JP6171311B2 - 差動増幅回路 - Google Patents

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Description

本発明は、差動対トランジスタを含む差動増幅回路に関するものである。
従来から、光通信において使用される差動増幅回路において、バイポーラトランジスタ(BJT:Bipolar junction transistor)の寄生容量に起因したアンダーシュートが発生することが知られている。差動増幅回路を用いて光変調器を駆動する際に、駆動電圧にこのアンダーシュートが存在することで、変調された信号の品質が劣化するという問題が生じる。
このようなアンダーシュートを抑制する回路として、下記特許文献1に記載の差動増幅回路がある。図9に示すこの差動増幅回路の構成において、トランジスタQ1(Q2)のベース−エミッタ間寄生容量Cbeを介した放電電流が、トランジスタQ5(Q6)のトランジスタを通じて、寄生容量Cbeの放電電流が加算されるトランジスタQ2(Q1)のコレクタ電流にそれぞれ帰還するようになっている。これにより、放電電流が打ち消され、負荷抵抗に流れる電流に起因する出力電圧のアンダーシュートを抑制することができる。
特開平8−102622号公報
上記の従来の差動増幅回路によれば、アンダーシュートを抑制することができるが、欠点としては、放電電流をキャンセルするためにトランジスタQ5(Q6)を一段増やしているために、最低でもベース−エミッタ間電圧Vbe分(約0.8V)だけ電源電圧を大きくしなければならないことが挙げられる。そのため、消費電力が増大してしまう傾向にある。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、帰還用の新たな回路素子を追加することなく消費電力の増加を抑えながら出力のアンダーシュートを低減することが可能な差動増幅回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一側面に係る差動増幅回路は、互いにそれぞれのエミッタが接続され、相補的に駆動される一対の差動トランジスタと、それぞれの一端が一対の差動トランジスタのコレクタ側に接続され、それぞれの他端が外部の電源に接続され一対の負荷抵抗と、一対の差動トランジスタのコレクタ一対の負荷抵抗との間にそれぞれ接続された一対のカスコードトランジスタと、第1の電流源と、外部の電源と第1の電流源との間に接続された第1の抵抗素子と、外部の電源と一対のカスコードトランジスタの制御端子との間に接続された第2の電流源と、を有し、第1の電流源と第1の抵抗素子との間の接続点の電位に応じて一対のカスコードトランジスタの制御端子の電位を、該一対のカスコードトランジスタのコレクタの電位の極小値よりも所定電圧だけ高い値に設定し、一対の差動トランジスタのうちの一方の差動トランジスタの寄生容量によって生じる放電電流を一対の差動トランジスタのうちの他方の差動トランジスタを経由して負荷抵抗を回避して外部の電源に吸収させ電位発生回路と、を備える。
このような差動増幅回路によれば、一対の差動トランジスタとそれらに直列に接続された負荷抵抗の間にそれぞれ接続された一対のカスコードトランジスタの制御端子の電位が電位発生回路によって設定されることにより、一方の差動トランジスタの寄生容量によって生じる放電電流が他方の差動トランジスタを経由して負荷抵抗を回避して外部に吸収される。これにより、帰還用の新たな回路素子を追加することなしに出力のアンダーシュートを低減することができる。その結果、差動増幅回路の全体の消費電力の増加も抑えることができる。
上述した差動増幅回路においては、電位発生回路は、一対のカスコードトランジスタの制御端子の電位を、該一対のカスコードトランジスタの電流端子の電位の極小値よりも所定電圧だけ高い値に設定する、ことが好適である。こうすれば、一方の差動トランジスタの寄生容量によって生じる放電電流が他方の差動トランジスタ及びカスコードトランジスタを経由してカスコードトランジスタの制御端子から外部に吸収される。これにより、出力のアンダーシュートを安定して低減できる。
