JP6166966B2 - ソーセージ竿掛装置およびソーセージの竿掛方法 - Google Patents

ソーセージ竿掛装置およびソーセージの竿掛方法 Download PDF

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Description

本発明は、連鎖状ソーセージを竿にループ状に掛けるソーセージ竿掛装置およびソーセージの竿掛方法に関する。
連鎖状ソーセージは、腸等の表皮で作成されたケーシングに一定間隔で設けられた結束部を介して複数のソーセージが鎖状に連なったものである。この連鎖状ソーセージを製造する装置では、食肉充填機によりケーシングに原料(ミンチ肉等)を詰め、所定間隔毎にねじることにより連鎖状ソーセージを作成し、それをスモーク(加熱燻煙)用の竿にループ状に掛けている。そして、別途、竿の引掛け部が多数備えられた台車を用意し、作業者の手作業により、ソーセージを掛けた竿を台車の引掛け部に順次引掛けた後、台車をスモーク室に移動させてソーセージのスモークを行っている。
上述の一連の作業のうち、連鎖状ソーセージをスモーク用の竿に掛ける作業は、これまで人手により行われていたが、作業者を確保する必要があるのは勿論のこと、作業性が悪く、スモーク作業の効率を低下させる原因となっていた。このため、連鎖状ソーセージを竿にループ状に掛ける作業を、自動的にかつ高速で行うソーセージ竿掛装置が開発され、実用化されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のソーセージ竿掛装置では、無端の循環体であるコンベアに所定の間隔で取り付けられたフックを用いて連鎖状ソーセージのループを形成し、そのループの中に竿を挿通して竿掛けを行っている。
一方、ソーセージの竿掛け作業では、竿に一度に掛けられるループの数が決まっているため、一竿分のフックに連鎖状ソーセージが吊り下げられたときに、作業者がソーセージの結束部を切断すると共に、切断箇所から原料が漏れ出さないように端末処理を行っている。
またソーセージ製造装置により作成される連鎖状ソーセージの長さが一定ではないため、一竿分の連鎖状ソーセージがフックに吊り下げられる前に途切れてしまう場合がある。このような場合、作業者が、フックに吊り下げられた連鎖状ソーセージの後端部の端末処理を行い、引き続いてソーセージ製造装置から送り出される連鎖状ソーセージの先端部の端末処理を行い、連鎖状ソーセージが一竿分のフックに吊り下げられたときに、結束部を切断して端末処理を行っている。
特開2006−197935号公報
上述した特許文献1に記載のソーセージ竿掛装置では、フックがコンベアに所定の間隔で取り付けられているため、竿掛けが終了した連鎖状ソーセージを取り出す際に、コンベアを止めると共に、フックへのソーセージの吊り下げ作業を中断する必要がある。同様に、連鎖状ソーセージの先端部や後端部の端末処理を行う際にも、コンベアを止めてフックへのソーセージの吊り下げ作業を中断する必要があり、竿掛装置の稼働率を低下させる原因となっていた。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、竿掛けが終了した連鎖状ソーセージを取り外す際や、連鎖状ソーセージの先端部や後端部の端末処理を行う際に、フックへのソーセージの吊り下げ作業を中断する必要がないソーセージ竿掛装置および竿掛方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、個々のソーセージが結束部を介して連結された連鎖状ソーセージを、無端の経路に沿って移動する複数のフックユニットにループを形成するように吊り下げると共に、当該吊り下げられた連鎖状ソーセージを、前記フックユニットから前記ループに挿通された竿に移し変えることにより、連鎖状ソーセージの竿掛けを行うソーセージ竿掛装置であって、
前記フックユニットとして、前記経路に沿って自由に移動することができ、かつ
前記経路に沿って移動するユニット本体と、
前記ユニット本体に回転可能な状態で支持され、一方の端に連鎖状ソーセージの結束部を掛けるフック部と、当該フック部に吊り下げられた連鎖状ソーセージを、角度を保った状態で支持するサポート部とが取り付けられたロッドと、
前記ユニット本体に、前記フック部の下方に位置する状態で取り付けられ、前記竿載置する凹部が形成された竿受け部と、を備えたフックユニットを用い、
前記フックユニットは、1本の竿に掛けられる長さの連鎖状ソーセージが、一群のフックユニットのフック部のそれぞれに吊り下げられた状態で移送され、
かつ当該一群のフックユニットについて、それぞれのロッドを回転させてフック部に吊り下げられた連鎖状ソーセージを、竿受け部に保持された竿の上に落下させることにより、連鎖状ソーセージを前記竿に掛けることを特徴とする。
ここで、前記無端の経路を2つの直線部と2つの円弧部からなる第1のレールで構成し、前記フックユニットは前記第1のレールの上を移動することが好ましい。
前記フックユニットは、隣接するフックユニットとの間隔を保つ間隔保持部材がユニット本体に取り付けられていることが好ましい。
前記フックユニットは、ソーセージ製造装置から吊り下げられた連鎖状ソーセージを前記フック部に案内するガイド部を有し、当該ガイド部は前記ユニット本体に支持されていることが好ましい。
もしくは前記フックユニットは、一対の爪がV字状に形成されたフック部を備え、かつ一方の爪には、ソーセージ製造装置から吊り下げられた連鎖状ソーセージを案内する平板状のガイドが一体に形成されていることが好ましい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、前記経路と平行な溝を有する長尺の昇降手段を備え、かつ前記ロッドの他方の端には、当該ロッドの長手方向と直交する方向に第1のアームが取り付けられており、
前記昇降手段の溝に、前記アームの先端に取り付けられたローラを係合させ、前記昇降手段を上下動させることにより、前記ロッドを時計回りまたは反時計回りの方向に回転させることが好ましい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、円弧状の前記レールに沿って前記フックユニットを移送する第1の移送手段を備え、
当該第1の移送手段は、前記レールに沿って配置され、かつ外周部に前記フックユニットのユニット本体に取り付けられた回動部材と係合する切欠部が形成された円板状の回転テーブルで構成され、
前記回動部材が前記切欠部に係合された状態で前記回転テーブルを回転させることにより、前記フックユニットを前記円弧状のレールに沿って移送することが好ましい。
ここで、前記回動部材は、前記ユニット本体に、鉛直面内で自由に回動できる状態で支持されていることが好ましい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、直線状の前記レールに沿って前記フックユニットを移送する第2の移送手段を備え、
当該第2の移送手段は、前記経路に沿って設置された第2のレール上を移動するスライダーと、当該スライダーに取り付けられ、任意の一方向に力が加わったときは回転せず、逆方向に力が加わったときは回転する第2のアームとで構成され、
前記第2のアームを前記フックユニットのユニット本体に当接させた状態で前記スライダーを移動させることにより、前記フックユニットを前記経路に沿って移送することが好ましい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、複数の竿が保管された場所から1本の竿を取り出して前記フックユニットの竿受け部に移送する竿移送手段を備え、
当該竿移送手段は、竿の保管場所から1本の竿を分離して取り出す竿分離部材と、分離された前記竿の移送をガイドするガイド部材と、前記移送された竿を載置する凹部を有し、軸を中心に回転する竿転送部材とで構成され、
前記竿転送部材を回転させて、前記凹部に載置された竿を前記フックユニットの竿受け部に落下させることが好ましい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、前記竿受け部に載置され、連鎖状ソーセージが吊り下げられた竿を、前記竿受け部から取り出して竿載置台に排出する竿排出手段を備え、
当該竿排出手段は、軸を中心に旋回し、前記竿受け部に載置された竿を下方から押し上げて前記竿受け部から取り出す第3のアームを有することが好ましい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、フック部から連鎖ソーセージが取り除かれた前記フックユニットを移送する第3の移送手段を備え、
