JP6149325B1 - 鉄筋コンクリート構造物の配筋構造 - Google Patents

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【課題】優れた耐震性能を有する鉄筋コンクリート構造物を構築することを可能とする配筋構造を提供する。【解決手段】軸方向に延設された第1主筋がM本(M≧3)、軸方向と直交する仮想面内でM角形を形成するように、配置された主筋体と、互いに隣り合う第1主筋の間に配置されて相互に連結する複数のせん断補強筋と、M本の第1主筋と複数のせん断補強筋により取り囲まれて形成されたM角柱状の空間内で軸方向に延設されるとともに複数のせん断補強筋に取り付けられる複数の第2主筋と、を備え、各せん断補強筋は、隣り合う第1主筋の間に配置される中空管と、中空管の内部を貫通しながら両端部がそれぞれ隣り合う第1主筋に係止されて緊張力を与える緊締部材とを有し、緊締部材の緊張力によって隣り合う第1主筋で中空管を挟んで一体化させる。【選択図】図2A

Description

この発明は、鉄筋コンクリート構造物の配筋構造に関するものである。
鉄筋コンクリート造の柱や梁では、例えば特許文献1に記載されているように、軸方向に延設された複数の主筋が配筋されている。そして、それらの主筋の外側を覆うように軸方向と直交する向きに帯筋やあばら筋などのせん断補強筋が配筋されている。さらに、せん断補強筋の内側に中間せん断補強筋が配筋されている。
特開2009−144344号公報
従来の鉄筋コンクリート構造物では、せん断補強筋は主筋に対してフープ状、あるいは螺旋状に配置されている。そして、端部が折り曲げられ、端部同士を係合させることで固定している。このような固定方式を採用している鉄筋コンクリート構造物に大きな地震荷重が作用すると、主筋の座屈を効果的に抑制することは難しい。そこで、より耐震強度に優れた鉄筋コンクリート構造物を得るのに好適な配筋構造の提供が望まれている。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、優れた耐震性能を有する鉄筋コンクリート構造物を構築することを可能とする配筋構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、軸方向に延設された第1主筋がM本(M≧3)、軸方向と直交する仮想面内でM角形を形成するように、配置された主筋体と、互いに隣り合う第1主筋の間に配置されて相互に連結する複数のせん断補強筋と、M本の第1主筋と複数のせん断補強筋により取り囲まれて形成されたM角柱状の空間内で軸方向に延設されるとともに複数のせん断補強筋に取り付けられる複数の第2主筋と、を備え、各せん断補強筋は、隣り合う第1主筋の間に配置される中空管と、中空管の内部を貫通しながら両端部がそれぞれ隣り合う第1主筋に係止されて緊張力を与える緊締部材とを有し、緊締部材の緊張力によって隣り合う第1主筋で中空管を挟んで一体化させることを特徴としている。
以上のように構成された本発明では、主筋として、第1主筋と第2主筋とが配筋される。第1主筋は軸方向と直交する仮想面内でM角形を形成するように配置されるとともに、隣り合う第1主筋同士がせん断補強筋により連結される。より具体的には、中空管の内部を貫通した緊締部材の両端部がそれぞれ隣り合う第1主筋に係止され、緊締部材による緊張力によって隣り合う第1主筋が中空管を挟んで一体化されている。この結果、第1主筋の座屈を効果的に抑制することができる。
また、第2主筋は第1主筋とせん断補強筋により取り囲まれて形成されたM角柱状の空間内でせん断補強筋に取り付けられている。したがって、第2主筋の座屈に対し、第1主筋と一体化されて高い剛性を有しているせん断補強筋が大きな抵抗となり、第2主筋の座屈を効果的に抑制することができる。
本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第1実施形態を示す図である。 図1に示す配筋構造の平面図である。 図1に示す配筋構造のB−B線矢視断面図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第2実施形態を示す図である。 図2に示す配筋構造の平面図である。 図3に示す配筋構造のB−B線矢視断面図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第3実施形態を示す図である。 図5に示す配筋構造の平面図である。 