JP2002276071A - 断熱pcコンクリート板及びその製造方法 - Google Patents
断熱pcコンクリート板及びその製造方法Info
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Abstract
にも抵抗でき、且つ結露が起こらない簡易な構造の断熱
材内蔵のPCコンクリート板及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 建物の外板となるプレキャストコンクリ
ート板1、通気層2、無機繊維系又は発泡プラスチック
系断熱材3及び建物側に位置する内板となるプレキャス
トコンクリート板4をこの順序で積層してなり、前記外
板となるプレキャストコンクリート板1と前記内板とな
るプレキャストコンクリート板4が、縦方向、且つ斜め
傾斜に複数配置される波形状のラチス筋6で連結されて
なる断熱PCコンクリート板。
Description
共同住宅、病院等の建築物の壁、柱、梁などに取り付け
られる断熱PC(プレキャスト)コンクリート板及びそ
の製造方法に関するものである。
ート壁板を連結する方法として、海外ではトラス筋又は
波形状のラチス筋を一方向せん断接合筋としてコンクリ
ート壁板に対して垂直に、且つ縦方向に平行に複数配置
して配筋する方法が行われている。この方法で水平方向
の外力に抵抗するためには、他の手段を考慮する必要が
あり、同様のトラス筋やラチス筋を配置することも考え
られるが、通常、水平方向は考慮されていない。
条の下端筋とが波形状をなすラチス筋で連結され、これ
と直交して配筋された補強筋で補強されたトラス筋で表
裏のコンクリート壁板を連結し、断熱層として発泡又は
気泡コンクリートを打設した断熱コンクリートカーテン
ウオールが知られている(実公平4−15862号公
報)。また、板状体の型枠の一方の面にトラス筋を設
け、他方の面に発泡樹脂の断熱体を設け、壁を構築すべ
き部位に自立できるように構成された壁の構造体が提案
されている(特開平10−205031号公報)。
トカーテンウオールは、水平方向の外力に抵抗すること
ができる点で都合がよい。しかし、発泡又は気泡コンク
リートは断熱性能(熱伝導率)が無機繊維系断熱材に比
べて半分以下(熱伝導率が2倍以上)、断熱材の重量が
無機繊維系断熱材に比べて10倍以上となり、断熱材と
して使用するには現実的ではない。断熱材として無機繊
維系断熱材を使用することも考えられるが、ラチス筋で
囲まれる三角形内に断熱材を挿入することは困難であ
り、隙間無く断熱材を敷きつめることができない。一
方、上記の壁の構造体は、現場打ち鉄筋コンクリート造
に対応するもので、トラス筋は全てコンクリート内に打
ち込まれ、表裏のコンクリート板を接合するものではな
い別構造物である。更に、上記断熱コンクリートカーテ
ンウオールや壁の構造体には、コンクリート板と断熱材
との間に通気層が形成されておらず、結露によるカビの
発生などの問題が残されたままである。
いPC板を外装材として使用した場合でも、PC板の自
重などの鉛直力や地震時の水平力にも抵抗でき、且つ結
露が起こらない簡易な構造の断熱材内蔵のPCコンクリ
ート板を提供するものであり、また、断熱材と通気層を
内蔵しながら、PC工場での作業を簡略化でき、工期の
短縮が可能な断熱PCコンクリート板の製造方法を提供
するものである。
するものであって、建物の外板となるプレキャストコン
クリート板、通気層、無機繊維系又は発泡プラスチック
系断熱材及び建物側に位置する内板となるプレキャスト
コンクリート板をこの順序で積層してなり、前記外板と
なるプレキャストコンクリート板と前記内板となるプレ
キャストコンクリート板が、縦方向、且つ斜め傾斜に複
数配置される波形状のラチス筋で連結されてなる断熱P
Cコンクリート板を提供するものである。本発明の断熱
PCコンクリート板は、波形状のラチス筋で外装材のP
Cコンクリート板と内板のPCコンクリート板とが強固
に結合されている。また、PC板内では鉛直方向及び水
平方向共に、傾斜する筋材が存在するため、自重などの
鉛直力や地震時の水平力にも抵抗できる。更に、外板の
PCコンクリート板と断熱材との間には通気層があるた
め結露が生じ難く、結露に起因するカビの発生に伴う外
装材の汚損などを防止することができる。
型枠の底部の所定位置にメッシュ状の第1壁筋を配置
し、該壁筋に波形状のラチス筋を縦方向、且つ斜め傾斜
に複数配置し、その後コンクリートの打設を行い外板を
形成する第1工程;第1工程で形成された外板上に、下