当該第3の移送手段は、前記経路に沿って移動するベルトと、当該ベルトを移送する一対のタイミングプーリとで構成され、
前記ベルトを前記フックユニットに当接させることにより、摩擦力を利用して前記フックユニットを移送することが好ましい。
ここで、前記フックユニットのユニット本体の背面側に円弧状のコイルばねが取り付けられており、当該コイルばねを前記ベルトに当接させるものであってもよい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、前記経路に沿って前記フックユニットを移送する第4の移送手段を備え、
当該第4の移送手段は、前記第1のレールの上を移動するコンベアチェーンと、 当該コンベアチェーンを移動させる一対のスプロケットとで構成され、
前記フックユニットは、前記コンベアチェーンに載置された状態で移送されることが好ましい。
ここで、前記第4の移送手段は、移送のタイミングが異なる領域ごとに設置されていることが好ましい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、前記フックユニットを、前記経路の円弧部に沿って配置されたコンベアチェーン上を移送する第5の移送手段を備え、
当該第5の移送手段は、外周部に複数の突起が等間隔に形成された円板状の回転テーブルで構成され、
前記フックユニットの本体を前記突起で押すことにより、前記フックユニットを前記コンベアチェーンに沿って移送することが好ましい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、前記経路の直線部に設置されたコンベアチェーンによって移送される複数の前記フックユニットのユニット間の間隔を調整する間隔調整手段を備え、
当該間隔調整手段は、円筒部材の外周面にらせん状の溝が形成され、かつ軸を中心に回転するスクリューで構成され、
前記溝に、前記フックユニットの竿掛け部を支持するアームに取り付けられたピンが係合することが好ましい。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置は、竿掛けが終了した連鎖状ソーセージの取り出し作業や連鎖状ソーセージの先端部や後端部の端末処理を、フックユニットへの連鎖状ソーセージの吊り下げ作業と並行して行うことができる。結果として、フックユニットへの連鎖状ソーセージの吊り下げ作業を中断する必要がなくなるため、竿掛装置の稼働率を高めることができる。
更には、フックユニットへの連鎖状ソーセージの吊り下げ作業のスピードを速めることで、竿掛けにかかる時間を短縮できる。
本発明の実施の形態1にかかるソーセージ竿掛装置を上方から見下ろした状態を示す平面図である。 レール上に設置されたフックユニットの側面図である。 レール上に設置された2台のフックユニットの平面図である。 フックユニットの基本的な動作を説明する正面図である。 竿掛けの工程Aの実行に供される第1の移送手段の構成を示す平面図である。 竿掛けの工程Bの実行に供される第2の移送手段の構成を示す正面図である。 竿掛けの工程Bの実行に供される第2の移送手段の構成を示す側面図である。 竿掛けの工程Cの実行に供される竿移送手段の構成を示す側面図である。 竿掛けの工程Dの前半の動作を説明する正面図である。 竿掛けの工程Dの後半の動作を説明する正面図である。 竿掛けの工程Eの実行に供される竿排出手段の構成を示す側面図である。 竿掛けの工程Fの実行に供される第3の移送手段の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態2にかかるソーセージ竿掛装置において、フックユニットが移送される状態を、斜め前方から見た斜視図である。 コンベアチェーンにより移送されるフックユニットの側面図である。 コンベアチェーンにより移送される2台のフックユニットの平面図である。 フックユニットの基本的な動作を説明する正面図である。 第1の移送手段および間隔調整手段の要部平面図である。 間隔調整手段の動作を説明するための側面図である。
以下、本発明の実施の形態にかかるソーセージ竿掛装置について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
<ソーセージ竿掛装置の概略構成と竿掛けの工程>
図1に、本実施の形態にかかるソーセージ竿掛装置を上方から見下ろした状態を示す。図1は、竿掛けの各工程とそれが実行される領域との関係を説明することを目的としているため、各工程を実行する手段は省略している。これらの手段については、竿掛けの各工程を説明する際に、図面を参照して併せて説明する。
ソーセージ竿掛装置1は、テーブル状の基台11の上に設置された無端のレール12上に、連鎖状のソーセージを吊り下げるフックユニット2が複数個配置されたものである。無端のレール12は2つの直線部と2つの円弧部で構成されている。2つの円弧部の直径は必ずしも同じである必要はなく、要求される機能に応じて変えてもよい。
フックユニット2自身は移動手段を備えておらず、後述する三種類の移送手段(第1の移送手段5:図5参照、第2の移送手段6:図6参照、第3の移送手段9:図12参照)により、レール12に沿って個別に、もしくは群として移送される。実際のソーセージ竿掛装置では、レール12上に数十個のフックユニット2が配置されているが、図1では煩雑さを避けるため、一群のフックユニット2の両端のフックユニットのみを表示している。他の図面においても同様に表示する。
ソーセージ竿掛装置1における竿掛け作業は、以下のA〜Fの6つの工程に分かれており、図1に示すように、フックユニット2が無端のレール12上を紙面に向かって時計回りに一周する間に、A〜Fの符号で示された領域において、以下の各工程が実行される。
A:連鎖状ソーセージのフックユニットへの吊り下げ
B:連鎖状ソーセージが吊り下げられたフックユニットの移送
C:保管場所からの竿の取り出しと竿掛け部への移送
D:連鎖状ソーセージのフックユニットから竿への移し替え
E:連鎖状ソーセージが掛けられた竿の排出
F:空フックユニットの移送
以降、便宜的に、図1に符号Aで示された領域を領域Aという。同様に、符号B、C〜E、およびFで示された領域を、それぞれ領域B、領域C〜E、および領域Fという。
上述の各工程の内容について簡単に説明すると、工程Aにおいては、第1の移送手段5を用いて、フックユニット2を円弧状のレール12上を1つずつ移送し、ソーセージ竿掛装置1に隣接する位置に設置されたソーセージ製造装置100から送り出された連鎖状ソーセージSを、フックユニット2のフック部22(図2参照)に吊り下げる。
工程Bにおいては、1本の竿に掛けられる長さの連鎖状ソーセージSが吊り下げられた一群のフックユニット(以降、単独のフックユニット2と区別するため、「一竿分のフックユニット2G」と云う)を、後述する第2の移送手段6(図6参照)を用いて、竿掛けを行う領域C〜Eまで移送する。
工程Cにおいては、竿移送手段7を用いて、2本の直線状レール12の間に設けられた竿10の保管場所から1本の竿を取り出した後、フックユニット2の下部に設けられた竿受け部24(図2参照)に移送する。
工程Dにおいては、フックユニット2のフック部22に吊り下げられた連鎖状ソーセージSを、竿受け部24に保持された竿10に移し替える。
工程Eにおいては、フックユニット2の竿受け部24に保持され、かつ連鎖状ソーセージSが掛けられた竿10を、竿排出手段8を用いて竿載置台82(図11参照)に排出する。
工程Fにおいては、竿受け部24から竿が取り除かれ、空になったフックユニット2を、第3の移送手段9(図12参照)を用いて、領域Aまで移送する。
ソーセージ製造装置100とソーセージ竿掛装置1の傍には、それぞれ作業者M1とM2が控えており、自動化できない作業や突発的に発生する作業を行う。具体的には、作業者M1は、食肉充填機を含むソーセージ製造装置100へのケーシングの供給や連鎖状ソーセージSの充填開始操作を行う。また作業者M2は、フックユニット2に一竿分の連鎖状ソーセージSが吊り下げられた時点での結束部の切断と端末処理、ソーセージSが吊り下げられた一竿分のフックユニット2Gの第2の移送手段6(図6参照)による移送等を行う。
基台11上に設置された制御ボックス13にはシーケンサが収容されている。上述した各移送手段の駆動および停止は、作業者M2が制御ボックス13の前面に取り付けられたスイッチやボタンを操作することにより行われる。また各移送手段の動作状態は、制御ボックス13の前面に取り付けられたディスプレイに表示される。
