JP7435140B2 - 構造体を有する構造物及びその構築方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 https://www.clt-contest.jp/plan_result.html 2020年3月4日付で一般社団法人 日本CLT協会が、上記URLにてCLTアイディアコンテスト2019 設計部門の結果発表を行い公開。
本発明は、構造体及びその構築方法、並びに、構造体を有する構造物及びその構築方法に関する。
従来から、複数の板材を用いて構築された建築構造物が知られている。例えば特許文献1では、形状の異なる複数の板材で構築された建築構造物が提案されている。
米国特許第4285174号明細書
しかし、特許文献1に記載の建築構造物を構築するためには、様々な形状の板材を作製しなければならない。そのため、歩留まりが低下し、コストが上昇するという問題があった。また、様々な形状の板材を接合するため、工程が複雑になるという問題があった。
そこで、本発明は、複数の板材を用いた建築構造物に関する技術であって、コストの上昇を抑制することができ、かつ、容易に構築することが可能な建築構造物に関する技術の提供を目的とする。
本発明の第1の態様としての構造物は、互いに隣接する同一形状の複数の構造体が接合されてなる構造物であって、前記構造体は、互いに隣接する同一形状の台形板材が接合されてなる構造体であって、前記台形板材は、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺及び第2の辺と、互いに長さの異なる第3の辺及び第4の辺とを有しており、前記構造体は、隣接する前記台形板材の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士が接合されてなる接合角部(A)を有する、構造体であり、前記構造物は、隣接する前記構造体の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士が接合されてなる接合角部(B)を有し、前記接合角部(A)及び前記接合角部(B)は、前記構造物の一方の板面において交互に繰り返されており、前記複数の構造体は環状に接合されている。
本発明の1つの実施形態として、前記接合角部(A)及び/又は前記接合角部(B)を拘束する拘束材を有する。
本発明の第2の態様としての構造物は、互いに隣接する同一形状の複数の構造体が接合されてなる構造物であって、前記構造体は、互いに隣接する同一形状の台形板材が接合されてなる構造体であって、前記台形板材は、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺及び第2の辺と、互いに長さの異なる第3の辺及び第4の辺とを有しており、前記構造体は、隣接する前記台形板材の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士が接合されてなる接合角部(A)を有する、構造体であり、前記構造物は、隣接する前記構造体の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士が接合されてなる接合角部(B)を有し、前記接合角部(A)及び前記接合角部(B)は、前記構造物の一方の板面において交互に繰り返されており、前記接合角部(A)及び/又は前記接合角部(B)を拘束する拘束材を有する。
本発明の1つの実施形態として、前記拘束材は、前記構造物の上縁又は下縁を連結する水平材を含む。
本発明の1つの実施形態として、前記台形板材は互いに着脱可能に接合されている。
本発明の1つの実施形態として、前記台形板材は、2つの台形板材片の積層体であり、第1の前記台形板材片と第2の前記台形板材片との間に空隙部を有する。
本発明の1つの実施形態として、前記空隙部に断熱材を備える。
本発明の第1の態様としての構造物の構築方法は、互いに隣接する同一形状の複数の構造体が接合されてなる構造物の構築方法であって、互いに隣接する同一形状の台形板材が接合されてなる構造体の構築方法であって、1枚の矩形形状の板基材を、短手方向を横切る方向に2箇所で切断して、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺及び第2の辺と、互いに長さの異なる第3の辺及び第4の辺とを有する第1の前記台形板材と、前記第3の辺又は前記第4の辺を斜辺とする直角三角形板片と、前記第3の辺又は前記第4の辺を有する台形板基材とを得る切断工程と、前記直角三角形板片と前記台形板基材とを接合して、第2の前記台形板材を得る板材形成工程と、前記台形板材の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士を接合して接合角部(A)を形成する接合角部(A)形成工程とを含む、構造体の構築方法により構造体を構築する構造体構築工程と、前記構造体の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士を接合して接合角部(B)を形成する接合角部(B)形成工程とを含み、前記複数の構造体は環状に接合されている。