図5に示す配筋構造の側面図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第4実施形態を示す図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第5実施形態を示す図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第6実施形態を示す図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第7実施形態を示す図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第8実施形態を示す図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第9実施形態を示す図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第10実施形態を示す図である。 本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第11実施形態を示す図である。
図1は、本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第1実施形態を示す図である。同図中の(a)欄は矩形断面を有する柱状の鉄筋コンクリート構造物1を構築するのに用いる配筋構造の組立途中の状態を示し、(b)欄は同配筋構造の組立完了状態を示している。配筋構造2は、図1に示すように、鉛直方向Zを軸方向とし、当該軸方向Zに延設された4本の山形鋼3A〜3Dと、複数の帯筋4と、軸方向Zに延設された複数の鉄筋5とを備えている。
山形鋼3A〜3Dの各々は本発明の「第1主筋」の一例に相当するものであり、2枚の鋼片を軸方向Zと直交する仮想面内で直交して結合したものであり、例えば1枚の鋼板を90゜に折り曲げたものを使用することができる。山形鋼3A〜3Dは、図1に示すように、稜線部位(鋼片同士を連結した部位)を外方に向けた状態で同仮想面内において4角形(矩形)を形成するように配置されている。なお、これら4本の山形鋼3A〜3Dを区別して説明するため、本明細書では山形鋼3A〜3Dをそれぞれ「第1山形鋼」、「第2山形鋼」、「第3山形鋼」および「第4山形鋼」と称する。各山形鋼3A〜3Dを構成する鋼片には、軸方向Zに沿って複数の係合孔が穿設されており、次に説明する帯筋4の緊締部材41(図2A)を係止可能となっている。
図2Aは図1に示す配筋構造の平面図であり、図2Bは図1に示す配筋構造のB−B線矢視断面図である。帯筋4は、第1山形鋼3Aおよび第2山形鋼3Bの間、第2山形鋼3Bおよび第3山形鋼3Cの間、第3山形鋼3Cおよび第4山形鋼3Dの間ならびに第4山形鋼3Dおよび第1山形鋼3Aの間の各々で、複数本、略等間隔で配置されている。各帯筋4は、緊締部材41と、山形鋼3、3を構成する鋼片の離間距離とほぼ同じ長さを有する中空管42とで構成されている。緊締部材41は、PC鋼棒411とPC鋼棒411の両端に螺合するナット412とで構成されており、PC鋼棒411が中空管42の内部を貫通しながら隣り合う山形鋼、例えば第1山形鋼3Aと第2山形鋼3Bとの間に延設されるとともにPC鋼棒411の両端部がそれぞれ上記山形鋼3A、3Bの係止孔を貫通するとともにナット412により鋼片に係止されて上記山形鋼3A、3Bの間に緊張力を与える。この緊張力によって、山形鋼3A、3Bで中空管42を挟んで一体化される。また、他の隣り合う山形鋼についても、上記と同様にして一体化される。こうして、図1の(a)欄に示すように、中空管42の内部を貫通した緊締部材41のPC両端部がそれぞれ隣り合う山形鋼3、3に係止され、緊締部材41による緊張力によって隣り合う山形鋼3、3が中空管42を挟んで一体化されている。この結果、地震荷重により山形鋼3A〜3Dが座屈するのを効果的に抑制することができる。なお、本明細書では、このように4つの山形鋼3A〜3Dにより構成される構造体を「主筋体6」と称する。
主筋体6に対して複数の帯筋4が一体的に取り付けられることで、山形鋼3A〜3Dと帯筋4により取り込まれた四角柱状の空間が形成され、その空間の内部に複数の鉄筋5が配設される。これらの鉄筋5は軸方向Zに延設された本発明の「第2主筋」の一例に相当するものであり、図1の(b)欄に示すように、帯筋4に取り付けられている。帯筋4は上記したように山形鋼3A〜3Dと一体化されて高い剛性を有しており、鉄筋5が座屈する際に大きな抵抗として作用し、鉄筋5の座屈を効果的に抑制することができる。