また、電位発生回路は、負荷抵抗を流れる電流の極大値に対応する電流を供給する第1の電流源と、第1の電流源に直列に接続され、負荷抵抗の抵抗値に対応する抵抗値を有する抵抗素子と、抵抗素子に並列に接続され、抵抗素子を流れる電流を所定電圧に対応する量だけ減少させる第2の電流源と、を有する、ことも好適である。この場合、カスコードトランジスタの制御端子の電位を、カスコードトランジスタの電流端子の電位の極小値よりも所定電圧だけ高い値になるように適切に設定することができる。
さらに、電位発生回路は、負荷抵抗を流れる電流の極大値に対応する電流を供給する第1の電流源と、第1の電流源に直列に接続され、負荷抵抗の抵抗値に対応する抵抗値を有する第1の抵抗素子と、第1の電流源と第1の抵抗素子との間に入力が接続されたボルテージフォロワ回路と、ボルテージフォロワ回路の出力に接続された第2の抵抗素子と、第2の抵抗素子に所定電圧分の電圧降下を生じさせるように電流を供給する第2の電流源と、を有することも好適である。かかる構成を採れば、カスコードトランジスタの制御端子の電位を、カスコードトランジスタの電流端子の電位の極小値よりも所定電圧だけ高い値になるように適切に設定することができる。
あるいは、本発明の他の側面に係る差動増幅回路は、互いに並列に接続され、相補的に駆動される一対の差動トランジスタと、それぞれの一端が一対の差動トランジスタ側に接続され、それぞれの他端が外部の電源に接続された一対の負荷抵抗と、一対の差動トランジスタと一対の負荷抵抗との間にそれぞれ接続された一対のカスコードトランジスタと、一対の差動トランジスタの制御端子に接続され、一対の差動トランジスタを駆動するエミッタフォロア回路と、エミッタフォロア回路を駆動するプリアンプ回路と、一対のカスコードトランジスタの制御端子に接続され、一対のカスコードトランジスタの制御端子の電位を、プリアンプ回路の出力電位の極大値よりも所定電圧低い値に設定し、一対の差動トランジスタのうちの一方の差動トランジスタの寄生容量によって生じる放電電流を一対の差動トランジスタのうちの他方の差動トランジスタを経由して負荷抵抗を回避してエミッタフォロア回路を介して外部の電源に吸収させる電位発生回路とを備える。かかる構成によれば、一方の差動トランジスタの寄生容量によって生じる放電電流が他方の差動トランジスタを経由して他方の差動トランジスタの制御端子から外部に吸収される。これにより、出力のアンダーシュートを安定して低減できる。
また、差動トランジスタの電流端子の電位を、差動トランジスタの電流端子の電位の極大値よりも所定電圧だけ低い値になるように適切に設定することができる。その結果、一方の差動トランジスタの寄生容量によって生じる放電電流を、他方の差動トランジスタを経由して他方の差動トランジスタの制御端子から外部に吸収させることができる。
本発明によれば、帰還用の新たな回路素子を追加することなく消費電力の増加を抑えながら出力のアンダーシュートを低減することができる。
本発明の好適な一実施形態に係る差動増幅回路1の概略構成を示す回路図である。 図1の後段増幅回路4において生じる放電電流の電流パスを示す回路図である。 (a)は、図1のカスコードトランジスタQ3,Q4のコレクタ電位の時間変化と、制御電位発生回路404によって設定されるべき電位との関係、(b)は、図1の差動トランジスタQ1,Q2のベース電位の時間変化と、制御電位発生回路404によって設定されるべき電位との関係を示す図である。 図1の制御電位発生回路404の具体的な回路構成を示す図である。 図1の制御電位発生回路404の別の回路構成を示す図である。 本発明の変形例である制御電位発生回路404Cの回路構成を示す図である。 本発明の応用例である進行波型増幅器(TWA:Traveling Wave Amplifier)の構成を示す図である。 図7のTWA7の出力波形の実測結果を示す図である。 従来の差動増幅回路の構成を示す回路図である。 従来の差動増幅回路901の構成を示す回路図である。 図10の差動増幅回路901の各端子における電流或いは電圧の時間変化を示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明による差動増幅回路の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
最初に、従来の差動増幅回路におけるアンダーシュートの発生メカニズムについて述べる。
