JP6172849B2 - ケース外装型コンデンサ - Google Patents
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そこで従来より、両端面にメタリコン電極が形成された複数のコンデンサ素子を外装ケース内に収納すると共に、複数のコンデンサ素子の一方のメタリコン電極同士及び他方のメタリコン電極同士をそれぞれ共通端子で接続し、さらに、上記外装ケース内に樹脂を充填して外装ケースの開口面を封止した構造のケース外装型コンデンサが用いられている(例えば、特開2004−186640号公報参照)。
また、複数のコンデンサ素子は外装ケース内に収納されると共に、樹脂を充填して外装ケースの開口面を封止しているので、 単一のコンデンサとして取扱いが容易である。
両端面にメタリコン電極が形成された複数のコンデンサ素子と、上記コンデンサ素子を収納する外装ケースと、上記複数のコンデンサ素子の一方の端面のメタリコン電極同士を接続する第1の共通端子及び他方の端面のメタリコン電極同士を接続する第2の共通端子と、上記外装ケース内に充填されて外装ケースの開口面を封止する樹脂を備えて成るケース外装型コンデンサであって、
上記複数のコンデンサ素子は、一方の端面のメタリコン電極を外装ケースの開口面側に配置すると共に、他方の端面のメタリコン電極を外装ケースの底面側に配置して成り、
上記第1の共通端子は、上記複数のコンデンサ素子の開口面側に配置された全てのメタリコン電極から外装ケースの開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部と、該立設部の下端に形成されたメタリコン電極接続部と、立設部の上端から延設された外部接続部を備えており、
上記第1の共通端子の立設部の上端及び外部接続部を外装ケース外に導出して成ることを特徴とする。
上記第1の共通端子のメタリコン電極接続部が、立設部の下端から突出形成された複数の突起部であり、また、上記第2の共通端子に複数の突起部を形成し、
各コンデンサ素子のメタリコン電極と、上記第1の共通端子及び第2の共通端子の複数の突起部とを接続したことを特徴とする。
図1は本発明に係る第1のケース外装型コンデンサ10を示す斜視図、図2は同平面図、図3は同側面図、図4は外装ケースへの樹脂充填前の状態を示す斜視図、図5は外装ケースへの樹脂充填前の状態を示す平面図、図6は外装ケース収納前の状態を示す斜視図、図7は外装ケース収納前の状態を示す平面図、図8は外装ケース収納前の状態を示す底面図である。
上記金属膜24は、例えば、亜鉛−アルミニウム合金、アルミニウム、亜鉛等で構成され、10nm〜80nmの厚さで蒸着されている。
該第1の共通端子15は、図4〜図7に示すように、メタリコン電極30から外装ケース14の開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部15aと、該立設部15aの下端から直交方向外方へ突出形成されたメタリコン電極接続部としての複数の突起部15bと、上記立設部15aの上端から直交方向外方に延設された外部接続部15cを備えており、上記突起部15bとコンデンサ素子12のメタリコン電極30とが半田32を介して接続されるのである。
本実施形態においては、図7に示す通り、第1の共通端子15の立設部15a下端から直交方向の上外方に突出する10個の突起部15b、下外方に突出する10個の突起部15bの合計20個の突起部15bが形成されており、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と第1の共通端子15とは4箇所において半田接続されている。
上記外部接続部15cには一対の円孔33が形成されており、該外部接続部15cを介して他の電子機器等との接続が行われる。
図11は第1の共通端子15の展開状態を示す平面図であり、本発明の第1の共通端子15は銅板等の導電板を図11に示す形状に型抜きした状態から折曲加工することにより形成することができる。図11において、34は第1の共通端子15の立設部15aの元となる矩形状の導電板、36は導電板34の上端及び下端から各10個づつ突設され、第1の共通端子15の突起部15bの元となる突起、38は導電板34の一側端から延設され、第1の共通端子15の外部接続部15cの元となる一対の矩形板であり、該一対の矩形板38には円孔38aが形成されている。
先ず、第1の折曲線40の位置で導電板34を2つ折りして図12に示す形状と成す。次に、第2の折曲線42の位置で上方へ向かって導電板34を折り曲げることにより図13に示す形状と成す。次に、第3の折曲線44の位置で一対の矩形板38を外方に折り曲げることにより図14に示す形状と成す。最後に、突起36を外方に折り曲げることにより図15及び図16に示す形状の第1の共通端子15を得ることができる。
該第2の共通端子16は、図6、図8及び図17に示すように、5個のコンデンサ素子12のメタリコン電極30と密着すると共に、先端が外装ケース14の開口面に向かって延びる略L字状の板状部16aと、メタリコン電極30と密着した板状部16aから外方へ突出する複数の突起部16bと、上記板状部16aの先端から延設され、円孔46が形成された外部接続部16cを備えており、上記突起部16bとコンデンサ素子12のメタリコン電極30とが半田32を介して接続されるのである(図8)。
本実施形態においては、図8に示す通り、第2の共通端子16の板状部16aから上外方に10個の突起部16b、下外方に10個の突起部16bの合計20個の突起部16bが形成されており、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と第2の共通端子16とは4箇所において半田接続されている。
(1)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子15の立設部15a→樹脂18の経路、及び、
(2)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子15の立設部15aの上端及び外部接続部15cの経路
で外装ケース14外へ効率良く放熱することができるので、コンデンサ素子12の自己発熱に起因する特性劣化を効果的に防止することができる。