このように、本実施形態では、2種類の主筋(=山形鋼3A〜3D+鉄筋5)を有しているが、帯筋4によって山形鋼3A〜3Dは強固に連結されるとともに、山形鋼3A〜3Dと一体的に結合された帯筋4に鉄筋5が取り付けられているため、配筋構造2の強度を高め、優れた耐震性能を有する鉄筋コンクリート構造物1を構築することを可能となっている。
また、各中空管42の管壁には、中空管42の内部と中空管42の外部とを連通する貫通孔421が複数個設けられている。このため、コンクリートの打設時に、コンクリートが貫通孔421を介して中空管42の内部に円滑に流動して充填される。その結果、良好な鉄筋コンクリート構造物1が得られる。
図3は本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第2実施形態を示す図である。また、図4Aは図2に示す配筋構造の平面図であり、図4Bは図3に示す配筋構造のB−B線矢視断面図である。この第2実施形態が第1実施形態と大きく相違する点は山形鋼の配置態様である。つまり、第2実施形態では、山形鋼3A〜3Dの稜線部位が内方に向いた状態で同仮想面内において4角形(矩形)を形成するように配置されている。なお、その他の構成は第1実施形態と同一である。このように構成された配筋構造2においても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
ところで、上記第1実施形態および第2実施形態では、矩形断面を有する柱状の鉄筋コンクリート構造物1を構築するのに用いる柱用配筋構造に対して本発明を適用しているが、矩形断面を有する梁状の鉄筋コンクリート構造物1を構築するのに用いる梁用配筋構造に対して本発明を適用することができる。また、柱部と梁部とを有する鉄筋コンクリート構造物1を構築するのに用いる配筋構造に対して本発明を適用することができる(第3実施形態)。以下、図5、図6Aおよび図6Bを参照しつつ本発明の第3実施形態について説明する。
図5は本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の配筋構造の第3実施形態を示す図である。また、図6Aは図5に示す配筋構造の平面図であり、図6Bは図5に示す配筋構造の側面図である。この配筋構造2は、上記柱用配筋構造を有する柱用配筋構造体21と、上記梁用配筋構造を有する梁用配筋構造体22とを、2枚の鋼板71、72で構成された接続体7で接続したものである。柱用配筋構造体21は第2実施形態と同様の配筋構造を有している。すなわち、柱用配筋構造体21は、稜線部位を内方に向けた状態で軸方向(鉛直方向Z)に対して垂直な仮想面内で4角形(矩形)を形成するように配置された直交する山形鋼3A〜3Dと、複数の帯筋4と、鉄筋5とで構成されている。一方、梁用配筋構造体22は、軸方向が異なる点とせん断補強筋としてあばら筋が用いられている点とを除き、第1実施形態と同様の配筋構造を有している。すなわち、梁用配筋構造体22は、稜線部位を外方に向けた状態で軸方向(水平方向X)に対して垂直な仮想面内で4角形を形成するように、つまり矩形状に配置された直交する山形鋼3A〜3Dと、複数のあばら筋4Aと、鉄筋(図示省略)とで構成されている。なお、本実施形態では、山形鋼3A〜3Dについては第2実施形態と同様に全てサイズのものを用いて主筋体を構成しているが、梁用配筋構造体22においては、上方に位置する山形鋼を下方に位置するものよりも小さなサイズのものを用いても主筋体を構成してもよい。また、あばら筋4Aの構造は帯筋4と同一であり、あばら筋4Aは帯筋4と実質的に同一である。
本実施形態では、柱用配筋構造体21と梁用配筋構造体22とを接続する位置では、水平姿勢で矩形鋼板71、72が鉛直方向Zにおける主筋体の幅と同じ間隔だけ離間して設けられるとともに柱用配筋構造体21を構成する山形鋼3A〜3Dに固定されている。固定方向については、溶接を用いてもよいし、ボルト・ナットなどの締結金具を用いてもよい。一方、梁用配筋構造体22については、主筋体6(山形鋼3A〜3D)の柱用配筋構造体側の端部が鋼板71、72の間に挿入されるとともに柱用配筋構造体21および鋼板71、72に固定される。こうして、柱用配筋構造体21と梁用配筋構造体22とが接続体7によって強固に接続される。なお、接続体7の構成はこれに限定されるものではなく、複数の鋼材をキュービック状に組み上げたものを用いてもよい。また、接続体7を用いる代わりに、溶接技術や締結金具などによって柱用配筋構造体21の主筋体(山形鋼3A〜3D)と、梁用配筋構造体22の主筋体(山形鋼3A〜3D)とを接続してもよい。また、主筋体6の断面面積、つまり山形鋼3A〜3Dの相互間隔については、柱用配筋構造体21と梁用配筋構造体22とで同一となるように構成してもよいし、梁用配筋構造体22が柱用配筋構造体21よりも小さくなるように構成してもよい。