図10は、従来の差動増幅回路901の構成を示す回路図であり、図11は、差動増幅回路901の各端子における電流或いは電圧の時間変化を示すタイミングチャートである。この差動増幅回路901は、エミッタが共通に電流源に接続され、それぞれのコレクタが負荷抵抗を介して電源電圧Vccに接続された一対の差動トランジスタQ1,Q2を備えている。そして、このような差動増幅回路901において、トランジスタQ1,Q2のコレクタからそれぞれ出力電圧Vout1,Vout2が取り出される。
ここで、出力電圧Vout1,Vout2は、電源電圧Vcc、負荷抵抗の抵抗値R1,R2、及び、負荷抵抗を流れる電流値Ic1,Ic2を用いて、下記式;
Vout1=Vcc−R1×Ic1,
Vout2=Vcc−R2×Ic2
で表され、Vccから負荷抵抗に流れる電流による電圧降下分を差し引いた電圧となる。差動トランジスタの寄生容量によるアンダーシュートを考慮しない場合、電流及び電圧は完全な二値状態を示す。しかし、実際のトランジスタが構造上有するベース−エミッタ間寄生容量(以下、「Cbe」と表す。)を考慮すると、この容量に対する充放電電流Icd1が負荷抵抗を経由して流れる(図10にはトランジスタQ1に流れる放電電流を示す)。これにより、出力電圧Vout1,Vout2にアンダーシュートが発生する。
具体的に、トランジスタQ1がオフからオン(トランジスタQ2はオンからオフ)に遷移するときのCbeの充放電について想定する。図11において、(a)には、このときのトランジスタQ1,Q2のベース電位、(b)には共通のエミッタの電位Vm、(c)には、トランジスタQ1,Q2のベース−エミッタ間電位、(d)には、トランジスタQ1,Q2のベース−エミッタ間を流れる充放電電流を示している。時刻t1まで、トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオンの状態が継続している。時刻t1から時刻t4までの遷移時間領域において、トランジスタQ1のベースは一定のレートで立ち上がり、トランジスタQ2のベースは一定のレートで立ち下がる。時刻t1から時刻t2までの間では、トランジスタQ1のベース−エミッタ間電位(以下、「Vbe」と表す。)は、その絶対値が未だトランジスタQ1をオンするまでには至らずに、電流源からの電流は全てトランジスタQ2側を流れる。その電流の絶対値が電流源により決定されているので、共通のエミッタ電位Vmは、トランジスタQ2に対してそのオン時と同様の電位差Vbeを与えるべく、トランジスタQ2のベース電位の低下に伴って低下する。
時刻t2に至ると、トランジスタQ1の電位Vbeが、そのベース入力電位の上昇と共通エミッタ電位Vmの低下により増加し、トランジスタQ1がオンに転じる。そして、時刻t2と時刻t3の間では、トランジスタQ1,Q2共にオンとなり、トランジスタQ1,Q2においてそれらの電位Vbeに応じて電流が流れ、かつ、トランジスタQ1,Q2に流れている電流の合計値が電流源の電流値と等しい状態となる。さらに時間が進み時刻t3と時刻t4の間では、トランジスタQ1を流れる電流が支配的となり、トランジスタQ2は実質的にオフの状態となり、共通エミッタ電位Vmは、トランジスタQ1に対してその電位Vbeを電流源により決まる電流に対応して設定されるように、トランジスタQ1のベース電位の上昇に合せて増加する。時刻t4以降は、トランジスタQ1,Q2の状態が反転した状態で安定化する。
ここで、図11(c)を参照すると、時刻t1から時刻t2までの間では、トランジスタQ1に対しては、そのベース入力電位の上昇と共通エミッタ電位Vmの低下の相乗作用により、電位Vbeの上昇レートが大きくなる。時刻t2から時刻t3の間の線形動作時間領域では、ベース入力電位の上昇は継続するものの、エミッタ電位Vmはほぼ一定に維持されるので、電位Vbeの上昇レートは先の時間帯に比較して小さくなる。時刻t3以降は、ベース入力電位とエミッタ電位Vmの上昇レートが一致するため、電位Vbeの変化は実質的に無くなる。トランジスタQ2については、時刻t1から時刻t4までこの逆の動作となる。
