JP6172849B2 - ケース外装型コンデンサ - Google Patents

ケース外装型コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP6172849B2
JP6172849B2 JP2013140707A JP2013140707A JP6172849B2 JP 6172849 B2 JP6172849 B2 JP 6172849B2 JP 2013140707 A JP2013140707 A JP 2013140707A JP 2013140707 A JP2013140707 A JP 2013140707A JP 6172849 B2 JP6172849 B2 JP 6172849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
common terminal
case
capacitor
exterior
metallicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013140707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015015344A (ja
Inventor
良雄 笠原
良雄 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okaya Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Okaya Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okaya Electric Industry Co Ltd filed Critical Okaya Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2013140707A priority Critical patent/JP6172849B2/ja
Publication of JP2015015344A publication Critical patent/JP2015015344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6172849B2 publication Critical patent/JP6172849B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

この発明は、両端面にメタリコン電極が形成された複数のコンデンサ素子と、上記コンデンサ素子を収納する外装ケースと、上記複数のコンデンサ素子の一方のメタリコン電極同士及び他方のメタリコン電極同士をそれぞれ接続する共通端子と、上記外装ケース内に充填されて外装ケースの開口面を封止する樹脂を備えて成るケース外装型コンデンサに関する。
高調波フィルタ用やインバータ回路の平滑用等に用いられる大型コンデンサにおいて、単体(1個)のコンデンサでは要求される大容量が得られない場合がある。
そこで従来より、両端面にメタリコン電極が形成された複数のコンデンサ素子を外装ケース内に収納すると共に、複数のコンデンサ素子の一方のメタリコン電極同士及び他方のメタリコン電極同士をそれぞれ共通端子で接続し、さらに、上記外装ケース内に樹脂を充填して外装ケースの開口面を封止した構造のケース外装型コンデンサが用いられている(例えば、特開2004−186640号公報参照)。
斯かる構造のケース外装型コンデンサは、複数のコンデンサ素子の一方のメタリコン電極同士及び他方のメタリコン電極同士をそれぞれ共通端子で接続したことにより、複数のコンデンサ素子が並列接続されるので、複数のコンデンサ素子の容量が総和された大容量のコンデンサを実現することができるものである。
また、複数のコンデンサ素子は外装ケース内に収納されると共に、樹脂を充填して外装ケースの開口面を封止しているので、 単一のコンデンサとして取扱いが容易である。
特開2004−186640号公報
ところで、高調波フィルタ用やインバータ回路の平滑用等に用いられる大型コンデンサにおいては、各コンデンサ素子に大電流が印可されるためコンデンサ素子内部での自己発熱が非常に大きく、斯かる自己発熱によって静電容量の変動等といったコンデンサの特性劣化を生じていた。
尚、上記構造のケース外装型コンデンサは、外装ケース内に樹脂を充填することにより、コンデンサ素子の発熱を樹脂を介して外部へ放熱できるようになっているが、十分な放熱性能が得られていなかった。
この発明は、従来の上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コンデンサ素子の自己発熱に起因する特性劣化を防止することができるケース外装型コンデンサを実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載のケース外装型コンデンサは、
両端面にメタリコン電極が形成された複数のコンデンサ素子と、上記コンデンサ素子を収納する外装ケースと、上記複数のコンデンサ素子の一方の端面のメタリコン電極同士を接続する第1の共通端子及び他方の端面のメタリコン電極同士を接続する第2の共通端子と、上記外装ケース内に充填されて外装ケースの開口面を封止する樹脂を備えて成るケース外装型コンデンサであって、
上記複数のコンデンサ素子は、一方の端面のメタリコン電極を外装ケースの開口面側に配置すると共に、他方の端面のメタリコン電極を外装ケースの底面側に配置して成り、