なお、各移送手段の駆動は、モータやギア、アクチュエータ等によって行われるが、煩雑さを避けるため、原則として図面には、これらモータやギア、アクチュエータ等は表示しない。同様に、各移送手段を駆動するモータ等と制御ボックス13との間には、電力供給用および信号伝送用のケーブルが設置されているが、これらについても図面には表示しない。
<フックユニットの構成と機能>
次に、図2〜図4を参照してフックユニット2の構成と機能を説明する。図2はレール12上に設置されたフックユニット2を側面から見た図、図3はレール12上に設置された2台のフックユニット2を上面から見た図、図4はフックユニット2を正面から見た図で、フックユニット2の基本的な動作を説明する図である。
本発明にかかるソーセージ竿掛装置の特徴は、無端のレール12に沿って移動するフックユニット2を、複数の移送手段を用いて個別にもしくは群で移送できるようにした点にある。このような構成を採用することにより、工程の内容に応じて移送するフックユニット2の数と速度を変えることができ、結果として以下の効果が得られる。
第1に、フックユニット2への連鎖状ソーセージSの吊り下げ作業と並行して、竿10の取り出しと移送作業、連鎖状ソーセージSの竿掛け作業、および連鎖状ソーセージSの竿掛けが終了した竿10の排出作業を行うことができる。第2に、フックユニット2への連鎖状ソーセージSの吊り下げ作業を中断することなく、作業者による連鎖状ソーセージSの先端部や後端部の端末処理を行うことができる。第3に、これらの結果として、ソーセージ竿掛装置1の稼働率を高めることができる。更には、作業者による端末処理にかかる時間を確保できる範囲内で、フックユニット2への連鎖状ソーセージの吊り下げ作業の速度を速めることができるため、竿掛けにかかる時間を短縮できる。
次に、フックユニット2の構成と機能を説明する。前述の図1に示した無端のレール12は、図2に示すように、一定間隔で設置されたシャフト14を介して基台11に固定されている。フックユニット2はこのレール12上を移動しながら、竿掛けの各工程の実行に供される。なお、フックユニット2の各部の材料には、錆に強いステンレスや抗菌性の合成樹脂が用いられる。
フックユニット2は、ユニット本体20、ロッド21、フック部22、サポート部23、竿受け部24、ガイド部25、アーム26、コイルバネ27、間隔保持部材28および回動部材29を備えている。
ステンレス製の板を折り曲げて作製したユニット本体20の下部には、軸受を介して5つのローラ31〜35が取り付けられている。このうちローラ31と32は、フックユニット2がレール12上を円滑に移動するために用いられる。ローラ33と34はレール12を左右から挟むように配置され、ユニット本体20の水平方向の位置を規制するために用いられる。またローラ35はユニット本体20の垂直方向の位置を規制するために用いられる。
これらのローラ31〜35によって、フックユニット2はレール12に沿って円滑かつ自由に移動することができる。これらのうち特にローラ31、32および35は、フック部22に連鎖状ソーセージSが吊り下げられたときに、連鎖状ソーセージSの重さでユニット本体20が転倒するのを防止している。
ユニット本体20の上部には、棒状のロッド21が回動できる状態で取り付けられている。ロッド21の前端部にはフック部22とサポート部23が取り付けられ、後端部にはアーム26が取り付けられている。2本の爪がV字状に形成されたフック部22は、連鎖状ソーセージSを吊り下げるために用いられ、図2に二点鎖線で示すように連鎖状ソーセージSは、結束部Scがフック部22に掛かった状態で吊り下げられる。
サポート部23はフック部22の底部と一体に形成されており、略四角形状の2枚の小さな板が逆V字状に配置されている。サポート部23は、フック部22に吊り下げられた連鎖状ソーセージSを、一定の角度を保った状態で支持するために用いられる。
ロッド21の後端部に取り付けられアーム26はロッド26の長手方向と直交する方向に延び、先端にはローラ36が取り付けられている。ローラ36は、レール12と平行な溝を有する長尺の昇降手段4の溝41に係合しており、アーム26は昇降手段4の上下動に伴って揺動する。すなわち、アーム26は昇降手段4の上下動運動をロッド22の回転運動に変換する機能を果たしている。アーム26の機能については、後に図4を参照して詳述する。
ユニット本体20の前部のうちフック部22の上方には、ステンレス製の平板で形成されたガイド部25が若干傾いた状態で取り付けられ、フック部22の下方には竿受け部24が取り付けられている。ガイド部25は、ソーセージ製造装置100の送り出し口に吊り下げられた連鎖状ソーセージSをフック部22に案内する機能を果たす。
竿受け部24は竿掛け用の竿10を載置するためのもので、竿10が落ちないように上部に円弧状の凹部241が形成されている。
ユニット本体20の背面側の下部には、円弧状のコイルバネ27が後方に突き出すように取り付けられている。コイルバネ27は空のフックユニット2を移送する際に用いられるもので、その機能については、第3の移送手段9(図12参照)について説明する際に併せて説明する。
ユニット本体20の側面には間隔保持部材28が設けられている。図3に示すように、間隔保持部材28はフックユニット2間の間隔Pを一定に保つもので、ボルト281とナット282で構成されている。レール12上を移動する2台のフックユニット2のうち、上流側(紙面に向かって右側)のフックユニット2のボルト281の先端が下流側(紙面に向かって左側)のフックユニット2のボルト281の頭部に接触することによって、間隔Pが所定の値に保たれる。間隔Pは、ボルト281をユニット本体20に固定するナット282の位置を調整することで変えることができる。
間隔保持部材28の構成は上述したものに限定されないが、間隔保持部材28にボルトとナットという単純な部品を採用することで、信頼性の高い間隔保持部材を安価に実現できる。
ユニット本体20の後部には回動部材29が設けられている。回動部材29の下部には孔が形成されており、間隔保持部材28を構成するボルト281がこの孔に挿入されている。従って、回動部材29はボルト281を中心として鉛直面内で自由に回動できる。通常の状態では、回動部材29は自重により、図2に実線で示す位置に保たれている。回動部材29の機能については、後に図面を参照して詳述する。
次に、図4を参照してフック部22の動作を説明する。前述したように、ロッド21はアーム26の後端に取り付けられたローラ36が上下動することにより回動する(図2参照)。昇降手段4はモータを含む図示しない駆動手段によって上下方向に移動できるように構成されており、図4(a)に示すように昇降手段4が低い位置にあるときは、V字状のフック部22は上に開いた状態となる。これに対し、図4(b)に示すように昇降手段4が高い位置にあるときは、フック部22は左に開いた状態となる。
前述の竿掛けの工程Dにおいて、連鎖状ソーセージSがフックユニット2のフック部22に吊り下げられた状態では、図4(a)に示すように、フック部22は上に開いた状態となり、そこに連鎖状ソーセージSの結合部Scが掛けられている。
これに対し、連鎖状ソーセージSを竿受け部24に保持された竿10に移し替えるときには、図4(b)に示すように、昇降手段4の上昇に伴ってフック部22が矢印で示した方向(反時計回り)に回転して左に開いた状態となり、連鎖状ソーセージSの結合部Scがフック部22の斜面を滑って竿10まで落ちる。このようにして、フックユニット2から竿10への連鎖状ソーセージSの移し替えが行われる。
なお、フックユニット2の各部の構造は図2〜図4に示した構造に限定されない。同様の機能を実現できるものであれば、他の構造を採用してもよい。例えば、本実施の形態では、ローラ31〜35をユニット本体20の下部に取り付けたが、他の部材の機能に支障が生じなければ、ローラ31〜35をユニット本体20の背面に取り付け、フックユニット2がレール12の側面を移動できるようにしてもよい。
<竿掛けの各工程の説明>
次に、前述の図1および図5〜図12を参照して、ソーセージ竿掛装置1における竿掛けの各工程を説明する。なお、図5〜図12においては、煩雑さを避けるために、原則として対象となる工程に関連した部材だけを表示し、それ以外の部材については省略している。
