1主筋同士を連結する複数の第1せん断補強筋と、
    前記隣接領域内で前記軸方向に延設されるとともに前記第1せん断補強筋に取り付けられる複数の第2主筋と、
    前記複数の第1せん断補強筋の外側に隣接して配置されて前記隣り合う前記第1主筋同士を連結する複数の第2せん断補強筋とを備え、
    前記第1せん断補強筋および前記第2せん断補強筋のうちの一方は前記軸方向に対して直交する直交方向に延設される帯筋であり、他方は前記直交方向および前記軸方向に対して斜めに交差する交差方向に延設される筋交いであり、
    前記第1せん断補強筋の中央部および前記第2せん断補強筋の中央部が相互に重なり合う中央重畳部位において前記第1せん断補強筋および前記第2せん断補強筋が連結されることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
  2. 請求項1に記載の鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、
    前記第1せん断補強筋および前記第2せん断補強筋は帯鋼で構成され、前記空間から外側に向かう方向において前記第1主筋に対して重畳して配置される鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
  3. 請求項2に記載の鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、
    前記空間から外側に向かう方向において前記第1主筋に対して前記第1せん断補強筋の端部および前記第2せん断補強筋の端部が重なり合う端部重畳部位に締結部材が装着されて前記第1主筋に対して前記第1せん断補強筋および前記第2せん断補強筋が一体的に連結される鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
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