上記第1の共通端子は、上記複数のコンデンサ素子の開口面側に配置された全てのメタリコン電極から外装ケースの開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部と、該立設部の下端に形成されたメタリコン電極接続部と、立設部の上端から延設された外部接続部を備えており、
上記第1の共通端子の立設部の上端及び外部接続部を外装ケース外に導出して成ることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のケース外装型コンデンサは、請求項1に記載のケース外装型コンデンサにおいて、
上記第1の共通端子のメタリコン電極接続部が、立設部の下端から突出形成された複数の突起部であり、また、上記第2の共通端子に複数の突起部を形成し、
各コンデンサ素子のメタリコン電極と、上記第1の共通端子及び第2の共通端子の複数の突起部とを接続したことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のケース外装型コンデンサにあっては、外装ケースの開口面側に配置されたコンデンサ素子のメタリコン電極に接続される第1の共通端子に、メタリコン電極から外装ケースの開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部を設け、該立設部の上端及び外部接続部を外装ケース外に導出したことにより、大電流が印可されて発生するコンデンサ素子の発熱を、(1)コンデンサ素子→メタリコン電極→第1の共通端子の立設部→樹脂の経路、及び、(2)コンデンサ素子→メタリコン電極→第1の共通端子の立設部の上端及び外部接続部の経路で外装ケース外へ効率良く放熱することができるので、コンデンサ素子の自己発熱に起因する特性劣化を効果的に防止することができる。
本発明の請求項2に記載のケース外装型コンデンサの如く、第1の共通端子及び第2の共通端子に複数の突起部を形成し、各コンデンサ素子のメタリコン電極と、第1の共通端子及び第2の共通端子の複数の突起部とを接続すれば、コンデンサ素子内部を流れる電流が一部分に集中することなく分散して流れ、その結果、電流集中に基づくコンデンサ素子内部での自己発熱が抑制され、コンデンサ素子の自己発熱に起因する特性劣化を効果的に防止することができる。
以下、図面に基づき、本発明に係る第1のケース外装型コンデンサ10を説明する。
図1は本発明に係る第1のケース外装型コンデンサ10を示す斜視図、図2は同平面図、図3は同側面図、図4は外装ケースへの樹脂充填前の状態を示す斜視図、図5は外装ケースへの樹脂充填前の状態を示す平面図、図6は外装ケース収納前の状態を示す斜視図、図7は外装ケース収納前の状態を示す平面図、図8は外装ケース収納前の状態を示す底面図である。
図1〜図8に示す通り、本発明に係る第1のケース外装型コンデンサ10は、5個のコンデンサ素子12と、上記5個のコンデンサ素子12を収納する略直方体形状の樹脂等より成る外装ケース14と、第1の共通端子15及び第2の共通端子16と、上記外装ケース14内に充填され、外装ケース14の開口面を封止する樹脂18を備えている。
上記コンデンサ素子12は、巻回型のコンデンサ素子12の場合、図9に示すように、厚さ数μmのポリプロピレンやポリエステル等より成る誘電体フィルム20の表面に、一側辺に沿ってマージン部22が形成されるように金属膜24を蒸着して成る一対の金属化フィルム26をそれぞれのマージン部22が反対側に配されるように積層後、図示しない巻取機によって巻回して終端部を止着し、これに加熱及び加圧処理を施して図10に示す扁平体28を形成した後、該扁平体28の両端面に丹銅等の金属材料を溶射してメタリコン電極30を形成して成る。
上記金属膜24は、例えば、亜鉛−アルミニウム合金、アルミニウム、亜鉛等で構成され、10nm〜80nmの厚さで蒸着されている。
また、図示は省略するが、上記コンデンサ素子12が、積層型のコンデンサ素子12の場合には、一側辺に沿ってマージン部が残されるように、誘電体フィルムの表面に電極膜を蒸着して成る複数枚の金属化フィルムを、それぞれのマージン部が反対側に配されるように交互に積層後、加熱及び加圧処理を施して扁平体を形成した後、該扁平体の両端面に丹銅等の金属材料を溶射してメタリコン電極を形成して成る。
図4及び図5に示す通り、5個のコンデンサ素子12は一方の端面のメタリコン電極30を外装ケース14の開口面側に配置すると共に、他方の端面のメタリコン電極30を外装ケース14の底面側に配置して成る。
第1の共通端子15は銅等の導電材より成り、5個のコンデンサ素子12の外装ケース14開口面側に配置されたメタリコン電極30同士を接続するものである。
該第1の共通端子15は、図4〜図7に示すように、メタリコン電極30から外装ケース14の開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部15aと、該立設部15aの下端から直交方向外方へ突出形成されたメタリコン電極接続部としての複数の突起部15bと、上記立設部15aの上端から直交方向外方に延設された外部接続部15cを備えており、上記突起部15bとコンデンサ素子12のメタリコン電極30とが半田32を介して接続されるのである。
本実施形態においては、図7に示す通り、第1の共通端子15の立設部15a下端から直交方向の上外方に突出する10個の突起部15b、下外方に突出する10個の突起部15bの合計20個の突起部15bが形成されており、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と第1の共通端子15とは4箇所において半田接続されている。