最初に、図1および図5を参照して、連鎖状ソーセージSをフックユニット2に吊り下げる工程Aについて説明する。図5に、工程Aの実行に供される第1の移送手段5の構成を示す。また図5では、理解を容易にするため、フックユニット2の位置をP1〜P5で示している。
第1の移送手段5は、円弧状のレール12に沿うように配置された円板状の回転テーブル51で構成されている。回転テーブル51は軸52を中心に回転できるように構成されており、図示しないモータにより駆動され、矢印で示す方向に回転する。回転テーブル51の回転速度は制御ボックス13によって調整でき、ソーセージ製造装置100から送り出される連鎖状ソーセージSの送り出し速度と一定の関係を保っている。回転テーブル51の円周部には、60度毎に6個の切欠部53が形成されており、この切欠部53にフックユニット2の回動部材29の先端部が係合する。なお、切欠部53の数は6個に限定されず、必要に応じて増やしてもよい。
竿掛け作業が終了した空のフックユニット2は、後述する第3の移送手段9(図12参照)により、図1の上側の直線状レール12上を右方向に移送され、回転テーブル41に当接する。図5に示すように、レール12に沿って高さ規制部材15が配置されており、回動部材29は、前述の図2に二点差線で示したように、高さ規制部材15によって高さが規制され、ユニット本体20から浮いた状態となっている。
回転テーブル51の上面の高さは、高さ規制部材15の上面の高さと同じに設定されているため、フックユニット2が右方向に移送されると(位置P1)、回動部材29は、高さ規制部材15から回転テーブル51に乗り移って浮いた状態を保つ。
この状態において、回転テーブル51が回転して切欠部53が回動部材29と対向する位置に来ると、回動部材29が自重により切欠部53内に落ちて係合する。回動部材29が切欠部53に係合すると、フックユニット2は回転テーブル51と同期してレール12上を移動し(位置P2)、ソーセージ製造装置100から送り出された連鎖状ソーセージSが吊り下げられた位置(P3)まで移送される。
回転テーブル51の回転速度と連鎖状ソーセージSの送り出し速度を調整すると、図5に示すように、例えばソーセージ製造装置100の送り出し口から吊り下げられた連鎖状ソーセージSの7つ目の結束部毎に、フックユニット2のフック部22に掛けることができる。結果として、位置P3、P4およびP5のフックユニット2に示すように、隣接するフックユニット2の間に6個のソーセージが吊り下げられた状態を実現できる。
連鎖状ソーセージSが吊り下げられたフックユニット2は、回転テーブル51の回転に伴って移送され、図5の位置P5において、回動部材29が回転テーブル51の切欠部53から外れてその場に留まる。しかし回転テーブル51の回転によって、フックユニット2が次々に移送されて来るため、下流側のフックユニット2は、それに押される形でレール12上を左方向に移動し、レール12上にフックユニット2が連なった状態となる。
次に、図6および図7を参照して、ソーセージが吊り下げられたフックユニット2を移送する工程Bについて説明する。図6はレール12上に連なったフックユニット2に連鎖状ソーセージSが吊り下げられた状態を示している。また図7は、それを側面から見た状態を示している。
図6に示すように、各フックユニット2の間に6個のソーセージが規則正しく吊り下げられている。また図7に示すように、吊り下げられた6個のソーセージは、サポート部23によってループを形成するように左右に拡がり、吊り下げられたソーセージの間に、竿10を挿通できる十分な広さの空間が形成されている。
上述したように、工程Aを終えて連鎖状ソーセージSが吊り下げられたフックユニット2の列がレール12上に形成される。作業者M2は、第2の移送手段6を操作して、列になったフックユニット2を、一竿分(以降、一竿分は20個とする。)毎に、工程Dが実行される領域C〜Eまで移送する。
第2の移送手段6は、スライダー61、ベルト62、ラチェット63およびアーム64で構成されている。スライダー61は、シャフト17を介して基台11に設置されたレール16を跨ぐような形状をしており、上部に取り付けられたベルト62を図示しないモータで移動させると、レール12に沿って左右に移動する。
スライダー61の下部にはラチェット63が取り付けられている。ラチェット63には回転可能なアーム64が取り付けられており、先端部はフックユニット2のユニット本体20まで届いている。図6に矢印で示すようにアーム64は、その形状により一方向(時計回り)には回転できる(図中○で表示)が、逆方向(反時計回り)には回転できない(図中×で表示)構造となっている。
従って、図6に示すように、ベルト62によってスライダー61が矢印で示す左方向に移動すると、アーム64の先端がユニット本体20を押してフックユニット2は左方に移動する。これに対し、スライダー61が右方向に移動すると、アーム64の先端がユニット本体20と接触したときに回転してユニット本体20から外れるため、フックユニット2は移動せず、その場に留まる。
第2の移送手段6のスライダー61は、制御ボックス13の制御により、一竿分のフックユニット2G1の移送が終了した後、右方向に移動して常に同じ位置で停止するように設定されている。
スライダー61が停止する位置は、図9に示すストッパー18aとスライダー61との間に一竿分(20個)のフックユニット2が連なった状態で整列したときの後尾のフックユニット2の右側である。この状態で作業者M2が制御ボックス13のボタンを押して第2の移送手段6を動作させると、ストッパー18aが下降して停止が解除されると共に、一竿分のフックユニット2G1が、竿掛けの工程Dが行われる領域C〜E(図1参照)に移送される。なお、ストッパー18aについては、後に図9を参照して詳述する。
第2の移送手段6の移動方向、移動速度および移動距離は制御ボックス13のボタンやスイッチを用いて調整できるため、工程Aにおける回転テーブル51の回転速度と関係なく設定できる。
フックユニット2に吊り下げられた連鎖状ソーセージSの長さが一竿分を超えると、作業者M2は、一群のフックユニット2G1を領域C〜Eに送る前に、結合部Scを切断して連鎖状ソーセージSの長さを調整しなければならない。その場合、フックユニット2が静止した状態で結束部Scの切断と端末処理を行う必要があるが、その間に回転テーブル51が回ってソーセージSが吊り下げられたフックユニット2がレール12上を移送されてくるため、レール12上にフックユニット2が溜まってくる。
しかし、第2の移送手段6を用いて一竿分のフックユニット2G1を領域C〜Eまで移送する速度は、回転テーブル51の回転速度に比較してはるかに速く設定できるため、結束部Scの切断や端末処理によって生じる作業の遅れを十分吸収できる。
なお、第2の移送手段6の構成は、図6および図7に示した構成に限定されない。スライダー61を移動させる手段として、リニアモータ等の他の手段を用いてもよい。また一方の回転方向にのみ力を発揮できる手段としてクラッチを用いてもよい。
次に、図1および図8を参照して、竿10を保管場所から取り出してフックユニット2の竿受け部24に載置する工程Cについて説明する。図8に、竿10をフックユニット2の竿受け部24まで移送する竿移送手段7の概略構成を示す。
図8に示すように、竿移送手段7は竿掛けの工程Dが行われる領域C〜Eのレール12を跨ぐように配置されている。フックユニット2の竿受け部24に竿10を移送するときには、図1に示すように、竿移送手段7の下方のレール12上に、連鎖状ソーセージSの竿掛け作業が完了し、竿受け部24から竿10が取り除かれた一竿分(20個)のフックユニット2G2が留まっている。
竿移送手段7は、竿ガイド部材71および72、竿分離部材73、飛び出し防止部材74、竿転送部材75、ならびにシリンダー76で構成されている。これらの部材のうち竿ガイド部材71および72、竿分離部材73、飛び出し防止部材74、竿転送部材75、ならびにシリンダー76のそれぞれは、レール12に沿って竿10の両端部近傍に一対配置されている。
竿ガイド部材71および72はステンレス製の棒を曲げたものである。そのうち竿ガイド部材71の上部は竿10の保管場所70を兼用しており、複数の竿10を保管すると共に、取り出された1本の竿10を竿転送部材75まで移送する際にガイドの役割を果たしている。竿ガイド部材71の途中に配置された竿分離部材73は、竿10の保管場所70から1本の竿10を分離して取り出すもので、円板の外周部に竿10を収容する溝77が3個形成されている。