方には通気層を形成しつつ、上方には内板のアンカーと
なるラチス筋の山部を残して無機繊維系又は発泡プラス
チック系断熱材を敷きつめる第2工程;前記無機繊維系
又は発泡プラスチック系断熱材の上方の所定位置にメッ
シュ状の第2壁筋を配置し、その後コンクリートの打設
を行い内板を形成する第3工程;を行う断熱PCコンク
リート板の製造方法を提供するものである。かかる構成
を採ることにより、断熱材と通気層を内蔵しながら、P
C工場や現場サイトでの作業を簡略化でき、工期の短縮
を図ることが出来る。
る断熱PCコンクリート板を図1〜図5を参照して説明
する。図1は本例の断熱PCコンクリート板の一部を切
り欠いて示す斜視図、図2及び図3はラチス筋の傾斜を
説明する図、図4及び図5はラチス筋に補強筋を付設し
た図をそれぞれ示す。図1中、断熱PCコンクリート板
10は、外板となるPC板1と、通気層2と、無機繊維
系又は発泡プラスチック系断熱材3と、内板となる外板
1より厚いPC板4をこの順序で積層してなり、外板と
なるPC板1と内板となるPC板4が、縦方向、且つ斜
めに複数配置される波形状のラチス筋6で連結されてな
るものである。また、外板となるPC板1の外側面に
は、図では省略するタイル等が付設されていてもよい。
3としては、特に制限されず、例えば、ロックウールや
ガラスウール系、及び発泡スチレン系ものが使用でき
る。無機繊維系又は発泡プラスチック系断熱材(以後、
単に「断熱材」とも言う。)3は1枚ものではなく、斜
めに複数配置される波形状ラチス筋6の特有な配筋構造
及びこのラチス筋6を断熱材3中に埋設する必要から、
1ピース又は複数ピースの台形状、逆台形状、菱形状、
四角形状又は三角形状などのものが相互に組み込まれ、
見かけ上1枚ものを形成してなるものである。
との間に配されるものである。通気層2を形成すること
により、結露が無くなり、結露に起因するカビの発生に
伴う外装材の汚損などを防止することができる。従っ
て、通気層2は外板となるPC板1と断熱材3の間に空
気が流通し、結露を防止できる空間があればよく、外板
となるPC板1と断熱材3が一部当接し、通気層が断続
的に形成されている構造であってもよい。しかし、本発
明においては、外板となるPC板1と断熱材3の間は完
全に離間させたものが、断熱PCコンクリート板をコン
パクトに設計できる点で好ましい。
も言われ、線材を屈曲させて山部と谷部を交互に形成し
たものである。この谷部から山部へ向かう線材の傾き、
すなわち、当該線材とPC板面とで形成される角度θ1
がラチス筋6の製作角度であり、この傾斜筋の存在によ
り、PCコンクリート板の自重などの鉛直方向の外力に
抵抗することができる。図1及び図2において、ラチス
筋6は斜め傾斜の方向が互いに逆方向となるラチス筋を
複数配置したものである。すなわち、記号6aのラチス
筋を+側にθ2 傾斜した筋とすると、該ラチス筋6a
と、これとは逆に−側にθ2 傾斜したラチス筋6bを一
対として、これを複数対配置して使用される。ラチス筋
6の配置本数は、断熱PCコンクリート板の大きさ、強
度、使用材料及び使用箇所等により異なるが、通常2対
の4本もの〜5対の10本ものである。また、ラチス筋
6は、同一傾斜方向のラチス筋6a、6aを複数配置
し、次いでラチス筋6a、6aとは逆方向となるラチス
筋6b、6bを同数配置したものも使用できる(図
3)。このような設置時の板面に対する傾斜角度θ2 に
よる傾斜筋の存在により、地震等の水平方向の外力に抵
抗することができる。また、ラチス筋を+側と−側のも
のをそれぞれ同数付設するため、外力によるPC板内で
のラチス筋の転倒を防止し、表裏両面のPCコンクリー
トの板間隔を一定に維持することができる。
て、ラチス筋6は、ラチス筋6の山部61の内側、又は
谷部62の内側を通過し、該ラチス筋6に直行する補強
筋7a、7bをそれぞれ配置してもよい(図4)。この
補強筋7a、7bはラチス筋6の山部61や谷部62と
溶接する必要はない。このような補強筋7a、7bを設
置することにより、ラチス筋6のPC板面外への引き抜
き抵抗を高めると共に、ひび割れ後のPC板の落下を防
止することができる。また、ラチス筋6の山部61、6
1同士をトップ筋8aで連結し、又はラチス筋6の谷部
62、62同士をボトム筋8bで連結することもでき
る。トップ筋8aやボトム筋8bを設置することによ
り、ラチス筋6と外板1や内板4との結合力を一層高め
ることができる。連結は溶接による方法で行うことがで
きる。ラチス筋6、補強筋7a、7b及びトップ筋8a
やボトム筋8bの材質としては、鉄筋、ステンレス筋及