上記外部接続部15cには一対の円孔33が形成されており、該外部接続部15cを介して他の電子機器等との接続が行われる。
以下、図11〜図16に基づいて、上記第1の共通端子15の形成方法を説明する。
図11は第1の共通端子15の展開状態を示す平面図であり、本発明の第1の共通端子15は銅板等の導電板を図11に示す形状に型抜きした状態から折曲加工することにより形成することができる。図11において、34は第1の共通端子15の立設部15aの元となる矩形状の導電板、36は導電板34の上端及び下端から各10個づつ突設され、第1の共通端子15の突起部15bの元となる突起、38は導電板34の一側端から延設され、第1の共通端子15の外部接続部15cの元となる一対の矩形板であり、該一対の矩形板38には円孔38aが形成されている。
図11における点線は、導電板34の折曲位置を示す折曲線であり、第1の折曲線40、第2の折曲線42、第3の折曲線44の順番で導電板34を折曲加工を行う。尚、第1の折曲線40〜第3の折曲線44は説明の便宜上図示した仮想線である。
先ず、第1の折曲線40の位置で導電板34を2つ折りして図12に示す形状と成す。次に、第2の折曲線42の位置で上方へ向かって導電板34を折り曲げることにより図13に示す形状と成す。次に、第3の折曲線44の位置で一対の矩形板38を外方に折り曲げることにより図14に示す形状と成す。最後に、突起36を外方に折り曲げることにより図15及び図16に示す形状の第1の共通端子15を得ることができる。
第2の共通端子16は銅等の導電材より成り、5個のコンデンサ素子12の外装ケース14底面側に配置されたメタリコン電極30同士を接続するものである。
該第2の共通端子16は、図6、図8及び図17に示すように、5個のコンデンサ素子12のメタリコン電極30と密着すると共に、先端が外装ケース14の開口面に向かって延びる略L字状の板状部16aと、メタリコン電極30と密着した板状部16aから外方へ突出する複数の突起部16bと、上記板状部16aの先端から延設され、円孔46が形成された外部接続部16cを備えており、上記突起部16bとコンデンサ素子12のメタリコン電極30とが半田32を介して接続されるのである(図8)。
本実施形態においては、図8に示す通り、第2の共通端子16の板状部16aから上外方に10個の突起部16b、下外方に10個の突起部16bの合計20個の突起部16bが形成されており、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と第2の共通端子16とは4箇所において半田接続されている。
図1〜図3に示すように、外装ケース14内に樹脂18を充填した状態において、第1の共通端子15の立設部15a上端及び外部接続部15cと、第2の共通端子16の外部接続部16cは外装ケース14外に導出されている。
本発明の第1のケース外装型コンデンサ10にあっては、外装ケース14の開口面側に配置されたコンデンサ素子12のメタリコン電極30に接続される第1の共通端子15に、メタリコン電極30から外装ケース14の開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部15aを設け、該立設部15aの上端及び外部接続部15cを外装ケース14外に導出したことにより、大電流が印可されて発生するコンデンサ素子12の発熱を、
(1)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子15の立設部15a→樹脂18の経路、及び、
(2)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子15の立設部15aの上端及び外部接続部15cの経路
で外装ケース14外へ効率良く放熱することができるので、コンデンサ素子12の自己発熱に起因する特性劣化を効果的に防止することができる。
尚、上記第1のケース外装型コンデンサ10において、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と、第1の共通端子15及び第2の共通端子16に形成した4個の突起部15b,16bとを半田32を介して接続したのは以下の理由による。
すなわち、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と、第1の共通端子15及び第2の共通端子16とが1箇所のみで接続されている場合、両端面のメタリコン電極30,30間のコンデンサ素子12内部を流れる電流は、メタリコン電極30と第1の共通端子15及び第2の共通端子16とが接続された1箇所におけるメタリコン電極30,30間で集中的に流れるため、電流集中に起因してコンデンサ素子12内部での自己発熱が大きくなるという事態が生じる。
本発明に係る上記第1のケース外装型コンデンサ10にあっては、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と、第1の共通端子15及び第2の共通端子16に形成した4個の突起部15b,16bとを半田接続しているので、コンデンサ素子12内部を流れる電流が一部分に集中することなく4箇所に分散して流れ、その結果、電流集中に基づくコンデンサ素子12内部での自己発熱が抑制され、コンデンサ素子12の自己発熱に起因する特性劣化を効果的に防止することができるのである。