本発明の1つの実施形態として、前記接合角部(A)及び/又は前記接合角部(B)を拘束する拘束材を有する。
本発明の第2の態様としての構造物の構築方法は、互いに隣接する同一形状の複数の構造体が接合されてなる構造物の構築方法であって、互いに隣接する同一形状の台形板材が接合されてなる構造体の構築方法であって、1枚の矩形形状の板基材を、短手方向を横切る方向に2箇所で切断して、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺及び第2の辺と、互いに長さの異なる第3の辺及び第4の辺とを有する第1の前記台形板材と、前記第3の辺又は前記第4の辺を斜辺とする直角三角形板片と、前記第3の辺又は前記第4の辺を有する台形板基材とを得る切断工程と、前記直角三角形板片と前記台形板基材とを接合して、第2の前記台形板材を得る板材形成工程と、前記台形板材の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士を接合して接合角部(A)を形成する接合角部(A)形成工程とを含む、構造体の構築方法により構造体を構築する構造体構築工程と、前記構造体の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士を接合して接合角部(B)を形成する接合角部(B)形成工程とを含み、前記接合角部(A)及び/又は前記接合角部(B)を拘束する拘束材を有する。
本発明の1つの実施形態として、前記構造体を環状に接合する環状接合工程と、複数の前記構造物を高さ方向に交互に天地を逆にして積層する積層工程とを含む。
本発明によれば、コストの上昇を抑制することができ、かつ、容易に構築することが可能である構造体及びその構築方法と、構造体を有する構造物及びその構築方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る構造体の外観形状を概略的に示す斜視図である。 図1に示す構造体の一部である台形板材を示す拡大正面図である。 図1に示す構造体の拡大分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る構造体の構築方法を説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る構造体の一部である台形板材を示す正面図である。 図5Aに示すA-A線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る構造物の外観形状を概略的に示す斜視図である。 図6に示す構造物の上縁のみを示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る構造物の構築方法を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る、台形板材の形状を決定する方法の一例を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る構造物の外観形状を概略的に示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る構造物の一部を分解して示す拡大斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る構造物の外観形状を概略的に示す斜視図である。 図12に示す構造物の構築方法を説明する説明図である。
以下、本発明の構造体及びその構築方法、並びに、構造体を有する構造物及びその構築方法について、図面を用いて順に説明する。なお、以下で説明する各図において、共通する部材・部位には同一の符号を付している。
―構造体―
はじめに、本発明の第1の実施形態に係る構造体について、図1~図3を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る構造体の外観形状を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示す構造体の一部である台形板材を示す拡大正面図である。図3は、図1に示す構造体の拡大分解斜視図である。
これらの図に示すように、構造体55は、互いに隣接する同一形状の台形板材10が接合されてなる構成を有している。
<台形板材>
そして、構造体55を構成する台形板材10は、図2に示すように、台形の板面を有する板材であり、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺11及び第2の辺12と、互いに長さの異なる第3の辺13及び第4の辺14とを有している。
ここで、第1の辺11及び第2の辺12は、少なくとも互いに平行であり、かつ、互いに長さが異なっていれば特に限定されないが、第1の辺11及び第2の辺12それぞれの長さは、通常は0.5m以上3m以下であり、構造体55の安定性の観点からは、2.5m以下であることが好ましく、2m以下であることがより好ましい。