図示しないモータによって竿分離部材73が矢印方向に回転すると、保管場所70に保管されている竿10のうち一番下にある竿が竿分離部材73の溝77に入り込み、竿分離部材73の回転に伴って右側に移動した後、自重によって溝77から落下し、飛び出し防止部材74、ならびに一対の竿ガイド部材71および72によって案内されて竿転送部材75の凹部78上に落下する。
竿転送部材75の一端はシリンダー76と連結されており、シリンダー76が収縮すると、図中二点鎖線で示すように竿転送部材75は軸79を中心として半時計回りに回転する。これに伴い、竿転送部材75の凹部78に載置されていた竿10は、フックユニット2の下部に取り付けられた竿受け部24上に落下し、凹部241に保持される。竿10が竿受け部24に載置されることにより、工程Dの準備が終了する。
なお、竿移送手段7の構成は、図8に示した構成に限定されない。同様の機能を実現できるものであれば、他の構成を採用してもよい。例えば図8では、溝が形成された円板を用いて竿の分離を行っているが、近接した場所に設置された2個のシャッタを用いて竿の分離を行うようにしてもよい。
次に、図9および図10を参照して、フックユニット2に吊り下げられた連鎖状のソーセージSを竿受け部24に載置された竿10に移し替える工程Dについて説明する。図9に工程Dの前半の動作を示し、図10に工程Dの後半の動作を示す。
工程Dは本発明にかかるソーセージの竿掛方法を実現するものであり、竿をソーセージのループに挿入する方法について、従来のソーセージ竿掛装置では採用されていない新規な方法を採用している。
従来の竿掛装置においては、フックユニットとは別に、竿を支持する専用の機構を設け、その機構によって支持された竿に、フックユニットに吊り下げられた連鎖状ソーセージを移し替えていた(特許文献1参照)。もしくは、フックユニットに吊り下げられたループ状のソーセージのループに、一方の端が支持された竿を挿入した後、フックユニットから竿へのソーセージの移し替えを行っていた(特開平8−38032号公報の図9参照、以降、「特許文献2」という)。
しかし、特許文献1に記載された方法によれば、ソーセージ竿掛装置の構造が複雑となり、また装置が高額となる。一方、特許文献2に記載された方法では、専用の機構が不要である反面、竿の一方の端を支持した状態で、竿をループ状のソーセージに挿通するため、竿の先端が揺れ、時として竿をループに挿通できない場合がある。
これに対し、本発明の竿掛方法では、竿掛けが終了して空になった一竿分のフックユニットの竿受け部に、竿を一旦載置し、その竿を、フック部に連鎖状ソーセージが吊り下げられた一竿分のフックユニットの竿受け部に移し替えるようにしている。このため、本発明の竿掛方法では、特許文献1の竿掛方法のような専用の機構が不要であり、また特許文献2の竿掛方法のように竿の先端が揺れることもないため、竿をループに確実に挿通できる。以下、本発明の竿掛方法について具体的に説明する。
図9に示すように、図1に示す領域Bに位置する一竿分のフックユニット2G1の左端の基台11上にストッパー18aが設置されている。ストッパー18aは、矢印で示すように、アクチュエータによって棒状部材を上下動させるものである。図9に二点鎖線で示すように、ストッパー18aが上方の位置にあるときは、フックユニット2のユニット本体20に当接してフックユニット2の左方向への移動が阻止される。ストッパー18aは、フックユニット2が衝突したときの衝撃を吸収できるように、コイルバネ等の変形する材料で作製することが好ましい。
ストッパー18aは、第2の移送手段6による一竿分(20個)のフックユニット2G1の領域C〜Eへの移送が終了した後、上昇する。作業者M2が手作業によって回転テーブル51から送り出されるフックユニット2を左方向に移動させると、先頭のフックユニット2がストッパーに当たって停止し、上流側に連鎖状ソーセージSが吊り下げられたフックユニット2が所定の間隔Pを保った状態で並ぶ。
図9(a)に示すように、竿掛けの工程Dを行う前には、レール12の左側(領域C〜E)に、前述の工程Cによって竿受け部24に竿10が載置された一竿分(20個)のフックユニット2G2が配置されている。またレール12の右側(領域B)に、フック部22に連鎖状ソーセージSが吊り下げられた一竿分(20個)のフックユニット2G1が配置されている。
領域C〜Eにも、領域Bと同様の構成の第2の移送手段6とストッパーが設置されている。以降、領域Bに設置された第2の移送手段とストッパーを「移送手段6a」、「ストッパー18a」といい、領域C〜Eに設置された第2の移送手段とストッパーを「移送手段6b」、「ストッパー18b」という。
移送手段6aと6bのスライダ61は、同じベルト62に取り付けられているため、移送手段6aによる一竿分のフックユニット2G1の移送と、移送手段6bによる一竿分のフックユニット2G2の移送は同期して行われる。移送が開始される時点では、ストッパー18aと18bは下方に位置しているため、フックユニットの移動は妨げられない。
図9(a)に示す状態で、作業者M2が制御ボックス13を操作して、移送手段6aにより、領域Bにある一竿分のフックユニット2G1を左方向に移送し、また移送手段6bにより、領域C〜Eにある一竿分のフックユニット2G2を左方向に移送すると、図9(b)に示すように、左側の一竿分のフックユニット2G2が、フック部22に連鎖状ソーセージSが吊り下げられた一竿分のフックユニット2G1に置き換わる。
左側の一竿分(20個)のフックユニット2G2がストッパー18bを通過した時点でストッパー18bが上昇し、上流側から移動してくる一竿分のフックユニット2G1の先頭のフックユニット2に当接して止められ、一竿分のフックユニット2G1が図1の2G2で示す位置に留められる。
このとき、竿受け部24に載置された竿10は、基台11に設置されたプレート19によって左方向への移動が制限されているため、その場に留まり、その結果、竿10は、フック部22に連鎖状ソーセージSが吊り下げられた一竿分のフックユニット2G1の竿受け部24に移し替えられ、図9(b)に示した状態となる。
図10(a)は、図9(b)と同様に、フック部22に連鎖状ソーセージSが吊り下げられ、竿受け部24に竿10が載置された一竿分(20個)のフックユニット2G1を示している。この状態では、レール12の後方に配置された昇降手段4は低い位置にあるため、フック部22は上に開いた状態となっており、連鎖状ソーセージSがフック部22に吊り下げられた状態を保っている。
その後、図10(b)に示すように、図示しない駆動手段によって昇降手段4が上方に移動すると、フック部22が反時計回りに回転し、フック部22に掛かっていたソーセージSが自重により落下して、竿受け部24に載置された竿10に移し替えられる。このようにして、工程Dの連鎖状ソーセージSの竿掛け作業が終了する。その後、昇降手段4が下降して図10(a)に示す状態に戻り、次の一竿分のフックユニット2G1の移送に備える。
なお、工程Dが実行される領域C〜Eの上流側および下流側に、フックユニット2のアーム26の先端に取り付けられたローラ36(図2参照)の位置を規制する溝43を備えた、昇降手段4と同様の構造を有するガイド部材42が設けられている(図10参照、下流側は省略)。しかし、昇降手段4と異なり、このガイド部材42は上下動せず、一定の高さを保った状態に保持されている。このガイド部材42によってロッド21の回転が規制されるため、フックユニット2が移動してもフック部22の回転角度は保たれる。
次に、図11を参照して、連鎖状ソーセージSの竿掛け作業が終了した竿10を排出する工程Eについて説明する。図11に、連鎖状ソーセージSの竿掛け作業が終了した竿10を竿載置台に排出する竿排出手段8の概略構成を示す。
竿排出手段8は、回転アーム81と竿載置台82で構成されており、これら回転アーム81と竿載置台82は、レール12に沿って竿10の両端部近傍にそれぞれ設置されている。
回転アーム81は図示しないモータにより、軸83を中心にして旋回できるように構成されている。図11(a)に示すように、通常、回転アーム81は、連鎖状ソーセージSの移送の妨げとならない位置および角度に保持されている。
前述の工程Dにおいて、連鎖状ソーセージSのフックユニット2から竿10への移し替えが終了した後、回転アーム81を矢印で示す方向(時計回り)に旋回させると、回転アーム81が竿受け部24に載置された竿10に接触して竿10を押し上げ、竿受け部24の凹部241から押し出す。
図11(b)に示すように、竿受け部24の凹部241から押し出された竿10は、回転アーム81の上を滑って下方に移動し、竿載置台83に載置された状態となる。竿載置台83に載置された竿10は作業者M2によって、もしくは専用の搬送装置を用いて取り出され、スモーク用の台車に移し替えられる。