このように構成された配筋構造2(=柱用配筋構造体21+梁用配筋構造体22+接続体7)を有することで上記した実施形態と同様の作用効果が得られる。すなわち、配筋構造2の強度を高め、優れた耐震性能を有する鉄筋コンクリート構造物1を構築することを可能となっている。また、コンクリートの打設時において、中空管42に設けられた貫通孔421を介してコンクリートを中空管42の内部に円滑に流動させて充填させることができ、良好な鉄筋コンクリート構造物1が得られる。また、接続体7を構成する鋼板71、72の中央部にも、コンクリートの流動を確保するための開口が設けられている。
この第3実施形態では、柱用配筋構造体21に対して1個の梁用配筋構造体22を接続した配筋構造2に対して本発明を適用しているが、柱用配筋構造体21に対する梁用配筋構造体22の接続個数や接続態様などについては、これに限定されるものではなく、例えば図7A〜図7Dに示すような配筋構造2にも適用可能である。なお、図7A〜7D中の符号23〜25は梁用配筋構造体を示しており、それらの梁用配筋構造体23〜25も上記梁用配筋構造体22と同一に構成されている。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、本発明の「第1主筋」として山形鋼3A〜3Dを用いているが、山形鋼の代わりに図8Aに示すように軸方向と直交する仮想面で三角断面を有する鋼棒3Eや図8Bに示すように同仮想面で矩形断面を有する鋼棒3Fなどを用いてもよい。この場合、山形鋼3A〜3Dに代えて設けられた4本の鋼棒3E(3F)がそれぞれ本発明の「第1鋼棒」、「第2鋼棒」、「第3鋼棒」、「第4鋼棒」の一例に相当する。
また、例えば図9に示すように複数の山形鋼3A〜3Dをジョイント金具8で連結することで軸方向に長い鉄筋コンクリート構造物1(図1参照)に対しても本発明に係る配筋構造を適用可能となっている。また、図9に示す実施形態では、軸方向に隣接する山形鋼3の端面を突き合わせた状態で連結しているが、端部同士をオーバーラップさせた状態で連結するように構成してもよい。
また、柱用配筋構造体21および/または梁用配筋構造体22〜25において、第1主筋の補強を図るために、隣り合う第1主筋の間に筋交いを追加してもよい。また、柱用配筋構造体21において対向する帯筋4の間に中間帯筋(中間せん断補強筋)を追加してもよい。さらに、梁用配筋構造体22〜25において対向するあばら筋4Aの間に中間あばら筋(中間せん断補強筋)を追加してもよい。
また、上記実施形態では、帯筋4およびあばら筋4Aの全ては緊締部材41と中空管42とを有しているが、例えば図10に示すように帯筋4やあばら筋4Aの一部を緊締部材41のみで構成してもよい。また、緊締部材41を構成するPC鋼棒411の代わりにネジ鉄筋棒や鋼線などを用いてもよい。
また、上記実施形態では、柱および梁のいずれも矩形断面を有する鉄筋コンクリート構造物1を構築するのに用いる配筋構造について説明したが、その他の断面形状を有する鉄筋コンクリート構造物1に対しても本発明を適用することができる。つまり、M角形(M≧3)の断面を有する鉄筋コンクリート構造物1の場合、第1主筋(山形鋼、三角断面鋼棒、矩形断面鋼棒など)をM本準備し、軸方向に直交する仮想面内でM角形を形成するように配置すればよい。
以上説明したように、上記実施形態においては、山形鋼3A〜3D、鋼棒3E、3Fが本発明の「第1主筋」の一例に相当し、鉄筋5が本発明の「第2主筋」の一例に相当し、帯筋4およびあばら筋4Aが本発明の「せん断補強筋」の一例に相当している。また、柱用配筋構造体21を構成する山形鋼3A〜3D、鋼棒3E、3F、鉄筋5が本発明の「柱主筋」の一例に相当し、梁用配筋構造体22〜25を構成する山形鋼3A〜3D、鋼棒3E、3F、鉄筋5が本発明の「梁主筋」の一例に相当している。さらに、四角柱状の空間が本発明の「M角柱状の空間」の一例に相当している。
この発明は、鉄筋コンクリート構造物の配筋構造全般に適用することができる。
1…鉄筋コンクリート構造物
2…配筋構造
3…山形鋼(第1主筋)
3A…第1山形鋼
3B…第2山形鋼
3C…第3山形鋼
3D…第4山形鋼
3E,3F…鋼棒
4…帯筋(せん断補強筋)
4A…あばら筋(せん断補強筋)
5…鉄筋(第2主筋)
6…主筋体