また、第1の辺11の長さに対する第2の辺12の長さの比は、特に限定されないが、通常は1を超え5以下であり、構造体55の安定性を向上させる観点からは、3以下であることが好ましい。
そして、第3の辺13及び第4の辺14は、少なくとも互いに長さが異なっていれば特に限定されないが、第3の辺13及び第4の辺14それぞれの長さは、通常は0.5m以上3m以下であり、構造体55の安定性をより向上させる観点からは、2.5m以下であることが好ましく、2m以下であることがより好ましい。
さらに、第3の辺13の長さに対する第4の辺14の長さの比は、特に限定されないが、通常は1を超え5以下であり、構造体55の安定性を更に向上させる観点からは、3以下であることが好ましい。
また、台形板材10の高さは、特に限定されず、例えば、構造体55のサイズなどに合わせて適宜設定すればよいが、運搬性の観点からは、2.5m以下であることが好ましい。
さらに、台形板材10において、第4の辺14と第2の辺12とに挟まれてなる角度を角度(α)とすると、角度(α)は、通常は0°を超え90°未満である。また、台形板材10において、第3の辺13と第2の辺12とに挟まれてなる角度を角度(β)とすると、角度(β)は、通常は90°を超え180°未満である。
ここで、台形板材10の材質は、特に限定されず、台形板材10の材質として、例えば、CLT(Cross Laminated Timber)などの木質材、コンクリート材、ガラス材、AW(アルミカーテンウォール)などのサッシ枠材などが挙げられる。そして、構造体55を解体した後での台形板材10の汎用性を向上させる観点からは、台形板材10の材質としてCLTを用いることが好ましい。なお、構造体55を構成する台形板材10は、すべて同一の材質で構成されていてもよく、互いに異なる材質で構成されていてもよい。
そして、構造体55は、上述した台形板材10の第3の辺13同士を接合してなる接合角部(A)30を有している。ここで、接合角部(A)における接合角度(A)、すなわち、隣接する2つの台形板材10の板面がなす角度は、2つの台形板材10の板面が同一面上になければ特に限定されない。
また、台形板材10同士は公知の方法によって接合されていればよいが、好ましくは、着脱可能に接合されていることである。これにより、構造体55を解体した後に台形板材10を再利用しやすくなる。
なお、構造体55の用途は、特に限定されず、例えば、住宅用建築物及び商業用建築物などの各種建築構造物における屋根部材として用いることができる。さらには、例えば、後述する本発明の構造物を構成する部材として好適に用いることができる。
また、本実施形態では、隣接する台形板材の第3の辺同士が接合されてなる構造体について説明したが、本発明の構造体はこれに限定されず、隣接する台形板材の第4の辺同士が接合されてなる構造体であってもよい。
そして、構造体55の構築方法は特に限定されないが、例えば、以下に説明する構造体の構築方法によれば、構造体55を効率的かつ経済的に構築することができる。
―構造体の構築方法―
本発明の第1の実施形態に係る構造体の構築方法について、さらに図4を加えて説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る構造物の構築方法を説明する説明図である。
本実施形態に係る構造体の構築方法は、構造体55(図1参照)の構築方法であって、(1)切断工程と、(2)板材形成工程と、(3)接合角部(A)形成工程とを含む。以下、各工程について詳細に説明する。
<(1)切断工程>
はじめに、切断工程において、図4の(1)に示すように、1枚の矩形形状の板基材50を、短手方向を横切る方向に2箇所で切断する。これにより、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺11及び第2の辺12と、互いに長さの異なる第3の辺13及び第4の辺14とを有する第1の台形板材10と、第3の辺13を斜辺とする直角三角形板片51と、第4の辺14を有する台形板基材52とを得る。ここで、板基材50を切断する方法は特に限定されず、用いる板基材50の材質に応じて適宜選択すればよい。
<(2)板材形成工程>
次に、板材形成工程において、図4の(2)に示すように、上記(1)の工程で得られた直角三角形板片51と、台形板基材52とを接合する。これにより、第2の台形板材10を得る。
<(3)接合角部(A)形成工程>
それから、接合角部(A)形成工程において、図4の(3)に示すように、上記(2)の工程で得られた第1の台形板材10及び第2の台形板材10を第3の辺13同士で接合し、接合角部(A)30を形成する。
本実施形態に係る構造体の構築方法によれば、構造体55を容易に構築することができるとともに、例えば、構造体55を解体後、台形板材10を上述した矩形形状の板基材50に再構築することで、台形板材10を転用することができる。また、本実施形態に係る構造体の構築方法によれば、1枚の矩形形状の板基材50から2つの台形板材10を得る際に板基材50のロスが生じないため、経済的である。