なお、竿排出手段8の構成は、図11に示した構成に限定されない。図11に示した構成と同様の機能を実現できるものであれば、他の構成を採用してもよい。
次に、図1および図12を参照して、竿掛け作業が終了した空のフックユニット2を、工程Aを行う場所まで移送する工程Fについて説明する。図12に、空のフックユニット2を移送する第3の移送手段9の概略構成を示す。
第3の移送手段9は、図1においてレール12で囲まれた基台11のうち上側の直線状レール12に近接した場所に設置されている。図12に示すように、第3の移送手段9は、レール12に沿って設置された一対のタイミングプーリ91および92と、タイミングプーリ91と92との間に巻回されたベルト93とで構成されている。
ベルト93はフックユニット2の背面側の下部に取り付けられた半円状のコイルバネ27に当接するように配置されている。前述したように竿掛け作業が終了した空のフックユニット2は、領域C〜Eに設置された第2の移送手段6によって移送され、図1に示すレール12の左側の円弧部を時計回りに移動し、更に上側の直線状レール12を右方向に移動する。
タイミングプーリ91および92は図示しないモータによって常時回転している。図12に示すように、フックユニット2がレール12上を右方向に移動してくると、コイルバネ27がベルト93に当接する。フックユニット2は、コイルバネ27とベルト93との間の摩擦力により右方向に移送され、コイルバネ27がベルト93から離れた時点で一旦停止するが、引き続いて第3の移送手段9によって移送されるフックユニット2に押される形で右方向に移動する。フックユニット2が回転テーブル51に接触する位置に到達すると(図5参照)、再び前述した工程Aの作業が開始される。
図12に示したように、本実施の形態では、フックユニット2の背面下部に円弧状のコイルバネ27を取り付け、これをベルト93に接触させることによりフックユニット2の移送を行っている。円弧状のコイルバネ27は、ベルト93との間の距離が変動しても、自身が変形することによってベルト93との間の距離の変動を吸収できるため、安定した移送を実現できる。
(実施の形態2)
図13は、本実施の形態で用いるフックユニット2nが、図1の領域Bの下流側を移送される状態を、斜め前方から見た図である。また図14は、同フックユニット2nが、移送手段であるコンベアチェーン310によって移送される状態を側面から見た図で、実施の形態1の図2に対応している。図15は、同フックユニット2nを上方から見た図で、実施の形態1の図3に対応している。図16は、同フックユニット2nを正面から見た図で、実施の形態1の図4に対応している。
本実施の形態にかかるソーセージ竿掛装置は、A〜Fの6つの工程で竿掛け作業を行う点において、実施の形態1のソーセージ竿掛装置と変わりがないが、以下の点で異なっている。
(1)フックユニットの移送手段としてコンベアチェーンを用いている。
(2)フックユニットの構成に変更を加えている。
以下、各変更点について、図面を参照して説明する。図では、ソーセージ竿掛装置の構成部材の形状等を変更した部材には符号にnを付与し、追加した構成部材には新たな符号を付して区別している。
<コンベアチェーンの構成と機能>
実施の形態1では、レール12上に設置されたフックユニット2を、第1〜第3の移送手段5、6および9を用いて移送していた。これに対し、本実施の形態では、フックユニット2nの移送手段にコンベアチェーン310を用い、フックユニット2nをコンベアチェーン310に載せた状態で移送している。
本実施の形態では、これに伴って、第1の移送手段5nに間隔調整手段320を付加し(図17参照)、第2の移送手段6を補助的な移送手段として用い、第3の移送手段9を廃止している。なお、間隔調整手段320については、第1の移送手段5nを説明する際に、併せて説明する。
図13に示すように、コンベアチェーン310は、多数の合成樹脂製のリンク311を連結ピン312で連結したものである。リンク311は、物品載荷用のトッププレート313と連結用のリンク部314とが、合成樹脂を用いて一体に成形されている。
コンベアチェーン310は、基台11(図示せず)に回転可能な状態で取り付けられたスプロケット315の歯が連結ピン312と噛み合わされており、図示しないモータを用いてスプロケット315を矢印方向に回転させることにより、合成樹脂製のレール12n(図14参照)上を移動する。
図14に示すように、レール12nは、基台11(図示せず)に固定されたステンレス製の支持板121に取り付けられている。レール12nはリンク311と同じ材質の合成樹脂で作製されている。
一方、フックユニット2nのユニット本体20nの下部には、トッププレート313と接する面が平坦な合成樹脂製のスライド部201が取り付けられており、コンベアチェーン310との間でのすべり易さを確保している。フックユニット2nの構造については、後に詳述する。
レール12nの左右両側にはガイド部122が取り付けられており、中間部の幅を、リンク311の下部に設けられた突起316の幅よりも狭くすることによって、コンベアチェーン310がレール12nから浮き上がるのを防止している。
コンベアチェーン310は、無端のレール12nに沿うように設置されているが、図1の領域A〜Bと、領域C〜Fでは、フックユニット2nの移送のタイミングが異なる。そのため、領域A〜B、領域C〜Fには別々のコンベアチェーン310が設置されている。
図13に示すように、個々のコンベアチェーン6nの間には、一対のブリッジ部123が設置されている。ブリッジ部123は、ガイド部122と同じ断面形状および材質の合成樹脂で作製されている。上流側のコンベアチェーン310から送り出されたフックユニット2nは、上流側から移送されるフックユニット2nに押される形で、ブリッジ部123の上をスライドしながら下流側に移動して、下流側のコンベアチェーン310に乗り移る。
図13に示すように、ガイド部材42の溝43の所定の箇所には、棒状のストッパー18nが設置されている。ストッパー18nはコンベアチェーン310によって移送されるフックユニット2nの移動を止めるもので、図示しないアクチュエータによって水平方向に移動できるように構成されており、前進すると、先端がフックユニット2nのユニット本体20n(図14参照)に当り、フックユニット2nはリンク311上をスライドしながら停止した状態が保たれる。
また図13に示すように、コンベアチェーン310の上部および下部はカバー46で覆われており、作業者の指等が移動中のコンベアチェーンやフックユニットに接触して怪我をしないように配慮されている。
実施の形態1では、第2の移送手段6によって移送されるフックユニット2をストッパー18で停止させていたが、本実施の形態では、コンベアチェーン310に載置された状態で移送されるフックユニット2nを、ストッパー18nで停止させている。
図13ではカバー46に隠れているが、コンベアチェーン310の上方には、実施の形態1と同様に、第2の移送手段6が設置されている。本実施の形態では、コンベアチェーン310によるフックユニット2nの移送に対して、第2の移送手段6を補助的に用いている。
具体的に説明すると、前述の工程Bにおいて、作業者M2は、第2の移送手段6を操作して、一竿分のフックユニット2G1を、工程Dが実行される領域C〜Eまで移送している(図1参照)。この際、コンベアチェーン310を用いて一竿分のフックユニット2G1を移送することも可能であるが、第2の移送手段6を用いた方が移送速度を速めることができるため、本実施の形態では、第2の移送手段6を用いて一竿分のフックユニット2G1の移送を行っている。
<フックユニットの構成と機能>
次に、図13〜図16を参照して、フックユニット2nの構成と機能を説明する。実施の形態1のフックユニット2と本実施の形態のフックユニット2nの主な相違点は、ガイド部25の機能をフック部22nに持たせた点、ユニット本体20nの転倒防止機構を単純化した点、および移送手段の変更に合わせて構成部材を若干追加した点である。
最初に、ガイド部25の機能をフック部22nに持たせた点について説明する。実施の形態1のフックユニット2では、ソーセージ製造装置100の送り出し口に吊り下げられた連鎖状ソーセージSをフック部22に案内するため、ユニット本体20にガイド部25を取り付けていた(図4参照)。