そして、それぞれのトランジスタQ1,Q2の容量Cbeの充放電電流は、図11(d)に示すように、それぞれの電位Vbeの時間変化(dVbe/dt)に比例するため、次のような挙動を示す。すなわち、トランジスタQ1については、時刻t1と時刻t2の間に大きな充電電流がこのトランジスタQ1を駆動する前段の出力から流れ込み、時刻t2〜時刻t3〜時刻t4と漸次その大きさが減少する。一方、トランジスタQ2については、時刻t1においては電位Vbeはハイレベルにあるため容量Cbeは充電されている状態にある。時刻t2から時刻t3の間から充電されているキャリアが漸次放電され、時刻t3から時刻t4の間では放電キャリアが急激に増加する。このとき、トランジスタQ2は時刻t3からオフ状態にあるので、放電電流(キャリア)はトランジスタQ2側に抜けることはできない。また、電流源はトランジスタQ1に流れる電流で能力いっぱいに動作しているので放電電流を吸収する余地はない。その結果、放電電流がトランジスタQ1を通ってトランジスタQ1側に接続されている負荷抵抗を介して電源Vcc側に抜けてしまう(電源Vccから供給される)ことになる。これにより、負荷抵抗にはこの放電電流による瞬間的な電圧降下が生じ、差動増幅回路901の出力における立ち下がり時のアンダーシュートの原因となる。
図1は、本発明の好適な一実施形態に係る差動増幅回路1の概略構成を示す回路図である。同図に示すように、差動増幅回路1は、前段増幅回路(プリアンプ回路)2及びエミッタフォロワ回路3からなる前置駆動回路と、後段増幅回路4とを含んで構成されている。この前置駆動回路は、後段増幅回路4内の差動トランジスタQ1,Q2(詳細は後述する)の制御端子に接続して差動トランジスタQ1,Q2を駆動するための回路である。
前段増幅回路2は、互いに相補的な入力電圧Vin,VinBを受けて増幅してエミッタフォロワ回路3を駆動するための回路であり、入力電圧Vin,VinBが入力されるプリアンプ201と、プリアンプ201に電流Ipを供給する電流源202と、プリアンプ201と電源Vccの間に接続されたコモン抵抗203を備えている。このエミッタフォロワ回路3は、それぞれの制御端子がプリアンプ201の2つの出力に接続されたトランジスタQ5,Q6と、それぞれトランジスタQ5,Q6の電流端子に電流Iefを供給する電流源301,302を備えている。
後段増幅回路4は、エミッタフォロワ回路3を経由して前段増幅回路2から出力された互いに相補的な入力電圧を増幅して2つの相補的な出力電圧Vout,VoutBを生成し出力する。この出力電圧Vout,VoutBは、後段増幅回路4に接続された光変調器等の負荷5に供給される。
詳細には、後段増幅回路4は、エミッタ(電流端子)が共通に接続されることにより互いに並列に接続された一対の差動トランジスタQ1,Q2と、一対の差動トランジスタQ1,Q2のそれぞれに直列に接続された抵抗値Rの負荷抵抗401,402と、一対の差動トランジスタQ1,Q2と負荷抵抗401,402の間において一対の差動トランジスタQ1,Q2に直列にそれぞれ接続されたカスコードトランジスタQ3,Q4と、一対のトランジスタQ1,Q2の共通のエミッタに接続され、出力信号の振幅を設定するための電流Iを供給する電流源403と、カスコードトランジスタQ3,Q4のベース(制御端子)に共通に接続された制御電位発生回路404とを含んで構成されている。この一対の差動トランジスタQ1,Q2のベース(制御端子)に、エミッタフォロワ回路3から互いに相補的な入力電圧が入力されることにより、一対の差動トランジスタQ1,Q2が相補的に駆動される。
制御電位発生回路404は、差動トランジスタQ1,Q2のうちの一方の差動トランジスタの寄生容量Cbeによって生じる放電電流を、他方の差動トランジスタを経由して負荷抵抗401,402を回避して外部に吸収させるように、他方の差動トランジスタに接続されたカスコードトランジスタQ3,Q4のベースの電位Vb_casを設定する。図2には、後段増幅回路4において生じる放電電流の電流パスを示している。すなわち、制御電位発生回路404は、カスコードトランジスタQ3のベースの電位Vb_casを当該カスコードトランジスタQ3のコレクタ電位よりも所定電圧(例えば、0.1〜0.2Vの範囲の値)ほど高い値に設定する。これにより、トランジスタQ3のベース電位がそのコレクタ電位より大きくされ、コレクタとベースの間に形成されたダイオードが所定電圧の順バイアス条件に設定されることと同義になり、トランジスタQ2のオフ時に生じる放電電流が、電流パスIcd2(図2)を経由して、負荷抵抗401を流れずにカスコードトランジスタQ3のベースに抜けることになる。