なお、本実施形態では、台形板材の第3の辺同士を接合して接合角部(A)を形成する構造体の構築方法について説明したが、本発明に係る構造体の構築方法はこれに限定されず、台形板材の第4の辺同士を接合してもよい。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る構造体について、図5A及び5Bを参照して説明する。図5Aは、本発明の第2の実施形態に係る構造体の一部である台形板材を示す正面図である。図5Bは、図5Aに示すA-A線断面図である。
本実施形態に係る構造体(図示せず)は、第1の実施形態で用いた台形板材10(図1などを参照)に替えて、図5A及び図5Bに示すように、台形板材90を用いて構築されていること以外は、第1の実施形態で示した構造体55(図1参照)と同様の構成を有する。
ここで、台形板材90は、同一形状の2つの台形板材片90a,90bを積層してなる積層体である。そして、台形板材片90aと90bとの間には、通気可能な空隙部91が形成されており、空隙部91には、断熱材92が設けられている。
このような台形板材90を用いて構築された構造体とすれば、通気性に優れるとともに、断熱性を備えた構造体とすることができる。
なお、本実施形態では、空隙部に断熱材を設けた構成として説明したが、断熱材を設けない構成としてもよい。また、空隙部には、断熱材に替えて、他の部材を設けてもよい。
―構造物―
(第1の実施形態)
次に、本発明に係る構造物の第1の実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る構造物の外観形状を概略的に示す斜視図である。図7は、図6に示す構造物の上縁のみを示す平面図である。
本実施形態に係る構造物100は、複数の構造体55が環状に接合されてなる構造物である。なお、構造体55は、図1などに示したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。そして、構造物100は、隣接する構造体55の第4の辺14(図2参照)同士が接合されてなる接合角部(B)40を有しており、接合角部(A)30及び接合角部(B)40は、構造物100の一方の板面において交互に繰り返されている。これにより、構造物100は、外面に凹凸形状を有している。そして、構造物100が有する凹凸形状は、同一形状の複数の台形板材10で構築されているため、歩留まりが良く、コストの上昇が抑えられたものとなっている。
ここで、接合角部(B)における接合角度(B)、すなわち、隣接する構造体55において台形板材10の板面がなす角度は、2つの台形板材10の板面が同一面上になければ特に限定されず、構造物100の形状などに応じて適宜設定すればよい。また、構造物100を構成する各台形板材10は、構造物100の底面に対して所定の傾斜角度を有するが、後述するように複数の構造物100を積層する場合には、安定性の観点から、構造物100の底面に対する台形板材10の傾斜角度は、45°以上であることが好ましい。
なお、構造物100の構築方法は特に限定されないが、例えば、以下に説明する構造物の構築方法によれば、構造物100を効率的かつ経済的に構築することができる。
―構造物の構築方法―
本発明の第1の実施形態に係る構造物の構築方法について、さらに図8を加えて説明する。図8は、本発明の第1の実施形態に係る構造物の構築方法を説明する説明図である。
本実施形態に係る構造物の構築方法は、構造物100(図6参照)の構築方法であって、構造体を構築する構造体構築工程としての(1)切断工程、(2)板材形成工程及び(3)接合角部(A)形成工程と、(4)接合角部(B)形成工程とを含む。ここで、(1)切断工程、(2)板材形成工程、及び(3)接合角部(A)形成工程は、上述した構造体の構築方法で説明した各工程と同様であるので、以下では、(4)接合角部(B)形成工程について説明し、(1)~(3)の各工程の説明は繰り返さない。
<(4)接合角部(B)形成工程>
接合角部(B)形成工程では、図8の(4)に示すように、(3)接合角部(A)形成工程で得られた2つの構造体55を第4の辺14同士で接合して、接合角部(B)40を形成する。なお、接合角部(B)形成工程は、所望の構造物に必要な数の接合角部(B)が形成されるまで繰り返す。
また、上記(1)の工程で形成する台形板材10の形状は、例えば次の方法により決定することができる。
<<台形板材の形状の決定方法>>
図9は、本発明の第1の実施形態に係る、台形板材の形状を決定する方法の一例を説明する説明図である。
はじめに、図9の(a)に示すように、所望の構造物(図示せず)を平面視したときの構造物の中心(O)を決定する。そして、中心(O)を円の中心とし、構造物に外接する円(C)と、中心(O)を円の中心とし、構造物に内接する円(C)とを作成する。さらに、中心(O)を通り、円(C)及び(C)それぞれを6等分する線(L~L)を引く。