7…接続体
21…柱用配筋構造体
22〜25…梁用配筋構造体
41…緊締部材
42…中空管
71,72…鋼板
411…PC鋼棒
412…ナット
421…貫通孔
X…水平方向(梁の軸方向)
Z…鉛直方向(柱の軸方向)

Claims (8)

  1. 軸方向に延設された第1主筋がM本(M≧3)、前記軸方向と直交する仮想面内でM角形を形成するように、配置された主筋体と、
    互いに隣り合う前記第1主筋の間に配置されて相互に連結する複数のせん断補強筋と、
    前記M本の第1主筋と前記複数のせん断補強筋により取り囲まれて形成されたM角柱状の空間内で前記軸方向に延設されるとともに前記複数のせん断補強筋に取り付けられる複数の第2主筋と、を備え、
    各せん断補強筋は、隣り合う前記第1主筋の間に配置される中空管と、前記中空管の内部を貫通しながら両端部がそれぞれ前記隣り合う前記第1主筋に係止されて緊張力を与える緊締部材とを有し、前記緊締部材の緊張力によって前記隣り合う前記第1主筋で前記中空管を挟んで一体化させる
    ことを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
  2. 請求項1に記載の鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、
    前記主筋体は、2枚の鋼片を前記仮想面内で直交して結合した山形鋼を前記第1主筋とし、第1山形鋼、第2山形鋼、第3山形鋼および第4山形鋼を前記仮想面内で矩形状に配置したものであり、
    前記第1山形鋼および前記第2山形鋼の間、前記第2山形鋼および前記第3山形鋼の間、前記第3山形鋼および前記第4山形鋼の間ならびに前記第4山形鋼および前記第1山形鋼の間の各々に、前記複数のせん断補強筋が配置された鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
  3. 請求項1に記載の鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、
    前記主筋体は、前記仮想面で三角断面または矩形断面を有する鋼棒を前記第1主筋とし、第1鋼棒、第2鋼棒、第3鋼棒および第4鋼棒を前記仮想面内で矩形状に配置したものであり、
    前記第1鋼棒および前記第2鋼棒の間、前記第2鋼棒および前記第3鋼棒の間、前記第3鋼棒および前記第4鋼棒の間ならびに前記第4鋼棒および前記第1鋼棒の間の各々に、前記複数のせん断補強筋が配置された鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
  4. 請求項2または3に記載の鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、
    前記軸方向が鉛直方向と平行であり、
    前記第1主筋および前記第2主筋は柱主筋である鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
  5. 請求項2または3に記載の鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、
    前記軸方向が水平方向と平行であり、
    前記第1主筋および前記第2主筋は梁主筋である鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
  6. 請求項4に記載の配筋構造を有する柱用配筋構造体と、
    請求項5に記載の配筋構造を有する梁用配筋構造体とを備え、
    前記水平方向における前記梁用配筋構造体の一方端部が前記柱用配筋構造体に接続されることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
  7. 請求項6に記載の鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、
    前記柱用配筋構造体に取り付けられ、前記梁用配筋構造体の一方端部を支持する接続体をさらに備える鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の鉄筋コンクリート構造物の配筋構造であって、
    各中空管の管壁には、前記中空管の内部と前記中空管の外部とを連通する貫通孔が複数個設けられている鉄筋コンクリート構造物の配筋構造。
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