しかし、実験により、ガイド部25をユニット本体20に取り付けなくても、フック部22の形状を変更することによってガイド部25とほとんど同じ機能を実現できることが分かった。すなわち、図13に示すように、フック部22nのV字状の2個の爪221、222のうちロッド側の爪221を、平板状のガイドと爪が一体化した形状に変更している。
図13に示した形状のフック部22nを採用することによって、ガイド部を設けなくても、連鎖状ソーセージSの結束部Scをフック部22nに円滑に吊り下げることができるようになった(図14参照)。なお、サポート部23nについては、実施の形態1のサポート部23と形状が若干異なっているが、基本的な機能に変わりはない。
次に、ユニット本体20nの転倒防止機構について説明する。実施の形態1のフックユニット2では、ユニット本体20に取り付けた5個のローラ31〜35でフックユニット2が転倒するのを防止していた(図2参照)。このため、ユニット本体20の構造が複雑になり、製造コストをアップさせる原因になっていた。
これに対し、本実施の形態では、コンベアチェーン310の採用に合わせて設けたスライド部201と、ユニット本体20nの上部に設けたローラ35nの2つの部材で、ユニット本体20nが転倒するのを防止している。
前述したように、ユニット本体20nの下部にはコンベアチェーンとの間ですべり易さを確保するため、スライド部201が取り付けられている。このスライド部201の左右下端に突起202を形成し、この突起202を一対のガイド部121の上部に形成した突起124で挟むことによって、フックユニット2nの転倒の防止を図っている。
更に、ユニット本体20nの上部に、アームを介してローラ35nを取り付け、このローラ35nを、基台11に取り付けられた、直線状の溝45が生成されたガイド部材44に挿入して位置を規制することで、フックユニット2nの転倒防止を図っている。このような構成を採用すれば、ユニット本体20nの構造を簡略化してコストダウンを図ることができる。
図15に、フックユニット2nがコンベアチェーン310によってレール12n上を移送される状態を示す。個々のフックユニット2nは、コンベアチェーン310のリンク311に載置された状態で移送され、ストッパー18n(図13参照)によって先頭のフックユニット2nの移動が妨げられると、後続のフックユニット2nが停止したフックユニット2nに衝突して、フックユニット2nの列ができる。
図15に示すように、ユニット本体20nの側面には、フックユニット間の間隔Pを決める間隔保持部材28nが取り付けられている。実施の形態1のフックユニット2では、ボルトとナットで間隔保持部材28を構成していたが、本実施の形態では、合成樹脂製の棒状部材で間隔保持部材28nを構成している。合成樹脂製の部材を採用することにより、フックユニット2n同士が衝突したときの衝撃音を軽減できる。
次に、図16を用いてフック部22nの動作を説明する。図16は、実施の形態1のフック部22の動作を説明する図4に対応したもので、基本的には、フック部22の動作と変わりがない。図16では、本実施の形態のフックユニット2nを用いて、フック部22nから竿10への連鎖状ソーセージSの移し替えが円滑に行われることを示している。
<第1の移送手段および間隔調整手段の構成と機能>
図17は、第1の移送手段5nおよび間隔調整手段320の要部平面図、図18は、間隔調整手段320の動作を説明するための側面図である。なお、図17では、煩雑さを避けるため、第1の移送手段5nおよび間隔調整手段320と関係のない部材(例えば、ガイド部材42やカバー46)を省略している。
実施の形態1では、第1の移送手段5を用いて、フックユニット2を連鎖状ソーセージSが吊り下げられた位置まで間歇的に移送していた。これに対し、本実施の形態では、第1の移送手段5nと間隔調整手段320とを併用することにより、フックユニット2nを連鎖状ソーセージSが吊り下げられた位置まで間歇的に移送している。以下、本実施の形態にかかる第1の移送手段5nおよび間隔調整手段320について、図面を参照して説明する。
第1の移送手段5nは、円板状の回転テーブル51nの外周部に突起54が等間隔に形成されたものであり、突起54の回転半径は、レール12nの円弧部の回転半径とほぼ一致している。回転テーブル51nは図示しないモータにより軸52nを中心に、矢印で示す方向に回転する。
回転テーブル51nの突起54は、実施の形態1の第1の移送手段5の切欠部53と同様の機能を実現するものであり、コンベアチェーン310によって移送されるフックユニット2nのユニット本体20nを押して、ソーセージ製造装置100から送り出された連鎖状ソーセージSが吊り下げられた位置まで移送する。
間隔調整手段320は、コンベアチェーン310によって移送される複数のフックユニット間の間隔が、回転テーブル51nの突起54の間隔と等しくなるように調整するものである。
間隔調整手段320は、合成樹脂製の円柱部材の外周面にらせん状の溝322が形成されたスクリュー321で構成され、スクリュー321の中心部には軸323が挿入され、かつ軸323の両端は一対の軸受324で支持されている。スクリュー321は、図示しないモータを用いて軸323を回転させることにより、矢印で示す方向に回転する。なお、スクリュー321の溝322のピッチは、回転テーブル51nの突起54の間隔と等しくなるよう設定されている。
一方、図18に示すように、フックユニット2nの竿受け部24nを支持するアーム241の下部にピン242が下方を向いた状態で取り付けられている。
図17に示すように、間隔調整手段320は、領域Fと領域A(図1参照)の境界部の手前の直線部のコンベアチェーン310に沿うように設置されている。フックユニット2nがコンベアチェーン310に載置された状態で領域Fを移送され、回転中のスクリュー321の横に来ると、図18に示すように、フックユニット2nのピン242がスクリュー321の溝322に嵌まり、以降は、スクリュー321の回転に従って、コンベアチェーン310の上を滑りながら移動する。
この過程において、フックユニット2n間の間隔は溝322のピッチと等しくなり、図17に示すように、フックユニット2nが回転テーブル51nの突起54の間に位置する状態で、コンベアチェーン310上を移送される。なお、スクリュー321の前端部は、ピン242が溝322とスムーズに係合するように直径が若干小さく形成されている。
スクリュー321が回転して、フックユニット2nが円柱部材321の先端まで移動すると、ピン242が溝322から外れる。その後、フックユニット2nは、円弧状のコンベアチェーン310に載置された状態で、ユニット本体20nを回転テーブル51nの突起54で押されながら、ソーセージ製造装置100から連鎖状ソーセージSを受け取る位置まで移送される。この間、コンベアチェーン310は、第1の移送手段5nによるフックユニット2nの移送をサポートする役割を果たす。
このように、フックユニット2nは、間隔調整手段320によりユニット間の間隔が調整された後、第1の移送手段5nにより、ソーセージ製造装置100から送り出される連鎖状ソーセージSの送り出し速度と同期して移送される。その結果、図5を用いて説明したように、ソーセージ製造装置100の送り出し口から吊り下げられた連鎖状ソーセージSの7つ目の結束部が、フックユニット2nのガイドフック部22nに掛けられる。
連鎖状ソーセージSが吊り下げられたフックユニット2nは、コンベアチェーン310の移動に伴ってレール12n上を移送されて領域Bに入り、ストッパー18nによって移送が停止されるまで移動を継続する。
上述したように、本実施の形態にかかるソーセージ竿掛装置では、コンベアチェーン310、第1の移送手段5nおよび間隔調整手段320、ならびに第2の移送手段6を用いてフックユニット2nの円滑な移送を実現しており、ソーセージ竿掛装置としての信頼性を更に高めている。
1 ソーセージ竿掛装置
2、2n フックユニット
4、4n 昇降手段
5、5n、6、9 移送手段
7 竿移送手段
8 竿排出手段
11 基台
12、12n、16 レール
13 制御ボックス
15 高さ規制部材
18a、18b、18n ストッパー
20、20n ユニット本体
21、21n ロッド
22、22n フック部
23、23n サポート部
24、24n 竿受け部
25 ガイド部
26、26n、64 アーム
27 コイルバネ
28、28n 間隔保持部材
29 回動部材
31〜36、35n ローラ
41、45、322 溝
42、44 ガイド部材
46 カバー
51、51n 回転テーブル
52、52n、323 軸
53 切欠部
54 突起