なお、出力におけるアンダーシュートを抑制するためには、上記所定電圧を所望値に設定する必要がある。図3(a)には、カスコードトランジスタQ3,Q4のコレクタ電位Vc_cas1,Vc_cas2の時間変化と、制御電位発生回路404によって設定されるべき電位Vb_casとの関係を示している。同図に示すように、電位Vb_casは、トランジスタQ1がオンとなって出力VoutBがローレベルとなったときに、それよりも0.1〜0.2V程度高い値に設定される。
図4には、制御電位発生回路404の具体的な回路構成を示す。同図に示すように、制御電位発生回路404Aは、負荷抵抗401,402を流れる電流の極大値Iに対応する電流I/n(nは消費電力軽減のための係数)を供給する電流源405と、電流源405と電源Vccの間で電流源405に直列に接続され、負荷抵抗401,402の抵抗値Rに対応する抵抗値R×(3/4)×nを有する抵抗素子406と、抵抗素子406に並列に接続された電流Icontを供給する電流源407とを含んで構成されている。
このような構成の制御電位発生回路404Aは、出力電圧VoutBがローレベルになったときにそのレベルより所定電圧ほど高い電位を出力するように構成される。出力電圧VoutBがローレベルの状態とは、電流源403の電流Iが負荷抵抗401にすべて流れている状態であり、そのレベルは
VoutB=Vcc−I×R
で計算される。なお、後段増幅回路4のDC負荷とRF負荷との違いを考慮すると、出力電圧信号VoutBは、VoutB=Vcc−I×R/2のレベルを中心に、振幅I×R/2で変動すると考えられる。ここでいうDC負荷とは、カスコードトランジスタQ3,Q4のコレクタと電源Vccとの間に接続されている負荷抵抗401,402のことを指し、AC負荷とは、カスコードトランジスタQ3,Q4の出力をキャパシタを介して外部負荷5に接続したとき、その外部負荷5と上記DC負荷との並列抵抗のことを指す。ここで、仮に外部負荷5を負荷抵抗401,402と同様の値Rであったとした場合に、AC負荷はR/2となる。従って、出力電圧信号VoutBのローレベルは、下記式;
VoutB=Vcc−(I×R/2+I×R/4)
=Vcc−I×R×(3/4)
で与えられる。上記式から理解されるように、電流値を1/n倍、抵抗値を3/4×n倍にすると(nは消費電力低減化のための係数)、出力電圧信号のローレベルのレプリカを作成することができる。
すなわち、制御電位発生回路404Aは、電流源407が挿入されていない場合には、抵抗素子406と電流源405との接続点において、出力電圧信号のローレベルを電位Vb_casとして出力する。ここで、電流源407を挿入することにより、電流源405によって抵抗素子406に流される電流は、電流値Icont分だけ減少することになり、電位Vb_casを減少電流に対応した量だけ上昇させて出力することができる。この減少した電流によって生じる電圧上昇Icont×R×(3/4)×nが所定電圧(例えば、0.1〜0.2Vの間の値)になるように、電流値Icont及び係数nが設定される。上記構成により、出力電圧のローレベルのレプリカに対してIcont×R×(3/4)×nのオフセット電位を加算することができる。これにより、後段増幅回路4のスイッチング時にカスコードトランジスタQ3,Q4の容量Cbcが所望の値になりアンダーシュートを抑制できる。この制御電位発生回路404Aによれば、オフセット量Icont×R×(3/4)×nが電源電圧Vcc、温度、及び電流値Iに依存しないため、常に出力電圧のローレベルに対する一定のオフセットを実現できる。
なお、制御電位発生回路404Aにおいて安定した動作を保証するためには、電流値Icontは制御電位発生回路404Aの出力端子への流入電流、すなわち、カスコードトランジスタQ3のベース入力電流(数μA〜数十μA)のおおよそ10倍程度(数十μA〜数百μA)に設定されることが望ましい。
また、図5には、制御電位発生回路404の別の実施例の回路構成を示す。同図に示す制御電位発生回路404Bは、電流源405と抵抗素子406とを含む構成は制御電位発生回路404Aと同様であり、それらに加えて、電流源405と抵抗素子406との間に入力が接続されたボルテージフォロワ回路408と、ボルテージフォロワ回路408の出力に一端が接続された抵抗値Radjを有する抵抗素子409と、電源Vccと抵抗素子409の他端との間に接続され、電流値Irefを供給する電流源410とを備える。この抵抗素子409の他端から電位Vb_casが出力される。