すなわち、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と、第1の共通端子15及び第2の共通端子16とが1箇所のみで接続されている場合、両端面のメタリコン電極30,30間のコンデンサ素子12内部を流れる電流は、メタリコン電極30と第1の共通端子15及び第2の共通端子16とが接続された1箇所におけるメタリコン電極30,30間で集中的に流れるため、電流集中に起因してコンデンサ素子12内部での自己発熱が大きくなるという事態が生じる。
本実施形態においては、図24に示す通り、第1の共通端子52の立設部52a下端から直交方向の上外方に突出する10個の突起部52b、下外方に突出する10個の突起部52bの合計20個の突起部52bが形成されており、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と第1の共通端子52とは4箇所において半田接続されている。
図25において、56は第1の共通端子52の立設部52aの元となる矩形状の導電板、58は導電板56の下端から20個突設され、第1の共通端子52の突起部52bの元となる突起、60は導電板56の一側端から直交方向上方に延設され、円孔60aを有する外部接続部52cの元となる矩形板である。
第2のケース外装型コンデンサ50の第1の共通端子52の場合、第1のケース外装型コンデンサ10の第1の共通端子15に比べ、折曲加工の工程数が少なくて済むため製造容易である。
(1)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子52の立設部52a→樹脂18の経路、及び、
(2)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子52の立設部52aの上端及び外部接続部52cの経路
で外装ケース14外へ効率良く放熱することができるので、コンデンサ素子12の自己発熱に起因する特性劣化を効果的に防止することができる。
図29において、74は第1の共通端子72の立設部72aの元となる矩形状の導電板、76は導電板74の下端から20個突設され、第1の共通端子72の突起部72bの元となる突起、78は導電板74の一側端から直交方向上方に延設され、円孔78aを有する外部接続部72cの元となる矩形板である。
上記の通り、外部接続部72cの元となる矩形板78の中途部を折曲位置(図29の折曲線80参照)と成したことにより、図28に示す第1の共通端子72の立設部72aを外装ケース14内に完全に収納して樹脂18封止しても、外部接続部72cを外装ケース14外に導出することができる(図27)。
(1)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子72の立設部72a→樹脂18の経路、及び、
(2)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子72の立設部72a→第1の共通端子72の外部接続部72cの経路
で外装ケース14外へ効率良く放熱することができるので、コンデンサ素子12の自己発熱に起因する特性劣化を効果的に防止することができる。
尚、第2のケース外装型コンデンサの変形例70は、上記第1のケース外装型コンデンサ10及び第2のケース外装型コンデンサ50とは異なり、第1の共通端子52の立設部52aを外装ケース14内に収納し、外部接続部72cのみを外装ケース14外に導出しているので、第1のケース外装型コンデンサ10及び第2のケース外装型コンデンサ50と比較して、放熱性能は若干低下するが、その分、外部絶縁性能を向上させることができる。
12 コンデンサ素子
14 外装ケース
15 第1の共通端子
15a 立設部
15b 突起部
15c 外部接続部
16 第2の共通端子
16a 板状部
16b 突起部
16c 外部接続部
18 樹脂
20 誘電体フィルム
22 マージン部
24 金属膜
26 金属化フィルム
28 扁平体
30 メタリコン電極
32 半田
33 円孔
34 導電板
36 突起
38 矩形板
38a 円孔
40 第1の折曲線
42 第2の折曲線
44 第3の折曲線
46 円孔
50 第2のケース外装型コンデンサ
52 第1の共通端子
52a 立設部
52b 突起部
52c 外部接続部
54 円孔
56 導電板
58 突起
60 矩形板
60a 円孔
62 折曲線
70 第2のケース外装型コンデンサの変形例
72 第1の共通端子
72a 立設部
72b 突起部
72c 外部接続部
73 円孔
74 導電板
76 突起
78 矩形板
78a 円孔
80 折曲線
Claims (2)
- 両端面にメタリコン電極が形成された複数のコンデンサ素子と、上記コンデンサ素子を収納する外装ケースと、上記複数のコンデンサ素子の一方の端面のメタリコン電極同士を接続する第1の共通端子及び他方の端面のメタリコン電極同士を接続する第2の共通端子と、上記外装ケース内に充填されて外装ケースの開口面を封止する樹脂を備えて成るケース外装型コンデンサであって、
上記複数のコンデンサ素子は、一方の端面のメタリコン電極を外装ケースの開口面側に配置すると共に、他方の端面のメタリコン電極を外装ケースの底面側に配置して成り、
上記第1の共通端子は、上記複数のコンデンサ素子の開口面側に配置された全てのメタリコン電極から外装ケースの開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部と、該立設部の下端に形成されたメタリコン電極接続部と、立設部の上端から延設された外部接続部を備えており、
上記第1の共通端子の立設部の上端及び外部接続部を外装ケース外に導出して成ることを特徴とするケース外装型コンデンサ。 - 上記第1の共通端子のメタリコン電極接続部が、立設部の下端から突出形成された複数の突起部であり、また、上記第2の共通端子に複数の突起部を形成し、
各コンデンサ素子のメタリコン電極と、上記第1の共通端子及び第2の共通端子の複数の突起部とを接続したことを特徴とする請求項1に記載のケース外装型コンデンサ。
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