61 スライダー
62 ベルト
63 ラチェット
70 竿保管場所
71、72 竿ガイド部材
73 竿分離部材
74 飛び出し防止部材
75 竿転送部材
76 シリンダー
78 凹部
81 回転アーム
82 竿載置台
91、92 タイミングプーリ
93 ベルト
121 支持板
122 ガイド部
123 ブリッジ部
201 スライド部
242 ピン
310 コンベアチェーン
311 リンク
312 ピン
313 トッププレート
314 リンク部
315 スプロケット
320 間隔調整手段
321 スクリュー
324 軸受

Claims (17)

  1. 個々のソーセージが結束部を介して連結された連鎖状ソーセージを、無端の経路に沿って移動する複数のフックユニットにループを形成するように吊り下げると共に、当該吊り下げられた連鎖状ソーセージを、前記フックユニットから前記ループに挿通された竿に移し変えることにより、連鎖状ソーセージの竿掛けを行うソーセージ竿掛装置であって、
    前記フックユニットとして、前記経路に沿って自由に移動することができ、かつ
    前記経路に沿って移動するユニット本体と、
    前記ユニット本体に回転可能な状態で支持され、一方の端に連鎖状ソーセージの結束部を掛けるフック部と、当該フック部に吊り下げられた連鎖状ソーセージを、角度を保った状態で支持するサポート部とが取り付けられたロッドと、
    前記ユニット本体に、前記フック部の下方に位置する状態で取り付けられ、前記竿載置する凹部が形成された竿受け部と、を備えたフックユニットを用い、
    前記フックユニットは、1本の竿に掛けられる長さの連鎖状ソーセージが、一群のフックユニットのフック部のそれぞれに吊り下げられた状態で移送され、
    かつ当該一群のフックユニットについて、それぞれのロッドを回転させてフック部に吊り下げられた連鎖状ソーセージを、竿受け部に保持された竿の上に落下させることにより、連鎖状ソーセージを前記竿に掛けることを特徴とするソーセージ竿掛装置。
  2. 前記無端の経路を2つの直線部と2つの円弧部からなる第1のレールで構成し、前記フックユニットは前記第1のレールの上を移動することを特徴とする、請求項1に記載のソーセージ竿掛装置。
  3. 前記フックユニットは、隣接するフックユニットとの間隔を保つ間隔保持部材がユニット本体に取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のソーセージ竿掛装置。
  4. 前記フックユニットは、ソーセージ製造装置から吊り下げられた連鎖状ソーセージを前記フック部に案内するガイド部を有し、当該ガイド部は前記ユニット本体に支持されていることを特徴とする、請求項3に記載のソーセージ竿掛装置。
  5. 前記フックユニットは、一対の爪がV字状に形成されたフック部を備え、かつ一方の爪には、ソーセージ製造装置から吊り下げられた連鎖状ソーセージを案内する平板状のガイドが一体に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のソーセージ竿掛装置。
  6. 前記経路と平行な溝を有する長尺の昇降手段を備え、
    かつ前記ロッドの他方の端には、当該ロッドの長手方向と直交する方向に第1のアームが取り付けられており、
    前記昇降手段の溝に、前記アームの先端に取り付けられたローラを係合させ、前記昇降手段を上下動させることにより、前記ロッドを時計回りまたは反時計回りの方向に回転させることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のソーセージ竿掛装置。
  7. 円弧状の前記レールに沿って前記フックユニットを移送する第1の移送手段を備え、
    当該第1の移送手段は、前記レールに沿って配置され、かつ外周部に前記フックユニットのユニット本体に取り付けられた回動部材と係合する切欠部が形成された円板状の回転テーブルで構成され、
    前記回動部材が前記切欠部に係合された状態で前記回転テーブルを回転させることにより、前記フックユニットを前記円弧状のレールに沿って移送することを特徴とする、請求項2に記載のソーセージ竿掛装置。
  8. 前記回動部材は、前記ユニット本体に、鉛直面内で自由に回動できる状態で支持されていることを特徴とする、請求項7に記載のソーセージ竿掛装置。
  9. 直線状の前記レールに沿って前記フックユニットを移送する第2の移送手段を備え、
    当該第2の移送手段は、
    前記経路に沿って設置された第2のレール上を移動するスライダーと、
    当該スライダーに取り付けられ、任意の一方向に力が加わったときは回転せず、逆方向に力が加わったときは回転する第2のアームとで構成され、
    前記第2のアームを前記フックユニットのユニット本体に当接させた状態で前記スライダーを移動させることにより、前記フックユニットを前記経路に沿って移送することを特徴とする、請求項2に記載のソーセージ竿掛装置。
  10. 複数の竿が保管された場所から1本の竿を取り出して前記フックユニットの竿受け部に移送する竿移送手段を備え、
    当該竿移送手段は、
    竿の保管場所から1本の竿を分離して取り出す竿分離部材と、
    分離された前記竿の移送をガイドするガイド部材と、
    前記移送された竿を載置する凹部を有し、軸を中心に回転する竿転送部材とで構成され、
    前記竿転送部材を回転させて、前記凹部に載置された竿を前記フックユニットの竿受け部に落下させることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のソーセージ竿掛装置。
  11. 前記竿受け部に載置され、連鎖状ソーセージが吊り下げられた竿を、前記竿受け部から取り出して竿載置台に排出する竿排出手段を備え、
    当該竿排出手段は、軸を中心に旋回し、前記竿受け部に載置された竿を下方から押し上げて前記竿受け部から取り出す第3のアームを有することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のソーセージ竿掛装置。
  12. フック部から連鎖ソーセージが取り除かれた前記フックユニットを移送する第3の移送手段を備え、
    当該第3の移送手段は、前記経路に沿って移動するベルトと、当該ベルトを移送する一対のタイミングプーリとで構成され、
    前記ベルトを前記フックユニットに当接させることにより、摩擦力を利用して前記フックユニットを移送することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のソーセージ竿掛装置。
  13. 前記フックユニットのユニット本体の背面側に円弧状のコイルばねが取り付けられており、当該コイルばねを前記ベルトに当接させることを特徴とする、請求項12に記載のソーセージ竿掛装置。
  14. 前記経路に沿って前記フックユニットを移送する第4の移送手段を備え、
    当該第4の移送手段は、
    前記第1のレールの上を移動するコンベアチェーンと、
    当該コンベアチェーンを移動させる一対のスプロケットとで構成され、
    前記フックユニットは、前記コンベアチェーンに載置された状態で移送されることを特徴とする、請求項2に記載のソーセージ竿掛装置。
  15. 前記第4の移送手段は、移送のタイミングが異なる領域ごとに設置されていることを特徴とする、請求項14に記載のソーセージ竿掛装置。
  16. 前記フックユニットを、前記経路の円弧部に沿って配置されたコンベアチェーン上を移送する第5の移送手段を備え、
    当該第5の移送手段は、外周部に複数の突起が等間隔に形成された円板状の回転テーブルで構成され、
    前記フックユニットの本体を前記突起で押すことにより、前記フックユニットを前記コンベアチェーンに沿って移送することを特徴とする、請求項14または15に記載のソーセージ竿掛装置。
  17. 前記経路の直線部に設置されたコンベアチェーンによって移送される複数の前記フックユニットのユニット間の間隔を調整する間隔調整手段を備え、
    当該間隔調整手段は、円筒部材の外周面にらせん状の溝が形成され、かつ軸を中心に回転するスクリューで構成され、
    前記溝に、前記フックユニットの竿掛け部を支持するアームに取り付けられたピンが係合することを特徴とする、請求項14または15に記載のソーセージ竿掛装置。

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