このような構成の制御電位発生回路404Bにおいては、出力電圧のローレベルのレプリカに対して抵抗素子409で生じる電圧降下Radj×Irefで設定されたオフセット電圧が加算されて電位Vb_casが生成される。このオフセット電圧が所定電圧(0.1V〜0.2Vの範囲の値)になるように、抵抗値Radj及び電流値Irefが設定される。このような制御電位発生回路404Bによっても、カスコードトランジスタQ3,Q4の容量Cbcが所望の値になりアンダーシュートを抑制できる。この回路構成においても、オフセット量Radj×Irefが電源電圧Vcc、温度、及び電流値Iに依存しないため、常に出力電圧のローレベルに対する一定のオフセットを実現できる。
なお、制御電位発生回路404Bにおいて安定した動作を保証するためには、電流値Irefは制御電位発生回路404Aの出力端子への流入電流、すなわち、カスコードトランジスタQ3のベース入力電流(数μA〜数十μA)のおおよそ10倍程度(数十μA〜数百μA)に設定されることが望ましい。
以上説明した差動増幅回路1によれば、一対の差動トランジスタQ1,Q2とそれらに直列に接続された負荷抵抗401,402の間にそれぞれ接続された一対のカスコードトランジスタQ3,Q4のベース電位が制御電位発生回路404によって設定されることにより、一方の差動トランジスタQ2の寄生容量Cbeによって生じる放電電流が他方の差動トランジスタQ1を経由して負荷抵抗401を回避して外部に吸収される。これにより、帰還用の新たな回路素子を追加することなしに出力のアンダーシュートを低減することができる。その結果、差動増幅回路の全体の消費電力の増加も抑えることができる。
具体的には、差動増幅回路1においては、BJTのベース−コレクタ間寄生容量Cbcに着目し、容量Cbcが電位Vbcが大きくなると急激に大きくなる特性を利用している。この特性を利用して、電位Vbcを容量Cbcが十分大きくなるような電位に調整することで、アンダーシュートの原因となる放電電流を、BJTのエミッタからベース側に逃がすようなパスを形成する。
また、差動増幅回路1においては、一方の差動トランジスタQ2の寄生容量Cbeによって生じる放電電流が他方の差動トランジスタQ1及びカスコードトランジスタQ3を経由してカスコードトランジスタQ3のベースから外部に吸収される。これにより、出力のアンダーシュートを安定して低減できる。
また、制御電位発生回路404A,404Bの構成によれば、カスコードトランジスタQ3,Q4のベース電位を、カスコードトランジスタQ3,Q4のコレクタ電位の極小値よりも所定電圧だけ高い値になるように適切に設定することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、差動増幅回路1においては、一方の差動トランジスタQ2の寄生容量Cbeによって生じる放電電流がカスコードトランジスタQ3のベースから外部に吸収されるように動作していたが、一方の差動トランジスタQ2の寄生容量Cbeによって生じる放電電流が他方の差動トランジスタQ1のベースから外部に吸収されるように動作してもよい。具体的には、トランジスタQ1が所定電圧の順バイアス条件に設定されることにより、トランジスタQ2のオフ時に生じる放電電流が、電流パスIcd3(図2)を経由してトランジスタQ1のベースに抜けるようにしてもよい。
図6は、このような場合の本発明の変形例である制御電位発生回路404Cの回路構成を示す図である。制御電位発生回路404Cは、電源Vccに一端が接続された抵抗素子411と、この抵抗素子411に他端に接続された2つの電流源412,413とを含んで構成される。ここで、前段増幅回路2の出力のハイレベルは前段増幅回路2に供給される電流がIpであるので、Vcc−Ip×Rと計算される。すなわち、前段増幅回路2に内蔵されたいずれのトランジスタがオンとなっても、共通の電流Ipはコモン抵抗203を流れる。制御電位発生回路404Cは、差動トランジスタQ1のベース電位がハイレベル(オン状態)の場合にそのトランジスタQ1のベース−コレクタ間電位Vbcを所定電圧(0.1V〜0.2V)とするようにカスコートトランジスタQ3のベースをバイアスするように動作する。