尚、第1のケース外装型コンデンサ10においては、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と、第1の共通端子15及び第2の共通端子16とを「4個」の突起部15b,16bを介して接続しているが、突起部15b,16bの数は「4個」に限定されるものではない。すなわち、コンデンサ素子12内部を流れる電流が一部分に集中することなく分散させるためには、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と、第1の共通端子15及び第2の共通端子16とを「複数(2個以上)」の突起部15b,16bを介して接続すれば良い。
図18〜図24は、本発明に係る第2のケース外装型コンデンサ50を示すものであり、該第2のケース外装型コンデンサ50は、第1の共通端子52の形状が上記第1のケース外装型コンデンサ10と異なっており、それ以外の構造は第1のケース外装型コンデンサ10と同一である。
第2のケース外装型コンデンサ50の第1の共通端子52は、図21〜図23に示すように、メタリコン電極30から外装ケース14の開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部52aと、該立設部52aの下端から直交方向外方へ突出する複数の突起部52bと、上記立設部52aの上端から直交方向外方に延設され、円孔54を有する外部接続部52cを備えており、上記突起部52bとコンデンサ素子12のメタリコン電極30とが半田32を介して接続されている。
本実施形態においては、図24に示す通り、第1の共通端子52の立設部52a下端から直交方向の上外方に突出する10個の突起部52b、下外方に突出する10個の突起部52bの合計20個の突起部52bが形成されており、各コンデンサ素子12のメタリコン電極30と第1の共通端子52とは4箇所において半田接続されている。
図25は、第2のケース外装型コンデンサ50の第1の共通端子52の展開状態を示す平面図であり、該第1の共通端子52は銅板等の導電板を図25に示す形状に型抜きした状態から折曲加工することにより形成することができる。
図25において、56は第1の共通端子52の立設部52aの元となる矩形状の導電板、58は導電板56の下端から20個突設され、第1の共通端子52の突起部52bの元となる突起、60は導電板56の一側端から直交方向上方に延設され、円孔60aを有する外部接続部52cの元となる矩形板である。
図25における点線は、導電板56と矩形板60との境界に設けられた折曲位置を示す仮想線としての折曲線62である。上記折曲線62の位置で矩形板60を導電板56と直交する方向に折曲加工を行うと共に、導電板56の一端から他端に向かって20個の突起58を、導電板56と直交する方向へ交互に反対向きとなるよう折り曲げることにより図26に示す形状の第1の共通端子52を得ることができる。
第2のケース外装型コンデンサ50の第1の共通端子52の場合、第1のケース外装型コンデンサ10の第1の共通端子15に比べ、折曲加工の工程数が少なくて済むため製造容易である。
図18〜図20に示すように、第2のケース外装型コンデンサ50においても、外装ケース14内に樹脂18を充填した状態において、第1の共通端子52の立設部52a上端及び外部接続部52cと、第2の共通端子16の外部接続部16cは外装ケース14外に導出されている。
本発明に係る第2のケース外装型コンデンサ50も、上記第1のケース外装型コンデンサ10と同様に、外装ケース14の開口面側に配置されたコンデンサ素子12のメタリコン電極30に接続される第1の共通端子52に、メタリコン電極30から外装ケース14の開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部52aを設け、該立設部52aの上端及び外部接続部52cを外装ケース14外に導出したことにより、大電流が印可されて発生するコンデンサ素子12の発熱を、
(1)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子52の立設部52a→樹脂18の経路、及び、
(2)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子52の立設部52aの上端及び外部接続部52cの経路
で外装ケース14外へ効率良く放熱することができるので、コンデンサ素子12の自己発熱に起因する特性劣化を効果的に防止することができる。
図27は上記第2のケース外装型コンデンサ50の変形例70を示すものであり、該変形例70は、図28に示す第1の共通端子72を用いることにより、第1の共通端子72の立設部72aは外装ケース14内に収納すると共に樹脂18で封止し、円孔73を有する外部接続部72cのみを外装ケース14外に導出した点に特徴を有するものである。
図29は、上記第1の共通端子72の展開状態を示す平面図であり、該第1の共通端子72は銅板等の導電板を図29に示す形状に型抜きした状態から折曲加工することにより形成することができる。
図29において、74は第1の共通端子72の立設部72aの元となる矩形状の導電板、76は導電板74の下端から20個突設され、第1の共通端子72の突起部72bの元となる突起、78は導電板74の一側端から直交方向上方に延設され、円孔78aを有する外部接続部72cの元となる矩形板である。
第2のケース外装型コンデンサの変形例70においては、折曲位置を示す折曲線80が矩形板78の中途部に設けられており、上記折曲線80の位置で矩形板78を導電板74と直交する方向に折曲加工を行うと共に、導電板74の一端から他端に向かって20個の突起76を、導電板74と直交する方向へ交互に反対向きとなるよう折り曲げることにより図28に示す形状の第1の共通端子72を得ることができる。