次に、図9の(b)に示すように、円(C)の接線(T)と、円(C)の接線(T)とを引く。そして、線(L)と接線(T)との交点を点(P)、線(L)と接線(L)との交点を点(P)とする。さらに、点(P)と点(P)とを結ぶ線(la)を引く。また、線(la)を中心線とし、線(la)と平行な線(lb)及び線(lc)を引く。
それから、図9の(c)に示すように、接線(T)と線(lb)との交点を点(Pb1)、接線(T)と線(lb)との交点を点(Pb2)、接線(T)と線(lc)との交点を点(Pc1)、接線(T)と線(lc)との交点を点(Pc2)とする。
これにより、図9の(d)に示すように、点(Pb1)、(Pb2)、(Pc2)、(Pc1)を頂点とする台形が得られる。そして、この台形における点(Pb1)と点(Pb2)との距離、および、点(Pc1)と点(Pc2)との距離から、それぞれ、台形板材の第1の辺の長さ、及び、台形板材の第2の辺の長さを決定することができる。
さらに、図9の(a)~(d)の操作を繰り返して、図9の(e)に示すように台形が6つ配置された図を作成する。また、図9の(f)に示すように、図9の(e)に示した図を反転した図を作成する。それから、図6の(e)の図と(f)の図とを組み合わせることで、図9の(g)に示す図を得る。そして、得られた図9の(g)の図に基づいて、所望の構造物における台形板材の第1の辺及び第2の辺の配置位置を決定することができる。そして、任意の台形板材の高さを設定することで、台形板材全体の形状を決定することができる。
なお、本発明の構造物は、図6などに示した形状に限定されず、例えば、次の変形例に示す構成としてもよい。
(変形例)
図10は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る構造物の外観形状を概略的に示す斜視図である。図10に示す構造物71は、構造物100(図6参照)に用いた台形板材の形状、大きさ及び数を異ならせるとともに、接合角部(A)及び接合角部(B)の数を変更することで得られる構造物である。
このように、本実施形態に係る構造物及びその構築方法によれば、用いる台形板材の形状、大きさ及び数、並びに、接合角部(A)及び接合角部(B)の数を任意に設定することで、構造物の外面に様々な凹凸形状を設けることができるため、デザインの幅が広がる。
本実施形態に係る構造物の用途は、特に限定されず、例えば、住宅用建築物及び商業用建築物などの建築構造物の壁などとして用いることができる。
なお、本実施形態では、図6に示すように複数の構造体55が環状に接合されてなる構造物について説明したが、本発明に係る構造物は、少なくとも上述した接合角部(A)及び接合角部(B)が構造物の一方の板面において交互に繰り返されていればよい。したがって、本発明に係る構造物は、複数の構造体がライン状に接合されたものであってもよい。また、本発明に係る構造物が環状の構造物である場合、当該構造物の使用形態は図6に示す形態に限定されず、例えば、図6に示す構造物を90°回転させて使用してもよい。
また、本実施形態では、構造体の第4の辺同士を接合して接合角部(B)を形成する構造物の構築方法について説明したが、本発明に係る構造物の構築方法はこれに限定されず、台形板材の第4辺同士を接合してなる構造体を用いた場合には、構造体の第3辺同士を接合して接合角部(B)を形成してもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る構造物について、図11を参照して説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に構造物の一部を分解して示す拡大斜視図である。
本実施形態に係る構造物(図示せず)は、図11に示すように、台形板材10同士が接合されてなる接合角部(A)30(図1などを参照)を拘束する拘束材80を備えている以外は、第1の実施形態に示した構造物100(図6参照)と同様の構成を有する。
ここで、拘束材80は、構造物の下縁側において、台形板材10の板面内側に設けられる部材であって、台形板材10の板面内側に沿うようにして形成された角度固定材81と、角度固定材81に接続され、構造物の下縁を連結する水平材82とを有している。ここで、角度固定材81は、接合角部(A)を固定できるものであれば特に限定されず、角度固定材81は、例えば金属板などを折り曲げ加工して形成することができる。また、水平材82は、構造物の下縁を連結する部材であれば特に限定されず、水平材82として、例えば床板を用いることができる。
このような拘束材80を有する構造物によれば、構造物に鉛直荷重が加わった際に、拘束材80がない場合と比較して、構造物内方への収縮及び変形に対する抵抗性能が向上するため、鉛直荷重による構造物の変形を抑制することができる。
なお、本実施形態では、拘束材は、上述したように水平材を含む構成として説明したが、これに限定されず、拘束材は水平材を有さない構成であってもよい。