び錆止め塗装された鉄筋などが挙げられる。このうち、
ステンレス筋を使用することが、熱伝導率が鉄筋に比べ
て小さく断熱効果があること及び錆が発生しないことな
どの理由で好適である。錆止め塗装された鉄筋は、断熱
材を薄くできる地方で使用することができる。
水平ピッチ(隣合うラチス筋間の距離)及びラチス筋の
波状のピッチ等は公知の強度計算式や経験式等により適
宜に決定される。また、図1では省略するが、外板1や
内板4のPCコンクリート板中には、メッシュ状の壁筋
を埋設することが、強度を高め、且つラチス筋の固定と
いう点からも好ましい。メッシュ状の壁筋はPCコンク
リート板の厚みが大きければ、2枚埋設してもよい。本
発明の断熱PCコンクリート板は、PC工場あるいは現
場サイトで作製され、外断熱を考慮した共同住宅、病院
等の建築物の壁、柱、梁などに取り付けられる。
造方法について、図6及び図7を参照して説明する。本
例の断熱PCコンクリート板は次の第1工程から第3工
程を実施することで製造することができる。すなわち、
第1工程は、上方が開放された箱状の型枠11の底部の
所定位置にメッシュ状の第1壁筋9aを配置し、該壁筋
9aに波形状のラチス筋6a、6b、6a、6bを縦方
向、且つ斜め傾斜に複数配置し、その後コンクリートの
打設を行い外板1を形成する工程である(図6
(A))。メッシュ状の第1壁筋9aは外板1となるP
C板の厚みの中央部にくるようにスペーサ12で底上げ
されて設置される。第1壁筋9aに波形状のラチス筋6
a、6b、6a、6bを設置する方法としては、特に制
限されず、線材で縛る方法、支持台で支持する方法など
が適用できる。コンクリートの打設後、蒸気養生を行う
ことが、硬化を促進し製造時間を短縮できる点で好まし
い。蒸気養生は型枠11の上面をシートで覆い、コンク
リート周りを蒸気雰囲気に数時間保持するようにすれば
よい。第1工程において、外板1の外側にタイルを付設
する場合、型枠11の底部に予めタイルを敷いておき、
その後、メッシュ状の第1壁筋9aを配置すればよい。
上に、下方には通気層2を形成しつつ、上方には内板4
のアンカーとなるラチス筋6の山部を残して断熱材3を
敷きつめる工程である(図6(B))。通気層2を形成
する方法としては、(B)に示すような外板1と断熱材
3の間の適宜に間隔でスペーサ13を配置し、このスペ
ーサの厚み分を通気層とする方法、断熱材に予め溝を設
けてこれを敷く方法及び外板1となるPC板に予めリブ
を設けておく方法などが挙げられる。前述の通り、通気
層2は外板となるPC板1と断熱材3の間に空気が流通
し、結露を防止できる空間があればよい。従って、外板
となるPC板1と断熱材3が一部当接している構造であ
ってもよいが、外板となるPC板1と断熱材3の間は完
全に離間させたものが、断熱PCコンクリート板をコン
パクトに設計できる点で好ましい。このような障壁のな
い通気層を形成する方法としては、外板1上に、通気層
2を形成する厚さに無機粒子を敷きつめ、次いで、断熱
材3を敷きつめることにより行い、第3工程終了後に型
枠を外し、断熱PCコンクリート板を縦置きにして前記
無機粒子を系外へ排出することにより通気層を形成する
方法が適用できる。無機粒子としては、さらさらした
砂、球状の樹脂などが使用できる。
を説明する。断熱材3の断面形状は、台形状、逆台形
状、菱形状、四角形状又は三角形状などであり、これら
を1ピース又は複数ピース使用して行う。断熱材3を敷
きつめる方法は、ラチス筋6の傾きが+側傾斜及び−側
傾斜のものを交互に配置する場合、逆台形状の断熱材3
1は落とし込みにより行い、台形状の断熱材32は型枠
11の側面より挿入により行うか、あるいは台形状の断
熱材を落とし込み可能な形状33a、33b、33cに
切断し、落とし込みにより行う方法(図7(A)、
(B))がある。また、同一傾斜方向のラチス筋を複数
配置し、次いで当該ラチス筋とは逆方向となるラチス筋
を同数配置する場合、菱形形状の断熱材34は上方から
斜め方向に挿入し、中央の逆台形状の断熱材35は上か
ら落とし込み、端部の断熱材36、37は落とし込み可
能な形状に切断して挿入するか、あるいは型枠11の側
面より挿入により行う方法がある(図7(C))。断熱
材を型枠11の側面より挿入する方法では、型枠11の
壁が障害にならないよう低い高さの壁とし、その後、第
3工程でのコンクリート打設が可能な高さに調整できる
ものを使用する。断熱材の幅寸法はラチス筋6間の寸法
と同じかやや大きめとし、少し押しつけるようにして敷
くことが、付設後は隙間が無くなる点で好ましい。