上記の通り、外部接続部72cの元となる矩形板78の中途部を折曲位置(図29の折曲線80参照)と成したことにより、図28に示す第1の共通端子72の立設部72aを外装ケース14内に完全に収納して樹脂18封止しても、外部接続部72cを外装ケース14外に導出することができる(図27)。
第2のケース外装型コンデンサの変形例70は、外装ケース14の開口面側に配置されたコンデンサ素子12のメタリコン電極30に接続される第1の共通端子72に、メタリコン電極30から外装ケース14の開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部72aを設け、該立設部72aは外装ケース14内に収納すると共に外部接続部72cを外装ケース14外に導出したことにより、大電流が印可されて発生するコンデンサ素子12の発熱を、
(1)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子72の立設部72a→樹脂18の経路、及び、
(2)コンデンサ素子12→メタリコン電極30→第1の共通端子72の立設部72a→第1の共通端子72の外部接続部72cの経路
で外装ケース14外へ効率良く放熱することができるので、コンデンサ素子12の自己発熱に起因する特性劣化を効果的に防止することができる。
尚、第2のケース外装型コンデンサの変形例70は、上記第1のケース外装型コンデンサ10及び第2のケース外装型コンデンサ50とは異なり、第1の共通端子52の立設部52aを外装ケース14内に収納し、外部接続部72cのみを外装ケース14外に導出しているので、第1のケース外装型コンデンサ10及び第2のケース外装型コンデンサ50と比較して、放熱性能は若干低下するが、その分、外部絶縁性能を向上させることができる。
第1のケース外装型コンデンサを示す斜視図である。 第1のケース外装型コンデンサを示す平面図である。 第1のケース外装型コンデンサを示す側面図である。 ケースへの樹脂充填前の状態を示す斜視図である。 ケースへの樹脂充填前の状態を示す平面図である。 ケース収納前の状態を示す斜視図である。 ケース収納前の状態を示す平面図である。 ケース収納前の状態を示す底面図である。 一対の金属化フィルムを積層・巻回する状態を示す斜視図である。 コンデンサ素子を示す斜視図である。 第1の共通端子の展開状態を示す平面図である。 第1の共通端子の形成方法を示す説明図である。 第1の共通端子の形成方法を示す説明図である。 第1の共通端子の形成方法を示す説明図である。 第1の共通端子を示す斜視図である。 第1の共通端子を示す側面図である。 第2の共通端子を示す斜視図である。 第2のケース外装型コンデンサを示す斜視図である。 第2のケース外装型コンデンサを示す平面図である。 第2のケース外装型コンデンサを示す側面図である。 外装ケースへの樹脂充填前の状態を示す斜視図である。 外装ケースへの樹脂充填前の状態を示す平面図である。 外装ケース収納前の状態を示す斜視図である。 外装ケース収納前の状態を示す平面図である。 第1の共通端子の展開状態を示す平面図である。 第1の共通端子を示す斜視図である。 第2のケース外装型コンデンサの変形例を示す斜視図である。 第1の共通端子を示す斜視図である。 第1の共通端子の展開状態を示す平面図である。
10 第1のケース外装型コンデンサ
12 コンデンサ素子
14 外装ケース
15 第1の共通端子
15a 立設部
15b 突起部
15c 外部接続部
16 第2の共通端子
16a 板状部
16b 突起部
16c 外部接続部
18 樹脂
20 誘電体フィルム
22 マージン部
24 金属膜
26 金属化フィルム
28 扁平体
30 メタリコン電極
32 半田
33 円孔
34 導電板
36 突起
38 矩形板
38a 円孔
40 第1の折曲線
42 第2の折曲線
44 第3の折曲線
46 円孔
50 第2のケース外装型コンデンサ
52 第1の共通端子
52a 立設部
52b 突起部
52c 外部接続部
54 円孔
56 導電板
58 突起
60 矩形板
60a 円孔
62 折曲線
70 第2のケース外装型コンデンサの変形例
72 第1の共通端子
72a 立設部
72b 突起部
72c 外部接続部
73 円孔
74 導電板
76 突起
78 矩形板
78a 円孔
80 折曲線

Claims (2)

  1. 両端面にメタリコン電極が形成された複数のコンデンサ素子と、上記コンデンサ素子を収納する外装ケースと、上記複数のコンデンサ素子の一方の端面のメタリコン電極同士を接続する第1の共通端子及び他方の端面のメタリコン電極同士を接続する第2の共通端子と、上記外装ケース内に充填されて外装ケースの開口面を封止する樹脂を備えて成るケース外装型コンデンサであって、
    上記複数のコンデンサ素子は、一方の端面のメタリコン電極を外装ケースの開口面側に配置すると共に、他方の端面のメタリコン電極を外装ケースの底面側に配置して成り、
    上記第1の共通端子は、上記複数のコンデンサ素子の開口面側に配置された全てのメタリコン電極から外装ケースの開口面方向へ所定高さ立ち上がる立設部と、該立設部の下端に形成されたメタリコン電極接続部と、立設部の上端から延設された外部接続部を備えており、
    上記第1の共通端子の立設部の上端及び外部接続部を外装ケース外に導出して成ることを特徴とするケース外装型コンデンサ。
  2. 上記第1の共通端子のメタリコン電極接続部が、立設部の下端から突出形成された複数の突起部であり、また、上記第2の共通端子に複数の突起部を形成し、