また、本実施形態では、拘束材を構造物の下縁側に設ける構成として説明したが、これに限定されず、拘束材を構造物の上縁側に設けるとともに、水平材により構造物の上縁を連結してもよい。その場合、水平材として、例えば天井板を用いてもよい。さらに、角度固定材及び水平材それぞれの形状は、図11に示したものに限定されず、台形板材の大きさ及び接合角部(A)の接合角度などに応じて、適宜設定すればよい。さらに、本実施形態では、拘束材は、接合角部(A)を拘束するものとして説明したが、これに限定されず、本発明に係る拘束材は、上述した接合角部(B)を拘束するものであってもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る構造物について、図12を参照して説明する。図12は、本発明の第3の実施形態に係る構造物の外観形状を概略的に示す斜視図である。
図12に示すように、本実施形態に係る構造物200は、同一形状の3つの構造物100が、高さ方向に交互に天地を逆にして積層されてなる塔状の構造物である。構造物200は、上述した構造物100を用いて構成されることで、構造物200の外面には、構造物200の周方向にわたって凹凸形状が形成されている。
そして、構造物200は、外面に凹凸形状が形成されていることで、凹凸形状が形成されていない場合と比較して、水平剛性が高く、耐震性に優れている。
なお、本実施形態では、3つの構造物が積層された構成について説明したが、積層する構造物の数はこれに限定されず、任意の数とすることができる。また、積層する構造物の形状は、図12に示した形状に限定されず、本発明に係る構造物であれば、他の形状であってもよい。
なお、本実施形態に係る構造物の使用形態は図12に示す形態に限定されず、例えば、図12に示す構造物を90°回転させて使用してもよい。
―構造物の構築方法―
最後に、図12に示す構造物の構築方法について説明する。図13は、図12に示す構造物の構築方法を説明する説明図である。
本実施形態に係る構造物の構築方法は、図12に示す構造物200の構築方法であって、上述した第1の実施形態に係る構造体構築工程と接合角部(B)形成工程とを含む構造物の構築方法において、さらに、構造体55(図6参照)を環状に接合する環状接合工程と、複数の構造物100を高さ方向に交互に天地を逆にして積層する積層工程とを含むものである。
ここで、積層された構造物100同士の接合方法は、特に限定されず、例えば、図13に示すように、構造物100の上縁側及び下縁側に対応する位置に拘束材80を設け、水平材82に挿入されたボルト(図示せず)を介して、一方の構造物100と他方の構造物100とを接合してもよい。
そして、本実施形態に係る構造物の構築方法によれば、構造物100を用いることで、外壁面に凹凸形状が形成された構造物200(図12参照)を容易に構築することができる。また、本実施形態に係る構造物の構築方法によれば、例えば、予め構造物100を構築しておけば、施工現場において構造物100を積層するだけで構造物200を構築することができるため、工期の短縮化を図ることができる。
なお、本実施形態では、3つの構造物を積層した構築方法について説明したが、本発明の構築方法で積層する構造物の数はこれに限定されず、任意の数とすることができる。また、積層された構造物同士の接合方法は、上述した方法に限定されない。したがって、例えば、上述した拘束材を用いずに、構造物同士を任意の方法により接合してもよい。さらには、構造物の上縁側又は下縁側全体を覆うことが可能な水平材を有する拘束材を用いることで、積層状態にある一方の構造物で囲まれる内部空間と、他方の壁構造体で囲まれる内部空間とが連通しない構成としてもよい。
外面に凹凸形状を有する種々の建築構造物に利用可能な構造体及びその構築方法、並びに、構造体を有する構造物及びその構築方法を提供することができる。
10:台形板材
11:第1の辺
12:第2の辺
13:第3の辺
14:第4の辺
30:接合角部(A)
40:接合角部(B)
50:板基材
51:直角三角形板片
52:台形板基材
55:構造体
71:構造物
80:拘束材
81:角度固定材
82:水平材
90:台形板材
90a:台形板材片
90b:台形板材片
91:空隙部
92:断熱材
100,200:構造物

Claims (11)

  1. 互いに隣接する同一形状の複数の構造体が接合されてなる構造物であって、
    前記構造体は、互いに隣接する同一形状の台形板材が接合されてなる構造体であって、前記台形板材は、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺及び第2の辺と、互いに長さの異なる第3の辺及び第4の辺とを有しており、前記構造体は、隣接する前記台形板材の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士が接合されてなる接合角部(A)を有する、構造体であり、
    前記構造物は、隣接する前記構造体の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士が接合されてなる接合角部(B)を有し、