メッシュ状の第2壁筋9bを配置し、その後コンクリー
トの打設を行い内板4を形成する工程である(図6
(C))。メッシュ状の第2壁筋9bは、一つの場合、
内板4の中央位置に来るようにセットし、必要ならラチ
ス筋6の山部を線材等で結束し、また、二つの場合、内
板4の厚み幅の1/3間隔に来るようにセットし、ラチ
ス筋6の山部よりやや下方の中間位置を線材等で結束し
て固定する。コンクリートの打設後、蒸気養生を行うこ
とが、硬化を促進し製造時間を短縮できる点で好まし
い。蒸気養生は型枠11の上面をシートで覆い、コンク
リート周りを蒸気雰囲気に数時間保持するようにすれば
よい。
ンクリート板を得る。前述の通気層に砂などの無機粒子
を敷きつめる方法では、この段階で断熱PCコンクリー
ト板を立てて、無機粒子を系外へ排出する。排出された
無機粒子は次の部材の製造に再使用できる。
場内の他、製造日数が1日と比較的簡易に且つ短期間で
行えることから、現場サイトにおいても可能である。上
記方法で製造された断熱PCコンクリート板は、例え
ば、高さ及び幅寸法が共に、3〜4m の大きさであり、
これを複数製造し現場に搬入して、外断熱を考慮した共
同住宅、病院等の建築物の壁、柱、梁などに取り付け
る。
形状のラチス筋で外装材のPCコンクリート板と内板の
PCコンクリート板とが強固に結合されている。また、
PC板内では鉛直方向及び水平方向共に、傾斜する筋材
が存在するため、自重などの鉛直力や地震時の水平力に
も抵抗できる。更に、外装材のPCコンクリート板と断
熱材との間には通気層があるため結露が生じ難く、結露
に起因するカビの発生に伴う外装材の汚損などを防止す
ることができる。また、本発明の断熱PCコンクリート
板の製造方法によれば、断熱材と通気層を内蔵しなが
ら、PC工場での作業を簡略化でき、工期の短縮を図る
ことができる。
いて示す斜視図である。
ある。
する図である。
て、断熱材の付設方法を説明する図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 建物の外板となるプレキャストコンクリ
ート板、通気層、無機繊維系又は発泡プラスチック系断
熱材及び建物側に位置する内板となるプレキャストコン
クリート板をこの順序で積層してなり、前記外板となる
プレキャストコンクリート板と前記内板となるプレキャ
ストコンクリート板が、縦方向、且つ斜め傾斜に複数配
置される波形状のラチス筋で連結されてなることを特徴
とする断熱PCコンクリート板。 - 【請求項2】 前記ラチス筋は、斜め傾斜の方向が互い
に逆方向となるラチス筋を複数配置したものであるか、
あるいは同一傾斜方向のラチス筋を複数配置し、次いで
当該ラチス筋とは逆方向の傾斜となるラチス筋を同数配
置したものであることを特徴とする請求項1記載の断熱
PCコンクリート板。 - 【請求項3】 前記ラチス筋の山部の内側、又は谷部の
内側を通って、該ラチス筋に直行する補強筋をそれぞれ
配置することを特徴とする請求項1又は2記載の断熱P
Cコンクリート板。 - 【請求項4】 前記ラチス筋の山部同士をトップ筋で連
結し、又は前記ラチス筋の谷部同士をボトム筋で連結し
たものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項記載の断熱PCコンクリート板。 - 【請求項5】 上方が開放された箱状の型枠の底部の所
定位置にメッシュ状の第1壁筋を配置し、該壁筋に波形
状のラチス筋を縦方向、且つ斜め傾斜に複数配置し、そ
の後コンクリートの打設を行い外板を形成する第1工
程、第1工程で形成された外板上に、下方には通気層を
形成しつつ、上方には内板のアンカーとなるラチス筋の
山部を残して無機繊維系又は発泡プラスチック系断熱材
を敷きつめる第2工程、前記無機繊維系又は発泡プラス
チック系断熱材の上方の所定位置にメッシュ状の第2壁
筋を配置し、その後コンクリートの打設を行い内板を形
成する第3工程、を行うことを特徴とする断熱PCコン
クリート板の製造方法。 - 【請求項6】 前記第2工程は、第1工程で形成された
外板上に、通気層を形成する厚さに無機粒子を敷きつ
め、次いで、無機繊維系又は発泡プラスチック系断熱材
を敷きつめることにより行い、第3工程終了後に型枠を
外し、断熱PCコンクリート板を縦置きにして前記無機
粒子を系外へ排出することにより通気層を形成すること
を特徴とする前記請求項5記載の断熱PCコンクリート
板の製造方法。
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