差動トランジスタQ1のコレクタ電位に対しカスコードトランジスタQ3のベースはダイオードの順方向電圧分だけ高い値を示しており、これと同様に、差動トランジスタQ1のベース電位に対し前段増幅回路2の出力電位はダイオードの順方向電圧分だけ高い値を示している。従って、トランジスタQ1のベース−コレクタ間電位Vbcを所定電圧とするために、制御電位発生回路404Cは、カスコードトランジスタQ3のベース電位を、前段増幅回路2からの入力信号のハイレベル(極大値)より所定電圧低い値に設定するように動作する。言い換えれば、カスコードトランジスタQ3のベース電位を、エミッタフォロワ回路3からの入力信号のハイレベル(極大値)に対して、ダイオードの順方向電圧から所定電圧を差し引いた値を加えた値に設定するように動作する。
具体的には、前段増幅回路2の出力がハイレベルの状態とは、出力においてコモン抵抗203の電圧降下のみが生じている状態なので、前段増幅回路2の出力のレプリカは、制御電位発生回路404A,404Bと同様にして、抵抗値がコモン抵抗203に対応した値Rp×n(nはnは消費電力軽減のための係数)に設定された抵抗素子411と、電流源202と対応した電流値Ip/nに設定された電流源413とを含む構成で実現できる。これらに加えて、制御電位発生回路404Cには、所定電圧のオフセットを作るため、電流源413に並列に電流値Icontの電流源412が挿入される。この電流源412により、出力電位Vb_casに常に一定値Icont×Rp×nのオフセットを発生させることができる。この電流源412は、オフセット電圧を一定に保つために、温度に依存しない電流源であることが望ましい。ここで、エミッタフォロワ回路3内のトランジスタQ5,Q6に流れる電流密度と、カスコードトランジスタQ3,Q4に流れる電流密度が等しくなるように電流源301,302が規定されており、トランジスタQ5,Q6の電位VbeとトランジスタQ3,Q4の電位Vbeとが等しくされている。
なお、電流源202が温度に依存する電流源であった場合には、電流源413として同様な温度依存性を持つ電流源を用いることが好ましい。こうすれば、温度環境に関わらず常にアンダーシュートを補償できる回路を実現できる。また、制御電位発生回路404Cにおいて安定した動作を保証するためには、電流値Ip/n+Icontは制御電位発生回路404Cの出力端子への流入電流、すなわち、カスコードトランジスタQ3のベース入力電流(数μA〜数十μA)のおおよそ10倍程度(数十μA〜数百μA)に設定されることが望ましい。
このような制御電位発生回路404Cの出力を利用することで、図3(b)に示すように、差動トランジスタQ1,Q2のオン状態の時のベース電位Vb_sw1,Vb_sw2に対してそれらのコレクタ電位Vc_swを所定電圧だけ低くすることができる。これにより、差動トランジスタQ1,Q2のオン状態の時のベース−コレクタ間電位Vbc_swは一定の値に設定され、差動増幅回路1の出力のアンダーシュートを抑制できる。この場合、制御電位発生回路404A,404Bを利用する場合に比較して、カスコードトランジスタの容量Cbcを低く保てるため、出力容量を小さくすることができ、良好な出力反射特性が実現できる。
ここで、差動トランジスタQ1において生じる容量Cbcは差動トランジスタQ1についてはミラー容量として作用するため、差動トランジスタQ1のスイッチング速度を低下させる要因ともなりうる。つまり、差動トランジスタQ1のバイアス条件により容量Cbcは決定されるが、容量Cbcを大きくするだけでは速度低下等の他の問題が生じる。そこで、制御電位発生回路404Cにより、オン状態でのベース−コレクタ間電位Vbc_swを0.1V〜0.2Vに調整することで、オン状態でのみ容量Cbcが大きくなるため、速度低下等の他の問題を最小限にしてアンダーシュートを抑制することが可能となる。