    各コンデンサ素子のメタリコン電極と、上記第1の共通端子及び第2の共通端子の複数の突起部とを接続したことを特徴とする請求項1に記載のケース外装型コンデンサ。
JP2013140707A 2013-07-04 2013-07-04 ケース外装型コンデンサ Active JP6172849B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013140707A JP6172849B2 (ja) 2013-07-04 2013-07-04 ケース外装型コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013140707A JP6172849B2 (ja) 2013-07-04 2013-07-04 ケース外装型コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015015344A JP2015015344A (ja) 2015-01-22
JP6172849B2 true JP6172849B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=52436878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013140707A Active JP6172849B2 (ja) 2013-07-04 2013-07-04 ケース外装型コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6172849B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7298741B2 (ja) 2018-02-16 2023-06-27 スズキ株式会社 車両の制御装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6964336B2 (ja) * 2017-11-22 2021-11-10 株式会社指月電機製作所 コンデンサ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4815992B2 (ja) * 2005-10-18 2011-11-16 三菱電機株式会社 コンデンサ装置
JP5061693B2 (ja) * 2007-04-05 2012-10-31 パナソニック株式会社 ケースモールド型コンデンサ
JP2009206342A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Shizuki Electric Co Inc ケース入りコンデンサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7298741B2 (ja) 2018-02-16 2023-06-27 スズキ株式会社 車両の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015015344A (ja) 2015-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10679792B2 (en) Film capacitor
JP6131501B2 (ja) 段差構造を含む電池セル
JP5427239B2 (ja) 電気化学キャパシタ
JP5920361B2 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP6122641B2 (ja) ケース外装型コンデンサ
JP6172849B2 (ja) ケース外装型コンデンサ
JP6124441B2 (ja) ケース外装型コンデンサ
JP5011499B2 (ja) 電子部品
JP2019004068A (ja) 樹脂封止電気部品
JP6099253B2 (ja) ケース外装型コンデンサ
JP2013004916A (ja) フィルムコンデンサ
JP2015170695A (ja) 積層型フィルムコンデンサ、コンデンサモジュール、および電力変換システム
JP6222927B2 (ja) ケース外装型コンデンサの製造方法及びケース外装型コンデンサ
JP6369049B2 (ja) 積層型フィルムコンデンサ、コンデンサモジュール、及び電力変換システム
JP4879845B2 (ja) 表面実装型コンデンサ及びその製造方法
JP6684062B2 (ja) スナバモジュール
WO2013094197A1 (ja) デバイスおよびデバイスを製造する方法
JP5095107B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP5895826B2 (ja) 半導体モジュール
JP6269178B2 (ja) 積層型フィルムコンデンサ、コンデンサモジュールおよび電力変換システム
JP5180657B2 (ja) 電気化学デバイス
JP6115265B2 (ja) 電池モジュールおよび電池モジュールの製造方法
JP6040592B2 (ja) 金属化フィルムコンデンサ
JP2019033133A (ja) コンデンサ
JPH05283300A (ja) 固体電解コンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6172849

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250