    前記接合角部(A)及び前記接合角部(B)は、前記構造物の一方の板面において交互に繰り返されており、
    前記複数の構造体は環状に接合されている、構造物。
  2. 前記接合角部(A)及び/又は前記接合角部(B)を拘束する拘束材を有する、請求項に記載の構造物。
  3. 互いに隣接する同一形状の複数の構造体が接合されてなる構造物であって、
    前記構造体は、互いに隣接する同一形状の台形板材が接合されてなる構造体であって、前記台形板材は、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺及び第2の辺と、互いに長さの異なる第3の辺及び第4の辺とを有しており、前記構造体は、隣接する前記台形板材の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士が接合されてなる接合角部(A)を有する、構造体であり、
    前記構造物は、隣接する前記構造体の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士が接合されてなる接合角部(B)を有し、
    前記接合角部(A)及び前記接合角部(B)は、前記構造物の一方の板面において交互に繰り返されており、
    前記接合角部(A)及び/又は前記接合角部(B)を拘束する拘束材を有する、構造物。
  4. 前記拘束材は、前記構造物の上縁又は下縁を連結する水平材を含む、請求項2又は3に記載の構造物。
  5. 前記台形板材は互いに着脱可能に接合されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の構造物。
  6. 前記台形板材は、2つの台形板材片の積層体であり、第1の前記台形板材片と第2の前記台形板材片との間に空隙部を有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の構造物。
  7. 前記空隙部に断熱材を備える、請求項6に記載の構造物。
  8. 互いに隣接する同一形状の複数の構造体が接合されてなる構造物の構築方法であって、
    互いに隣接する同一形状の台形板材が接合されてなる構造体の構築方法であって、1枚の矩形形状の板基材を、短手方向を横切る方向に2箇所で切断して、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺及び第2の辺と、互いに長さの異なる第3の辺及び第4の辺とを有する第1の前記台形板材と、前記第3の辺又は前記第4の辺を斜辺とする直角三角形板片と、前記第3の辺又は前記第4の辺を有する台形板基材とを得る切断工程と、前記直角三角形板片と前記台形板基材とを接合して、第2の前記台形板材を得る板材形成工程と、前記台形板材の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士を接合して接合角部(A)を形成する接合角部(A)形成工程とを含む、構造体の構築方法により構造体を構築する構造体構築工程と、
    前記構造体の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士を接合して接合角部(B)を形成する接合角部(B)形成工程とを含み、
    前記複数の構造体は環状に接合されている、構造物の構築方法。
  9. 前記接合角部(A)及び/又は前記接合角部(B)を拘束する拘束材を有する、請求項8に記載の構造物の構築方法。
  10. 互いに隣接する同一形状の複数の構造体が接合されてなる構造物の構築方法であって、
    互いに隣接する同一形状の台形板材が接合されてなる構造体の構築方法であって、1枚の矩形形状の板基材を、短手方向を横切る方向に2箇所で切断して、互いに平行かつ長さの異なる第1の辺及び第2の辺と、互いに長さの異なる第3の辺及び第4の辺とを有する第1の前記台形板材と、前記第3の辺又は前記第4の辺を斜辺とする直角三角形板片と、前記第3の辺又は前記第4の辺を有する台形板基材とを得る切断工程と、前記直角三角形板片と前記台形板基材とを接合して、第2の前記台形板材を得る板材形成工程と、前記台形板材の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士を接合して接合角部(A)を形成する接合角部(A)形成工程とを含む、構造体の構築方法により構造体を構築する構造体構築工程と、
    前記構造体の前記第3の辺同士又は前記第4の辺同士を接合して接合角部(B)を形成する接合角部(B)形成工程とを含み、
    前記接合角部(A)及び/又は前記接合角部(B)を拘束する拘束材を有する、構造物の構築方法。
  11. 前記構造体を環状に接合する環状接合工程と、
    複数の前記構造物を高さ方向に交互に天地を逆にして積層する積層工程とを含む、請求項8~10のいずれか1項に記載の構造物の構築方法。
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