次に、上述した差動増幅回路1の応用例について説明する。図7には、差動増幅回路1を含む進行波型増幅器(TWA:Traveling Wave Amplifier)7の構成を示す。同図に示すTWA7は、差動入力信号が入力されるプリバッファ701と、並列接続された複数の多段増幅セル702によって構成されている。これらの多段増幅セル702の構成は、差動増幅回路1に含まれる後段増幅回路4の構成と同じである。各セル702の制御電位Vb_casを一つにまとめて制御することで、各セル702について放電電流の負荷への流入を抑制し、最終的な出力電圧のアンダーシュートを抑制できる。図8には、TWA7の出力波形の実測結果を示しており、(a)は制御電位発生回路404による電位制御を行わない場合の出力波形、(b)は、図4の構成の制御電位発生回路404Aによる電位制御を行った場合の出力波形、図6の構成の制御電位発生回路404Cによる電位制御を行った場合の出力波形である。図4及び図6のどちらの構成を採用してもアンダーシュートが適切に抑制されることが確認された。
1…差動増幅回路、2…前段増幅回路(プリアンプ回路)、3…エミッタフォロワ回路、4…後段増幅回路、401,402…負荷抵抗、403…電流源、404,404A,404B,404C…制御電位発生回路、405,407,410,412,413…電流源、406,409,411…抵抗素子、408…ボルテージフォロワ回路、Q1,Q2…差動トランジスタ、Q3,Q4…カスコードトランジスタ。

Claims (4)

  1. 互いにそれぞれのエミッタが接続され、相補的に駆動される一対の差動トランジスタと、
    それぞれの一端が前記一対の差動トランジスタのコレクタ側に接続され、それぞれの他端が外部の電源に接続され一対の負荷抵抗と、
    前記一対の差動トランジスタのコレクタと前記一対の負荷抵抗との間にそれぞれ接続された一対のカスコードトランジスタと、
    第1の電流源と、前記外部の電源と前記第1の電流源との間に接続された第1の抵抗素子と、前記外部の電源と前記一対のカスコードトランジスタの制御端子との間に接続された第2の電流源と、を有し、前記第1の電流源と前記第1の抵抗素子との間の接続点の電位に応じて前記一対のカスコードトランジスタの制御端子の電位を、該一対のカスコードトランジスタのコレクタの電位の極小値よりも所定電圧だけ高い値に設定し、前記一対の差動トランジスタのうちの一方の差動トランジスタの寄生容量によって生じる放電電流を前記一対の差動トランジスタのうちの他方の差動トランジスタを経由して前記負荷抵抗を回避して外部の電源に吸収させ電位発生回路と、
    を備えることを特徴とする差動増幅回路。
  2. 前記第1の電流源は、前記一対の負荷抵抗のいずれか一方を流れる電流の極大値に対応する電流を供給
    前記第1の抵抗素子は、前記一対の負荷抵抗の抵抗値に対応する抵抗値を有
    前記第2の電流源は、前記接続点に接続され、前記第1の抵抗素子を流れる電流を前記所定電圧に対応する量だけ減少させ
    ことを特徴とする請求項記載の差動増幅回路。
  3. 前記電位発生回路は、
    前記第1の電流源と前記第1の抵抗素子との間に入力が接続されたボルテージフォロワ回路と、
    前記第2の電流源と前記ボルテージフォロワ回路の出力との間に接続された第2の抵抗素子と、をさらに有し、
    前記第2の電流源は、前記第2の抵抗素子に前記所定電圧分の電圧降下を生じさせるように電流を供給する
    ことを特徴とする請求項記載の差動増幅回路。
  4. 互いに並列に接続され、相補的に駆動される一対の差動トランジスタと、
    それぞれの一端が前記一対の差動トランジスタ側に接続され、それぞれの他端が外部の電源に接続された一対の負荷抵抗と、
    前記一対の差動トランジスタと前記一対の負荷抵抗との間にそれぞれ接続された一対のカスコードトランジスタと、
    前記一対の差動トランジスタの制御端子に接続され、前記一対の差動トランジスタを駆動するエミッタフォロア回路と、
    前記エミッタフォロア回路を駆動するプリアンプ回路と、
    前記一対のカスコードトランジスタの制御端子に接続され、前記一対のカスコードトランジスタの制御端子の電位を、前記プリアンプ回路の出力電位の極大値よりも所定電圧低い値に設定し、前記一対の差動トランジスタのうちの一方の差動トランジスタの寄生容量によって生じる放電電流を前記一対の差動トランジスタのうちの他方の差動トランジスタを経由して前記負荷抵抗を回避して前記エミッタフォロア回路を介して外部の電源に吸収させる電位発生回路と
    を備えることを特徴とす差動増幅回路。
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